JP2005209839A - リニアアクチュエータ - Google Patents
リニアアクチュエータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005209839A JP2005209839A JP2004014056A JP2004014056A JP2005209839A JP 2005209839 A JP2005209839 A JP 2005209839A JP 2004014056 A JP2004014056 A JP 2004014056A JP 2004014056 A JP2004014056 A JP 2004014056A JP 2005209839 A JP2005209839 A JP 2005209839A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- magnetic
- stator magnet
- mover
- linear actuator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Abstract
【解決手段】 固定子マグネット8とコイル6間に磁路変換手段7を介装させて、固定子マグネット8の磁力がコイル6を通してヨーク胴部21へ伝達されないようにし、可動子5がヨーク両側部22、23の何れか一側部に移動した際、磁路変換手段7を介して固定子マグネット8からヨーク他側部22または23への磁路を形成させる。
【選択図】 図1
Description
ところで従来、特表平8−510361号公報に開示されたものの如く、断面略凹状のヨーク内中央に、コイルと共に固定子マグネット(永久磁石)を配設し、この固定子マグネットと略同幅の可動子を、ヨーク内に嵌装させ、ヨークの両側部との間において、それぞれ1mm幅の傾斜状磁極間隙を形成させて、軸方向に2mmの短ストロークをもって連続振幅するようにしたものが知られている。
しかも、通電により5図(A)の如くヨーク側部Y3の極を励磁すると、ヨーク両側部Y2では固定子マグネットMの磁気力が作用し、ヨーク両側部Y3ではコイルCによる磁気推力Fが作用し、それぞれ背反方向に流れる2つの磁界(磁束ループ)が生成されてしまうため、無励磁状態でヨーク側部Y2に強く磁着された可動子Kを、5図(B)の如く通電電流により発生する磁気推力Fをもって引き離し、5図(C)の如くヨーク側部Y3に移動するためには、コイルCの起磁力を、固定子マグネットMの強い磁力に勝る磁力をもって励磁する必要が生じ、その結果、コイルスペースを大きく取ってコイルCの捲線数を多くしなければならないという問題を有している。
このため、磁極間隙を大きく(5〜30mm程度)設定して長ストロークを振幅することが困難であるばかりか、前記高価な固定子マグネットMを要することと相俟って、装置のコンパクト化を図ることが難しく、装置自体が大型化し、安価に製作することができず、その用途範囲も限られたものとなっていた。
前記可動子5は、強磁性体であり、ヨーク側部22または23に当接しないよう配設され、かつ、前記固定子マグネット8の幅よりも長尺となるように、固定子マグネット8の幅と、鍔部22a(鍔部23a)と固定子マグネット8との対向空間を加えた幅に設定されており、前記ヨーク側部22、23の何れか一側部方向の最大ストロークS2端まで移動した際に、ヨーク側部22(23)と固定子マグネット8間に掛け渡るようになっている。これにより、可動子5は、前記コイル6への正逆切り替え通電により、鍔部22a(鍔部23a)をそれぞれN極またはS極に励磁し磁界を形成することで、可動子5に推力Fを与えて往復駆動すべく構成され、その移動量は、ストッパ9を設けることにより任意に位置決め規制できる可変ストロークS1(5mm以上)と、最大ストロークS2(30mm程度)を移動することができるようになっている。
なお、可動子5が反対方向(ヨーク側部23)に移動し停止した状態では、磁束ループΦ1、Φ2の磁力の流れが対象反転されて形成されるが、停止保持機能を主体とする磁束ループΦ2が一方においてのみ形成されればよい場合、例えば、バルブ制御において閉弁時に保持力が要求されるものや、連続振幅を必要としないものなどでは、磁路変換手段7を棒状部材72(または71)のみで構成しても良く、用途や目的に応じた使用ができ、応用範囲を拡大し得る利点がある。
コイル6の通電方向を逆にするとヨーク2の極に励起される磁極が逆になり、可動子5は逆方向に移動し、この通電方向の切替により可動子5は軸方向に往復運動し、前記ストッパー9の使い分けや通電電流の制御により移動ストロークを設定し必要振幅を得ることができる。
また、さらに、前記ヨークの両側部22、23は、それぞれ前記固定子マグネット8に向けて鍔部22aと23aとが折曲形成されているので、可動子5へ向けたスムーズな磁力伝達を図ることができる。
2 ヨーク
21 ヨーク胴部
22 ヨーク側部
22a 鍔部
23 ヨーク側部
23a 鍔部
3 フランジ
4 軸受け
5 可動子
6 コイル
61 コイルボビン
7 磁路変換手段
71 棒状部材
72 棒状部材
73 高磁気抵抗部
8 固定子マグネット
9 ストッパ
Φ1 磁束ループ
Φ2 磁束ループ
Φ3 磁束ループ
Φ3a 磁束ループ
Φ3b 磁束ループ
Φ3c 磁束ループ
F 磁気推力
S1 可変ストローク
S2 最大ストローク
Claims (9)
- 固定子マグネットを、コイルと共に磁路を形成する断面略凹状のヨーク内に配設する一方、所定手段によって支持される可動子を、前記固定子マグネットに対向せしめて配設し、前記コイルへの正逆切り替え通電により、前記ヨークの両側部をそれぞれS極またはN極に励磁し磁界を形成することで、可動子に推力を与えて往復駆動すべく構成されたリニアアクチュエータであって、前記固定子マグネットとコイル間には、前記可動子が前記ヨーク両側部の何れか一側部に移動した際、前記固定子マグネットからヨーク他側部への磁路を形成せしめる磁路変換手段が介装されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
- 請求項1において、前記磁路変換手段は、鉄等の強磁性体であることを特徴とするリニアアクチュエータ。
- 請求項1または2において、前記磁路変換手段は、前記ヨークの一側部方向と他側部方向への磁路をそれぞれ分担形成せしめる高磁気抵抗部を存して一対に構成されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
- 請求項3において、前記高磁気抵抗部は、空隙、樹脂部材、非磁性金属等で形成されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
- 請求項3または4において、前記磁路変換手段は、前記可動子が前記ヨークの何れか一側部方向で移動停止した際に、当該一側部、磁路変換手段、固定子マグネットの三部材間において磁界を形成させることを特徴とするリニアアクチュエータ。
- 請求項1乃至5の何れかにおいて、前記可動子は、前記固定子マグネット幅よりも長尺に設定されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
- 請求項1乃至6の何れかにおいて、前記固定子マグネットは、前記ヨークの両側部端面と略同面となるよう配設せしめると共に、前記可動子を、前記ヨークの何れか一側部方向に移動した際に、当該ヨーク側部に当接しないよう配設せしめたことを特徴とするリニアアクチュエータ。
- 請求項7において、前記可動子の移動方向には、該可動子の移動を規制するストッパが設けられていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
- 請求項1乃至8の何れかにおいて、前記ヨークの両側部は、それぞれ前記固定子マグネットに向けて折曲形成されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004014056A JP2005209839A (ja) | 2004-01-22 | 2004-01-22 | リニアアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004014056A JP2005209839A (ja) | 2004-01-22 | 2004-01-22 | リニアアクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005209839A true JP2005209839A (ja) | 2005-08-04 |
JP2005209839A5 JP2005209839A5 (ja) | 2007-03-01 |
Family
ID=34899954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004014056A Pending JP2005209839A (ja) | 2004-01-22 | 2004-01-22 | リニアアクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005209839A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013183224A1 (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-12 | 富士電機機器制御株式会社 | 電磁接触器 |
KR20180071267A (ko) * | 2015-10-20 | 2018-06-27 | 무빙 마그네트 테크놀로지스 | 개선된 자기 안정성 및 스트리핑력을 구비한 선형 액추에이터 |
-
2004
- 2004-01-22 JP JP2004014056A patent/JP2005209839A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013183224A1 (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-12 | 富士電機機器制御株式会社 | 電磁接触器 |
JP2013254712A (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-19 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | 電磁接触器 |
US9514896B2 (en) | 2012-06-08 | 2016-12-06 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. | Electromagnetic contactor |
KR20180071267A (ko) * | 2015-10-20 | 2018-06-27 | 무빙 마그네트 테크놀로지스 | 개선된 자기 안정성 및 스트리핑력을 구비한 선형 액추에이터 |
JP2018537935A (ja) * | 2015-10-20 | 2018-12-20 | ムービング マグネット テクノロジーズ (ソシエテ アノニム)Moving Magnet Technologies (S.A.) | 改善された磁気安定性とストリッピング力を有するリニアアクチュエータ |
JP2022163047A (ja) * | 2015-10-20 | 2022-10-25 | ムービング マグネット テクノロジーズ (ソシエテ アノニム) | 改善された磁気安定性とストリッピング力を有するリニアアクチュエータ |
KR102658108B1 (ko) * | 2015-10-20 | 2024-04-18 | 무빙 마그네트 테크놀로지스 | 개선된 자기 안정성 및 스트리핑력을 구비한 선형 액추에이터 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4725910B2 (ja) | リニアアクチュエータ | |
JP4734766B2 (ja) | 磁石可動型電磁アクチュエータ | |
US20170236630A1 (en) | Magnetically Latching Flux-Shifting Electromechanical Actuator | |
JP3863429B2 (ja) | リニア振動アクチュエータ | |
JP4880313B2 (ja) | シリンダ形リニアアクチュエータ | |
EP1826784A2 (en) | Electromagnetic actuator | |
JP2007037273A (ja) | 振動型リニアアクチュエータ | |
JP2010035315A (ja) | アクチュエータ | |
JP2009240046A (ja) | 電磁アクチュエータ | |
JP4754975B2 (ja) | 有極電磁石 | |
JP2008154303A (ja) | 電磁アクチュエータ | |
JP2002064967A (ja) | 電磁リニアアクチュエータ | |
JP2005245047A (ja) | リニアアクチュエータ | |
JP2005209839A (ja) | リニアアクチュエータ | |
JP6422457B2 (ja) | 電磁アクチュエータおよびそれを用いた電磁リレー | |
JP3649891B2 (ja) | 単巻型リニア振動アクチュエータ | |
JP2002112519A (ja) | 電磁往復駆動装置 | |
JP4692713B2 (ja) | リニアアクチュエータ | |
JP2009016514A (ja) | 電磁アクチュエータおよびこれを用いた開閉機器 | |
JPH10225082A (ja) | リニアソレノイド | |
JP2012257396A (ja) | 電磁アクチュエータおよびそれを用いた電磁リレー | |
JP3383339B2 (ja) | 有極リニヤアクチュエーター | |
JP2022133913A (ja) | 双方向アクチュエータ | |
JP4556930B2 (ja) | リニアアクチュエータ | |
JP3296890B2 (ja) | 有極リニヤアクチュエータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070109 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20070109 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20090126 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090209 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090608 |