JPH059973A - 建造物の躯体構築工法 - Google Patents
建造物の躯体構築工法Info
- Publication number
- JPH059973A JPH059973A JP16141691A JP16141691A JPH059973A JP H059973 A JPH059973 A JP H059973A JP 16141691 A JP16141691 A JP 16141691A JP 16141691 A JP16141691 A JP 16141691A JP H059973 A JPH059973 A JP H059973A
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- JP
- Japan
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- steel
- columns
- skeleton
- frame
- column
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大型ＰＣ部材で高層建造物の躯体を効率よく
構築する。 【構成】 コーナ部に配設された鉄骨柱１間に架渡され
た鉄骨梁２に床板３を架設した躯体エレメントＡ、Ａ′
を水平、垂直方向に積み重ね、同エレメントの会合部に
おいて、同各エレメントの鉄骨柱１を接合する。
構築する。 【構成】 コーナ部に配設された鉄骨柱１間に架渡され
た鉄骨梁２に床板３を架設した躯体エレメントＡ、Ａ′
を水平、垂直方向に積み重ね、同エレメントの会合部に
おいて、同各エレメントの鉄骨柱１を接合する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は建造物の躯体構築工法に
係るものである。
係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のＰＣ工法は、部材を柱、梁、床板
外壁に区分して、同各部材を組立てることによって躯体
を構築していた。
外壁に区分して、同各部材を組立てることによって躯体
を構築していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の工法におい
ては、柱、梁、床板が複雑に取り合う交点部分の剛性を
確保するのが困難であり、ラーメン構造においては、こ
の交点部分に曲げモーメント、垂直荷重が集中するの
で、この剛性を確保できないということがＰＣ工法によ
る建造物の高層化にとって大きな障害となっていた。
ては、柱、梁、床板が複雑に取り合う交点部分の剛性を
確保するのが困難であり、ラーメン構造においては、こ
の交点部分に曲げモーメント、垂直荷重が集中するの
で、この剛性を確保できないということがＰＣ工法によ
る建造物の高層化にとって大きな障害となっていた。
【０００４】本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とする処は、施工性が
向上され、構造上合理的な高層建造物のＰＣ躯体工法を
提供する点にある。
みて提案されたもので、その目的とする処は、施工性が
向上され、構造上合理的な高層建造物のＰＣ躯体工法を
提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る建造物のＰＣ躯体工法によれば、コー
ナ部に配設された鉄骨柱間に鉄骨梁を架渡するととも
に、同梁上に床板を架設してなる躯体エレメントを水平
及び垂直方向に積み重ね、同エレメントの会合部におい
て相隣る同各エレメントの鉄骨柱を接合するものであ
る。
め、本発明に係る建造物のＰＣ躯体工法によれば、コー
ナ部に配設された鉄骨柱間に鉄骨梁を架渡するととも
に、同梁上に床板を架設してなる躯体エレメントを水平
及び垂直方向に積み重ね、同エレメントの会合部におい
て相隣る同各エレメントの鉄骨柱を接合するものであ
る。
【０００６】
【作用】本発明によれば前記したように、コーナ部に配
設された鉄骨柱間に架渡された鉄骨梁に床板を架設して
大型のＰＣ部材よりなる大型躯体エレメントを構成し、
同エレメントを水平、垂直方向に積み重ね、前記エレメ
ントの会合部において、同各エレメントのコーナ部の鉄
骨柱を接合することによって、大型ＰＣ部材による建造
物の躯体が構築されるものであって、前記各エレメント
が、比較的曲げモーメントの影響の小さい柱の中間部で
継接されることによって、ＰＣ部材による高層化が可能
となる。
設された鉄骨柱間に架渡された鉄骨梁に床板を架設して
大型のＰＣ部材よりなる大型躯体エレメントを構成し、
同エレメントを水平、垂直方向に積み重ね、前記エレメ
ントの会合部において、同各エレメントのコーナ部の鉄
骨柱を接合することによって、大型ＰＣ部材による建造
物の躯体が構築されるものであって、前記各エレメント
が、比較的曲げモーメントの影響の小さい柱の中間部で
継接されることによって、ＰＣ部材による高層化が可能
となる。
【０００７】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。Ａは中間部の躯体エレメントで、コーナ部に夫々配
設された角型断面の鉄骨柱１間に鉄骨梁２を架渡し、同
各鉄骨梁２上にＰＣ床板３を架設して構成されている。
る。Ａは中間部の躯体エレメントで、コーナ部に夫々配
設された角型断面の鉄骨柱１間に鉄骨梁２を架渡し、同
各鉄骨梁２上にＰＣ床板３を架設して構成されている。
【０００８】Ａ′は前記エレメントＡにおける鉄骨柱１
間に外壁板４を予め取付けた外周躯体エレメントであ
る。而して前記各躯体エレメントＡ、Ａ′を図１に示す
如く水平及び垂直方向に積み重ね、同躯体エレメント
Ａ、Ａ′の会合部において、同各エレメントのコーナ部
の鉄骨柱１が４本重なった時点で、同各柱１を溶接によ
って接合し、前記各エレメントを一体化し、前記各エレ
メントＡ、Ａ′によって高層建造物の躯体を構築する。
間に外壁板４を予め取付けた外周躯体エレメントであ
る。而して前記各躯体エレメントＡ、Ａ′を図１に示す
如く水平及び垂直方向に積み重ね、同躯体エレメント
Ａ、Ａ′の会合部において、同各エレメントのコーナ部
の鉄骨柱１が４本重なった時点で、同各柱１を溶接によ
って接合し、前記各エレメントを一体化し、前記各エレ
メントＡ、Ａ′によって高層建造物の躯体を構築する。
【０００９】前記鉄骨柱１の溶接作業は溶接機械を柱の
上下方向への２次元的な移動によって行なわれるので、
自動化が可能となる。また躯体の内央会合部ではせん断
力が増大するので、同部における４本の鉄骨柱に長短の
差をつけて、接合部を集中させないことによって剛性を
増大するものである。（図４参照）
上下方向への２次元的な移動によって行なわれるので、
自動化が可能となる。また躯体の内央会合部ではせん断
力が増大するので、同部における４本の鉄骨柱に長短の
差をつけて、接合部を集中させないことによって剛性を
増大するものである。（図４参照）
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、コーナ
部に配設された鉄骨柱に架渡された鉄骨梁に床板を架設
してなる躯体エレメントを予め構成し、同躯体エレメン
トを水平及び垂直方向に積み重ねて高層建造物を構築す
るようにしたものであって、前記エレメントを大型化す
ることによって作業効率を向上しうるものである。
部に配設された鉄骨柱に架渡された鉄骨梁に床板を架設
してなる躯体エレメントを予め構成し、同躯体エレメン
トを水平及び垂直方向に積み重ねて高層建造物を構築す
るようにしたものであって、前記エレメントを大型化す
ることによって作業効率を向上しうるものである。
【００１１】而して前記エレメントの接合に際しては、
同エレメントの会合部において、同各エレメントのコー
ナ部の鉄骨柱を接合するようにしたので、接合部が単純
な形をしていることによって接合作業の機械化が容易に
なるとともに、エレメント接合部が工場で製作されるこ
とにより剛性が高められる。また比較的曲げモーメント
の影響の小さい柱の中間部で前記エレメントが継接され
ることによってＰＣ部材による高層建造物の躯体の構築
が可能となる。
同エレメントの会合部において、同各エレメントのコー
ナ部の鉄骨柱を接合するようにしたので、接合部が単純
な形をしていることによって接合作業の機械化が容易に
なるとともに、エレメント接合部が工場で製作されるこ
とにより剛性が高められる。また比較的曲げモーメント
の影響の小さい柱の中間部で前記エレメントが継接され
ることによってＰＣ部材による高層建造物の躯体の構築
が可能となる。
【００１２】更にまた本発明によれば床板が予め出来上
った形で工場出荷するので、天井下地等を予め取り付け
ることができ、現場での内装工事が簡略化される。
った形で工場出荷するので、天井下地等を予め取り付け
ることができ、現場での内装工事が簡略化される。
【図１】本発明に係る建造物の躯体構築工法の一実施例
の実施状況を示す斜視図である。
の実施状況を示す斜視図である。
【図２】中間部の躯体エレメントの斜視図である。
【図３】外周躯体エレメントの斜視図である。
【図４】図１の部分イの詳細図である。
Ａ 中間部の躯体エレメント Ａ′ 外周躯体エレメント １ 鉄骨柱 ２ 鉄骨梁 ３ 床板 ４ 外壁板
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 コーナ部に配設された鉄骨柱間に鉄骨梁
を架渡するとともに、同梁上に床板を架設してなる躯体
エレメントを水平及び垂直方向に積み重ね、 同エレメントの会合部において相隣る同各エレメントの
鉄骨柱を接合することを特徴とする建造物の躯体構築工
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16141691A JPH059973A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 建造物の躯体構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16141691A JPH059973A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 建造物の躯体構築工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH059973A true JPH059973A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15734685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16141691A Pending JPH059973A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 建造物の躯体構築工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH059973A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6997289B2 (en) | 2002-05-13 | 2006-02-14 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Electrically-operated parking brake device |
| CN100347386C (zh) * | 2005-11-25 | 2007-11-07 | 杨九龙 | 钢结构建筑中板与柱连接的方法 |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP16141691A patent/JPH059973A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6997289B2 (en) | 2002-05-13 | 2006-02-14 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Electrically-operated parking brake device |
| CN100347386C (zh) * | 2005-11-25 | 2007-11-07 | 杨九龙 | 钢结构建筑中板与柱连接的方法 |
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