JP2004172516A - 有極電磁石装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】可動鉄心棒と磁極片の摺動磨耗量を減らし、寿命が長い有極電磁石装置を得ること。
【解決手段】可動鉄心棒5及び該可動鉄心棒5の一端に固着された可動鉄心板4を備えた可動鉄心部分と、永久磁石7、前記可動鉄心棒5を貫通させる電磁コイル6、該電磁コイル6の励磁により前記可動鉄心棒5の他端が吸引される吸引孔3aを有する磁極片3、略L字形断面の磁極板2及び略コの字形断面の固定鉄心1を備えた固定鉄心部分と、から成る有極電磁石装置において、前記吸引孔3a及び/又は前記可動鉄心棒5の他端に非磁性体の摺動部材12を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】可動鉄心棒5及び該可動鉄心棒5の一端に固着された可動鉄心板4を備えた可動鉄心部分と、永久磁石7、前記可動鉄心棒5を貫通させる電磁コイル6、該電磁コイル6の励磁により前記可動鉄心棒5の他端が吸引される吸引孔3aを有する磁極片3、略L字形断面の磁極板2及び略コの字形断面の固定鉄心1を備えた固定鉄心部分と、から成る有極電磁石装置において、前記吸引孔3a及び/又は前記可動鉄心棒5の他端に非磁性体の摺動部材12を備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、永久磁石と電磁コイルとの合成吸引力により可動鉄心部分を駆動する有極電磁石装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
永久磁石の吸引力と電磁コイルによる吸引力との合成吸引力により、可動鉄心部分をバネの復帰力に抗して駆動し、そして電磁コイルの励磁を解いたとき、可動鉄心部分をバネの復帰力で復帰させる、従来の有極電磁石装置においては、略コの字形断面の固定鉄心の中央片に、永久磁石の一方の磁極面を当接させ、他方の磁極面を略L字形断面の磁極板の中央片に当接させると共に、前記固定鉄心の第1の脚片に磁極片(吸引磁極)を設けて固定側の鉄心部分を構成し、前記L字形断面の磁極板の内側に配置された電磁コイルの孔部に貫通した可動鉄心棒の一方の端面に、前記固定鉄心の第2の脚片と前記L字形断面の磁極板の脚片との間に配置された可動鉄心板を固着し、他方の端面を前記磁極片に挿入して可動側の鉄心部分を構成し、前記固定鉄心の第2の脚片と前記可動鉄心板との間、前記可動鉄心板と前記L字形断面の磁極板の脚片との間及び前記可動鉄心棒の端面と前記固定鉄心の第1の脚片との間に対応する第1、第2及び第3の磁気ギャップが復帰側から吸引側に向かって順次形成され、前記可動鉄心棒の外周と前記磁極片との間に第4の磁気ギャップが形成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2552179号(特許請求の範囲、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来の有極電磁石装置では、可動鉄心棒と磁極片の吸引孔との間の磁気ギャップが空間であるため、可動鉄心棒が吸引と復帰を繰返す過程で可動鉄心棒と磁極片とが摺動摩耗し、磁気ギャップ量はその摩耗量以上に変化してしまい、磁気特性が悪化し寿命が短いという欠点があった。また、磁極片の外側は、無駄スペースとなっていて、その分、有極電磁石装置の外形が大きいという問題点があった。さらに、磁極片と電磁コイルは、別部品として構成されていて、組立工数が多いという問題もあった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、可動鉄心棒と磁極片の摺動摩耗量を減らし、寿命が長い有極電磁石装置を得るものである。また、第2の目的は、磁極片の外側の無駄スペースを無くし、コンパクトな有極電磁石装置を得るものである。さらに、第3の目的は、組立工数が少ない安価な有極電磁石装置を得るものである。また、第4の目的は、磁気効率の優れた有極電磁石装置を得るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る有極電磁石装置においては、可動鉄心部分と、永久磁石、電磁コイル及び該電磁コイルの励磁により前記可動鉄心部分の一端が吸引される吸引孔を有する磁極片を備えた固定鉄心部分と、から成る有極電磁石装置において、前記吸引孔及び/又は前記可動鉄心部分の一端に非磁性体の摺動部材を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図、図2は電磁コイル励磁時の有極電磁石装置の断面図、図3は磁極片の斜視図である。図において、有極電磁石装置は、略コの字形に形成され、装置の中心部まで伸びる第1の脚片1aとそれよりも短い第2の脚片1bとを有する固定鉄心1と、この固定鉄心1の中央片1cの内側に一方の磁極面が当接される永久磁石7と、略L字形に形成され、固定鉄心1の第2の脚片1bと平行に配置される脚片2aを有し中央片2bが永久磁石7の他方の磁極面に当接される磁極板2と、非磁性体製のコイル枠12に巻き回され磁極板2の内側に配置される電磁コイル6と、コイル枠12にインサート成形され、固定鉄心1の第1の脚片1aの接合部を中心として固定鉄心1に当接される筒状の磁極片3とから成る固定鉄心部分と、固定鉄心1の第2の脚片1bと磁極板2の脚片2aとの間に配置される可動鉄心板4と、電磁コイル6を貫通して配置され、一方の端部に可動鉄心板4を固着し他方の端部は磁極片3の吸引孔3aに挿入される可動鉄心棒5とから成る可動鉄心部分とで構成されている。筒状の磁極片3の外周部にも電磁コイル6の巻線が施されている。
【0008】
また、この有極電磁石装置は、固定鉄心1の第2の脚片1bと可動鉄心板4の間に形成された第1の磁気ギャップ8と、可動鉄心板4と磁極板2の脚片2aとの間に形成された第2の磁気ギャップ9と、可動鉄心棒5の端面と固定鉄心1の第1の脚片1aとの間に形成された第3の磁気ギャップ10と、磁極片3とこの磁極片3の吸引孔3aに挿入した可動鉄心棒5との間に、非磁性体材料で製作された電磁コイル6のコイル枠12の一部により形成された第4の磁気ギャップ11と、を有している。
【0009】
このように構成された実施の形態1の有極電磁石装置においては、電磁コイル6が励磁されていない場合には、図1に破線矢印で示す永久磁石7の磁束により、第1の磁気ギャップ8に吸引力が最も強く働き、可動鉄心部分は、固定鉄心1の第2の脚片1bに吸着し復帰状態を維持する。この電磁コイル6が励磁されていない状態では、第4の磁気ギャップ11は第3の磁気ギャップ10より小さい値となっている。
【0010】
次に、電磁コイル6が励磁されると、図1に実線矢印で示す磁束が発生し、第1の磁気ギャップ8では、永久磁石7による磁束(破線矢印)と電磁コイル6による磁束(実線矢印)とが、お互いに打ち消し合って吸引力が小さくなる。一方、第4の磁気ギャップ11は、可動鉄心棒5の先端が吸引孔3aに挿入されていることにより、第3の磁気ギャップ10よりかなり小さい寸法であるため、第2の磁気ギャップ9には、主に第4の磁気ギャップ11を経由した磁束による永久磁石7と電磁コイル6との合成吸引力が働き、また、第3の磁気ギャップ10には、ギャップ量が大きいため第2の磁気ギャップ9よりは遥かに小さいが、永久磁石7と電磁コイル6の合成吸引力が働き、その第3の磁気ギャップ10と第2の磁気ギャップ9に働く吸引力の合計が、第1の磁気ギャップ8の吸引力より大きくなるため、可動鉄心部分を第1の脚片1a側へ駆動する。
【0011】
そして可動鉄心部分の移動により、第4の磁気ギャップ11よりも第3の磁気ギャップ10の方が小さい寸法になると、第3の磁気ギャップ10に働く永久磁石7と電磁コイル6との合成吸引力が飛躍的に強くなり、可動鉄心部分を固定鉄心1の第1の脚片1aに吸着し、図2に実線矢印と破線矢印で示す磁束により、吸引状態を維持する。第4の磁気ギャップ11は、非磁性体の摺動部材としてのコイル枠12の一部により構成されているため、可動鉄心部分が吸引・復帰動作を繰返しても、可動鉄心部分と磁極片3が摺動摩耗せず、ギャップ量の変化が少ない。また、コイル枠12と磁極片3が一体成形されているので、組立工数が少なくてすみ、さらに、筒状の磁極片3の外周部にも電磁コイル6の巻線が施されているので、磁極片3の外側の無駄スペースが無くなり、コンパクトな有極電磁石装置が得られる。
【0012】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2における電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図、図5は磁極片の斜視図である。図4、5中の図1、2、3と同一符号は同一部品を示し、磁極片23の形状以外は、上述の実施の形態1の有極電磁石装置と同一構造であるので、その詳細な説明は省略する。磁極片23は、図5に示すように鍔部23aを有する筒状体であり、図4に示すようにコイル枠12にインサート成形され、磁極片23と可動鉄心棒5の間にコイル枠12の一部が非磁性体の摺動部材として介在し、鍔部23aが固定鉄心1の第1の脚片部1aと当接されている。
【0013】
このように構成された実施の形態2の有極電磁石装置においては、復帰状態において電磁コイル6が励磁されると、図4に実線矢印で示す磁束が発生し、第1の磁気ギャップ8では、永久磁石7の磁束(破線矢印)と電磁コイル6による磁束(実線矢印)が、お互いに打ち消し合って吸引力が小さくなる。一方、第4の磁気ギャップ11は可動鉄心棒5の先端が挿入されていることにより第3の磁気ギャップ10より寸法がかなり小さく、また固定鉄心1の第1の脚片1aと磁極片23の鍔部23aが当接しているため接触面積が大きく磁極片23へ磁束が流れやすいため、第2の磁気ギャップ9には、ほとんど第4の磁気ギャップ11を経由した磁束による永久磁石7と電磁コイル6との合成吸引力が強く働き、また、第3の磁気ギャップ10における永久磁石7と電磁コイル6の合成吸引力は実施の形態1のものと比較し小さくなるが、もともとギャップ量が大きく第2の磁気ギャップ9に働く吸引力より遥かに小さいため、第3の磁気ギャップ10と第2の磁気ギャップ9に働く吸引力の合計は実施の形態1のものより大きくなり、この合計吸引力が第1の磁気ギャップ8の吸引力より遥かに大きくなるため、可動鉄心部分を強く駆動する。このため磁気効率の優れた有極電磁石装置が得られる。
【0014】
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3における電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図、図7は磁極片の斜視図、図8は電磁コイル励磁時の第4の磁気ギャップにおける磁束の流れを示す図である。図6、7、8中の図1、2、3と同一符号は同一部品を示し、磁極片33の形状以外は、上述の実施の形態1の有極電磁石装置と同一構造であるので、その詳細な説明は省略する。
【0015】
磁極片33は、図7に示すように円錐筒状体であり、図6に示すようにコイル枠12にインサート成形され、磁極片33と可動鉄心棒5の間にコイル枠12の一部が非磁性体の摺動部材として介在し、磁極片33の小口径側が固定鉄心1の第1の脚片部1aと当接されている。磁極片33の吸引孔33aは斜面となって、そこに挿入されている可動鉄心棒5の側面との距離が可動鉄心部の駆動により小さくなっていく。このように構成された実施の形態3の有極電磁石装置においては、復帰状態において電磁コイル6が励磁されると、磁極片33と可動鉄心棒5との間の第4の磁気ギャップ11において図8に示すような磁束が流れ、この磁束により図8のX成分だけ、第4の磁気ギャップ11でも可動鉄心部分の吸引力を得ることが可能であり、可動鉄心部分をより強く駆動することができる。
【0016】
実施の形態4.
図9はこの発明の実施の形態4における電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図、図10は電磁コイル励磁時の第4の磁気ギャップにおける磁束の流れを示す図である。図9、10中の図1、2、3と同一符号は同一部品を示し、磁極片43と可動鉄心棒45の形状以外は、上述の実施の形態1の有極電磁石装置と同一構造であるので、その詳細な説明は省略する。磁極片43は、図9に示すように円錐筒状体であり、コイル枠12にインサート成形され、磁極片43の吸引孔43aに挿入される可動鉄心棒45の端部も磁極片43の円錐形状と略平行の円錐状傾斜面が設けられ、磁極片43と可動鉄心棒45の間にコイル枠12の一部が非磁性体の摺動部材として介在し、磁極片43の小口径側が固定鉄心1の第1の脚片部1aと当接されている。磁極片43の吸引孔43aは斜面となって、そこに挿入されている可動鉄心棒45の側面との距離が可動鉄心部の駆動により小さくなっていく。
【0017】
このように構成された実施の形態4の有極電磁石装置においては、復帰状態において電磁コイル6が励磁されると、磁極片43と可動鉄心棒45との間の第4の磁気ギャップ11において、図10に示すように最短距離の対向面積が広いため、磁束が流れやすく、この磁束により第4の磁気ギャップ11でも実施の形態3よりも大きい可動鉄心部分の吸引力が得られ、可動鉄心部分をさらに強く駆動することができる。
【0018】
以上説明した実施の形態1〜4の有極電磁石装置においては、磁極片の吸引孔と可動鉄心棒の間に配置される非磁性体の摺動部材として電磁コイル6のコイル枠12の一部を利用する形態を示したが、コイル枠とは別の摺動部材を吸引孔に取付けてもよい。また、摺動部材は可動鉄心棒にとりつけてもよく、吸引孔と可動鉄心棒の両方に取付けてもよい。
【0019】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、磁極片の吸引孔及び/又は可動鉄心部分の一端に非磁性体の摺動部材を備えたことにより、磁極片と可動鉄心部分の摺動磨耗を抑え、磁気ギャップ量の変化を少なくし、有極電磁石装置の寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1を示す電磁コイル励磁時の有極電磁石装置の断面図である。
【図3】この発明の実施の形態1を示す磁極片の斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態2を示す電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図である。
【図5】この発明の実施の形態2を示す磁極片の斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態3を示す電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図である。
【図7】この発明の実施の形態3を示す磁極片の斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態3を示す電磁コイル励磁時の第4の磁気ギャップにおける磁束の流れを示す図である。
【図9】この発明の実施の形態4を示す電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図である。
【図10】この発明の実施の形態4を示す電磁コイル励磁時の第4の磁気ギャップにおける磁束の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 固定鉄心、2 磁極板、3,23,33,43 磁極片、4 可動鉄心板、5,45 可動鉄心棒、6 電磁コイル、7 永久磁石、8 第1の磁気ギャップ、9 第2の磁気ギャップ、10 第3の磁気ギャップ、11 第4の磁気ギャップ、12 コイル枠。
【発明の属する技術分野】
この発明は、永久磁石と電磁コイルとの合成吸引力により可動鉄心部分を駆動する有極電磁石装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
永久磁石の吸引力と電磁コイルによる吸引力との合成吸引力により、可動鉄心部分をバネの復帰力に抗して駆動し、そして電磁コイルの励磁を解いたとき、可動鉄心部分をバネの復帰力で復帰させる、従来の有極電磁石装置においては、略コの字形断面の固定鉄心の中央片に、永久磁石の一方の磁極面を当接させ、他方の磁極面を略L字形断面の磁極板の中央片に当接させると共に、前記固定鉄心の第1の脚片に磁極片(吸引磁極)を設けて固定側の鉄心部分を構成し、前記L字形断面の磁極板の内側に配置された電磁コイルの孔部に貫通した可動鉄心棒の一方の端面に、前記固定鉄心の第2の脚片と前記L字形断面の磁極板の脚片との間に配置された可動鉄心板を固着し、他方の端面を前記磁極片に挿入して可動側の鉄心部分を構成し、前記固定鉄心の第2の脚片と前記可動鉄心板との間、前記可動鉄心板と前記L字形断面の磁極板の脚片との間及び前記可動鉄心棒の端面と前記固定鉄心の第1の脚片との間に対応する第1、第2及び第3の磁気ギャップが復帰側から吸引側に向かって順次形成され、前記可動鉄心棒の外周と前記磁極片との間に第4の磁気ギャップが形成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2552179号(特許請求の範囲、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来の有極電磁石装置では、可動鉄心棒と磁極片の吸引孔との間の磁気ギャップが空間であるため、可動鉄心棒が吸引と復帰を繰返す過程で可動鉄心棒と磁極片とが摺動摩耗し、磁気ギャップ量はその摩耗量以上に変化してしまい、磁気特性が悪化し寿命が短いという欠点があった。また、磁極片の外側は、無駄スペースとなっていて、その分、有極電磁石装置の外形が大きいという問題点があった。さらに、磁極片と電磁コイルは、別部品として構成されていて、組立工数が多いという問題もあった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、可動鉄心棒と磁極片の摺動摩耗量を減らし、寿命が長い有極電磁石装置を得るものである。また、第2の目的は、磁極片の外側の無駄スペースを無くし、コンパクトな有極電磁石装置を得るものである。さらに、第3の目的は、組立工数が少ない安価な有極電磁石装置を得るものである。また、第4の目的は、磁気効率の優れた有極電磁石装置を得るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る有極電磁石装置においては、可動鉄心部分と、永久磁石、電磁コイル及び該電磁コイルの励磁により前記可動鉄心部分の一端が吸引される吸引孔を有する磁極片を備えた固定鉄心部分と、から成る有極電磁石装置において、前記吸引孔及び/又は前記可動鉄心部分の一端に非磁性体の摺動部材を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図、図2は電磁コイル励磁時の有極電磁石装置の断面図、図3は磁極片の斜視図である。図において、有極電磁石装置は、略コの字形に形成され、装置の中心部まで伸びる第1の脚片1aとそれよりも短い第2の脚片1bとを有する固定鉄心1と、この固定鉄心1の中央片1cの内側に一方の磁極面が当接される永久磁石7と、略L字形に形成され、固定鉄心1の第2の脚片1bと平行に配置される脚片2aを有し中央片2bが永久磁石7の他方の磁極面に当接される磁極板2と、非磁性体製のコイル枠12に巻き回され磁極板2の内側に配置される電磁コイル6と、コイル枠12にインサート成形され、固定鉄心1の第1の脚片1aの接合部を中心として固定鉄心1に当接される筒状の磁極片3とから成る固定鉄心部分と、固定鉄心1の第2の脚片1bと磁極板2の脚片2aとの間に配置される可動鉄心板4と、電磁コイル6を貫通して配置され、一方の端部に可動鉄心板4を固着し他方の端部は磁極片3の吸引孔3aに挿入される可動鉄心棒5とから成る可動鉄心部分とで構成されている。筒状の磁極片3の外周部にも電磁コイル6の巻線が施されている。
【0008】
また、この有極電磁石装置は、固定鉄心1の第2の脚片1bと可動鉄心板4の間に形成された第1の磁気ギャップ8と、可動鉄心板4と磁極板2の脚片2aとの間に形成された第2の磁気ギャップ9と、可動鉄心棒5の端面と固定鉄心1の第1の脚片1aとの間に形成された第3の磁気ギャップ10と、磁極片3とこの磁極片3の吸引孔3aに挿入した可動鉄心棒5との間に、非磁性体材料で製作された電磁コイル6のコイル枠12の一部により形成された第4の磁気ギャップ11と、を有している。
【0009】
このように構成された実施の形態1の有極電磁石装置においては、電磁コイル6が励磁されていない場合には、図1に破線矢印で示す永久磁石7の磁束により、第1の磁気ギャップ8に吸引力が最も強く働き、可動鉄心部分は、固定鉄心1の第2の脚片1bに吸着し復帰状態を維持する。この電磁コイル6が励磁されていない状態では、第4の磁気ギャップ11は第3の磁気ギャップ10より小さい値となっている。
【0010】
次に、電磁コイル6が励磁されると、図1に実線矢印で示す磁束が発生し、第1の磁気ギャップ8では、永久磁石7による磁束(破線矢印)と電磁コイル6による磁束(実線矢印)とが、お互いに打ち消し合って吸引力が小さくなる。一方、第4の磁気ギャップ11は、可動鉄心棒5の先端が吸引孔3aに挿入されていることにより、第3の磁気ギャップ10よりかなり小さい寸法であるため、第2の磁気ギャップ9には、主に第4の磁気ギャップ11を経由した磁束による永久磁石7と電磁コイル6との合成吸引力が働き、また、第3の磁気ギャップ10には、ギャップ量が大きいため第2の磁気ギャップ9よりは遥かに小さいが、永久磁石7と電磁コイル6の合成吸引力が働き、その第3の磁気ギャップ10と第2の磁気ギャップ9に働く吸引力の合計が、第1の磁気ギャップ8の吸引力より大きくなるため、可動鉄心部分を第1の脚片1a側へ駆動する。
【0011】
そして可動鉄心部分の移動により、第4の磁気ギャップ11よりも第3の磁気ギャップ10の方が小さい寸法になると、第3の磁気ギャップ10に働く永久磁石7と電磁コイル6との合成吸引力が飛躍的に強くなり、可動鉄心部分を固定鉄心1の第1の脚片1aに吸着し、図2に実線矢印と破線矢印で示す磁束により、吸引状態を維持する。第4の磁気ギャップ11は、非磁性体の摺動部材としてのコイル枠12の一部により構成されているため、可動鉄心部分が吸引・復帰動作を繰返しても、可動鉄心部分と磁極片3が摺動摩耗せず、ギャップ量の変化が少ない。また、コイル枠12と磁極片3が一体成形されているので、組立工数が少なくてすみ、さらに、筒状の磁極片3の外周部にも電磁コイル6の巻線が施されているので、磁極片3の外側の無駄スペースが無くなり、コンパクトな有極電磁石装置が得られる。
【0012】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2における電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図、図5は磁極片の斜視図である。図4、5中の図1、2、3と同一符号は同一部品を示し、磁極片23の形状以外は、上述の実施の形態1の有極電磁石装置と同一構造であるので、その詳細な説明は省略する。磁極片23は、図5に示すように鍔部23aを有する筒状体であり、図4に示すようにコイル枠12にインサート成形され、磁極片23と可動鉄心棒5の間にコイル枠12の一部が非磁性体の摺動部材として介在し、鍔部23aが固定鉄心1の第1の脚片部1aと当接されている。
【0013】
このように構成された実施の形態2の有極電磁石装置においては、復帰状態において電磁コイル6が励磁されると、図4に実線矢印で示す磁束が発生し、第1の磁気ギャップ8では、永久磁石7の磁束(破線矢印)と電磁コイル6による磁束(実線矢印)が、お互いに打ち消し合って吸引力が小さくなる。一方、第4の磁気ギャップ11は可動鉄心棒5の先端が挿入されていることにより第3の磁気ギャップ10より寸法がかなり小さく、また固定鉄心1の第1の脚片1aと磁極片23の鍔部23aが当接しているため接触面積が大きく磁極片23へ磁束が流れやすいため、第2の磁気ギャップ9には、ほとんど第4の磁気ギャップ11を経由した磁束による永久磁石7と電磁コイル6との合成吸引力が強く働き、また、第3の磁気ギャップ10における永久磁石7と電磁コイル6の合成吸引力は実施の形態1のものと比較し小さくなるが、もともとギャップ量が大きく第2の磁気ギャップ9に働く吸引力より遥かに小さいため、第3の磁気ギャップ10と第2の磁気ギャップ9に働く吸引力の合計は実施の形態1のものより大きくなり、この合計吸引力が第1の磁気ギャップ8の吸引力より遥かに大きくなるため、可動鉄心部分を強く駆動する。このため磁気効率の優れた有極電磁石装置が得られる。
【0014】
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3における電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図、図7は磁極片の斜視図、図8は電磁コイル励磁時の第4の磁気ギャップにおける磁束の流れを示す図である。図6、7、8中の図1、2、3と同一符号は同一部品を示し、磁極片33の形状以外は、上述の実施の形態1の有極電磁石装置と同一構造であるので、その詳細な説明は省略する。
【0015】
磁極片33は、図7に示すように円錐筒状体であり、図6に示すようにコイル枠12にインサート成形され、磁極片33と可動鉄心棒5の間にコイル枠12の一部が非磁性体の摺動部材として介在し、磁極片33の小口径側が固定鉄心1の第1の脚片部1aと当接されている。磁極片33の吸引孔33aは斜面となって、そこに挿入されている可動鉄心棒5の側面との距離が可動鉄心部の駆動により小さくなっていく。このように構成された実施の形態3の有極電磁石装置においては、復帰状態において電磁コイル6が励磁されると、磁極片33と可動鉄心棒5との間の第4の磁気ギャップ11において図8に示すような磁束が流れ、この磁束により図8のX成分だけ、第4の磁気ギャップ11でも可動鉄心部分の吸引力を得ることが可能であり、可動鉄心部分をより強く駆動することができる。
【0016】
実施の形態4.
図9はこの発明の実施の形態4における電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図、図10は電磁コイル励磁時の第4の磁気ギャップにおける磁束の流れを示す図である。図9、10中の図1、2、3と同一符号は同一部品を示し、磁極片43と可動鉄心棒45の形状以外は、上述の実施の形態1の有極電磁石装置と同一構造であるので、その詳細な説明は省略する。磁極片43は、図9に示すように円錐筒状体であり、コイル枠12にインサート成形され、磁極片43の吸引孔43aに挿入される可動鉄心棒45の端部も磁極片43の円錐形状と略平行の円錐状傾斜面が設けられ、磁極片43と可動鉄心棒45の間にコイル枠12の一部が非磁性体の摺動部材として介在し、磁極片43の小口径側が固定鉄心1の第1の脚片部1aと当接されている。磁極片43の吸引孔43aは斜面となって、そこに挿入されている可動鉄心棒45の側面との距離が可動鉄心部の駆動により小さくなっていく。
【0017】
このように構成された実施の形態4の有極電磁石装置においては、復帰状態において電磁コイル6が励磁されると、磁極片43と可動鉄心棒45との間の第4の磁気ギャップ11において、図10に示すように最短距離の対向面積が広いため、磁束が流れやすく、この磁束により第4の磁気ギャップ11でも実施の形態3よりも大きい可動鉄心部分の吸引力が得られ、可動鉄心部分をさらに強く駆動することができる。
【0018】
以上説明した実施の形態1〜4の有極電磁石装置においては、磁極片の吸引孔と可動鉄心棒の間に配置される非磁性体の摺動部材として電磁コイル6のコイル枠12の一部を利用する形態を示したが、コイル枠とは別の摺動部材を吸引孔に取付けてもよい。また、摺動部材は可動鉄心棒にとりつけてもよく、吸引孔と可動鉄心棒の両方に取付けてもよい。
【0019】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、磁極片の吸引孔及び/又は可動鉄心部分の一端に非磁性体の摺動部材を備えたことにより、磁極片と可動鉄心部分の摺動磨耗を抑え、磁気ギャップ量の変化を少なくし、有極電磁石装置の寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1を示す電磁コイル励磁時の有極電磁石装置の断面図である。
【図3】この発明の実施の形態1を示す磁極片の斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態2を示す電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図である。
【図5】この発明の実施の形態2を示す磁極片の斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態3を示す電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図である。
【図7】この発明の実施の形態3を示す磁極片の斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態3を示す電磁コイル励磁時の第4の磁気ギャップにおける磁束の流れを示す図である。
【図9】この発明の実施の形態4を示す電磁コイル非励磁時の有極電磁石装置の断面図である。
【図10】この発明の実施の形態4を示す電磁コイル励磁時の第4の磁気ギャップにおける磁束の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 固定鉄心、2 磁極板、3,23,33,43 磁極片、4 可動鉄心板、5,45 可動鉄心棒、6 電磁コイル、7 永久磁石、8 第1の磁気ギャップ、9 第2の磁気ギャップ、10 第3の磁気ギャップ、11 第4の磁気ギャップ、12 コイル枠。
Claims (6)
- 可動鉄心部分と、永久磁石、電磁コイル及び該電磁コイルの励磁により前記可動鉄心部分の一端が吸引される吸引孔を有する磁極片を備えた固定鉄心部分と、から成る有極電磁石装置において、前記吸引孔及び/又は前記可動鉄心部分の一端に非磁性体の摺動部材を備えたことを特徴とする有極電磁石装置。
- 略コの字形断面の固定鉄心の中央片に、永久磁石の一方の磁極面を当接させ、他方の磁極面を略L字形断面の磁極板の中央片に当接させ、前記略L字形断面の磁極板の内側に電磁コイルを配置すると共に、前記固定鉄心の第1の脚片に磁極片を当接させて固定鉄心部分を構成し、
前記電磁コイルの孔部に貫通した可動鉄心棒の一方の端部に、前記固定鉄心の第2の脚片と前記略L字形断面の磁極板の脚片との間に配置された可動鉄心板を固着し、他方の端部を前記磁極片の吸引孔に挿入して可動鉄心部分を構成し、
前記固定鉄心の第2の脚片と前記可動鉄心板との間、前記可動鉄心板と前記略L字形断面の磁極板の脚片との間及び前記可動鉄心棒の端面と前記固定鉄心の第1の脚片との間に対応する第1、第2及び第3の磁気ギャップが復帰側から吸引側に向かって順次形成され、前記可動鉄心棒の外周と前記磁極片の吸引孔との間に第4の磁気ギャップが形成され、
前記永久磁石の吸引力と前記電磁コイルによる吸引力との合成吸引力により、前記可動鉄心部分をバネの復帰力に抗して駆動し、電磁コイルの励磁を解いたとき、前記可動鉄心部分をバネの復帰力で復帰させる有極電磁石装置において、
復帰状態でも前記可動鉄心棒の先端が前記磁極片の吸引孔に挿入されているとともに、前記磁極片の外周部にも前記電磁コイルの巻線部が配置され、前記磁極片の吸引孔と前記可動鉄心棒の間に非磁性体の摺動部材を配置していることを特徴とする有極電磁石装置。 - 前記磁極片は前記電磁コイルのコイル枠にインサート成形され、前記磁極片と前記可動鉄心棒の間の非磁性体の摺動部材を前記コイル枠で構成していることを特徴とする請求項1又は2に記載の有極電磁石装置。
- 前記磁極片は鍔部を有する筒状体であり、前記鍔部で前記固定鉄心と当接されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の有極電磁石装置。
- 前記磁極片の吸引孔は傾斜面に形成され、そこに吸引される前記可動鉄心棒の側面との距離が該可動鉄心棒の吸引駆動により小さくなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の有極電磁石装置。
- 前記可動鉄心棒の側面に前記磁極片の吸引孔の傾斜面と略平行の傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の有極電磁石装置。
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