JP2018537935A - 改善された磁気安定性とストリッピング力を有するリニアアクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【選択図】図2(a),(b)
Description
えて、開発されたトポロジーは、この文献に開示された数学方程式に基づいて可動部分に磁石を埋め込むことによって最大化することができるストリッピング力の生成を可能にする。
本発明は従って、電流なしで少なくとも1つの安定位置を有し、改善されたストリッピング力からの利益を得ると共に限定された軸方向の空間要求を維持しながら、数ミリメートルの行程を実現することを可能にするアクチュエータを提案することによって、先行技術の欠点を克服することを目的とする。
実施形態と比較して磁石の大きさを低減することを可能にすることである。
他方では安定位置内に移動質量を与えることにより、巧みに実現される。
前記アクチュエータは、さらに可動アーマチュアと電気コイルとの間を横切るように配置されてY方向に垂直なX方向を横切って磁化された少なくとも1つの固定永久磁石を備え、
磁石は、Y方向に長さHaを有しており、固定ヨークと可動アーマチュアは、それらの間の少なくとも1つの軸方向空気間隙で規定されており、Ha+cがHmと同じ大きさのオーダであり、Hmの長さが0.9×(Ha+c)<Hm<1.1×(Ha+c)であるように構成されていることを特徴とする。
従って、可動アーマチュアはその極限安定位置内にある場合には、可動アーマチュアの2つの軸方向端部のうちの1つが永久磁石の2つの軸方向端部の1つに近接している。
可能なリニアストロークよりも大きなリニアストロークを作る可能性を与える寸法であることが特に推奨されるからである。従って、磁石4の軸方向の高さをHa、可動アーマチュア6の軸方向高さをHm、アクチュエータのストロークをcとすると、Hm=Ha+cとなることが分かる。等号が厳密に尊重されない場合でも分かるこの一般的な寸法規則は、Haよりかなり大きなストロークcを有するアクチュエータを製造することを可能にする。アクチュエータの高さHtは、従って2×c+Haよりもわずかに大きい。換言すれば、ヨーク1に固定された軟質強磁性材料で形成された軸方向のストップ部9の厚さを追加することになる。この寸法関係によってアーマチュアがその極限位置にある場合には、磁石4の両端部が、軸方向に整列して並ぶか、またはアーマチュア6の両端部の近傍に軸方向に配置されるという結果になる。これは、図3に示す第2実施形態の利点としての特徴である。
磁極片5b、5hの軸方向端部10h、10bと磁石4の軸方向端部との間に存在する距離Hch、Hcbは、アクチュエータにおいて対称的な挙動を与えることを望む場合、換言すれば起動がストローク端の1つから他端へまたはその逆に生じる場合に同じタイプの力応答を有する能力である場合には等しくてもよい。
アクチュエータに非対称的な特徴(1つの移動方向と別の移動方向との間で異なる力応答)を与えることを望む場合、または例えば図6(a)、(b)に記載されたような単安定アクチュエータを製造することを望む場合には、HcbとHchに異なる値を与えることも可能である。最終的に、これらの2つの磁極片のうちのただ1つを統合することも可能であり、ヨーク1が軸対称である場合には、360度を超えずにより小さな角に亘って延びる磁極片を製造することも可能である。後者の変更により、特に発生する力を必要に応じて調整することが可能である。
るような場合には、磁極片5b、5hの使用が特に考えられる。これは、アーマチュア6と2つの磁極片5b、5hとの間の磁気的な相乗効果の効果で、高いストリッピング力が発生してストロークで全体的に生じる機械的な仕事が顕著に増加するからである。
−アーマチュア6と対面する磁極片5bは、HcbがcまたはHmに比べて小さい、すなわち、Hpbがcに近接する磁気安定位置にある。
−アーマチュア6と対面する磁極片5bは、Hcb≦Hchであり、例えば磁気安定力、ストリッピング力、およびストローク上の力を調整するために残留エアギャップHgの使用により、Hchの増加によって好ましいペースが刻まれた力を与えることを可能にする。
−磁極片の厚さは小さく、アーマチュア6の半径方向の厚さに対して一定である必要はない。
ている。問題となる寸法関係および存在する起磁力および磁気回路の断面については、この効果の最適化から得られる利益を得るためにシム11および磁石4の相対厚さを調整することが必要である。
、ストロークの第2部分における力の非常に大きな削減になり、力は負の値にもなり得るので、大きな外部負荷の場合には作動が確保されない。従って、ストロークに対して低い値を維持しながらEpcの値の最適化が必要であり、特に、磁性材料が存在する断面の最適化が必要である。一定でない厚さEpcの使用は、位置に従った磁気飽和の作用による好ましい妥協を達成することを可能にする。
この調査事例は、図5〜9に示す事例と同様な事例に対応するが、我々はここで、Hcbに対するHchの増加が、ストリッピング力とストローク曲線上の力をシフトすることを可能にすることを示す。ストリッピング力を優先することを望む場合には、HchとHcbの値がほぼ等しいことを優先しなければならない。ストロークの開始で増加する力による利益を受けたい場合には、高さHchがHcbよりも大きいことを優先すること、換言すると、引力磁極片の端部とアーマチュア6の端部との間の軸方向のオフセットを作ることが必要である。HchとHcbの変動は、これらのパラメータを相互に独立的に最適化することができるので、安定力にごくわずかな影響しか及ぼさないことを注記しなければならない。
Claims (8)
- ストロークc、および少なくとも1つの安定位置を前記ストロークの端部の1つに有するリニア電磁アクチュエータであって、
軟磁性材料から製作されてY軸に対して対称的な形状を有して軸方向Y内を移動することができてY方向に長さHmを有するアーマチュア(6)と、
少なくとも1つの電気コイル(2)を支持する軟磁性材料から製作された固定ステータヨーク(1)と、を備え、
前記アクチュエータは、さらに、前記可動アーマチュア(6)と前記電気コイル(2)との間を横切るように配置されて前記Y方向に垂直なX方向を横切って磁化された少なくとも1つの固定永久磁石(4)を備え、
前記磁石(4)は、Y方向に長さHaを有しており、前記固定ヨーク(1)と前記可動アーマチュア(6)は、それらの間の少なくとも1つの軸方向空気間隙で規定されており、Ha+cがHmと同じ大きさのオーダであり、Hmの長さが0.9×(Ha+c)<Hm<1.1×(Ha+c)であるように構成されていることを特徴とするリニア電磁アクチュエータ。 - 前記ヨーク(1)に固定され、前記磁石(4)のいずれかの側に配置され、前記磁石(4)に向かってそれぞれ高さHph、Hpbに亘って軸方向に延びる2つの磁極片(5h、5b)を備えることを特徴とする請求項1に記載のリニア電磁アクチュエータ。
- Hpbはcと同様であり、Hpb≧Hphであることを特徴とする請求項2に記載のリニア電磁アクチュエータ。
- 軟質強磁性材料から製作されて前記永久磁石(4)と前記電気コイル(2)の間に挿入されたシム(11)を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリニア電磁アクチュエータ。
- 前記強磁性シム(11)は、前記Y方向に前記永久磁石(4)の長さHaと同様な長さを有することを特徴とする請求項4に記載のリニア電磁アクチュエータ。
- 前記強磁性シム(11)は、前記ヨーク(1)の近くで前記電気コイル(2)の長さと同様の前記Y方向に沿った長さを有していることを特徴とする請求項4に記載のリニア電磁アクチュエータ。
- 2つの安定位置を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のリニア電磁アクチュエータ。
- 単一の安定位置を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のリニア電磁アクチュエータ。
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