JP2000331483A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2000331483A
JP2000331483A JP11135520A JP13552099A JP2000331483A JP 2000331483 A JP2000331483 A JP 2000331483A JP 11135520 A JP11135520 A JP 11135520A JP 13552099 A JP13552099 A JP 13552099A JP 2000331483 A JP2000331483 A JP 2000331483A
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JP
Japan
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amplifier
latch
power supply
circuit
output node
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JP11135520A
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English (en)
Inventor
Toshinori Tsuchiya
利則 土屋
Takahiro Sasamori
貴裕 笹森
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した動作特性が得られ、しかもアクセス
時間の短縮が可能なセンスアンプ回路を実現する。 【解決手段】 メモリアレイ(10)内のビット線(B
L,/BL)の電位差を増幅する(C−AMP)を、カ
レントミラー型アンプ(C−AMP)と、該カレントミ
ラー型アンプの出力ノードに直接入力端子が接続され、
各々電源もしくは電流スイッチ手段を有し互いに出力ノ
ードが共通にされた差動アンプとラッチ回路とからなる
ラッチ型アンプ(L−AMP)とで構成するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
おける読出しデータ信号の増幅に適用して有効な技術に
関し、例えばクロック同期型スタティックRAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)のセンスアンプ回路部に利用
して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クロック同期型スタティックRA
Mにおいては、メモリセルの選択により対をなすビット
線に読み出された微小電位差を増幅するセンスアンプ回
路として、例えば図5に示すように、2個の差動増幅回
路を並列に並べたカレントミラー型センスアンプ回路が
提案されている(1992 Symposium on VLSI Circuits Dig
est of Technical Papers pp28-pp29)。
【0003】また、通常のスタティックRAMにおける
センスアンプ回路としては、例えば図6に示すように、
一対のCMOSインバータの入出力端子を交差結合した
ラッチ型センスアンプ回路を用いたものが実用化されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すカレントミ
ラー型センスアンプ回路は、比較的タイミング設計が容
易であるという利点を有するものの消費電流が大きいと
いう問題点がある。一方、図6に示すラッチ型センスア
ンプ回路は、高速で低消費電流であるという利点を有す
るものの、ビット線対の微小振幅をラッチ回路1段で増
幅するため、プロセスばらつきによりセンスアンプ回路
を構成するMOSFETの特性がばらついたり内部ノー
ドの寄生容量がアンバランスになると、安定した動作特
性が得られ難いという問題点があった。
【0005】そこで、本発明者らは、カレントミラー型
センスアンプ回路の有する消費電流が大きいという問題
点と、ラッチ型センスアンプ回路の有するMOSFET
特性のばらつきや内部ノードの寄生容量がアンバランス
により安定した動作特性が得られ難いという問題点を解
消したセンスアンプ回路に関する発明をし、先に出願を
した(特願平10−166752号)。本発明は、この
先願発明の改良に関するものである。
【0006】図7に上記先願に係るセンスアンプ回路の
実施例を示す。図7の回路は、センスアンプ回路を、2
段のカレントミラー型アンプ31A,31B2とその次
段に接続されたラッチ型アンプL−AMPとで構成し、
先ずカレントミラー型アンプアンプ31A,31Bでビ
ット線BL,/BLの電位を増幅した後、その増幅した
信号をトランスファゲートTM1,TM2で次段のラッ
チ型アンプL−AMPへ伝達してさらに増幅するように
したものである。
【0007】本発明者らが上記先願に係るセンスアンプ
回路について検討した結果、カレントミラー型アンプア
ンプ31A,31Bで増幅した信号をトランスファゲー
トTM1,TM2を通して次段のラッチ型アンプL−A
MPのデータ保持ノードへ伝達するため、図3(f)に
示すように、カレントミラー型アンプアンプ31A,3
1Bの出力(実線)をラッチ型アンプL−AMPへ伝達
した段階(タイミングtc)で、信号の振幅が矢印のよ
うに減少されてしまい、高速化が充分に達成できていな
いことを見出した。
【0008】これは、オン状態のMOSFETのソース
電圧はそのときのゲート電圧よりもしきい値電圧分低く
なるというMOSFETの特性によるものと考えられ
る。この場合、トランスファゲートTM1,TM2をC
MOSにすることも考えられるが、素子数が増えるとと
もにMOSFETのもつオン抵抗によって伝達信号の振
幅が所定のレベルに達するまでの時間が長くなってしま
うという不具合があることが明らかになった。
【0009】この発明の目的は、上記の知見に基づいて
なされたもので、安定した動作特性が得られ、しかもア
クセス時間の短縮が可能なセンスアンプ回路を提供する
ことにある。
【0010】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面
から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0012】すなわち、メモリアレイ内のビット線に接
続されビット線の電位を増幅するセンスアンプ回路を、
ビット線に接続されるカレントミラー型アンプと、該カ
レントミラー型アンプの出力ノードに直接入力端子が接
続され、各々電源もしくは電流スイッチ手段を有し互い
に出力ノードが共通にされた差動アンプとラッチ回路と
からなるラッチ型アンプとから構成され、先ず上記カレ
ントミラー型アンプと上記ラッチ型アンプの差動アンプ
とが同時に動作されてビット線の電位を増幅した後、こ
れらの回路の動作が停止され、代わって上記ラッチ型ア
ンプのラッチ回路が動作されるように構成した。
【0013】上記した手段によれば、ラッチ型アンプに
比べて入力オフセット電圧の小さいカレントミラー型ア
ンプでビット線の電位を受けるように構成されているた
め、出力のアンバランスが小さくされるとともに、先ず
前段のカレントミラー型アンプとラッチ型アンプの差動
アンプとでビット線の電位を増幅した後、ラッチ回路で
信号をさらに増幅して保持するので、アクセス時間を短
縮することができる。
【0014】また、上記カレントミラー型アンプの出力
ノード間および上記ラッチ型アンプの共通出力ノード間
にそれぞれイコライズ用のスイッチ手段が設けられ、こ
れらのスイッチ手段は同一の制御信号によってアンプの
動作開始前にオン状態にされてそれぞれの差動出力を同
一電位にさせ、アンプの動作開始後にオフ状態にされる
ように構成した。これにより、増幅動作後にイコライズ
用のスイッチ手段をオンさせて各出力ノードの電位を等
しくさせることで、次の増幅動作を速くすることができ
る。
【0015】さらに、上記ラッチ型アンプの差動アンプ
は、上記共通出力ノードと電源電圧端子間に接続された
一対のMOSFETを含み、該MOSFET対はそのゲ
ート端子に上記ラッチ回路の電源もしくは電流スイッチ
手段をオン、オフ制御する信号が供給され上記差動アン
プの動作時にはその負荷素子として作用し、上記差動ア
ンプおよびラッチ回路の非動作時には上記共通出力ノー
ドの電位のプリチャージ手段として作用するように構成
した。これにより、差動アンプの負荷素子とプリチャー
ジ手段とを別々に設ける必要がなく素子数を減らすこと
ができるとともに、制御信号を別に用意する必要がな
い。
【0016】また、上記ラッチ型アンプの差動アンプを
構成する差動入力MOSFETのドレイン端子と上記差
動アンプの電源もしくは電流スイッチ手段との間に、上
記共通出力ノードの電位によってゲートが制御されるM
OSFETをそれぞれ接続するようにした。これによ
り、差動アンプの電源もしくは電流スイッチ手段に流れ
る電流を制限して出力の絶対値レベルが低下するのを防
止することができる。
【0017】さらに、メモリアレイのビット線に接続さ
れビット線の電位差を増幅するセンスアンプ回路を、各
々電源もしくは電流スイッチ手段を有し互いに出力ノー
ドが共通にされた差動アンプおよびラッチ回路からな
り、前記差動アンプは、上記共通出力ノードと電源電圧
端子間に接続された一対のMOSFETを含み、該MO
SFET対はそのゲート端子に上記ラッチ回路の電源も
しくは電流スイッチ手段をオン、オフ制御する信号が供
給され上記差動アンプの動作時にはその負荷素子として
作用し、上記差動アンプおよびラッチ回路の非動作時に
は上記共通出力ノードの電位のプリチャージ手段として
作用するとともに、上記差動アンプの電源もしくは電流
スイッチ手段がオンされてビット線の電位を増幅した
後、この差動アンプの動作が停止され上記ラッチ回路の
電源もしくは電流スイッチ手段がオンされてラッチ動作
するように構成した。これにより、差動アンプとラッチ
回路を別のタイミングで動作させることができ、しかも
差動アンプの負荷素子とプリチャージ手段とを別々に設
ける必要がなく素子数を減らすことができるとともに、
制御信号を別に用意する必要がない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0019】図1は本発明を適用して好適なクロック同
期型スタティックRAMの一実施例を示す概略構成図で
ある。
【0020】図1において、10は複数のメモリセルM
Cがマトリックス状に配置され同一行のメモリセルの選
択端子が接続された複数のワード線と同一列のメモリセ
ルの入出力端子が接続された複数のビット線とを有する
メモリアレイ、11は入力されたアドレス信号A0〜A
19をクロック信号CKに同期してラッチするアドレス
レジスタ、12はラッチされたアドレス信号をデコード
して上記メモリアレイ10内の対応するワード線を選択
するアドレスデコーダ、13は選択されたメモリセルが
接続された各ビット線対ごとに設けられビット線の電位
差を増幅する複数のセンスアンプ回路からなるセンスア
ンプ列、14はセンスアンプ回路により増幅されたリー
ドデータをラッチする出力レジスタ、15は出力レジス
タ14にラッチされたリードデータをチップ外部へ出力
するデータ出力バッファである。
【0021】また、図1において、16は内部クロック
信号CKに同期して入力ライトデータをラッチする入力
レジスタ、17はラッチされたライトデータをメモリア
レイ10に供給するライトバッファ、18は外部から供
給される同期クロック信号CLKを受けて内部クロック
信号CKを形成してメモリ内部のレジスタなど所定の回
路に供給するクロックバッファ、19は外部から供給さ
れるチップ選択信号としてのチップイネーブル信号/C
Eや書込み制御信号としてのライトイネーブル信号/W
E、リード/ライトデータの上位8ビットまたは下位8
ビットを指定するバイト選択信号/UB,/LBを内部
クロック信号CKに同期してラッチする制御レジスタ、
20は制御レジスタ19にラッチされた制御信号および
外部から入力された出力制御信号としてのアウトイネー
ブル信号/OEに基づいて内部回路に対する所定のタイ
ミング信号を上記データ出力バッファ15やライトバッ
ファ17等に与えるタイミング制御回路である。
【0022】図2には、上記センスアンプ列13を構成
するセンスアンプ回路の一実施例が示されている。
【0023】この実施例のセンスアンプ回路は、メモリ
セルに接続されたビット線BL,/BLに入力端子が接
続されるカレントミラー型アンプ部C−AMPと、該カ
レントミラー型アンプ部C−AMPの出力ノードN1,
N2に入力端子が接続されたラッチ型アンプ部L−AM
Pとにより構成されている。このようにラッチ型アンプ
に比べて入力オフセット電圧の小さいカレントミラー型
アンプC−AMPでビット線BL,/BLの電位を受け
るように構成されているため、出力のアンバランスが小
さくなる。
【0024】上記カレントミラー型アンプ部C−AMP
は、差動増幅回路からなり、一対の差動入力MOSFE
T M3のゲート端子に一方のビット線BLが、またM
3と対をなす差動入力MOSFET M4のゲート端子
に他方のビット線/BLがそれぞれ接続される。また、
各差動入力MOSFET M3,M4のドレインと電源
電圧端子Vccとの間にそれぞれ負荷MOSFET M
1,M2が接続され、M1とM2はそれぞれゲート端子
が接地電位に接続されている。
【0025】図5の従来例では差動増幅回路31A,3
1Bのカレントミラー接続された対をなす負荷MOSF
ETのうち出力ノードと反対側の負荷MOSFETのゲ
ート・ドレイン端子が結合されることで出力ノードのア
ンバランスが防止されているのに対し、この実施例では
負荷MOSFET M1,M2のゲート端子を接地電位
に接続させることで、回路の対称性を確保して出力ノー
ドN1,N2のアンバランスが小さくなるように構成さ
れている。
【0026】さらに、前段のアンプC−AMPの差動入
力MOSFET M3,M4のソース端子は互いに結合
され、その共通ソースと接地電位との間には並列形態の
MOSFET M5,M6と定電流用MOSFET M
7とが直列に接続されており、MOSFET M5,M
6のゲート端子は出力ノードN1,N2に接続され、定
電流用MOSFET M7のゲート端子にはアンプの制
御信号SACMが印加されている。MOSFET M
5,M6はそのゲート端子に出力ノードN1,N2の電
位が印加されることでアンプの出力レベルの低下を防止
することができる。
【0027】すなわち、これらのMOSFET M5,
M6がない場合には、増幅動作中、定電流用MOSFE
T M7に常にフル電流が流れて出力ノードN1,N2
の電圧レベル(絶対値)が徐々に低下してしまうが、M
OSFET M5,M6があると増幅動作中にそのゲー
ト端子を出力電圧で制御することで定電流用MOSFE
T M7に流れる電流を制限して出力の絶対値レベルが
低下するのを防止することができる。
【0028】また、前段のカレントミラー型アンプ部の
出力ノードN1,N2間には、イコライズ信号SAEQ
Aによってオン、オフ制御されノードN1,N2の電位
を等しくするように機能するイコライズ用MOSFET
M8が設けられている。増幅動作後にイコライズ用M
OSFET M8をオンさせてノードN1,N2の電位
を等しくさせることで、次の増幅動作を速くすることが
できる。
【0029】一方、上記ラッチ型アンプ部L−AMP
は、前段のカレントミラー型アンプ部の出力ノードN
1,N2にゲート端子が接続された一対の差動入力MO
SFETM18,M19およびM18,M19のドレイ
ンと電源電圧端子Vccとの間にそれぞれ接続された負
荷MOSFET M10,M11からなる差動アンプ
と、M12とM14およびM13とM15からなる2個
のCMOSインバータの入出力端子が交差結合されたラ
ッチ回路と、差動入力MOSFET M18,M19の
ソース端子と接地電位との間に接続されたMOSFET
M21,M22と電流スイッチ用MOSFET M2
3と、差動入力MOSFET M18,M19のドレイ
ン端子間に接続されたイコライズ用MOSFET M1
7と、差動入力MOSFET M18,M19のソース
端子間に接続されたイコライズ用MOSFET M20
とにより構成されている。
【0030】このうち、イコライズ用MOSFET M
17は前段アンプC−AMPの出力ノードN1,N2間
に設けられたイコライズ用MOSFET M8のゲート
に印加されている制御信号SAEQAによってオン、オ
フ制御される。また、イコライズ用MOSFET M2
0と電流スイッチ用MOSFET M23は前段アンプ
C−AMPの定電流用MOSFET M7のゲートに印
加されているアンプ制御信号SACMと同一の信号によ
ってオン、オフ制御される。
【0031】また、上記ラッチ回路を構成するインバー
タ(M12,M14),(M13,M15)の電源電圧
側と接地電位側にはそれぞれ電源スイッチ用MOSFE
TM9,M16が接続されており、これらのMOSFE
T M9,M16はそれぞれラッチ制御信号SAEQB
によってオン、オフ制御される。
【0032】上記のようにこの実施例のセンスアンプ回
路においては、ラッチ制御信号SAEQBによってラッ
チ回路の電源スイッチMOSFET M9,M16を、
またアンプ制御信号SACMによって差動アンプ部の電
流スイッチ用MOSFETM23を制御することによっ
て増幅動作およびラッチ動作を行なわせているので、図
7の回路におけるトランスファゲートがなくても増幅動
作およびラッチ動作を行なわせることができる。
【0033】また、この実施例においては、図7の回路
において前段のアンプに設けられていた負荷MOSFE
Tと後段のラッチ型アンプに設けられていたプリチャー
ジ用のMOSFETを、ラッチ部とアンプ部とで共用さ
せるように構成されているため、その分構成素子数も少
なくすることができる。
【0034】さらに、差動入力MOSFET M18,
M19のソース端子は結合され、その共通ソースと電流
スイッチ用MOSFET M23との間に設けられたM
OSFET M21,M22は、ゲート端子に出力ノー
ドN3,N4の電位が印加されて出力電圧によって制御
されることで、前段のアンプC−AMPの差動入力MO
SFET M3,M4のソース側に設けられているMO
SFET M5,M6と同様に、増幅動作中に電流スイ
ッチ用MOSFET M23に流れる電流を制限して出
力の絶対値レベルが低下するのを防止する作用をなす。
【0035】次に、この実施例のセンスアンプ回路の動
作を、図3に示されているタイムチャートおよび図4の
状態説明図を用いて説明する。
【0036】図1の実施例のスタティックRAMの読出
し動作においては、図3(a)に示されているように、
ワード線の選択によりビット線BL,/BLの電位が広
がり始める時点(タイミングt1)に合わせて、図3
(b)のようにアンプの制御信号SACMをハイレベル
に変化させることによってMOSFET M7,M2
0,M23がオン状態にされる。これによって、カレン
トミラー型アンプC−AMPが活性化される。
【0037】また、このとき制御信号SAEQBはロウ
レベルのままとされるため、負荷MOSFET M1
0,M11はオン状態とされる。これによって、本実施
例のラッチ型アンプL−AMPのアンプ部が活性化され
る。このとき、2つのアンプが活性化されてもイコライ
ズ制御信号SAEQAはロウレベルを保持して直ちにイ
コライズMOSFET M8,M17がオフされないよ
うにする。また、ラッチ型アンプの制御信号SAEQB
もロウレベルのままとされることによってMOSFET
M9,M16がオフ状態にされ、ラッチ部は活性化さ
れない。図4(a)にこのときの主要なMOSFETの
オン、オフ状態を示す。同図において、○印が付されて
いるMOSFETがオン状態のMOSFET、×印が付
されているMOSFETがオフ状態のMOSFETであ
る。
【0038】制御信号SACM,SAEQA,SAEQ
Bが上記のように制御されることによって、ラッチ型ア
ンプL−AMPの差動出力(ノードN3,N4の電位)
は、図3(e)のように、互いにほぼ同一電位の関係を
保ったまま動作点に向かって下がり始める。そして、ラ
ッチ型アンプL−AMPの差動出力が動作点に達した時
点(タイミングt2)に合わせて、イコライズ制御信号
SAEQAをハイレベルに変化させてイコライズMOS
FET M8,M17をオフさせる。すると、ラッチ型
アンプL−AMPの差動出力が図3(e)のように広が
り始める。
【0039】その後、ラッチ型アンプL−AMPの差動
出力がある程度広がった時点(タイミングt3)に合わ
せて、制御信号SACMをロウレベルに変化させ、SA
EQBをハイレベルに変化させる。すると、ラッチ型ア
ンプL−AMPは、アンプ部のMOSFET M20,
M23がオフ状態にされるとともに、ラッチ部の電源ス
イッチMOSFET M9,M16がオン状態にされ
る。図4(b)に、このときの主要なMOSFETのオ
ン、オフ状態を示す。これによって、ラッチ部が活性化
され、ラッチ型アンプL−AMPの出力がさらに増幅さ
れる。
【0040】その後、イコライズ制御信号SAEQAお
よびラッチ制御信号SAEQBをロウレベルに変化させ
ることによって、ラッチ部の電源スイッチ用MOSFE
TM9,M16がオフされるとともに、イコライズMO
SFET M8,M17をオンさせてイコライズを開始
させることによって、センスアンプ回路の動作を終了さ
せる(タイミングt4)。そして、このときラッチ制御
信号SAEQBによってラッチ型アンプL−AMPのア
ンプ部の負荷MOSFET M10,M11がオン状態
にされて、プリチャージ手段として作用し、出力ノード
N3,N4を速やかに電源電圧レベルに向かって上昇さ
せる。
【0041】上記実施例のセンスアンプ回路は、カレン
トミラー型アンプC−AMPとその次段に接続されたラ
ッチ型アンプL−AMPとで構成されており、ラッチ型
アンプL−AMPに比べて入力オフセット電圧の小さい
カレントミラー型アンプC−AMPでビット線の電位差
を受けるため、ラッチ型アンプに比べてプロセスばらつ
きによる出力のアンバランスが小さくされ、ラッチ型ア
ンプのみで構成されたセンスアンプ回路に比べて安定し
た動作特性が得られるようになる。
【0042】しかも、カレントミラー型アンプC−AM
Pとラッチ型アンプL−AMPを同時に動作させ、先ず
カレントミラー型アンプでビット線の電位差をある程度
増幅し、それを次段のラッチ型アンプでさらに増幅する
ように構成されているので、増幅動作期間を短くするこ
とができる。具体的には、ラッチ型アンプL−AMPの
みで構成されたセンスアンプ回路にあっては、図3
(e)に破線Aで示すように、増幅開始直後の出力振幅
の広がり速度がカレントミラー型アンプC−AMPのあ
る本実施例の回路に比べて遅くなるため、出力がフル振
幅に達するまでの時間も長くなってしまうが、本実施例
の回路では、カレントミラー型アンプC−AMPとラッ
チ型アンプL−AMPを同時に動作させるように構成さ
れているので、動作速度を速くすることができる。
【0043】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前
記実施例では、センスアンプ回路をカレントミラー型ア
ンプC−AMPとラッチ型アンプL−AMPとで構成し
ているが、ラッチ型アンプL−AMPのみとすることも
可能である。また、実施例では、メモリアレイ内のビッ
ト線にセンスアンプ回路が接続されているように説明さ
れているが、これらのビット線は、通常のスタティック
RAMにおけるのと同様に、カラム系のアドレス信号に
よって選択的にオン状態にされるいわゆるカラムスイッ
チを介してセンスアンプ回路に接続されているものであ
ってもよい。また、図示しないが、各対のビット線間に
イコライズ用MOSFETを接続するようにしても良
い。
【0044】さらに、実施例においては、カレントミラ
ー型アンプC−AMPとしてゲートが接地電位に接続さ
れた負荷MOSFET M1,M2を用いた差動増幅回
路を用いているが、カレントミラー型アンプC−AMP
は、例えば図5に示されているような2個の差動増幅回
路で構成されている回路形式のものを用いることも可能
である。
【0045】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるクロッ
ク同期型スタティックRAMに適用した場合について説
明したが、この発明はそれに限定されるものでなく、対
をなすビット線の電位差を増幅するセンスアンプ回路を
備えた半導体メモリに広く利用することができる。
【0046】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0047】すなわち、本発明に従うと、安定した動作
特性が得られ、しかもアクセス時間の短縮が可能なセン
スアンプ回路を実現することができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適なクロック同期型スタテ
ィックRAMの一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るセンスアンプ回路の一実施例を示
す回路構成図である。
【図3】実施例のセンスアンプ回路の動作時における信
号の変化を示すタイムチャートである。
【図4】実施例のセンスアンプ回路の動作時における主
要な素子の状態とその変化を示す状態説明図である。
【図5】従来型のクロック同期型スタティックRAMに
用いられているカレントミラー型のセンスアンプ回路の
構成例を示す回路図である。
【図6】従来型のスタティックRAMに用いられている
ラッチ型のセンスアンプ回路の構成例を示す回路図であ
る。
【図7】本発明に先立って検討した先願に係るセンスア
ンプ回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 メモリアレイ 11 アドレスレジスタ回路 12 アドレスデコーダ回路 13 センスアンプ列 14 出力レジスタ 15 出力バッファ 16 入力レジスタ 17 ライトバッファ 18 クロックバッファ 19 制御レジスタ 20 タイミング制御回路 C−AMP カレントミラー型アンプ部 L−AMP ラッチ型アンプ部 BL,/BL ビット線対 M10,M11 差動アンプの負荷MOSFET M18,M19 差動アンプの差動入力MOSFET M12〜M15 ラッチ回路を構成するMOSFET M8,M17,M20 イコライズ用MOSFET M9,M16 ラッチ回路の電源スイッチ用MOSFE
T M23 差動アンプの電流スイッチ用MOSFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹森 貴裕 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 Fターム(参考) 5B015 HH01 JJ21 JJ37 KB12 KB14 KB15 KB22 5J066 AA01 AA12 CA65 FA15 HA10 HA17 HA39 KA00 KA03 KA04 KA09 MA08 MA21 ND01 ND14 ND22 ND23 PD02 SA00 TA01 TA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のメモリセルと同一行のメモリセ
    ルの選択端子が接続された複数のワード線と同一列のメ
    モリセルの入出力端子が接続された複数のビット線とを
    有するメモリアレイと、上記ビット線に接続されビット
    線の電位を増幅するセンスアンプ回路とを備えた半導体
    記憶装置において、上記センスアンプ回路は、上記メモ
    リアレイ内のビット線の電位差を増幅するカレントミラ
    ー型アンプと、該カレントミラー型アンプの出力ノード
    に直接入力端子が接続され、各々電源もしくは電流のス
    イッチ手段を有し互いに出力ノードが共通にされた差動
    アンプおよびラッチ回路からなるラッチ型アンプとから
    構成され、先ず上記カレントミラー型アンプと上記ラッ
    チ型アンプの差動アンプとが同時に動作されてビット線
    の電位を増幅した後、これらの回路の動作が停止され、
    代わって上記ラッチ型アンプのラッチ回路が動作される
    ように構成されてなることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 上記カレントミラー型アンプの出力ノー
    ド間および上記ラッチ型アンプの共通出力ノード間にそ
    れぞれイコライズ用のスイッチ手段が設けられ、これら
    のスイッチ手段は同一の制御信号によってアンプの動作
    開始前にオン状態にされてそれぞれの差動出力を同一電
    位にさせ、アンプの動作開始後にオフ状態にされるよう
    に構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記ラッチ型アンプの差動アンプは、上
    記共通出力ノードと電源電圧端子間に接続された一対の
    MOSトランジスタを含み、該MOSトランジスタ対は
    そのゲート端子に上記ラッチ回路の電源もしくは電流の
    スイッチ手段をオン、オフ制御する信号が供給され上記
    差動アンプの動作時にはその負荷素子として作用し、上
    記差動アンプおよびラッチ回路の非動作時には上記共通
    出力ノードのプリチャージ手段として作用するように構
    成されてなることを特徴とする請求項1または2に記載
    の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記ラッチ型アンプの差動アンプを構成
    する差動入力MOSトランジスタのドレイン端子と上記
    差動アンプの電源もしくは電流スイッチ手段との間に、
    共通出力ノードの電位によってゲートが制御されるMO
    Sトランジスタがそれぞれ接続されてなることを特徴と
    する請求項1、2または3に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 複数個のメモリセルと同一行のメモリセ
    ルの選択端子が接続された複数のワード線と同一列のメ
    モリセルの入出力端子が接続された複数のビット線とを
    有するメモリアレイと、上記ビット線に接続されビット
    線の電位を増幅するセンスアンプ回路とを備えた半導体
    記憶装置において、上記センスアンプ回路は、各々電源
    もしくは電流のスイッチ手段を有し互いに出力ノードが
    共通にされた差動アンプおよびラッチ回路からなり、前
    記差動アンプは、上記共通出力ノードと電源電圧端子間
    に接続された一対のMOSトランジスタを含み、該MO
    Sトランジスタ対はそのゲート端子に上記ラッチ回路の
    電源もしくは電流スイッチ手段をオン、オフ制御する信
    号が供給され上記差動アンプの動作時にはその負荷素子
    として作用し、上記差動アンプおよびラッチ回路の非動
    作時には上記共通出力ノードのプリチャージ手段として
    作用するとともに、上記差動アンプの電源もしくは電流
    スイッチ手段がオンされてビット線の電位を増幅した
    後、この差動アンプの動作が停止され上記ラッチ回路の
    電源もしくは電流スイッチ手段がオンされてラッチ動作
    するように構成されてなることを特徴とする半導体記憶
    装置。
  6. 【請求項6】 上記ラッチ型アンプの差動アンプを構成
    する差動入力MOSトランジスタのドレイン端子と上記
    差動アンプの電源もしくは電流スイッチ手段との間に、
    共通出力ノードの電位によってゲートが制御されるMO
    Sトランジスタがそれぞれ接続されてなることを特徴と
    する請求項5に記載の半導体記憶装置。
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