JP2002106069A - ユニット建物の施工方法 - Google Patents

ユニット建物の施工方法

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JP2002106069A
JP2002106069A JP2000302563A JP2000302563A JP2002106069A JP 2002106069 A JP2002106069 A JP 2002106069A JP 2000302563 A JP2000302563 A JP 2000302563A JP 2000302563 A JP2000302563 A JP 2000302563A JP 2002106069 A JP2002106069 A JP 2002106069A
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JP
Japan
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building
unit
building units
pillar
ceiling
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JP2000302563A
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English (en)
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Katsuyuki Otawara
克行 大田原
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相隣る建物ユニットに跨がる中柱を簡易に組
付けること。 【解決手段】 ユニット建物1の施工方法において、相
隣る建物ユニット10、20のうちの一方の建物ユニッ
ト10の天井梁13に予め中柱30を仮止めしておき、
中柱30を一方の建物ユニット10の天井梁13に対す
る仮止め点33を中心として平面視で回転させることに
よって該中柱30を両建物ユニット10、20の天井梁
13、23に跨らせて接合するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニット建物の施工
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開2000-170261号公報に記載の
如く、柱と床梁と天井梁を箱形に接合した複数の建物ユ
ニットを隣接させて据え付けたユニット建物において、
相隣る建物ユニットの相並ぶ天井梁の各中間部に跨がる
中柱を設けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ユニット建物では、工
場生産した建物ユニットを個別に建築現場に輸送して据
え付けるものであるから、相隣る両建物ユニットに跨が
る中柱は建築現場で組付けられるものとなる。しかしな
がら、中柱の組付作業は、垂直に支持しながら、両建物
ユニットの天井梁と床梁に固定するものであり、多大な
困難がある。
【0004】本発明の課題は、相隣る建物ユニットに跨
がる中柱を簡易に組付けることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、柱と
床梁と天井梁を箱形に接合した複数の建物ユニットを隣
接させて据付け、相隣る建物ユニットの相並ぶ天井梁の
各中間部に跨がる中柱を設けたユニット建物の施工方法
において、相隣る建物ユニットのうちの一方の建物ユニ
ットの天井梁に予め中柱を仮止めしておき、両建物ユニ
ットを建築現場に据え付けた後、中柱を一方の建物ユニ
ットの天井梁に対する仮止め点を中心として平面視で回
転させることによって該中柱を両建物ユニットの天井梁
に跨がらせ、中柱を他方の建物ユニットの天井梁にも接
合するようにしたものである。
【0006】請求項2の発明は、柱と床梁と天井梁を箱
形に接合し、かつ箱形の1つのコーナー部に柱を省略し
た柱省略コーナー部を有する複数の建物ユニットを、そ
れらの柱省略コーナー部を互いに突き合せるように隣接
させて据付け、相隣る建物ユニットの相並ぶ天井梁の各
中間部に跨がる中柱を設けたユニット建物の施工方法に
おいて、相隣る両建物ユニットの柱省略コーナー部に着
脱自在な仮柱を設けるとともに、相隣る建物ユニットの
うちの一方の建物ユニットの天井梁に予め中柱を仮止め
しておき、両建物ユニットをそれらの柱省略コーナー部
で互いに突き合せるように建築現場に据え付けた後、中
柱を一方の建物ユニットの天井梁に対する仮止め点を中
心として平面視で回転させることによって該中柱を両建
物ユニットの天井梁に跨がらせ、中柱を他方の建物ユニ
ットの天井梁にも接合し、両建物ユニットの柱省略コー
ナー部から仮柱を取り外すようにしたものである。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば下記、の作用があ
る。 中柱は工場生産段階で一方の建物ユニットの天井梁に
仮止めしたことにより自立でき、建築現場では1人でも
容易にその垂直を保って相隣る両建物ユニットの天井梁
と床梁に固定できる。
【0008】ユニット建物は、両建物ユニットの天井
梁の中間部に中柱が設けられ、1本の中柱で両建物ユニ
ットの天井梁を補強できる。
【0009】請求項2の発明によれば下記〜の作用
がある。 建物ユニットは柱省略コーナー部に仮柱を設けた状態
で建築現場に輸送されるから、輸送中の剛性を確保でき
る。
【0010】中柱は工場生産段階で一方の建物ユニッ
トの天井梁に仮止めしたことにより自立でき、建築現場
では1人でも容易にその垂直を保って相隣る両建物ユニ
ットの天井梁と床梁に固定できる。
【0011】ユニット建物は、両建物ユニットの天井
梁の中間部に中柱が設けられ、1本の中柱で両建物ユニ
ットの天井梁を補強できるし、中柱の設置後に仮柱を取
り外すから柱省略コーナー部に広い開口、居住空間を形
成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態のユニット建
物を示す模式斜視図、図2は中柱の組付け手順を示す斜
視図、図3は中柱の組付け手順を示す平面図、図4は第
2実施形態のユニット建物を示す模式斜視図、図5は中
柱の組付け手順を示す斜視図、図6は中柱の組付け手順
を示す平面図である。
【0013】(第1実施形態)(図1〜図3) ユニット建物1は、その一部において、図1に示す如
く、2個の建物ユニット10、20を隣接させて据え付
けたものである。建物ユニット10は、柱11と床梁1
2と天井梁13を箱形に接合し、かつ箱形の1つのコー
ナー部に柱11を省略した柱省略コーナー部14を有し
ている。また、建物ユニット20も、建物ユニット10
と同様に、柱21、床梁22、天井梁23、柱省略コー
ナー部24を有している。
【0014】そして、ユニット建物1にあっては、建物
ユニット10と建物ユニット20を工場で生産した後に
建築現場へと輸送し、建物ユニット10の柱省略コーナ
ー部14と建物ユニット20の柱省略コーナー部24を
互いに突き合せるように隣接させて据付け、相隣る両建
物ユニット10、20の相並ぶ天井梁13、23の各中
間部に跨がる1本の中柱30を設けて構築される。中柱
30は、上下の取付プレート31、32を有し、上取付
プレート31の取付部31Aを天井梁13に、取付部3
1Bを天井梁23にボルト止めされ、下取付プレート3
2の取付部32A(不図示)を床梁12に、取付部32
B(不図示)を床梁22にボルト止めされる。
【0015】ユニット建物1の施工手順は以下の如くな
される。 (1)工場生産段階で、両建物ユニット10、20の柱省
略コーナー部14、24に着脱自在な仮柱15、25を
設けるとともに、両建物ユニット10、20のうちの一
方の建物ユニット10の天井梁13、床梁12に予め中
柱30を仮止め点33(取付部31A、32A)で仮止
めしておく(図2)。中柱30の上取付プレート31
(下取付プレート32も同じ)は天井梁13(床梁1
2)のフランジ巾と同一巾の短辺をもつ矩形状とされ、
長手方向の2位置のそれぞれに取付部31A、31B
(取付部32A、32B)を備え、一方の取付部31A
(32A)を上述の仮止め点33とし、この仮止め状態
でその全体が平面視で建物ユニット10の内側に納めら
れる(図3)。
【0016】(2)両建物ユニット10、20を建築現場
に輸送し、それらの柱省略コーナー部14、24を互い
に突き合せるように据え付ける。
【0017】(3)中柱30を一方の建物ユニット10の
天井梁13に対する仮止め点33を中心として平面視で
90度回転させることによって、中柱30の上取付プレー
ト31を両建物ユニット10、20の天井梁13、23
に跨がらせ、中柱30の上取付プレート31を仮止め点
33(取付部31A)で一方の建物ユニット10の天井
梁13に本接合するとともに、取付部31Bで他方の建
物ユニット20の天井梁23にも本接合する(図2)。
このとき、中柱30は下取付プレート32を両建物ユニ
ット10、20の床梁12、22に跨がらせ、中柱30
の下取付プレート32を一方の建物ユニット10の床梁
12に本接合するとともに、他方の建物ユニット20の
床梁22にも本接合する。
【0018】(4)両建物ユニット10、20の柱省略コ
ーナー部14、24から仮柱15、25を取り外す。
【0019】本実施形態によれば、以下の作用がある。 建物ユニット10、20は柱省略コーナー部14、2
4に仮柱15、25を設けた状態で建築現場に輸送され
るから、輸送中の剛性を確保できる。
【0020】中柱30は工場生産段階で一方の建物ユ
ニット10の天井梁13に仮止めしたことにより自立で
き、建築現場では1人でも容易にその垂直を保って相隣
る両建物ユニット10、20の天井梁13、23と床梁
12、22に固定できる。
【0021】ユニット建物1は、両建物ユニット1
0、20の天井梁13、23の中間部に中柱30が設け
られ、1本の中柱30で両建物ユニット10、20の天
井梁13、23を補強できるし、中柱30の設置後に仮
柱15、25を取り外すから柱省略コーナー部14、2
4に広い開口、居住空間を形成できる。
【0022】(第2実施形態)(図4〜図6) 第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、図4に示す
如く、中柱30に代わる中柱40を用いたことにある。
中柱40は、上下の取付プレート41、42を有し、上
取付プレート41(下取付プレート42も同じ)は、略
正方形状とされ、4コーナーのそれぞれに取付部41A
〜41D(取付部42A〜42D(不図示))を備え、
1つの取付部41A(42A)を建物ユニット10の天
井梁13(床梁12)に対する仮止め点43とし、この
仮止め状態で、その全体を平面視で建物ユニット10の
内側に納めるように構成された(図6)。
【0023】従って、中柱40を用いたユニット建物1
の施工手順は以下の如くなされる。 (1)工場生産段階で、両建物ユニット10、20の柱省
略コーナー部14、24に着脱自在な仮柱15、25を
設けるとともに、両建物ユニット10、20のうちの一
方の建物ユニット10の天井梁13、床梁12に予め中
柱40を仮止め点43で仮止めしておく(図5)。
【0024】(2)両建物ユニット10、20を建築現場
に輸送し、それらの柱省略コーナー部14、24を互い
に突き合せるように据え付ける。
【0025】(3)中柱40を一方の建物ユニット10の
天井梁13に対する仮止め点43を中心として平面視で
90度回転させることによって、中柱40の上取付プレー
ト41を両建物ユニット10、20の天井梁13、23
に跨らせ、中柱40の上取付プレート41を仮止め点4
3(取付部41A)、取付部41Bで一方の建物ユニッ
ト10の天井梁13に本接合するとともに、取付部41
C、41Dで他方の建物ユニット20の天井梁23にも
本接合する(図5)。このとき、中柱40は下取付プレ
ート42を両建物ユニット10、20の床梁12、22
に跨らせ、中柱40の下取付プレート42を一方の建物
ユニット10の床梁12に本接合するとともに、他方の
建物ユニット20の床梁22にも本接合する。
【0026】(4)両建物ユニット10、20の柱省略コ
ーナー部14、24から仮柱15、25を取り外す。
【0027】本実施形態によれば、以下の作用がある。 建物ユニット10、20は柱省略コーナー部14、2
4に仮柱15、25を設けた状態で建築現場に輸送され
るから、輸送中の剛性を確保できる。
【0028】中柱40は工場生産段階で一方の建物ユ
ニット10の天井梁13に仮止めしたことにより自立で
き、建築現場では1人でも容易にその垂直を保って相隣
る両建物ユニット10、20の天井梁13、23と床梁
12、22に固定できる。
【0029】ユニット建物1は、両建物ユニット1
0、20の天井梁13、23の中間部に中柱40が設け
られ、1本の中柱40で両建物ユニット10、20の天
井梁13、23を補強できるし、中柱40の設置後に仮
柱15、25を取り外すから柱省略コーナー部14、2
4に広い開口、居住空間を形成できる。
【0030】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明は、中柱が設けられる建物ユニットのコーナー部に
柱省略部を有しないものにも適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、相隣る建
物ユニットに跨がる中柱を簡易に組付けできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態のユニット建物を示す模式
斜視図である。
【図2】図2は中柱の組付け手順を示す斜視図である。
【図3】図3は中柱の組付け手順を示す平面図である。
【図4】図4は第2実施形態のユニット建物を示す模式
斜視図である。
【図5】図5は中柱の組付け手順を示す斜視図である。
【図6】図6は中柱の組付け手順を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ユニット建物 10、20 建物ユニット 11、21 柱 12、22 床梁 13、23 天井梁 14、24 柱省略コーナー部 15、25 仮柱 30、40 中柱 33、43 仮止め点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱と床梁と天井梁を箱形に接合した複数
    の建物ユニットを隣接させて据付け、相隣る建物ユニッ
    トの相並ぶ天井梁の各中間部に跨がる中柱を設けたユニ
    ット建物の施工方法において、 相隣る建物ユニットのうちの一方の建物ユニットの天井
    梁に予め中柱を仮止めしておき、 両建物ユニットを建築現場に据え付けた後、 中柱を一方の建物ユニットの天井梁に対する仮止め点を
    中心として平面視で回転させることによって該中柱を両
    建物ユニットの天井梁に跨がらせ、中柱を他方の建物ユ
    ニットの天井梁にも接合することを特徴とするユニット
    建物の施工方法。
  2. 【請求項2】 柱と床梁と天井梁を箱形に接合し、かつ
    箱形の1つのコーナー部に柱を省略した柱省略コーナー
    部を有する複数の建物ユニットを、それらの柱省略コー
    ナー部を互いに突き合せるように隣接させて据付け、相
    隣る建物ユニットの相並ぶ天井梁の各中間部に跨がる中
    柱を設けたユニット建物の施工方法において、 相隣る両建物ユニットの柱省略コーナー部に着脱自在な
    仮柱を設けるとともに、相隣る建物ユニットのうちの一
    方の建物ユニットの天井梁に予め中柱を仮止めしてお
    き、 両建物ユニットをそれらの柱省略コーナー部で互いに突
    き合せるように建築現場に据え付けた後、 中柱を一方の建物ユニットの天井梁に対する仮止め点を
    中心として平面視で回転させることによって該中柱を両
    建物ユニットの天井梁に跨がらせ、中柱を他方の建物ユ
    ニットの天井梁にも接合し、 両建物ユニットの柱省略コーナー部から仮柱を取り外す
    ことを特徴とするユニット建物の施工方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011063985A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物及び局所フレーム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011063985A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物及び局所フレーム

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