JP2002106603A - 電磁クラッチおよびこの電磁クラッチを取り付けた気体圧縮機 - Google Patents
電磁クラッチおよびこの電磁クラッチを取り付けた気体圧縮機Info
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- F16C2360/42—Pumps with cylinders or pistons
Abstract
る騒音、振動を低減する。 【解決手段】 電磁クラッチ50のボールベアリング5
3の1列当たりのボール数を奇数個にする。奇数個とす
ることにより、ボールの配列が向き合った状態になら
ず、ラジアル荷重を受けながら回転するボールベアリン
グの内輪、外輪の変形が不規則な複雑なものになり、規
則的な特定周波数の変形、振動がなくなって、振動、騒
音レベルが低下する。
Description
よびこの電磁クラッチを取り付けた気体圧縮機に関す
る。
気体圧縮機においては、エンジンのクランクシャフトプ
ーリから、図1に示すように、ベルト60および電磁ク
ラッチ50を介してロータ軸40に回転動力が伝達され
る。
石51と、この電磁石51の磁束を通過させる原動プー
リ52と、この原動プーリ52を回転自在に上記電磁石
51と同心状に保持する複列のボールベアリング530
(図10参照)と、上記磁束により原動プーリ52の端
面52aに吸着される従動アーマチュア板54とを有す
る。
リ52とこれを保持するボールベアリング530は、ベ
ルト60により常時回転駆動されている。
クラッチ50の電磁石51に通電して、原動プーリ52
の端面52aに従動アーマチュア板54を吸着すること
により、原動プーリ52とロータ軸40を結合し、これ
によりロータ軸40が回転する。
530は、従来、1列当たりのボール530aの数が偶
数、例えば、図10に示したような、14個のものが用
いられていた。一般に、ボールベアリングは、回転に伴
い振動、騒音を発するものであるが、ベルト60の張力
によってラジアル荷重を受けながら回転するボールベア
リング530の場合、振動、騒音がかなり発生し、特に
エンジンのアイドリング時で、他の振動、騒音レベルが
下がっているときは、車室内に伝わるボールベアリング
530の振動、騒音が無視できないものになる。
騒音レベルが高い原因のひとつに、ボールベアリングの
ボール数が偶数であることを突き止めた。1列当たりの
ボール530aの数が偶数のボールベアリング530
は、その内輪530bと外輪530cの間でボール53
0a、530a、‥‥が向かい合って線対称の配列にな
っていて、内輪、外輪に規則的な特定周波数の変形、振
動を発生し、その振動が元となって騒音も大きくなって
いるのではないかと思われる。
題点を解決して、電磁クラッチのボールベアリングに起
因する振動、騒音レベルの低い電磁クラッチおよびこの
電磁クラッチを取り付けた気体圧縮機を提供するもので
ある。
めに、この発明は、電磁クラッチのボールベアリングの
1列当たりのボール数を奇数個とした。奇数個とするこ
とにより、ボールの配列が向き合った状態にならず、ラ
ジアル荷重を受けながら回転するボールベアリングの内
輪、外輪の変形が不規則な複雑なものになり、規則的な
特定周波数の変形、振動がなくなって、振動、騒音レベ
ルが低下する。
図1〜図9を参照して説明する。図1は、この発明の一
実施の形態を示す縦断面図、図2は、図1の気体圧縮機
のボールベアリングを示す正面図である。
ラッチ50が備えられている。この電磁クラッチ50
は、その原動側の原動プーリ52に巻き掛けられたベル
ト60を介してエンジンのクランクシャフトから駆動力
を伝達されて回転している。
るときは、ロータ軸40に連結された従動側の従動アー
マチュア板54が原動プーリ52の端面52aに吸着さ
れて一体化し、ロータ軸40に回転動力が伝達される。
これにより、ロータ軸40と一体のロータ41、このロ
ータ41の半径方向の溝内に摺動するベーン42がシリ
ンダ室2内で回転して、シリンダ室2内の気体が圧縮さ
れる。
れ、吐出ポート3aから図示しないカーエアコン等の配
管系に送り出されて吸入ポート4aから吸入室4に戻
り、再びシリンダ室2に吸入されるようになっている。
ロントカバー(フレーム)5に固定されたリング状の電
磁石51が備えられていて、電磁石51のコイル51a
に通電されると電磁クラッチ50が励磁され、この電磁
石51の磁束が上記原動プーリ52内を通過し、原動プ
ーリ52の端面52aに従動アーマチュア板54が吸着
されるのである。
レーム5に複列のボールベアリング53を介して回転自
在に、上記電磁石51と同心状に保持されている。より
具体的には、ボールベアリング53の内輪53bが気体
圧縮機1のフレーム5に取り付けられ、外輪53cで原
動プーリ52を保持している。すなわち、内輪53bは
回転しないステータ側に、外輪53cは回転するロータ
側に組付けた外輪回転組付け構造となっている。そし
て、このボールベアリング53には、原動プーリ52の
自重、回転振動等による負荷に加えて、ベルト60の張
力、振動等によるラジアル方向の更に大きい負荷が加わ
っている。
を使用した気体圧縮機と同様である。次に、この発明の
特徴部分を説明する。
したように、1列当たりのボール数が奇数個、この実施
の形態では、13個のボール53aが、内輪53bと外
輪53cとの間に、リテーナ(図示省略)によりほぼ均
等間隔でピッチ円p上に配列されている。
音と従来の気体圧縮機の振動、騒音とを比較した結果を
示す。図3において、発明品は、図2に示したボール数
奇数個(13個)のボールベアリング53を電磁石51
に使用したこの発明の気体圧縮機であり、従来品は、図
10に示したボール数偶数個(14個)のボールベアリ
ング530を電磁石51に使用した従来の気体圧縮機で
ある。
各5セットを製造し、同条件で測定した振動、騒音のそ
れぞれの平均値を示したものである。
奇数個のボールベアリング53を組込んだ場合は、従来
のボール数偶数個のボールベアリング530を組込んだ
場合と比較して、騒音レベルが5db強、振動レベルが
0.2G強低下した。
に搭載して、騒音測定試験と振動測定試験を行なった。
測定試験における測定条件は、以下の通りである。
ッサ回転速度 Nc=1400rpm) エアコンON(コンプレッサクラッチON)状態
個(13個)のボールベアリング53を電磁石51に使
用したこの発明の気体圧縮機であり、従来品は、図10
に示したボール数偶数個(14個)のボールベアリング
530を電磁石51に使用した従来の気体圧縮機であ
る。
(b)に示すように、車両70のエンジンルーム71の
エンジン72に気体圧縮機1が取り付けられ、車室73
内に騒音を測定するマイクロフォン(騒音計)74を設
置する。
なわち、運転席と助手席の中間位置で高さは人間の耳の
高さとなる位置に設定する。
(b)に示すように、エンジン72にコンプレッサ取付
ブラケット72aを介して気体圧縮機1が取り付けられ
ており、加速度ピックアップ(振動計)75は、気体圧
縮機1のケーシングフランジ1aに取り付けられ、振動
測定方向は、気体圧縮機1の前後方向に設定する。
い、騒音測定結果を図6のグラフ(a)発明品、(b)
従来品で示す(横軸に周波数、縦軸に騒音レベル)。
5による振動測定結果を図7のグラフ(a)発明品、
(b)従来品で示す(横軸に周波数、縦軸に振動レベ
ル)。
ついて図6のグラフ(a),(b)を比較すれば明らか
なように、騒音が顕著となる周波数域240Hzにおけ
る従来品の騒音レベルが52.53dBであるのに対
し、本発明品の騒音レベルは42.49dBとなり、騒
音レベルが約10dB低減していることが理解できる。
ば、従来品の振動レベルが−28.34dB=0.38
Gであるのに比べて、本発明品の振動レベルが−37.
98dB=0.13Gとなり、0.2G以上振動が低減
されていることが理解できる。尚、振動については、以
下の計算式を用いて0dB=10Gとして計算してい
る。
著に聞こえていたため、それ以外の周波数の音は無視で
きるものと推察する。
音・振動レベルを低減できる理由としては、以下のこと
が考えられる。
数個のボール53a、53a、‥‥の配列が向き合った
状態にならず、ボールベアリング53の内輪53b、外
輪53cの変形が不規則な、複雑なものになり、規則的
な特定周波数の変形、振動がなくなって、振動、騒音レ
ベルが低下したのに対し、従来のボールベアリング53
0では、偶数個のボール530a、530a、‥‥が向
かい合って線対称の配列になっていて、内輪530b、
外輪530cに規則的な特定周波数の変形、振動を発生
し、振動、騒音レベルが高いことを示している。
グ53のボール数を奇数個とした電磁クラッチ50を備
えたロータリベーン型の気体圧縮機1について説明した
が、同一構成の電磁クラッチ50を図8に示すスクロー
ル型気体圧縮機80に取り付けてもよく、また、図9に
示すように、電磁クラッチ50を斜板型気体圧縮機90
に取り付けてもよい。
概略構成並びに圧縮動作について簡単に説明する。本実
施例におけるスクロール型気体圧縮機80は、中央にス
クロール型圧縮室を配置し、この圧縮室の電磁クラッチ
側に旋回スクロールを旋回させる駆動部と、電磁クラッ
チと反対側に吐出室を配置している。
型気体圧縮機80におけるフロントハウジング81は、
内周部においてベアリング81aを介してロータ81b
を回転自在に保持する。上記フロントハウジング81の
電磁クラッチ50側と反対側の側壁は、外周部において
固定スクロールハウジング82の一端面と密着固定さ
れ、吸入室82aのフロント側側壁となる。尚、ロータ
81bと一体に設けたロータ軸81cが電磁クラッチ5
0の従動アーマチュア板54と一体化されている。
の外壁を備え、その外壁には、吸入ポート82bが設け
られている。更に、固定スクロールハウジング82に
は、外壁と一体でロータ回転軸に直角の円板状の側壁が
設けてあり、この側壁に渦巻き状の固定スクロール83
が形成されている。この固定スクロール83の最外周部
は、吸入室82aを構成する。
回転自在に支持されているロータ81bには、電磁クラ
ッチ側と反対側の端部にロータ81bの回転軸と偏心し
た位置に偏心軸84が一体に設けられている。この偏心
軸84に偏心リング84aが固定され、ニードルベアリ
ング84bを介して旋回スクロール85を回転自在に支
持している。
回スクロール85は、円板状の側壁と、その側壁とは直
角方向に一体形成された渦巻き状のスクロール壁とを備
えており、上述した固定スクロール83と旋回スクロー
ル85により複数の三日月型の圧縮室86を形成してい
る。
は、圧縮された冷媒ガスを吐出するための吐出孔82c
が設けられており、更に冷媒ガスの逆流を防止する吐出
バルブ82dが取り付けられている。
は、リヤハウジング87が取り付けられており、このリ
ヤハウジング87は、固定スクロールハウジング82の
側壁とで吐出室87aを構成する。このリヤハウジング
87の外周部には、外部システムと接続する吐出ポート
87bが設けられている。
取り付けたスクロール型気体圧縮機80の圧縮動作につ
いて簡単に説明すると、電磁クラッチ50が励磁されて
いるときは、ロータ軸81cに連結された従動側の従動
アーマチュア板54が原動プーリ52の端面52aに吸
着されて一体化し、エンジン等からの回転力がベルトな
どにより伝達され、この電磁クラッチ50を介してロー
タ81b、偏心軸84を回転させる。
クロール85が旋回運動を行なう。
と、固定スクロール83との相対運動により、吸入室8
2aと圧縮室86との連通と非連通を繰り返す。連通時
には、吸入ポート82bから吸入され、吸入室82aに
一時貯留されていた低圧の冷媒ガスが最外周部の圧縮室
86に吸い込まれる。
室82aと圧縮室86との連通が遮断され、低圧の冷媒
ガスが三日月型の圧縮室86に閉じ込められる。三日月
型の圧縮室86は、旋回スクロール85の旋回が進むと
円周方向に角度を変えながらその容積も縮小され、内周
部へと進んでいく。それと同時に吸入室82aと最外周
部の圧縮室86との次の連通が開始され、冷媒ガスの吸
入と圧縮が連続的に行なわれる。
三日月型の圧縮室86は、回転軸中心に達し、吐出孔8
2cを通って吐出バルブ82dを押し上げ、吐出室87
aに吐出される。吐出室87aに吐出された高圧の冷媒
ガスは、吐出ポート87bを通過して図示しないシステ
ム高圧配管へと吐出される。
0をスクロール型気体圧縮機80に適用しても、振動、
騒音レベルが低下するというロータリベーン型気体圧縮
機1と同様の作用効果がある。
50を取り付けた斜板型気体圧縮機90の概略構成を示
すもので、本実施例における斜板型気体圧縮機90は、
中央の斜板を挟んで前後にある圧縮室それぞれにおい
て、一体物のピストンの往復運動により、冷媒ガスを吸
入・圧縮・吐出する両斜板タイプの気体圧縮機である。
される吐出容量に応じて任意の数で備えられるが、この
例では、ピストンが5つで圧縮室が前後合わせて10室
に設定されている。
まず、フロントハウジング91には、その外周に吸入側
配管と接続するための吸入ポート91aが形成され、こ
の吸入ポート91aに連通して環状のフロント吸入室9
1bが形成されている。また、フロント吸入室91bの
内周側には、環状のフロント吐出室91cが形成され、
フロントハウジング91の圧縮室側端面には、円板状の
フロントバルブプレート91dが密着固定されている。
テムの吐出側配管と接続するための吐出ポート92aが
設けられているとともに、この吐出ポート92aに連通
して環状のリヤ吐出室92bがピンの外周を囲むように
形成されている。更に、リヤ吐出室92bの外周側に
は、吐出ポート92aとリヤ吐出室92bの連通部のみ
途切れた馬蹄型のリヤ吸入室92cが形成されている。
また、リヤハウジング92の圧縮室側端面には、円板状
のリヤバルブプレート92dが密着して固定されてい
る。
ヤハウジング92間に介挿されるシリンダブロック93
は、フロントシリンダブロック93aとリヤシリンダブ
ロック93bがガスケット93cを介してピン結合され
ており、シリンダブロック93には、フロント吸入室9
1bとリヤ吸入室92cとを連通させる吸入通路94a
が設けられているとともに、フロント吐出室91cとリ
ヤ吐出室92bとを連通させる吐出通路94bが設けら
れている。
タシャフト95が回転可能に支持され、このロータシャ
フト95の先端部分のロータ軸95aは、電磁クラッチ
50の従動アーマチュア板54と一体化して、電磁クラ
ッチ50側の駆動力を受けて回転駆動される。
図示しないキーなどで固定されている。この斜板96の
外周部は、放射状に配置された複数のピストン97の中
央部にまで達する大きさで形成されている。斜板96の
前後の斜面には、半球状のシュー96aが摺動可能に保
持され、このシュー96aを介して斜板96の回転運動
をピストン97の軸方向の往復運動に変換する。
ング92側に後退している状態が示されており、この状
態では、フロント圧縮室98は最大容量を示している。
ガスの圧縮動作について説明する。エンジン等からの回
転力がベルトなどにより伝達され、電磁クラッチ50を
介してロータ軸95a、ロータシャフト95および斜板
96を回転させる。
シュー96aを介して回転軸方向に往復運動を行なう。
図示するピストン97では、斜板96の回転と同時にフ
ロント圧縮室98側に移動を開始する。
れる低圧の冷媒ガスが、フロント吸入室91bへ流入
し、吸入通路94aを通ってリヤ吸入室92cに入り、
リヤバルブプレート92dの図示しないバルブがピスト
ン側に開いて、これも図示しないリヤ圧縮室に吸い込ま
れる。
98側では、フロント圧縮室98内で滞留していた低圧
の冷媒ガスがピストン97により圧縮される。圧縮され
た冷媒ガスが、所定の高圧圧力に達したところで、フロ
ントバルブプレート91dに形成したバルブが開き、フ
ロント吐出室91cへ吐出される。フロント吐出室91
cへ吐出された高圧の冷媒ガスは、吐出通路94bを通
ってリヤ吐出室92bに入り、吐出ポート92aを経て
システム側へ吐出される。尚、上記では、両斜板タイプ
気体圧縮機での実施例について説明したが、圧縮室がフ
ロント側かリヤ側のいずれか片方のみ形成されている片
斜板型の気体圧縮機にも適用できる。
ても、電磁クラッチ50に内蔵されているボールベアリ
ングが奇数個であるため、騒音・振動レベルを低減でき
るという同様の効果がある。
複列のボールベアリングに限らず、単列のボールベアリ
ングを使用しても、同様の作用効果を有することはいう
までもない。
おいては、電磁クラッチのボールベアリングの1列当た
りボール数を奇数個としたから、回転中のボールベアリ
ングの振動、騒音レベルが低下した。
面図。
関係の実験値を示す説明図。
置を示す(a)平面図、(b)側面図である。
置箇所を示す(a)平面図、(b)正面図である。
すグラフである。
すグラフである。
ール型気体圧縮機の概略構成を示す説明図である。
気体圧縮機の概略構成を示す説明図である。
グを示す正面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 リング状の電磁石と、この電磁石の磁束
を通過させる原動プーリと、この原動プーリを回転自在
に上記電磁石と同心状に保持するボールベアリングと、
上記磁束により原動プーリの端面に吸着される従動アー
マチュア板とを有する電磁クラッチにおいて、 ボールベアリングの1列当たりのボール数が奇数個であ
ることを特徴とする電磁クラッチ。 - 【請求項2】 外部からベルトおよび電磁クラッチを介
してロータ軸に回転動力を伝達されて気体を圧縮する気
体圧縮機であって、 上記ロータ軸が電磁クラッチの従動アーマチュア板に連
結され、上記ベルトが電磁クラッチの原動プーリに巻き
掛けられ、上記原動プーリが、フレームにボールベアリ
ングを介して回転自在に保持されている気体圧縮機にお
いて、 上記ボールベアリングは、内輪が上記フレームに取り付
けられ、外輪で原動プーリを保持していて、1列当たり
のボール数が奇数個であることを特徴とする気体圧縮
機。 - 【請求項3】 上記気体圧縮機は、ロータリベーン型気
体圧縮機であることを特徴とする請求項2に記載の気体
圧縮機。 - 【請求項4】 上記気体圧縮機は、スクロール型気体圧
縮機であることを特徴とする請求項2に記載の気体圧縮
機。 - 【請求項5】 上記気体圧縮機は、斜板型気体圧縮機で
あることを特徴とする請求項2に記載の気体圧縮機。 - 【請求項6】 ボールベアリングの1列当たりのボール
数が奇数個であって、このボールベアリングの内輪がス
テータ側に、外輪がラジアル荷重を受けるロータ側にそ
れぞれ配置されたことを特徴とするボールベアリングの
組付け構造。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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MYPI20013537A MY129108A (en) | 2000-07-28 | 2001-07-26 | Bearing, electromagnetic clutch and gas compressor |
DE60105716T DE60105716T2 (de) | 2000-07-28 | 2001-07-27 | Kugellager, Elektromagnetische Kupplung und Gasverdichter |
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Applications Claiming Priority (3)
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