JP2002103617A - 複数の駆動信号発生部を備えるインクジェット式印刷 - Google Patents

複数の駆動信号発生部を備えるインクジェット式印刷

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JP2002103617A
JP2002103617A JP2000305690A JP2000305690A JP2002103617A JP 2002103617 A JP2002103617 A JP 2002103617A JP 2000305690 A JP2000305690 A JP 2000305690A JP 2000305690 A JP2000305690 A JP 2000305690A JP 2002103617 A JP2002103617 A JP 2002103617A
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drive signal
nozzles
drive
ink
specific
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JP2000305690A
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Yuichi Nishihara
雄一 西原
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動信号発生部の効率的な運用を実現する技
術を提供する。 【解決手段】ノズルからインクを吐出させる複数の駆動
素子を駆動するためのほぼ同一波形の駆動信号をそれぞ
れ生成する複数の駆動信号発生部を有する印刷装置にお
いて、前記複数の駆動信号発生部の少なくとも一部の特
定の駆動信号発生部のそれぞれと、前記複数のノズルの
少なくとも一部のノズルを駆動するための特定の駆動素
子のそれぞれと、の間の接続を任意に選択して実行する
選択部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷ヘッドを用
いて印刷媒体上にドットを形成することによって印刷を
行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタやインクジェッ
トプロッタなどの各種インクジェット記録装置(「印刷
装置」とも呼ぶ)に用いられる印刷ヘッドには、ピエゾ
素子などのように電気信号を機械力に変換する電気機械
変換素子を用いて、ノズルからインク滴を吐出する方式
のものが知られている。このような印刷装置は、ピエゾ
素子に所定の波形の駆動電圧を加えるために、駆動信号
発生部を備えている。
【0003】一方、近年、印刷速度の高速化等を目的と
して、ノズル数が増加する傾向にある。このノズル数の
増加により、駆動電圧を生成する駆動信号発生部の負荷
が増大しつつある。このため、複数の駆動信号発生部で
ノズルを駆動する印刷装置が提案されている。このよう
な印刷装置では、たとえば、ノズル列ごとに、それぞれ
別個の駆動信号発生部でノズルを駆動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような印
刷装置では、一部の駆動信号発生部に負荷が集中する場
合を想定して駆動信号発生部を設計する必要があるた
め、現実に生ずる負荷に比較して駆動信号発生部の能力
が過大になる傾向があった。また、少数のノズルしか使
用しない場合にもすべての駆動信号発生部を作動させる
ので、無駄な電力を消費してしまうという問題もあっ
た。すなわち、従来は、複数の駆動信号発生部が必ずし
も効率的に使用されていないという問題があった。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、複数の駆動信号
発生部を効率的に使用することが可能な技術を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第
1の態様は、インクを吐出するための複数のノズルを有
する印刷ヘッドを主走査方向に走査しつつ、印刷媒体上
に印刷を行う印刷装置であって、前記複数のノズルから
インクを吐出させる複数の駆動素子を駆動するために、
ほぼ同一波形の駆動信号をそれぞれ生成する複数の駆動
信号発生部と、前記複数の駆動素子と前記複数の駆動信
号発生部との間の接続のオン/オフを行う接続制御部
と、を備え、前記接続制御部は、前記複数の駆動信号発
生部の少なくとも一部を構成する複数の特定の駆動信号
発生部のそれぞれと、前記複数のノズルの少なくとも一
部を構成する複数の特定のノズルを駆動するための複数
の特定の駆動素子のそれぞれと、の間の接続を任意に選
択して実行する選択部を備えることを特徴とする。
【0007】本発明の印刷装置では、ノズルの使用状況
に合わせて各駆動信号発生部と駆動素子との間の接続関
係を変更できるので、駆動信号発生部を効率的に使用す
ることができる。
【0008】上記の装置において、前記複数の特定のノ
ズルのうちほぼ同時にインクを吐出するノズル数に基づ
いて、前記複数の特定のノズルの駆動に使用される駆動
信号発生部の数を決定するとともに、前記使用される駆
動信号発生部のそれぞれと前記複数の特定の駆動素子の
それぞれとの間の接続関係を決定する接続関係決定部を
備えるのが好ましい。
【0009】こうすれば、駆動信号発生部に対する負荷
が最大のときを基準として、必要な数だけの駆動信号発
生部がインクを吐出するノズルの駆動素子に接続される
ので、無駄な電力の消費を排除することができる。ま
た、駆動信号発生部の設計においても、このような効率
的な運用を前提とできるので、能力に無駄のない設計が
できる。
【0010】上記の装置において、前記接続関係決定部
は、前記複数の特定のノズルのうちでほぼ同時にインク
を吐出するノズル数の各主走査における最大値に基づい
て、前記各主走査毎に前記複数の特定のノズルの駆動に
使用される駆動信号発生部の数を決定するとともに、前
記各主走査毎に前記使用される駆動信号発生部のそれぞ
れと前記複数の特定の駆動素子のそれぞれとの間の接続
関係を決定してもよい。
【0011】こうすれば、各主走査毎に作動する駆動信
号発生部の数を変更することができる。
【0012】あるいは、上記の装置において、主走査の
幅は、複数の範囲に分割されており、前記接続関係決定
部は、前記複数の特定のノズルのうちほぼ同時にインク
を吐出するノズル数の前記分割された主走査の範囲にお
ける最大値に基づいて、前記分割された主走査の範囲毎
に前記複数の特定のノズルの駆動に使用される駆動信号
発生部の数を決定するとともに、前記分割された主走査
の範囲毎に前記使用される駆動信号発生部のそれぞれと
前記複数の特定の駆動素子のそれぞれとの間の接続関係
を決定してもよい。
【0013】こうすれば、分割された主走査の範囲毎に
作動する駆動信号発生部の数を変更することができる。
【0014】あるいは、上記の装置において、前記接続
関係決定部は、前記複数の特定のノズルのうちほぼ同時
にインクを吐出するノズル数の複数回の主走査における
最大値に基づいて、前記複数回の主走査毎に前記複数の
特定のノズルの駆動に使用される駆動信号発生部の数を
決定するとともに、前記複数回の主走査毎に前記使用さ
れる駆動信号発生部のそれぞれと前記複数の特定の駆動
素子のそれぞれとの間の接続関係を決定しても良い。
【0015】こうすれば、駆動信号発生部の数の更新頻
度を複数の主走査の範囲毎の単位に緩和することができ
る。
【0016】上記の装置において、さらに、前記複数の
駆動信号発生部からの駆動信号を同期させる印刷タイミ
ング信号を発生する印刷タイミング信号発生部を備えて
おり、前記接続関係決定部は、前記印刷タイミング信号
の入力毎に、前記使用される駆動信号発生部のそれぞれ
と前記複数の特定の駆動素子のそれぞれとの間の接続関
係を決定するのが好ましい。
【0017】こうすれば、ノズルの使用状態に急峻な変
化があるような場合でも、駆動信号発生部の負担を均等
にできる。
【0018】あるいは、上記の装置において、前記印刷
装置は、異なる種類のインクを収容する複数のインクタ
ンクを装着可能であり、前記接続関係決定部は、インク
の残量が一定量以下になったインクタンクから供給され
るインクを吐出するノズル群を駆動する駆動素子に対し
ては、他の駆動信号発生部で生成される駆動波形とは異
なる波形部分を有する駆動信号を供給する駆動信号発生
部を接続するように前記接続関係を決定するようにして
も良い。
【0019】こうすれば、インク残量の減少に伴う画質
の劣化を抑制することができる。
【0020】本発明の第2の態様は、インクを吐出する
ための複数のノズルを有する印刷ヘッドを主走査方向に
走査しつつ、印刷媒体上に印刷を行う印刷装置であっ
て、前記複数のノズルからインクを吐出させる複数の駆
動素子を駆動するために、駆動信号を生成する複数の駆
動信号発生部と、前記複数の駆動素子と前記複数の駆動
信号発生部との間の接続のオン/オフを行う接続制御部
と、前記複数の特定のノズルのうちほぼ同時にインクを
吐出するノズル数に基づいて、前記複数の特定のノズル
の駆動に使用される駆動信号発生部の数を決定するとと
もに、前記使用される駆動信号発生部のそれぞれと前記
複数の特定の駆動素子のそれぞれとの間の接続関係を決
定する接続関係決定部と、を備え、前記接続制御部は、
前記複数の駆動信号発生部の少なくとも一部を構成する
複数の特定の駆動信号発生部のそれぞれと、前記複数の
ノズルの少なくとも一部を構成する複数の特定のノズル
を駆動するための複数の特定の駆動素子のそれぞれと、
の間の接続を任意に選択して実行する選択部を備え、前
記接続関係決定部は、異なる種類のインクを吐出するノ
ズル群に、他の駆動信号発生部と異なる波形の駆動信号
を供給する駆動信号発生部を接続することを特徴とす
る。
【0021】こうすれば、たとえば、顔料と染料のよう
に異なる種類のインクが混在するような場合にも、イン
クの種類に適した駆動波形で駆動素子を駆動でき、画質
の向上を図ることができる。
【0022】本発明の方法は、インクを吐出するための
複数のノズルと、前記複数のノズルからインクを吐出さ
せる複数の駆動素子とを有する印刷ヘッドと、前記複数
の駆動素子を駆動するために、ほぼ同一波形の駆動信号
をそれぞれ生成する複数の駆動信号発生部と、前記複数
の駆動素子と前記複数の駆動信号発生部との間の接続の
オン/オフを行う接続制御部とを用いて、印刷媒体上に
印刷を行う印刷方法であって、前記複数の駆動信号発生
部の少なくとも一部を構成する複数の特定の駆動信号発
生部のそれぞれと、前記複数のノズルの少なくとも一部
を構成する複数のノズルを駆動するための複数の特定の
駆動素子のそれぞれと、の間の接続を任意に選択して実
行する工程を備える。
【0023】本発明の方法を用いる場合も、本発明の印
刷装置を用いる場合と同様の作用・効果を奏し、駆動信
号発生部を効率的に使用することができる。
【0024】なお、本発明は、種々の態様で実現するこ
とが可能であり、例えば、印刷方法および印刷装置、印
刷制御方法および印刷制御装置、それらの方法または装
置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そ
のコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコ
ンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデ
ータ信号、等の態様で実現することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.装置の構成: B.ノズルと複数の駆動信号発生部との動的接続の方
法: C.変形例:
【0026】A.装置の構成:図1は、本発明の一実施
例としての印刷システムの構成を示すブロック図であ
る。この印刷システムは、印刷制御装置としてのコンピ
ュータ90と、印刷部としてのカラープリンタ20と、
を備えている。なお、カラープリンタ20とコンピュー
タ90の組み合わせを、広義の「印刷装置」と呼ぶこと
ができる。
【0027】コンピュータ90では、所定のオペレーテ
ィングシステムの下で、アプリケーションプログラム9
5が動作している。オペレーティングシステムには、ビ
デオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれ
ており、アプリケーションプログラム95からは、これ
らのドライバを介して、カラープリンタ20に転送する
ための印刷データPDが出力されることになる。アプリ
ケーションプログラム95は、処理対象の画像に対して
所望の処理を行い、また、ビデオドライバ91を介して
CRT21に画像を表示する。
【0028】アプリケーションプログラム95が印刷命
令を発すると、コンピュータ90のプリンタドライバ9
6が、画像データをアプリケーションプログラム95か
ら受け取り、これをカラープリンタ20に供給するため
の印刷データPDに変換する。図1に示した例では、プ
リンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール
97と、色変換モジュール98と、ハーフトーンモジュ
ール99と、ラスタライザ100と、色変換テーブルL
UTと、が備えられている。
【0029】解像度変換モジュール97は、アプリケー
ションプログラム95が扱っているカラー画像データの
解像度(即ち、単位長さ当りの画素数)を、プリンタド
ライバ96が扱うことができる解像度に変換する役割を
果たす。こうして解像度変換された画像データは、まだ
RGBの3色からなる画像情報である。色変換モジュー
ル98は、色変換テーブルLUTを参照しつつ、各画素
ごとに、RGB画像データを、カラープリンタ20が利
用可能な複数のインク色の多階調データに変換する。
【0030】色変換された多階調データは、例えば25
6階調の階調値を有している。ハーフトーンモジュール
99は、インクドットを分散して形成することにより、
カラープリンタ20でこの階調値を表現するためのハー
フトーン処理を実行する。ハーフトーン処理された画像
データは、ラスタライザ100によりカラープリンタ2
0に転送すべきデータ順に並べ替えられ、最終的な印刷
データPDとして出力される。なお、印刷データPD
は、各主走査時のドットの記録状態を示すラスタデータ
と、副走査送り量を示すデータと、を含んでいる。
【0031】なお、プリンタドライバ96は、印刷デー
タPDを生成する機能を実現するためのプログラムに相
当する。プリンタドライバ96の機能を実現するための
プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に
記録された形態で供給される。このような記録媒体とし
ては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気デ
ィスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカー
ド、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピ
ュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)
および外部記憶装置等の、コンピュータが読み取り可能
な種々の媒体を利用できる。
【0032】図2は、カラープリンタ20の概略構成図
である。カラープリンタ20は、紙送りモータ22によ
って印刷用紙Pを副走査方向に搬送する副走査送り機構
と、キャリッジモータ24によってキャリッジ30をプ
ラテン26の軸方向(主走査方向)に往復動させる主走
査送り機構と、キャリッジ30に搭載された印刷ヘッド
ユニット60(「印刷ヘッド集合体」とも呼ぶ)を駆動
してインクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆
動機構と、これらの紙送りモータ22,キャリッジモー
タ24,印刷ヘッドユニット60および操作パネル32
との信号のやり取りを司る制御回路40とを備えてい
る。制御回路40は、コネクタ59を介してコンピュー
タ90に接続されている。
【0033】印刷用紙Pを搬送する副走査送り機構は、
紙送りモータ22の回転をプラテン26と用紙搬送ロー
ラ(図示せず)とに伝達するギヤトレインを備える(図
示省略)。また、キャリッジ30を往復動させる主走査
送り機構は、プラテン26の軸と並行に架設されキャリ
ッジ30を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッ
ジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設する
プーリ38と、キャリッジ30の原点位置を検出する位
置センサ39とを備えている。
【0034】印刷ヘッドユニット60は、記録ヘッド5
0を有しており、また、インクカートリッジを搭載可能
である。なお、印刷ヘッドユニット60は、1つの部品
としてカラープリンタ20に着脱される。すなわち、記
録ヘッド50を交換しようとする際には、印刷ヘッドユ
ニット60を交換することになる。なお、本明細書で
は、記録ヘッドを印刷ヘッドとも呼ぶ。
【0035】図3は、記録ヘッド50の下面におけるノ
ズル配列とそのドット位置を示す説明図である。図3
(a)は、記録ヘッド50の下面におけるノズル配列を
示している。記録ヘッド50の下面には、ブラックイン
クを吐出するためのブラックインクノズル群KD と、濃
シアンインクを吐出するための濃シアンインクノズル群
D と、淡シアンインクを吐出するための淡シアンイン
クノズル群CL と、濃マゼンタインクを吐出するための
濃マゼンタインクノズル群MD と、淡マゼンタインクを
吐出するための淡マゼンタインクノズル群ML と、イエ
ローインクを吐出するためのイエローインクノズル群Y
D とが形成されている。
【0036】なお、各ノズル群を示す符号における最初
のアルファベットの大文字はインク色を意味しており、
また、添え字の「D 」は濃度が比較的高いインクである
ことを、添え字の「L 」は濃度が比較的低いインクであ
ることを、それぞれ意味している。また、ノズル群は、
本明細書ではノズル列とも呼ぶ。
【0037】各ノズル群の複数のノズルは、副走査方向
SSに沿って一定のノズルピッチk・Dでそれぞれ整列
している。ここで、kは整数であり、Dは副走査方向に
おける印刷解像度に相当するピッチ(「ドットピッチ」
と呼ぶ)である。本明細書では、「ノズルピッチはkド
ットである」とも言う。このときの単位[ドット]は、
印刷解像度のドットピッチを意味している。副走査送り
量に関しても同様に、[ドット]の単位を用いる。
【0038】各ノズルには、各ノズルを駆動してインク
滴を吐出させるための駆動素子としてのピエゾ素子(図
示せず)が設けられている。印刷時には、記録ヘッド5
0が主走査方向MSに移動しつつ、各ノズルからインク
滴が吐出される。
【0039】図3(b)は、記録ヘッド50に備えられ
た各ノズルが同時にインクを吐出したときに形成される
ドットの配列を示す説明図である。これらのドットは、
記録ヘッド50に備えられた各ノズルと同じ配列を形成
する。たとえば、同じ画素位置に6色のインクのドット
を重ね打ちする際には、記録ヘッド50をノズル列の間
隔(n・Sの倍数)だけずらすたびにインクを吐出す
る。ここで、nは正の整数であり、Sは主走査方向の画
素ピッチである。制御回路40は、記録ヘッド50が画
素ピッチSだけを主走査方向に移動するたびにPTS信
号(印刷タイミング信号)を発生するPTS信号発生回
路(後述する)を有している。このPTS信号は、イン
ク吐出の開始を指示する信号として利用される。具体的
には、たとえば、ブラックインクノズル群KD は、濃シ
アンインクノズル群CD がインクを吐出してからn回後
のPTS信号に応じてインクを吐出することによって、
同じ画素位置にインクドットを記録することができる。
【0040】なお、各ノズル群の複数のノズルは、副走
査方向に沿って一直線上に配列されている必要はなく、
例えば千鳥状に配列されていてもよい。なお、ノズルが
千鳥状に配列されている場合にも、副走査方向に測った
ノズルピッチk・Dは、図3の場合と同様に定義するこ
とができる。この明細書において、「副走査方向に沿っ
て配列された複数のノズル」という文言は、一直線上に
配列されたノズルと、千鳥状に配置されたノズルと、を
包含する広い意味を有している。
【0041】以上説明したハードウェア構成を有するカ
ラープリンタ20は、紙送りモータ22により用紙Pを
搬送しつつ、キャリッジ30をキャリッジモータ24に
より往復動させ、同時に記録ヘッド50のピエゾ素子を
駆動して、各色インク滴の吐出を行い、インクドットを
形成して用紙P上に多色多階調の画像を形成する。
【0042】図4は、印刷システムのカラープリンタ2
0の制御回路40を中心とした電気的な構成を示すブロ
ック図である。制御回路40は、コンピュータ90から
の印刷データPD等を受け取るインタフェース41と、
各種データの記憶を行うRAM42と、各種データ処理
のためのルーチン等を記憶したROM43と、発振回路
44と、CPU等からなる制御部45と、4つの駆動信
号発生部220A〜220Dと、PTS信号を発生する
ためのPTS信号発生回路46と、紙送りモータ22や
キャリッジモータ24、記録ヘッド50に印刷データP
Dや駆動信号を送るためのインタフェース47と、を備
えている。
【0043】RAM42は、受信バッファ42Aや中間
バッファ42Bあるいは出力バッファ42Cとして利用
される。コンピュータ90からの印刷データPDは、イ
ンタフェース41を介して受信バッファ42Aに蓄えら
れる。このデータは、中間コードに変換されて中間バッ
ファ42Bに蓄えられる。そして、ROM43内のフォ
ントデータやグラフィック関数等を参照して制御部45
により必要な処理が行われて、印刷実行データに展開さ
れ、出力バッファ42Cに記憶される。印刷実行データ
は、インタフェース47を介して記録ヘッド50に送ら
れる。
【0044】B.ノズルと駆動信号発生部との動的接続
の方法: B−1.第1実施例:図5は、本発明の第1実施例の記
録ヘッド50の電気的な構成を示すブロック図である。
記録ヘッド50は、各ピエゾ素子55に対応した接続制
御部200を有している。一つの接続制御部200は、
3つのシフトレジスタ51a〜51cと、3つのラッチ
回路52a〜52cと、デコーダ56と、4つのレベル
シフタ53a〜53dと、4つのスイッチ回路54a〜
54dと、を備えている。なお、図5では、シフトレジ
スタ51a〜51cとラッチ回路52a〜52cは、3
ビットの印刷実行データSIに対応する回路である。
【0045】印刷実行データSIは、発振回路44から
のクロック信号CLKに同期してシフトレジスタ51a
〜51cに入力される。入力された印刷実行データSI
は、ラッチ信号LATに同期してラッチ回路52a〜5
2cにラッチされる。この印刷実行データSIは、3ビ
ットの信号であり、そのうちの上位2ビットは4つのス
イッチ回路54a〜54dのうちの一つを選択するため
の選択信号SI1を構成し、最下位ビットは選択された
スイッチ回路のオン/オフを制御するためのオン/オフ
制御信号SI2を構成する。4つのスイッチ回路54a
〜54dは、4つの駆動信号発生部220A〜220D
と一つのピエゾ素子55との間にそれぞれ接続されてお
り、各駆動信号発生部220A〜220Dとこのピエゾ
素子55との接続のオン/オフを実行する。
【0046】図6は、印刷実行データの各ビットの値と
スイッチ回路54a〜54dのオン/オフ状態の関係を
示す説明図である。図6(a)は、印刷実行データSI
の上位2ビットB2、B1の値と、これに応じて選択さ
れるスイッチ回路54a〜54dとの関係を示し、図6
(b)は、印刷実行データSIの各ビットB0〜B2の
値と、「オン」となるスイッチ回路54a〜54dとの
関係を示す。図6(b)のノズル番号1のノズルに、ま
ず、着目すると、このノズルに設けられた接続制御部2
00に入力された印刷実行データSIの第2ビットB1
は0で第3ビットB2も0であるので、図6(a)に示
すように、スイッチ回路54aが選択されることにな
る。ただし、第1ビットが0であるのでスイッチ回路5
4aは「オフ」となる。なお、選択されていないスイッ
チ回路54はすべて「オフ」となる。ノズル番号6のノ
ズルに着目すると、このノズルに設けられた接続制御部
200に入力された印刷実行データSIの第2ビットB
1は1で第3ビットB2は0であるので、スイッチ回路
54bが選択されることになる。そして、第1ビットB
0は1であるのでスイッチ回路54bが「オン」とな
る。
【0047】記録ヘッド50の回路の駆動は、以下のよ
うに行われる。印刷実行データSIの第1、第2ビット
から構成される選択信号SI1は、デコーダ56でデコ
ードされ、その信号SI1の内容に応じて、4個のレベ
ルシフタ53a〜53dの中から一つが選択される。た
とえば、レベルシフタ53aが選択されたとすると、こ
の選択されたレベルシフタ53aは、選択信号SI1と
対になるラッチされた印刷実行データSIの第1ビット
B0であるオン/オフ制御信号SI2を、スイッチ回路
54aを駆動できる電圧まで増幅する。この増幅された
オン/オフ制御信号SI2は、スイッチ回路54aを駆
動する。
【0048】スイッチ回路54a〜54dは、例えば、
オン/オフ制御信号SI2が「1」レベルの場合は駆動
信号COMをピエゾ素子55に供給して動作させ、
「0」レベルの場合は遮断して動作させない。ピエゾ素
子は、周知のように、電圧の印加により結晶構造が歪
み、電気−機械エネルギの変換を極めて高速に行う素子
である。図示しないが、駆動信号COMがピエゾ素子5
5に供給されると、それに応じてピエゾ素子55は変形
し、インク室の壁も変形する。これによりノズルからの
インク滴の吐出を制御する。吐出されたインク滴が印刷
媒体に付着することにより印刷が行われる。
【0049】図7は、本発明の実施例における印刷実行
データSIの生成処理手順を示すフローチャートであ
る。以下の処理は、制御部45によって実行される。ス
テップS101では、印刷データPDの展開を行う。こ
の印刷データPDは、コンピュータ90から受信したも
のであり、副走査送り量を示すデータと、各主走査時の
ドットの記録状態を示すオン/オフ制御信号SI2と、
を含んでいる。このオン/オフ制御信号SI2は、ま
ず、受信バッファ42Aに受信され、次に、各主走査毎
に中間バッファ42Bに展開される。なお、以下では、
1回の主走査を「パス」とも呼ぶ。
【0050】ステップS102では、この展開されたオ
ン/オフ制御信号から、ほぼ同時に吐出するノズル数の
最大値Mを算出する。この算出は、1パス内の各PTS
信号パルスの発生時点(以下、「PTSタイミング」ま
たは「インク吐出タイミング」と呼ぶ)においてインク
を吐出するノズル数を計算し、その最大値を求めること
により行う。この吐出ノズル数は、オン/オフ制御信号
SI2が「1」となっているノズルの数の和として求め
ることができる。具体的な計算方法は以下の通りであ
る。
【0051】図8は、各PTSタイミングにおいて各ノ
ズルに割り当てられたオン/オフ制御信号SI2の内容
を示す図である。図8中のPTSタイミングは、この例
では、各主走査におけるPTS信号の累積数を意味す
る。たとえば、PTSタイミングがn+3の列のオン/
オフ制御信号SI2は、n+3番目のPTSタイミング
における各ノズルの吐出状態を示すものである。図8の
表においては、あるラスタラインの中間位置におけるオ
ン/オフ制御信号SI2を示している。中間位置を選ん
だのは、主走査の最初と最後の位置では、一部のノズル
列が印刷媒体の外に出てしまうため、中間位置の方が同
時に吐出するノズル数の最大値Mを算出する例として好
ましいからである。なお、この例では、各ノズル列は4
8個のノズルを、記録ヘッド50全体では288個のノ
ズルを備えるものとしている。
【0052】ほぼ同時に吐出するノズル数の最大値M
は、たとえば、以下の方法により算出することができ
る。図8に示すように、n+1番目のPTSタイミング
では、合計78個のノズルが駆動されることが分かる。
この数は、印刷実行データSIの最下位ビットが「1」
レベルであるノズルの数を合計して求めることができ、
メモリにすでに記憶された数よりも大きいときは、この
数をメモリに記憶する。次のn+2番目のPTSタイミ
ングでは、77個であるので、メモリに記憶された数は
78のままである。次のn+3番目のPTSタイミング
では87個であるので、この数をメモリに記憶する。こ
のようにして、メモリに記憶された数より大きな数であ
る場合にのみ、メモリの内容を書き換えるようにすれ
ば、すべてのPTSタイミングについて処理が終了した
時点で、同時に吐出するノズル数の最大値Mを算出でき
る。なお、この処理は、主走査毎に行っても良いし、分
割された主走査毎にあるいは複数の主走査毎に行っても
良い。
【0053】ステップS103では、作動させる駆動信
号発生部220の数を算出する。作動させる駆動信号発
生部220の数Nは、たとえば、以下の式で算出するこ
とができる。
【0054】N=Rd[M÷n] ここで、Rd[]は、切り上げ演算子であり、Mは、ほ
ぼ同時に吐出するノズル数の最大値であり、nは、一つ
の駆動信号発生部220が同時に駆動できるノズルの数
である。
【0055】たとえば、一つの駆動信号発生部220が
同時に駆動できるノズル数nが48個であり、同時に吐
出するノズル数の最大値Mが87個であると仮定する。
この仮定の下に、前述の計算式を用いて計算すると、作
動させる駆動信号発生部220の数Nは2個となる。こ
れにより、作動させる必要のある駆動信号発生部220
は2個であることが分かるので、残りの2個の駆動信号
発生部220を停止することにより、消費電力の低減を
図ることができる。たとえば、第1と第2の駆動信号発
生部220A、220Bを作動させ、第3と第4の駆動
信号発生部220C、220Dを停止させることができ
る。
【0056】ステップS104では、各PTSタイミン
グでインクを吐出する各ノズルの、各駆動信号発生部2
20A、220Bへの割当てを行う。すなわち、各PT
Sタイミング毎に各ノズルを駆動するピエゾ素子55と
各駆動信号発生部220A、220Bとの間の接続関係
を決定する。この決定には、たとえば、以下のような態
様がある。 (1)第1の態様では、まず、駆動信号発生部220A
に吐出ノズルを割り当てていって、駆動信号発生部22
0Aの性能の上限に達したら、次に、残りの吐出ノズル
を駆動信号発生部220Bに割り当てる。この態様は、
最も簡単なアルゴリズムで実現できるので、高速に処理
できるという利点を有する。 (2)第2の態様では、使用する各駆動信号発生部22
0に、吐出ノズルをほぼ均等に割り当てる。たとえば、
各色のノズル群の吐出ノズル数を半分に割り、二つの駆
動信号発生部220A、220Bで均等に配分する。こ
の態様は、各駆動信号発生部220A、220Bに均等
に負荷をかけることができるという利点を有する。 (3)第3の態様では、同じインクを吐出するノズルは
同じ駆動信号発生部に割り当てるようにしつつ、使用す
る各駆動信号発生部になるべく均等に吐出ノズルが割り
当てられるように、各インクと駆動信号発生部との関係
を決定する。たとえば、第1の駆動信号発生部220A
にはブラックとイエローの吐出ノズルを割当て、第2の
駆動信号発生部220Bには濃マゼンタ等のその他の色
のノズルを割当て、結果としてほぼ均等に配分する。こ
の態様は、たとえば、ブラックとイエローが顔料インク
で、その他のインクが染料インクというように2種のイ
ンクを使用するため、2種類の駆動波形を有する駆動信
号COMでノズルを駆動したいような場合に対応するこ
とができるという利点を有する。
【0057】この割当ての頻度は、印刷タイミング信号
毎に行っても良いし、設定された割当てでは、負荷が駆
動信号発生部220A、220Bのいずれかの性能を超
えると、制御部45が判断し時にのみ、再度割当てを行
うようにしても良い。前者には、常に、二つの駆動信号
発生部220A、220Bに均等な負荷がかかるという
利点があり、後者には、制御部45の処理負担が小さい
という利点がある。
【0058】ステップS105では、印刷実行データS
Iを生成する。この印刷実行データSIは、オン/オフ
制御信号SI2と、これに対となる選択信号SI1と、
を含む。すなわち、各オン/オフ制御信号SI2にその
印字に使用する駆動信号発生部220を選択するための
選択信号SI1を付加することにより、印刷実行データ
SIが生成される。
【0059】なお、以上の説明から理解できるように、
制御部45は、各ピエゾ素子(駆動素子)と各駆動信号
発生部との接続関係を決定する接続関係決定部としての
機能を実現している。
【0060】図9は、本発明の実施例における印刷実行
データSIの内容を示す図である。この印刷実行データ
SIは、オン/オフ制御信号SI2とこれと対となる選
択信号SI1を含んでいる。図9に示すように、この例
では、淡シアンインクノズル群CL の一部と、ブラック
インクノズル群KD と、濃マゼンタインクノズル群M D
と、淡マゼンタインクノズル群ML と、イエローインク
ノズル群YD には、第1の駆動信号発生部220A(選
択信号”00”)が割り当てられている。一方、淡シア
ンインクノズル群CL の残りの一部と濃シアンインクノ
ズル群CD には、第2の駆動信号発生部220B(選択
信号”01”)が割り当てられている。
【0061】ステップS106では、印刷実行データS
Iを出力バッファに転送する。この転送は、そのパスの
印刷が終了するまで行われる(S107)。そのパスの
印刷が終了すると、ステップS101に戻り、次のパス
の印刷実行データSIを展開する。そして、印刷が終了
するまで、これが繰り返される(S108)。
【0062】図10は、比較例における各ノズル列と駆
動信号発生部220との接続の状態を示す図である。こ
の比較例の記録ヘッド50では、各ピエゾ素子55は、
一つのスイッチ回路54を介して、あらかじめ対応づけ
られた一つの駆動信号発生部220に接続されている。
【0063】この比較例の記録ヘッド50では、各ピエ
ゾ素子55の駆動に使用する駆動信号発生部220が選
択できないので、たとえば、文章の印刷のように、ブラ
ックインクのみを使用するために一つの駆動信号発生部
220Aのみが作動すれば十分な場合でも、他の駆動信
号発生部220B〜220Fが作動するため、不必要な
電力を消費することになる。
【0064】図11は、図5に示した本発明の第1実施
例の回路構成を簡略化した概念図である。接続制御部2
00は、各々一つの選択部57と4個のスイッチ回路5
4a〜54dとを備えている。選択部57は、図5に示
す、シフトレジスタ51a〜51cと、ラッチ回路52
a〜52cと、デコーダ56と、レベルシフタ53a〜
53dとに相当するものである。
【0065】図12は、本発明の第1実施例における記
録ヘッド50の作動状態の一例を示す図である。配線の
うち、実線で示された線がスイッチ回路54により接続
された線を示し、点線で示された線が接続されていない
線を示す。
【0066】これは、画像濃度の低い画像領域での印刷
であって、かつ、比較的シアン系のインクを多く使用す
る印刷における作動状態を想定したものである。この例
は、低濃度領域の印刷を想定しているため、駆動ノズル
数が少なくて済み、作動させる駆動信号発生部220は
4個のうち2個だけである。また、比較的シアン系のイ
ンクを多く使用する印刷であるので、第2の駆動信号発
生部220Bをシアン系のノズル群の作動にのみ使用し
ている。一方、他のインクを吐出するノズルは、第1の
駆動信号発生部220Aのみで駆動している。
【0067】この例では、第1と第2の駆動信号発生部
220A、220Bを各色のノズル群毎に配分している
が、すべてのノズル群について、そのインクを吐出する
複数のノズルを二つの駆動信号発生部220A、220
Bで均等に配分しても良い。
【0068】以上に説明したように、第1実施例の印刷
装置では、各ピエゾ素子55に対して、各駆動信号発生
部220A〜220Dを任意に接続できるので、使用す
るノズル数に応じて各ピエゾ素子と各駆動信号発生部2
20A〜220Dとの接続関係を変更することが可能で
ある。この結果、各駆動信号発生部220A〜220D
を効率良く使用できるという利点がある。また、駆動信
号発生部220の全体にほぼ均等に負荷がかかることを
想定して、駆動信号発生部220を設計することができ
る。
【0069】B−2.第2実施例:図13は、本発明の
第2実施例における各ノズル列と駆動信号発生部220
との接続の状態の一例を示す図である。この状態は、ブ
ラックインクのインク残量が少なくなった場合を想定し
たものである。
【0070】インク残量が少なくなると、インク吐出量
が減少する傾向があるが、この減少は、たとえば、補正
された駆動波形を使用することで補償することができ
る。たとえば、ブラックインクのノズル列についてのみ
駆動波形を補償するためには、そのノズル列を、補正さ
れた駆動波形を生成する駆動信号発生部220Aに接続
すれば良い。この結果、残りの3個の駆動信号発生部2
20B〜220Dの一部または全部で残りのノズル列の
ノズルを駆動することになる。
【0071】図14は、残量が少ないインクの吐出に使
用する駆動波形の生成方法の一例を示す図である。この
方法は、生成された原駆動信号を振幅方向に増幅するこ
とにより補正する。これにより振幅が大きくされた駆動
波形は、インク残量が少なくっても、通常通りのインク
量を吐出することができ、画質の劣化を防止することが
できる。たとえば、ブラックインクKとイエローインク
Yの残量が一定値以下になった場合、ブラックインクK
とイエローインクYについては、補正された駆動波形
を、他のインクについては、補正されていない駆動波形
を使用するのが好ましい。なお、本明細書では、図14
に示す駆動波形のように、波形の一部が若干異なるもの
も「ほぼ同一波形」であると言う。
【0072】図15は、特定のインクの残量が少なくな
った際における駆動信号発生部220の各ノズルへの割
当てを決定する処理の手順を示すフローチャートであ
る。この割当て処理は、少なくとも一種類のインクの残
量が一定値以下になると使用される処理である。
【0073】ステップS201では、インク残量の判定
を行っている。この判定により、インクタンク内のイン
ク残量が減少して一定値以下になっていると判断される
と、この処理が開始される。この例では、ブラックイン
クKとイエローインクYの残量が一定値以下になってい
ると想定している。
【0074】ステップS202では、ブラックインクK
とイエローインクYを吐出するノズルを1個の駆動信号
発生部220で駆動できるか否かを判断する。この判断
は、たとえば、そのパスにおけるブラックインクKとイ
エローインクYを吐出するノズルであって、同時に吐出
するノズル数の最大値と一つの駆動信号発生部220が
駆動できるノズル数とを比較することにより行う。この
結果、ブラックインクKとイエローインクYを一つの駆
動信号発生部220で駆動できないと判断したときは、
ステップS205に進み、駆動できると判断したとき
は、ステップS203に進む。
【0075】ステップS203では、他のインクを吐出
するノズルを残りの3個の駆動信号発生部220で駆動
できるか否かを判断する。この結果、駆動できないと判
断したときは、ステップS209に進む。ステップS2
09では、すべてのノズルを区別せずに、同じ駆動波形
の駆動信号で吐出することになる。駆動できると判断し
たときは、ステップS204に進む。
【0076】ステップS204では、各駆動信号発生部
220A〜220Dの各ノズルへの割り当てを行う。こ
の割当てでは、ブラックインクKとイエローインクYを
吐出するノズルには、補正された駆動波形を出力する駆
動信号発生部220Aを、他のインクを吐出するノズル
には、補正されていない駆動波形を出力する駆動信号発
生部220B、220Cを接続する。
【0077】ステップS205〜S206とステップS
207〜S208では、ステップS202〜S203と
同様に処理される。
【0078】以上に説明した処理により、特定のインク
残量が少なくなった場合にも、そのインクを吐出するノ
ズルの駆動波形のみを変えることができるので、インク
残量の低下による画質の劣化を抑制することができる。
【0079】また、たとえば、顔料と染料が混在する場
合のように、インクの色によってインク種が異なるとき
も、インク種に応じて駆動波形を変えることができ、こ
れによっても画質を向上させることができる。さらに、
一部の駆動信号発生部220が故障した場合に、それを
使用しないようにすることもできる。
【0080】B−3.第3実施例:図16は、本発明の
第3実施例における記録ヘッド50に設けられた接続制
御部200の構成を示すブロック図である。この第3実
施例は、各ピエゾ素子55と駆動信号発生部220A〜
220Dとを接続するスイッチ回路54の数を減らし、
記録ヘッド50の回路構成を簡素化したものである。第
1実施例では、選択部57は、すべての駆動信号発生部
220A〜220Dから任意に選択して、その駆動信号
を各ピエゾ素子55に供給できるが、この第3実施例で
は、4個の駆動信号発生部220A〜220Dのうち2
個のみから選択できるように回路が構成されている。
【0081】図17は、本発明の第3実施例における記
録ヘッド50の作動状態の一例を示す図である。この例
は、第1実施例にいて、図13に示した作動状態を第3
実施例の回路で実現したものである。
【0082】第3実施例では駆動信号発生部220の選
択の自由度が第1実施例よりは限定されているが、記録
ヘッド50の回路構成を簡素化できるという利点があ
る。また、選択の余地が減れば、選択信号SI1の情報
量も小さくできるという利点もある。たとえば、この例
では、選択信号SI1は、1ビットで足りる。なお、一
部の駆動信号発生部220を停止することにより、電力
消費を低減することができ、駆動信号発生部220の効
率的な使用が可能となる点は第1実施例と同様である。
【0083】B−4.第4実施例:図18〜図20は、
本発明の第4実施例における記録ヘッド50に設けられ
た接続制御部200の構成を示すブロック図である。こ
の第4実施例は、各ピエゾ素子55と駆動信号発生部2
20A〜220Dとを接続するスイッチ回路54の数を
さらに減らし、記録ヘッド50の回路構成をさらに簡素
化したものである。
【0084】この第4実施例では、ノズルの各番号毎に
回路構成が異なる。たとえば、1番ノズルのピエゾ素子
55については、図18に示すように、ブラックインク
KとイエローインクYを吐出するもののみが駆動信号発
生部220を選択できるように回路が構成されている。
同様に、2番ノズルについては、図19に示すように、
濃マゼンタインクノズル群MD と淡マゼンタインクノズ
ル群MLのみが、3番ノズルについては、図20に示す
ように、濃シアンインクノズル群CDと淡シアンインク
ノズル群CL のみが駆動信号発生部220を選択できる
ようにしている。この結果、印刷ヘッド50が有するノ
ズル全体としては、4個の駆動信号発生部220A〜2
20Dから選択して、駆動信号の供給を受けることがで
きる。
【0085】この第4実施例では、印刷ヘッド50が有
するノズル全体としては、4個の駆動信号発生部220
A〜220Dから選択できるので、適切な選択により一
部の各駆動信号発生部220にのみ過大な負荷がかかる
という状態を回避できる。この結果、駆動信号発生部2
20の全体にほぼ均等に負荷がかかることを想定して、
駆動信号発生部220を設計することができるので、駆
動信号発生部220の能力の適正化を図り、駆動信号発
生部220の効率的な使用が可能となる。
【0086】このように、駆動信号発生部220を選択
できるピエゾ素子55を限定すれば、記録ヘッド50の
回路構成をさらに簡素化でき、また、これに伴い選択信
号SI1の情報量もさらに小さくできるという利点もあ
る。また、駆動信号発生部220の能力の適正化を図
り、駆動信号発生部220の効率的な運用が可能となる
点は第1、2実施例と同様である。
【0087】以上に説明したように、駆動信号発生部2
20の効率的な運用をするためには、複数の駆動信号発
生部の少なくとも一部を構成する複数の特定の駆動信号
発生部のそれぞれと、前記複数のノズルの少なくとも一
部を構成する複数の特定のノズルを駆動するための複数
の特定の駆動素子のそれぞれと、の間の接続を任意に選
択できれば良いことが分かる。
【0088】C.変形例:なお、この発明は上記の実施
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0089】この発明はカラー印刷だけでなくモノクロ
印刷にも適用できる。また、1画素を複数のドットで表
現することにより多階調を表現する印刷にも適用でき
る。また、ドラムプリンタにも適用できる。尚、ドラム
プリンタでは、ドラム回転方向が主走査方向、キャリッ
ジ走行方向が副走査方向となる。また、この発明は、イ
ンクジェットプリンタのみでなく、一般に、複数のノズ
ル列を有する記録ヘッドを用いて印刷媒体の表面に記録
を行うドット記録装置に適用することができる。
【0090】上記実施例において、ハードウェアによっ
て実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換え
るようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現
されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるよう
にしてもよい。例えば、図1に示したプリンタドライバ
96の機能の一部または全部を、プリンタ20内の制御
回路40が実行するようにすることもできる。この場合
には、印刷データを作成する印刷制御装置としてのコン
ピュータ90の機能の一部または全部が、プリンタ20
の制御回路40によって実現される。
【0091】本発明の機能の一部または全部がソフトウ
ェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピ
ュータプログラム)は、コンピュータ読み取り可能な記
録媒体に格納された形で提供することができる。この発
明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」
とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携
帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコ
ンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコ
ンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての印刷システムの構成
を示すブロック図。
【図2】プリンタの構成を示す説明図。
【図3】記録ヘッド50の下面におけるノズル配列とそ
のドットパターンを示す説明図。
【図4】印刷システムのカラープリンタ20の制御回路
40を中心とした電気的な構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第1実施例の記録ヘッドの電気的な構
成を示すブロック図。
【図6】印刷実行データSIの各ビットの値とスイッチ
回路54a〜54dのオン/オフ状態の関係を示す説明
図。
【図7】本発明の実施例における印刷実行データSIの
生成処理手順を示すフローチャート。
【図8】各PTSにおける各ノズルに割り当てられるオ
ン/オフ制御信号の内容を示す図。
【図9】本発明の実施例における印刷実行データSIの
内容を示す図。
【図10】比較例における各ノズル列と駆動信号発生部
220との接続の状態を示す図。
【図11】本発明の第1実施例における記録ヘッド50
に設けられた接続制御部200の構成を示すブロック
図。
【図12】本発明の第1実施例における各ノズル列と駆
動信号発生部220との接続の状態の一例を示す図。
【図13】本発明の第2実施例における各ノズル列と駆
動信号発生部220との接続の状態の一例を示す図。
【図14】残量が少ないインクの吐出に使用する駆動波
形の生成方法の一例を示す図。
【図15】特定のインクの残量が少なくなったときのノ
ズル列と駆動信号発生部220との接続を決定する処理
の手順を示すフローチャート。
【図16】本発明の第2実施例における記録ヘッド50
に設けられた接続制御部200の構成を示すブロック
図。
【図17】本発明の第3実施例における各ノズル列と駆
動信号発生部220との接続の状態の他の例を示す図。
【図18】本発明の第4実施例における記録ヘッド50
に設けられた接続制御部200の構成を示すブロック
図。
【図19】本発明の第4実施例における記録ヘッド50
に設けられた接続制御部200の構成を示すブロック
図。
【図20】本発明の第4実施例における記録ヘッド50
に設けられた接続制御部200の構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
20…プリンタ 21…CRT 22…紙送りモータ 24…キャリッジモータ 26…プラテン 30…キャリッジ 32…操作パネル 34…摺動軸 36…駆動ベルト 38…プーリ 39…位置センサ 40…制御回路 41…インタフェース 42…RAM 43…ROM 44…発振回路 45…制御部 46…PTS信号発生回路 47…インタフェース 50…記録ヘッド 51a〜51c…シフトレジスタ 52a〜52c…ラッチ回路 53a〜53d…レベルシフタ 54a〜54d…スイッチ回路 55…ピエゾ素子 56…デコーダ 57…選択部 59…コネクタ 60…印刷ヘッドユニット 90…コンピュータ 91…ビデオドライバ 95…アプリケーションプログラム 96…プリンタドライバ 97…解像度変換モジュール 98…色変換モジュール 99…ハーフトーンモジュール 100…ラスタライザ 200…接続制御部 220A〜220D…駆動信号発生部 B0…第1ビット B1…第2ビット B2…第3ビット SI…印刷実行データ SI1…選択信号 SI2…オン/オフ制御信号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するための複数のノズルを
    有する印刷ヘッドを主走査方向に走査しつつ、印刷媒体
    上に印刷を行う印刷装置であって、 前記複数のノズルからインクを吐出させる複数の駆動素
    子を駆動するために、ほぼ同一波形の駆動信号をそれぞ
    れ生成する複数の駆動信号発生部と、 前記複数の駆動素子と前記複数の駆動信号発生部との間
    の接続のオン/オフを行う接続制御部と、を備え、 前記接続制御部は、前記複数の駆動信号発生部の少なく
    とも一部を構成する複数の特定の駆動信号発生部のそれ
    ぞれと、前記複数のノズルの少なくとも一部を構成する
    複数の特定のノズルを駆動するための複数の特定の駆動
    素子のそれぞれと、の間の接続を任意に選択して実行す
    る選択部を備える、印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、さら
    に、 前記複数の特定のノズルのうちほぼ同時にインクを吐出
    するノズル数に基づいて、前記複数の特定のノズルの駆
    動に使用される駆動信号発生部の数を決定するととも
    に、前記使用される駆動信号発生部のそれぞれと前記複
    数の特定の駆動素子のそれぞれとの間の接続関係を決定
    する接続関係決定部を備える、印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の印刷装置であって、 前記接続関係決定部は、前記複数の特定のノズルのうち
    でほぼ同時にインクを吐出するノズル数の各主走査にお
    ける最大値に基づいて、前記各主走査毎に前記複数の特
    定のノズルの駆動に使用される駆動信号発生部の数を決
    定するとともに、前記各主走査毎に前記使用される駆動
    信号発生部のそれぞれと前記複数の特定の駆動素子のそ
    れぞれとの間の接続関係を決定する、印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の印刷装置であって、 主走査の幅は、複数の範囲に分割されており、 前記接続関係決定部は、前記複数の特定のノズルのうち
    ほぼ同時にインクを吐出するノズル数の前記分割された
    主走査の範囲における最大値に基づいて、前記分割され
    た主走査の範囲毎に前記複数の特定のノズルの駆動に使
    用される駆動信号発生部の数を決定するとともに、前記
    分割された主走査の範囲毎に前記使用される駆動信号発
    生部のそれぞれと前記複数の特定の駆動素子のそれぞれ
    との間の接続関係を決定する、印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の印刷装置であって、 前記接続関係決定部は、前記複数の特定のノズルのうち
    ほぼ同時にインクを吐出するノズル数の複数回の主走査
    における最大値に基づいて、前記複数回の主走査毎に前
    記複数の特定のノズルの駆動に使用される駆動信号発生
    部の数を決定するとともに、前記複数回の主走査毎に前
    記使用される駆動信号発生部のそれぞれと前記複数の特
    定の駆動素子のそれぞれとの間の接続関係を決定する、
    印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし5のいずれかに記載の印
    刷装置であって、さらに、 前記複数の駆動信号発生部からの駆動信号を同期させる
    印刷タイミング信号を発生する印刷タイミング信号発生
    部を備えており、 前記接続関係決定部は、前記印刷タイミング信号の入力
    毎に、前記使用される駆動信号発生部のそれぞれと前記
    複数の特定の駆動素子のそれぞれとの間の接続関係を決
    定する、印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし6のいずれかに記載の印
    刷装置であって、 前記印刷装置は、異なる種類のインクを収容する複数の
    インクタンクを装着可能であり、 前記接続関係決定部は、インクの残量が一定量以下にな
    ったインクタンクから供給されるインクを吐出するノズ
    ル群を駆動する駆動素子に対しては、他の駆動信号発生
    部で生成される駆動波形とは異なる波形部分を有する駆
    動信号を供給する駆動信号発生部を接続するように前記
    接続関係を決定する、印刷装置。
  8. 【請求項8】 インクを吐出するための複数のノズルを
    有する印刷ヘッドを主走査方向に走査しつつ、印刷媒体
    上に印刷を行う印刷装置であって、 前記複数のノズルからインクを吐出させる複数の駆動素
    子を駆動するために、駆動信号を生成する複数の駆動信
    号発生部と、 前記複数の駆動素子と前記複数の駆動信号発生部との間
    の接続のオン/オフを行う接続制御部と、 前記複数の特定のノズルのうちほぼ同時にインクを吐出
    するノズル数に基づいて、前記複数の特定のノズルの駆
    動に使用される駆動信号発生部の数を決定するととも
    に、前記使用される駆動信号発生部のそれぞれと前記複
    数の特定の駆動素子のそれぞれとの間の接続関係を決定
    する接続関係決定部と、を備え、 前記接続制御部は、前記複数の駆動信号発生部の少なく
    とも一部を構成する複数の特定の駆動信号発生部のそれ
    ぞれと、前記複数のノズルの少なくとも一部を構成する
    複数の特定のノズルを駆動するための複数の特定の駆動
    素子のそれぞれと、の間の接続を任意に選択して実行す
    る選択部を備え、 前記接続関係決定部は、異なる種類のインクを吐出する
    ノズル群に、他の駆動信号発生部と異なる波形の駆動信
    号を供給する駆動信号発生部を接続する、印刷装置。
  9. 【請求項9】 インクを吐出するための複数のノズル
    と、前記複数のノズルからインクを吐出させる複数の駆
    動素子とを有する印刷ヘッドと、前記複数の駆動素子を
    駆動するために、ほぼ同一波形の駆動信号をそれぞれ生
    成する複数の駆動信号発生部と、前記複数の駆動素子と
    前記複数の駆動信号発生部との間の接続のオン/オフを
    行う接続制御部とを用いて、印刷媒体上に印刷を行う印
    刷方法であって、 前記複数の駆動信号発生部の少なくとも一部を構成する
    複数の特定の駆動信号発生部のそれぞれと、前記複数の
    ノズルの少なくとも一部を構成する複数のノズルを駆動
    するための複数の特定の駆動素子のそれぞれと、の間の
    接続を任意に選択して実行する工程を備える、印刷方
    法。
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