JP2002106519A - クリップ - Google Patents

クリップ

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JP2002106519A
JP2002106519A JP2000301020A JP2000301020A JP2002106519A JP 2002106519 A JP2002106519 A JP 2002106519A JP 2000301020 A JP2000301020 A JP 2000301020A JP 2000301020 A JP2000301020 A JP 2000301020A JP 2002106519 A JP2002106519 A JP 2002106519A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸部と両側脚部とがヒンジ部材で連結された
クリップの軸部を押圧し、軸部の係止段部に両側脚部の
係止爪片が係合し、両側脚部の下部が外側に拡径して抜
け出し不能な状態で複数枚の板材を固定するクリップを
取外すときに、上記軸部が相対的に上下動したり傾斜す
ることがなく、また、小引抜力で解除可能で、破損させ
ずに取り外しも容易で着脱も簡易なクリップを提供す
る。 【解決手段】 頭部と該頭部下方に連設された軸部とで
断面略T字状に形成された挿入部材と、軸部の外方に配
設された略V字状の係止部材と、上記軸部と係止部材と
を連結するヒンジ部材と、から構成されたクリップにお
いて、上記係止部材に両側脚部の上下方向の相対的ズレ
を防止する上下移動規制手段及び/又は軸部の傾斜を規
制する手段を配設して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、複数の
板部材を工具類等を用いることなく簡単に固定すること
ができると共に、軽い操作力で簡単に取り外すこともで
きるクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のクリップとしては、例え
ば、特許第2796850号に記載された連結具が知ら
れている。この連結具は、拡大押入頭部と、その下面軸
心部より突設した柱部(軸部)とからなる挿入体と、こ
の挿入体を受け入れるための係着体(係止部材)とから
構成されており、この係着体は、上記柱部(軸部)の自
由端末部直下に間隔を開けて配置された左右一対のガイ
ド板(両側脚部)によりV字状に形成された嵌入先端部
(尖端部)と、当該各ガイド板と連設され、上記柱部
(軸部)の外側方に延出した基板に連設され、飾板に密
着自在とした一対のフランジとからなり、前記挿入体の
柱部における前記自由先端部より下降傾斜して外方へ突
出した一対の細板体(ヒンジ部材)が、上記各ガイド板
に連設することにより、挿入体と係着体とが間隔保持の
状態にて、合成樹脂等の可撓性材により一体成型して構
成されている。尚、上記従来の連結具の各構成部材の後
に括弧書きした名称は、後記する本発明に係るクリップ
の各構成名称との対応関係を明確にするために付記した
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造からなる連結具にあっては、上記柱部(軸部)
と係止する左右一対の突出体(係止爪片)を有する剛直
な係着体と柱部(軸部)とを左右一対の細板体(ヒンジ
部材)で連結している構造であるため、取り外し時に、
拡大押入頭部の外周縁に形成された切欠きに治具の先端
を挿入して持ち上げる時に、こじり力が負荷されると、
左右の基板(フランジ部)及び嵌入先端部(軸部尖端
部)が傾くことによって或は上下にずれることによっ
て、左右の突出体(係止爪片)が独立して上下に移動
し、一方の突出体(係止爪片)のみが上記柱部(軸部)
の係止部(係止段部)から外れて縮径状態にあり、一
方、他方の突出体(係止爪片)は係止部(係止段部)上
にとどまって拡径状態を維持し、合計として中途半端な
状態を取り得る現象が発生することがあり、左右に拡径
しているガイド板(両側脚部)が飾板の取付孔径よりも
小径となるように十分に縮径することができず、この状
態で該連結具を飾板から取り外すのが非常に難しく、無
理に大きな力を加えると、該連結具が破損して再利用す
ることができなくなるという虞れがある、という課題を
有していた。
【0004】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、軸部と両側脚
部とがヒンジ部材で連結されて構成されているクリップ
であって、上記軸部を押圧することで、軸部に形成され
た係止段部に両側脚部に突設された係止爪片が係合する
ことで、上記両側脚部の下部が外側に拡径して抜け出し
不能な状態で複数枚の板材を固定するように構成されて
なるクリップにおいて、これを取り外すときに、こじり
力が負荷されても、係止爪片と軸部に形成された係止段
部との係合状態が、軸部の相対的に上下動したり傾斜す
ることがないため、小さな引き抜き力でスムーズに解除
することができ、クリップを破損させずに簡単に取り外
すことができる着脱が簡易なクリップを提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明にあっては、頭部と該頭部か
ら下方に連設された軸部とで断面形状が略T字状に形成
された挿入部材と、上記軸部の外方に配設された略V字
状の係止部材と、上記挿入部材の軸部と係止部材とを連
結するヒンジ部材と、から構成され、上記挿入部材の頭
部を押圧することで、上記軸部が係止部材の両側脚部を
係止部材外方へと押圧して拡径させ、この後、上記係止
部材の両側脚部に突設された係止爪片が上記挿入部材の
軸部の下部に膨出形成された係止段部に係合して上記係
止部材の拡径状態を保持するように構成されてなるクリ
ップにおいて、上記係止部材には、上記両側脚部の上下
方向の相対的ズレを防止する上下移動規制手段を配設し
たことを特徴とするものである。
【0006】このように構成することで、請求項1に記
載の発明にあっては、挿入部材の頭部を引き抜き方向に
引き上げたとしても、上記挿入部材と係止部材は、上下
移動規制手段を介して両側脚部の上下方向に対する相対
的ズレが生じないように係合した状態を保持するため、
こじり力が負荷されても、係止爪片と軸部に形成された
係止段部との係合状態が上下方向において位置ズレし
て、一方の係止片だけが縮径して他方が拡径した中途半
端な状態となるのを防止し、両方の係止部が同じに係合
解除して合計として十分に縮径するので、小さな引き抜
き力でスムーズに解除することができ、クリップを破損
させずに簡単に取り外すことができる。
【0007】また、上記目的を達成する他の手段とし
て、請求項2に記載の発明にあっては、頭部と該頭部か
ら下方に連設された軸部とで断面形状が略T字状に形成
された挿入部材と、上記軸部の外方に配設された略V字
状の係止部材と、上記挿入部材の軸部と係止部材とを連
結するヒンジ部材と、から構成され、上記挿入部材の頭
部を押圧することで、上記軸部が係止部材の両側脚部を
係止部材外方へと押圧して拡径させ、この後、上記係止
部材の両側脚部に突設された係止爪片が上記挿入部材の
軸部の下部に膨出形成された係止段部に係合して上記係
止部材の拡径状態を保持するように構成されてなるクリ
ップにおいて、上記係止部材には、上記両側脚部の相対
的な傾きを防止する傾斜規制手段を配設したことを特徴
とするものである。
【0008】このように構成することで、請求項2に記
載の発明にあっては、挿入部材の頭部を引き抜き方向に
引き上げたとしても、上記挿入部材と係止部材は、傾斜
規制手段を介して軸部の倒れ方向に対する相対的傾斜を
確実に防止するため、こじり力が負荷されても、係止爪
片と軸部に形成された係止段部との係合状態が相対的に
偏位して、一方の係止片だけが縮径して他方が拡径した
中途半端な状態となるのを防止し、両方の係止部が同じ
に係合解除して合計として十分に縮径するので、小さな
引き抜き力でスムーズに解除することができ、クリップ
を破損させずに簡単に取り外すことができる。
【0009】また、請求項3に記載の発明にあっては、
前記係止部材の両側脚部上部には夫々外側方向に延出す
るフランジ部を設け、該フランジ部は内部に前記軸部を
抱持すると共に外部で互いに当接するように凹形に形成
され、前記の互いに当接する対向縁辺部に凹凸を形成す
ることで、上記両側脚部の互いの上下方向の相対的ズレ
或は相対的傾きを防止するように構成すると共に、前記
両側脚部のフランジ部から前記係止爪片部までの剛性
を、前記両側脚部の前記係止片部から先の剛性よりも大
きく設定したことを特徴とするものである。
【0010】このように構成することで、請求項3に記
載のクリップにあっては、係止部材の両側脚部上端から
外側方向に夫々延設されたフランジ部から前記係止爪片
部までの剛性が、撓み変形し易い前記係止爪片部から係
止部材先端までの剛性よりも硬直であるため、引き抜き
時にこじり力が作用しても変形しにくく、これに加えて
各フランジ部が係合状態を、上記こじり力が作用してい
るときでも堅牢に保持するように構成されているので、
係止部材の両側脚部の上下方向に対する相対的なズレや
相対的な傾斜が発生せず、従って、引き抜く時に、両側
脚部を縮径状態のまま引き抜くことができるため、小さ
な力でスムーズに引き抜き取り外すことができる。
【0011】さらに、請求項4に記載の発明にあって
は、前記軸部の外側に位置する前記係止部材の両側脚部
の上部に、該脚部を縮径状態に保持する係止保持手段を
配設したことを特徴とするものである。具体的には、請
求項5に記載した発明のように、前記係止保持手段を、
前記挿入部材の軸部と係止部材の両側脚部のいずれか一
方に形成されて上下方向に延びるガイド溝と、上記挿入
部材の軸部と係止部材の両側脚部上部のいずれか他方に
形成されて上記ガイド溝に係合自在な係止突片と、から
構成し、上記ガイド溝は、上記軸部が縮径状態を保持す
る対応位置と拡径状態を保持する対応位置とに移動可能
な長さを有して形成したことを特徴とするものである。
【0012】このように構成することで、請求項4及び
請求項5に記載のクリップにあっては、挿入部材の頭部
を引き抜き方向に引き上げたとしても、係止保持手段の
係止突片がガイド溝に係合して軸部の相対的なズレや傾
きを規制するので、引き抜き時における軸部の前記係止
爪片との係合状態から係合解除状態までの上下方向の移
動をスムーズにガイドすることができ、軽い力で簡単に
引き抜くことができる。
【0013】尚、この発明にあっては、上記係止保持手
段の係止突片は、その幅方向寸法よりも上下高さ方向の
長さ寸法を長く形成することで、こじり負荷が作用して
も、該係止突片の傾き方向への抵抗(ツッパリ)剛性が
大きくなるので、両側脚部の上部における傾斜をより確
実に防止し、引き抜き操作力をより軽減することができ
る。
【0014】また、この発明にあっては、上記両側脚部
の上部における拡径方向への広がりをより確実に防止す
るため、例えば、上記軸部の上下方向に沿って前記ガイ
ド溝とは別の係止溝を形成すると共に、上記両側脚部の
上部内側に、上記係止溝と係合するフック体を形成し、
該フック体は、引き抜き時における軸部の前記係止爪片
との係合位置から係合解除位置までの対応する移動位置
まで上記係止溝の長手方向に沿ってスライド可能に係止
するように構成することもできる。このように構成する
ことで、挿入部材の頭部を引き抜き方向に引き上げたと
しても、上記フック体が係止溝に確実に係合しているの
で、両側脚部の上部の拡径方向への移動が確実に規制さ
れ、該両側脚部の上部を縮径状態のまま引き抜くことが
できるので、該両側脚部の上部が拡径して板材の孔部に
引っ掛かり抜き難くなるのを確実に防止することができ
ると共に、該フック体は、係止溝の長手方向に沿ってス
ライド自在に係止されているので、引き抜き時における
軸部の前記係止爪片との係合状態から係合解除状態まで
の上下方向の移動の妨げとならず、確実に引き抜き作業
を行うことができる。
【0015】尚、この発明にあっては、上記挿入部材と
係止部材との相対的なズレや傾きを防止するための他の
手段として、請求項6に示すように、前記挿入部材の上
部と係止部材の上部との間に、両者を連結する、例え
ば、フック状の突起と該突起が挿入され係止される係止
溝とからなる係止体を配設して構成することもできる。
【0016】さらに、この発明にあっては、請求項7に
示すように、上記軸部の上部と両側脚部の係止爪片形成
部よりも上部とを多関節ヒンジ部材で連結し、該多関節
ヒンジ部材は、本クリップを組み付けた状態では折り畳
まれるように連結することで、該多関節ヒンジ部材によ
って軸部の相対的な傾きを有効に防止するように構成さ
れているので、一対の係止爪片のズレをより確実に防止
でき、一対の係止爪片の状態をより確実に揃えることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す発明の実施
の形態例に基づき、この発明を詳細に説明する。
【0018】図1乃至図6は、この発明の実施の第1形
態例に係るクリップC1を示しており、該クリップC1
は、断面形状が略T字状に形成された挿入部材1と、該
挿入部材の軸部3の外方に配設された略V字状の係止部
材10と、上記挿入部材1の軸部3と係止部材10とを
連結するヒンジ部材20と、から構成されている。
【0019】挿入部材1は、円板状に形成された頭部2
と、該頭部2から下方に連設された軸部3とで断面形状
が略T字状に形成されており、上記頭部2には、マイナ
スドライバーの先端等の取外し治具が挿入可能な切欠
4,4が形成されて構成されている。
【0020】また、上記軸部3は、図6に示すように、
略板状に形成された杆部3Aと、この杆部3Aの下端部
に連設された断面形状が略四角で弧状面を有する膨径部
3Bと、該膨径部3Bの下端に連設された断面形状が正
方形状の楔状部3Cと、で構成され、該楔状部3Cの上
部と上記膨径部3Bとの傾斜した面部が係止段部3Dと
して作用するように構成されている。尚、上記図6にお
いて、符号3E,3Eは、上記杆部3A上部の各短辺部
に外方に向かって突設された突片である。
【0021】係止部材10は、挿入部材1と、上記軸部
3の外方に配設された略V字状の脚部11,11と、該
両側脚部11,11の上端から外側方向に夫々延設され
たフランジ部12,12と、から構成されている。
【0022】両側脚部11,11は、剛性が大きな脚上
部11A,11Aと、該脚上部11A,11Aの下端部
からV字状に連設された脚下部11Bと、から構成され
ており、上記脚上部11A,11Aの下内部には、係止
爪片11C,11Cが内側に向かって突設されていると
共に、上記脚下部11Bの内側には、各一端部が前記挿
入部材1の軸部3を構成する楔状部3Cに接続された前
記ヒンジ部材20,20の各他端部が接続されて挿入部
材1と係止部材10が一体化された状態で形成されてい
る。尚、上記係止爪片11C,11Cから脚下部11B
までの剛性は、上記両側脚部11,11の脚上部11
A,11Aの剛性よりも小さくなるように形成されてい
る。
【0023】また、上記フランジ部12,12は、略半
円板状に夫々形成されており、これら各フランジ部1
2,12の対向縁部の中央部には、これらフランジ部1
2,12を係合状態にセットしたときに、前記挿入部材
1の軸部3の上部を抱持する大きさの孔部12A,12
Bが夫々凹設されていると共に、上記孔部12A,12
Bの一側に延びる直線縁辺部には段辺部12Cが形成さ
れ、また、上記孔部12A,12Bの他側に延びる直線
縁辺部には、オーバーハング状に突設し上記段辺部12
Cと重合可能なオーバーラップ辺部12Eが夫々形成さ
れて構成されている。
【0024】これら段辺部12Cとオーバラップ辺部1
2Eとは、上記したように、フランジ部12,12の対
向縁部であって上記孔部12A,12Bの両側に勝手違
いに形成されているので、上記各フランジ部12,12
を係合方向に移動させると、これら段辺部12Cとオー
バラップ辺部12Eとが重合することで、後記する取外
し時における両側脚部11,11の上下方向に対する移
動を確実に規制することができるように構成されてい
る。
【0025】ヒンジ部材20,20は、一端部が上記脚
下部11Bの各内側に接続され、かつ、他端部が挿入部
材1の楔状部3Cに正面形状がハ字状を呈するように接
続されており、これら各ヒンジ部材20,20の各接続
端部は、上記軸部3を小さな力で上下動させ、かつ、挿
入部材1と係止部材10とがバラバラとならないように
一体形成されている。
【0026】このように構成されたクリップC1を用い
て2枚のパネルPとTとを重合係止する場合には、先
ず、図7に示すように、パネルPの係止穴Phとパネル
Tの係止穴Thの軸心を合わせ、これら各係止穴Ph,
Thに前記係止部材10の脚下部11Bを挿入する。
【0027】この状態から上記挿入部材1の頭部2を、
図8に示すように、下方へ押圧する。すると、上記軸部
3が下降するのに伴い、係止部材10の脚上部11A,
11Aが上記各係止穴Ph,Thの周縁部に押圧されて
縮径方向へと移動する。このとき、上記両側脚部11,
11に突設された係止爪片11C,11Cが上記軸部3
の楔状部3Cの傾斜面に沿って移動し、図9に示すよう
に、さらに上記軸部3が下降することにより、上記係止
爪片11C,11Cは上記楔状部3Cの最大径部を乗り
越えた後、縮径方向に押圧されて、上記軸部3の係止段
部3Dに係合される。これにより、上記係止部材10の
両脚上部11A,11Aは外方へと押圧されてパネル
P,Tの各係止穴Ph,Thの口径よりも大径となるよ
うに拡径すると共に、上記係止部材10の各フランジ部
12,12は、各段辺部12Cと各オーバラップ辺部1
2Eとが重合した状態となって上記挿入部材1の頭部2
の下面に当接した状態で係止される。
【0028】これにより、上記フランジ部12,12の
下面が、図9に示すように、パネルPの上面に密着した
状態で押圧されるので、挿入部材1の軸部3に形成され
た係止段部3Dと係止部材10の各係止爪片11C,1
1Cとの係止位置とが平行な状態に保持され、かつ、上
記脚上部11A,11Aの下部がパネルP,Tの各係止
穴Ph,Thの口径よりも大径となるように拡径される
ので、該クリップC1は、容易に抜け落ちない状態で両
パネルP,Tを重合固定する。
【0029】次に、上記クリップC1を取外して両パネ
ルP,Tの固定状態を解除する場合には、図10に示す
ように、頭部2に形成されたいずれか一方の切欠4に、
マイナスドライバー等の治具(図示せず)の先端部を挿
入した後、該治具をこじって該頭部2を上方向に引き上
げる。このとき、上記こじり力によって軸部3はやや傾
斜した状態で僅かに上昇し、上記係止爪片11C,11
Cと軸部3の係止段部3Dとの係合状態が解除される。
【0030】このとき、係止部材10のフランジ部1
2,12は、上記頭部2の上昇動とは無関係にパネルP
の上面に密着した状態を保持しているので、両側脚部1
1,11の上下方向位置がズレることがなく、従って、
上記状態から頭部2をさらに引き上げることで、上記係
止部材10の楔状部3Cは両脚上部11A,11A間に
移動すると共に、脚下部11Bを拡径方向に押圧する係
止爪片11C,11Cも脚下部11B間の空間部方向へ
と縮径されるため、上記両側脚部11,11全体が、上
記パネルP,Tの各係止穴Ph,Thの口径より小さな
幅寸法となるので、後は、上記頭部2をさらに引き抜く
ことで、図12に示すように、フランジ部12,12が
パネルP面から離脱し、かつ、両側脚部11,11は各
係止穴Ph,Thの内径とのフリクションを低減するこ
とができ、小さな力で簡単に抜き外すことができる。勿
論、このとき、両フランジ部12,12の段辺部12C
とオーバラップ辺部12Eの重合状態は、該フランジ部
12,12がパネルP面から離脱すると同時に解除され
る。
【0031】図13は、上記フランジ部12,12の第
1変形例を示しており、本変形例に係るフランジ部1
2,12では、前記段辺部12Cとオーバーラップ辺部
12Eに係合可能なフック部12F及び係止溝12Gを
夫々形成し構成した他は、他の構成は前記第1形態例の
構成と同様であるので、図面には第1形態例と同一の符
号を付してその詳細な説明をここでは省略する。
【0032】このように構成することで、この変形例に
あっては、頭部を押圧して軸部を最下降位置まで下降さ
せたときに、上記各段辺部12Cとオーバラップ辺部1
2Eとが重合して各フック部12Fが対応する各係止溝
12Gにしっかりと係合するので、上記取外し時におい
て前記こじり力が作用しても、両側脚部の上下方向に対
する移動をより強固に規制することができる。
【0033】このような作用・効果が得られるフランジ
部12,12の他の変形例としては、例えば、図14に
示す第2変形例のように、一方のフランジ部12の孔部
12Aの両側に延びる直線縁辺部に挿入辺部12Hを形
成し、また、他方のフランジ部12の孔部12Bの両側
に延びる直線縁辺部には、上記挿入辺部12Hが挿入形
成される溝部12Iを夫々開設して構成してもよく、或
は、図15に示す第3変形例に示すように、上記挿入辺
部12Hの先端部上下面にフック状の突起体12Jを突
設すると共に、上記溝部12Iの上下片部に、上記突起
体12Jが係脱自在に係止孔12Kを夫々形成して構成
してもよい。
【0034】さらに、上記変形例の作用・効果を得るこ
とができる第4の変形例としては、図16に示すよう
に、前記係止孔12Aを廃止したフランジ部12の直線
縁部両側に、幅方向に縮径自在な平面形状が略U字状の
係合体12L,12Lを突設すると共に、前記孔部12
Bが形成されたフランジ部12の上記孔部12Bの両側
に、上記係合体12L,12Lが係脱自在な平面形状が
略凸状の係合穴12M,12Mを開設して構成しても、
同様の作用・効果を得ることができる。
【0035】図17乃至図22は、この発明の実施の第
2形態例に係るクリップC2を示している。尚、本形態
例において、前記第1形態例に係るクリップC1と同様
の作用・効果が得られる構成部分については、第1形態
例で用いた符号と同一の符号を付してその詳細な説明を
ここでは省略する。
【0036】即ち、この形態例に係るクリップC2で前
記クリップC1と異なる構成は、前記挿入部材1の軸部
3と、該軸部3の外側に位置する前記係止部材10の脚
上部11,11の内側に、該脚部11,11を縮径状態
に保持する係止保持手段を配設した点にある。
【0037】この係止保持手段は、この形態例では、上
記挿入部材1の軸部3に上下方向に延びるガイド溝5,
5と、前記係止部材10の両側脚部11,11の脚上部
11A,11Aに形成され上記ガイド溝5,5に係合自
在なフック体15,15と、から構成されている。
【0038】そして、上記ガイド溝5,5は、図22に
示すように、上記軸部3に突設された突片3E,3Eに
隣接する位置に開設されており、これら各ガイド溝5,
5は、上記係止部材10の両側脚部11,11が縮径状
態を保持する対応位置と拡径状態を保持する対応位置と
に移動可能な長さを有して形成されている。この長さ
は、図24に示すように、挿入部材1の頭部2を初期押
圧し係止部材10の脚上部11A,11Aが接近する方
向に引き寄せられてフック体15,15がガイド溝5,
5の下端部分で係合し、或は、図27に示すように、取
り外しのときに該係合状態をキープする縮径保持位置
と、この状態からさらに挿入部材1の頭部2を押圧し軸
3が下降して、図25に示すように、上記フック体1
5,15がガイド溝5,5の上端部分まで移動し、軸3
の係止段部3Dに係止爪片11C,11Cが係合する拡
径保持位置との間をスムーズにスライド可能な長さを有
するように構成されている。
【0039】このように構成することで、この形態例に
係るクリップC2にあっては、図26に示すように、頭
部2に形成されたいずれか一方の切欠4に、マイナスド
ライバー等の治具(図示せず)の先端部を挿入した後、
該治具をこじって該頭部2を上方向に引き上げたとき
に、上記こじり力によって軸部3はやや傾斜した状態で
僅かに上昇し、上記係止爪片11C,11Cと軸部3の
係止段部3Dとの係合状態が解除されるが、このとき、
上記フック体15,15は、上記軸部3に形成されたガ
イド溝5,5に強固に係合しているので、係止部材10
の脚上部11A,11Aの拡径方向への移動が確実に規
制され、該両側脚部11,11の上部を縮径状態のまま
確実に保持することができる。尚、この形態例では、上
記脚上部11A,11Aから延設されるフック体15,
15を、該脚上部11A,11Aの内側とは対面しない
軸部3の突片3E,3E形成側面部へと回り込むように
形成したので、上記こじり力によって軸部3が周方向に
回転しようとする場合であっても、これを確実に、か
つ、強固に規制することができ、該クリップC2を縮径
状態のまま簡単に引き抜くことができる。また、この形
態例において、上記軸部3の傾斜をより強力に規制する
必要がある場合には、上記フック体15,15の上下方
向長さを大きめに形成するだけで容易に対処することが
でき、また、フック体15,15の強度も向上し、耐久
性が向上する、という効果も得られる。
【0040】図29乃至図31は、この発明の実施の第
3形態例に係るクリップC3を示している。尚、本形態
例において、前記第1形態例に係るクリップC1と同様
の作用・効果が得られる構成部分については、第1形態
例で用いた符号と同一の符号を付してその詳細な説明を
ここでは省略する。
【0041】即ち、この形態例に係るクリップC3で
は、前記係止部材10のフランジ部12,12の上面に
略逆L字状のフック体16,16を突設する一方、前記
挿入部材1の頭部2の下面部に、両側脚部11,11の
縮径状態のときに上記フック体16,16と係合して該
縮径状態を保持する係止孔6,6を開設し、かつ、挿入
部材1の上部と係止部材10の脚上部11A,11Aと
の間を多節ヒンジ部材17,17(本形態例では3節)
で連結して構成したことを特徴とするものである。
【0042】このように構成することで、この形態例に
係るクリップC3にあっては、取り付け時及び引き抜き
時における脚上部11A,11Aの縮径方向の保持及び
引き抜き時における軸部3の傾きの防止は、上記フック
体16,16の係止孔6,6への係合力によって防止
し、かつ、挿入部材1と係合部材10との一体性の向上
及びクリップC3同士の絡み合いの防止を上記多節ヒン
ジ部材17,17で行うことができる。
【0043】
【発明の効果】この発明に係るクリップは、以上説明し
たように構成されているので、軸部と両側脚部とがヒン
ジ部材で連結されて構成されているクリップであって、
上記軸部を押圧することで、軸部に形成された係止段部
に両側脚部に突設された係止爪片が係合することで、上
記両側脚部の下部が外側に拡径して抜け出し不能な状態
で複数枚の板材を固定するように構成されてなるクリッ
プにおいて、これを取り外すときに、こじり力が負荷さ
れても、係止爪片と軸部に形成された係止段部との係合
状態が、軸部の相対的に上下動したり傾斜することがな
いため、一方の係止片だけが縮径して他方が拡径した中
途半端な状態となるのを防止し、両方の係止部が同じに
係合解除して合計として十分に縮径させることができ、
小さな引き抜き力でスムーズに解除することができ、ク
リップを破損させずに簡単に取り外すことができる等、
幾多の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態例に係るクリップの
構成を示す斜視図である。
【図2】同クリップの正面図である。
【図3】同クリップの側面図である。
【図4】同クリップの底面図である。
【図5】同クリップの縦断面図である。
【図6】(A)は図2A−A線端面図、(B)は図2B
−B線端面図、(C)は図2C−C線端面図である。
【図7】同クリップの板体への装着前の状態を示す説明
図である。
【図8】同クリップの板体への装着の途中状態を示す説
明図である。
【図9】同クリップの板体への装着後の状態を示す説明
図である。
【図10】同クリップの取り外し作業の初期段階を示す
説明図である。
【図11】同クリップの取り外し作業の途中段階を示す
説明図である。
【図12】同クリップを引き抜いた状態を示す説明図で
ある。
【図13】同クリップのフランジ部の第1変形例を示し
ており、(A)は同クリップのフランジ部のみの構成を
示す平面図、(B)は同フランジ部の正面図、(C)は
同フランジ部の係合状態を示す正面図である。
【図14】同クリップのフランジ部の第2変形例を示し
ており、(A)は同フランジ部のみの構成を示す平面
図、(B)は同フランジ部の正面図、(C)は同フラン
ジ部の係合状態を示す正面図である。
【図15】同クリップのフランジ部の第3変形例を示し
ており、(A)は同フランジ部のみの構成を示す平面
図、(B)は同フランジ部の正面図、(C)は同フラン
ジ部の係合状態を示す正面図である。
【図16】同クリップのフランジ部の第4変形例を示し
ており、(A)は同フランジ部のみの構成を示す平面
図、(B)は同フランジ部の正面図、(C)は同フラン
ジ部の係合状態を示す正面図である。
【図17】この発明の実施の第2形態例に係るクリップ
の構成を示す斜視図である。
【図18】同クリップの正面図である。
【図19】同クリップの側面図である。
【図20】同クリップの底面図である。
【図21】同クリップの縦断面図である。
【図22】(A)は図18A−A線端面図、(B)は図
18B−B線端面図、(C)は図18C−C線端面図、
(D)は図18D−D線端面図、(E)は図24E−E
線端面図である。
【図23】同クリップの板体への装着前の状態を示す説
明図である。
【図24】同クリップの板体への装着の途中状態を示す
説明図である。
【図25】同クリップの板体への装着後の状態を示す説
明図である。
【図26】同クリップの取り外し作業の初期段階を示す
説明図である。
【図27】同クリップの取り外し作業の途中段階を示す
説明図である。
【図28】同クリップを引き抜いた状態を示す説明図で
ある。
【図29】この発明の実施の第3形態例に係るクリップ
の構成を示す斜視図である。
【図30】同クリップの板体への装着の途中状態を示す
説明図である。
【図31】同クリップの板体への装着後の状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
C1,C2,C3 クリップ P,T パネル Ph,Th 係止穴 1 挿入部材 2 頭部 3 軸部 5 ガイド溝 10 係止部材 11 両側脚部 11A,11A 脚上部 11B 脚下部 11C,11C 係止爪片 11D 係止段部 12,12 フランジ部 12C 段辺部 12E オーバラップ辺部 12F フック部 12G 係止溝 12H 挿入辺部 12I 溝部 12J フック状の突起体 12K 係止孔 12L 係合体 12M 係合穴 15 フック体 20 ヒンジ部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部と該頭部から下方に連設された軸部
    とで断面形状が略T字状に形成された挿入部材と、上記
    軸部の外方に配設された略V字状の係止部材と、上記挿
    入部材の軸部と係止部材とを連結するヒンジ部材と、か
    ら構成され、上記挿入部材の頭部を押圧することで、上
    記軸部が係止部材の両側脚部を係止部材外方へと押圧し
    て拡径させ、この後、上記係止部材の両側脚部に突設さ
    れた係止爪片が上記挿入部材の軸部の下部に膨出形成さ
    れた係止段部に係合して上記係止部材の拡径状態を保持
    するように構成されてなるクリップにおいて、 上記係止部材には、上記両側脚部の上下方向の相対的ズ
    レを防止する上下移動規制手段を配設したことを特徴と
    するクリップ。
  2. 【請求項2】 頭部と該頭部から下方に連設された軸部
    とで断面形状が略T字状に形成された挿入部材と、上記
    軸部の外方に配設された略V字状の係止部材と、上記挿
    入部材の軸部と係止部材とを連結するヒンジ部材と、か
    ら構成され、上記挿入部材の頭部を押圧することで、上
    記軸部が係止部材の両側脚部を係止部材外方へと押圧し
    て拡径させ、この後、上記係止部材の両側脚部に突設さ
    れた係止爪片が上記挿入部材の軸部の下部に膨出形成さ
    れた係止段部に係合して上記係止部材の拡径状態を保持
    するように構成されてなるクリップにおいて、 上記係止部材には、上記両側脚部の相対的な傾きを防止
    する傾斜規制手段を配設したことを特徴とするクリッ
    プ。
  3. 【請求項3】 前記係止部材の両側脚部上部には夫々外
    側方向に延出するフランジ部を設け、該フランジ部は内
    部に前記軸部を抱持すると共に外部で互いに当接するよ
    うに凹形に形成され、前記の互いに当接する対向縁辺部
    に凹凸を形成することで、上記両側脚部の互いの上下方
    向の相対的ズレ或は相対的傾きを防止するように構成す
    ると共に、前記両側脚部のフランジ部から前記係止爪片
    部までの剛性を、前記両側脚部の前記係止片部から先の
    剛性よりも大きく設定したことを特徴とする請求項1又
    は請求項2のいずれかに記載のクリップ。
  4. 【請求項4】 前記軸部の外側に位置する前記係止部材
    の両側脚部の上部には、該両側脚部を縮径状態に保持す
    る係止保持手段を配設したことを特徴とする請求項1又
    は請求項3のいずれかに記載のクリップ。
  5. 【請求項5】 前記係止保持手段は、前記挿入部材の軸
    部と係止部材の両側脚部のいずれか一方に形成されて上
    下方向に延びるガイド溝と、上記挿入部材の軸部と係止
    部材の両側脚部上部のいずれか他方に形成されて上記ガ
    イド溝に係合自在な係止突片と、から構成され、上記ガ
    イド溝は、上記軸部が縮径状態を保持する対応位置と拡
    径状態を保持する対応位置とに移動可能な長さを有して
    形成されていることを特徴とする請求項4に記載のクリ
    ップ。
  6. 【請求項6】 前記挿入部材の上部と係止部材の上部と
    の間に、両者を連結する係止体を配設したことを特徴と
    する請求項1または請求項2のいずれかに記載のクリッ
    プ。
  7. 【請求項7】 前記軸部の上部と、両側脚部の係止爪片
    形成部よりも上部と、を多関節ヒンジ部材で連結し、多
    関節ヒンジ部材は、挿入部材と係止部材とを組み付けた
    状態では折り畳まれるように配設することで、該多関節
    ヒンジ部材によって軸部の相対的な傾きを防止するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1または請求項2ま
    たは請求項6のいずれかに記載のクリップ。
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