JP2002109883A - リセット装置、半導体集積回路装置および半導体記憶装置 - Google Patents

リセット装置、半導体集積回路装置および半導体記憶装置

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JP2002109883A
JP2002109883A JP2000297663A JP2000297663A JP2002109883A JP 2002109883 A JP2002109883 A JP 2002109883A JP 2000297663 A JP2000297663 A JP 2000297663A JP 2000297663 A JP2000297663 A JP 2000297663A JP 2002109883 A JP2002109883 A JP 2002109883A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安定に切換え動作させるためのパラメータ制御
に依らず、消費電流を抑えると共に、低電圧でも安定し
て動作する。 【解決手段】強誘電体キャパシタFCを用いて電源電圧
を検出する電圧検出回路2と、強誘電体キャパシタFC
の分極状態を決定する分極状態設定回路3と、検出した
電源電圧に応じてリセット信号を出力するリセット信号
出力回路4と、このリセット信号を解除するリセット信
号解除回路5と、リセット信号の解除後に、強誘電体キ
ャパシタFCの分極状態を初期状態に戻す分極状態初期
化回路6とを備えている。強誘電体キャパシタFCは、
電源電圧の立ち上がり時に分極反転し、それに伴うポテ
ンシャル変移によりリセット信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電源電圧の
立ち上がりを検出してリセット信号を出力した後にそれ
を解除するリセット装置および、これを応用した半導体
集積回路装置および半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、システムを初期化するリセットの
方法には、リセット専用の端子からシステムの動作と非
同期に必要に応じて初期化が可能な所謂ハードウェアリ
セット、電源投入時に自動的にシステムを初期化するリ
セット信号を生成するパワーオンリセットおよび、外部
から入力されるコマンドを解釈してリセット信号を生成
することによりシステムを初期化するソフトウェアリセ
ットなどがある。このうち、従来のリセット装置のパワ
ーオンリセット動作について、以下に詳細に説明する。
リセット装置は、電源の投入を判断する必要から、何ら
かの方法で電源電圧を検出する電源電圧検出回路と、電
源電圧の検出に基づいてリセット信号を出力した後にこ
れを解除するリセット信号出力回路とを有している。
【0003】このリセット装置の最も単純な回路例を図
4に示している。図4において、リセット装置100
は、キャパシタCと抵抗Rを直列に接続した電源電圧検
出回路101と、PチャネルMOSトランジスタ(以下
PチャネルTrという)およびNチャネルMOSトラン
ジスタ(以下NチャネルTrという)からなるインバー
タ102,103が直列接続されたリセット信号出力回
路104とを有している。
【0004】上記構成により、電源が立ち上がったとき
に、電源電圧検出回路101のキャパシタCが抵抗Rを
介して所定の時定数RCで充電される。この充電電流に
よって抵抗Rに発生する電圧が、ノードN105を介し
てPチャネルTrとNチャネルTrからなる第1段目の
インバータ102に与えられる。このとき、キャパシタ
Cは急速には充電されず、ノードN105は論理’Lo
w’状態で、リセット信号出力回路104から出力され
るリセット信号もアクティブな論理’Low’の状態に
ある。
【0005】次に、ノードN105の電位が、キャパシ
タCへの充電につれて、PチャネルTrとNチャネルT
rの閾値や駆動能力によって主に定まるゲート閾値を超
えたとき、第1段目のインバータ102の出力が反転し
て論理’Low’に、さらに第2段目のインバータ10
3の出力が反転して論理’High’になることによっ
て、リセット信号出力回路104から出力されるリセッ
ト信号が解除される。このリセット信号が解除されるま
での時間は、電源電圧が十分に立ち上がり、システムに
要求されるリセット時間が確保されるようにキャパシタ
Cと抵抗Rの時定数値(C×R)が適宜選択されてい
る。
【0006】ところが、電源投入時の電源電圧の立ち上
がりが時定数RCに追随するほど緩やかな場合には、ノ
ードN105の電位は、インバータ102を構成するT
rのゲート閾値に達せず、リセット信号出力回路104
からのリセット信号を解除しない場合が起こり得る。
【0007】これを回避するために、図5に示すよう
に、電源電圧の立ち上がりが遅い場合と速い場合とで専
用の各電源電圧検出回路をそれぞれ設けたリセット装置
が用いられている。図5において、リセット装置200
は、電源電圧の立ち上がりが遅い場合に動作する電源電
圧検出回路部201と、電源電圧の立ち上がりが速い場
合に動作する電源電圧検出回路部202と、電源電圧検
出回路部201,202からの各入力信号に応じてリセ
ット信号の出力および解除を行うリセット信号出力回路
203とを有している。
【0008】電源電圧検出回路部201は、次に示す構
成を有している。即ち、電源とGNDとの間に抵抗R
1,R2が直列に接続され、その分割点(接続点)であ
るノードN1はキャパシタC1の一端とNチャネルTr
M1のゲートに接続され、キャパシタC1の他端は電源
に、NチャネルTrM1のソースはGNDに、そのドレ
インはプルアップ抵抗R3を介して電源に接続され、N
チャネルTrM1とプルアップ抵抗R3の接続点である
ノードN2は、PチャネルTrM2とNチャネルTrM
3からなるインバータの入力端に接続されている。
【0009】電源電圧検出回路部202は、次に示す構
成を有している。即ち、PチャネルTrM4、抵抗R
4、ゲートが各々電源に接続されたNチャネルTrM
5,M6がこの順に直列に接続され、NチャネルTrM
5と抵抗R4との接続点であるノードN3には、キャパ
シタC2さらには、PチャネルTrタM7,M8からな
るインバータの入力端が接続されている。また、Pチャ
ネルTrM4のゲートにはリセット信号がフィードバッ
クされて入力するようになっている。
【0010】リセット信号出力回路203は負論理OR
回路で構成されており、電源電圧検出回路部201,2
02からの各出力が入力するNAND回路(以下NAN
D1という)と、NAND1からの出力が入力されリセ
ット信号を出力または解除するインバータ(Pチャネル
TrM9とNチャネルTrM10)とを有している。
【0011】なお、上記NチャネルTrM8,M10は
低い閾値を持つTrであり、ここでは、図示したような
特別な表記を用いるものとする。
【0012】この構成により、電源投入直後はノードN
2が抵抗R3を介してプルアップされ、論理’Hig
h’状態にあるので、PチャネルTrM2とNチャネル
TrM3からなるインバータからの出力(電源電圧検出
回路部201からの出力)は論理’Low’状態とな
る。これによって、NAND1からの出力は、電源電圧
検出回路部202からの入力が’High’状態であっ
ても’Low’状態であっても論理’High’状態と
なる。したがって、PチャネルTrM9とNチャネルT
rM10からなるインバータからの出力(リセット信号
出力回路203からの出力)であるリセット信号は、ア
クティブな論理’Low’状態(リセット信号の出力状
態)になる。
【0013】その後、電源電圧が緩やかに立ち上がった
場合、キャパシタC1に十分な充電電流が流れなくと
も、直列接続された抵抗R1,R2で抵抗分割された電
源電圧より低い電位がノードN1を介してNチャネルT
rM1のゲートに入力され、ノードN1の電位がNチャ
ネルTrM1の閾値を超えた時点で、NチャネルTrM
1が活性化する。これにより、ノードN2は、電源投入
直後の論理’High’状態から論理’Low’状態に
遷移する。このため、PチャネルTrM2とNチャネル
TrM3からなるインバータで論理反転され、電源電圧
検出回路部201から論理’High’がNAND1に
出力される。このとき、ノードN3が’Low’状態で
あるから、電源電圧検出回路部202からの出力は’H
igh’になっているので、NAND1からは’Lo
w’の出力が、PチャネルTrM9とNチャネルTrM
10からなるインバータに入力される。したがって、リ
セット信号出力回路203から出力されるリセット信号
は、電源投入直後のアクティブな論理’Low’状態か
ら論理’High’状態に遷移して解除される。
【0014】この場合、電源電圧検出回路部202で
は、電源電圧の立ち上がりがキャパシタC2を充電する
のに十分なほど緩やかなため、ノードN3は、各々ゲー
トが電源に接続されて活性化されているTrM5,M6
を介して、論理’Low’の状態にある。したがって、
電源電圧検出回路部202からの出力は、PチャネルT
rM7とNチャネルTrM8からなるインバータにて論
理反転されて論理’High’状態にあり、それがリセ
ット信号出力回路203に入力されている。したがっ
て、リセット信号出力回路203からのリセット信号
は、論理’High’状態であるから、電源電圧検出回
路部201からの出力(論理’High’状態)がリセ
ット信号としてそのまま出力されているのと同じ有効な
状態になっている。
【0015】逆に、電源電圧の立ち上がりが急峻な場
合、電源電圧検出回路部201において、キャパシタC
1を介してノードN1を電源電圧まで突き上げることに
より、電源電圧の立ち上がりとほぼ同時に、TrM1が
活性化し、ノードN2が論理’Low’となるため、電
源電圧検出回路部201からはリセット信号をアクティ
ブにする論理’Low’は出力されない。
【0016】つまり、電源電圧が急峻に立ち上がった場
合、電源電圧検出回路部202では、キャパシタC2を
介してノードN3が電源電圧に突き上げられ、TrM8
を活性化する。このとき、TrM5,M6が直列に接続
されており、抵抗値が高いため、ノードN3の電圧は立
ち上がりやすい。また、TrM8は低い閾値を持つた
め、この活性化の応答は速く、電源電圧の立ち上がりと
ほぼ同時にTrM7,M8からなるインバータの出力は
論理’Low’となってNAND1に入力される。した
がって、NAND1からの出力は、電源電圧検出回路部
201からの入力が、論理’Low’であっても論理’
High’であっても論理’High’となるのである
から、リセット信号はアクティブな論理’Low’とし
て出力される。電源電圧が急峻に立ち上がった場合に
は、電源電圧検出回路部202からの出力が、電源電圧
検出回路部201からの出力よりも有効となる。
【0017】その後、キャパシタC2は電源の立ち上が
りにより活性化されているNチャネルトランジスタM
5,M6を介して放電されて、ノードN3が論理’Lo
w’に遷移して検出回路部202からの出力は論理’H
igh’となる。したがって、リセット信号出力回路2
03(負論理OR回路)から出力されるリセット信号
は、アクティブな論理’Low’から論理’High’
に解除される。
【0018】このリセット信号がアクティブな論理’L
ow’になったとき、PチャネルTrM4のゲートにフ
ィードバックされ、PチャネルTrM4が活性化する。
このとき、TrM5,M6に抵抗R4を介して電流が流
れることになって、キャパシタC2に蓄積された電荷の
放電を阻止する方向に働くため、リセット信号が解除さ
れるまでの時間を確保することができる。
【0019】キャパシタC2の充電が完了すると、ノー
ドN3が論理’Low’となり、これにより、検出回路
部202からの出力が論理’High’となって、リセ
ット信号が論理’High’となるため、TrM4が非
活性となって、電源とGNDとの間に直列接続されたT
rM4、抵抗R4、TrM5,M6の直流パスが断たれ
ることにより、以降直流電流は遮断される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す従来技術では、電源電圧検出回路部201で電源と
GNDとの間に抵抗R1,R2の直列回路が接続されて
いるため、電源電圧が立ち上がった後も直流パスがで
き、電流が流れ続けるという事態が起こって消費電流が
大きくなってしまう虞がある。
【0021】また、電源電圧の立ち上がりが遅い場合と
速い場合とで、電源電圧検出回路部201,202を切
換えなくてはならないが、その切換えは、各電源電圧検
出回路部201,202を構成するキャパシタの容量
値、抵抗値およびTr特性に依存するため、それらのば
らつきを考慮すると、安定に切換え動作させるためのパ
ラメータ制御が困難であった。
【0022】さらに、近年、電池駆動を前提とした機器
の増加により、消費電力の低減が強く望まれており、低
消費電力化に大きく寄与する低い電源電圧でシステムが
動作することが必須となってきており、低電圧でも安定
して動作するパワーオンリセット回路が要求されてい
る。
【0023】本発明は、上記従来の事情に鑑みて為され
たもので、安定に切換え動作させるためのパラメータ制
御に依らず、消費電流を抑えると共に、低電圧でも安定
して動作することができるリセット装置および、これを
用いた半導体集積回路装置および半導体記憶装置を提供
することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明のリセット装置
は、電源電圧の立ち上がりを検出してリセット信号を出
力した後にこれを解除するリセット装置において、電源
電圧を検出する電圧検出回路に電圧検出用の強誘電体容
量手段が設けられたものであり、それによって上記目的
が達成される。
【0025】この構成により、電圧検出回路に設けられ
た強誘電体容量手段は、そのヒステリシス特性から残留
分極を持ち、常誘電体キャパシタのように時間に依存し
た充放電が発生しないため回路動作時の電流消費や、従
来の技術で示したような直流パスが不要になるため、定
常的な電流消費がなくなり消費電流を低減することが可
能となる。また、強誘電体容量手段を構成する強誘電体
材料とその膜厚の選択により、分極反転電圧を低くする
ことが可能であり、低電圧でも安定して動作させること
が可能となる。さらに、強誘電体材料に発生する分極は
それにかかる電界により誘起される自発分極であり、常
誘電体キャパシタのように外部からの電荷の注入や放出
を伴わないため、分極反転は高速であり、それが電界、
即ち外部より供給される電圧のみによって制御されるた
め、電圧の立ち上がり時間に依存せず、また、制御の容
易な電圧検出回路が実現でき、ひいては動作が安定なリ
セット回路を実現することが可能となる。
【0026】また、好ましくは、本発明のリセット装置
において、強誘電体容量手段の分極特性を利用してリセ
ット信号を生成するリセット信号出力手段と、リセット
信号を解除するリセット信号解除手段とを有する。
【0027】この構成により、強誘電体容量手段の分極
特性を利用して容易かつ迅速にリセット信号を生成した
後にこれを解除することが可能となる。
【0028】さらに、好ましくは、本発明のリセット装
置において、強誘電体容量手段の分極状態を決定する初
期分極状態設定手段を有する。
【0029】この構成により、初期分極状態設定手段を
用いれば、キャパシタの初期分極状態が容易かつ任意に
決定することが可能となる。
【0030】さらに、好ましくは、本発明のリセット装
置において、リセット信号の解除後に、強誘電体容量手
段の分極状態を初期状態に戻す分極状態初期化手段を有
する。
【0031】この構成により、電源電圧が立ち上がって
リセット信号を解除した後に、分極状態初期化手段によ
り、強誘電体容量手段の分極状態を初期状態に容易かつ
自動的に戻すことが可能となる。
【0032】さらに、好ましくは、本発明のリセット装
置における電圧検出回路は電源電圧の立ち上がりを強誘
電体容量手段の分極反転で検出するものであり、分極反
転に伴うポテンシャル変移によりリセット信号を生成す
る。
【0033】この構成により、電源電圧の立ち上がりを
受けて、強誘電体容量手段の分極を反転させ、そのとき
に発生する電荷によりリセット信号を容易かつ迅速に生
成することが可能となる。
【0034】さらに、好ましくは、本発明のリセット装
置における電圧検出回路は、第1インバータの入力端が
常誘電体容量手段およびプルダウン用抵抗を介して接地
され、その出力端が強誘電体容量手段の一端に接続され
ている。
【0035】この構成により、電圧検出回路が強誘電体
容量手段を利用することにより簡単な構成となる。
【0036】さらに、好ましくは、本発明のリセット装
置におけるリセット信号出力手段は、強誘電体容量手段
の他端が、第1インバータの出力端に制御端子が接続さ
れた第1パストランジスタを介してリセット信号駆動用
トランジスタの制御端子に接続され、リセット信号駆動
用トランジスタの駆動端子の一方が、一端が電源に接続
されたプルアップ用抵抗の他端に接続され、その駆動端
子の他方が接地されている。
【0037】この構成により、強誘電体容量手段を利用
した電圧検出回路に対応するリセット信号出力手段が簡
単な構成で実現可能となる。
【0038】さらに、好ましくは、本発明のリセット装
置におけるリセット信号解除手段は、プルアップ用抵抗
とリセット信号駆動用トランジスタの接続点が第2イン
バータの入力端に接続され、第2インバータの入力端が
第2パストランジスタの制御端子に接続され、第2イン
バータの出力端が該第2パストランジスタの駆動端子の
一方に接続され、第2パストランジスタの駆動端子の他
方が遅延回路を介して第1インバータの入力端に接続さ
れ、第1インバータの入力端がリセット信号解除用トラ
ンジスタの制御端子に接続され、リセット信号解除用ト
ランジスタの駆動端子の一方がリセット信号駆動用トラ
ンジスタの制御端子に接続され、リセット信号解除用ト
ランジスタの駆動端子の他方が接地されている。
【0039】この構成により、リセット信号を出力した
後にリセット信号を解除するリセット信号解除手段が簡
単な構成で実現可能となる。
【0040】さらに、好ましくは、本発明のリセット装
置における初期分極状態設定手段は、強誘電体容量手段
の一方端にプルダウン用トランジスタが接続され、強誘
電体容量手段の他方端にプルアップ用トランジスタが接
続されている。
【0041】この構成により、初期分極状態設定手段が
簡単な構成で実現可能となる。
【0042】さらに、好ましくは、本発明のリセット装
置における分極状態初期化手段は、第1インバータの入
力端に入力端が接続され、その出力端から強誘電体容量
手段の他方端に分極状態初期化用パルスを発生するパル
ス発生回路を有する。
【0043】この構成により、分極状態初期化手段が簡
単な構成で実現可能となる。
【0044】さらに、好ましくは、本発明の半導体集積
回路装置は、請求項1〜10の何れかに記載のリセット
装置の回路構成を半導体集積化する。
【0045】この構成により、請求項1〜10の何れか
に記載のリセット装置を半導体集積回路装置に容易に採
用することが可能となる。
【0046】さらに、好ましくは、本発明の半導体記憶
装置は、請求項11記載の半導体集積回路装置を用い
る。
【0047】この構成により、請求項11記載の半導体
集積回路装置を半導体記憶装置に容易に採用することが
可能となる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明のリセット装置をパ
ワーオンリセット装置に適用した場合の実施形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0049】図1は、本発明の一実施形態のパワーオン
リセット装置の構成例を示す回路図である。図1におい
て、パワーオンリセット装置1は、強誘電体容量手段と
しての強誘電体キャパシタFCを用いて電源電圧を検出
する電圧検出回路2と、強誘電体キャパシタFCの分極
状態を決定する分極状態設定回路3(初期分極状態設定
手段)と、電源電圧の立ち上がりを検出してリセット信
号を生成するリセット信号出力回路4と、このリセット
信号を解除するリセット信号解除手段5と、リセット信
号の解除後に、強誘電体キャパシタFCの分極状態を初
期状態に戻す分極状態初期化回路6とを備えている。
【0050】電圧検出回路2は、次に示す構成を有して
いる。即ち、電源投入時にノードN20を論理’LO
W’にプルダウンするプルダウン用抵抗R21と常誘電
体キャパシタC22の一端がGNDに接続され、これら
のもう一端は、ノードN20を介してPチャネルTr2
3とNチャネルTr24からなる第1インバータのゲー
ト(制御端子)に接続されている。また、この第1イン
バータの出力側のノードN26は、強誘電体キャパシタ
FCの一端に接続されており、強誘電体キャパシタFC
の他端であるノードN27は、信号伝達をゲートする第
1パストランジスタのTr28のソース(駆動端子)に
接続されている。
【0051】分極状態設定回路3は、次に示す構成を有
している。即ち、ノードN26にはソースがGNDに接
続されたプルダウン用NチャネルTr31が接続され、
また、ノードN27にはソースが電源に接続されたプル
アップ用PチャネルTr32が接続されており、強誘電
体キャパシタFCの初期状態を設定するものである。こ
のTr31のゲートには強誘電体キャパシタFCの初期
化を制御する分極状態設定信号INITが入力されると
共に、Tr32のゲートには強誘電体キャパシタFCの
初期化を制御する分極状態設定信号INIT#が入力さ
れるようになっている。
【0052】リセット信号出力回路4は、次に示す構成
を有している。即ち、Tr28のドレイン(駆動端子)
側には、一端がGNDに接続されたリセット信号駆動用
トランジスタのNチャネルTr41のゲートが接続され
ている。Tr41のドレインには、一端が電源に接続さ
れたプルアップ用抵抗R42の他端が接続されている。
Tr41とプルアップ用抵抗R42の接続点にはノード
N43が接続されており、ノードN43にリセット信号
が出力されるようになっている。
【0053】また、リセット信号解除回路5は、更に次
に示す構成を有している。ノードN43には、第2イン
バータのインバータINV51とインバータ52の直列
回路が接続されており、ノードN43に出力されたリセ
ット信号はインバータINV51,52を介して出力さ
れるようになっている。インバータINV51の出力側
のノードN53はその信号を伝達する第2パストランジ
スタのTr54のソースに接続され、そのドレインは、
直列に接続されたインバータの個数分信号を遅延させる
遅延回路55に接続され、さらに、そのゲートは、イン
バータINV51の入力側のノードN43に接続されて
いる。また、この遅延回路55の出力端は前述のノード
N20に接続されている。ノードN20には、ソースが
GNDに接続されたリセット信号解除用トランジスタの
NチャネルTr56のゲートが接続され、そのドレイン
がNチャネルTr41のゲートおよびTr28のドレイ
ンに接続されている。この遅延回路55の出力がリセッ
ト解除信号として作用するようになっている。遅延回路
55には信号遅延用のインバータが4つ直列に接続され
ているが、必要な遅延時間に応じてその個数はその入力
と出力間で論理反転を伴わない偶数個に適宜選択される
ものである。
【0054】分極状態初期化回路6はパルス発生回路6
1を有しており、パルス発生回路61の入力端はノード
N20に接続され、その出力端はノードN27に接続さ
れており、ノードN20に直列に接続されたインバータ
の信号遅延時間分のパルスを発生してノードN27に出
力するものである。このパルス発生回路61は、信号遅
延用のインバータが3つ直列に接続されているが、必要
なパルス幅に応じてその個数はその入力側と出力側との
間で論理反転を伴う奇数個に適宜選択されるものであ
る。
【0055】ここで、強誘電体キャパシタFCの分極特
性について詳細に説明する。強誘電体キャパシタFCを
構成する強誘電体材料は、図2の強誘電体のヒステリシ
スカーブに示すように、その与えられた電界(ここで
は、強誘電体材料の両端に印加した電圧Eで示す)によ
って発生する電荷量Qはヒステリシス特性を持つ。この
強誘電体材料を用いたキャパシタFCの製造直後の状
態、即ちまだ一度も電界が印加されていない状態(電圧
E=0)では分極しておらず、発生する電荷量も0であ
る(A点)。次に、この強誘電体キャパシタFCに電界
をかけると(電圧E>0)、強誘電体材料は分極し、電
界に比例して電荷Qが発生する。その後、電界を増やし
続けても分極が増加しなくなり、この分極量を飽和分極
値と呼ぶ(B点)。このB点から印加電界を減らして0
(電圧E=0)になっても分極量は0にならず、ある電
荷Qを保持し、これを残留分極値と呼ぶ(C点)。さら
に、印加する電界を逆に負にすると、分極が反転するが
B点と同様それ以上分極量が負側に増加しない負の飽和
分極値に達する(D点)。D点から再度正方向に電界を
かけ0(電圧E=0)に達しても、ある電荷Qを保持
し、C点と同様これを残留分極と呼ぶ(E点)。
【0056】このように、強誘電体キャパシタFCはヒ
ステリシス特性を有するため、分極を反転させて残留分
極を利用することで不揮発に情報を保持することができ
る。この強誘電体材料を用いたキャパシタFCは、分極
の状態遷移に要する時間が短く応答が速いという特徴を
持っている。また、分極の反転に要する電界をEcとす
ると、このとき、キャパシタFCの両端に印加する電圧
Vcは、強誘電体材料の厚さをdとした場合、Vc=E
c・dとなる。分極の反転に要する電界Ecは強誘電体
材料に依存する値であり、また、dは強誘電体キャパシ
タFCの構造に依存する値であるため、キャパシタFC
の両端に印加する電圧Vcの値はそれらの選択による
が、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)系材料膜を用いた
場合で2.5V、層状の強誘電体膜、所謂Y1系の材料
を用いた場合で1.7V程度が可能であり、低電源電圧
でも安定した動作が可能である。強誘電体材料の厚さd
を薄くすると、キャパシタFCの両端に印加する電圧V
cをさらに低下させることが可能であるので、反転電圧
の低電圧化は、薄膜の形成が容易な半導体製品への応用
に適している。
【0057】上記構成により、以下その動作を説明す
る。まず、分極状態設定回路3により強誘電体キャパシ
タFCの分極状態を決定する場合について説明する。即
ち、まだ一度も電界が印加されていない強誘電体キャパ
シタFCが製造された直後の状態は、図2に示すように
分極していないA点にあり、強誘電体キャパシタFCを
回路素子の一つとして動作させるには、強誘電体材料の
初期状態を決める必要がある.このため、INIT信号
をTr31のゲートに、INIT#信号をTr32のゲ
ートに入力する必要がある。つまり、初期状態を決める
ために、INIT信号に論理’High’の信号を、I
NIT#信号に論理’Low’信号を与えて、強誘電体
キャパシタFCの両端の電位、即ちノードN26とノー
ドN27の電位を各々GNDレベルおよび電源電圧レベ
ルにする。このとき、電源とGNDとの間の電位差は上
記の電圧Vc以上であるものとする。これにより、ノー
ドN27が高電位であるので、図3の状態(a)に示す
ように分極して初期状態が決まる。この初期設定は強誘
電体キャパシタFCの製造後に、一度だけ行えばよく、
メーカ側で行うかユーザ側で行うかは特に問わないが、
この強誘電体キャパシタFCを用いたパワーオンリセッ
ト回路1の出荷テスト時に行うのが妥当である。以降、
INIT信号およびINIT#信号は再びTr31およ
びTr32が活性化しないように、各々論理’Low’
と論理’High’にそれぞれ固定しておく。このIN
IT信号およびINIT#信号は、外部から入力しても
よいし、例えばワンショットパルスを発生するワンショ
ットパルス発生回路を用いてもよく、特にその手段は問
わない。ただし、一度しかこの信号を用いる必要がない
ので、できるだけ簡略な手段が望ましい。
【0058】次に、分極状態設定回路3による強誘電体
キャパシタFCの初期分極状態の設定後、通常使用状態
における電源投入が行われる。電源電圧投入直後は抵抗
R21でプルダウンされているため、常誘電体キャパシ
タC22は充電されず、ノードN20はGND電位レベ
ルである。このことから、Tr24は非活性で、Tr2
3は活性化されるため、強誘電体キャパシタFCの一端
であるノードN26には電源電圧が供給される。このと
き、強誘電体キャパシタFCの他端であるノードN27
には電源投入によるプルアップパスがないため、ノード
N26にかかる電源電圧が上記の反転電圧Vcを超える
と容易に分極反転を起こし、図3の状態(b)に移行す
る。このとき、ノードN27は、強誘電体キャパシタF
Cの分極反転により誘起された電荷によりポテンシャル
が上昇し、論理’High’の状態に達する。ノードN
26は電源電圧にあり、これに接続されているトランジ
スタTr28のゲート電位がその閾値を超えると、Tr
28は活性化し、論理’High’レベルの電位がTr
41のゲートに伝わる。なお、このときは、ノードN2
0が論理’Low’であるので、これに接続されるNチ
ャネルTr56は非活性であり、Tr56がTr41の
論理レベルに影響は与えることはない。これにより、T
r41が活性化され、抵抗R42を介してプルアップさ
れていたノードN43の電位は論理’Low’状態にな
る。このとき、抵抗R42の抵抗値は、Tr41が活性
化されたときのオン抵抗値との抵抗分割比によってノー
ドN43が論理’Low’となるように、設定されてい
るものとする。ノードN43が論理’Low’となるこ
とによって、インバータINV51,52を通して、リ
セット信号は、論理’Low’のアクティブ状態となっ
て出力される。
【0059】このとき、ノードN43は、論理’Lo
w’、ノードN53は論理’High’であり、ノード
N43に接続された第2パストランジスタのTr54の
ゲートが論理’High’になるため、そのソースに接
続されたノードN53の論理’High’レベルがドレ
インを介して遅延回路55に伝達される。遅延回路55
に入力された論理’High’レベルは遅延回路55で
設定された遅延時間後、その出力側のノードN20に伝
達され、ノードN20を、電源投入直後の論理’Lo
w’レベルから論理’High’状態に遷移させる。こ
れにより、さらに常誘電体キャパシタC22を充電する
のに要する時間だけ遅延の後に、ノードN20が論理’
High’に達すると、NチャネルTr24が活性化
し、ノードN26は論理’Low’状態となる。ノード
N26が論理’Low’になることから、パストランジ
スタのTr28が非活性となり、ノードN27とTr4
1のゲートとの信号パスを断つ。これと同時に、ノード
N20の論理’High’レベルがTr56のゲートに
入力されてTr56が活性化することにより、Tr41
のゲートが論理’Low’状態となり、Tr41は非活
性となる。Tr41が非活性となることにより、ノード
N43は抵抗R42にプルアップされて論理’Hig
h’となり、それがインバータINV51,52を介し
てリセット信号を論理’High’状態にすることによ
り、リセット信号を解除する。即ち、電源投入後、論
理’Low’のアクティブ状態のリセット信号は、遅延
回路55の遅延時間と常誘電体キャパシタC22の充電
時間だけ出力され、その遅延時間と充電時間後に、論
理’High’状態になって解除される。
【0060】さらに、リセット信号が解除された後は、
次の電源投入時に備えて強誘電体キャパシタFCの分極
を初期状態に自動的に戻す必要がある。リセット解除信
号となる遅延回路55からの出力により、ノードN20
が論理’High’になると、ノードN20が入力され
るパルス発生器61が動作する。パルス発生器61は、
論理’High’の信号が入力されると、内蔵するイン
バータの段数分の遅延時間をパルス幅に持つ論理’Hi
gh’のパルスを発生する。このとき、強誘電体キャパ
シタFCの一端であるノードN26は論理’Low’状
態であり、その他端のノードN27はパルス発生回路6
1からの論理’High’のパルスが入力されるため、
強誘電体キャパシタFCが分極反転し、図3の状態
(a)に初期化される。この初期化状態は、システム全
体の電源が遮断されても残留分極により保持される。
【0061】さらに、強誘電体キャパシタFCの分極が
初期状態を保持しているため、次回以降に電源が投入さ
れた後も上記と同じ動作によりリセット信号を出力した
後に解除し、強誘電体キャパシタFCの分極を初期状態
に自動的に戻すことにより、更なる電源投入時に備える
ことができる。
【0062】以上により、本実施形態によれば、パワー
オンリセット回路1に強誘電体キャパシタFCを採用す
ることによって、電源投入時の電源電圧の立ち上がりを
分極反転として検出して、リセット信号を生成すること
ができる。強誘電体キャパシタFCの分極は、低電圧で
も安定に反転するため、電源電圧が低いシステムでも安
定してリセット信号を生成することができ、上記実施形
態のように定常的に電流が貫通する直流パスも必要がな
いことから、低消費電力を要求されるシステムにおいて
も安定した動作を行うことができる。つまり、低電源電
圧でも安定して動作させるには分極反転電圧を低くすれ
ばよい。
【0063】また、強誘電体キャパシタFCの分極反転
電圧のみで電圧の立ち上がりを検出するため、従来技術
のように電源電圧の立ち上がりの速さに依存した回路構
成をとる必要がなくなり、回路構成を簡略化することが
できる。
【0064】さらに、徒来技術のように、個々のTr特
性や容量値、抵抗値という典型的なアナログ的パラメー
タにその動作が敏感に依存することがないため、設計上
それらの制御が容易であり、またそれらが製造上または
温度などの他の要因でばらついてもリセット信号の生成
動作に大きな影響を受けることがない。
【0065】なお、本実施形態では、パワーオンリセッ
ト回路1の回路構成を半導体集積化して半導体集積回路
装置とすることは、特に、説明しなかったが、強誘電体
キャパシタFCの分極反転電圧は、前述した通り、使用
する強誘電体材料自身にも依存するが、その膜厚が薄い
ほど低くすることができて、薄膜形成が可能な半導体製
品への応用に適している。
【0066】また、本実施形態では、上記半導体集積回
路装置を用いて半導体記憶装置を構成することは、特
に、詳細に説明しなかったが、半導体記憶装置の一つに
強誘電体キャパシタFCを用いた不揮発メモリ、所謂強
誘電体メモリがあり、強誘電体キャパシタFCを共に利
用しているため、半導体プロセスの整合性から、本発明
のパワーオンリセット回路1は半導体記憶装置に用いて
好適である。また、近年、注目されている非接触ICカ
ードなどへの応用が進んでいる強誘電体メモリ内蔵マイ
クロコンピュータのパワーオンリセット回路にも好適に
応用できることは言うまでもないことである。
【0067】
【発明の効果】以上により、請求項1によれば、電圧検
出回路に設けられた強誘電体容量手段は、そのヒステリ
シス特性から残留分極を持ち、常誘電体キャパシタのよ
うに時間に依存した充放電が発生しないため、回路動作
時の電流消費や、従来の技術で示したような直流パスが
不要にすることができ、これによって、定常的な電流消
費をなくすことができて消費電流を低減することができ
る。また、強誘電体容量手段を構成する強誘電体材料と
その膜厚の選択により、分極反転電圧を低くすることが
できて、低電圧でも安定して動作させることができる。
さらに、強誘電体材料に発生する分極はそれにかかる電
界により誘起される自発分極であり、常誘電体キャパシ
タのように外部からの電荷の注入や放出を伴わないた
め、分極反転は高速であり、それが電界、即ち外部より
供給される電圧のみによって制御されるため、電圧の立
ち上がり時間に依存せず、また、制御の容易な電圧検出
回路が実現でき、ひいては動作が安定なリセット回路を
実現することができる。
【0068】また、請求項2によれば、強誘電体容量手
段の分極特性を利用して容易にリセット信号を生成する
ことができる。
【0069】さらに、請求項3によれば、初期分極状態
設定手段により、キャパシタの初期分極状態が容易かつ
任意に決定することができる。
【0070】さらに、請求項4によれば、電源電圧が立
ち上がってリセット信号を解除した後に、分極状態初期
化手段により、強誘電体容量手段の分極状態を初期状態
に容易かつ自動的に戻すことができる。
【0071】さらに、請求項5によれば、電源電圧の立
ち上がりを受けて、強誘電体容量手段の分極を反転さ
せ、そのときに発生する電荷により迅速且つ容易にリセ
ット信号を生成することができる。
【0072】さらに、請求項6によれば、強誘電体容量
手段を利用することにより電圧検出回路を簡単な構成と
することができる。
【0073】さらに、請求項7によれば、強誘電体容量
手段を利用した電圧検出回路に対応するリセット信号出
力手段を簡単な構成で実現することができる。
【0074】さらに、請求項8によれば、リセット信号
を出力した後にリセット信号を解除するリセット信号解
除手段を簡単な構成で実現することができる。
【0075】さらに、請求項9によれば、初期分極状態
設定手段を簡単な構成で実現することができる。
【0076】さらに、請求項10によれば、分極状態初
期化手段を簡単な構成で実現することができる。
【0077】さらに、請求項11によれば、請求項1〜
10の何れかに記載のリセット装置を半導体集積回路装
置に容易に採用することができる。
【0078】さらに、請求項12によれば、請求項11
記載の半導体集積回路装置を半導体記憶装置に容易に採
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のパワーオンリセット装置
の構成例を示す回路図である。
【図2】図1の強誘電体キャパシタFCのヒステリシス
特性図である。
【図3】(a)は強誘電体キャパシタFCの初期設定状
態を示す図、(b)は強誘電体キャパシタFCが分極反
転した状態を示す図である。
【図4】従来のパワーオンリセット回路の第1構成例を
示す回路図である。
【図5】従来のパワーオンリセット回路の第2構成例を
示す回路図である。
【符号の説明】 1 パワーオンリセット装置 2 電圧検出回路 FC 強誘電体キャパシタ(強誘電体容量手段) R21 プルダウン用抵抗 C22 常誘電体キャパシタ Tr28 第1パストランジスタ 3 分極状態設定回路(初期分極状態設定手段) Tr31 プルダウン用トランジスタ Tr32 プルアップ用トランジスタ INIT,INIT# 分極状態設定信号 4 リセット信号出力回路(リセット信号出力手段) Tr41 リセット信号駆動用トランジスタ R42 プルアップ用抵抗 5 リセット信号解除回路(リセット信号解除手段) INV51 第2インバータ Tr54 第2パストランジスタ 55 遅延回路 Tr56 リセット信号解除用トランジスタ 6 分極状態初期化回路(分極状態初期化手段) 61 パルス発生回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧の立ち上がりを検出してリセッ
    ト信号を出力した後にこれを解除するリセット装置にお
    いて、電源電圧を検出する電圧検出回路に電圧検出用の
    強誘電体容量手段が設けられたリセット装置。
  2. 【請求項2】 前記強誘電体容量手段の分極特性を利用
    してリセット信号を生成するリセット信号出力手段と、
    該リセット信号を解除するリセット信号解除手段とを有
    する請求項1記載のリセット装置。
  3. 【請求項3】 前記強誘電体容量手段の分極状態を決定
    する初期分極状態設定手段を有する請求項1または2記
    載のリセット装置。
  4. 【請求項4】 前記リセット信号の解除後に、前記強誘
    電体容量手段の分極状態を初期状態に戻す分極状態初期
    化手段を有する請求項2または3記載のリセット装置。
  5. 【請求項5】 前記電圧検出回路は電源電圧の立ち上が
    りを前記強誘電体容量手段の分極反転で検出するもので
    あり、該分極反転に伴うポテンシャル変移により前記リ
    セット信号を生成するようにした請求項1記載のリセッ
    ト装置。
  6. 【請求項6】 前記電圧検出回路は、第1インバータの
    入力端が常誘電体容量手段およびプルダウン用抵抗を介
    して接地され、その出力端が前記強誘電体容量手段の一
    端に接続された請求項1または5記載のリセット装置。
  7. 【請求項7】 前記リセット信号出力手段は、前記強誘
    電体容量手段の他端が、前記第1インバータの出力端に
    制御端子が接続された第1パストランジスタを介してリ
    セット信号駆動用トランジスタの制御端子に接続され、
    該リセット信号駆動用トランジスタの駆動端子の一方
    が、一端が電源に接続されたプルアップ用抵抗の他端に
    接続され、その駆動端子の他方が接地された請求項2記
    載のリセット装置。
  8. 【請求項8】 前記リセット信号解除手段は、前記プル
    アップ用抵抗とリセット信号駆動用トランジスタの接続
    点が第2インバータの入力端に接続され、該第2インバ
    ータの入力端が第2パストランジスタの制御端子に接続
    され、該第2インバータの出力端が該第2パストランジ
    スタの駆動端子の一方に接続され、該第2パストランジ
    スタの駆動端子の他方が遅延回路を介して前記第1イン
    バータの入力端に接続され、該第1インバータの入力端
    がリセット信号解除用トランジスタの制御端子に接続さ
    れ、該リセット信号解除用トランジスタの駆動端子の一
    方が該リセット信号駆動用トランジスタの制御端子に接
    続され、該リセット信号解除用トランジスタの駆動端子
    の他方が接地された請求項2または7記載のリセット装
    置。
  9. 【請求項9】 前記初期分極状態設定手段は、前記強誘
    電体容量手段の一方端にプルダウン用トランジスタが接
    続され、該強誘電体容量手段の他方端にプルアップ用ト
    ランジスタが接続された請求項3記載のリセット装置。
  10. 【請求項10】 前記分極状態初期化手段は、前記第1
    インバータの入力端に入力端が接続され、その出力端か
    ら前記強誘電体容量手段の他方端に分極状態初期化用パ
    ルスを発生するパルス発生回路を有した請求項4記載の
    リセット装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れかに記載のリセ
    ット装置の回路構成を半導体集積化した半導体集積回路
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体集積回路装置
    を用いた半導体記憶装置。
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