JP2002114951A - ラインテープ - Google Patents

ラインテープ

Info

Publication number
JP2002114951A
JP2002114951A JP2000307598A JP2000307598A JP2002114951A JP 2002114951 A JP2002114951 A JP 2002114951A JP 2000307598 A JP2000307598 A JP 2000307598A JP 2000307598 A JP2000307598 A JP 2000307598A JP 2002114951 A JP2002114951 A JP 2002114951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
ionomer
layer
line
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000307598A
Other languages
English (en)
Inventor
Takio Ito
滝男 伊藤
Sadaji Sakashita
貞二 阪下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2000307598A priority Critical patent/JP2002114951A/ja
Publication of JP2002114951A publication Critical patent/JP2002114951A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面が汚れにくく、表面の動摩擦係数が高
く、耐光変色性に優れており、かつ環境面にも配慮した
ラインテープを提供すること。 【構成】 アイオノマーまたはアイオノマーを5重量%
以上含む樹脂からなるテープ基材の一方の面の側に粘着
剤層が設けられていることを特徴とする、ラインテー
プ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内(体育館、病
院など)および屋外(道路など)において、区画、文
字、または進行方向などを表示するために貼着して用い
られるラインテープに関する。より詳細には、本発明
は、テープ基材にアイオノマーを含むことにより、表面
が汚れにくく、表面が滑りにくく、耐光変色性に優れ、
かつ環境に優しい(すなわち、焼却した際に塩素系物質
などの有毒な気体を発生しない)ラインテープに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ラインテープの基材として、ポリ
塩化ビニルなどの塩化ビニル系材料が多く用いられてき
た。塩化ビニル系材料を基材に用いたラインテープは、
表面が汚れにくく、かつ耐光変色性にも優れている。し
かし、塩化ビニル系材料は、焼却した場合に塩素系物質
などの有毒な気体を発生し、環境を汚染するという重大
な問題を有する。
【0003】上記のような問題を解決するために、塩化
ビニル系材料の代替材料としてポリオレフィン系材料を
ラインテープの基材に用いることがこれまでに検討され
てきた。しかし、テープ基材としてポリオレフィン系
(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)の材料を用いた
場合、得られたラインテープは、表面が汚れやすく、表
面の動摩擦係数が低く(すなわち、表面が滑りやす
い)、かつ耐光変色性に劣るという欠点を有した。
【0004】従って、テープ基材に用いるための材料と
して、表面が汚れにくく、表面の動摩擦係数が高く(す
なわち、表面が滑りにくい)、耐光変色性に優れ、かつ
環境にも配慮した材料がこれまでに探求されてきた。
【0005】本発明者らは、上記のような優れた諸特性
を兼ね備え、テープ基材に用いるのに好ましい材料とし
て、アイオノマーに着目した。アイオノマーは、表面が
汚れにくく、動摩擦係数が高く、かつ耐光変色性に優れ
るという利点を有する。さらに、アイオノマーは、焼却
しても塩素系物質などの有毒な気体を発生しない。
【0006】特開平8−254004号には、床材の表
面フィルムとしてアイオノマーフィルムを用いることに
より、耐擦傷性、耐汚染性などの表面物性に優れ、意匠
性が高く、かつ環境にも配慮した床材を提供することが
記載されている。しかし、ラインテープのテープ基材に
アイオノマーを用いた従来技術は、これまでに見当たら
ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、ラインテープのテープ基材にアイオノマーを含むこ
とにより、表面が汚れにくく、表面の動摩擦係数が高
く、耐光変色性に優れ、かつ環境にも配慮したラインテ
ープを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ラインテ
ープのテープ基材としてアイオノマーを含む素材を使用
することにより上記課題を解決した。
【0009】すなわち、本発明は、アイオノマーまたは
アイオノマーを5重量%以上含む樹脂からなるテープ基
材の一方の面の側に粘着剤層が設けられていることを特
徴とするラインテープである。
【0010】また、本発明は、基材層および表面層を含
むテープ基材の基材層側に粘着剤層が設けられたライン
テープであって、この表面層が、アイオノマーまたはア
イオノマーを30重量%以上含む樹脂からなることを特
徴とするラインテープである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のラインテープの
第1の実施態様を示した断面図である。このラインテー
プ10は、テープ基材1と、粘着剤層2とを含む。
【0012】図2は、本発明のラインテープの第2の実
施態様を示した断面図である。このラインテープ20
は、テープ基材21と粘着剤層22とを含む。テープ基
材21は、表面層211と基材層212とを含む。
【0013】まず、本発明の第1の実施態様について説
明する。
【0014】本発明の第1の実施態様では、アイオノマ
ーまたはアイオノマーを5重量%以上含む樹脂からなる
テープ基材の一方の面の側に粘着剤層が設けられてい
る。テープ基材は単一層であり、アイオノマーまたはア
イオノマーを5重量%以上含む樹脂からなる。
【0015】本発明の第1の実施態様のラインテープの
テープ基材は、アイオノマーまたはアイオノマーを5重
量%以上含む樹脂からなる。ここで、本発明の用語「ア
イオノマー」とは、オレフィンとα,β−不飽和カルボ
ン酸との共重合体中のカルボキシル基を、金属カチオン
と部分的または完全にイオン結合させることによりイオ
ン的に架橋した高分子材料を意味する。アイオノマーに
用いられ得るオレフィンとしては、任意の公知のオレフ
ィン(例えば、エチレン、プロピレン、ブテンなど)が
挙げられる。α,β−不飽和カルボン酸としては、任意
の公知のα,β−不飽和カルボン酸が使用され得、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、マレイ
ン酸、イタコン酸などが挙げられる。金属カチオンを提
供する金属としては、アルカリ金属およびアルカリ土類
金属(例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウムな
ど)、銅、銀、亜鉛などから選択される任意の金属が使
用され得る。
【0016】本発明で使用され得る市販のアイオノマー
には、エチレン−メタクリル酸共重合体をナトリウムイ
オンで架橋した、商品名ハイミラン1605(三井・デ
ュポンポリケミカル(株)製)などが挙げられる。
【0017】本発明のラインテープのテープ基材に用い
られるアイオノマーには、好ましくは、オレフィンとし
てエチレン、α,β−不飽和カルボン酸としてメタクリ
ル酸、そして金属カチオンを提供する金属としてナトリ
ウムが用いられる。
【0018】本発明のラインテープにおいて、テープ基
材は、アイオノマーのみからなっていてもよいし、アイ
オノマーに熱可塑性樹脂を混合したものからなっていて
もよい。アイオノマーに混合して使用できる熱可塑性樹
脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエチレン−ポリプロピレンブレンド、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体など
が挙げられる。アイオノマーと熱可塑性樹脂との混合比
は、例えばアイオノマー5〜30重量%に対して熱可塑
性樹脂95〜70重量%であり、好ましくはアイオノマ
ー10〜15重量%に対して熱可塑性樹脂90〜85重
量%である。
【0019】本発明の第1の実施態様において、テープ
基材は、任意の公知の方法により、上記のアイオノマー
またはアイオノマーを5重量%以上含む樹脂から作製さ
れる。このようなテープ基材の製造方法としては、例え
ばTダイ押出しなどが好ましい。
【0020】本発明の第1の実施態様において、テープ
基材の厚みは、0.03mm〜0.8mmであり、好ま
しくは0.05mm〜0.8mmである。
【0021】次に、本発明の第2の実施態様について説
明する。
【0022】本発明の第2の実施態様は、基材層および
表面層を含むテープ基材の基材層側に粘着剤層が設けら
れたラインテープであって、この表面層が、上記したよ
うなアイオノマーまたはアイオノマーを30重量%以上
含む樹脂からなるラインテープであることを特徴とす
る。
【0023】本発明の第2の実施態様において、基材層
は、例えばポリオレフィン材料からなる。基材層のポリ
オレフィン材料としては、任意のポリオレフィン系のポ
リマー、コポリマー、およびブレンドを用いることがで
き、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチ
レン−ポリプロピレンブレンド、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などが挙げら
れる。これらのポリオレフィン材料は、必要に応じて2
種以上をブレンドして用いてもよい。
【0024】本発明の第2の実施態様において、基材層
と表面層とをそれぞれ公知の方法で製造し、そして公知
の方法で積層することにより、テープ基材を得ることが
できる。好ましくは、まず基材層をTダイ押出しにより
製造し、次いで、アイオノマーまたはアイオノマーを3
0重量%以上含む樹脂をTダイから押出して積層する方
法、または基材層とアイオノマーまたはアイオノマーを
30重量%以上含む樹脂とを押出すと同時に積層する共
押出し法によって製造することができる。
【0025】本発明のラインテープの第2の実施態様に
おいて、好ましくは、表面層の厚みは、0.02mm〜
0.20mm、好ましくは0.05mm〜0.20m
m、そしてより好ましくは0.10mm〜0.15mm
である。基材層の厚みは、通常0.03mm〜0.8m
m、好ましくは0.2mm〜0.6mm、そしてより好
ましくは0.3mm〜0.5mmである。
【0026】本発明のラインテープの好適な第2の実施
態様では、上記表面層の厚みが0.02mm〜0.20
mmであり、かつ上記基材層の厚みが0.03mm〜
0.8mmである。
【0027】本発明のラインテープの第2の実施態様に
おいて、表面層と基材層との間には、必要に応じて、追
加の層を設けることができる。この追加の層は、任意の
材料(例えば、基材層の材料として上記で挙げたポリオ
レフィンなど)から作製される。この追加の層には、必
要に応じて印刷などの加工が施されていてもよい。
【0028】上記第1および第2の実施態様において、
粘着剤層には、任意の公知の粘着剤を用いることがで
き、これには、例えば、天然ゴム系粘着剤、ブチルゴム
系粘着剤、SIS(スチレン−イソプレン−スチレンブ
ロック共重合体)系粘着剤、SEBS(スチレン−エチ
レン−ブタジエン−スチレン共重合体)系粘着剤、アク
リル系粘着剤などが挙げられる。
【0029】上記粘着剤は、溶媒(例えば、トルエン、
酢酸エチルなど)に溶解して、公知の塗布方法(例え
ば、リバースコーター、ロールコーター、グラビアコー
ター、キスコーターなどにより、テープ基材上に塗布し
て、粘着剤層を形成することができる。
【0030】上記粘着剤層の厚みは、通常0.005m
m〜0.3mm、好ましくは0.01mm〜0.15m
mである。
【0031】上記粘着剤層には、必要に応じて、任意の
公知の添加剤(例えば、架橋剤、粘着付与剤、老化防止
剤、安定剤、充填剤、顔料など)を添加してもよい。
【0032】本発明のラインテープの第1および第2の
実施態様において、テープ基材が厚い(例えば、0.2
mm〜0.8mmの厚みである)場合、粘着剤を、溶媒
に溶解せずに、固形糊状で、カレンダーを用いてテープ
基材上に塗布し、0.15mm程度の厚み、好ましくは
0.1mm〜0.2mmの厚みの粘着剤層を形成するこ
とができる。
【0033】本発明のラインテープの第1および第2の
実施態様において、テープ基材は、テープ基材の表面の
動摩擦係数が好ましくは1.10〜1.50となるよう
に調製される。
【0034】本発明のラインテープの寸法は、特に限定
されないが、幅30mm〜150mm、長さ5m〜50
mであり、好ましくは、幅50mm〜100mm、長さ
10m〜20mである。
【0035】
【実施例】本発明を、以下の実施例によってより詳細に
説明する。以下の実施例は、単なる例示であり、本発明
の範囲を限定することを意図するものではない。
【0036】(実施例1)本発明のラインテープの作製 アイオノマー(商品名ハイミラン1605、三井・デュ
ポンケミカル(株)製)をTダイ押出しにより厚み0.
1mmに成形して、表面層を作製した。次いで、ポリオ
レフィン樹脂ブレンド(ポリプロピレンとエチレン−酢
酸ビニル共重合体とのポリマーブレンド)をTダイ押出
しにより厚み0.5mmに成形して、基材層を作製し
た。この表面層を、共押出し法により基材層上に付与
し、テープ基材を得た。このテープ基材に、粘着剤層と
して、天然ゴム系粘着剤をカレンダー法により0.15
mmの厚みで塗布し、本発明のラインテープ(幅:50
mm、長さ:10m)を得た。
【0037】 (比較例1)従来のラインテープの作製(1) 実施例1の表面層に代えて、ポリプロピレン材料(商品
名ノーブレンS−131、住友化学工業(株)製)を厚
み0.1mmでTダイ押出しにより成形したものを実施
例1と同様の方法にて実施例1と同様の基材層上に付与
してテープ基材を作製し、そしてこのテープ基材に実施
例1と同様の方法にて実施例1と同様の粘着剤層を付与
して、比較例のラインテープ(幅:50mm、長さ:1
0m)を得た。
【0038】 (比較例2)従来のラインテープの作製(2) 表面層と基材層とを含む実施例1のテープ基材に代え
て、塩化ビニル系材料を押出し法により厚み0.75m
mに成形してテープ基材を作製し、そしてこのテープ基
材に実施例1と同様の方法にて実施例1と同様の粘着剤
層を付与して、比較例のラインテープ(幅:50mm、
長さ:10m)を得た。
【0039】(実験例)本発明および比較例のラインテ
ープの物性の比較 実施例1ならびに比較例1および2のラインテープに関
して、表面の動摩擦係数、表面汚れ耐性、耐光変色性を
評価した。
【0040】 (実験例1)ラインテープ表面の動摩擦係数の評価 ウレタンゴムシートに対する本発明および比較例のライ
ンテープのテープ基材側表面の動摩擦係数を、引張試験
機を用いて、滑り片の重量を1kgとし、セットして1
5秒後に、試験速度500mm/分にて測定した。ウレ
タンゴムシートの面積は、30mm×30mmとした。
結果を以下の表1に示す。
【0041】 (実験例2)ラインテープの表面汚れ耐性の評価 本発明および比較例のラインテープの試験片(寸法:縦
200mm×横50mm)を、それぞれ、屋内(工場床
面)にて14日間にわたって貼り付けた後、試験片を剥
離し、そしてそのテープ基材側の表面汚れ耐性を目視に
より評価した。具体的には、試験片のテープ基材側の全
表面積のうち、汚れている部分の面積の割合が0%(汚
れなし)〜30%未満であると目視で判断されたものを
「表面汚れ耐性○(良好)」と評価し、表面積の30%
以上50%未満が汚れていると判断されたものを「表面
汚れ耐性△(やや良好)」とし、そして表面積の50%
以上が汚れていると判断されたものを「表面汚れ耐性×
(不良)」と評価した。
【0042】 (実験例3)ラインテープの耐光変色性の評価 本発明および比較例のラインテープを以下の実験例3−
1〜3−3に示す試験にそれぞれ供し、耐光変色性を評
価した。
【0043】(実験例3−1:サンシャインウェザー)
本発明および比較例のラインテープの試験片(寸法:縦
30mm×横60mm)を、サンシャイン スーパーロ
ングライフサンシャインウェザーメーター(スガ試験機
(株)製)を用いて、300時間の試験に供した。試験
後、試験片のテープ基材側の全表面積のうち変色した部
分の面積の割合が0%〜30%未満であると目視で判断
されたものを「耐光変色性あり」と評価し、表面積の3
0%以上50%未満が変色しているものを「弱い耐光変
色性あり」と評価し、そして表面積の50%以上が変色
していると判断されたものを「耐光変色性なし」と評価
した。
【0044】(実験例3−2:フェードメーター)本発
明および比較例のラインテープの試験片(寸法:縦30
mm×横60mm)を、耐光試験機STANDARD
UVLONG−LIFE FADE METER(スガ
試験機(株)製)を用いて、300時間の試験に供し
た。試験後、試験片のテープ基材側の全表面積のうち、
変色した部分の面積の割合が0%〜30%未満であると
目視で判断されたものを「耐光変色性あり」と評価し、
表面積の30%以上50%未満が変色しているものを
「弱い耐光変色性あり」と評価し、そして表面積の50
%以上が変色していると判断されたものを「耐光変色性
なし」と評価した。
【0045】(実験例3−3:屋外暴露試験)本発明お
よび比較例のラインテープの試験片(寸法:縦200m
m×横50mm)を、JIS−A1410試験に12ヶ
月間供した。試験後、試験片のテープ基材側の全表面積
のうち変色した部分の面積の割合が0%〜30%未満で
あると目視で判断されたものを「耐光変色性あり」と評
価し、表面積の30%以上50%未満が変色しているも
のを「弱い耐光変色性あり」と評価し、表面積の50%
以上が変色していると判断されたものを「耐光変色性な
し」と評価した。
【0046】上記実験例3の3つの試験の全てにおいて
「耐光変色性あり」と評価されたもののみを「耐光変色
性○(良好)」と判断し、3つの試験のうち1つでも
「耐光変色性なし」と評価されたものについては「耐光
変色性×(不良)」と判断した。その他は「耐光変色性
△(やや良好)」とした。結果を以下の表1に示す。
【0047】表1における「環境面への影響」とは、ラ
インテープを焼却した際に塩素系物質などの有毒な気体
を発生し得るかどうかを示した評価である。焼却した際
に有毒な気体を発生しないものを○、発生するものを×
で表した。
【0048】
【表1】
【0049】以上の結果より、本発明のラインテープ
は、表面の動摩擦係数が高く、表面が汚れにくく、耐光
変色性に優れており、かつ環境面にも配慮されたもので
あることが明らかになった。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、ラインテープのテープ
基材にアイオノマーを含むことにより、表面の動摩擦係
数が高く、表面が汚れにくく、耐光変色性に優れてお
り、かつ環境面にも配慮されたラインテープが提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラインテープの第1の実施態様を示す
断面図である。このラインテープ10は、テープ基材1
と、粘着剤層2とを含む。
【図2】本発明のラインテープの第2の実施態様を示す
断面図である。このラインテープ20は、テープ基材2
1と粘着剤層22とを含む。テープ基材21は、表面層
211と基材層212とを含む。
【符号の説明】
10、20 ラインテープ 1、21 テープ基材 2、22 粘着剤層 211 表面層 212 基材層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイオノマーまたはアイオノマーを5重
    量%以上含む樹脂からなるテープ基材の一方の面の側に
    粘着剤層が設けられていることを特徴とする、ラインテ
    ープ。
  2. 【請求項2】 前記テープ基材の厚みが0.03mm〜
    0.8mmである、請求項1に記載のラインテープ。
  3. 【請求項3】 基材層および表面層を含むテープ基材の
    基材層側に粘着剤層が設けられたラインテープであっ
    て、該表面層が、アイオノマーまたはアイオノマーを3
    0重量%以上含む樹脂からなることを特徴とする、ライ
    ンテープ。
  4. 【請求項4】 前記表面層の厚みが0.02mm〜0.
    20mmであり、かつ前記基材層の厚みが0.03mm
    〜0.8mmである、請求項3に記載のラインテープ。
  5. 【請求項5】 前記テープ基材の表面の動摩擦係数が
    1.10〜1.50である、請求項1〜4のいずれか1
    項に記載のラインテープ。
JP2000307598A 2000-10-06 2000-10-06 ラインテープ Pending JP2002114951A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000307598A JP2002114951A (ja) 2000-10-06 2000-10-06 ラインテープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000307598A JP2002114951A (ja) 2000-10-06 2000-10-06 ラインテープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002114951A true JP2002114951A (ja) 2002-04-16

Family

ID=18788084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000307598A Pending JP2002114951A (ja) 2000-10-06 2000-10-06 ラインテープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002114951A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011122437A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 リンテック株式会社 粘着シート

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5036857B2 (ja) * 1971-12-29 1975-11-28
JPS6122925Y2 (ja) * 1983-08-23 1986-07-09
JPH0342463A (ja) * 1989-07-11 1991-02-22 Asmo Co Ltd テープ貼付け装置
JPH071687A (ja) * 1993-06-21 1995-01-06 Nitto Denko Corp 粘着テープ又はシート用支持体およびその支持体を用いてなる粘着テープ又はシート
JPH0739616A (ja) * 1993-07-27 1995-02-10 Kajima Corp ライン表示装置
JPH08269414A (ja) * 1995-01-31 1996-10-15 Sekisui Chem Co Ltd 表面保護フイルム
JPH08269409A (ja) * 1995-03-30 1996-10-15 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 装飾用シート、シート装飾されたポリオレフィン樹脂材料、およびシート装飾されたポリオレフィン樹脂材料のリサイクル方法
JPH0940924A (ja) * 1995-07-26 1997-02-10 Sekisui Chem Co Ltd 表面保護フィルム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5036857B2 (ja) * 1971-12-29 1975-11-28
JPS6122925Y2 (ja) * 1983-08-23 1986-07-09
JPH0342463A (ja) * 1989-07-11 1991-02-22 Asmo Co Ltd テープ貼付け装置
JPH071687A (ja) * 1993-06-21 1995-01-06 Nitto Denko Corp 粘着テープ又はシート用支持体およびその支持体を用いてなる粘着テープ又はシート
JPH0739616A (ja) * 1993-07-27 1995-02-10 Kajima Corp ライン表示装置
JPH08269414A (ja) * 1995-01-31 1996-10-15 Sekisui Chem Co Ltd 表面保護フイルム
JPH08269409A (ja) * 1995-03-30 1996-10-15 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 装飾用シート、シート装飾されたポリオレフィン樹脂材料、およびシート装飾されたポリオレフィン樹脂材料のリサイクル方法
JPH0940924A (ja) * 1995-07-26 1997-02-10 Sekisui Chem Co Ltd 表面保護フィルム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011122437A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 リンテック株式会社 粘着シート
GB2492304A (en) * 2010-03-29 2012-12-26 Lintec Corp Adhesive sheet
US8455083B2 (en) 2010-03-29 2013-06-04 Lintec Corporation Pressure-sensitive adhesive sheet
GB2492304B (en) * 2010-03-29 2017-03-15 Lintec Corp Pressure-sensitive adhesive sheet

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4578050B2 (ja) ウェハダイシングテープ用基材
JP3741200B2 (ja) 樹脂系内装材
JPH01304141A (ja) 熱可塑性、可塑剤抵抗フィルムおよび該可塑剤抵抗フィルムを含む感圧接着フィルム
JP2688184B2 (ja) 感圧修正テープ
JP2002114951A (ja) ラインテープ
JP3870995B2 (ja) 自動車塗装外板用表面保護フィルム
JP4419843B2 (ja) 樹脂系内装材
JP2006095955A (ja) 表面保護フィルム
EP3006532A1 (en) Pressure sensitive adhesive tape
JP3517341B2 (ja) 表面保護粘着シート用の粘着剤組成物
JPH08325538A (ja) 表面保護粘着テープまたはシート
JP3399183B2 (ja) 自動車用塗膜保護フィルム
KR100406623B1 (ko) 감압 접착제 및 표면 보호재
JP2003013014A (ja) 粘着シートおよび貼着体
JP2001031923A (ja) 自動車塗膜保護用粘着フィルム
JP2004359844A (ja) 粘着テープ又はシート
JP3004550B2 (ja) 塗膜の表面保護フィルム
JP3290261B2 (ja) 表面保護材用感圧性接着組成物および表面保護材
JP3061676B2 (ja) 表面保護フィルム
JP2007050647A (ja) 複合シート
JPH083519A (ja) 粘着シート
JP2002256233A (ja) 粘着シート
JPH079642A (ja) 表面保護フイルム
JP2000169805A (ja) 表面保護粘着シート
JP2002240213A (ja) オレフィン重合体積層フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100603

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110524