JP2002105139A - 硬化性組成物 - Google Patents
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Abstract
ォトクロミック特性を示し、さらにハードコートの密着
性に優れ、かつ離型時の操作性に優れるフォトクロミッ
ク硬化体を提供する。 【解決手段】 (A)トリメチロールプロパントリメタ
クリレート等の多官能重合性単量体、(B)γ−メタク
リロイルオキシプロピルトリメトキシシラン等のシリル
モノマー、及び(C)他のラジカル重合性単量体からな
り、各重合性単量体の含有率(A)が1〜50重量%で
あり、(B)が0.5〜20重量%であり、残余が
(C)であるラジカル重合性単量体100重量部に対
し、(D)フォトクロミック化合物を0.0001〜1
0重量部含有する硬化性組成物を重合硬化させる。
Description
適に使用されるフォトクロミック性硬化体、及び該硬化
体を与える硬化性組成物に関する。
陽光あるいは水銀灯の光のような紫外線を含む光を照射
すると速やかに色が変わり、光の照射をやめて暗所にお
くと元の色に戻る可逆作用のことであり、様々な用途に
応用されている。
トクロミズムが応用されており、上記のような性質を有
する各種フォトクロミック化合物を添加した重合性単量
体を硬化させることによりフォトクロミック性を有する
プラスチックレンズが得られている。そして、フォトク
ロミック化合物としてもこのような用途に好適に使用で
きるフルギミド化合物、スピロオキサジン化合物、クロ
メン化合物等が見い出されている。
フォトクロミック化合物を高分子中に分散させた場合に
は、溶媒にこれら化合物を溶解させた溶液の場合と比べ
て発色濃度が低くなったり発・退色速度(特に退色速
度)が遅くなったりしてしまい、フォトクロミック化合
物が本来有する特性をそのまま生かしたフォトクロミッ
ク性硬化体は得られていない。
サイズが大きいフォトクロミック化合物において特に顕
著であることから、このような現象が発現するのは溶液
中に比べて高分子などのマトリックス中ではフォトクロ
ミック化合物分子が自由に運動できる自由空間が圧倒的
に小さいためと考え、このような問題のない硬化性組成
物として、硬化体マトリックス中の自由空間が広い硬化
性組成物を提案している(特願平11−205165
号)。該硬化性組成物においては、ラジカル重合性単量
体として、通常使用される重合性単量体と、少なくとも
3つの重合基を有する多官能重合性単量体とを組み合わ
せることにより所期の効果を得ることに成功している。
は、その硬化体表面に、現在プラスチックレンズで一般
的に使用されている“縮合法によって硬化させるハード
コート”を施した場合、ハードコートの密着性が低下す
るという問題が生じることが判明した。
く、退色速度が速いといった優れたフォトクロミック特
性を示し、しかも基材と前述のハードコートとの密着性
に優れたフォトクロミック性硬化体を提供することにあ
る。
を解決するために鋭意検討を行なった。その結果、多官
能ラジカル重合性単量体と特定のシリル基を有する単官
能メタクリレート化合物と他のラジカル重合性単量体と
を組み合わせてフォトクロミック化合物と混合して得ら
れた硬化性組成物を硬化させて得た硬化体は、発色濃度
が高く、退色速度が速いといった優れたフォトクロミッ
ク特性を示し、しかも前述のハードコートとの密着性に
優れ、さらに重合後にガラスモールド等の鋳型から該硬
化体を取り出す際の離型性に優れることを見出し、本発
明を完成するに至った。
の重合性基を有する多官能ラジカル重合性単量体(以
下、A成分ともいう)、(B) アルコキシシリル基を
有するラジカル重合性単量体、(以下、B成分ともい
う)、及び(C) 上記(A)、(B)以外のラジカル
重合性単量体(以下、C成分ともいう)からなり、A成
分の含有率が1〜50重量%であり、B成分の含有率が
0.5〜20重量%であり、残余がC成分であるラジカ
ル重合性単量体100重量部、並びに(D) フォトク
ロミック化合物0.0001〜10重量部を含有してな
ることを特徴とする硬化性組成物である。
分として下記一般式(1)
はアルキル基又はアルコキシ基であり、R3はアルコキ
シ基であり、aは1〜5の整数であり、bは0〜3の整
数であり、cは1〜3の整数であり、b+c=3であ
る。)で示されるシリル基含有単官能メタクリレート化
合物を使用したものは、他の物性を低下させることなく
ハードコート密着性を向上させる効果が高い。
組成物を硬化させてなるフォトクロミック性硬化体であ
る。
が、前記特願平11−205165号で提案したような
硬化性組成物においては多官能重合性単量体を使用して
いるためにその硬化体の表面の疎水性が強くなってしま
い前記ハードコートとの密着性が低下するのに対し、本
発明の効果性組成物においては、ハードコート成分と反
応性を有するモノマー成分が適量含まれているため、成
形時に硬化体を鋳型からはずすときの離型性を低下させ
ることなくハードコートとの密着性が改善されるものと
思われる。
成分、B成分、及びC成分からなるラジカル重合性単量
体、並びに前記D成分であるフォトクロミック化合物を
含有してなる。
ル重合性単量体のA成分として、少なくとも3つの重合
基を有する多官能ラジカル重合性単量体を使用する。こ
の様な多官能ラジカル重合性単量体を使用することによ
り、本発明の硬化性組成物を硬化して得られるフォトク
ロミック性硬化体は、発色濃度が極めて高く、退色速度
が著しく速いものになる。
その分子内に重合性基を3個以上有する化合物であれば
特に限定されず、公知の化合物が何ら制限なく使用でき
るが、工業的な入手のしやすさから分子中に重合性基を
3〜6個有するものを使用するのが好ましい。なお、重
合性基とは、ラジカル重合性を有する基を意味する。
の硬度を高くし且つフォトクロミック性の退色速度を速
くするという観点から、A成分である多官能重合性単量
体としては、単独重合したときに得られる重合体のLス
ケールロックウェル硬度が60以上、特に65〜130
である多官能ラジカル重合性単量体を使用するのが好ま
しい。ここで、Lスケールロックウエル硬度とは、JI
S−B7726に従って測定される硬度を意味し、各重
合性単量体(モノマー)の単独重合体について該測定を
行うことにより上記硬度の条件を満足するかどうかを簡
単に判断することができる。具体的には、後述する実施
例に示すように、モノマーを重合させて厚さ2mmの硬
化体を得、これを25℃の室内で1日保持した後にロッ
クウェル硬度計を用いて、Lスケールロックウェル硬度
を測定することにより容易に確認することが出来る。な
お、上記測定試料となる硬化体においては、該硬化体を
得るために仕込んだモノマーの90%以上が重合してい
ればよい。重合率が90%以上であれば、硬化体のLス
ケールロックウェル硬度はほぼ一定の値として測定され
る。
官能ラジカル重合性単量体としては、トリメタクリレー
ト誘導体、トリアクリレート誘導体、テトラメタクリレ
ート誘導体、テトラアクリレート誘導体、トリイソシア
ネート誘導体、テトライソシアネート誘導体、トリオー
ル誘導体、トリチオール誘導体、テトラチオール誘導
体、トリエポキシ誘導体、トリウレタンメタアクリレー
ト誘導体、テトラウレタンメタアクリレート誘導体、ヘ
キサウレタンメタアクリレート誘導体、トリビニル誘導
体、テトラビニル誘導体、トリアリル誘導体等を挙げる
ことができ、中でもメタクリロイル基又はアクリロイル
基を有するものとしてトリメタクリレート誘導体、トリ
アクリレート誘導体、テトラメタクリレート誘導体、テ
トラアクリレート誘導体、トリウレタンメタアクリレー
ト誘導体、テトラウレタンメタアクリレート誘導体、ヘ
キサウレタンメタアクリレート誘導体等を挙げることが
出来る。
および硬化体硬度の調整のし易さの観点から、下記一般
式(2)
水素原子、メチル基、又はエチル基であり、R6は3〜
6価の有機残基であり、dは0〜3の整数であり、eは
3〜6の整数である。)で示される多官能ラジカル重合
性単量体を使用するのが特に好ましい。
れる多官能ラジカル重合性単量体を具体的に例示する
と、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロー
ルメタントリメタクリレート、テトラメチロールメタン
トリアクリレート、トリメチロールプロパントリエチレ
ングリコールトリメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリエチレングリコールトリアクリレート、エトキ
シ化ペンタエリスリトールテトラアクリレート、エトキ
シ化ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ペン
タエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリ
トールテトラメタクリレート、トリウレタンオリゴマー
テトラアクリレート、ウレタンオリゴマーヘキサメタク
リレート等を挙げることができる。これら多官能ラジカ
ル重合性単量体は2種以上混合して使用してもよい。
(即ち、A、B、及びC成分の合計)に占めるにA成分
の割合は、1〜50重量%である必要がある。該割合が
1重量%未満のときには、フォトクロミック特性の退色
速度が十分に速くならず、また、50重量%を越えると
きは、硬化体の強度が脆くなり、好ましくない。硬化体
のフォトクロミック特性及び強度の観点から、全重合性
単量体中のA成分の量は2〜40重量%、特に2〜30
重量%であるのが好ましい。
量体は、B成分としてアルコキシシリル基(即ちアルコ
キシ基を有するシリル基)を有するラジカル重合性単量
体(以下、シリルモノマーともいう。)を含有する必要
がある。該シリルモノマーを含有することにより、本発
明の硬化性組成物を硬化して得られるフォトクロミック
性硬化体と、縮合法によって硬化させるハードコートと
の密着性が著しく向上する。シリルモノマーの中でも前
記一般式(1)で示されるシリル基を含有する単官能メ
タクリレート化合物は、その入手が容易であるばかりで
なく硬化体の物性を低下させずにハードコート密着性を
向上させる効果が高いので、B成分としては該化合物を
用いるのが好適である。
1は、アルキレン基であり、R2はアルキル基又はアルコ
キシ基であり、R3はアルコキシ基であり、aは1〜5
の整数であり、bは0〜3の整数であり、cは1〜3の
整数であり、b+c=3である。
1で示されるアルキレン基は、メチレン基、エチレン
基、プロピレン基、ブチレン基等の炭素数1〜4のアル
キレン基であるのが好ましく、中でもメチレン基が最も
好ましい。
ル基、及びアルコキシ基としては、それぞれ、メチル
基、エチル基、プロピル基およびブチル基等の炭素数1
〜4のアルキル基、及びメトキシ基、エトキシ基、プロ
ポキシ基およびブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキ
シ基であるのが好ましい。また、R3におけるアルコキ
シ基としては、上記R2におけるアルコキシ基と同じも
のが挙げられ、同様に炭素数1〜4のアルコキシ基であ
るのが好ましい。
の整数であり、好ましくは1〜3の整数である。また、
R2の個数を表すbは0〜3の整数であり、好ましくは
0〜1の整数である。また、R3の個数を表cは1〜3
の整数であり、好ましくは2〜3の整数である。なお、
bとcの合計は3である。
れるシリルモノマーを具体的に例示すると、γ−メタク
リロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、−メタク
リロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタ
クリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン等を
挙げることができる。
単量体中に占めるシリルモノマーの配合割合は、0.5
〜20重量%である必要がある。該配合割合が0.5重
量%未満のときには、得られる硬化体とハードコートと
の密着性が悪くなり、また、該配合割合が20重量%を
越えるときは、重合時にガラスモールド等の鋳型を使用
した場合における鋳型と硬化体との密着性が向上し、鋳
型から硬化体を外すときの離型性が悪化したり他の物性
が低下したりする。ハードコート密着性及び離型性等の
バランスの観点から、B成分の全重合性単量体中に対す
る配合割合は、1〜10重量%、特に2〜10重量%で
あるのが好ましい。
合性単量体は、前記A成分及びB成分以外のラジカル重
合性単量体であるC成分を含む。該C成分としてのラジ
カル重合性単量体は、前記A成分及びB成分以外のラジ
カル重合性単量体であれば特に限定されず、公知のもの
が何ら制限なく使用できるが、得られる硬化体の硬度や
耐熱性等の基本特性、及びフォトクロミック特性が優れ
たものになるという観点から、(i)単独重合したときに
得られる重合体のLスケールロックウェル硬度が60以
上、特に65〜130である2官能重合性単量体(以
下、単に「高硬度2官能モノマー」ともいう)、(ii)分
子中に1個のラジカル重合性基と少なくとも1個のエポ
キシ基を有する重合性単量体(以下、単に「エポキシ系
モノマー」ともいう)、(iii)単独重合したときに得ら
れる重合体のLスケールロックウエル硬度が40以下で
ある重合性単量体(以下、単に「低硬度モノマー」とも
いう)、(iv)特定のアリルエーテル化合物またはアリル
チオエーテル化合物からなる重合性単量体(以下、単に
「アリルエーテル系モノマー」ともいう)、及び(v)上
記(i)〜(iv)以外の重合性単量体(以下、単に「他モノ
マー」ともいう)からなる群より選ばれる少なくとも1
種のラジカル重合性単量体を使用するのが好適である。
いて説明する。
れる硬化体の硬度や耐熱性等の基本特性を良好にすると
いう作用をする。該高硬度2官能モノマーとしては、上
記条件を満足するものであれば特に限定されず、ジメタ
クリレート誘導体、ジアクリレート誘導体、ジビニル誘
導体、ジアリル誘導体、ジシアノ誘導体、ジオール誘導
体、ジチオール誘導体、ウレタンジメタクリレート誘導
体、ウレタンジアクリレート誘導体、ジエポキシ誘導体
等が使用できる。これらの中でも、成形性の容易さとい
う理由から、メタクリロイル基又はアクリロイル基を有
するものとしてジメタクリレート誘導体、ジアクリレー
ト誘導体、ジビニル誘導体、ウレタンジメタクリレート
誘導体、ウレタンジアクリレート誘導体等を使用するの
が特に好ましい。
節の容易さの観点から、下記一般式(3)又は下記一般
式(4)で示される2官能重合性単量体が特に好適であ
る。
合性単量体とは、下記一般式(3)
素原子又はメチル基であり、R9及びR10は、それぞれ
独立に水素原子、メチル基、又はエチル基であり、Aは
直鎖状或いは分岐状のアルキレン基、置換もしくは非置
換のフェニレン基、或いは下記式
に、炭素数1〜4のアルキル基(即ち、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基等)、塩素原子、又は臭素
原子であり、pおよびqは、それぞれ独立に、0〜4の
整数であり、下記式
キサン環であり、当該環がベンゼン環であるときには、
Xは、下記
サン環であるときには、Xは、下記
る基であり、mおよびnはそれぞれ0〜6の整数であ
り、m+nの平均はR7およびR8がメチル基の時は、1
〜6、好ましくは2〜6であり、R7およびR8が水素原
子であるときは、1〜3である。}示される2官能重合
性単量体である。
示される基は括弧書きで説明した通りであるが、Aで示
される直鎖状或いは分岐状のアルキレン基としては、エ
チレン基、プロピレン基、ブチレン基、ネオペンチレン
基、ヘキシレン基、ノニリレン基等の炭素数2〜9のも
のが好ましい。また、Aで示されるフェニレン基の置換
基としては、炭素数1〜4のアルキル基(即ち、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基等)、塩素原子、
又は臭素原子等が好ましい。
重合性単量体は、通常、m及びnが異なる分子の混合物
の形で得られるため、前記式においてm及びnは、m+
nの平均値で記載した。
性単量体とは、下記一般式(4)
水素原子又はメチル基であり、R15は水素原子、メチル
基、又はエチル基であり、rは1〜10の整数であり、
該rはR13及びR14がメチル基であるときは、1〜1
0、好ましくは2〜9の整数であり、R13及びR14が水
素原子であるときは、1〜3である。)で示される2官
能重合性単量体である。
される2官能重合性単量体を具体的に例示すれば、一般
式(3)で示されるものとして、エチレングリコールジ
アクリレート、トリエチレングリコールジアクリレー
ト、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチ
レングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリ
コールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジ
メタクリレート、テトラプロピレングリコールジメタク
リレート、エチレングリコールビスグリシジルメタクリ
レート、ビスフェノールAジメタクリレート、2,2−
ビス(4−メタクリロイルオキシエトキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモー4ーメタク
リロイルオキシエトキシフェニル)プロパン等が、一般
式(4)で示されるものとして、1,4ブチレングリコ
ールジメタクリレート、1,9ノニレングリコールジメ
タクリレート、ネオペンチレングリコールジメタクリレ
ート等が挙げられる。これら2官能重合性単量体は2種
以上混合して使用してもよい。
は、全ラジカル重合性単量体全体の重量を基準として3
0〜90重量%、特に40〜80重量%であるのが好適
である。
添加することによりフォトクロミック性の耐久性を向上
させるという作用を有する。該エポキシ系モノマーとし
ては、下記一般式(5)
子又はメチル基であり、R18及びR19は、それぞれ独立
に、ヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜4
のアルキレン基、又は
れ0〜20の整数である。)で示される化合物を使用す
るのが好適である。
ン基としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン
基、ブチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基等
が挙げられる。
なものを例示すれば、グリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、β−メチルグリシジルメタクリレ
ート、ビスフェノールA−モノグリシジルエーテル−メ
タクリレート、4−グリシジルオキシメタクリレート、
3−(グリシジル−2−オキシエトキシ)−2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、3−(グリシジルオキシ
−1−イソプロピルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル
アクリレート、3−グリシジルオキシ−2−ヒドロキシ
プロピルオキシ)−2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、平均分子量540のグリシジルオキシポリエチレン
グリコールメタクリレート等が挙げられる。これらの中
でもグリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
トおよび平均分子量540のグリシジルオキシポリエチ
レングリコールメタクリレートが特に好ましい。
全ラジカル重合性単量体全体の重量を基準として0.0
1〜30重量%、特に0.1〜20重量%であるのが好
適である。
強度及びフォトクロミック性の退色速度を向上させる作
用を有する。該低硬度モノマーは、前記した(i)の高硬
度2官能モノマーと併用するのが特に好ましい。
(6)又は下記一般式(7)で示される化合物を使用す
るのが好適である。
れ独立に、水素原子、メチル基、又はエチル基であり、
R23は、水素原子、炭素数1〜25のアルキル基、アル
コキシアルキル基、アリール基、アシル基、末端にエポ
キシ基を有するアルキルオキシ基、メタクリロイル基、
アクリロイル基、ハロアルキル基、又はオレイル基であ
り、Zは酸素原子又は硫黄原子であり、R20がメチル基
またはエチル基であり且つR23がメタクリロイル基およ
びアクリロイル基以外の基である場合は、v及びv'は
それぞれ4〜70及び0〜70の整数であり、R20がメ
チル基またはエチル基であり且つR23がメタクリロイル
基またはアクリロイル基である場合は、vおよびv'は
それぞれ7〜70および0〜70の整数であり、R20が
水素原子である場合は、vおよびv'はそれぞれ4〜7
0および0〜70の整数である。)
り、R25は、R24が水素原子であるときは、炭素数1〜
20のアルキル基であり、R24がメチル基であるとき
は、炭素数8〜40のアルキル基である。)上記式
(6)で示される化合物のうち好適なものを例示すれ
ば、平均分子量526のポリエチレングリコールメタク
リレート、平均分子量360のポリエチレングリコール
メタクリレート、平均分子量475のメチルエーテルポ
リエチレングリコールメタクリレート、平均分子量10
00のメチルエーテルポリエチレングリコールメタクリ
レート、平均分子量375のポリプロピレングリコール
メタクリレート、平均分子量430のポリプロピレング
リコールメタクリレート、平均分子量622のポリプロ
ピレングリコールメタクリレート、平均分子量620の
メチルエーテルポリプロピレングリコールメタクリレー
ト、平均分子量566のポリテトラメチレングリコール
メタクリレート、平均分子量2034のオクチルフェニ
ルエーテルポリエチレングリコールメタクリレート、平
均分子量610のノニルエーテルポリエチレングリコー
ルメタクリレート、平均分子量640のメチルエーテル
ポリエチレンチオグリコールメタクリレート、平均分子
量498のパーフルオロヘプチルエチレングリコールメ
タクリレート等のポリアルキレングリコール(メタ)ア
クリレート、トリアルキレングリコールジアクリレー
ト、テトラアルキレングリコールジアクリレート、ノニ
ルアルキレングリコールジアクリレート等のポリアルキ
レングリコールジアクリレート、ノニルアルキレングリ
コールジメタクリレート、テトラデカンアルキレングリ
コールジメタクリレート等のポリアルキレングリコール
ジメタクリレート等を挙げることができる。これらの中
でも、平均分子量475のメチルエーテルポリエチレン
グリコールメタアクリレート、平均分子量1000のメ
チルエーテルポリエチレングリコールメタアクリレー
ト、テトラアルキレングリコールジアクリレート、ノニ
ルアルキレングリコールジアクリレートが特に好まし
い。
なものを例示すれば、ステアリルメタクリレート、ラウ
リルメタクリレート、エチルヘキシルメタクリレート、
メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアク
リレート、ラウリルアクリレート等を挙げることができ
る。これらの中でも、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、ブチルアクリレート、ラウリルアクリレート
が特に好ましい。
ジカル重合性単量体全体の重量を基準として0.1〜2
0重量%、特に0.5〜10重量%であるのが好適であ
る。
フォトクロミックの退色速度を向上させる作用を有す
る。なお、該アリルエーテル系モノマーとは、下記一般
式(8)、
に、水素原子又はアルキル基であり、R 28はアルキル
基、アシル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、ビ
ニル基またはスチリル基であり、Zは酸素原子又は硫黄
原子であり、a'及びb'はそれぞれ独立に0〜20の整
数であり、a'+b'の平均は3〜20である。)で示さ
れるアリルエーテル化合物またはアリルチオエーテル化
合物を意味する。
としては、メチル基、エチル基等の炭素数1〜2のもの
が好ましい。また、R28にけるアルキル基としては、上
記R 26及びR27で示したものと同様のものが好ましい。
さらにR28にけるアシル基としては、アセチル基、プロ
ピオニル基、ブチリル基、ベンゾイル基、ナフトイル基
等の炭素数2〜15のものが好ましい。
常分子量の異なる分子の混合物の形で得られる。このた
め、前記式(8)中、アルキレンオキサイドユニットの
数を表すa'及びb'は混合物全体の平均のユニット数で
表し、この様な表し方をした場合、該a'及びb'はそれ
ぞれ独立に0〜20であり、a'+b'の平均は3〜20
である。a'及びb'の一方が0のときはアルキレンオキ
サイドユニットは単独種を表し、a'及びb'が共に0以
外の時は、異種のアルキレンオキサイドユニットがブロ
ック単位で繰り返すアルキレンオキサイドユニットを表
すことになる。
関し優れたフォトクロミック特性を得る観点からは、前
記一般式(8)におけるR26及びR27は、水素原子又は
炭素数1〜2のアルキル基が特に好ましく、R28は、炭
素数1〜2のアルキル基又は炭素数2〜10のアシル基
が特に好ましく、a'及びb'はそれぞれ独立に0〜10
であり、a'+b'の平均は4〜12であるのが特に好ま
しい。
系モノマーを具体的に例示すると、平均分子量550の
メトキシポリエチレングリコールアリルエーテル、平均
分子量350のメトキシポリエチレングリコールアリル
エーテル、平均分子量1500のメトキシポリエチレン
グリコールアリルエーテル、平均分子量450のポリエ
チレングリコールアリルエーテル、平均分子量750の
メトキシポリエチレングリコール−ポリプロピレングリ
コールアリルエーテル、平均分子量1600のブトキシ
ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールア
リルエーテル、平均分子量560のメタクリロキシポリ
エチレングリコール−ポリプロピレングリコールアリル
エーテル、平均分子量600のフェノキシポリエチレン
グリコールアリルエーテル、平均分子量430のメタク
リロキシポリエチレングリコールアリルエーテル、平均
分子量420のアクリロキシポリエチレングリコールア
リルエーテル、平均分子量560のビニロキシポリエチ
レングリコールアリルエーテル、平均分子量650のス
チリロキシポリエチレングリコールアリルエーテル平均
分子量730のメトキシポリエチレンチオグリコールア
リルチオエーテル等を挙げることができる。なお、これ
らの化合物は単独で又は数種組み合わせて使用してもよ
い。
合は、全ラジカル重合性単量体全体の重量を基準として
0.01〜30重量%、特に0.1〜20重量%である
のが好適である。
均分子量650のポリテトラメチレングリコールジメタ
アクリレート、平均分子量1400のポリテトラメチレ
ングリコールジメタアクリレート等の2官能(メタ)ア
クリレート;ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレ
ート、酒石酸ジアリル、エポキシこはく酸ジアリル、ジ
アリルフマレート、クロレンド酸ジアリル、ヘキサフタ
ル酸ジアリル、アリルジグリコールカーボネート等の多
価アリル化合物;1,2−ビス(メタクリロイルチオ)
エタン、ビス(2−アクリロイルチオエチル)エーテ
ル、1,4−ビス(メタクリロイルチオメチル)ベンゼ
ン等の多価チオアクリル酸及び多価チオメタクリル酸エ
ステル化合物;アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイ
ン酸等の不飽和カルボン酸;メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸
フェニル、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、メタ
クリル酸ビフェニル等のアクリル酸及びメタクリル酸エ
ステル化合物;フマル酸ジエチル、フマル酸ジフェニル
等のフマル酸エステル化合物;メチルチオアクリレー
ト、ベンジルチオアクリレート、ベンジルチオメタクリ
レート等のチオアクリル酸及びチオメタクリル酸エステ
ル化合物;スチレン、クロロスチレン、メチルスチレ
ン、ビニルナフタレン、α−メチルスチレンダイマー、
ブロモスチレン、ジビニルベンゼン等のビニル化合物;
オレイルメタクリレート、ネロールメタクリレート、ゲ
ラニオールメタクリレート、リナロールメタクリレー
ト、ファルネソールメタクリレート等の分子中に不飽和
結合を有する炭化水素鎖の炭素数が6〜25の(メタ)
アクリレート;ビズ(2−メタクリロイルオキシエチル
チオエチル)スルフィドなどのチオエーテルメタクリレ
ートなどの重合性単官能単量体等が挙げられる。これら
は、単独で又は2種以上を組合わせて用いたり、更には
前記2官能重合性単量体、低硬度モノマー、エポキシ系
モノマー等と併用したりして、制限無く使用することが
できる。
されるフォトクロミック化合物としては、公知のフォト
クロミック化合物を何ら制限なく使用することができ
る。例えば、フルギミド化合物、スピロオキサジン化合
物、クロメン化合物等のフォトクロミック化合物がよく
知られており、本発明においては、これらのフォトクロ
ミック化合物をそれぞれ単独で又は組合わせて使用する
ことができる。
ン化合物、およびクロメン化合物としては、例えば特開
平2−28154号公報、特開昭62−288830公
報、PCT国際特許出願94/22850号明細書、P
CT国際特許出願96/14596号明細書など記載さ
れている化合物が好適に使用できる。
化合物として本発明者等が新たに見出し、特許出願中の
化合物(特願平9−207871号、特願平11−23
110号、特願平11−27959号、特願平11−2
7961号、特願平11−27960号、特願平11−
140836号、特願平11−144072号、特願平
11−150690号、特願平11−144074号、
特願平11−156270号、特願平11−15427
2号、特願平11−188146号、特願平11−18
8902号等)も好適に使用することができる。
クロメン化合物は、フォトクロミック特性の耐久性が他
のフォトクロミック化合物に比べ高く、さらに本発明に
よるフォトクロミック特性の発色濃度および退色速度の
向上が他のフォトクロミック化合物に比べて特に大きい
ため特に好適に使用することができる。特に、これらク
ロメン化合物中でもその分子量が540以上の化合物
は、フォトクロミック特性の発色濃度および退色速度の
向上が他のクロメン化合物に比べて特に大きいため好適
に使用することができる。
化合物の構造を示せば、例えば下記一般式(9)で示さ
れる化合物が挙げられる。
香族炭化水素基、または置換もしくは非置換の不飽和複
素環基であり、R31、R32およびR33は、水素原子、ア
ルキル基、アルコキシ基、アラルコキシ基、アミノ基、
置換アミノ基、シアノ基、置換もしくは非置換のアリー
ル基、ハロゲン原子、アラルキル基、ヒドロキシ基、置
換もしくは非置換のアルキニル基、窒素原子をヘテロ原
子として有し該窒素原子とピラン環もしくは前記式(1
0)で示される基の環とが結合する置換もしくは非置換
の複素環基、又は該複素環基に芳香族炭化水素環もしく
は芳香族複素環が縮合した縮合複素環基であり、uは0
〜6の整数であり、R29およびR30は、それぞれ独立
に、下記式(11)
リール基、または置換もしくは非置換のヘテロアリール
基であり、R35は、水素原子、アルキル基、またはハロ
ゲン原子であり、wは1〜3の整数である。)で示され
る基、下記式(12)
リール基、または置換もしくは非置換のヘテロアリール
基であり、w'は1〜3の整数である。)で示される
基、置換もしくは非置換のアリール基、置換もしくは非
置換のヘテロアリール基、又はアルキル基であるか、又
はR29とR30とが一緒になって、脂肪族炭化水素環もし
くは芳香族炭化水素環を構成していてもよい。}なお、
上記式(11)、上記式(12)、R29、およびR30に
おいて説明した「置換アリール基または置換ヘテロアリ
ール基」における「置換基」としては、R31〜R33と同
義の置換基が適用される。
の一般式(13)〜(19)で示される化合物が挙げら
れる。
式(9)で述べたR29およびR30と同義であり、R39、
R40は前記式(9)で述べたR31、R32およびR33と同
義であり、xおよびx’はそれぞれ0〜3の整数であ
る。}
で述べたR29およびR30と同義であり、R43、R44は前
記式(9)で述べたR31、R32およびR33と同義であ
り、−G−は、下記式
あり、R45は、炭素数1〜6のアルキレン基であり、
e、f、gおよびhは、いずれも1〜4の整数であ
る。)で示されるいずれかの基であり、yおよびy’は
それぞれ0〜3の整数である。}
で述べたR29およびR30と同義であり、R48、R49、R
50およびR51は前記式(9)で述べたR31、R32および
R33と同義であり、下記式
基、または置換もしくは非置換の不飽和複素環基であ
り、z、z’、z’’、およびz’’’は、それぞれ0
〜3の整数である。}
で述べたR29およびR30と同義であり、R54、R55、お
よびR56は前記式(9)で述べたR31、R32、およびR
32と同義であり、j、j’、およびj’’は、それぞれ
0〜3の整数である。}
で述べたR29およびR30と同義であり、R59及びR60は
前記式(9)で述べたR31、R32およびR33と同義であ
り、kおよびk’は、それぞれ0〜3の整数である。}
で述べたR29およびR30と同義であり、R63、R64、R
65およびR66は、前記式(9)で述べたR31、R32およ
びR33と同義であり、lおよびl’は、それぞれ0〜3
の整数である。}
で述べたR29およびR30と同義であり、R69、R70およ
びR71は、前記式(9)で述べたR31、R32およびR33
と同義であり、
い脂肪族炭化水素環であり、o、o’、およびo’’
は、それぞれ0〜3の整数である。}さらに好ましい本
発明のクロメン化合物を具体的に例示すると下記構造の
クロメン化合物を挙げることができる。
ロミック化合物の配合量は、全ラジカル重合性単量体1
00部に対して、0.0001〜10重量部、好ましく
は0.001〜5重量部、さらに好ましくは0.001
〜1重量部の範囲である。フォトクロミック化合物の配
合量が0.0001重量部以下では発色濃度が低くなる
ことがあり、10重量部以上では重合性単量体に十分に
溶解しないため不均一となり、発色濃度のむらが生じる
ことがある。
ック化合物の耐久性の向上、発色速度の向上、退色速度
の向上や成形性の向上のために、さらに界面活性剤、酸
化防止剤、ラジカル補足剤、紫外線安定剤、紫外線吸収
剤、離型剤、着色防止剤、帯電防止剤、蛍光染料、染
料、顔料、香料、可塑剤等の添加剤を添加してもよい。
添加するこれら添加剤としては、公知の化合物が何ら制
限なく使用される。
系、アニオン系、カチオン系の何れも使用できるが、重
合性単量体への溶解性からノニオン系界面活性剤を用い
るのが好ましい。好適に使用できるノニオン正解面活性
剤を具体的に挙げると、ソルビタン脂肪酸エステル、グ
リセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール・ペンタエリスリトール脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエ
チレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロー
ル・フィトスタノール、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油・
硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリン・ラノリン
アルコール・ミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアル
キルアミン・脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルホルムアルデヒド縮合物、単一鎖ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル等を挙げることができる。界
面活性剤の使用に当たっては、2種以上を混合して使用
しても良い。界面活性剤の添加量は、全重合性単量体1
00重量部に対し、0.1〜20重量部の範囲が好まし
い。
線安定剤、紫外線吸収剤としては、ヒンダードアミン光
安定剤、ヒンダードフェノール酸化防止剤、フェノール
系ラジカル補足剤、イオウ系酸化防止剤、ベンゾトリア
ゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物等を好適に使
用できる。これら酸化防止剤、ラジカル補足剤、紫外線
安定剤、紫外線吸収剤は、2種以上を混合して使用して
も良い。さらにこれらの非重合性化合物の使用に当たっ
ては、界面活性剤と酸化防止剤、ラジカル補足剤、紫外
線安定剤、紫外線吸収剤を併用して使用しても良い。こ
れら酸化防止剤、ラジカル補足剤、紫外線安定剤、紫外
線吸収剤の添加量は、全重合性単量体100重量部に対
し、0.001〜1重量部の範囲が好ましい。
定されず、所定量の各成分を秤取り混合することにより
行うことができる。なお、各成分の添加順序は特に限定
されず全ての成分を同時に添加しても良いし、モノマー
成分のみを予め混合し、後で、例えば後述の如く重合さ
せる直前にフォトクロミック化合物や他の添加剤を添加
混合しても良い。なお、後述するように重合に際して
は、必要に応じて重合開始剤をさらに添加することもあ
る。
性組成物は、重合硬化させることにより、眼鏡レンズ等
として好適に使用できる本発明のフォトクロミック性硬
化体を与える。
のフォトクロミック性硬化体を得る方法は特に限定的で
なく、用いるモノマーの種類に応じた公知の重合方法を
採用することができる。重合開始手段は、種々の過酸化
物やアゾ化合物などのラジカル重合開始剤の使用、また
は紫外線、α線、β線、γ線等の照射あるいは両者の併
用によって行うことができる。
ロミックレンズ等の光学材料としての用途を考える場合
には、注型重合を行うのが好適である。以下、代表的な
注型重合方法について更に詳しく説明する。
はスペーサーで保持されているモールド間に、ラジカル
重合開始剤を添加した本発明の硬化性組成物を注入し、
空気炉中で加熱して重合硬化させた後、取り出すことに
よって行われる。
れず、公知のものが使用できるが、代表的なものを例示
すると、ベンゾイルパーオキサイド、p−クロロベンゾ
イルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド等のジ
アシルパーオキサイド;t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシジカーボネ
ート、クミルパーオキシネオデカネート、t−ブチルパ
ーオキシベンゾエート等のパーオキシエステル;ジイソ
プロピルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘ
キシルパーオキシジカーボネート、ジ−sec−ブチル
オキシカーボネート等のパーカーボネート類;2,2’
−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス
(4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス
(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス
(シクロヘキサン−1−カーボニトリル)等のアゾ化合
物等が挙げられる。
件や開始剤の種類、前記本発明の硬化性組成物の種類や
組成によって異なり、一概に限定できないが、一般に
は、全重合性単量体100重量部に対して0.01〜1
0重量部の範囲で用いるのが好適である。
の性状に影響を与える。この温度条件は、開始剤の種類
と量や単量体の種類に影響を受けるので、一概には限定
できないが、一般的に比較的低温で重合を開始し、ゆっ
くりと温度を上げていき、重合終了時に高温下に硬化さ
せるいわゆるテーパ型の2段重合を行うのが好適であ
る。
て異なるので、予めこれらの条件に応じた最適の時間を
決定するのが好適であるが、一般に2〜40時間で重合
が完了するように条件を選ぶのが好ましい。
も同様に注型重合が実施できる。この際には、光重合開
始剤としてベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベ
ンゾインブチルエーテル、ベンゾフェノール、アセトフ
ェノン4,4’−ジクロロベンゾフェノン、ジエトキシ
アセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フ
ェニルプロパン−1−オン、ベンジルメチルケタール、
1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−
2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン、2−イソプロピルチオオキサ
ントン等が挙げられる。これら光重合開始剤は、全単量
体100重量部に対して0.001〜5重量部の範囲で
用いるのが一般的である。
体は、その用途に応じて以下のような処理を施すことも
できる。即ち、分散染料などの染料を用いる染色、シラ
ンカップリング剤やケイ素、ジルコニウム、アンチモ
ン、アルミニウム等の酸化物のゾルを主成分とするハー
ドコート剤(所謂、縮合法によって硬化させるハードコ
ート剤)や、有機高分子体を主成分とするハードコート
剤によるハードコーティング処理や、SiO2、Ti
O2、ZrO2等の金属酸化物の薄膜の蒸着や有機高分子
体の薄膜の塗布等による反射防止処理、帯電防止処理等
の加工及び2次処理を施すことも可能である。
記成形において鋳型から取り外す際の離型性がよく、し
かも上記の縮合法によって硬化させるハードコート剤を
施用したときのコート膜との密着性が良好である。ここ
で、上記ハードコート剤とは、硬化体の耐傷つき性を向
上させるする目的で汎用されているものであり、例えば
(株)トクヤマより発売されているTS56(商品名)
が挙げられる。
コートを付与する方法は特に制限されず、一般に公知の
方法に準じてゾルを主成分とするコート液を該硬化体の
表面に塗布する方法が採用される。例えば硬化体をコー
ト液中に浸漬して塗布する方法、コート液を硬化体の表
面にスプレー、ハケ、ローラー等で塗布する方法が一般
的に採用され、塗布を行った後、乾燥空気あるいは空気
中で風乾して通常加熱処理することによって硬化し皮膜
が形成される。加熱温度は硬化体の種類によって異なる
が、50℃以上好ましくは60℃以上ないしは該硬化体
が熱変形を生じない温度、一般的には150℃いかが好
適である。硬化温度は130℃で1〜2時間、70〜8
0℃で3〜4時間が一応の目安になる。またさらに硬化
体との密着性を向上させるため、水酸化ナトリウム水溶
液、重クロム酸カリウム/硫酸溶液等による試薬処理、
プラズマ等による放電処理等の前処理を行うことが、好
適である。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
ある。 (1) 多官能ラジカル重合性単量体(A成分) 以下に使用した化合物の略号と名称を示す。なお、括弧
内に「ホモ−HL」として、各化合物(モノマー)を注
型重合して単独重合したときに得られる硬化体のLスケ
ールでのロックウエル硬度を示した。測定方法は、硬化
体を25℃の室内で1日保持した後、明石ロックウエル
硬度計(形式:AR−10)を用いて、硬化体のLスケ
ールロックウエル硬度を測定した。 TMPT:トリメチロールプロパントリメタクリレート
(ホモ−HL=122)PETMA:ペンタエリスリト
ールテトラメタクリレート(ホモ−HL=122) TMM:ペンタエリスリトールトリメタクリレート。
メトキシシラン DMSiMA:γ−メタクリロイルオキシプロピルメチ
ルジメトキシシラン。
重合性単量体(C成分) 4G:テトラエチレングリコールジメタクリレート(ホ
モ−HL=90) 9GDA:平均分子量532のポリエチレングリコール
ジアクリレート(ホモ−HL<20) MePEGMA(475):平均分子量1000のメチ
ルエーテルポリエチレングリコールメタクリレート(ホ
モ−HL<20) ALMePEG(550):平均分子量550のメトキ
シポリエチレングリコールアリルエーテル BPE :2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシエ
トキシフェニル)プロパン(ホモ−HL=110) GMA :グリシジルメタアクリレート(ホモ−HL=
80) αMS :αメチルスチレン(ホモ−HL<40) MSD :αメチルスチレンダイマー(単独重合せ
ず)。
パーブチルND、日本油脂(株)社製) オクタO:1,1,3,3-テトラメチルブチルパーオキシ−2
−エチルヘキサノエート(商品名:パーオクタO、日本
油脂(株)社製)。
部、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシ
ラン5重量部、2,2−ビス(4−メタクリロイルオキ
シエトキシフェニル)プロパン25重量部、テトラエチ
レングリコールジメタクリレート30重量部、、平均分
子量532のポリエチレングリコールジアクリレート3
部、グリシジルメタクリレート10部、αメチルスチレ
ン6部およびαメチルスチレンダイマーを1部からなる
重合性単量体100重量部に、クロメン1を0.03重
量部、重合開始剤としてパーブチルNDを1重量部添加
し十分に混合した。この混合液をガラス板とエチレン−
酢酸ビニル共重合体からなるガスケットで構成された鋳
型の中に注入し、注型重合を行った。重合は空気炉を用
い、30℃〜90℃まで18時間かけ徐々に温度を上げ
ていき、90℃で2時間保持した。重合終了後、重合体
を鋳型のガラス型から取り外した。
なくしかも容易にきれいに離型されたものに(○)、重
合体が何らかの破損を受け離型が難しかったものを
(×)として、評価したところ評価は○であった。
して十分に風乾し、清澄な状態とした後、10%NaO
H水溶液に10分浸漬し、十分に水洗して再び風乾し
た。上記処理した重合体をTS56Hハードコート液に
浸し、30mm/分で引き上げた後、60℃で15分予
備乾燥後130℃で2時間加熱硬化して、ハードコート
を該重合体表面に施した。
し、これに、浜松ホトニクス製のキセノンランプL−2
480(300W)SHL−100をエアロマスフィル
ター(コーニング社製)を介して20℃±1℃、重合体
表面でのビーム強度365nm=2.4mW/cm2,
245nm=24μW/cm2で120秒間照射して発
色させ、前記試料のフォトクロミック特性を測定した。
各フォトクロミック特性は次の方法で評価した。
大塚電子工業製の分光光度計(瞬間マルチチャンネルフ
ォトディテクターMCPD1000)により求めた発色
後の最大吸収波長である。該最大吸収波長は、発色時の
色調に関係する。
(0)}: 前記最大吸収波長における、120秒間光
照射した後の吸光度{ε(120)}と上記ε(0)と
の差。この値が高いほどフォトクロミック性が優れてい
るといえる。
0秒間光照射後、光の照射を止めたときに、試料の前記
最大波長における吸光度が{ε(120)−ε(0)}
の1/2まで低下するのに要する時間。この時間が短い
ほどフォトクロミック性が優れているといえる。
00}: 光照射による発色の耐久性を評価するために
次の劣化促進試験を行った。すなわち、得られた重合体
(試料)をスガ試験器(株)製キセノンウェザーメータ
ーX25により200時間促進劣化させた。その後、前
記発色濃度の評価を試験の前後で行い、試験前の発色濃
度(A0)および試験後の発色濃度(A200)を測定し、
{(A200/A0)×100}の値を残存率(%)とし、
発色の耐久性の指標とした。残存率が高いほど発色の耐
久性が高い。
評価した。
ナイフで試料の表面に1mm×1mmのマス目を100
個つけた後、市販のセロテープ(登録商標)を貼り付け
て、次いで素早く剥がした時のコート膜の剥がれ状態に
より剥がれの全くないものを○、一部剥がれたものを
△、全部剥がれたものを×と表示した。
製の耐擦傷性試験器に#0000のスチールウールを取
り付け、1kgの加重下で試料表面を10往復させた後
の表面の傷つき度合いを目視により観察し、全く傷つか
なかった状態をA、そしてポリアリルジエチレングリコ
ールカーボネート生地の非常に傷つきやすい状態をEと
して、A〜Eの5段階で評価した。
度:0.75、退色速度:1.2分、耐久性:72%、
密着性:○、耐擦傷性:Bであった。
ル重合性単量体組成、クロメン化合物、その他添加剤を
使用した以外は、実施例1と同様にしてフォトクロミッ
ク硬化体を得、その特性を評価した。
体組成、クロメン化合物を使用した以外は、実施例1と
同様にしてフォトクロミック硬化体を得、その特性を評
価した。
量体、シリルモノマーを含まない重合性単量体からなる
基材では、フォトクロミック特性の退色速度が遅く、ハ
ードコートの密着性も低い。また、シリルモノマーを多
く含む系では、離型時の操作性が悪く、生産性が低い。
また多官能重合性単量体が多く含む系では、基材の強度
が低下している。このようにフォトクロ特性、ハードコ
ートの密着性および離型時の操作性を満足するために
は、多官能重合性単量体、シリルモノマーをある適正な
添加量範囲でその他ラジカル重合性単量体と組み合わせ
た本発明の硬化性組成物とすることにより達成される。
実施例1〜は、比較例1〜に比べて、フォトクロミック
特性の発色濃度、退色速度、ハードコートとの密着性お
よび離型時の操作性の点でそのバランスが優れている。
り、発色濃度が高く、退色速度が速いといったフォトク
ロミック特性に極めて優れ、しかもハードコートの密着
性にも優れ、かつ離型時の操作性にも優れる本発明のフ
ォトクロミック性硬化体を得ることができる。
記のような優れた特徴を有するため、例えばフォトクロ
ミックレンズ材料等の光学材料として極めて有用であ
る。
16)
はアルコキシ基であり、R3はアルコキシ基であり、a
は1〜5の整数であり、bは0〜2の整数であり、cは
1〜3の整数であり、b+c=3である。)で示される
シリル基含有単官能メタクリレート化合物を用いること
を特徴とする請求項1に記載の硬化性組成物。
アルキル基又はアルコキシ基であり、R3はアルコキシ
基であり、aは1〜5の整数であり、bは0〜2の整数
であり、cは1〜3の整数であり、b+c=3であ
る。)で示されるシリル基含有単官能メタクリレート化
合物を使用したものは、他の物性を低下させることなく
ハードコート密着性を向上させる効果が高い。
1は、アルキレン基であり、R2はアルキル基又はアルコ
キシ基であり、R3はアルコキシ基であり、aは1〜5
の整数であり、bは0〜2の整数であり、cは1〜3の
整数であり、b+c=3である。
の整数であり、好ましくは1〜3の整数である。また、
R2の個数を表すbは0〜2の整数であり、好ましくは
0〜1の整数である。また、R3の個数を表すcは1〜
3の整数であり、好ましくは2〜3の整数である。な
お、bとcの合計は3である。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A) 少なくとも3つの重合性基を有
する多官能ラジカル重合性単量体、(B) アルコキシ
シリル基を有するラジカル重合性単量体、及び(C)
上記(A)、(B)以外のラジカル重合性単量体からな
り、(A)の含有率が1〜50重量%であり、(B)の
含有率が0.5〜20重量%であり、残余が(C)であ
るラジカル重合性単量体100重量部、並びに(D)
フォトクロミック化合物0.0001〜10重量部を含
有してなることを特徴とする硬化性組成物。 - 【請求項2】 前記(B)のアルコキシシリル基を有す
るラジカル重合性単量体として下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1はアルキレン基であり、R2はアルキル基又
はアルコキシ基であり、R3はアルコキシ基であり、a
は1〜5の整数であり、bは0〜3の整数であり、cは
1〜3の整数であり、b+c=3である。)で示される
シリル基含有単官能メタクリレート化合物を用いること
を特徴とする請求項1に記載の硬化性組成物。 - 【請求項3】 前記(A)の少なくとも3つの重合性基
を有する多官能ラジカル重合性単量体として下記一般式
(2) 【化2】 {式中、R4及びR5は、それぞれ独立に、水素原子、メ
チル基、又はエチル基であり、R6は3〜6価の有機残
基であり、dは0〜3の整数であり、eは3〜6の整数
である。}で示される多官能ラジカル重合性単量体を用
いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の硬
化性組成物。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
硬化性組成物を硬化させてなることを特徴とするフォト
クロミック性硬化体。
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