JP2002104614A - スタッカークレーン - Google Patents

スタッカークレーン

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JP2002104614A JP2000301705A JP2000301705A JP2002104614A JP 2002104614 A JP2002104614 A JP 2002104614A JP 2000301705 A JP2000301705 A JP 2000301705A JP 2000301705 A JP2000301705 A JP 2000301705A JP 2002104614 A JP2002104614 A JP 2002104614A
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    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F9/00Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
    • B66F9/06Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
    • B66F9/07Floor-to-roof stacking devices, e.g. "stacker cranes", "retrievers"
    • B66F9/072Travelling gear therefor

Abstract

(57)【要約】 【構成】 スタッカークレーン2の下部台車4と上部台
車5とにそれぞれ走行モータ8,9を搭載して、同期し
て走行させる。台車4,5間にマスト10を設けて、昇
降台18を昇降させる。マスト10は下部台車4に走行
方向に揺動自在に取り付け、上部台車5に走行方向に揺
動自在かつ下方向にシフト自在に取り付ける。 【効果】 高速軽量で、マストを高くしても、マストと
台車との接続部に無理が加わらないスタッカークレーン
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明は自動倉庫などで用いるス
タッカークレーンの改良に関し、特に上下の台車にそれ
ぞれ走行モータを設けたスタッカークレーンの改良に関
する。
【0002】
【従来技術】従来のスタッカークレーンでは、走行レー
ルを上下に設けて、下部台車に設けた走行モータでスタ
ッカークレーン全体を牽引するように走行させる。下部
台車の駆動力でスタッカークレーン全体を走行させるた
め、マストが長くなったり、速度や加減速度が大きくな
ったりすると、マストと台車との接続部に加わる応力が
大きくなる。このため、マストには相当な剛性が必要
で、マストの重量が増すことになる。また走行モータは
下部台車のみにしか設けられていないため、高速・高加
減速化には限界があり、自動倉庫の高層化などにも限界
が生じる。
【0003】
【発明の課題】この発明の課題は、高速・高加減速走行
や走行モータの小型化が容易で、マストを長くすること
が可能で、しかも台車とマストとの接続部に無理が加わ
らないスタッカークレーンを提供することにある(請求
項1〜3)。請求項2の発明での追加の課題は、マスト
を軽量化して、高速・高加減速走行や走行モータの小型
化、あるいはマストを長くすることを、さらに容易にす
ることにある。請求項3の発明での追加の課題は、上下
の台車間の振動を減衰させることにある。
【0004】
【発明の構成】この発明は、上下の台車間にマストを接
続したスタッカークレーンにおいて、前記上下の各台車
に走行モータを設けて、上下の台車の位置が鉛直方向に
沿って重なるように前記走行モータを同期制御すると共
に、一方の台車に対して前記マストを走行方向に揺動自
在に取り付け、他方の台車に対して前記マストを走行方
向に揺動自在かつ鉛直方向にシフト自在に取り付けたこ
とを特徴とする。
【0005】好ましくは、マストをトラス構造のマスト
で構成する。
【0006】また好ましくは、他方の台車とマストとの
接続部にダンパを設け、特に好ましくはダンパとバネと
を設ける。
【0007】
【発明の作用と効果】この発明では、上下の台車にそれ
ぞれ走行モータを設けるので、高速走行や個々の走行モ
ータの小型化等ができる。また下部台車から、上部台車
を牽引するための駆動力を、マストへ伝えるのではない
ので、マストの剛性が低くても良く、スタッカークレー
ンを軽量化できる。上下の台車は鉛直方向の位置が重な
るように同期制御し、台車とマスト間の力は、基本的に
マストを加減速するための力のみとなる。そして上下の
台車がそれぞれマストを加減速するので、必要な力は各
台車がマストでの自己の担当分を加減速するための力と
なり、走行モータの出力が小さくても良い。
【0008】一般に、同期制御を完全に行う事は難し
く、上下の台車が鉛直方向に重ならなくなると、台車と
マストとの接続部に無理が加わる。台車とマスト間の力
のモーメントは、マストの高さ(マスト長)と共に増す
ので、マストを高くする程、台車とマストとの接続部に
無理が加わる。そこでこの発明では、上下の台車に対し
て、マストを走行方向に揺動自在に取り付けるので、上
下の台車とマストとの接続部に働く力のモーメントを、
マストの揺動で逃がすことができる。上下の台車の一方
を一方の台車、他方を他方の台車と呼ぶと、台車にマス
トを走行方向に揺動自在に接続すると、マストの揺動に
よりマストの高さが変化する。この変化を、他方の台車
に対してマストを鉛直方向にシフト自在に取り付けるこ
とで吸収する。
【0009】これらのためこの発明では、スタッカーク
レーンの軽量化や、高速・高加減速化、マストを長くで
きること、個々の走行モータを小型化すること、などの
効果が得られる(請求項1)。ただしこれらの効果のい
ずれを重視するかは任意的な事項で、例えばスタッカー
クレーンの高速・高加減速化のみを目的として、マスト
長の増加やスタッカークレーンの軽量化などを無視して
も良く、あるいは高層の自動倉庫を可能にするために、
軽量化を無視して、スタッカークレーンのマスト長さを
大きくすることのみを目的としても良い。
【0010】この発明では、下部台車でスタッカークレ
ーン全体を走行させる場合に比べ、走行時にマストと台
車の接続部に加わる走行方向の力を軽減できる。そこで
請求項2の発明では、マストをトラス構造で構成し、マ
ストをさらに軽量化する。そしてマストが軽量化できれ
ば、スタッカークレーンの高速化や走行モータの小型化
などが容易になる。
【0011】請求項3の発明では、他方の台車とマスト
との接続部にダンパを設ける。このダンパは上下の台車
の相対的な位置の振動を吸収し、上下の台車の同期制御
を容易にする。
【0012】
【実施例】図1〜図4に実施例を示す。これらの図にお
いて、2はスタッカークレーンで、自動倉庫での物品の
入出庫等に用いる。4は下部台車、5は上部台車で、自
動倉庫の床面等に敷設された下部レール6と、天井等に
敷設された上部レール7とに沿って走行する。台車4,
5にはそれぞれ走行モータ8,9が設けられ、上下の台
車4,5に対する同期制御を容易にするため、サーボモ
ータを走行モータ8,9に用いるが、パルスモータ等の
他のモータでも良い。
【0013】10はトラス構造のマストで、下部台車4
と上部台車5とを接続している。12,13は柱で、柱
13は図1の奥行き方向に沿って合計2本設けてあり、
合計3本の柱12,13を斜材14,15で接合して、
マスト10を構成する。16は昇降モータで、18は昇
降台で、物品20を載せて昇降し、図示しないスライド
フォーク等により、ステーションやラックとの間で物品
20を移載する。実施例で柱13を合計2本設けたの
は、昇降台18の昇降レールを柱13に取り付けるため
で、2本柱のマストや4本柱のマスト等を用いても良
い。
【0014】マスト10の下端は、ピン22により下部
台車4に取り付けられ、このためマスト10は下部台車
4に対して走行方向に揺動自在である。またマスト10
の揺動範囲は、下部台車4に設けたリミッタ24,25
により制限されている。マスト10の上部は、例えばマ
スト10に設けた上下板26に、例えば上部台車5に設
けたバネ28とダンパ29との先端を、上下に摺動自在
に当接させて取り付けてある。上下板26はバネ28と
ダンパ29とに当接しているだけなので、上下板26は
上部台車5に対して走行方向に揺動自在である。バネ2
8とダンパ29とは、上部台車5と下部台車4とが走行
方向に沿って位置ずれを生じた際に、位置ずれによる振
動を減衰させる。バネ28は設けなくても良く、ダンパ
29は例えば油圧ダンパとする。
【0015】実施例ではマスト10を、下部台車4に対
してピン22で結合し、上部台車5に対して上下板26
を介して走行方向に揺動自在かつ下方向にシフト自在に
取り付けたが、これらの取り付けを逆にし、上部台車5
にピンで揺動自在に取り付け、下部台車に対して走行方
向に揺動自在かつ上昇自在に取り付けてもよい。また実
施例では、上下板26をマスト10に取り付け、バネ2
8やダンパ29を上部台車5に取り付けたが、これらの
取り付けを逆にし、上下板26を上部台車5に、バネ2
8やダンパ29をマスト10に取り付けても良い。リミ
ッタ24,25は、マスト10の揺動範囲を規制する手
段であれば、他の手段で置き換えることができ、例えば
上部台車5のフレームの上に位置するように、マスト1
0からローラを伸ばして配置し、所定の角度揺動すると
ローラが上部台車のフレームに当接して、それ以上揺動
しないようにしても良い。
【0016】上下の台車4,5には、それぞれレーザー
距離計30,31等の位置センサを設け、走行レール
6,7上の位置を独立して求める。32,33は反射板
で、レーザー距離計30,31は反射板32との距離を
求めることにより、台車4,5の現在位置を求める。レ
ーザー距離計30で求めた下部台車4の水平位置や水平
方向速度と、レーザー距離計31で求めた上部台車5の
水平位置や水平方向速度を、現在位置算出部40に入力
する。
【0017】走行速度パターン生成部42は、スタッカ
ークレーン2の出発位置(From)から目的地(To)まで
の走行速度のパターンを生成し、現在位置算出部40で
求めた上下の台車4,5のそれぞれの速度や現在位置
を、走行速度のパターンと比較する。走行速度パターン
生成部42は、上下の台車間の位置や速度の差を解消
し、上下の台車の位置や速度が走行速度パターンに一致
するように、制御する。走行速度パターン生成部42
は、上部モータ制御部46や下部モータ制御部48を制
御し、これらの制御部46,48でPID制御等によ
り、走行モータ8,9を制御する。昇降速度パターン生
成部44は、出発位置(From)から目的地(To)までの
昇降台18の昇降速度のパターンを生成し、昇降台18
の現在位置や速度と、昇降速度パターンでの位置や速度
とを比較して、昇降モータ制御部50を介して、昇降モ
ータ16を制御する。
【0018】走行速度パターンは下部台車4も上部台車
5も共通で、これは下部台車4と上部台車5とが鉛直線
上で重なり、速度も位置も等しくなるように、走行モー
タ8,9を同期制御することを意味する。また走行速度
パターンでは、台車4,5の加減速度は走行モータ8,
9間の負荷の均衡を考慮して定め、相対的に負荷の大き
い側の走行モータの出力トルクが、所定の制限を満たす
ようにする。例えば走行モータ8,9が同じ出力トルク
のモータで、マスト10の下半分の駆動を下部台車4が
担当し、マスト10の上半分の駆動を上部台車5が担当
しているとする。ここで昇降台18がマスト10の中央
よりも上側にあれば、上部台車5側の走行モータ9の負
担が大きくなり、下側にあれば下部台車4側の走行モー
タ8の負担が大きくなる。そこで、これらの負担が大き
い側の台車の走行モータを基準に、加減速度を決定す
る。例えば負担が大きい側の走行モータの出力が所定の
条件を満たすように加減速度を決定する。なお上下の走
行モータ8,9の定格出力トルクを同等とする必要はな
く、定格出力トルクの比が1:1でない場合、定格出力
トルクの大きい側の走行モータは、マストの加減速に必
要なトルクを負担する割合が1/2よりも大きくなる。
【0019】相対的に負荷が大きい側の走行モータの出
力トルクが、所定の条件を満たすように加減速度を決定
するので、走行モータ8,9の能力の範囲で、最大の加
減速度を得ることができる。次に上下の走行モータ8,
9への負荷が均衡する付近の位置に昇降台18がある
と、大きな走行の加減速度を得ることができる。これに
対して昇降台18が上下いずれかに偏ると、一方の走行
モータの負荷が増加するので、それに合わせてスタッカ
ークレーン2の走行加減速度を小さくせねばならない。
これらのため、走行モータ8,9でスタッカークレーン
2を加減速する間、上下の走行モータ8,9への負荷が
均衡する位置の付近に、昇降台18があることが好まし
い。そこで昇降台18が、上下の走行モータ8,9への
負荷が均衡した位置から不均衡な位置へ移動する場合、
昇降台18の昇降時間の方が走行時間よりも短い場合、
昇降台18の昇降の開始を遅らせ、走行の加減速度を大
きくする。
【0020】以上のように走行速度パターンや昇降速度
パターンには、1) 負荷の大きい走行モータを基準に加
減速度を定めること、2) 上下の走行モータへの負荷を
均衡させるように、昇降台18の昇降を開始する時間を
調整すること、の2つの要素が含まれている。走行速度
パターンや昇降速度パターンは、スタッカークレーン2
を走行させるつど、最適速度パターンを計算して求めて
も良い。
【0021】実施例では、走行速度パターンや昇降速度
パターンを簡単に発生させるために、走行速度パターン
メモリ52と昇降速度パターンメモリ54とを設け、走
行速度パターンと昇降速度パターンを、出発地と目的地
との組み合わせ毎に記憶する。これらのメモリ52,5
4は出発位置と目的地の2次元の見出しの参照表を記憶
し、出発地と目的地とに応じて参照すると、走行速度パ
ターンと昇降速度パターンとが読み出される。このよう
にすると、スタッカークレーン2の走行のつど、個別に
走行速度パターンや昇降速度パターンを計算する必要が
ない。また走行速度パターンや昇降速度パターンを変更
する場合、メモリ52,54のデータを修正すれば良
く、速度パターンの修正が容易である。
【0022】図2〜図4により、下部台車4と上部台車
5との走行方向に沿った位置が、鉛直から外れた場合の
動作を示す。図2に示すように、マスト10の底部には
接続部材60が設けられ、下部台車4側の接続部材61
に対して、前記のピン22で揺動自在に接続してある。
また図3に示すように、マスト10の上部では、上下板
26にバネ28の先端の当接板62やダンパ29の先端
の当接板63を当接させ、マスト10が走行方向前後に
揺動すると、それに伴って上下板26が上部台車5に対
して下方向にシフトし、当接板62,63が上下板26
に対して相対的に摺動するようにしてある。なお実施例
では、上下板26の一方にバネ28を他方にダンパ29
を設けたが、バネ28とダンパ29のセットを上下板2
6の前後両方に設けても良い。
【0023】何らかの理由により、上下の台車4,5の
走行方向の位置が鉛直線上から相対的に外れた場合、マ
スト10がピン22を中心にして走行方向前後に揺動
し、その揺動範囲はリミッタ24,25で制限される。
マスト10が揺動すると、上下板26の上部台車5に対
する高さが減少し、上下板26に対して当接板62,6
3が下方向に摺動する。また上下の台車4,5の走行方
向位置が狂うことに伴う振動は、バネ28とダンパ29
とで吸収する。これらのため、上下の台車4,5が走行
方向に沿って鉛直方向に重なる位置から外れた場合で
も、台車4,5とマスト10との接続部に大きな力が加
わらず、接続部の損傷を防止できる。このためマスト1
0の高さを大きくすることができる。
【0024】図1に戻り、上下の台車4,5の同期制御
について説明する。上下の台車4,5の位置はレーザー
距離計30,31で求められ、これらの距離が一致する
ように、走行モータ8,9に制御が加えられる。そして
走行モータ8,9には、負荷が大きい側のモータを基準
として加減速度を定めて駆動するので、モータ8,9の
範囲で最大の加減速度で走行することができる。また昇
降台18が、上下の走行モータ8,9への負荷が均衡し
た位置から不均衡な位置へと移動する場合、昇降時間が
走行時間より短い場合、昇降台18の昇降開始を遅らせ
るので、大きな加減速度で走行できる時間が増加し、走
行時間を短縮できる。
【0025】実施例では、上下の走行台車にそれぞれ走
行モータを設けたので、スタッカークレーンが高速走行
できる。また上下の台車は、マストのうち自己の担当分
のみを加減速するように力を加えればよい。さらにマス
トはトラス構造のマストで軽量であり、下部台車からの
牽引力を上部台車に伝えるものではないので、剛性が低
くても良い。これらのためにマストを軽量化でき、走行
モータも小型化できる。
【0026】上下の台車の走行方向に沿った位置がずれ
ると、マストを台車に剛に結合した場合、結合部に大き
な力が働く。しかし実施例では、下部台車にピンで接続
し、上部台車には下方向にシフト自在にマストを接続し
たので、上下の台車が同期制御から外れた場合でも、マ
ストと台車との接続部に無理が加わらない。スタッカー
クレーンの走行制御では、相対的に負荷の大きい側の走
行モータを基準として加減速度を定めるので、走行モー
タの能力の範囲で、最大の加減速度で走行できる。また
昇降台の昇降開始を、走行の加減速度を大きくできるよ
うに制御するので、より大きな加減速度で走行できる。
これらのために、高速走行ができ、軽量で、マストの高
さが大きいスタッカークレーンを得ることができる。
【0027】
【実施例2】図5に第2の実施例を示し、図1〜図4と
同じ符号は同じものを表し、特に指摘した点以外は図1
〜図4の実施例と同様にする。70はスタッカークレー
ンで、71,72は2本のマストで、昇降台4,5の走
行方向の前後に設け、図のようなパイプ状のマストで
も、あるいはトラス状のマストでも良い。74はマスト
71,72間を昇降する昇降台で、76〜79はピンな
どを用いた揺動自在な接続部で、接続部76,77で下
部台車4に揺動自在に取り付け、接続部78,79で上
部板82に揺動自在に取り付ける。80,81はマスト
71,72の揺動範囲を制限するためのリミッタで、上
部板82側に設けても良い。
【0028】84は上部板82に対して摺動自在に取り
付けた摺動板で、バネ28とダンパ29とを取り付けて
ある。86は上部台車5と摺動板84間の接続部で、ピ
ン88を遊動孔89で保持して、摺動板84が上部台車
5に対して下方にシフトできるようにしてある。なおバ
ネ28,ダンパ29,及び摺動板84を設けず、例えば
上部板82にピン88を設けて、接続部86の遊動孔8
9に保持させることにより、接続部86に取り付けても
良い。
【0029】この実施例でも、上下の台車4,5間での
鉛直方向の位置のずれを、接続部76〜79でマスト7
1,72を上下の台車4,5に対して揺動させることで
吸収する。またマスト71,72が揺動し、上部板82
の高さが揺動に伴って低くなると、ピン88が遊動孔8
9内を下降することで吸収する。さらにマスト71,7
2等の振動を、バネ28とダンパ29とで減衰させる。
これらのため、高速・高加減速走行、マスト71,72
の軽量化あるい長大化、上下各々の台車の走行モータの
小型化等ができ、しかもマスト71,72と台車4,5
との接続部に無理が加わらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のスタッカークレーンの構成を示す図
【図2】 実施例のスタッカークレーンでの、下部台車
へのマストの取り付けを示す図
【図3】 実施例のスタッカークレーンでの、上部台車
へのマストの取り付けを示す図
【図4】 実施例のスタッカークレーンで、上下の台車
の位置が不均衡な際の、マスト上端位置の変化を示す図
【図5】 第2の実施例のスタッカークレーンの構成を
示す図
【符号の説明】
2,70 スタッカークレーン 4 下部台車 5 上部台車 6 下部レール 7 上部レール 8,9 走行モータ 10 マスト 12,13 柱 14,15 斜材 16 昇降モータ 18 昇降台 20 物品 22 ピン 24,25 リミッタ 26 上下板 28 バネ 29 ダンパ 30,31 レーザー距離計 32,33 反射板 40 現在位置算出部 42 走行速度パターン生成部 44 昇降速度パターン生成部 46 上部モータ制御部 48 下部モータ制御部 50 昇降モータ制御部 52 走行速度パターンメモリ 54 昇降速度パターンメモリ 60,61 接続部材 62,63 当接板 71,72 マスト 74 昇降台 76〜79 接続部 80,81 リミッタ 82 上部板 84 摺動板 86 接続部 88 ピン 89 遊動孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の台車間にマストを接続したスタッ
    カークレーンにおいて、 前記上下の各台車に走行モー
    タを設けて、上下の台車の位置が鉛直方向に沿って重な
    るように前記走行モータを同期制御すると共に、一方の
    台車に対して前記マストを走行方向に揺動自在に取り付
    け、他方の台車に対して前記マストを走行方向に揺動自
    在かつ鉛直方向にシフト自在に取り付けたことを特徴と
    する、スタッカークレーン。
  2. 【請求項2】 前記マストをトラス構造のマストで構成
    したことを特徴とする、請求項1のスタッカークレー
    ン。
  3. 【請求項3】 前記他方の台車とマストとの接続部にダ
    ンパを設けたことを特徴とする、請求項1または2のス
    タッカークレーン。
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