JP2002110418A - 吸引基本構造体 - Google Patents

吸引基本構造体

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JP2002110418A
JP2002110418A JP2000299737A JP2000299737A JP2002110418A JP 2002110418 A JP2002110418 A JP 2002110418A JP 2000299737 A JP2000299737 A JP 2000299737A JP 2000299737 A JP2000299737 A JP 2000299737A JP 2002110418 A JP2002110418 A JP 2002110418A
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permanent magnet
magnet
working surface
basic
yoke
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JP2000299737A
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English (en)
Inventor
Sanshiro Ogino
三四郎 荻野
Yasuzumi Ochiai
康住 落合
Yoshitake Nishi
義武 西
Kazuya Oguri
和也 小栗
Satoru Nakatsuka
哲 中塚
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GENESIS KK
KANKYO TOSHI CONSULTING KK
Tokai University
Toda Kogyo Corp
Original Assignee
GENESIS KK
KANKYO TOSHI CONSULTING KK
Tokai University
Toda Kogyo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁束の放出を容易にし、エネルギー効率の高
められた吸引基本構造体を提供すること。 【解決手段】 吸引基本構造体は、互いの逆の極性を有
する一対の端面1c,1dを備えた永久磁石1と、前記
永久磁石1の両端面に磁気的に接続された電磁石2とを
有する複合磁石3を備えている。この吸引基本構造体
は、前記複合磁石3の前記永久磁石1の位置する部位の
一面を磁気作用面6とし、これと実質的に対向する前記
複合磁石3の他面を非磁気作用面19としている。この
永久磁石1は、複合磁石3の磁気作用面6側の長さが、
複合磁石3の前記非作用面19側の長さよりも短い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石の両端面
に接続された電磁石とを備えた吸引基本構造体に関し、
詳しくは、通電によって磁場発生を制御可能な吸引基本
構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吸引基本構造体を用いた
ものとして、図10及び図11に示されたものが提案さ
れている。
【0003】図10及び図11は従来のベーシックファ
クタと呼ばれるハイブリッド磁石の一例を示す概略図で
ある。
【0004】図10及び図11を参照すると、ハイブリ
ッド磁石100は、永久磁石101と永久磁石101の
両端に磁気的に接続された電磁石102とを備えた吸引
基本構造体である複合磁石103を備えている。電磁石
102は、永久磁石101の両端に磁気的に接続される
接続部104aが両端内側に夫々対向するように設けら
れた継鉄からなるU字形状のヨーク104と、ヨーク1
04の永久磁石102と対向する側、即ち、U字の底辺
に設けられた励磁コイル105とを備えている。複合磁
石103の永久磁石101が設けられた面106(以
下、作用面と呼ぶ)と予め定められた間隔をおいて対向
するように強磁性体からなる吸引部材110が配置され
ている。
【0005】図10及び図11を参照して、ハイブリッ
ド磁石100の動作について説明する。
【0006】図10に示すように、励磁コイル105に
電流を流さないとき(以下、OFFと呼ぶ)には、永久
磁石101のN極からの磁束は、ヨーク104の一方の
接続部104aからヨーク104内に入って、これをU
字形に通り抜けて、破線の矢印107に示すように、ヨ
ーク104の他方の接続部104aから永久磁石のS極
に入る磁路を形成している。
【0007】次に、図11に示すように、励磁コイル1
05に、永久磁石101によって形成された磁路を、矢
印108に示すように打ち消す方向に予め定められた大
きさの電流を流す(以下、ON状態と呼ぶ)と、N極か
らの磁束は、作用面106の一側から外部に飛び出し、
吸引部材110の一端側に進入する。吸引部材110に
進入した磁束は、吸引部材110を通り、吸引部材11
0の他端側から放出され、作用面106の他側に進入し
てS極に至る磁路を形成する。
【0008】その結果、複合磁石103に吸引部材11
0が吸引されるハイブリッド磁石100を形成すること
になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たハイブリッド磁石100では、永久磁石101からの
磁束の放出面と複合磁石103の作用面106とが垂直
であり、作用面106からの磁束を放出しやすくするた
めには、作用面106と永久磁石101の端面とがある
程度距離がなければならず、小型化の妨げとなってい
た。
【0010】また、複合磁石103の作用面106から
の磁束の放出に高エネルギーを要することから、エネル
ギー効率の面からも好ましいものといえるものではなか
った。
【0011】そこで、本発明の技術的課題は、磁束の放
出を容易にし、エネルギー効率の高められた吸引基本構
造体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、互いの
逆の極性を有する一対の端面を備えた永久磁石と、前記
永久磁石の両端面に磁気的に接続された電磁石とを有す
る複合磁石を備え、前記複合磁石の前記永久磁石の位置
する部位の一面を磁気作用面とし、これと実質的に対向
する前記複合磁石の他面を非磁気作用面とした吸引基本
構造体であって、前記永久磁石は、前記複合磁石の磁気
作用面側の長さが、前記複合磁石の前記非作用面側の長
さよりも短いことを特徴とする吸引基本構造体が得られ
る。
【0013】また、本発明によれば、前記吸引基本構造
体において、前記作用面と間隙を介して対向する強磁性
体を更に備え、当該電磁石に通電の際に前記強磁性体
は、前記磁気作用面から吸引作用を受けることを特徴と
する吸引基本構造体が得られる。
【0014】また、本発明によれば、前記吸引基本構造
体において、前記永久磁石の磁化容易軸の方向は、前記
作用面及び非作用面の内のいずれか一方と平行であるこ
とを特徴とする吸引基本構造体が得られる。
【0015】また、本発明によれば、前記吸引基本構造
体において、前記永久磁石は、複数の永久磁石片を備え
て構成されていることを特徴とする吸引基本構造体が得
られる。
【0016】また、本発明によれば、前記吸引基本構造
体において、前記永久磁石は磁化容易軸が湾曲している
ことを特徴とする吸引基本構造体が得られる。
【0017】また、本発明によれば、前記吸引基本構造
体において、前記電磁石は、前記作用面以外の曲がり部
が面取り又はR加工が施されれているか又は湾曲してい
ることを特徴とする吸引基本構造体が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施の形態による吸
引基本構造体の概略構成を示す図である。
【0020】図1を参照すると、ハイブリッド磁石10
は、永久磁石1と永久磁石1の両端に接続された電磁石
2とを備えた吸引基本構造体としての複合磁石3を備え
ている。
【0021】永久磁石1は、断面略等脚台形状の焼結体
からなり、図1では、水平方向に磁化容易軸を備えてい
るとともに、この台形の上底に相当する外側面1aが台
形の下底に相当する内側面1bよりも、水平方向に短い
構成となっている。また、永久磁石1は、一対の端面1
c,1dの内の一方がN極、他方がS極となるように形
成されている。
【0022】電磁石2は、永久磁石1の両端に接続され
る断面逆台形状の接続部4aが両端内側に対向するよう
に設けられたU字形状の継鉄からなるヨーク4と、ヨー
ク4の永久磁石2と対向する側に設けられた励磁コイル
5とを備えている。複合磁石3の永久磁石1が設けられ
た面6(以下、作用面と呼ぶ)と対向して強磁性体から
なる吸引部材11が設けられている。
【0023】次に、第1の実施の形態によるハイブリッ
ド磁石10の動作について説明する。
【0024】図1に示すように、励磁コイル5に電流を
流さないとき(以下、OFFと呼ぶ)には、永久磁石1
のN極からの磁束は、ヨーク4の一方の接続部4aから
ヨーク4内に入って、これを通って、実線の矢印7に示
すように、ヨーク4の他方の接続部4aから永久磁石の
S極に入る磁路を形成している。
【0025】次に、永久磁石1によって形成された磁路
を、矢印8に示すような打ち消す方向に磁路を形成する
ように予め定められた大きさの電流を励磁コイル5に流
すと、N極からの磁束は、作用面6の一側から外部に飛
び出し、吸引部材11の一端側に進入する。吸引部材1
1に進入した磁束は、矢印12に示すように、吸引部材
11を通り、吸引部材11の他端側から放出され、作用
面6の他側に進入してS極に至る。その結果、複合磁石
3に吸引部材11が吸引されることになる。
【0026】ここで、第1の実施の形態においては、永
久磁石1の磁化容易軸は、作用面6及び非作用面19に
平行な矢印15で示される方向である。しかし、端面1
a,1bが吸引部材11との対向面積を大きくするよう
に、即ち、作用面6側の長さが非作用面19側の長さよ
りも短く形成されているために、永久磁石1からの磁束
が作用面6から容易に飛び出すことができ、従って、小
さな電流でより大きな吸引力を得ることができるため
に、図10及び図11に示したハイブリッド磁石よりも
より効率を高めることができるとともに、磁路を短くす
ることができるので、より小型化することができる。
【0027】図2は本発明の第2の実施の形態による吸
引基本構造体の概略構成を示す図である。
【0028】図2を参照すると、ハイブリッド磁石20
は、永久磁石21と永久磁石21の両端に接続された電
磁石2とを備えた吸引基本構造体としての複合磁石13
を備えている。
【0029】永久磁石21は、断面略等脚台形状のもの
を縦に2等分した永久磁石片21a,21bを組み合わ
せて構成されている。永久磁石片21a,21bは、電
磁石との接続部の斜面21c,21dに対して垂直方向
になるように、磁化容易軸を備えている。また、永久磁
石21の台形の上底に相当する外側面21eが台形の下
底に相当する内側面21fよりも、水平方向に短い構成
となっている。また、永久磁石21の一対の端面21
c,21dの内の一方がN極、他方がS極となるように
形成されている。
【0030】第1の実施の形態と同様に、第2の実施の
形態においては、電磁石2は、永久磁石21の両端に接
続される逆台形状の接続部4aが両端内側に対向するよ
うに設けられたU字形状の継鉄からなるヨーク4と、ヨ
ーク4の永久磁石21と対向する側に設けられた励磁コ
イル5とを備えている。複合磁石13の永久磁石21が
設けられた面6(以下、作用面と呼ぶ)と対向して強磁
性体からなる吸引部材11が設けられている。
【0031】次に、第2の実施の形態によるハイブリッ
ド磁石20の動作について説明する。
【0032】図2に示すように、励磁コイル5に電流を
流さないOFF状態のときには、永久磁石のN極からの
磁束は、ヨーク4の一方の接続部4aからヨーク4内に
入って、これを通って、ヨーク4の他方の接続部4aか
ら永久磁石21のS極に入る磁路を形成していること
は、第1の実施の形態と同様である。
【0033】次に、励磁コイル5に、矢印7に示される
永久磁石21によって形成された磁路を、矢印8に示す
ような打ち消す方向に予め定められた大きさの電流を流
すと、N極からの磁束は、作用面6の一側から外部に飛
び出し、吸引部材11の一端側に進入する。吸引部材1
1に進入した磁束は、吸引部材11を通り、吸引部材1
1の他端側から放出され、作用面6の他側に進入してS
極に至るON状態となる。その結果、複合磁石13に吸
引部材11が吸引されることになる。
【0034】ここで、第2の実施の形態においては、永
久磁石21の磁化容易軸は、永久磁石両端の斜面21c
及び斜面21dと垂直な方向である。しかし、端面21
c、21dが吸引部材11との対向面積を大きくするよ
うに、即ち、作用面6側の長さ(外側面21eの図で
は、左右方向の長さ)が非作用面19側の長さ(内側面
21fの図では左右方向の長さ)よりも短く形成されて
いるとともに、磁化容易軸が傾斜しているために、永久
磁石21からの磁束が斜面21dを介して作用面6から
容易に飛び出すことができ、また、吸引部材11から放
出された磁束を斜面21cを介して容易に永久磁石21
に戻ることができる。従って、小さな電流でより大きな
吸引力を得ることができるために、図1に示したハイブ
リッド磁石よりもより効率を高めることができるととも
に、磁路を短くすることができるので、より小型化する
ことができる。
【0035】図3は本発明の第3の実施の形態による吸
引基本構造体の概略構成を示す図である。
【0036】図3を参照すると、ハイブリッド磁石30
は、永久磁石31と永久磁石31の両端に接続された電
磁石2とを備えた吸引基本構造体としての複合磁石17
を備えている。
【0037】永久磁石31は、断面が略等脚台形状のも
ので、両端面である電磁石2との接続部の両斜面31
a,31bに対して垂直方向になるとともに、両端面3
1a,31b間を結ぶように円弧状に形成された磁化容
易軸を備えている。また、永久磁石31の台形の上底に
相当する外側面31eが台形の下底に相当する内側面3
1fよりも、水平方向に短い構成となっている。また、
永久磁石31の一対の端面の内の一方がN極、他方がS
極となるように形成されている。
【0038】第1の実施の形態と同様に、電磁石2は、
永久磁石31の両端に接続される逆台形状の接続部4a
が両端内側に対向するように設けられたU字形状の継鉄
からなるヨーク4と、ヨーク4の永久磁石21と対向す
る側に設けられた励磁コイル5とを備えている。複合磁
石17の永久磁石31が設けられた作用面6と対向して
強磁性体からなる吸引部材11が設けられている。
【0039】次に、本発明の第3の実施の形態によるハ
イブリッド磁石30の動作について説明する。
【0040】図3に示すように、励磁コイル5に電流を
流さないOFFのときには、永久磁石21のN極からの
磁束は、ヨーク4の一方の接続部4aからヨーク4内に
入って、これを通って、ヨーク4の他方の接続部4aか
ら永久磁石31のS極に入る磁路を形成していること
は、第1及び第2の実施の形態と同様である。
【0041】次に、励磁コイル5に、矢印8に示すよう
に、永久磁石31によって形成された磁路を打ち消す方
向に予め定められた大きさの電流を流すとON状態とな
り、N極からの磁束は、作用面6の一側から外部に飛び
出し、吸引部材11の一端側に進入する。吸引部材11
に進入した磁束は、吸引部材11を通り、吸引部材11
の他端側から放出され、作用面6の他側に進入してS極
に至る。その結果、複合磁石14に吸引部材11が吸引
されることになる。
【0042】ここで、第3の実施の形態においては、第
2の実施の形態と同様に、永久磁石31の磁化容易軸
は、斜面31a及び斜面31bと垂直な方向である。し
かし、この端面31a,31bが吸引部材11との対向
面積を大きくするように、即ち、作用面6側の長さが非
作用面19側の長さよりも短く形成されているととも
に、磁化容易軸が円弧状に傾斜しているために、永久磁
石31からの磁束が斜面31a,31bを介して作用面
6から容易に飛び出すことができ、従って、小さな電流
でより大きな吸引力を得ることができるために、第2の
実施の形態と同様に、図1に示したハイブリッド磁石1
0よりもより効率を高めることができるとともに、磁路
を短くすることができるので、より小型化することがで
きる。
【0043】図4は本発明の第4の実施の形態による吸
引基本構造体の概略構成を示す図である。
【0044】図4を参照すると、ハイブリッド磁石40
は、永久磁石21の下底面に継鉄からなる強磁性体片1
5が設けられている他は、第2の実施の形態によるもの
と同じ構成を備えている。
【0045】即ち、ハイブリッド磁石は40は、永久磁
石21と、永久磁石21の両端に接続された電磁石2
と、永久磁石21の下底面21fに配置された強磁性体
片15を備えた吸引基本構造体としての複合磁石16を
備えている。
【0046】永久磁石21は、略等脚台形状のものを縦
に2等分した永久磁石片21a,21bを組み合わせて
構成されている。永久磁石片21a,21bは、電磁石
2との接続部の斜面21a,21bに対して垂直方向に
なるように、磁化容易軸を備えている。また、永久磁石
21の上底の外側面21eが下底の内側面21fより
も、水平方向に短い構成となっている。また、永久磁石
21の一対の端面21c,21dの内の一方がN極、他
方がS極となるように形成されている。
【0047】第2の実施の形態と同様に、電磁石2は、
永久磁石21の両端に接続される逆台形状の接続部4a
が両端内側に対向するように設けられたU字形状の継鉄
からなるヨーク4と、ヨーク4の永久磁石21と対向す
る側に設けられた励磁コイル5とを備えている。複合磁
石16の永久磁石21が設けられた一面6(以下、作用
面と呼ぶ)と対向して強磁性体からなる吸引部材11が
設けられている。
【0048】次に、本発明の第4の実施の形態によるハ
イブリッド磁石40の動作について説明する。
【0049】図4に示すように、励磁コイル5に電流を
流さないOFF状態のときには、永久磁石のN極からの
磁束は、ヨークの一方の接続部4aからヨーク4内に入
って、これを通って、ヨーク4の他方の接続部4aから
永久磁石のS極に入る磁路を形成していることは、第1
の実施の形態と同様である。
【0050】次に、励磁コイル5に、矢印8に示すよう
に、永久磁石21によって形成された磁路を打ち消す方
向に予め定められた大きさの電流を流すと、N極からの
磁束は、作用面6の一側から外部に飛び出し、吸引部材
11の一端側に進入する。吸引部材11に進入した磁束
は、吸引部材11を通り、吸引部材11の他端側から放
出され、作用面6の他側に進入して接続部4aを通りS
極に至る。その結果、複合磁石16に吸引部材11が吸
引されることになる。
【0051】ここで、第4の実施の形態においては、永
久磁石21の磁化容易軸は、斜面21c及び斜面21d
と垂直な方向である。しかし、端面21dが吸引部材1
1との対向面積を大きくするように、即ち、作用面6側
の長さが非作用面19側の長さよりも短く形成されてい
るとともに、磁化容易軸が傾斜し、且つ永久磁石片21
a,21bの接合部において、磁化容易軸が屈曲する部
分においては、磁束漏れが生じるおそれがあるが、強磁
性体片15があるためにこの磁束漏れを防ぐことができ
るので、永久磁石21からの磁束が斜面21dを介して
作用面6から容易に飛び出すことができ、従って、小さ
な電流でより大きな吸引力を得ることができるために、
図2に示したハイブリッド磁石よりもより効率を高める
ことができるとともに、磁路を短くすることができるの
で、小型化することができる。
【0052】図5は本発明の第5の実施の形態による吸
引基本構造体の概略構成を示す図である。
【0053】図5を参照すると、ハイブリッド磁石50
は、永久磁石41が、夫々焼結体からなる3つの永久磁
石片41a,41b,41cから構成されている他は、
第2の実施の形態と同様の構成を有する。
【0054】具体的には、ハイブリッド磁石50は、永
久磁石41と永久磁石41の両端に接続された電磁石2
とを備えた吸引基本構造体としての複合磁石17を備え
ている。
【0055】永久磁石41は、断面略等脚台形状のもの
を略3等分した永久磁石片41a,41b,及び41c
を組み合わせて構成されている。永久磁石片41a,4
1bは、電磁石2との接続部の斜面41d,41eに対
して垂直方向になるように、磁化容易軸を備えている。
また、永久磁石片41cは水平方向に磁化容易軸を有す
るように形成されている。
【0056】さらに、永久磁石41の台形の上底に相当
する外側面41fが台形の下底に相当する内側面41g
よりも、水平方向に短い構成となっている。また、永久
磁石41の一対の端面41d,41eの内の一方がN
極、他方がS極となるように形成されている。
【0057】第2の実施の形態と同様に、電磁石2は、
永久磁石41の両端に接続される逆台形状の接続部4a
が両端内側に対向するように設けられたU字形状の継鉄
からなるヨーク4と、ヨーク4の永久磁石41と対向す
る側に設けられた励磁コイル5とを備えている。複合磁
石17の永久磁石41が設けられた作用面6と対向して
強磁性体からなる吸引部材11が設けられている。
【0058】次に、本発明の第5の実施の形態によるハ
イブリッド磁石50の動作について説明する。
【0059】図5に示すように、励磁コイル5に電流を
流さないOFF状態のときには、永久磁石41のN極か
らの磁束は、ヨーク4の一方の接続部4aからヨーク4
内に入って、これを通って、ヨーク4の他方の接続部4
aから永久磁石41のS極に入る磁路を形成しているこ
とは、第1の実施の形態と同様である。
【0060】次に、励磁コイル5に、矢印8に示すよう
に、永久磁石41によって形成された磁路を打ち消す方
向に予め定められた大きさの電流を流すON状態となる
と、N極からの磁束は、作用面6の一側から外部に飛び
出し、吸引部材11の一端側に進入する。吸引部材11
に進入した磁束は、吸引部材11内を長さ方向に通り、
吸引部材11の他端側から放出され、作用面6の他側に
進入してS極に至る。その結果、複合磁石50に吸引部
材11が吸引されることになる。
【0061】ここで、第5の実施の形態においては、永
久磁石41の磁化容易軸は、永久磁石片41a,41c
においては、斜面41d及び斜面41eと垂直な方向で
ある。また、非作用面19側の永久磁石片41bにおい
ては、磁化容易軸は、非作用面41gに沿う方向であ
る。
【0062】このように、端面41d,41eが吸引部
材11との対向面積を大きくするように、即ち、永久磁
石41の作用面6側の長さ(外側面41fの長さ)が非
作用面19側の長さ(内側面41gの長さ)よりも短く
形成されているとともに、磁化容易軸が傾斜しているた
めに、永久磁石41からの磁束が斜面を介して作用面6
から容易に飛び出すことができ、また、非作用面19側
の永久磁石41b片は、非作用面19に沿う方向に磁化
容易軸を備えるために、非作用面19側、即ち、内側面
41gからの磁束の漏れを抑制することができる。
【0063】従って、小さな電流でより大きな吸引力を
得ることができるために、図1に示したハイブリッド磁
石10よりもより効率を高めることができるとともに、
磁路を短くすることができるので、より小型化すること
ができる。
【0064】図6は本発明の第6の実施の形態による吸
引基本構造体の概略構成を示す図である。
【0065】図6を参照すると、ハイブリッド磁石60
は、永久磁石61の非作用面19側の内側面61bが円
弧状になっている他は、第3の実施の形態と同様の構成
を有する。
【0066】具体的には、ハイブリッド磁石60は、永
久磁石61と永久磁石61の両端に接続された電磁石2
とを備えた吸引基本構造体としての複合磁石18を備え
ている。
【0067】永久磁石61は、底部が丸い略等脚台形状
を備えている。永久磁石61は、電磁石2との接続部の
斜面61c,61dに対して垂直方向になり、且つ同心
円状の円弧を描くように形成された磁化容易軸を備えて
いる。
【0068】さらに、永久磁石61の上底面である外側
面61aが下底面である内側湾曲面61bよりも、寸法
が短い構成となっている。また、永久磁石61の一対の
端面の内の一方がN極、他方がS極となるように形成さ
れている。
【0069】第3の実施の形態と同様に、電磁石2は、
永久磁石61の両端に接続される逆台形状の接続部4a
が両端内側に対向するように設けられたU字形状の継鉄
からなるヨーク4と、ヨーク4の永久磁石21と対向す
る側に設けられた励磁コイル5とを備えている。複合磁
石18の永久磁石61が設けられた作用面6と対向して
強磁性体からなる吸引部材11が設けられている。
【0070】次に、第6の実施の形態によるハイブリッ
ド磁石60の動作について説明する。
【0071】図6に示すように、励磁コイル5に電流を
流さないOFF状態のときには、永久磁石31のN極か
らの磁束は、ヨーク4の一方の接続部4aからヨーク4
内に入って、これを通って、ヨーク4の他方の接続部4
aから永久磁石61のS極に入る磁路を形成しているこ
とは、第1の実施の形態と同様である。
【0072】次に、励磁コイル5に、矢印を設けた破線
8に示すように、永久磁石61によって形成された磁路
を打ち消す方向に予め定められた大きさの電流を流す
(ON状態)と、N極からの磁束は、作用面6の一側か
ら外部に飛び出し、吸引部材11の一端側に進入する。
吸引部材11に進入した磁束は、吸引部材11内を長さ
方向に通り、吸引部材11の他端側から放出され、作用
面6の他側に進入してS極に至る。その結果、複合磁石
18に吸引部材11が吸引されることになる。
【0073】ここで、第6の実施の形態においては、永
久磁石61の磁化容易軸は、斜面61c,61dと垂直
で、且つ円弧を形成する方向である。
【0074】このように、永久磁石61の端面61a,
61dが吸引部材11との対向面積を大きくするよう
に、即ち、永久磁石61の作用面6側の長さ(外側面6
1aの長さ)が非作用面19側の長さ(内側面61bの
長さ)よりも短く形成されているとともに、磁化容易軸
が円弧状であるために、永久磁石61からの磁束が斜面
を介して作用面6から容易に飛び出すことができ、ま
た、永久磁石61の非作用面19側は磁化容易軸に沿う
円弧状に形成されているために、非作用面19側からの
磁束の漏れを抑制することができる。
【0075】従って、小さな電流でより大きな吸引力を
得ることができるために、図1に示したハイブリッド磁
石よりもより効率を高めることができるとともに、磁路
を短くすることができるので、より小型化することがで
きる。
【0076】図7は本発明の第7の実施の形態による吸
引基本構造体の概略構成を示す図で、第1の実施の形態
によるハイブリッド磁石10の変形例を示している。
【0077】図7を参照すると、ハイブリッド磁石70
は、第1の実施の形態によるものとは、ヨーク23の形
状が異なる他は同様の構成を備えている。
【0078】具体的には、ハイブリッド磁石10は、永
久磁石1と永久磁石1の両端に接続された電磁石22と
を備えた吸引基本構造体としての複合磁石24を備えて
いる。
【0079】永久磁石1は、第1の実施の形態によるも
のと同様に、断面略等脚台形状であり、図7では水平方
向に磁化容易軸を備えているとともに、台形の上底に相
当する外側面1aが台形の下底に相当する内側面1bよ
りも、水平方向に短い構成となっている。また、一対の
ヨーク23の端面23a,23aに接する永久磁石の斜
面1c,1dの一方がN極、他方がS極となるように形
成されている。
【0080】電磁石22は、永久磁石1の両端に接続さ
れる逆台形状の接続部が両端内側に対向するように設け
られたU字形状の継鉄からなるヨーク23と、ヨーク2
3の永久磁石1と対向する側に設けられた励磁コイル5
とを備えている。
【0081】ヨーク23の内側は角が丸く形成されてお
り、永久磁石1の設けられた辺と対向する側の辺の外側
両端の角部23b,23bには、面取りが施されてい
る。
【0082】また、複合磁石24の永久磁石1が設けら
れた作用面6と対向して強磁性体からなる吸引部材11
が設けられている。
【0083】次に、本発明の第7の実施の形態によるハ
イブリッド磁石70の動作について説明する。
【0084】図7に示すように、励磁コイル5に電流を
流さないOFF状態のときには、永久磁石1のN極から
の磁束は、ヨーク23の一方の接続部からヨーク23内
に入って、これを通って、ヨーク23の他方の接続部か
ら永久磁石1のS極に入る磁路を形成する。
【0085】次に、励磁コイル5に、永久磁石1によっ
て形成された磁路を打ち消す方向に予め定められた大き
さの電流を流す(ON状態)と、N極からの磁束は、作
用面6の一側から外部に飛び出し、吸引部材11の一端
側に進入する。吸引部材11に進入した磁束は、吸引部
材を通り、吸引部材の他端側から放出され、作用面6の
他側に進入してS極に至る。その結果、複合磁石24に
吸引部材11が吸引されることになる。
【0086】ここで、第7の実施の形態においては、第
1の実施の形態と同様に、永久磁石1の磁化容易軸は作
用面6及び非作用面19に平行な矢印で示される方向で
ある。しかし、永久磁石1の端面1c,1dが吸引部材
11との対向面積を大きくするように、即ち、永久磁石
の作用面6側の長さ(外側面1aの長さ)が非作用面1
9側の長さ(内側面1bの長さ)よりも短く形成されて
いるために、永久磁石1からの磁束が作用面から容易に
飛び出すことができ、従って、小さな電流でより大きな
吸引力を得ることができるために、図10及び図11に
示したハイブリッド磁石よりもより効率を高めることが
できるとともに、磁路を短くすることができるので、よ
り小型化することができる。
【0087】また、ヨーク23の角部23b,23bに
面取りを施すとともに、内側の隅角部23c,23cを
丸く形成しているので、各々の角部からの磁束の漏れを
抑制することができ、これによって、より効率を高める
ことができる。
【0088】図8は本発明の第8の実施の形態による吸
引基本構造体の概略構成を示す図で、第1の実施の形態
によるハイブリッド磁石の他の変形例を示している。
【0089】図8を参照すると、ハイブリッド磁石80
は、第1の実施の形態によるものとは、ヨーク25の形
状が異なる他は同様の構成を備えている。
【0090】具体的には、ハイブリッド磁石80は、永
久磁石1と永久磁石1の両端に接続された電磁石26と
を備えた吸引基本構造体としての複合磁石27を備えて
いる。
【0091】永久磁石1は、第1の実施の形態によるも
のと同様に、断面略等脚台形状であり、図では、水平方
向に磁化容易軸を備えているとともに、台形の上底に相
当する外側面1aが台形の下底に相当する内側面1bよ
りも、水平方向に短い構成となっている。また、一対の
端面1c,1dの内の一方がN極、他方がS極となるよ
うに形成されている。
【0092】電磁石26は、永久磁石1の両端に接続さ
れる逆台形状の接続部が両端内側に対向するように設け
られたU字形状の継鉄からなるヨーク25と、ヨーク2
5の永久磁石1と対向する側に設けられた励磁コイル5
とを備えている。
【0093】ヨーク25の内側は角部25cが丸く形成
されており、永久磁石1の設けられた辺と対向する側の
辺の外側両端の角部25b、25bには、R加工が施さ
れている。
【0094】また、複合磁石27の永久磁石1が設けら
れた作用面6と対向して強磁性体からなる吸引部材11
が設けられている。
【0095】次に、本発明の第8の実施の形態によるハ
イブリッド磁石80の動作について説明する。
【0096】図7に示すように、励磁コイル5に電流を
流さないOFF状態のときには、永久磁石1のN極から
の磁束は、ヨーク25の一方の接続部25aからヨーク
25内に入って、これを通って、ヨーク25の他方の接
続部25aから永久磁石1のS極に入る磁路を形成す
る。
【0097】次に、励磁コイル5に、永久磁石1によっ
て形成された磁路を打ち消す方向に予め定められた大き
さの電流を流す(ON状態)と、N極からの磁束は、作
用面6の一側から外部に飛び出し、吸引部材11の一端
側に進入する。吸引部材11に進入した磁束は、吸引部
材を通り、吸引部材の他端側から放出され、作用面6の
他側に進入してS極に至る。その結果、複合磁石27に
吸引部材11が吸引されることになる。
【0098】ここで、第7の実施の形態においては、第
1の実施の形態と同様に、永久磁石1の磁化容易軸は作
用面6及び非作用19面に平行な破線の矢印で示される
方向である。しかし、永久磁石1の端面が吸引部材11
との対向面積を大きくするように、即ち、永久磁石1の
作用面6側の長さ(外側面1aの長さ)が非作用面19
側の長さ(内側面1bの長さ)よりも短く形成されてい
るために、永久磁石1からの磁束が作用面から容易に飛
び出すことができ、従って、小さな電流でより大きな吸
引力を得ることができるために、図10及び図11に示
したハイブリッド磁石80よりもより効率を高めること
ができるとともに、磁路を短くすることができるので、
より小型化することができる。
【0099】また、ヨーク25の角部25b,25bに
R加工を施すとともに、内側の隅角部25c,25c,
25c,25cを丸く形成しているので、各角部からの
磁束の漏れを抑制することができ、これによって、より
効率を高めることができる。
【0100】図9は本発明の第9の実施の形態による吸
引基本構造体の概略構成を示す図で、第1の実施の形態
によるハイブリッド磁石の他の変形例を示している。
【0101】図9を参照すると、ハイブリッド磁石90
は、上下両側面91a,91bが円弧状に形成された永
久磁石91と永久磁石91の両端91c,92aに接続
された略円弧状の電磁石28とを備えた吸引基本構造体
としてのトロイダル形状の複合磁石33を備えている。
【0102】永久磁石91は、リング形状のものから一
部を切り出した略等脚台形状であり、図では、水平方向
に磁化容易軸を備えているとともに、上底の外側円弧面
91aが下底の内側円弧面91bよりも、短い構成とな
っている。また、一対の端面91c,91dの内の一方
がN極、他方がS極となるように形成されている。
【0103】電磁石28は、永久磁石91の両端に接続
される逆台形状の接続部が両端内側に対向するように設
けられたC字形状の継鉄からなるヨーク32と、ヨーク
32の永久磁石91とは直径方向に対向する側に設けら
れた励磁コイル35とを備えている。
【0104】複合磁石33の永久磁石91が設けられた
作用面6と対向して円弧状の強磁性体からなる吸引部材
34が設けられている。
【0105】次に、本発明の第9の実施の形態によるハ
イブリッド磁石90の動作について説明する。
【0106】図9に示すように、励磁コイル35に電流
を流さないOFF状態のときには、永久磁石91のN極
からの磁束は、ヨーク32の一方の接続部32bから円
弧状のヨーク32内に入って、これを通って、ヨーク3
2の他方の接続部32aから永久磁石91のS極に入る
磁路を形成する。
【0107】次に、励磁コイル35に、永久磁石95に
よって形成された磁路を打ち消す方向に予め定められた
大きさの電流を流すと、N極からの磁束は、作用面92
の一側から外部に飛び出し、吸引部材34の一端側に進
入する。吸引部材34に進入した磁束は、吸引部材34
を通り、吸引部材の他端側から放出され、作用面92の
他側に進入してS極に至る。その結果、複合磁石33に
吸引部材11が吸引されることになる。
【0108】ここで、第9の実施の形態においては、永
久磁石91の容易軸は水平方向であり、また、永久磁石
91の端面91c,91dが吸引部材34との対向面積
を大きくするように、即ち、作用面92側の長さが非作
用面93側の長さよりも短く、且つ円弧状に形成されて
いるために、永久磁石91からの磁束が作用面92から
容易に飛び出すことができ、従って、小さな電流でより
大きな吸引力を得ることができるために、図10及び図
11に示したハイブリッド磁石よりもより効率を高める
ことができるとともに、磁路を短くすることができるの
で、より小型化することができる。
【0109】また、ヨーク32がトロイダル形状であり
角部がないので、作用面62以外の部分からの磁束の漏
れが殆どなく、これによって、より効率を高めることが
できる。
【0110】以上説明した本発明の実施の形態において
は、吸引基本構造体は、励磁コイルに電流を流して吸引
部材を吸引する構造を備えたもの、例えば、アクチュエ
ータ、回転モータ、リニアモータ等の機械的な駆動機構
に用いる例を示したが、吸引部材の部位に同様な吸引基
本構造を備えて、磁気増幅器や、変圧器等を構成した
り、励磁コイルへの電流制御による磁束の変化を利用し
た機器、例えば、マイクロホン、スピーカ、磁気ヘッド
や操作型の電子顕微鏡や陰極線管等の電子銃からの電子
線の制御等にも用いることができることは勿論である。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁束の放出を容易にし、エネルギー効率の高められた吸
引基本構造体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による吸引基本構造
体の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による吸引基本構造
体の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態による吸引基本構造
体の概略構成を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態による吸引基本構造
体の概略構成を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態による吸引基本構造
体の概略構成を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態による吸引基本構造
体の概略構成を示す図である。
【図7】本発明の第7の実施の形態による吸引基本構造
体の概略構成を示す図で、第1の実施の形態によるハイ
ブリッド磁石10の変形例を示している。
【図8】本発明の第8の実施の形態による吸引基本構造
体の概略構成を示す図で、第1の実施の形態によるハイ
ブリッド磁石の他の変形例を示している。
【図9】本発明の第9の実施の形態による吸引基本構造
体の概略構成を示す図で、第1の実施の形態によるハイ
ブリッド磁石の他の変形例を示している。
【図10】従来のベーシックファクタと呼ばれるハイブ
リッド磁石の一例を示す概略図である。
【図11】従来のベーシックファクタと呼ばれるハイブ
リッド磁石の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1,21,31,41、61,91 永久磁石 1a,21e,31e,31f,41f,61a 外
側面 1b,21f,41g,61b 内側面 2,22,26 電磁石 3,13,14,16,17,18,24,27,33
複合磁石 4,23,25,32 ヨーク 4a 接続部 5,35 励磁コイル 6,92 作用面 8,12 矢印 10,20,30,40,50,60,70,80,9
0 ハイブリッド磁石 11,34 吸引部材 15 強磁性体片 19,93 非作用面 21a,21b 永久磁石片 21c,21d,23a,25a,31a,31b,4
1d,41e,61c,61d 斜面(端面) 23b,25b 角部 32a,32b 両端 41a,41b,41c 永久磁石片 91a,91b 両側円弧面 100 ハイブリッド磁石 101 永久磁石 102 電磁石 103 複合磁石 104a 接続部 104 ヨーク 105 励磁コイル 106 作用面 108 矢印 110 吸引部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500456899 有限会社環境都市コンサルティング 神奈川県平塚市田村6302 (72)発明者 荻野 三四郎 東京都品川区二葉二丁目20番1号 第2梅 田ビル405 (72)発明者 落合 康住 神奈川県川崎市麻生区高石3−32−2− 306 (72)発明者 西 義武 東京都世田谷区代沢2−39−7 (72)発明者 小栗 和也 神奈川県相模原市上鶴間5−6−1 ルネ 東林間A−111 (72)発明者 中塚 哲 神奈川県伊勢原市高森2−31−3

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いの逆の極性を有する一対の端面を備
    えた永久磁石と、前記永久磁石の両端面に磁気的に接続
    された電磁石とを有する複合磁石を備え、前記複合磁石
    の前記永久磁石の位置する部位の一面を磁気作用面と
    し、これと実質的に対向する前記複合磁石の他面を非磁
    気作用面とした吸引基本構造体であって、前記永久磁石
    は、前記複合磁石の磁気作用面側の長さが、前記複合磁
    石の前記非作用面側の長さよりも短いことを特徴とする
    吸引基本構造体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の吸引基本構造体におい
    て、前記作用面と間隙を介して対向する強磁性体を更に
    備え、当該電磁石に通電の際に前記強磁性体は、前記磁
    気作用面から吸引作用を受けることを特徴とする吸引基
    本構造体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の吸引基本構造体におい
    て、前記永久磁石の磁化容易軸の方向は、前記作用面及
    び非作用面の内のいずれか一方と平行であることを特徴
    とする吸引基本構造体。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の吸引基本構造体におい
    て、前記永久磁石は、複数の永久磁石片を備えて構成さ
    れていることを特徴とする吸引基本構造体。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の吸引基本構造体におい
    て、前記永久磁石は磁化容易軸が湾曲していることを特
    徴とする吸引基本構造体。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の吸引基本構造体におい
    て、前記電磁石は、前記作用面以外の曲がり部が面取り
    又はR加工が施されれているか又は湾曲していることを
    特徴とする吸引基本構造体。
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