JP2000001519A - 重合性組成物 - Google Patents

重合性組成物

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JP2000001519A
JP2000001519A JP16557698A JP16557698A JP2000001519A JP 2000001519 A JP2000001519 A JP 2000001519A JP 16557698 A JP16557698 A JP 16557698A JP 16557698 A JP16557698 A JP 16557698A JP 2000001519 A JP2000001519 A JP 2000001519A
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component
integer
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JP16557698A
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English (en)
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Junji Momota
潤二 百田
Tadashi Hara
忠司 原
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高屈折率で、比較的低比重で、アッベ数が高
く且つ耐光性、耐熱性の良い、重合性組成物を提供する
こと。 【解決手段】 例えば、(A)下記一般式 【化1】 (式中、R1は水素原子またはメチル基であり、mおよ
びnはそれぞれ臭素原子の個数を示し0又は1であ
る。)で示される(メタ)アクリレート誘導体、(B)
下記一般式 【化2】 (式中、R4は水素原子又はメチル基であり、pおよび
qはそれぞれ1〜4の整数である。)で示されるジメタ
クリレート誘導体、および(C)下記一般式 【化3】 (式中、kは1〜3の整数である。)で示されるジメタ
クリレート誘導体を含んでなる重合性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明性樹脂、特に
眼鏡用レンズの製造原料に適した重合性組成物に関す
る。さらに詳しくは、高屈折率で、臭素原子を含む重合
性単量体を含む割には比重が低く、ナフタレン骨格を含
む割には、アッベ数が高いので色収差性能が良く、耐光
性、耐熱性に優れ、特にフォトクロミックレンズとして
使用した場合、劣化に伴う着色が少ないといった特徴を
有する。従って、眼鏡用レンズとして十分な物性を有す
る透明樹脂の製造に適した重合性組成物を提供するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、無機ガラスに代わる有機ガラスに
ついては種々検討されてきたが、欠点も多く、まだ十分
に満足し得る性状のものは得られていない。例えば、メ
チルメタクリレートやジエチレングリコールビス(アリ
ルカーボネート)を主成分とする単量体を重合した重合
体は、レンズ等の光学材料として使用されるが、その屈
折率は約1.50と低い。
【0003】この欠点を改良した高屈折率樹脂も種々検
討されている。例えば、ポリカーボネート、ポリスルホ
ン系の高屈折率樹脂が提案されている。これらの樹脂
は、屈折率が約1.6と高いものの、光線透過率が低
く、光学的均一性に欠け、また、着色するなどの問題が
ある。
【0004】このため、架橋性の高屈折樹脂が種々検討
されている。例えば特開昭57−102601号公報に
は、臭素原子含有ビスフェノールジメタクリレート、ナ
フチルアルキレンジメタクリレートおよび臭素原子含有
スチレンからなる重合性組成物を重合させた樹脂が提案
されている。しかしこの樹脂はナフタレンやスチレンを
含むためアッベ数が低いといった欠点を有していた。ま
た、特開昭57−104101号公報には、ビスフェノ
ールAジメタクリレート、スチレンおよびナフタレンジ
メタクリレートからなる重合性組成物を重合させた樹脂
が提案されている。しかし、この樹脂はナフチルエステ
ルの部位が光フリース転移を生じるため耐光性が悪いと
いった欠点を有していた。また、特開昭60−6911
4号公報には、臭素原子含有ビスフェノールジメタクリ
レートと臭素原子含有フェニル基を有するメタクリレー
トからなる重合性組成物を重合させた樹脂が提案されて
いる。しかし、この樹脂は比重が大きいといった欠点を
有していた。また特開昭56−166214号公報に
は、臭素原子含有ビスフェノールジメタクリレートとス
チレンからなる重合性組成物を重合させた樹脂が提案さ
れている。しかし、この樹脂はアッベ数が低く、耐光性
が悪いうえ、この重合性組成物にフォトクロミック化合
物を溶解せしめ、重合させたフォトクロミック性を有す
る樹脂は、長期間使用した場合、フォトクロミック化合
物が劣化し樹脂が黄色に着色するうえ、さらにそのフォ
トクロミック性の耐久性が低いといった欠点を有してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする課題は、高屈折率で、比較的低比重で、ア
ッベ数が高く、耐光性、耐熱性が良い重合性組成物を提
供することであり、特に、フォトクロミック化合物を添
加した場合、劣化による着色がきわめて低く、フォトク
ロミック性の耐久性が良い重合性組成物を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を克服すべく鋭意研究した結果、(A)分子中にナフタ
レンメチル基を有する(メタ)アクリレート誘導体に、
(B)臭素原子含有ビスフェノールAジメタクリレート
誘導体および(C)特定のイオウ原子を含有脂肪族系ジ
メタクリレート誘導体を配合してなる重合性組成物によ
り、上記目的を達成できることを見いだし、本発明を完
成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、(A)下記一般式(1)
【0008】
【化8】
【0009】(式中、R1は水素原子またはメチル基で
あり、R2、R3は、それぞれ同一または異なる臭素原
子、アルキル基またはアルコキシ基であり、mは置換基
2の個数を示し0〜3の整数であり、nは置換基R3
個数を示し0〜2の整数であり、mが2以上の整数のと
きはR2は異なる原子または基であってよく、またnが
2のときはR3は異なる原子または基であってよい。)
で示される(メタ)アクリレート誘導体、(B)下記一
般式(2)
【0010】
【化9】
【0011】(式中、R4は水素原子又はメチル基であ
り、pおよびqはそれぞれ1〜4の整数である。)で示
されるジメタクリレート誘導体、および(C)下記一般
式(3)
【0012】
【化10】
【0013】(式中、R5、R6はそれぞれ同一または異
なる水素原子またはメチル基であり、kは1〜10の整
数である。)で示されるジメタクリレート誘導体を含ん
でなる重合性組成物である。
【0014】また、他の発明は、(A)上記一般式
(1)で示される(メタ)アクリレート誘導体、(B)
(b−1)上記一般式(2)で示されるジメタクリレー
ト誘導体、(b−2)下記一般式(4)
【0015】
【化11】
【0016】(式中、R4は水素原子又はメチル基であ
り、pおよびqはそれぞれ1〜4の整数である。)で示
されるモノメタクリレート誘導体、および(C)上記一
般式(3)で示されるジメタクリレート誘導体を含んで
なる重合性組成物であり、さらにはこれらの重合性組成
物の何れかを硬化させてなる光学材料である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の重合性組成物の上記一般
式(1)で示される(メタ)アクリレート誘導体(以
下、(A)成分ともいう)において、R1は水素原子ま
たはメチル基を示す。
【0018】R2、R3は、臭素原子、アルキル基または
アルコキシ基を示す。該アルキル基としては、特に限定
されるものではないが、炭素数が1〜4のものが好まし
く、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、n−、i
so−またはtert−ブチル基等が挙げられる。また
アルコキシ基としては、特に限定されるものではない
が、炭素数が1〜4のものが好ましく、例えばメトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、n−、iso−または
tert−ブトキシ基などが挙げられる。さらにR2
3は、これらの原子及び置換基の中でも、臭素原子で
あることが高屈折率化の観点から好ましい。mは置換基
2の個数であり0〜3の整数である。原料入手の容易
さから、好ましくは0又は1が好適である。また、nは
置換基R3の個数であり0〜2の整数である。一般式
(1)で示される(メタ)アクリレート誘導体を、取り
扱いやすい室温付近で低粘度の液状のものとするために
は、好ましくは0又は1が好適である。
【0019】一般式(1)で示される(メタ)アクリレ
ート誘導体は、高屈折率化の観点から、置換基R1が水
素原子またはメチル基であり、かつ、置換基R2、R3
臭素原子(ただし、mが0又は1、nが0又は1)であ
ることが好ましい。
【0020】本発明の(A)成分として使用される(メ
タ)アクリレート誘導体を具体的に例示すると、 1)(1−ナフチルメチル)メタクリレート 2)(2−ナフチルメチル)メタクリレート 3)(1−ナフチルメチル)アクリレート 4)(2−ナフチルメチル)アクリレート 等を挙げることができる。これらの(メタ)アクリレー
ト誘導体は単独で又は2種類以上を混合して用いること
ができる。
【0021】次に、本発明の重合性組成物の上記一般式
(2)で示されるジメタクリレート誘導体(以下、
(B)成分ともいう)において、R4は、水素原子又は
メチル基である。式中pおよびqはエチレンオキサイド
またはプロピレンオキサイドの個数を表し、それぞれ1
〜4の整数である。さらに化合物の溶解性を考慮する
と、p+qの平均数は2〜4が好ましい。
【0022】本発明の(B)成分として使用される上記
一般式(2)で示されるジメタクリレート誘導体として
は、具体的には、 1)2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシエトキシ
−3,5−ジブロモフェニル)プロパン 2)2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシプロポキ
シ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン 3)p+qの平均数が2.6である、2,2−ビス(4
−メタクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジブロモフ
ェニル)プロパン等を挙げることができる。
【0023】一般式(2)で示されるメタクリレート誘
導体は、単独で又は2種類以上を混合して用いることが
できる。重合性組成物での(B)成分の溶解性を考慮す
ると、(B)成分として、上記一般式(2)で示される
ジメタクリレート誘導体と一般式(4)で示されるモノ
メタクリレート誘導体を混合して使用することが好まし
い。一般式(4)で示されるモノメタクリレート誘導体
において、R4は、水素原子又はメチル基である。式中
pおよびqはエチレンオキサイドまたはプロピレンオキ
サイドの個数を表し、それぞれ1〜4の整数である。
【0024】上記一般式(4)で示されるモノメタクリ
レート誘導体としては、具体的には、 1)2,2−ビス(4−オキシエトキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル)プロパン−メタクリレート 2)2,2−ビス(4−オキシプロポキシ−3,5−ジ
ブロモフェニル)プロパン−メタクリレート等を挙げる
ことができる。
【0025】この場合のジメタクリレート誘導体とモノ
メタクリレート誘導体の混合割合は、(B)成分の全量
を100重量部とした場合、ジメタクリレート誘導体:
モノメタクリレート誘導体=95〜50重量部:5〜5
0重量部の範囲である。さらに本発明の重合性組成物よ
り得られる重合体の耐熱性を考慮すると、ジメタクリレ
ート誘導体:モノメタクリレート誘導体=95〜80重
量部:5〜20重量部の範囲が好ましい。
【0026】次に、本発明の重合性組成物の上記一般式
(3)で示されるジメタクリレート誘導体(以下、
(C)成分ともいう)において、R5、R6はそれぞれ同
一または異なる水素原子またはメチル基である。式中k
は1〜10の整数である。原料入手の容易さから、kは
1〜5が好ましく、さらに合成の容易さから1〜3が好
ましい。
【0027】本発明の(C)成分として使用されるジメ
タクリレート誘導体を具体的に例示すると、 1)ビス(2−メタクリロイルオキシエチルチオエチ
ル)スルフィド 2)ビス(2−メタクリロイルオキシ−2−メチルエチ
ルチオエチル)スルフィド 3)1,2−ビス(メタクリロイルオキシエチルチオ)
エタン 4)ビス(2−メタクリロイルオキシエチル)スルフィ
ド 5)1,2−ビス(メタクリロイルオキシエチルチオエ
チルチオ)エタン 等を挙げることができる。これらのジメタクリレート誘
導体は、単独で又は2種類以上を混合して用いることが
できる。
【0028】本発明においては、(A)、(B)および
(C)成分を含むことが重要である。(C)成分を除い
た2成分、すなわち(A)成分と(B)成分の2成分だ
けの組成物を重合した場合には、得られる重合体はアッ
ベ数が低く、レンズへの使用は不適である。さらにフォ
トクロミックレンズとした場合、フォトクロミック特性
の耐久性が低い。また(A)成分と(C)成分だけを重
合した場合、十分な耐熱性が得られない。さらに、
(B)成分と(C)成分だけでは、十分な高屈折率を得
ようとすると比重が高くなり、低比重を得ようとすると
十分な屈折率が得られない。
【0029】本発明において、前記した(A)、(B)
および(C)成分の配合量は、全配合量を100重量部
とした場合、(A)成分が2〜50重量部、(B)成分
が5〜90重量部および(C)成分が5〜90重量部の
範囲であることが好ましく、より好適には(A)成分が
5〜30重量部、(B)成分が30〜70重量部および
(C)成分が10〜70重量部の範囲である。
【0030】(A)成分、(B)成分および(C)成分
の配合量の範囲が、前記した範囲内であることが、得ら
れる重合体のアッベ数、耐熱性、耐光性等の諸物性の向
上の点から好ましい。具体的には、(A)成分が2〜5
0重量部であることが、得られる重合体の高アッベ数化
の点及び、より高屈折率且つ低比重である重合体を得る
ことができる点で好ましい。また(B)成分が5〜90
重量部であることが、得られる重合体のより比重を低く
し、より耐熱性を向上させる点で好ましい。さらに
(C)成分が5〜90重量部であることが、高屈折率化
及び高アッベ数化の点で好ましい。
【0031】本発明において、前記重合性組成物を重合
する際に、重合の容易さ、重合性組成物の粘度の調節、
屈折率の調節、或いはその他の物性の調整のために、前
記重合性組成物とラジカル重合可能なその他の単量体を
混合して共重合することも可能である。共重合可能な単
量体を例示すると、次の通りである。エチレングリコー
ルジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレ
ート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テト
ラエチレングリコールジメタクリレート、プロピレング
リコールジメタクリレート、トリプロピレングリコール
ジメタクリレート、テトラプロピレングリコールジメタ
クリレート、エチレングリコールビスグリシジルメタク
リレート、ビスフェノールAジメタクリレート、2,2
−ビス(4−メタクリロイルオキシエトキシフェニル)
プロパン等の多価アクリル酸およびメタクリル酸エステ
ル化合物;ジアリルフタレート、ジアリルテレフタレー
ト、ジアリルイソフタレート、酒石酸ジアリル、エポキ
シコハク酸ジアリル、ジアリルフマレート、クロレンド
酸ジアリル、ヘキサフタル酸ジアリル、ジアリルカーボ
ネート、アリルジグリコールカーボネート、トリメチロ
ールプロパントリアリルカーボネート等の多価アリル化
合物;1,2−ビス(メタクリロイルチオメチル)ベン
ゼン、エタンジチオールチオメタクリレート、ベンゼン
ジチオールジチオメタクリレート、キシリレンジチオー
ルジチオメタクリレート等の多価チオアクリル酸および
チオメタクリル酸エステル;グリシジルアクリレート、
グリシジルメタクリレート、βーメチルグリシジルメタ
クリレート、ビスフェノールA−モノグリシジルエーテ
ル−メタクリレート、4−グリシジルオキシメタクリレ
ート、3−(グリシジル−2−オキシエトシキ)−2−
ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−(グリシジル
オキシ−1−イソプロピルオキシ)−2−ヒドキシプロ
ピルアクリレート等のエポキシ基を有するアクリル酸お
よびメタクリル酸エステル化合物;ジビニルベンゼン等
のラジカル重合性多官能単量体の重合体を挙げることが
できる。
【0032】また、アクリル酸、メタクリル酸、無水マ
レイン酸等の不飽和カルボン酸;アクリル酸メチル、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル
酸フェニル、2−ヒドロキシエチルメタクリレート等の
アクリル酸およびメタクリル酸エステル化合物;フマル
酸ジエチル、フマル酸ジフェニル等のフマル酸エステル
化合物;メチルチオアクリレート、ベンジルチオアクリ
レート、ベンジルチオメタクリレート等のチオアクリル
酸およびチオメタクリル酸エステル化合物;スチレン、
クロロスチレン、メチルスチレン、ビニルナフタレン、
α−メチルスチレン、α−メチルスチレンダイマー、ブ
ロモスチレン等のビニル化合物が挙げられる。
【0033】さらには、エタンジチオール、プロパント
リオール、ヘキサンジチオール、ペンタエリスリトール
テトラキスチオグリコレート、キシレンジイソシアネー
ト、p−フェニレンジイソシアネート等の多価イソシア
ネート化合物とエチレングリコール、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトール、ビスフェノールA等の
多価アルコール化合物または前記した多価チオール化合
物との付加重合体が挙げられる。これらの原料モノマー
は1種または2種以上混合して使用できる。
【0034】これらの他の共重合体の配合量は目的応じ
て選択すればよいが、前記した重合性組成物100重量
部に対して、5〜30重量部の範囲で用いることが好ま
しい。
【0035】本発明の重合性組成物の重合方法は特に限
定的でなく、公知の注型重合方法を採用できる。重合開
始手段は、種々の過酸化物やアゾ化合物などのラジカル
重合開始剤の使用、または紫外線、α線、β線、γ線等
の照射あるいは両者の併用によって行うことができる。
代表的な重合方法を例示すると、エラストマーガスケッ
トまたはスペーサーで保持されているモールド間に、ラ
ジカル重合開始剤を含む前記の重合性組成物を注入し、
空気炉で硬化させた後、取り出す注型重合が採用され
る。
【0036】ラジカル重合開始剤としては、特に限定さ
れず、公知のものが使用できるが、代表的なものを例示
すると、ベンゾイルパーオキサイド、p−クロロベンゾ
イルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド等のジ
アシルパーオキサイド;t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシジカーボネ
ート、クミルパーオキシネオデカネート、t−ブチルパ
ーオキシベンゾエート等のパーオキシエステル;ジイソ
プロピルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘ
キシルパーオキシジカーボネート、ジ−sec−ブチル
オキシカーボネート等のパーカーボネート類;2,2’
−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス
(4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス
(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス
(シクロヘキサン−1−カーボニトリル)等のアゾ化合
物である。該ラジカル重合開始剤の使用量は、重合条件
や開始剤の種類、前記の重合性組成物の種類や組成によ
って異なり、一概に限定できないが、一般には、全単量
体100重量部に対して0.01〜10重量部の範囲で
用いるのが好適である。
【0037】重合条件のうち、特に温度は得られる樹脂
の性状に影響を与える。この温度条件は、開始剤の種類
と量や単量体の種類に影響を受けるので、一概には限定
できないが、一般的に比較的低温で重合を開始し、ゆっ
くりと温度を上げていき、重合終了時に高温下に硬化さ
せるいわゆるテーパ型の2段重合を行うのが好適であ
る。
【0038】重合時間も温度と同様に各種の要因によっ
て異なるので、予めこれらの条件に応じた最適の時間を
決定するのが好適であるが、一般に2〜40時間で重合
が完了するように条件を選ぶのが好ましい。
【0039】また紫外線を用いた公知の光重合によって
も同様に注型重合が実施できる。この際には、光重合開
始剤としてベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベ
ンゾインブチルエーテル、ベンゾフェノール、アエトフ
ェノン4,4’−ジクロロベンゾフェノン、ジエトキシ
アセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フ
ェニルプロパン−1−オン、ベンジルメチルケタール、
1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−
2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン、2−イソプロピルチオオキサ
ントン等が挙げられる。これら光重合開始剤は、全単量
体100重量部に対して0.001〜5重量部の範囲で
用いるのが一般的である。
【0040】勿論、前記重合に際し、離型剤、紫外線吸
収剤、紫外線安定剤、酸化防止剤、着色防止剤、帯電防
止剤、蛍光染料、染料、顔料、フォトクロミック化合
物、香料等の添加剤は必要に応じて選択して使用するこ
とができる。
【0041】その中で、フォトクロミック化合物として
は、フォトクロミック作用を示す化合物を何ら制限なく
採用することができる。一般的には、クロメン化合物、
スピロオキサジン化合物、フルギドまたはフルギミド化
合物が好適に使用される。
【0042】また上記の方法で得られる樹脂は、その用
途に応じて以下のような処理を施すこともできる。即
ち、分散染料などの染料を用いる染色、シランカップリ
ング剤やケイ素、ジルコニウム、アンチモン、アルミニ
ウム等の酸化物のゾルを主成分とするハードコート剤
や、有機高分子体を主成分とするハードコート剤による
ハードコーティング処理や、SiO2、TiO2、ZrO
2等の金属酸化物の薄膜の蒸着や有機高分子体の薄膜の
塗布等による反射防止処理、帯電防止処理等の加工及び
2次処理を施すことも可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明の重合性組成物は、高屈折率で、
比較的低比重で、アッベ数が高く、耐光性、耐熱性も良
い。即ち、本発明の重合性組成物は、屈折率1.58以
上と高屈折率で、比重1.4g/cm3以下、アッベ数
33以上であり、尚かつ耐光性、耐熱性に優れている。
特に、フォトクロミック材として使用した場合、劣化時
の着色がきわめて低く、劣化後においても発色色調に変
化がなく、フォトクロミック性の耐久性が優れた樹脂を
与える重合性組成物として有用である。
【0044】このため、本発明の重合性組成物あるいは
該重合性組成物と不飽和単量体との共重合体は有機ガラ
ス、特に光学材料として有用であり、例えば、眼鏡レン
ズ、光学機器レンズ等の光学レンズとして最適であり、
また、プリズム、光ディスク基盤、光ファイバー等の用
途に好適に使用できる。
【0045】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するために、実
施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。実施例中の「部」は「重量部」
である。以下に実施例及び比較例で使用する化合物の略
号について説明する。
【0046】1)ラジカル重合性単量体 ・(A)成分 1NzMA:(1−ナフチルメチル)メタクリレート
【0047】
【化12】
【0048】2NzMA:(2−ナフチルメチル)メタ
クリレート
【0049】
【化13】
【0050】・(B)成分 TB:2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシエトキ
シ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン
【0051】
【化14】
【0052】TBhalf:2,2−ビス(4−エチレ
ングリコール−3,5−ジブロモフェニル)プロパン−
メタクリレート
【0053】
【化15】
【0054】TBP:2,2−ビス(4−メタクリロイ
ルオキシプロポキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロ
パン
【0055】
【化16】
【0056】TB2.6:2,2−ビス(4−メタクリ
ロイルオキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)プ
ロパン
【0057】
【化17】
【0058】・(C)成分 3S4G:ビス(2−メタクリロイルオキシエチルチオ
エチル)スルフィド
【0059】
【化18】
【0060】2S4G:1,2−ビス(メタクリロイル
オキシエチルチオ)エタン
【0061】
【化19】
【0062】・その他のラジカル重合性単量体 3BrMA:2、4、6−トリブロモフェニルオキシエ
トキシメタクリレート St:スチレン GMA:グリシジルメタクリレート α−MS:α−メチルスチレン α−MSD:α−メチルスチレンダイマー 4G:テトラエチレングリコールジメタクリレート 3G:トリエチレングリコールジメタクリレート 2)重合開始剤 パーブチルND:t−ブチルパーオキシネオデカネート
(商品名:パーブチルND、日本油脂(株)社製) パーオクタO:1,1,3,3−テトラメチルブチルパ
ーオキシ−2−エチルヘキサネート(商品名:パーオク
タO、日本油脂(株)社製) 3)フォトクロミック化合物 ・フルギミド化合物 フルギド(1):N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ
−2−フェニル−4−メチルスピロ(5,6−ベンゾ
〔b〕チオフェンジカルボキシイミド−7,2−トリシ
クロ〔3.3.1.1〕デカン) フルギド(2):N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ
−2−(p−メトキシフェニル)−4−メチルスピロ
(5,6−ベンゾ〔b〕チオフェンジカルボキシイミド
−7,2−トリシクロ〔3.3.1.1〕デカン) ・スピロオキサジン化合物 スピロオキサジン(1):6’−フルオロ−1’,5’
−ジメチル−6”−モルホリノジスピロ(シクロヘキサ
ン−1,3’−(3H)インドール−2’−(1’
H),3”−(3H)ナフト(3,2−a)(1,4)
オキサジン) ・クロメン化合物 クロメン(1):スピロ〔ビシクロ〔3.3.1〕ノナ
ン−9,2’−〔2H〕ベンゾ〔h〕クロメン〕 クロメン(2):7’−メトキシ−スピロ〔ビシクロ
〔3.3.1〕ノナン−9,2’−〔2H〕ベンゾ
〔h〕クロメン〕 なお、実施例において得られた重合性組成物を用いた重
合体は、下記の試験法によって諸物性を測定した。
【0063】(1)屈折率及びアッベ数 アタゴ(株)製アッベ屈折計を用いて、20℃における
屈折率(nD20)及びアッベ数を測定した。接触液には
ブロモナフタリンまたはヨウ化メチレンを使用した。
【0064】(2)比重 ミラージュ貿易(株)製電子比重計(ED−120T
型)を用いて測定した。
【0065】(3)耐光性 スガ試験機(株)製ロングライフキセノンフェードメー
ター(FAC−25AX−HC型)中に試料を設置し、
100時間キセノン光を露光した後、スガ試験機(株)
製色差計(SM−4型)で試料のYIを測定し、初期の
YIに対する増加分△YIで示した。
【0066】(4)耐熱性 成型した樹脂をフレームにはめ込み、120℃に加熱し
た後、枠ずれのないものを○、枠ずれのあるものを×で
評価した。
【0067】(5)フォトクロミック性の評価 得られた重合体(厚み2mm)に、浜松ホトニクス製の
キセノンランプL−2480(300W)SHL−10
0をエアロマスフィルター(コーニング社製)を介して
20℃±1℃、重合体表面でのビーム強度365nm=
2.4mW/cm2,245nm=24μW/cm2で1
20秒間照射して発色させ、フォトクロミック特性を測
定した。フォトクロミック特性は次のようなもので表し
た。
【0068】初期の発色色調の観察 得られた重合体を太陽光で発色させ、その発色色調を観
察した。
【0069】560nmでの吸光度:(株)大塚電子
工業製の分光光度計(瞬間マルチチャンネルフォトディ
テクターMCPD1000)によりこの重合体の560
nmの吸光度を求めた。
【0070】 発色濃度(−)=ε(120)−ε(0) ・ε(120):上記条件下でキセノン照射120秒後
の重合体の560nmの吸光度。
【0071】・ε(0):560nmでのキセノン未照
射状態の重合体の吸光度。
【0072】更に、得られた重合体に太陽光を30分照
射し発色させた後、蛍光灯下で1時間退色させるといっ
たサイクルを1日に3回、10日間繰り返す劣化促進実
験を行い、劣化前後のフォトクロミック性を評価した。
【0073】劣化前後のフォトクロミック性の評価方法
としては、前述の発色濃度の評価を劣化の前後で行い、
初期の発色濃度(T0)および促進実験10日後の発色
濃度(T30)を測定し、耐久性を下記のように表し
た。
【0074】 耐久性(%)=(T0/T30)×100 さらに、劣化前後での発色前の着色度を、スガ試験機製
の色差計(SM−4)で色差を測定し、劣化前の着色度
をYI(0)、劣化後の着色度をYI(10)で、そし
て劣化に伴う着色変化を△YIで表した。
【0075】 着色変化度(△YI)=YI(10)−YI(0) 劣化後の発色色調の観察 再度、劣化させた重合体を太陽光で発色させ、その発色
色調を観察した。
【0076】実施例1 (A)成分として1NzMA20重量部、(B)成分と
してTB40重量部、TBhalf5重量部、(C)成
分として3S4G35重量部、ラジカル重合開始剤とし
て、パーオクタO0.4重量部及びパーブチルND0.
5重量部を添加してよく混合した。この混合液をガラス
板とエチレン−酢酸ビニル共重合体とからなるガスケッ
トで構成された鋳型の中に注入し、注型重合を行った。
重合は空気炉を用い、30℃から90℃まで17時間か
けて徐々に温度を上げていき、90℃で5時間保持し
た。重合終了後、鋳型を空気炉から取り出し、放冷後、
重合体を鋳型のガラスから取り出した。
【0077】得られた重合体は無色透明であり、屈折率
1.599、アッベ数38、比重1.37であり、耐光
性、耐熱性は○であった。結果を表1に示した。
【0078】実施例2〜17 実施例1において、(A)、(B)および(C)成分を
表1に示したような組成比にあるいはその各成分を表1
に示すようなラジカル重合性単量体とその組成比に代え
た以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示し
た。
【0079】比較例1〜7 実施例1において、(A)、(B)および(C)成分を
表1に示したような組成比に、あるいは実施例1におい
て、(A)成分として1−ナフチルメタクリレートまた
は3BrMAを、(C)成分としてStを用い、各組成
比を表1に示すような組成比にした以外は実施例1と同
様に行った。結果を表1に示した。
【0080】
【表1】
【0081】
【表2】
【0082】
【表3】
【0083】表1より、(C)成分を含まない場合、得
られる重合体のアッベ数が低くなり、(B)成分を含ま
ない場合、得られる重合体は耐熱性に劣り、(A)成分
を含まない場合、得られる重合体の比重が高くなってし
まうことが分かる。
【0084】また、本発明の重合性組成物は、屈折率
1.58以上、アッベ数33以上、比重1.4g/cm
3以下、耐光性0.8以下、耐熱性○であり、その何れ
もが良好であることが分かる。
【0085】実施例18〜20 表2に示したような配合比の重合性組成物100重量部
に対して、ラジカル重合開始剤として、パーオクタO
0.1重量部、パーブチルND0.8重量部、そしてフ
ォトクロ化合物として、フルギド(1)0.05重量
部、フルギド(2)0.01重量部、スピロオキサジン
(1)0.06重量部、クロメン(1)0.05重量部
を添加してよく混合した。その後は実施例1と同様にし
た。得られた重合体の物性及びそのフォトクロミック性
を、前記した方法で評価した。結果を表2に示した。
【0086】実施例21〜23 実施例18において、フォトクロミック化合物をフルギ
ド(1)0.06重量部、スピロオキサジン(1)0.
06重量部、クロメン(1)0.04重量部、クロメン
(2)0.08重量部に代えた以外は実施例18と同様
に行った。結果を表2に示した。
【0087】比較例8 実施例18において、重合性組成物を4G60部、3G
25部、GMA10部、α−MS8重量部、α−MSD
1重量部に代え、ラジカル重合開始剤をパーブチルND
1重量部に代えた以外は実施例18と同様に行った。結
果を表2に示した。
【0088】比較例9 比較例8において、フォトクロミック化合物をフルギド
(1)0.06重量部、スピロオキサジン(1)0.0
6重量部、クロメン(1)0.04重量部、クロメン
(2)0.08重量部に代えた以外は比較例8と同様に
行った。結果を表2に示した。
【0089】比較例10 実施例18において、重合組成物をTB60部、St4
0部に代え、ラジカル重合開始剤をパーブチルND1重
量部に代えた以外は実施例18と同様に行った。結果を
表2に示した。
【0090】
【表4】
【0091】
【表5】
【0092】表2より、本発明の重合性組成物は、得ら
れる重合体の物性のみならず、フォトクロミック化合物
を加えてフォトクロミック材として使用した場合には、
着色変化度(△YI)が小さく、劣化時の着色がきわめ
て低いこと、劣化後の発色色調にも変化がなく、フォト
クロミック性の耐久性に優れていることが分かる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 299/00 C08F 299/00 Fターム(参考) 4J027 AC03 AC04 AC06 AC09 AG12 AG13 AG15 AG23 AG27 AG32 AG34 AH03 AJ02 AJ08 AJ09 BA02 BA03 BA04 BA05 BA06 BA07 BA08 BA09 BA17 BA18 BA19 BA20 BA22 BA26 CB03 CB09 CB10 CC02 CC05 CC08 CD03 CD04 CD05 4J100 AL08P AL08Q AL66Q AL66R BA02Q BA03Q BA04P BA08Q BA50R BA51R BB03P BB03Q BC45Q BC49P CA05 DA15 DA22 DA61 DA62 DA63 JA33 JA35 JA36

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1は水素原子またはメチル基であり、R2、R
    3は、それぞれ同一または異なる臭素原子、アルキル基
    またはアルコキシ基であり、mは置換基R2の個数を示
    し0〜3の整数であり、nは置換基R3の個数を示し0
    〜2の整数であり、mが2以上の整数のときはR2は異
    なる原子または基であってよく、またnが2のときはR
    3は異なる原子または基であってよい。)で示される
    (メタ)アクリレート誘導体、(B)下記一般式(2) 【化2】 (式中、R4は水素原子又はメチル基であり、pおよび
    qはそれぞれ1〜4の整数である。)で示されるジメタ
    クリレート誘導体、および(C)下記一般式(3) 【化3】 (式中、R5、R6はそれぞれ同一または異なる水素原子
    またはメチル基であり、kは1〜10の整数である。)
    で示されるジメタクリレート誘導体を含んでなる重合性
    組成物。
  2. 【請求項2】 (A)下記一般式(1) 【化4】 (式中、R1は水素原子またはメチル基であり、R2、R
    3は、それぞれ同一または異なる臭素原子、アルキル基
    またはアルコキシ基であり、mは置換基R2の個数を示
    し0〜3の整数であり、nは置換基R3の個数を示し0
    〜2の整数であり、mが2以上の整数のときはR2は異
    なる原子または基であってよく、またnが2のときはR
    3は異なる原子または基であってよい。)で示される
    (メタ)アクリレート誘導体、(B)(b−1)下記一
    般式(2) 【化5】 (式中、R4は水素原子又はメチル基であり、pおよび
    qはそれぞれ1〜4の整数である。)で示されるジメタ
    クリレート誘導体、(b−2)下記一般式(4) 【化6】 (式中、R4は水素原子又はメチル基であり、pおよび
    qはそれぞれ1〜4の整数である。)で示されるモノメ
    タクリレート誘導体、および(C)下記一般式(3) 【化7】 (式中、R5、R6はそれぞれ同一または異なる水素原子
    またはメチル基であり、kは1〜10の整数である。)
    で示されるジメタクリレート誘導体を含んでなる重合性
    組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の重合性組成物を
    硬化させてなる光学材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101141094B1 (ko) 2003-11-07 2012-05-03 도아고세이가부시키가이샤 활성 에너지선 경화형 광학 재료용 조성물

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