JP2002104767A - 吊りフックを有するバケットリンク - Google Patents

吊りフックを有するバケットリンク

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JP2002104767A JP2000297037A JP2000297037A JP2002104767A JP 2002104767 A JP2002104767 A JP 2002104767A JP 2000297037 A JP2000297037 A JP 2000297037A JP 2000297037 A JP2000297037 A JP 2000297037A JP 2002104767 A JP2002104767 A JP 2002104767A
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    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
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    • E02F3/30Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets with a dipper-arm pivoted on a cantilever beam, i.e. boom
    • E02F3/32Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets with a dipper-arm pivoted on a cantilever beam, i.e. boom working downwardly and towards the machine, e.g. with backhoes
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    • E02F3/42Drives for dippers, buckets, dipper-arms or bucket-arms

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Abstract

(57)【要約】 【課題】掘削運搬やクレーン作業の安全性を図り、簡単
で且つ軽量な構造で強度を確保して耐久性を向上すると
共に、吊りフックを容易に着脱操作することを可能に
し、格納位置に確実に固定することを可能にした吊りフ
ックを有するバケットリンクを提供する。 【解決手段】バケットリンク(10)は左右一対の側部(17,
17) と吊りフック収容空間(19)を画成する一枚の底部(1
8)とを有している。側部(17)はシリンダ側の第1ボス(2
0)の側からバケット側の第2ボス(21)の側に向けて末拡
がり状に延在され、底部(18)はシリンダ側の第1ボス(2
0)の周縁中間からバケット側の第2ボス(21)の周縁下端
に向けて略水平に延在され、更に、シリンダ側の第1切
欠き(32)の開口周辺部とバケット側の第2切欠き(33)の
開口周辺部とを補強する補強板(34,35) が前記底部(18)
に突設されているため、側部(17)の間に一枚の底部(18)
を配する簡略化した構造で、引張応力、圧縮応力に対す
る強度を確保することができると共に、捩じり応力に対
する強度などをも高めることができ、しかも軽量で且つ
高品質のバケットリンク(10)が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は吊りフックを有するバケ
ットリンクに係わり、特に、掘削運搬やクレーン作業の
安全性を図り、耐久性を向上すると共に、吊りフックの
着脱操作を容易に行うことを可能にし、且つ吊りフック
の脱落を防止することを可能にした吊りフックを有する
バケットリンクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、土砂の掘削作業や運搬作業等
の他に、クレーン作業を可能にした油圧ショベルがあ
る。このクレーン機能を有する油圧ショベルの一例が、
例えば特開2000−95475号公報、同2000−
95476号公報に開示されている。各公報に開示され
た油圧ショベルは走行体と、同走行体上に垂直軸線回り
に旋回自在に装着された旋回体と、同旋回体に装着され
た作業機とを備えている。
【0003】この作業機は前記旋回体に取り付けられた
ブームシリンダにより上下方向に起伏させるブームと、
同ブームに取り付けられたアームシリンダにより前記ブ
ームの先端を支点として上下方向に揺動させるアーム
と、同アームに取り付けられたバケットシリンダにより
左右一対の2節バケットリンクを介して前記アームの先
端を支点として上下方向に揺動させるバケットと、前記
バケットリンクのバケット取付用連結ピンを介してバケ
ット掬い面とは反対側に揺動自在に固定され、吊り荷を
吊り上げ・吊り下げる吊りフックとを有している。
【0004】この従来の油圧ショベルは、吊りフックの
未使用時には、前記バケットリンクの二股部の内側に設
けられた固定ピンに吊りフックのフック部を引っ掛けて
係止させ、吊りフックをバケットリンクの二股部内に格
納する。同バケットリンクは左右一対の側部(リンク
板)と、その幅方向両端側に溶接により固着された上下
一対の閉鎖板とを有する箱型構造とされており、その内
部にフック格納空間を形成している。
【0005】前記上側閉鎖板には前記フック格納空間に
開口する細長い開口部が形成されている。前記側部及び
閉鎖板の長手方向一端側には所定の間隔をおいて左右一
対のバケットシリンダ取付用ボスが溶接により固着され
ると共に、その他端側は同じく左右一対のバケット取付
用ボスが溶接にて固着されている。この側部及び閉鎖板
により構成される4つの内壁面には前記バケット取付用
ボスの近傍に配された補強板が溶接により固着されてい
る。
【0006】この従来の箱型バケットリンクでは、各バ
ケット取付用ボスの間は、連結ピンを介して、吊りフッ
クを溶接により固着したフック取付用ボスが回動自在に
支持されている。各バケットシリンダ取付用ボスの間に
は連結ピンを介してバケットシリンダのロッド端が揺動
自在に固定されている。開口部を有する上側の前記閉鎖
板とは反対側の下側閉鎖板の内壁面には、吊りフックの
フック部を引っ掛け係止する固定ピンを支持する一対の
ピン支持板が突設され、溶接により固着されている。
【0007】吊りフックの未使用時には、吊りフックの
フック部を各ピン支持板の間に配したのち、固定ピンを
一方の前記側部のピン孔に挿入し、同固定ピンの先端部
を各ピン支持板のピン孔に挿入した状態で、前記ピン支
持板から突出した固定ピン先端部の径方向に形成された
小孔にベータピンを抜差し自在に固定し、前記吊りフッ
クが前記フック格納空間に出入れ自在に格納される。吊
りフックを使用するときには、上記操作と逆の操作を行
って吊りフックを格納位置から作業位置に移動させたの
ち、各ピン支持板の間に前記固定ピンを抜け止め状態に
保持する。
【0008】また、上記特開2000−95476号公
報によると、上記フック取付用ボスは両端部よりも縮径
した縮径部を有する段付き円筒体から構成されており、
前記縮径部に吊りフックを取り付けている。これによ
り、前記縮径部を設けた分だけフック格納空間を拡張す
ることができるとしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】通常、バケットリンク
は、土砂掘削時における地盤面からの衝撃や吊り荷重等
により引張り、圧縮、捩じり等の応力を受けるため、そ
れらの応力に耐え得る強度を確保している。前述の各公
報に開示されたバケットリンクは、前記左右一対の側部
と上下一対の閉鎖板とからなる箱型構造を溶接により固
着すると共に、前記側部及び前記閉鎖板の内壁面に前記
シリンダ側ボスの近傍に配された補強板を溶接により固
着しているが、その構造上、前記バケットシリンダ取付
用及びバケット取付用の各ボスの周縁の溶接は難しい。
【0010】特に、前記補強板とバケットシリンダ取付
用ボスとにより閉鎖される内部は溶接トーチが入らない
ため、溶接は極めて難しく、溶接作業が繁雑になりやす
い。しかも、溶接作業後の検査においても、前記補強板
とバケットシリンダ取付用ボスとの間の内部などを目視
することは不可能であり、前記ボスと前記補強板と前記
底部となどが確実に固着しているか否かを確定すること
ができず、製品ごとにばらつきが生じやすく不良品の発
生も少なくない。
【0011】上述したごとくバケット取付用ボスの間は
吊りフックを回動自在に支持し、各バケットシリンダ取
付用ボスの間はバケットシリンダのロッド端を揺動自在
に支持しているため、前記底部のバケット側及びバケッ
トシリンダ側の端部にはフック取付用ボスの回動及びシ
リンダロッド端の回動を許容する切欠きがそれぞれ形成
されている。その結果、上下一対の前記被覆板と前記ボ
スとの間の接合部分は少なくなり、捩じり荷重等により
破損等を生じやすく、十分な耐久性を期待することはで
きない。前記被覆板とボスとの間の接合部分の領域は小
さく、溶接可能領域が少なくなるため、同被覆板とボス
との間の固着力を充分に確保することは容易ではない。
【0012】また、従来のバケットリンクは、一対のピ
ン支持板から突出した固定ピンの径方向に形成された小
孔にベータピンを抜差し自在に固定することにより、前
記吊りフックをフック格納空間に出入れ自在に格納して
いる。しかしながら、吊り荷重の大きい吊りフックを使
用した場合には、前記固定ピンが大型化することとあい
まって、必然的に前記ベータピンも大きくなる。しか
も、前記固定ピンの軸方向の移動を阻止してがたつきを
防止するには、固定ピンを前記ピン支持板にできるだけ
密接する必要があり、ベータピンの弾力に抗して抜差し
することは容易ではない。
【0013】本発明は、かかる従来の課題を解消すべく
なされたものであり、その具体的な目的は、掘削運搬や
クレーン作業の安全性を図り、簡単で且つ軽量な構造で
強度を確保して耐久性を向上すると共に、吊りフックを
容易に着脱操作することを可能にし、格納位置に確実に
固定することを可能にした吊りフックを有するバケット
リンクを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本件請求項
1に係る発明は、バケットシリンダを介してアームの先
端に取り付けられたバケットを垂直方向に揺動させるフ
ロントリンクとリヤリンクとからなるバケットリンクで
あって、一端がバケットシリンダに回動自在に支持さ
れ、他端がバケットの一端に回動自在に支持されたフロ
ントリンクを有しており、同フロントリンクは、第1の
連結ピンを介して前記バケットシリンダに回動自在に取
り付けられると共に、第2の連結ピンを介して前記バケ
ットに回動自在に取り付けられる左右一対の側部と、一
対の前記側部の間に配され、吊りフック収容空間を画成
する底部と、基端が前記第2連結ピンに回動自在に支持
され、前記吊りフック収容空間に格納自在に取り付けら
れる吊りフックとを備えてなり、一対の前記側部は、前
記第1連結ピンの側から前記第2連結ピンの側に向けて
末拡がり状に延設されてなることを特徴とする吊りフッ
クを有するバケットリンクにある。
【0015】本件請求項1に係る発明は、従来のごとく
左右一対の側部をバケット側連結部分とバケットシリン
ダ側連結部分との間に平行に配することなく、左右一対
の側部をバケットシリンダ側からバケット側に向けて末
拡がり状に延在させている。
【0016】従来のごとき左右一対の側部と上下一対の
底部(閉鎖板)とからなる箱型をなすフロントリンク構
造と比較すると、前記側部のバケット側連結部分を前記
バケットシリンダ側連結部分よりも幅広に配することに
より、左右一対の側部の間に一枚の底部を配する簡略化
した構造で、引張応力や圧縮応力に対する強度を十分に
確保すると共に、捩じり応力に対する強度をも向上させ
ることができ、しかも軽量で且つ高品質のバケットリン
クが得られる。
【0017】左右一対の側部をバケットシリンダ側から
バケット側に向けて末拡がり状に延在させているため、
前記側部とバケット側連結部分との間の溶接可能領域を
拡張することができると共に、前記バケット側連結部分
に対する強度を高めることができる。
【0018】請求項2に係る発明は、バケットシリンダ
を介してアームの先端に取り付けられたバケットを垂直
方向に揺動させるフロントリンクとリヤリンクとからな
るバケットリンクであって、一端がバケットシリンダに
回動自在に支持され、他端がバケットの一端に回動自在
に支持されたフロントリンクを有しており、同フロント
リンクは、第1の連結ピンを介して前記バケットシリン
ダに回動自在に取り付けられると共に、第2の連結ピン
を介して前記バケットに回動自在に取り付けられる左右
一対の側部と、一対の前記側部の間に配され、吊りフッ
ク収容空間を画成する底部と、基端が前記第2連結ピン
に回動自在に支持され、前記吊りフック収容空間に格納
自在に取り付けられる吊りフックとを備えてなり、前記
底部は、前記第1連結ピンの周縁中間部から前記側部の
長手方向の中間部に向けて漸次下傾斜すると共に、同中
間部から前記第2連結ピンの周縁下端に向けてほぼ水平
に延在されてなることを特徴とする吊りフックを有する
バケットリンクにある。
【0019】請求項2に係る発明は、バケットシリンダ
側の前記第1連結ピンの周縁中間部から前記側部の長手
方向の中間部に向けて漸次下傾斜すると共に、同中間部
からバケット側の前記第2連結ピンの周縁下端に向けて
ほぼ水平に延在する曲げ板を前記底部として使用してい
るため、前記バケット側に回動自在に取り付けられる吊
りフックの吊りフック収容空間を確保しつつ、強度を高
めることができる。
【0020】従来のごとき箱型のフロントリンク構造と
較べると、上述のごとき一枚の曲げ板を左右一対の側部
に連結すれば、引張力、圧縮力、捩じり力に対する変形
を排除して充分な強度を得ることができるため、上記請
求項1記載の発明と同様に簡単な構造であり、且つ軽量
化された構造で、高品質の製品が得られる。
【0021】また、前記底部の表裏面側は外部に露呈し
ているため、例えば溶接トーチを他の部材等に干渉する
ことなく自由に操作することができ、溶接を正確に且つ
迅速に行うことができる。溶接作業後の検査において
も、確実に固着しているか否かを確定することができ、
製品ごとにばらつきが生じることなく高品質の製品が得
られる。
【0022】請求項3に係る発明は、バケットシリンダ
を介してアームの先端に取り付けられたバケットを垂直
方向に揺動させるフロントリンクとリヤリンクとからな
るバケットリンクであって、一端がバケットシリンダに
回動自在に支持され、他端がバケットの一端に回動自在
に支持されたフロントリンクを有しており、同フロント
リンクは、第1の連結ピンを介して前記バケットシリン
ダに回動自在に取り付けられると共に、第2の連結ピン
を介して前記バケットに回動自在に取り付けられる左右
一対の側部と、一対の前記側部の間に配され、吊りフッ
ク収容空間を画成する底部と、基端が前記第2連結ピン
に回動自在に支持され、前記吊りフック収容空間に格納
自在に取り付けられる吊りフックとを備えてなり、前記
底部は、前記第1連結ピンに回動自在に支持された前記
バケットシリンダのロッド端の回動を許容する第1の切
欠きを有すると共に、前記第2連結ピンに回動自在に支
持された前記吊りフックの回動を許容する第2の切欠き
を有しており、前記第1切欠きと前記第2切欠きとの少
なくとも一方の開口周辺部に、その開口部を補強する補
強板が前記底部に突設されてなることを特徴とする吊り
フックを備えたバケットリンクにある。
【0023】請求項3に係る発明は、前記底部の長手方
向の各端縁部にバケットシリンダのロッド端の回動を許
容する切欠きと前記吊りフックの基端の回動を許容する
切欠きとを必要とする場合でも、前記フロントリンクは
一枚の底部により上下方向を開放しているため、例えば
溶接トーチを他の部材等に干渉することなく所望の部位
に向けて操作でき、前記補強板と前記底部とを容易に且
つ確実に溶接することができる。
【0024】従来のごとき箱型をなすフロントリンク構
造に比して、前記底部と補強板との間の溶接作業を容易
に行うことができると共に、補強板の溶接強度を高める
ことができる。前記切欠きの開口周辺部の強度を充分に
確保することができるため、引張り、圧縮、捩じりの各
応力に対する変形を防止して高品質のバケットリンクが
得られる。
【0025】請求項4に係る発明は、バケットシリンダ
を介してアームの先端に取り付けられたバケットを垂直
方向に揺動させるフロントリンクとリヤリンクとからな
るバケットリンクであって、一端がバケットシリンダに
回動自在に支持され、他端がバケットの一端に回動自在
に支持されたフロントリンクを有しており、同フロント
リンクは、第1の連結ピンを介して前記バケットシリン
ダに回動自在に取り付けられると共に、第2の連結ピン
を介して前記バケットに回動自在に取り付けられる左右
一対の側部と、一対の前記側部の間に配され、吊りフッ
ク収容空間を画成する底部と、基端が前記第2連結ピン
に回動自在に支持され、前記吊りフック収容空間に格納
自在に取り付けられる吊りフックと、一方の前記側部に
挿脱自在に設けられ、前記吊りフックのフック部を固定
する固定ピンと、前記フック部を前記吊りフック収容部
に格納するとき、前記固定ピンを抜差し自在に支持する
一対のブラケットとを備えてなり、前記フック部を固定
するとき、抜き方向とは反対側に付勢した状態で前記固
定ピンが前記ブラケットに固定され、前記フック部を取
り外すとき、抜き方向とは反対側の付勢力が解除される
ピン固定・解除手段を有してなることを特徴とする吊り
フックを備えたバケットリンクにある。
【0026】請求項4に係る発明によれば、前記ピン固
定・解除手段を用いて、前記固定ピンを抜き方向とは反
対側に付勢することにより前記ブラケットに前記吊りフ
ックのフック部を固定し、同フック部を取り外すとき、
抜き方向とは反対側の付勢力を解除して前記ピン固定・
解除手段を取り出し、前記フック部を前記ブラケットの
間から抜き出している。従来のごとく弾力に抗して固定
ピンを抜差す作業に比して前記固定ピンの抜差し作業を
容易に行うことができると共に、前記吊りフックの着脱
作業を簡単に行うことができる。しかも、前記固定ピン
の抜け方向とは反対側の付勢力により前記固定ピンの軸
方向の移動を阻止しているため、がたつくことなく前記
固定ピンを確実に固定できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて具体的に説明する。図1〜図6は
本発明の代表的な実施形態を示している。図1は吊りフ
ックを備えた油圧ショベルの作業機の一例を模式的に示
す外観図であり、図2は同作業機におけるバケットリン
クに吊りフックを収容した状態を一部切欠して示す部分
断面拡大図、図3は図2のA−A線部分断面図、図4は
図2のB−B線断面図であり、図5はバケットリンクの
部分斜視図であり、図6は図3の矢視C方向からみた部
分拡大図である。
【0028】図1において、符号1は図示を省略した油
圧ショベルの作業機を示している。この油圧ショベルは
走行体、同走行体上に垂直軸線回りに旋回自在に装着さ
れた旋回体、同旋回体に設置されるキャブやエンジン等
を備えた機体とを備えており、前記作業機1は機体に取
り付けられている。この作業機1は、機体の略中央から
立ち上がるブーム2と、同ブーム2の自由端に枢支さ
れ、上下方向に揺動するアーム3と、同アーム3の先端
に支持され、上下方向に首振り動作するバケット4とを
備えている。
【0029】ブーム2は旋回体との間に設けられた図示
せぬ一対のブームシリンダにより、その基端を中心とし
て上下方向に起伏動作し、アーム3はブーム2との間に
取り付けられたアームシリンダ5により、前記ブーム2
の先端を支点として上下方向に揺動し、バケット4は左
右一対のバケットリンク10,10を介して前記アーム
3との間に取り付けられたバケットシリンダ6により、
同アーム3の先端を支点として上下方向に揺動する。前
記バケットリンク10は前方側の左右のフロントリンク
11,11と後方側の左右のリヤリンク12,12とか
らなっている。
【0030】バケット4の底部には、所定の間隔をおい
て左右のバケットランドセル4a,4aが設けられてい
る。同バケットランドセル4aの一端は前記アーム3の
先端を介して揺動可能に支持されている。同バケットラ
ンドセル4aの他端は前記フロントリンク11を介して
前記バケットシリンダ6のロッド端6aに揺動可能に支
持されている。前記リヤリンク12の一端は前記ロッド
端6aに揺動可能に支持されており、同リヤリンク12
の他端は前記アーム3の先端部に揺動可能に支持されて
いる。クレーン作業用の吊りフック13の基端は左右の
前記フロントリンク11の間に回動自在に支持されてい
る。前記吊りフック13の未使用時は、前記フロントリ
ンク11の間に格納される。
【0031】以上のごとく構成された油圧ショベルは従
来から広く知られた周知の構造を有しているため、ここ
ではその詳しい説明は省略し、本発明の特徴部をなすバ
ケットリンク10の構造について具体的に説明する。本
発明は、吊りフック13を格納するフロントリンク11
の構造を最も主要な構成とする。
【0032】図2に示すように、前記バケットリンク1
0の一部を構成する後方側のリヤリンク12は、所定の
間隔をおいて互いに平行に配された左右の側部14,1
4を有している。この側部14の長手方向一端側は、第
1の連結ピン15を介して上記バケットシリンダ6のロ
ッド端6aに連結されており、側部14の長手方向他端
側はアーム側の連結ピン16を介して前記アーム3の外
側に連結されている。前記リヤリンク12は前記バケッ
トランドセル4aの設定幅よりも小さい寸法に設定され
ている。
【0033】本実施形態によれば、前方側の前記フロン
トリンク11は左右の側部17と、同側部17の内壁面
に溶接により固着されて吊りフック収容空間19を画成
する一枚の底部18とを有しており、断面が略H字形を
なしている。前記側部17のシリンダ側の一端部には、
前記リヤリンク12の内側に配される円筒状をなす一対
の第1ボス20,20の外側周縁部が溶接により固着さ
れている。前記側部17のバケット側の他端部には、前
記バケットランドセル4aの内側に配される円筒状をな
す一対の第2ボス21,21の外側周縁部が溶接にて固
着されている。
【0034】前記側部17は前記第1ボス20の側から
前記第2ボス21の側に向けて末拡がり状に延在されて
いる。前記第1ボス20の間に上記バケットシリンダ6
のロッド端6aを挿入し、上記第1連結ピン15を介し
て前記側部17の一端側が前記リヤリンク12の間に回
動自在に支持されている。一方の前記第2ボス21の間
に上記吊りフック13の基端を挿入し、前記側部17の
他端側が第2の連結ピン22を介して前記バケットラン
ドセル4aの間に回動自在に固定されている。前記側部
17の長手方向の端部を前記第1及び第2ボス20,2
1の外側に固着して末拡がり状に配しているため捩じり
に対する変形を防止することができる。
【0035】前記吊りフック13は、前記第2連結ピン
22を介して前記第2ボス21の間に回動自在に支持さ
れた円筒状をなすフック用ボス23により、前記側部1
7の長手方向端縁部に固定されている。前記フック用ボ
ス23の外周面には回動方向とは直交する方向に沿って
略三角板状をなす一対のブラケット24,24が平行に
突設されており、各ブラケット24の中央部の間に支持
された支持ピン25を介して吊体26の基端側が左右に
揺動自在に設けられている。同吊体26の先端側はフッ
ク部13aを上下に揺動自在に固定している。同フック
部13aにはワイヤロープ等の外れ止め片13bが設け
られている。前記第1及び第2ボス20,21や前記フ
ック用ボス23の内周面、前記バケットシリンダ6のロ
ッド端6aの内周面にはブッシュ27〜30がそれぞれ
圧入され、各グリスニップル31を介して前記ブッシュ
27〜29の内周面にグリスを供給している。
【0036】図2に示すように、前記底部18は、前記
側部17と同様に前記第1ボス20の側から前記第2ボ
ス21の側に向けて末拡がり状をなしている。前記底部
18は、シリンダ側の前記第1ボス20の周縁中間、前
記側部17の長手方向の下側端、バケット側の前記第2
ボス21の周縁下端を溶接により固着している。この構
成を備えることにより、バケット側の前記底部18の端
縁部と前記第2連結ピン22に挿入されるバケット側の
第2ボス21の周縁下端との間に溶接可能範囲を拡大し
て溶接強度を高めている。
【0037】前記底部18の表裏面側は外部に露呈して
いるため、例えば溶接トーチを他の部材等に干渉するこ
となく自由に操作することができ、溶接作業を正確に且
つ迅速に行うことができる。溶接作業後の検査において
も、確実に固着しているか否かを簡単に確定することが
でき、製品ごとにばらつきが生じることはない。
【0038】更に、図3に示すごとく前記底部18は、
前記第1連結ピン15に挿入されるシリンダ側の第1ボ
ス20の周縁中間から側部17の長手方向中間部に向け
て漸次下傾斜すると共に、側部17の前記中間部からバ
ケット側の第2ボス21の周縁下端に向けて略水平に延
在している。本発明によれば、前記底部18のシリンダ
側端縁部は前記第1ボス20の周縁中央部と周縁下端と
の間に配することが好ましい。上述したように底部18
に曲げ板を効果的に使用しているため、バケット側に回
動自在に取り付けられる吊りフック13の吊りフック収
容空間19を狭めることなく、所望の強度が得られる。
【0039】図2及び図4に示すように、前記底部18
のシリンダ側端部には、バケットシリンダ6のロッド端
6aの回動を許容する略U字状をなす第1切欠き32が
形成されると共に、同底部18のバケット側端部には、
前記第1切欠き32に対向して前記フック用ボス23の
回動を許容する幅方向に長い長円形状をなす第2切欠き
33が形成されている。
【0040】図4及び図5に示すように、シリンダ側の
前記第1切欠き32の開口周辺部とバケット側の前記第
2切欠き33の開口周辺部とには、前記底部18に突設
する略U字状をなすシリンダ側の第1補強板34及び略
三角形をなすバケット側の一対の第2補強板35がそれ
ぞれ配されている。この第1補強板34は前記第1切欠
き32の上下に開口して突設され、図2に示すごとく前
記第1切欠き32の上下側周縁と左右の前記第1ボス2
0の内側周縁とが溶接により固着されている。この構成
を採用すれば、前記第1補強板34は前記底部18の上
下に露呈されるため、特に溶接トーチを前記第1補強板
34の開口内に挿入することができ、同第1補強板34
と第1ボス20との間の内外側の接合部分の溶接作業を
容易に行うことができる。
【0041】図2に示すようにバケット側の前記第2補
強板35は前記第2切欠き33を平行に囲む状態で前記
底部18に突設されており、前記第2ボス21の内側周
縁から前記底部18の略中間に向けて延在されている。
前記第2補強板35は前記第2ボス21の内側周縁と前
記底部18とに溶接により固着されている。図4に示す
ように前記第2補強板35の間の底部18には土砂排出
用の略円形をなす排出孔18aを穿設している。シリン
ダ側の前記第1ボス20の周縁中間から前記側部17の
長手方向の中間部に向けて漸次下傾斜する底部18によ
りシリンダ側の強度を確保すると共に、前記第2補強板
35によりバケット側の強度をも確保している。
【0042】図4に示すように、前記第2補強板35よ
りも幅狭のフック横振れ防止用の一対のブラケット3
6,36が、前記第2補強板35の一部と対向する位置
から前記底部18の略中間にわたって平行に配されてい
る。前記ブラケット36は上記フック部13aを挟む位
置に前記底部18に溶接にて固着されている。前記ブラ
ケット36には吊りフック固定用の固定ピン37が摺動
可能に挿嵌されるピン孔36aが穿設されている。
【0043】図2及び図6に示すように、前記固定ピン
37の基端側は一方の上記側壁17に形成された挿入孔
17aに挿入されると共に、固定ピン37の先端側は各
ブラケット36の間に収容されたフック部13a内に挿
嵌した状態で、各ブラケット36のピン孔36aに挿入
されている。
【0044】図6に示すように、前記固定ピン37の中
間部は径方向に穿設された第1係止孔37aを有すると
共に、その先端部は前記第1係止孔37aの径よりも大
径の第2係止孔37bを有している。前記第1係止孔3
7aには前記固定ピン37の外周面に引っ掛けるピン抜
止め防止用の係止ピン38が係着されている。一方の前
記第2係止孔37bにはピン固定・解除部材39が抜差
し自在に係着されている。
【0045】前記固定ピン37の基端部が前記側部17
の外方に抜き出たとき、前記係止ピン38を前記側部1
7の内壁面に当接した状態で、前記固定ピン37の先端
部は前記側部17の挿入孔17aと、その側部17に対
向して配された一方のブラケット36のピン孔36aと
の間に水平に保持されるようになっている。前記固定ピ
ン37の一部を前記吊りフック収容空間19内に格納し
ておくことができ、同固定ピン37の脱落を未然に防止
することができる。
【0046】前記ピン固定・解除部材39は円柱棒状の
ピン本体39aと、両端が前記ピン本体39aに回転自
在に枢着された弾性リング39bとを有している。同弾
性リング39bの両端を互いに異なる位置にずらすと共
に、リング線を相反する方向に配することにより前記ピ
ン本体39a側に向けて弾力を付与するようになってい
る。固定ピン中間側に嵌着固定される係止ピン38が一
方のブラケット36に当接し、前記弾性リング39bが
他方のブラケット36に弾接することにより、前記固定
ピン37は抜け方向とは反対側に付勢された状態で前記
ブラケット36に係止される。前記固定ピン37の抜け
方向とは反対側の付勢力により固定ピン37の軸方向の
移動を阻止しているため、がたつくことなく固定ピン3
7を確実に固定できる。
【0047】前記吊りフック13によるクレーン作業時
は、前記ピン固定・解除部材39の弾性リング39bを
弾力に抗して前記固定ピン37とは離間する方向に回転
して自然状態に復帰させることにより、前記弾性リング
39bと前記ブラケット36との当接状態を解除する。
次に、前記ピン固定・解除部材39のピン本体39aを
前記固定ピン37から抜き取る。同ピン本体39aを抜
き取ったのち、前記ブラケット36のピン孔36a及び
側部17の挿入孔17aを介して前記固定ピン37を側
部17の外方向に摺動させる。
【0048】前記係止ピン38が前記側部17の内壁面
に当接したとき、前記固定ピン37の先端が吊りフック
13のフック部13aから離脱されると共に、前記固定
ピン37を前記側部17の挿入孔17aと、一方のブラ
ケット36のピン孔36aとの間に水平状態に保持す
る。そして、上記吊りフック収容空間19内に格納され
た吊りフック13を回動させ、外部に露呈させる。
【0049】吊りフック13の未使用時は、上記操作と
は逆の操作を行うことにより、前記吊りフック13を前
記吊りフック収容空間19内に格納し、同吊りフック1
3のフック部13aを前記固定ピン37に引っ掛けて係
止する。こうして、固定ピン37の抜差し作業を容易に
行うことができると共に、前記吊りフック13の着脱作
業を簡単に行うことができる。
【0050】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態における吊りフック13を有するバケットリンク1
0によれば、左右一対の側部17は、シリンダ側の第1
ボス20の側からバケット側の第2ボス21の側に向け
て末拡がり状に延在され、底部18は、シリンダ側の第
1ボス20の周縁中間からバケット側の第2ボス21の
周縁下端に向けて略水平に延在され、更に、シリンダ側
の第1切欠き32の開口周辺部とバケット側の第2切欠
き33の開口周辺部とを補強する補強板34,35が前
記底部18に突設されているため、左右一対の側部1
7,17の間に一枚の底部18を配する簡略化した構造
で、引張応力、圧縮応力に対する強度を確保することが
できると共に、捩じり応力に対する強度などをも高める
ことができる。また、掘削運搬作業やクレーン作業時の
安全性を向上することができ、しかも軽量で且つ高品質
のバケットリンク10が得られる。
【0051】また、前記底部18の長手方向の各端縁部
にシリンダロッド端6aの回動を許容する切欠き32の
開口周辺部と前記吊りフック13のボス23の回動を許
容する切欠き33の開口周辺部とを必要とする場合で
も、前記底部18は上下方向に露呈しているため、補強
板34,35等の溶接作業を容易に行うことができると
共に、溶接強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態である油圧ショベル
の作業機の一例を模式的に示す外観図である。
【図2】同作業機におけるバケットリンクに吊りフック
を収容した状態を一部切欠して示す部分断面拡大図であ
る。
【図3】図2のA−A線部分断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】同バケットリンクの部分斜視図である。
【図6】図3の矢視C方向からみた部分拡大図である。
【符号の説明】
1 作業機 2 ブーム 3 アーム 4 バケット 4a バケットランドセル 5 アームシリンダ 6 バケットシリンダ 6a シリンダロツド端 10 バケットリンク 11 フロントリンク 12 リヤリンク 13 吊りフック 13a フック部 13b 外れ止め片 14,17 側部 15,16, 22 連結ピン 17a 挿入孔 18 底部 18a 排出孔 19 吊りフック収容空間 20,21,23 ボス 24 ブラケット 25 支持ピン 26 吊体 27〜30 ブッシュ 31 グリスニップル 32,33 切欠き 34,35 補強板 36 ブラケット 36a ピン孔 37 固定ピン 37a,37b 係止孔 38 係止ピン 39 ピン固定・解除部材 39a ピン本体 39b 弾性リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永原 拓巳 大阪府枚方市上野3―1―1 株式会社小 松製作所大阪工場内 Fターム(参考) 2D012 FA01 GB05 3F004 EA36 NA01 NA07 PA03 PC01 PC07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケットシリンダを介してアームの先端
    に取り付けられたバケットを垂直方向に揺動させるフロ
    ントリンクとリヤリンクとからなるバケットリンクであ
    って、 一端がバケットシリンダに回動自在に支持され、他端が
    バケットの一端に回動自在に支持されたフロントリンク
    を有しており、 同フロントリンクは、 第1の連結ピンを介して前記バケットシリンダに回動自
    在に取り付けられると共に、第2の連結ピンを介して前
    記バケットに回動自在に取り付けられる左右一対の側部
    と、 一対の前記側部の間に配され、吊りフック収容空間を画
    成する底部と、 基端が前記第2連結ピンに回動自在に支持され、前記吊
    りフック収容空間に格納自在に取り付けられる吊りフッ
    クと、を備えてなり、 一対の前記側部は、前記第1連結ピンの側から前記第2
    連結ピンの側に向けて末拡がり状に延設されてなること
    を特徴とする吊りフックを有するバケットリンク。
  2. 【請求項2】 バケットシリンダを介してアームの先端
    に取り付けられたバケットを垂直方向に揺動させるフロ
    ントリンクとリヤリンクとからなるバケットリンクであ
    って、 一端がバケットシリンダに回動自在に支持され、他端が
    バケットの一端に回動自在に支持されたフロントリンク
    を有しており、 同フロントリンクは、第1の連結ピンを介して前記バケ
    ットシリンダに回動自在に取り付けられると共に、第2
    の連結ピンを介して前記バケットに回動自在に取り付け
    られる左右一対の側部と、 一対の前記側部の間に配され、吊りフック収容空間を画
    成する底部と、 基端が前記第2連結ピンに回動自在に支持され、前記吊
    りフック収容空間に格納自在に取り付けられる吊りフッ
    クと、を備えてなり、 前記底部は、前記第1連結ピンの周縁中間部から前記側
    部の長手方向の中間部に向けて漸次下傾斜すると共に、
    同中間部から前記第2連結ピンの周縁下端に向けてほぼ
    水平に延在されてなることを特徴とする吊りフックを有
    するバケットリンク。
  3. 【請求項3】 バケットシリンダを介してアームの先端
    に取り付けられたバケットを垂直方向に揺動させるフロ
    ントリンクとリヤリンクとからなるバケットリンクであ
    って、 一端がバケットシリンダに回動自在に支持され、他端が
    バケットの一端に回動自在に支持されたフロントリンク
    を有しており、 同フロントリンクは、第1の連結ピンを介して前記バケ
    ットシリンダに回動自在に取り付けられると共に、第2
    の連結ピンを介して前記バケットに回動自在に取り付け
    られる左右一対の側部と、 一対の前記側部の間に配され、吊りフック収容空間を画
    成する底部と、 基端が前記第2連結ピンに回動自在に支持され、前記吊
    りフック収容空間に格納自在に取り付けられる吊りフッ
    クと、を備えてなり、 前記底部は、前記第1連結ピンに回動自在に支持された
    前記バケットシリンダのロッド端の回動を許容する第1
    の切欠きを有すると共に、前記第2連結ピンに回動自在
    に支持された前記吊りフックの回動を許容する第2の切
    欠きを有しており、 前記第1切欠きと前記第2切欠きとの少なくとも一方の
    開口周辺部に、その開口部を補強する補強板が前記底部
    に突設されてなることを特徴とする吊りフックを備えた
    バケットリンク。
  4. 【請求項4】 バケットシリンダを介してアームの先端
    に取り付けられたバケットを垂直方向に揺動させるフロ
    ントリンクとリヤリンクとからなるバケットリンクであ
    って、 一端がバケットシリンダに回動自在に支持され、他端が
    バケットの一端に回動自在に支持されたフロントリンク
    を有しており、 同フロントリンクは、第1の連結ピンを介して前記バケ
    ットシリンダに回動自在に取り付けられると共に、第2
    の連結ピンを介して前記バケットに回動自在に取り付け
    られる左右一対の側部と、 一対の前記側部の間に配され、吊りフック収容空間を画
    成する底部と、 基端が前記第2連結ピンに回動自在に支持され、前記吊
    りフック収容空間に格納自在に取り付けられる吊りフッ
    クと、 一方の前記側部に挿脱自在に設けられ、前記吊りフック
    のフック部を固定する固定ピンと、 前記フック部を前記吊りフック収容部に格納するとき、
    前記固定ピンを抜差し自在に支持する一対のブラケット
    と、を備えてなり、 前記フック部を固定するとき、抜き方向とは反対側に付
    勢した状態で前記固定ピンが前記ブラケットに固定さ
    れ、前記フック部を取り外すとき、抜き方向とは反対側
    の付勢力が解除されるピン固定・解除手段を有してなる
    ことを特徴とする吊りフックを備えたバケットリンク。
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