JP2002109887A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2002109887A
JP2002109887A JP2000302814A JP2000302814A JP2002109887A JP 2002109887 A JP2002109887 A JP 2002109887A JP 2000302814 A JP2000302814 A JP 2000302814A JP 2000302814 A JP2000302814 A JP 2000302814A JP 2002109887 A JP2002109887 A JP 2002109887A
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timing
delay
logic
signal
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Noriaki Maeda
徳章 前田
Yasuhisa Shimazaki
靖久 島崎
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作スピードの異なる2種類のMOSFET
を使用した半導体集積回路において、プロセスばらつき
により2種類のMOSFETの動作スピードがそれぞれ
別々にばらついても、各回路の最適な動作タイミングが
得られるタイミング生成回路を提供することにある。 【解決手段】 低速な第1種論理ゲートQs,FF1お
よび高速な第2種論理ゲートH11〜H14の動作遅延
に基づく所定タイミングでメモリセル21からビット線
BL,/BLにデータ出力が行われるメモリアレイと、
該データ出力タイミングと同期して動作が要求されるセ
ンスアンプ40とを備えたメモリマクロにおいて、セン
スアンプ40に動作タイミングを与えるタイミング生成
回路30の信号パスに低速な第1種論理ゲートG31,
G32と高速な第2種論理ゲートH31〜H34とを混
在させ、この信号パスの信号遅延に基づきセンスアンプ
40の起動信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
に設けられた機能回路の動作タイミング調整に適用して
有用な技術に関し、特に動作速度の異なる2種類のMO
SFETを用いて高速にかつ消費電力を増大させずに動
作する半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路には、動作周波数
の向上および低消費電力化が求められている。動作周波
数を向上する為には、半導体集積回路を構成するMOS
FETの閾値電圧を下げることが一般的に行われてい
る。しかしながら、閾値電圧をあまり低く設定すると、
MOSFETのサブスレショルド特性によってMOSF
ETを完全にオフすることが出来なくなり、サブスレシ
ョルドリーク電流が増大して半導体集積回路の消費電力
が大きくなるという問題が発生することも知られてい
る。
【0003】この問題を解決するために、例えば特開平
11−195976号公報などには、閾値電圧の低いM
OSFET(以下、低しきい値MOSと称する)と標準
の閾値電圧を有するMOSFET(以下、標準MOSと
称する)とを使用し、例えばタイミング余裕度のないク
リティカルパスには低しきい値MOSを使用し、タイミ
ングに余裕のあるパスには標準MOSを使用するという
ように、信号パスのタイミング余裕度によって、2種類
のMOSFETを使い分けるといった方法が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なしきい値の異なる2種類のMOSFETは、それぞれ
別のプロセスで形成される。従って、プロセスばらつき
により、2種類のMOSFETがそれぞれ別々に、動作
スピードが最も速くなるベストケースと動作スピードが
最も遅くなるワーストケースとになる場合が生じる。す
なわち、低しきい値MOSと標準MOSとがともにベス
トケース又はワーストケースとなる場合のほか、低しき
い値MOSがベストケースで標準MOSがワーストケー
スとなる場合、或いは、その逆の場合が生じる。そし
て、これら全ての条件を考慮した回路設計が必要とな
る。
【0005】ここで、RAM(Random Access Memory)
において、ワード線の選択駆動からセンスアンプによる
読出しデータの増幅に至るまでの回路動作について考え
る。
【0006】先ず、RAMにおけるワード線の選択駆動
は、アドレスデコーダによるYアドレスのデコードと、
選択されたワード線をワードドライバにより選択駆動す
ることで行われる。上記のアドレスデコーダやワードド
ライバ中の信号パスはRAMの動作スピードを決定する
クリティカルパスとなるので、RAMを高速に動作させ
るためには低しきい値MOSを使用するのが良い。
【0007】ワード線が選択駆動されると、選択された
メモリセルが動作して記憶データを一対の相補ビット線
に出力する。メモリセルには、ノイズに対する安定性が
求められるため標準MOSを使用するのが良い。
【0008】従って、Yアドレスの入力からビット線に
データ出力されるまでの遅延は、低しきい値MOSによ
り構成されるアドレスデコーダやワードドライバで生じ
る信号遅延と、標準MOSにより構成されるメモリセル
の動作遅延に基づき決定される。
【0009】センスアンプは、タイミング生成回路から
起動信号が入力されることで起動する。タイミング生成
回路にはYアドレス信号に同期した制御信号が入力され
るとともに、該制御信号がタイミング生成回路において
所定時間遅延されて上記センスアンプの起動信号として
出力される。ここでは、タイミング生成回路の遅延を標
準MOSを使ったディレイ回路により形成した場合につ
いて考える。
【0010】図10には、ワード線を選択駆動する信号
を伝送するクリティカルパスの遅延(A)と上記タイミ
ング生成回路の遅延(B),(C)との関係を示す。図
10の(a)列には低しきい値MOSと標準MOSの両
方がワーストケースとなった場合を、(b)列には低し
きい値MOSがワーストケースで標準MOSがベストケ
ースとなった場合を、それぞれ示している。また、図1
0の(A)行にはYアドレスの入力からビット線にデー
タが出力されるまでのクリティカルパスの遅延を、
(B)行には標準MOSがワーストケースの場合に合わ
せたタイミングで設計したセンスアンプのタイミング生
成回路の遅延を、(C)行には標準MOSがベストの場
合に合わせてタイミング設計したセンスアンプのタイミ
ング生成回路の遅延を、それぞれ示している。また、図
10において、白抜きの部分は低しきい値MOSの特性
に依存する遅延を、ハッチングで示された部分は標準M
OSの特性に依存する遅延を示している。
【0011】先ず、図10の(A)行に示すように、Y
アドレスの入力から記憶データがセンスアンプに出力さ
れるまでのクリティカルパスの遅延は、低しきい値MO
Sにより構成されるYアドレスのデコーダおよびワード
ドライバの遅延(図中「ワード線の選択と駆動」と示
す)と、標準MOSにより構成されるメモリセルの動作
遅延(図中、ハッチングで示す)との合成となる。従っ
て、(A)行の(a)列と(b)列とを比較すると、低
しきい値MOSがワーストで標準MOSがワーストとな
った場合とベストになった場合とでは、ハッチングで示
されるようにメモリセルの動作遅延のみが異なり、標準
MOSがワーストの場合の方が遅延が大きくなる。
【0012】次に、図10の(B)行に示すように、標
準MOSがワーストの場合のタイミングに合わせてタイ
ミング生成回路を設計した場合においては、その(a)
列に示すように標準MOSがワーストとなった場合に
は、ビット線にデータ出力が行われた直後にセンスアン
プが起動される最適なタイミングとなるが、(b)列に
示すように標準MOSがベストとなった場合には、ハッ
チングの部分全体が所定の割合で短縮されるので、
(A)行に示す遅延の短縮よりも(B)行に示すタイミ
ング生成回路の遅延の短縮の方が大きくなり、タイミン
グ生成回路で必要な遅延が得られずに、センスアンプに
記憶データが到達する前にセンスアンプが起動してしま
うと云うような誤動作をする回路となってしまう。
【0013】一方、図10(C)行に示すように、標準
MOSがベストの場合のタイミングに合わせてタイミン
グ生成回路を設計した場合には、その(b)列に示すよ
うに標準MOSがワーストとなった場合に、センスアン
プの起動タイミングは最適なものとなるが、(a)列に
示すように標準MOSがワーストとなった場合には、ハ
ッチングの部分全体が所定の割合で伸長するので(A)
行に示すメモリセル(標準MOS)における遅延の伸長
よりも、(C)行に示すタイミング生成回路の遅延の伸
長の方が大きくなってしまう。その結果、タイミング生
成回路で余分な遅延が生じ、センスアンプの起動タイミ
ングを遅らせRAMの高速動作の妨げになるという問題
を発生させる。
【0014】なお、説明上煩雑になるので省略したが、
上記のような問題は、低しきい値MOSがベストケース
とワーストケースにばらつく場合にも同様に生じるし、
また、タイミング生成回路を低しきい値MOSのみのデ
ィレイ回路で構成した場合にも同様に発生するものであ
る。
【0015】この発明の目的は、動作スピードの異なる
2種類のMOSFETを使用することで高速にかつ消費
電力を増大させずに動作可能な半導体集積回路におい
て、プロセスばらつきにより2種類のMOSFETの動
作スピードがそれぞれ別々にばらついても、最適な動作
タイミングが得られるタイミング生成回路を備えた半導
体集積回路を提供することにある。
【0016】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0018】すなわち、動作速度が低速な論理素子(例
えば標準MOS)からなる第1種論理ゲートと動作速度
が高速な論理素子(例えば低しきい値MOS)からなる
第2種論理ゲートとが混在されてなり、これら第1種論
理ゲートおよび第2種論理ゲートの遅延に基づく所定タ
イミングで動作状態となる第1回路(例えばメモリセル
21)、および、該第1回路の動作タイミングと同期し
て或いは所定時間前後したタイミングで動作が要求され
る第2回路(例えばセンスアンプ40)を含んだ機能回
路と、上記第2回路に動作タイミングを与えるタイミン
グ生成回路(30)とを備えた半導体集積回路におい
て、上記タイミング生成回路は上記第1種論理ゲートと
第2種論理ゲートとが混在された信号パスを有し該信号
パスの信号遅延に基づき上記動作タイミングを生成する
ように構成する。
【0019】このような手段によれば、プロセスばらつ
きにより上記2種類の論理素子の動作スピードがそれぞ
れ別々にベストの場合とワーストの場合にばらついた場
合でも、このばらつきに基づく第1回路の動作タイミン
グのズレと、タイミング生成回路における信号遅延量の
ズレとの差を小さくすることが出来る。従って、上記タ
イミング生成回路によりプロセスばらつきに余り依存し
ない適当な動作タイミングを得ることが出来る。
【0020】具体的には、上記第1回路は、所定信号の
入力からn(nは正の整数)個の第1種論理ゲートとm
(mは正の整数)個の第2種論理ゲートとの遅延を経た
タイミングで動作状態となり、上記タイミング生成回路
は、上記n個の第1種論理ゲートとm個の第2種論理ゲ
ートとが直列接続された信号パスを有し、上記所定信号
に対応した信号の入力と上記信号パスの信号遅延とに基
づき上記動作タイミングを生成するように構成すること
で、プロセスばらつきに基づく第1回路の動作タイミン
グのズレと、タイミング生成回路の信号遅延のズレとの
差を最小にし、このタイミング生成回路によりプロセス
ばらつきに依存しない最適な動作タイミングを得ること
が出来る。
【0021】なお、タイミング生成回路の信号パスに設
ける第1種論理ゲートと第2種論理ゲートの数は、全く
同じにする必要はなく、第1種又は第2種の論理ゲート
を1段〜数段増減させても同様の効果が得られる。ま
た、第1回路が動作状態になった後すぐ第2回路を起動
させるのではなく、それに前後したタイミングで起動さ
せる場合には、それに応じて第1種又は第2種の論理ゲ
ートを1段〜数段増減させることで対応することが出来
る。
【0022】また、動作速度が低速な論理素子からなる
第1種論理ゲートと動作速度が高速な論理素子からなる
第2種論理ゲートとが混在されてなり、同期して或いは
互いに所定時間前後したタイミングで動作が要求される
第3回路(例えば入力ゲートQin1〜Qin3…)お
よぴ第4回路(例えばプリチャージMOS Qpc)を
含んだ機能回路(例えばワイヤードOR回路50)と、
上記第3回路および第4回路とにそれぞれ動作タイミン
グを与える第3タイミング生成回路(例えば論理回路6
0)および第4タイミング生成回路(例えば遅延回路7
0)とを備えた半導体集積回路において、上記第3タイ
ミング生成回路と第4タイミング生成回路とは、上記第
1種論理ゲートおよび第2種論理ゲートが混在された信
号パスをそれぞれ有し、該信号パスの信号遅延に基づき
上記第3回路と第4回の動作タイミングを生成するよう
に構成する。
【0023】このような手段によれば、プロセスばらつ
きにより上記2種類の論理素子の動作スピードがそれぞ
れ別々にベストの場合とワーストの場合にばらついた場
合でも、このばらつきに基づく第3タイミング生成回路
における信号遅延量のズレと第4タイミング生成回路に
おける信号遅延量のズレとの差を小さくすることが出来
る。従って、上記第3タイミング生成回路と第4タイミ
ング生成回路により適当な第3回路と第4回路の動作タ
イミングを得ることが出来る。
【0024】具体的には、上記第3タイミング生成回路
の上記信号パスと、上記第4タイミング生成回路の上記
信号パスに、それぞれ上記第1種論理ゲートと第2種論
理ゲートとを同数ずつ設けて構成することで、プロセス
ばらつきに基づく第3タイミング生成回路と第4タイミ
ング生成回路とのそれぞれの信号遅延量のズレの差を最
小にし、プロセスばらつきによらない最適な動作タイミ
ングを得ることが出来る。
【0025】なお、第3と第4のタイミング生成回路の
信号パスに設ける第1種論理ゲートと第2種論理ゲート
の数は、全く同じにする必要はなく、第1種又は第2種
の論理ゲートを1段〜数段増減させても同様の効果が得
られる。また、第3回路と第4回路の動作タイミングを
前後にずらす場合には、それに応じて第1種又は第2種
の論理ゲートを1段〜数段増減させることで対応するこ
とが出来る。
【0026】上記半導体集積回路において、低速な論理
素子および高速な論理素子は、閾値電圧の異なる2種類
のMOSFET、或いは、電源電圧の異なる2種類のM
OSFETから構成することが出来る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
1〜図9の図面に基づいて説明する。 [第1の実施の形態]図1は、本発明を適用して好適な
半導体集積回路に設けられたメモリ回路の一部分の概略
を示した回路図である。
【0028】同図において、10はYアドレス信号をデ
コードして該当のワード線WLを選択するYアドレスデ
コーダと該選択したワード線WLを選択レベルに駆動す
るワードドライバとの一部を示した論理回路、20はス
タティック型のメモリセル21がマトリクス配列されて
なるメモリマット、40は選択されたメモリセルから相
補ビット線BL,/BLに読み出されたデータ信号を所
定電位まで増幅するセンスアンプ、30はこのセンスア
ンプ20に動作タイミングを与えるタイミング生成回路
である。
【0029】これらのうち、ワード線を選択して駆動す
る論理回路10の信号パスは、メモリ回路の動作スピー
ドを決定するクリティカルパスとなるので、低しきい値
MOSからなる論理ゲートH11〜H14…が使用さ
れ、該信号パスを伝送される信号の遅延量が最小になる
ように設計されている。
【0030】タイミング生成回路30は、上記の論理回
路10と同等の遅延を有する遅延回路31とメモリセル
21の動作遅延に対応する遅延回路32とを直列形態に
接続して構成される。タイミング生成回路30には、Y
アドレスに同期したタイミング信号が入力され、該タイ
ミング信号を所定時間遅延させてセンスアンプ起動信号
として出力する。
【0031】タイミング生成回路30の前半の遅延回路
31は、論理回路10に対応させて低しきい値MOSに
よる論理ゲートH31〜H35…を論理回路10と同じ
段数連ねて構成されている。それにより論理回路10と
同等の遅延が得られている。なお、この明細書において
論理ゲートの段数とは、伝送される信号に対してゲート
遅延が1回及ぼされる構成を単位構成として数えるもの
としている。従って、例えばAND回路やOR回路は、
NAND回路+インバータ、NOR回路+インバータと
見なして2段と数える。
【0032】後半の遅延回路32は、メモリセル21の
選択から記憶データがビット線BL,/BLに読み出さ
れてセンスアンプ40に伝わるまでの時間に対応する遅
延時間を生成するものである。この実施例のメモリセル
21においては、ワード線が選択レベルに駆動されてか
らセンスアンプ40に記憶データが出力されるまでに、
選択MOS Qsのゲート遅延と、記憶データがラッチ
部FF1からセンスアンプ40までビット線BL,/B
Lを伝播する信号伝播遅延とが及ぼされる。選択MOS
Qsやラッチ部FF1の論理素子には、メモリのスタ
ティックノイズマージンを広くするため標準MOSを用
いているので、タイミング調整用の遅延回路32には、
標準MOSによる論理ゲートG31,G32(例えばイ
ンバータ)を2段直列に接続して構成している。
【0033】図2には、上記の論理回路10およびメモ
リセル21の動作遅延と、タイミング生成回路30の遅
延との関係を示している。図2の(a)列には低しきい
値MOSと標準MOSの両方がワーストケースとなった
場合を、(b)列には低しきい値MOSがワーストケー
スで標準MOSがベストケースとなった場合をそれぞれ
示している。また、(A)行には論理回路10とメモリ
セル21におけるYアドレスの入力からセンスアンプ4
0に記憶データが出力されるまでの遅延を、(B)行に
はタイミング生成回路30における遅延をそれぞれ示し
ている。また、図2において、白抜きで示す部分は低し
きい値MOSの特性に依存する遅延、ハッチングで示す
部分は標準MOSの特性に依存する遅延を示している。
【0034】上述したように、タイミング生成回路30
の遅延は、論理回路10と同様に低しきい値MOSによ
り構成される論理ゲートH31〜H35を上記論理回路
10と同数段設けた前半の遅延回路31と、メモリセル
21に対応する標準MOSによる構成される論理ゲート
G31,G32を設けた後半の遅延回路32とのディレ
イチェーンにより生成しているので、図2の(a)列に
示すように、標準MOSFETの動作スピードがワース
トケースになってハッチングの部分に示すメモリセル2
1の動作遅延が大きくなれば、タイミング生成回路30
の後半の遅延回路32の遅延(図2(B)行のハッチン
グの部分)が同じ割合で大きくなって対応するし、ま
た、図2の(b)列に示すように、標準MOSの動作ス
ピードがベストケースになってハッチングの部分に示す
メモリセル21の動作遅延が小さくなれば、タイミング
生成回路30の前半の遅延回路31の遅延(図2(B)
行のハッチングの部分)が同じ割合で小さくなって対応
する。つまり、いずれの条件下においてもセンスアンプ
40の適切な動作タイミングを得ることが出来る。
【0035】また、図示は省略するが、低しきい値MO
Sがベストケースまたはワーストケースになることで論
理回路10の動作遅延がずれた場合にも、同様にタイミ
ング生成回路30の遅延もそれに対応して同じ割合で変
化し、それにより、センスアンプ40の適切な動作タイ
ミングを得ることが出来る。 [第2の実施の形態]図3は、本発明の第2の実施の形
態としてワイヤードOR回路とそのプリチャージMOS
の動作タイミングを調整する遅延回路および入力信号を
生成する論理回路の概略を示した回路図である。図4は
プリチャージMOS Qpcをオフするプリチャージオ
フ信号Pfと入力信号IN1〜IN3…とのタイムチャ
ートである。
【0036】この実施例のワイヤードOR回路50は、
出力側にラッチ回路FF2を備えており、入力信号IN
1〜IN3…が入力MOS Qin1〜Qin3に入力
される前に、予めプリチャージMOS Qpcをオンし
てノードn0がハイレベルになるようにプリチャージし
ておくと共に、入力信号IN1〜IN3が入力されるタ
イミングにプリチャージMOS Qpcをオフしてプリ
チャージを中止することで、ハイレベルの入力信号IN
1〜IN3に対して反転速度を速め且つ消費電力が少な
くなるようになっている。
【0037】ワイヤードOR回路50の入力MOS Q
in1〜Qin3…のゲートには入力信号を生成する論
理回路60…が接続され、プリチャージMOS Qpc
のゲートには該MOSをオフするプリチャージオフ信号
Pfのタイミングを調整する遅延回路70が接続されて
いる。
【0038】このような回路においては、図4のタイム
チャートに示すように、プリチャージMOS Qpcを
オフにするタイミングと、入力信号の入力タイミングと
は、その順序を守らなければならない。従って、入力信
号が生成される論理回路60のタイミングに合わせて、
上記プリチャージオフ信号Pfの出力タイミングを調整
する遅延回路70のタイミング設計を行う必要がある。
【0039】この実施例では、入力信号IN1〜IN3
…を生成する論理回路60が、低しきい値MOSからな
る論理ゲートG61,G62…と、標準MOSからなる
論理ゲートH61,H62…とが混在されて構成された
ものとしている。ここでは、例えばn段の低しきい値M
OSによる論理ゲートG61,G62…とm段の標準M
OSによる論理ゲートH61,H62…とが入力信号の
信号パスに混在されているとする。
【0040】遅延回路70は、上記のような論理回路6
0に対応させて、当該論理回路60と同等の遅延が得ら
れるように、n段の低しきい値MOSによる論理ゲート
G71,G72…と、m段の標準MOSによる論理ゲー
トH71,H72…とを信号パスに連ねて構成される。
そして、入力信号を生成する論理回路60へ所定のデー
タ信号D1が入力されるのと同期して遅延回路70へ制
御信号COM1が入力され、該制御信号COM1が所定
時間遅延されてプリチャージオフ信号Pfが出力され
る。
【0041】また、この実施例では、上記制御信号CO
M1の立上り時間を上記データ信号D1の立上り時間よ
りも相対的に短くなるように、つまり制御信号COM1
の立上り波形をデータ信号D1よりも急峻になるように
することで、プリチャージオフ信号Pfの立上りから入
力信号IN1〜IN3…の立上りまでの遅延T1(図
4)を作り出している。また、データ信号D1の出力期
間より遅延回路70への制御信号COM1の出力期間を
長くする、つまり制御信号COM1のパルス幅をデータ
信号D1よりも広くすることで、プリチャージオフ信号
Pfの立下がりから入力信号IN1〜IN3…の立下が
りまでの遅延T2(図4)を作成している。
【0042】なお、立上り時と立下り時におけるプリチ
ャージオフ信号Pfと入力信号IN1〜IN3…との遅
延T1,T2は、上記のように作成するほか、例えば、
遅延回路70をプリチャージオフ信号Pfの立上りの信
号パスと立下りの信号パスとで途中分岐させて2系統設
け、立上りの信号パスでは例えば低しきい値MOSから
なる論理ゲートの段数を数個減らし、立下りの信号パス
では例えば低しきい値MOSからなる論理ゲートの段数
を数個増やして設けても、同様に対応することが可能で
ある。
【0043】以上のように、プリチャージオフ信号Pf
のタイミングを調整する遅延回路70の論理ゲートを、
入力信号IN1〜IN3…を生成する論理回路60に合
わせて、標準MOSからなる論理ゲートG71,G72
…と、低しきい値MOSからなる論理ゲートH71,H
72…とを、論理回路60と同数段ずつ用いて構成する
ことで、プロセスばらつきによりこれら標準MOSと低
しきい値MOSとの動作速度がそれぞれ別々にばらつい
た場合でも、入力信号IN1〜IN3…とプリチャージ
オフ信号Pfとのそれぞれの入力タイミングの関係はほ
ぼ変化せず、プロセスばらつきに依存しない適切なタイ
ミングでプリチャージオフ信号Pfを出力することが出
来る。 [第3の実施の形態]図5は、高速又は低速な論理素子
としてレベルの異なる2種類の電源電圧に接続される2
種類のMOSFETを使用した例を示すメモリアレイと
その周辺回路の一実施例を示す回路図である。
【0044】図1のメモリ回路が、高速又は低速な論理
素子として、しきい値電圧の低い低しきい値MOSと標
準的なしきい値電圧の標準MOSの2種類を用いて構成
されていたのに対して、図5のメモリ回路は、高速又は
低速な論理素子や論理ゲートとして、例えばロジック系
の標準の電源電圧(例えば2V系)が接続された論理素
子や論理ゲートと、昇圧した電源電圧(例えば3.3V
系)が接続された論理素子や論理ゲートを用いている点
で異なり、そのほかは略同一のものである。
【0045】すなわち、ワード線WLを選択駆動する論
理回路10’には標準電圧に接続された高速の論理ゲー
トH11’〜H14’が使用され、メモリセル21’…
にはスタティックノイズマージンを広くするために昇圧
した電源電圧に接続されたラッチ部FF1’とその出力
がソースに印加されている選択MOS Qs’,Qs’
とが使用されている。
【0046】そして、センスアンプ40の起動タイミン
グを調整するタイミング生成回路30’は、前半の遅延
回路31’の部分には論理回路10’に対応して標準電
圧に接続された論理ゲートH31’〜H35’が、後半
の遅延回路32’の部分にはメモリセル21’に対応し
て昇圧した電圧に接続された論理ゲートG31’,G3
2’が使用されている。
【0047】このように論理ゲートの電源電圧を異なら
せた場合にも、その論理素子に必要な耐圧が各々異なる
ため別プロセスで2種類の論理素子を形成する必要があ
り、プロセスばらつきにより2種類の論理素子の動作ス
ピードがベストケースとワーストケースにそれぞれ別々
にばらつくという第1や第2の実施例と同様の問題が発
生する。
【0048】したがって、図5に示すように、タイミン
グ生成回路30’を、論理回路10’に備わるものと同
種で同数段の論理ゲートH31’〜H35’と、メモリ
セル21’に備わるものと同種で同数段の論理ゲートG
31’,G32’とのディレイチェーンにより形成する
ことで、第1実施例の場合と同様に、プロセスばらつき
に依存しない最適なセンスアンプ40の起動タイミング
を得ることが出来る。 [第4の実施の形態]図6は、高速又は低速な論理素子
として2種類の電源電圧に接続される2種類のMOSF
ETを使用した例を示すメモリアレイとその周辺回路の
一実施例を示す回路図である。
【0049】この第4実施例のメモリ回路は、高速又は
低速な論理素子や論理ゲートとして、図7〜図9に示す
高速動作回路と低電力動作回路を使用している点で、図
1や図5のメモリ回路と異なっているが、その他の点は
ほぼ同一である。
【0050】すなわち、ワード線WLを選択し駆動する
論理回路10”には高速動作回路による論理ゲートH1
1”〜H14”が使用され、メモリセル21”…にはス
タティックノイズマージンを広くするために低電力動作
回路によるラッチ部FF1”が使用されている。
【0051】一方、センスアンプ40の起動信号のタイ
ミングを調整するタイミング生成回路30”は、前半の
遅延回路31”の部分には論理回路10”に対応して高
速動作回路による論理ゲートH31”〜H35”が、後
半の遅延回路32”の部分にはメモリセル21”に対応
して低電力動作回路による論理ゲートG31”,G3
2”がそれぞれ使用されている。
【0052】ここで、高速動作回路と低電力動作回路に
ついて説明する。
【0053】図7(a),図8(a),図9(a)には
高速動作回路と低電力動作回路の代表例としてインバー
タの構成例を、図7(b),図8(b),図9(b)に
はそれに使用される各電圧の関係図を示している。
【0054】図7(a)〜図9(a)の高速動作回路と
低電力動作回路は、株式会社日立製作所により特許出願
された特願2000−152732号の発明で開示され
た構成である。
【0055】この発明は、相対的に電位差の小さな第1
の電位組を動作電源とする第1の論理ゲート(高速動作
回路)と、相対的に電位差の大きな第2の電位組を動作
電源とする第2の論理ゲート(低電力動作回路)とを有
する半導体集積回路において、これら第1と第2の論理
ゲートに含まれるMISトランジスタ(或いはMOSF
ET)の基板電位を共通化して構成したものである。
【0056】従来の大小異なる2系統の電源電圧を用い
た2種類の論理ゲートは、その基板電位が異なることか
ら基板の分離領域が必要となってチップ面積の増大を招
いていたのに対し、上記のような構成によれば、高速動
作する論理ゲートと低電力動作する論理ゲートと2種類
の論理ゲートが得られ、且つ、基板電位を共通化するこ
とでチップ面積の増大が回避できるという利点を有す
る。
【0057】具体的には、図7(a)の第1例に示すよ
うに、高速動作回路2は電位差の大きな電源電圧VDD
H,VSSHに接続された論理ゲートであり、低電力動
作回路1は電位差の小さな電源電圧VDDL,VSSL
に接続された論理ゲートである。そして、これらを構成
するP形MOSFET MP0,MP1の基板電位は電
位VBPに、N形MOSFET MN0,MN1の基板
電位は電位VBNに共通化している。ここで、基板電位
VBP,VBNは図7(b)に示すように変更可能なも
のである。
【0058】図8(a)の第2例の構成は、高速動作回
路2と低電力動作回路1の負極側の電源電位VSSを共
通化したものである。回路のバイアス電圧は(b)のよ
うな関係とされる。図9(a)の第3例の構成は、基板
電位を電位差の大きな電源電位VDDH,VSSHと共
通化したものである。回路のバイアス電圧は(b)のよ
うな関係とされる。
【0059】このように高速動作回路と低電力動作回路
とを用いる場合にも、両者の論理素子は必要な耐圧が異
なるために別プロセスで形成する必要があり、プロセス
ばらつきにより2種類の論理素子の動作スピードがベス
トケースとワーストケースにそれぞれ別々にばらつくと
いう同様の問題が発生する。
【0060】したがって、図6に示すように、タイミン
グ生成回路30”を、論理回路10”と同数段の高速動
作回路による論理ゲートH31”〜H35”と、メモリ
セル21”に対応した低電力動作回路による2段の論理
ゲートG31”,G32”とのディレイチェーンにより
形成することで、第1実施例の場合と同様に、プロセス
ばらつきに依存しない最適なセンスアンプ40の起動タ
イミングを得ることが出来る。
【0061】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0062】例えば、論理回路と同等の遅延を有する回
路として、論理回路を構成する論理ゲートと同一回路形
式の論理ゲートを用いて形成した遅延回路(タイミング
生成回路)を示したが、例えば、論理ゲートを全てイン
バータで形成するなど、異なる論理を有する論理ゲート
を用いて形成しても良い。
【0063】また、図3の論理回路60と遅延回路70
の例に示したように、遅延時間を合わせる2つのタイミ
ング生成回路において、低速な論理ゲートと高速な論理
ゲートの段数をそれぞれ同数にした例を示したが、信号
遅延が少しずれても良い場合には、低速な論理ゲート又
は高速な論理ゲートの段数を増減させて調整しても良
い。
【0064】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるメモリ
回路のセンスアンプの起動回路やワイヤードOR回路の
入力信号とプリチャージオフ信号のタイミング調整回路
について説明したがこの発明はそれに限定されるもので
なく、信号の確定する順序を守らなければならない回路
全般に広く利用することができる。
【0065】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0066】すなわち、本発明に従うと、高速な論理素
子と低速であるが低消費電力で動作する論理素子の2種
類の論理素子が混在されている半導体集積回路におい
て、プロセスばらつきにより2種類の論理素子の動作ス
ピードがそれぞれ別々にばらついた場合でも、各回路の
動作タイミングを最適化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適なメモリ回路のメモリア
レイとその周辺回路の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1のタイミング生成回路における遅延時間の
一例をプロセスばらつきに基づく複数の条件下において
示したタイミングチャートである。
【図3】本発明を適用して好適なワイヤードOR回路と
その入力部分のタイミング調整回路の一実施例を示す回
路図である。
【図4】図3のワイヤードOR回路におけるプリチャー
ジオフ信号と入力信号とのタイミングチャートである。
【図5】高速又は低速な論理素子としてレベルの異なる
2種類の電源電圧に接続される2種類のMOSFETを
使用した例を示すメモリアレイとその周辺回路の一実施
例を示す回路図である。
【図6】高速又は低速な論理素子として2種類の電源電
圧に接続され基板電位が共通にされた2種類のMOSF
ETを使用した例を示すメモリアレイとその周辺回路の
一実施例を示す回路図である。
【図7】図6のMOSFETの第1実施例の構成(a)
とそれに使用する各電圧(b)を示す図である。
【図8】図6のMOSFETの第2実施例の構成(a)
とそれに使用する各電圧(b)を示す図である。
【図9】図6のMOSFETの第3実施例の構成(a)
とそれに使用する各電圧(b)を示す図である。
【図10】標準MOSのみを用いてタイミング生成回路
を形成した場合の遅延時間をプロセスばらつきに基づく
複数の条件下において示したタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
10 論理回路 21 メモリセル(第1回路) 30 タイミング生成回路 40 センスアンプ(第2回路) G31,G32 論理ゲート(第1種論理ゲート) H11〜H14 論理ゲート(第2種論理ゲート) H31〜H34 論理ゲート(第2種論理ゲート) 50 ワイヤードOR回路 Qin1〜Qin3 入力MOS(第3回路) Qpc プリチャージMOS(第4回路) 60 論理回路(第3タイミング生成回路) 70 遅延回路(第4タイミング生成回路) G61,G62 論理ゲート(第1種論理ゲート) G71,G72 論理ゲート(第1種論理ゲート) H61,H62 論理ゲート(第2種論理ゲート) H71,H72 論理ゲート(第2種論理ゲート)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島崎 靖久 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5B015 HH01 JJ05 JJ24 KB22 KB91 QQ03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作速度が低速な論理素子からなる第1
    種論理ゲートと動作速度が高速な論理素子からなる第2
    種論理ゲートとが混在されてなり、これら第1種論理ゲ
    ートおよび第2種論理ゲートの動作遅延に基づく所定タ
    イミングで動作状態となる第1回路、および、該第1回
    路の動作タイミングと同期して或いは所定時間前後した
    タイミングで動作が要求される第2回路を含んだ機能回
    路と、 上記第2回路に動作タイミングを与えるタイミング生成
    回路とを備えた半導体集積回路において、 上記タイミング生成回路は上記第1種論理ゲートと第2
    種論理ゲートとが混在された信号パスを有し該信号パス
    の信号遅延に基づき上記動作タイミングを生成すること
    を特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 上記第1回路は、所定信号の入力からn
    (nは正の整数)個の第1種論理ゲートとm(mは正の
    整数)個の第2種論理ゲートとの遅延を経たタイミング
    に動作状態となり、 上記タイミング生成回路は、n個の第1種論理ゲートと
    m個の第2種論理ゲートとが直列接続された信号パスを
    有し、上記所定信号に対応した信号の入力と上記信号パ
    スの信号遅延とに基づき上記動作タイミングを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 動作速度が低速な論理素子からなる第1
    種論理ゲートと動作速度が高速な論理素子からなる第2
    種論理ゲートとが混在されてなり、同期して或いは互い
    に所定時間前後したタイミングで動作が要求される第3
    回路およぴ第4回路を含んだ機能回路と、上記第3回路
    および第4回路とにそれぞれ動作タイミングを与える第
    3タイミング生成回路および第4タイミング生成回路と
    を備えた半導体集積回路において、 上記第3タイミング生成回路と第4タイミング生成回路
    とは、上記第1種論理ゲートおよび第2種論理ゲートが
    混在された信号パスをそれぞれ有し、該信号パスの信号
    遅延に基づき上記第3回路と第4回の動作タイミングを
    生成することを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 上記第3タイミング生成回路の上記信号
    パスと、上記第4タイミング生成回路の上記信号パスに
    は、それぞれ上記第1種論理ゲートと第2種論理ゲート
    とが同数ずつ設けられていることを特徴とする請求項3
    記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 上記低速な論理素子および高速な論理素
    子は、閾値電圧の異なる2種類のMOSFET、或い
    は、電源電圧の異なる2種類のMOSFETから構成さ
    れることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の半
    導体集積回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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