JP6547801B2 - フック付バケットリンク装置及びそれを備えた建設機械 - Google Patents

フック付バケットリンク装置及びそれを備えた建設機械 Download PDF

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Description

本発明は、フック装置を収容可能なフック付バケットリンク装置及びそれを備えた建設機械に関する。
従来より、バケットシリンダとバケットとの間において一端側をバケットシリンダに第1連結ピンにより連結され、他端側を上記バケットに第2連結ピンにより連結されて取り付けられるバケットリンク本体を有するフック付バケットリンク装置は知られている。
例えば、特許文献1のフック付バケットリンク装置は、第2の連結ピンに回動可能に連結される連結部、及び連結部に取り付けられたフック本体を有するフック装置と、バケットリンクに設けられ、フック装置の出し入れ用の開口部を片面に有すると共に、フック装置を格納可能な格納スペースと、格納スペース内に設けられ、フック装置の出し入れの際にフック本体を左右両側からガイドするように対をなして設けられる第1のガイド部材及び第2のガイド部材と、第1のガイド部材に設けた枢着軸を中心として、フック装置の出し入れ方向に対して交差する方向に回動可能に設けられ、フック装置が格納スペース内から抜け出すことを防止するラッチ部材と、第1のガイド部材とラッチ部材との間に設けられ、フック本体が格納スペース内に格納された状態において、ラッチ部材をフック本体側に突出させてフック本体を係止する方向に付勢するバネとを備えている。
特開2016−104929号公報
ところで、フック本体は、通常、ワイヤーを掛けた後に閉じて抜け止めする、抜け止め部を備えている。この抜け止め部は、吊り操作時の安全性を確保するために非常に重要な部品となっている。
しかしながら、従来のフック付バケットリンク装置では、抜け止め部のある鉤部の先端側から収納位置に嵌め込むことも、抜け止め部のない鉤部の根元側から嵌め込むこともできるようになっている。このため、鉤部の根元側から嵌め込んだときに、抜け止め部が開口部側に露出した状態でフック本体が収納され、作業時などに抜け止め部が損傷しやすいという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フック本体の抜け止め部の損傷を確実に防ぐことにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、抜け止め部が露出する方向でフック本体を収納できないようにした。
具体的には、第1の発明では、バケットシリンダとバケットとの間において一端側がバケットシリンダに第1連結ピンにより連結され、他端側が上記バケットに第2連結ピンにより連結されて取り付けられるバケットリンク本体を有するフック付バケットリンク装置を対象とし、
上記フック付バケットリンク装置は、
上記第2連結ピンに揺動可能に連結される基端部及び該基端部に連結され、鉤部の先細となった先端側に外れ止め部が設けられ、根元側が先端側よりも幅が広いフック本体を有するフック装置と、
上記バケットリンク本体に形成され、上記フック装置が収納される収納部と、
上記収納部に設けられ、上記フック本体を収納位置に保持する保持部とを備え、
上記保持部は、
上記フック本体を上記収納位置に収納されるように挟み込む第1ガイド部材及び第2ガイド部材を備え、
上記フック本体が上記外れ止め部のない根元側から挿入されて上記収納位置に到るのを防ぐ一方、該外れ止め部のある先端側から挿入されて上記収納位置に到るのを許容するように、上記鉤部の通過する範囲内で上記第1ガイド部材及び第2ガイド部材の少なくとも一部の間隔が、上記鉤部の先端側の幅よりも広く該鉤部の根元側の幅よりも狭くなっている。
上記の構成によると、フック本体を外れ止め部がなく、先端側よりも幅が広い根元側から挿入しようとすると、鉤部が通過する少なくとも一部の範囲内の少なくとも一部の領域で第1ガイド部材及び第2ガイド部材の間隔が、鉤部の先端側の幅よりも広く鉤部の根元側の幅よりも狭くなっているので、鉤部が通過しない。このため、抜け止め部が露出する方向でフック本体を収納できない。逆に、フック本体が外れ止め部のある先端側から挿入しようとすると、鉤部が収納位置まで通過して収容される。ここで、「上記第1ガイド部材及び第2ガイド部材の少なくとも一部の間隔」とは、第1ガイド部材及び第2ガイド部材の間隔が全ての領域で「鉤部の先端側の幅よりも広く鉤部の根元側の幅よりも狭くなっている」必要はなく、鉤部の根元側が収納位置に到る手前で通過する部分で「鉤部の先端側の幅よりも広く鉤部の根元側の幅よりも狭く」なっていればよいことを意味する。
第2の発明では、上記フック付バケットリンク装置を対象とし、
上記フック付バケットリンク装置は、
上記第2連結ピンに揺動可能に連結される基端部及び該基端部に連結され、鉤部の先細となった先端側に外れ止め部が設けられ、根元側が先端側よりも幅が広いフック本体を有するフック装置と、
上記バケットリンク本体に形成され、上記フック装置が収納される収納部と、
上記収納部に設けられ、上記フック本体を収納位置に保持する保持部とを備え、
上記保持部は、
上記フック本体を上記収納位置に収納されるように挟み込む第1ガイド部材及び第2ガイド部材と、
上記第1ガイド部材に対し、上記フック本体を上記収納位置に保持するロック位置及び該ロック位置から解除可能とする開放位置の間で揺動可能に支持されたロック部材と、
上記ロック部材を上記フック本体が上記収納位置に保持する方向に付勢する付勢部材とを備え、
上記ロック部材を上記付勢部材の付勢力に抗して押し付けながら上記フック本体が上記外れ止め部のない根元側から挿入されるときに、上記ロック位置まで通過するのを阻止するように、上記第1ガイド部材及び第2ガイド部材の少なくとも一部の間隔が、上記鉤部の先端側の幅よりも広く該鉤部の根元側の幅よりも狭くなっている。
上記の構成によると、ロック部材を付勢部材の付勢力に抗して押し付けながらフック本体を外れ止め部がなく、先端側よりも幅が広い根元側から挿入しようとすると、第1ガイド部材及び第2ガイド部材の間隔が、鉤部の先端側の幅よりも広く鉤部の根元側の幅よりも狭くなっているので、鉤部がロック位置まで通過しない。このため、抜け止め部が露出する方向でフック本体を収納できない。逆に、ロック部材を付勢部材の付勢力に抗して押し付けながらフック本体が外れ止め部のある先端側から挿入しようとすると、鉤部がロック位置まで通過し、収納位置に収納される。ここでも、「上記第1ガイド部材及び第2ガイド部材の少なくとも一部の間隔」とは、第1ガイド部材及び第2ガイド部材の間隔が全ての領域で「鉤部の先端側の幅よりも広く鉤部の根元側の幅よりも狭くなっている」必要はなく、鉤部の根元側がロック位置に到る手前で通過する部分で「鉤部の先端側の幅よりも広く鉤部の根元側の幅よりも狭く」なっていればよいことを意味する。
第3の発明では、第2の発明において、
上記第1ガイド部材及び第2ガイド部材の間隔が、上記第1連結ピンから上記第2連結ピンを見たときに、上記ロック位置に向けて徐々に狭くなっている。
上記の構成によると、第1ガイド部材及び第2ガイド部材のフック本体を収納位置に誘導する機能を弱めることなく、抜け止め部が露出する方向にフック本体を収納するのが防止される。
第4の発明の建設機械は、第1から第3のいずれか1つの発明のフック付バケットリンク装置がバケットシリンダとバケットとの間に設けられている。
上記の構成によると、抜け止め部の損傷が確実に防止されるフック付バケットリンク装置を備えた商品性の高い建設機械が得られる。
以上説明したように、本発明によれば、第1ガイド部材及び第2ガイド部材の間隔を鉤部の先端側の幅よりも広く鉤部の根元側の幅よりも狭くし、フック本体が外れ止め部のない根元側から挿入されるときに、収納位置まで通過するのを阻止するようにしたので、フック本体の抜け止め部の損傷を確実に防ぐことができる。
フック本体が収納位置にあるフック付バケットリンク装置を示す斜視図である。 保持部を拡大して示す斜視図である。 フック本体が収納位置にある収納部及びフック装置を拡大して示す斜視図である。 収納位置にあるフック装置及び保持部を示す側面図である。 図4AのVIB方向から見た矢視図である。 図4AのVIC−VIC線断面図である。 図4AのVID−VID線断面図である。 反対方向に挿入しようとする様子を示す図4A相当図である。 図4AのVB−VB線断面図である。 図4AのVC−VC線断面図である。 フック付バケットリンク装置が装着された油圧ショベルを示す側面図である。 本発明の実施形態の変形例1に係る第1ガイド部材と第2ガイド部材を示す図5C相等図である。 本発明の実施形態の変形例2に係る第1ガイド部材と第2ガイド部材を示す図5C相等図である。 本発明の実施形態の変形例3に係る第1ガイド部材と第2ガイド部材を示す図5C相等図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図6は、本発明の実施形態に係るフック付バケットリンク装置を備えた建設機械としての油圧ショベル1を示す。この油圧ショベル1は、例えば、クローラなどの下部走行体2と、この下部走行体2に旋回可能に支持された上部旋回体3と、この上部旋回体3に設けられた運転室4と、上部旋回体3に起伏可能に支持された下部ブーム5とを備えている。下部ブーム5は、起伏シリンダ6により起伏可能に支持され、先端にアーム7がアームシリンダ8により揺動可能に支持されている。アーム7の先端には、バケット9がバケットシリンダ10により、アームリンク11及びフック付バケットリンク装置12を介して揺動可能に支持されている。なお、下部走行体2は、ホイールでもよい。
具体的には、フック付バケットリンク装置12は、バケットシリンダ10とバケット9との間において一端側をバケットシリンダ10に第1連結ピン13により連結され、他端側をバケット9に第2連結ピン14により連結されて取り付けられる。
そして、図1に示すように、フック付バケットリンク装置12は、フック装置20を備え、このフック装置20は、第2連結ピン14に揺動可能に連結される基端部21及び基端部21に連結されたフック本体23を有する。フック本体23は、断面略円形又は楕円形の鉤部を有し、根元側23bの幅が広く、円弧状に折れ曲がった先端側23aが細くなっている。そしてワイヤー等が通される先端側23aと根元側23bとの隙間には、閉じ方向に付勢された抜け止め部24が設けられている。抜け止め部24は、例えば鋼板の折り曲げ構造よりなる。フック本体23の鉤部は、基端部21に設けた鉤部支持ピン25を中心に揺動可能となっている。また、フック本体23の鉤部は、基端部21に対して回転可能に支持されている。
また、フック装置20を除いた部材よりなるバケットリンク本体12aには、このフック装置20が収納される収納部12bが設けられている。収納部12bは、バケットリンク本体12aにおける、第1ボス部12cと第2ボス部12dとの間の、一対の側板12e及び底板12fで囲まれた空間に設けられている。底板12fと反対側には天板が設けられず、フック本体23が出入りする開口部が形成されている。なお、見やすくするために、図1では、一方の側板12eを省略している。
この収納部12bには、フック本体23を収納位置に保持する保持部30が設けられている。図2に拡大して示すように、保持部30は、例えば、板状のベース部30aを備え、このベース部30aは、底板12fにボルト30bで固定可能となっており、フック本体23を収納位置に収納されるように挟み込む第1ガイド部材31及び第2ガイド部材32が例えば溶接により固定されている。
第1ガイド部材31に設けたロック部材揺動軸34には、ロック部材35が揺動可能に支持されている。具体的には、ロック部材35は、第1ガイド部材31と、第1ガイド部材31よりも第2連結ピン14ピン側にある揺動軸支持部33との間に支持されたロック部材揺動軸34を中心に揺動可能に支持されている。そして、ロック部材35は、フック本体23を収納位置に保持するロック位置及びロック位置から解除可能とする開放位置の間で揺動可能に支持されている。ロック部材揺動軸34は、例えば、ロッドボルト34aにダブルナット34bを締結したもので構成されている。ロック部材揺動軸34は、ロッドボルト34a以外の例えばピンで構成されていてもよい。
図2及び図3に示すように、ロック部材35は、ロック部材35を操作して解除するロック操作部35aと、ロック部材35をフック本体23が収納位置に保持される方向に付勢する付勢部材36とを備えている。ロック操作部35aは、ロック部材35の上側から延びる突起状のものである。ロック部材35は、フック本体23の鉤部に当接する押圧部35bを有する。付勢部材36は、例えば、捩りバネとするが、特に限定されない。ロック部材35は、鋼板の削り出しで形成してもよいし、鋳物で構成してもよい。この付勢部材36により、フック本体23が押圧部35bを押しのけて通過し、収納位置に納まったときには、押圧部35bが元の位置に戻るようにロック部材35が付勢される。
また、第1ガイド部材31と揺動軸支持部33との間には、ストッパピン37も設けられており、このストッパピン37は、付勢部材36の一端が係止されると共に、ロック部材35の揺動範囲を規制する役割を果たしている。
図4B及び図5Cに示すように、第1ガイド部材31と第2ガイド部材32との間の間隔Wが、フック本体23の鉤部の先端側23aよりも広く、鉤部の根元側23bよりも狭くなっている。この間隔Wが規定される位置は、垂直方向Nで見たときに、鉤部の根元側23bが通過して収納位置に到るのを防止できる底板12fからの高さの位置であればよい。例えば、鉤部の断面が一部膨らんだ膨出部を有するような場合には、第1ガイド部材31と第2ガイド部材32における図4Bで見て奥側では膨出部は通過できる間隔を保ちながら、図4Bの手前側では鉤部の根元側23bのいずれかの部分が間隔Wの隙間を通過できないように設定すればよい。そうすることで、フック本体23が外れ止め部24のない根元側24bから挿入されてロック部材35のロック位置に到るのを阻止できるようになっている。
そして、第1ガイド部材31及び第2ガイド部材32の間隔が、第1連結ピン13から第2連結ピン14を見たときに、底板12fに向けて互いに近付くように徐々に狭くなっている。なお、変形例として後述するように、この間隔の設け方は特に限定されない。
次に、本実施形態に係るフック付バケットリンク装置12におけるフック装置20の収納手順について説明する。
まず、図4A〜図4Dに示すように、抜け止め部24側(先端側23a)からフック本体23を収納部12bに収納しようとすると、鉤部の先端側23aの幅W1が根元側23bの幅W2よりも狭いので、ロック部材35を付勢部材36の付勢力に抗して押し付けながら、先端側23aが第1ガイド部材31と第2ガイド部材32との間の幅Wの隙間を無理なく通り抜け、ロック部材35の押圧部35bを通過した後、付勢部材36の付勢力により、元の位置にロック部材35が戻ってフック本体23が収納位置に確実に保持される。
このとき、図1にも示すように、フック装置20のフック本体23が抜け止め部24を底板12f側にしてバケットリンク本体12aの収納部12bに収納されているので、抜け止め部24に異物が当たりにくく、損傷しにくい。
逆に図5A〜図5Cに示すように、抜け止め部24側でなく、根元側23bからフック本体23を収納しようとすると、鉤部の根元側23bの幅W2が先端側23aの幅W1よりも広いので、図5Cに示すように、第1ガイド部材31と第2ガイド部材32との間で引っかかり、図5Bに示すように、ロック部材35を通過することができず、収納位置に保持することができない。このため、作業者は、反対方向に取り付けようとしていることに気が付いて、抜け止め部24を底板12f側とした状態でフック本体23を収納し直すように促すことができる。
したがって、本実施形態に係るフック付バケットリンク装置12によると、抜け止め部24が露出する方向へのフック本体23の収納を防いで抜け止め部24の損傷を確実に防止することができる。
また油圧ショベル1は、上述したフック付バケットリンク装置12がバケットシリンダ10とバケット9との間に設けられているので、抜け止め部24の損傷が確実に防止されるフック付バケットリンク装置12を備えた商品性の高い油圧ショベル1が得られる。
−変形例1−
図7Aは本発明の実施形態の変形例1を示し、第1ガイド部材31’と第2ガイド部材32’の形状が異なる点で上記実施形態と異なる。なお、以下の各変形例では、図1〜図6と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
本変形例では、鉤部の根元側23bの通過を防止し、鉤部の先端側23aの通過を許容する幅Wの部分まで第1ガイド部材31’と第2ガイド部材32’との間の間隔が互いに狭くなるように傾斜し、その後は、底板12fに向かって垂直方向Nに沿って直線状となっている。この場合も上記実施形態と同様にフック本体23の先端側23aからの収納は許容し、根元側23bからの収納は防止することができる。
−変形例2−
図7Bは本発明の実施形態の変形例1を示し、第1ガイド部材31’’と第2ガイド部材32’’の形状が異なる点で上記実施形態と異なる。
本変形例では、第1ガイド部材31’’と第2ガイド部材32’’とが底板12f側に設けられているのではなく、一対の側板12eに水平に延びるように設けられている。この場合も、少なくとも鉤部の根元側23bの通過を防止し、鉤部の先端側23aの通過を許容する幅Wの隙間が設けられていればよい。この場合も上記実施形態と同様にフック本体23の先端側23aからの収納は許容し、根元側23bからの収納は防止することができる。
−変形例3−
図7Cは本発明の実施形態の変形例1を示し、第1ガイド部材31’’’と第2ガイド部材32’’’の形状が異なる点で上記実施形態と異なる。
本変形例では、上記実施形態の第1ガイド部材31と第2ガイド部材32と同様の形状を有するが、底板12f側が一体につながっている。抜け止め部24側から挿入したときには、この一体につながった部分が抜け止め部24に当接しない程度に出っ張っていてもよい。これにより、第1ガイド部材31’’’と第2ガイド部材32’’’の基端側の強度を確保できる。この場合も上記実施形態と同様にフック本体23の先端側23aからの収納は許容し、根元側23bからの収納は防止することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、ロック部材35を設けてフック本体23の収納位置からの抜け止めを行っているが、例えば、収納位置で抜け止めピンを一方の側板12eからフック本体23の鉤部を通して他方の側板12eに挿通して抜け止めするようにしてもよい。その場合も、抜け止めピンを挿入する位置がロック位置に対応し、鉤部の根元側23bから収納しようとしたときに、この収納位置まで鉤部の根元側23bが通過しないように第1ガイド部材31と第2ガイド部材32との間の幅Wを設定すればよい。
例えば、建設機械として油圧ショベル1の例を示したが、ドーザの反対側にフック付バケットリンク装置12を有するアタッチメントがあるバックホウローダ等でもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 運転室
5 下部ブーム
6 起伏シリンダ
7 アーム
8 アームシリンダ
9 バケット
10 バケットシリンダ
11 アームリンク
12 フック付バケットリンク装置
12a バケットリンク本体
12b 収納部
12c 第1ボス部
12d 第2ボス部
12e 側板
12f 底板
13 第1連結ピン
14 第2連結ピン
20 フック装置
21 基端部
23 フック本体
23a 鉤部の先端側
23b 鉤部の根元側
24 抜け止め部
25 鉤部支持ピン
30 保持部
30a ベース部
30b ボルト
31,31’,31’’,31’’’ 第1ガイド部材
32,32’,32’’,32’’’ 第2ガイド部材
34 ロック部材揺動軸
34a ロッドボルト
34b ダブルナット
35 ロック部材
35a ロック操作部
35b 押圧部
36 付勢部材
37 ストッパピン

Claims (4)

  1. バケットシリンダとバケットとの間において一端側がバケットシリンダに第1連結ピンにより連結され、他端側が上記バケットに第2連結ピンにより連結されて取り付けられるバケットリンク本体を有するフック付バケットリンク装置であって、
    上記第2連結ピンに揺動可能に連結される基端部及び該基端部に連結され、鉤部の先細となった先端側に外れ止め部が設けられ、根元側が先端側よりも幅が広いフック本体を有するフック装置と、
    上記バケットリンク本体に形成され、上記フック装置が収納される収納部と、
    上記収納部に設けられ、上記フック本体を収納位置に保持する保持部とを備え、
    上記保持部は、
    上記フック本体を上記収納位置に収納されるように挟み込む第1ガイド部材及び第2ガイド部材を備え、
    上記フック本体が上記外れ止め部のない根元側から挿入されて上記収納位置に到るのを防ぐ一方、該外れ止め部のある先端側から挿入されて上記収納位置に到るのを許容するように、上記鉤部の通過する範囲内で上記第1ガイド部材及び第2ガイド部材の少なくとも一部の間隔が、上記鉤部の先端側の幅よりも広く該鉤部の根元側の幅よりも狭くなっている
    ことを特徴とするフック付バケットリンク装置。
  2. バケットシリンダとバケットとの間において一端側がバケットシリンダに第1連結ピンにより連結され、他端側が上記バケットに第2連結ピンにより連結されて取り付けられるバケットリンク本体を有するフック付バケットリンク装置であって、
    上記第2連結ピンに揺動可能に連結される基端部及び該基端部に連結され、鉤部の先細となった先端側に外れ止め部が設けられ、根元側が先端側よりも幅が広いフック本体を有するフック装置と、
    上記バケットリンク本体に形成され、上記フック装置が収納される収納部と、
    上記収納部に設けられ、上記フック本体を収納位置に保持する保持部とを備え、
    上記保持部は、
    上記フック本体を上記収納位置に収納されるように挟み込む第1ガイド部材及び第2ガイド部材と、
    上記第1ガイド部材に対し、上記フック本体を上記収納位置に保持するロック位置及び該ロック位置から解除可能とする開放位置の間で揺動可能に支持されたロック部材と、
    上記ロック部材を上記フック本体が上記収納位置に保持する方向に付勢する付勢部材とを備え、
    上記ロック部材を上記付勢部材の付勢力に抗して押し付けながら上記フック本体が上記外れ止め部のない根元側から挿入されるときに、上記ロック位置まで通過するのを阻止するように、上記第1ガイド部材及び第2ガイド部材の少なくとも一部の間隔が、上記鉤部の先端側の幅よりも広く該鉤部の根元側の幅よりも狭くなっている
    ことを特徴とするフック付バケットリンク装置。
  3. 請求項2に記載のフック付バケットリンク装置において、
    上記第1ガイド部材及び第2ガイド部材の間隔が、上記第1連結ピンから上記第2連結ピンを見たときに、上記ロック位置に向けて徐々に狭くなっている
    ことを特徴とするフック付バケットリンク装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載のフック付バケットリンク装置がバケットシリンダとバケットとの間に設けられた
    ことを特徴とする建設機械。
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