JPH08269414A - 表面保護フイルム - Google Patents
表面保護フイルムInfo
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- JPH08269414A JPH08269414A JP7599895A JP7599895A JPH08269414A JP H08269414 A JPH08269414 A JP H08269414A JP 7599895 A JP7599895 A JP 7599895A JP 7599895 A JP7599895 A JP 7599895A JP H08269414 A JPH08269414 A JP H08269414A
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Abstract
体となされたものを使用するために展開したり、被着体
から剥離するときに発生する静電気を帯電しない帯電防
止性フイルム、及び、被着体と摩擦しても被着体に帯電
させることがなく、被着体から剥離したあと被着体表面
を汚すこともない表面保護フイルムを提供することを目
的とする。 【構成】 表面保護フイルム1は、導電層であるカリウ
ムを金属イオンとして添加したアイオノマー樹脂10
(三井デュポンポリケミカル社製,MFR=0.5dg
/分,密度0.95g/cm3 ,融点93℃,厚さ40
μm)と、粘着性樹脂11としてエチレン−酢酸ビニル
共重合体(三菱油化社製,商品名「EVA25K」,厚
さ20μm)とがインフレーション法により共押出して
積層されたものである。
Description
等として使用される表面保護フイルムであって、巻重体
となされた粘着テープを展開するときや、被着体に貼り
付けた粘着テープを剥離したりするときに発生する静電
気が蓄積され難く、且つ、製造容易であり表面保護など
に用いられる表面保護フイルムに関する。
ープは、一般的に支持体の片面に粘着剤層が、他の面に
剥離層が設けられてそのまゝロール状に巻き取られる
か、又は、粘着剤層面に剥離紙を貼り合わせて巻き取ら
れる。使用するときには粘着テープを展開し、あるいは
剥離紙を剥離して使用する。その際、粘着テープに発生
する静電気により空気中の埃や塵等を吸着したり、粘着
テープが手にまとわりついて作業し難いという欠点があ
る。
ープに導電性を与えて静電気の帯電を防止することが知
られている。例えば、特開平2−295732号公報に
は、基材フイルムの片面に金属または金属酸化物による
導電性層を設け、該導電性層上に熱硬化性または熱可塑
性樹脂に帯電防止剤を混入した皮膜層を設けた帯電防止
用シートが記載され、更に該公報には上記基材フイルム
の他の面に粘着剤層を設けることも記載されている。
は、ポリビニルピロリドンを含むバインダーにカーボン
ブラックを配合した導電性塗料をプラスチックフイルム
に塗布し、この上にアクリル系樹脂等の保護コート層を
塗布してなる導電性フイルムが記載されている。
導電性微粒子を練り込むことも行われている。
るものは、フイルム自体が帯電しにくいので、埃や塵の
吸着による汚染や、被着体と表面保護フイルム等との摩
擦によって起こる電子部品の静電破壊、人体に与える不
快なショックを解消するために用いられている。
76号公報に記載のものは、基材フイルムに導電性を付
与するために導電性塗料を塗布する装置及び工程、更に
塗布された導電性塗料を保護するための樹脂コート層を
コーティングする装置及びコーティング工程が必要であ
る。又、導電性のない保護層が最外層となるために、樹
脂成形品から剥離したり、摩擦を受けると発生する静電
気が放電され難く、成形品表面の帯電を防止する効果が
不充分である。
の帯電防止用シートにおいても、基材フイルム面に導電
性層を形成するための装置及び工程を必要とし、更に、
設けられた導電性層を保護し、且つ基材フイルム表面を
導電性のものとするために帯電防止剤を混入した樹脂か
らなる保護被膜層を設けるためのコーティング装置及び
コーティング工程が必要である。更に、上記保護被膜層
のように導電性微粒子を練り込んだものを製造するに
は、基材フイルム原料に導電性微粒子を均一に分散させ
ることが難しく、導電性が不安定になったり、フイルム
成形時にクラッキングを生じやすいという問題がある。
と、帯電防止剤が粘着剤表面にブリードして粘着性能を
低下させるという問題がある。一方、充分な表面保護を
発現させる導電層は1010Ω程度以下の表面抵抗率を有
することが必要である。しかし、上記のような問題があ
るために1010Ω以下の表面抵抗率となるような大量の
帯電防止剤を混入することは困難である。
な工程で製造できるものであって、巻重体となされたも
のを使用するために展開したり、被着体から剥離すると
きに発生する静電気を帯電しない表面保護フイルム、及
び、被着体と摩擦しても被着体に帯電させることがな
く、被着体から剥離したあと被着体表面を汚すこともな
い表面保護フイルムを提供することを目的とする。
表面保護フイルムは、少なくとも1層のアイオノマー樹
脂である導電層よりなる基材フイルムに粘着剤層が設け
られてなり、上記アイオノマー樹脂は金属イオンとして
カリウムが使用されていることを特徴とするものであ
る。
は、少なくとも1層のアイオノマー樹脂である導電層よ
りなる基材フイルムの片面に粘着剤層が設けられてな
り、上記アイオノマー樹脂は金属イオンとしてカリウム
が使用され、粘着剤層と反対側の基材フイルム面は上記
導電層が露出されていることを特徴とするものである。
は、上記請求項1又は請求項2記載の表面保護フイルム
であって、粘着剤層が粘着性樹脂であり、該粘着性樹脂
が金属イオンとしてカリウムを使用したアイオノマー樹
脂と共押出成形により積層されてなることを特徴とする
ものである。
マー樹脂は、エチレン−メタクリル酸共重合体のカルボ
ン酸基の一部が、金属イオンとしてのカリウムにより分
子間で架橋されている構造を有するものである。本発明
でアイオノマー樹脂の金属イオンをカリウムに限定する
理由は、樹脂中で電離即ちイオン化した構造が安定なも
のであり、樹脂同士の摩擦によって生じた電荷を放電さ
せることが容易なためである。
オノマー樹脂は、エチレン−メタクリル酸共重合体のカ
ルボン酸基の一部が金属陽イオンによって分子間で架橋
された構造を持つために、それ自体が導電性を有する。
従って、導電性物質を界面活性剤等で練り込み、分散さ
せる必要がなく、基材フイルムの成形と同時に導電性を
付与することができる。
ているナトリウム、亜鉛等の金属陽イオンは樹脂中での
状態が非電離状態であるため、カリウムを用いたものと
は逆に電荷を蓄積するために導電性が得られない。
導電層は透明性を有するものであり、それだけの単層と
して用いてもよく、Tダイ、インフレーション法いずれ
によって製造されたものでもよい。又、透明性を有する
他の樹脂からなる1種もしくは2種以上のフイルムと組
み合わせた複合フイルムとして用いてもよい。複合フイ
ルムとしては少なくとも層の一つがカリウムを用いたア
イオノマー樹脂であることが必要である。
複合フイルムとするためのフイルムは、導電層によく密
着し、所望の耐摩擦性、耐ブロッキング性、滑り性、透
明性などを有するものを選択すればよく、粘着剤層との
密着性をよくするために該フイルム面にコロナ放電処理
を施しておくことが好ましい。導電層に積層する上記フ
イルムとしては、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリ
オレフィン系等の樹脂フイルムが用いられ、その厚みは
用途により異なるが導電層と合わせて一般に10〜80
μmとなるようにするのが適当である。
は、上記アイオノマー樹脂である導電層または該アイオ
ノマー樹脂を他のフイルムと積層した複合フイルムに粘
着剤層が設けられる。通常は基材フイルムの片面に粘着
剤層を設けたものとして用いられるが、両面に粘着剤層
を設けて両面粘着テープとしてもよい。
クリル系、ゴム系等の粘着剤が用いられ、形態としては
溶剤型、エマルジョン型、無溶剤型が挙げられる。溶剤
型もしくはエマルジョン型粘着剤の塗工方法は各種ロー
ルコーター、グラビアコーター、コンマコーター、ブレ
ードコーター、キスロールコーター、マイヤーバーコー
ター、ダイコーターなどを使用できる。上記粘着剤は被
着体の種類等に応じて粘着付与樹脂等の種類、添加量を
選択した配合にすればよい。
体に貼り合わせた後、容易に剥離できる弱粘着力が要求
される。このような弱粘着力を有するものとして粘着性
樹脂が用いられる。粘着性樹脂とは、それ自体が被着体
に対して軽い接着力を現し、前記アイオノマー樹脂と共
押出成形可能な樹脂、又は必要に応じて前記アイオノマ
ー樹脂と共押出成形可能な樹脂に粘着付与樹脂が添加さ
れたものであり、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、低密度ポリエチレン(以下LDPEと略称する)、
直鎖状低密度ポリエチレン(以下LLDPEと略称す
る)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(以下E
EAと略称する)、エチレン−メチルメタクリレート共
重合体(以下EMMAと略称する)、エチレン−αオレ
フィン共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロ
ック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロッ
ク共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン
ブロック共重合体等の樹脂、又、これらを水素添加して
得られるブロック共重合体樹脂の単独もしくは2種類以
上の混合物などからなるものが挙げられる。上記粘着剤
には必要に応じて紫外線吸収剤、酸化防止剤、可塑剤な
どが添加されてもよい。
樹脂からなる導電層に積層するには、導電層と粘着性樹
脂とを別々にTダイやインフレーション法等により予め
所定の厚みに成形し、これらを熱ラミネーションにより
積層一体化する方法、予め成形された導電層面に粘着性
樹脂を溶融押出して積層する押出しラミネーション法、
又は、導電層樹脂と粘着性樹脂とを同時に溶融押出して
ラミネーションする共押出成形法が挙げられる。
ものは、基材フイルムと粘着性樹脂層との投錨性にすぐ
れているので、被着体から剥離した後、被着体に粘着性
樹脂が残される糊残りが殆ど生じない。又、粘着剤を塗
工して製造する方法に比べ、工程が少なく、安価に製造
できるという利点がある。更に、上記粘着性樹脂とアイ
オノマー樹脂との間に、共押出成形可能な他の樹脂を同
時に共押出しして3層以上のものとしてもよい。粘着剤
及び粘着性樹脂の厚みは5〜30μmの範囲が適当であ
る。
は、粘着剤層と反対側の基材フイルム面にアイオノマー
樹脂の導電層を露出して導電性とするので、樹脂成形品
等の被着体に貼り付けた本発明の表面保護フイルムを剥
離するときに発生する静電気を放電し、被着体が帯電す
るのを防ぐことができる。又、請求項2記載の表面保護
フイルムに用いられる粘着剤層も請求項1記載のものと
同様のものが用いられる。
ムを使用したアイオノマー樹脂からなる導電層が基材で
あり、基材フイルム自体が導電性であるものを使用する
ので表面保護が付与される。それ故、基材フイルムに帯
電防止剤を混入する必要はなく、保護層を設ける必要も
ない。又、この表面保護フイルムを展開したり、被着体
から剥離するときに生ずる静電気は上記導電層により放
電される。 更に、該アイオノマー樹脂は透明性を有す
るのでこれを貼り付けた被着体表面を透視することがで
きる。
も、粘着剤層と反対側の基材フイルム面にカリウムを使
用したアイオノマー樹脂からなる導電層が露出されてい
るので、基材フイルムに帯電防止剤を混入する必要はな
く、保護層を設ける必要もない。又、被着体から該表面
保護フイルムを剥離するときや、被着体との摩擦により
発生する静電気が放電され、被着体には帯電されない。
ウムを使用したアイオノマー樹脂と粘着性樹脂とが共押
出成形により溶融状態で積層されたものであるから、積
層強度が高く、これを被着体に貼り付けた後、剥がして
も被着体に糊残りを生ずることが殆どない。
ムは、いずれも基材フイルムに導電性物質が含まれてい
ないので、基材フイルムの強度が低下したり、基材フイ
ルム成形時にクラッキングが生ずることがない。又、粘
着剤層にも導電性物質が混入されないので、粘着物性が
低下したり被着体に導電性物質が付着してその表面を汚
すこともない。
明する。 (実施例1)インフレーション法により、カリウムを金
属イオンとして添加されたアイオノマー樹脂(三井デュ
ポンポリケミカル社製,MFR=0.5dg/分,密度
0.95g/cm3 ,融点93℃)の単層フイルムを厚
さ50μmで成膜した。このフイルムの一面にアクリル
系粘着剤100重量部、トルエン100重量部、芳香族
イソシアネート系架橋剤2重量部との混合溶液をコンマ
コーターを用いて塗布し、80℃で1分間乾燥して表面
保護フイルムを得た。この表面保護フイルムは透明性が
よいので、これを貼り付けた被着体を透視することがで
きた。
実施例1で用いたものと同じアイオノマー樹脂と、透明
な低密度ポリエチレン(三井石油化学工業社製,商品名
「ミラソン12」)との2層フイルムを厚さ50μmで
成膜した。アイオノマー樹脂と低密度ポリエチレンとの
厚みの比は1:2である。この2層フイルムのポリエチ
レン層面をコロナ放電処理し、該処理面に実施例1と同
様にしてアクリル系粘着剤を塗布し、表面保護フイルム
を得た。この表面保護フイルムは透明性がよいので、こ
れを貼り付けた被着体を透視することができた。
ムのアイオノマー樹脂層面に、実施例1と同様にしてア
クリル系粘着剤を塗布して表面保護フイルムを得た。こ
の表面保護フイルムも透明性がよく、これを貼り付けた
被着体を透視することができた。
護フイルムの実施例を示す断面図であり、表面保護フイ
ルム1は、導電層であるカリウムを金属イオンとして添
加したアイオノマー樹脂10(三井デュポンポリケミカ
ル社製,MFR=0.5dg/分,密度0.95g/c
m3 ,融点93℃,厚さ40μm)と、粘着性樹脂11
としてエチレン−酢酸ビニル共重合体(三菱油化社製,
商品名「EVA25K」,厚さ20μm)とがインフレ
ーション法により共押出して積層されたものである。
アイオノマー樹脂及び粘着性樹脂とを用いて、実施例4
のものと同じ厚み構成の表面保護フイルムをTダイ法に
より共押出しして積層した。
で用いたものと同じアイオノマー樹脂20と粘着性樹脂
21との間に、低密度ポリエチレン(三井石油化学工業
社製,商品名「ミラソン12」)22を介在させてイン
フレーション法で3層共押出しして積層し、表面保護フ
イルム2を得た。積層されたアイオノマー樹脂20と低
密度ポリエチレン22及び粘着性樹脂21のそれぞれの
厚みは20μmである。
で用いたものと同じ低密度ポリエチレン(三井石油化学
工業社製,商品名「ミラソン12」)32の片面に、実
施例4で用いたものと同じアイオノマー樹脂30、及び
粘着性樹脂31とをこの順にインフレーション法で3層
共押出しして積層し表面保護フイルム3を得た。
低密度ポリエチレン(三井石油化学工業社製,商品名
「ミラソン12」)の単層フイルムを厚さ50μmで成
膜した。このフイルムの片面をコロナ放電処理し、該処
理面に実施例1と同様にしてアクリル系粘着剤を塗布し
て表面保護フイルムを得た。
エチレンフイルムの両面にコロナ放電処理を行い、その
片面に帯電防止剤として非イオン系界面活性剤1重量
部、イソプロピルアルコール99重量部とからなる組成
物をマイヤーバーを用いて1g/m2 の塗布量で塗布
し、80℃で30秒間乾燥し帯電防止層を形成した。次
に、離型処理された厚さ25μmのポリエチレンテレフ
タレートフイルム(帝人社製,商品名「ピューレック
ス」)の離型処理面に、実施例1で用いたものと同じア
クリル系粘着剤をコンマコーターを用いて塗布し、80
℃で1分間乾燥し、上記帯電防止層面に貼り合わせて表
面保護フイルムを得た。
低密度ポリエチレンを厚み40μm、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体を厚み20μmでインフレーション法によ
り共押出成形した。
低密度ポリエチレンを厚み40μm、粘着性樹脂として
エチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に帯電防止
剤(丸菱油化工業社製,商品名「デノン33LL」)
0.1重量部添加したものを厚み20μmとなるよう
に、インフレーション法で共押出成形した。
μmのアイオノマー樹脂の単層フイルムの片面に、アク
リル系粘着剤100重量部、トルエン100重量部、芳
香族イソシアネート系架橋剤2重量部からなる粘着剤を
コンマコーターにて塗布し、80℃で1分間乾燥して帯
電防止製フイルムを得た。
き以下の項目を測定した。その結果を表1に示す。 測定項目 1)表面抵抗率:JIS K6911に準拠 表面保護フイルム表面に直流電圧500V印加、1分後
に測定。 2)摩擦帯電圧:粘着剤層と反対側のテープ基材面をエ
ポキシ樹脂に15cmの距離で20回摩擦した後エポキ
シ樹脂表面の帯電圧を静電場測定機で測定。 3)剥離帯電量:エポキシ樹脂表面に表面保護フイルム
を2kgのローラーを1往復させて貼り合わせた。その
後、300mm/分の速度で剥離したときの粘着剤層面
の帯電量を測定。 4)被着体の非汚染性:エポキシ樹脂表面の初期のぬれ
性(A)と、そのエポキシ樹脂に表面保護フイルムを貼
り付けて剥離した後のぬれ性(B)をぬれ指示薬によっ
て測定。(B/A)×100%で表した。この値が高い
程被着体の汚染が少ないことを示す。 5)糊残り :エポキシ樹脂の表面に表面保護フイル
ムを貼り付けた後、該フイルムを20m/分の速度で高
速剥離したときのエポキシ樹脂表面への粘着剤層の脱
落、糊残りの有無を調べた。 以上の結果を表1に示す。
ものは比較例1〜5のものに比べ、帯電が著しく少な
く、被着体の汚染も明らかに少なく、すぐれた帯電防止
効果が得られていることが判る。
あり、請求項1記載の表面保護フイルムは、巻重体とな
された該フイルムを使用するために展開したり、被着体
から剥離するときに発生する静電気を帯電しない。
は、粘着剤層と反対側の露出した基材フイルム面に導電
層が露出されているので、表面保護フイルムを被着体か
ら剥離したり、被着体と摩擦しても、被着体に帯電させ
ることがない。
は、上記請求項1及び請求項2記載の表面保護フイルム
による効果に加え、基材フイルムと粘着剤層との積層強
度が高いので被着体から剥離しても被着体に糊残りする
ことがない。更に、共押出成形により積層するのである
から能率よく製造することができる。
ムは、いずれも基材フイルムに帯電防止剤を混入した
り、表面に保護層を設ける必要がなく、基材フイルム自
体は透明性がよいので、これを貼り付けた被着体を透視
することができ、表面保護フイルムとして用いて特に好
適である。又、粘着剤に導電性物質が混入されないので
粘着物性が低下したり、被着体から表面保護フイルムを
剥離しても被着体表面を汚すことがない。さらに、簡易
な工程で製造できるものである。
図。
面図。
す断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも1層のアイオノマー樹脂であ
る導電層よりなる基材フイルムに粘着剤層が設けられて
なり、上記アイオノマー樹脂は金属イオンとしてカリウ
ムが使用されていることを特徴とする表面保護フイル
ム。 - 【請求項2】 少なくとも1層のアイオノマー樹脂であ
る導電層よりなる基材フイルムの片面に粘着剤層が設け
られてなり、上記アイオノマー樹脂は金属イオンとして
カリウムが使用され、粘着剤層と反対側の基材フイルム
面は上記導電層が露出されていることを特徴とする表面
保護フイルム。 - 【請求項3】 粘着剤層が粘着性樹脂であり、該粘着性
樹脂が金属イオンとしてカリウムを使用したアイオノマ
ー樹脂と共押出成形により積層されてなることを特徴と
する請求項1又は請求項2記載の表面保護フイルム。
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---|---|---|---|
JP07599895A JP3212476B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-03-31 | 表面保護フイルム |
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---|---|---|---|
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JP7-13561 | 1995-01-31 | ||
JP07599895A JP3212476B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-03-31 | 表面保護フイルム |
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JPH08269414A true JPH08269414A (ja) | 1996-10-15 |
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---|---|---|---|
JP07599895A Expired - Fee Related JP3212476B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-03-31 | 表面保護フイルム |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3212476B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002114951A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-04-16 | Nitto Denko Corp | ラインテープ |
JP2006315296A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Gunze Ltd | 表面保護フィルム |
JP2006327121A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Gunze Ltd | 表面保護フィルム |
JP2007050647A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 複合シート |
JP2009263510A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Mitsui Chemicals Inc | 表面保護フィルム |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP07599895A patent/JP3212476B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3212476B2 (ja) | 2001-09-25 |
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Legal Events
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