JP2006198902A - 印字装置及び印字方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液滴イジェクタの吐出特性のばらつきによる画質の低下を防止すると共に画質を向上させることができる印字装置及び印字方法を提供する 。
【解決手段】 インクが供給される圧力発生室4、圧力発生室4内の圧力を変化させるアクチュエータ7、及び圧力発生室4に連通し圧力発生室4内の圧力が所定量変化したときにインク滴を吐出するノズル2を備えた液滴イジェクタ24が複数配列されたヘッド11を備えたプリンタ10において、各液滴イジェクタ24毎の吐出特性のばらつき補正の有無及び複数の液滴イジェクタ24を複数個の群に分割したときの各群毎の平均吐出特性のばらつき補正の有無のいずれか一方と階調印字の有無とを含む印字条件を予め定めると共に、該印字条件に応じてアクチュエータ7の各々を駆動するための駆動波形を複数個定めておき、該印字条件に応じて駆動波形を選択してアクチュエータ7に印加する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、駆動素子に所望の駆動波形を与えることによりインク滴を吐出する液滴イジェクタを備えたヘッドにより印字を行う印字装置及び印字方法に関するものである。
現在、駆動素子が各々設けられた液滴イジェクタが複数配列された記録ヘッドを備え、駆動素子に所定の駆動波形の電圧を印加することにより各液滴イジェクタから液体のインク滴を吐出して画像の記録を行うインクジェット方式のプリンタが広く普及している。このようなインクジェット方式のプリンタで高画質に画像を記録するために、階調印字(インク滴径を可変して記録する方法)が広く行われている。
階調印字を行うために、複数の駆動波形を発生させ、その中から1つを選択して駆動素子の各々に印加する駆動装置(または記録装置)が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3参照。)。
特開2001−026102号公報 特開平9−11457号公報 特開2002−019106号公報
ところで、最近は、比較的長尺の記録ヘッドを備え、高速印字を可能にしたプリンタが開発されている。このようなプリンタにおいては、高速印字ができるという利点がある一方で、長尺化により製造上各液滴イジェクタの吐出特性(インク滴径や滴速)の均一性を保つことが難しく、着弾ずれや濃度むら等が発生し、画質が低下する、という問題がある。
しかしながら、上記階調印字を行うための従来の駆動装置では、液滴イジェクタの吐出特性が全く考慮されていないため画質の劣化を防止できない。また、複数の駆動波形を各液滴イジェクタの吐出特性のばらつきを抑えるためのみに用いる方法も考えられるが、このような方法では、インク滴径を可変して記録する階調印字を行うことができなくなり、高画質化できない
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、液滴イジェクタの吐出特性のばらつきによる画質の低下を防止すると共に画質を向上させることができる印字装置及び印字方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の印字装置は、インクが供給される圧力室、前記圧力室内の圧力を変化させる駆動素子、及び前記圧力室に連通し前記圧力室内の圧力が所定量変化したときにインク滴を吐出するインク吐出部を備えた液滴イジェクタが複数配列されたヘッドと、前記各液滴イジェクタ毎の吐出特性のばらつき補正の有無及び前記複数の液滴イジェクタを複数個の群に分割したときの各群毎の平均吐出特性のばらつき補正の有無のいずれか一方と階調印字の有無とを含む印字条件を予め定めると共に、該印字条件に応じて前記駆動素子の各々を駆動するための駆動波形を複数個定めておき、該印字条件に応じて駆動波形を選択して前記駆動素子に印加する波形印加手段と、を備えて構成されている。
印字条件に応じて定められる複数個の駆動波形は、例えば波高や立ち上がり及び立ち下がりのタイミング等を異ならせることにより各々波形を異ならせて定められる。
圧力室内の圧力を所定量変化させてインク滴を吐出する印字装置では、駆動素子に印加する駆動波形により液径や液速を制御できる。本発明では、階調印字の有無だけでなく液滴イジェクタの吐出特性または液滴イジェクタを複数個の群に分割したときの各群毎の平均吐出特性に応じて駆動素子に印加する駆動波形を選択して印字を行うことができるため、これにより液径や液速を制御して液滴イジェクタの吐出特性のばらつきによる画質の低下を防止すると共に画質を向上させることができる。
なお、前記印字条件は、階調印字の階調数、印字解像度、及び印字環境の少なくともいずれか1つを更に含むことができる。
例えば、印字条件に階調印字の階調数を含めた場合には、階調数に応じて印字画質を変更することができると共に、階調数毎に吐出特性のばらつきを補正するための駆動波形を定めることができ、適切に駆動波形を選択できる。印字解像度を印字条件に含めた場合には、駆動素子の各々を駆動するための駆動波形を印字解像度に応じて適切に定めることができ、適切に駆動波形を選択できる。
印字環境を印字条件に含めた場合には、駆動素子の各々を駆動するための駆動波形を印字環境に応じて適切に定めることができ、適切に駆動波形を選択できる。印字に使用されるインクは印字環境の変化(例えば、温度変化、湿度変化など)でインク粘度等が大きく変化するため、インク滴径、滴速がばらつくことがある。従って、印字環境を印字条件に追加することによって、よりいっそうの画質均一性が得られ、高品質な画像を印字することができる。
また、前記印字条件を指定する指定手段または外部装置で指定された印字条件の情報を受信する受信手段を更に設けることもできる。
このような構成により、ユーザは所望の印字条件を指定することができる。
本発明の印字方法は、インクが供給される圧力室、前記圧力室内の圧力を変化させる駆動素子、及び前記圧力室に連通し前記圧力室内の圧力が所定量変化したときにインク滴を吐出するインク吐出部を備えた液滴イジェクタが複数配列されたヘッドを備えた印字装置の印字方法であって、前記各液滴イジェクタ毎の吐出特性のばらつき補正の有無及び前記複数の液滴イジェクタを複数個の群に分割したときの各群毎の平均吐出特性のばらつき補正の有無のいずれか一方と階調印字の有無とを含む印字条件を予め定めると共に、該印字条件に応じて前記駆動素子の各々を駆動するための駆動波形を複数個定めておき、該印字条件に応じて駆動波形を選択して前記駆動素子に印加する。
本発明の印字方法も、本発明の印字装置と同様に作用するため、液滴イジェクタの吐出特性のばらつきによる画質の低下を防止すると共に画質を向上させることができる。また、ユーザの好みに応じた最適な印字環境を提供することが可能となる。
以上説明した如く本発明によれば、各液滴イジェクタ毎の吐出特性のばらつき補正の有無及び複数の液滴イジェクタを複数個の群に分割したときの各群毎の平均吐出特性のばらつき補正の有無のいずれか一方と階調印字の有無とを含む印字条件を予め定めると共に、該印字条件に応じて駆動素子の各々を駆動するための駆動波形を複数個定めておき、該印字条件に応じて駆動波形を選択して駆動素子に印加するようにしたため、液滴イジェクタの吐出特性のばらつきによる画質の低下を防止すると共に画質を向上させることができる、という優れた効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る印字システムの概略構成を示した構成図である。この印字システムは、インクジェット方式のプリンタ10とホストPC50とにより構成されている。ホストPC50は、印字指令と共に印字モード(詳細は後述)の情報及び画像データをプリンタ10に転送する。
プリンタ10は、ヘッド部12、コントローラ部30、メカ・機構部40、及びホストPC50と接続してデータの授受を行うための通信インタフェース(図示省略)を含んで構成されており、ホストPC50から転送された印字モード及び画像データに基づいて印字を行う。
ヘッド部12は、YMCK4色のヘッド11y、11m、11c、11k(図1では図示省略)により構成されている。各ヘッド11y、11m、11c、11kは、各々同一の構成であるため、以下、各ヘッド11y、11m、11c、11kを総称してヘッド11と呼称する。
図2(A)は、ヘッド11の概略斜視図であり、図2(B)は、ヘッド11を構成するヘッドユニット14の平面図である。図2(A)に示すように、ヘッド11は、記録媒体の最大幅に対応する長さに設定されたヘッドバー13を備えている。このヘッドバー13には、複数のヘッドユニット14が一列に繋ぎ合わされ、二次元的に配置されている。図2(B)に示すように、各ヘッドユニット14の略平行四辺形部分には、インクを吐出する多数の液滴イジェクタ24からなる2つのイジェクタ基体16,18が配設されている。各イジェクタ基体16,18は、例えば、512個の液滴イジェクタ24を32段に2次元配置し、左右で非対称となるように構成されている。また、2つのイジェクタ基体16,18は略台形形状であり、ヘッドユニット14内に、略台形形状の同じ長さの斜辺(本実施形態では、短い斜辺)が向かい合うように配置されている。ヘッドユニット14の両側には、イジェクタ基体16,18にインクを供給するインク供給口(図示省略)が設けられている。
このプリンタ10はFWA(Full Width Array)方式のインクジェットプリンタであって、ヘッド11は、複数のヘッドユニット14が一列に配置されることによって記録媒体の最大幅に対応する印字領域を有している。これにより、ヘッド11を主走査することなく、ヘッド11を固定したまま、記録媒体のみを搬送しながら記録を行うことによって記録媒体の全幅に印字することができる。
FWA方式のプリンタでは、記録ヘッドを主走査方向に走査させつつ、記録用紙を副走査方向に移動させて印字するPWA(Partial Width Array)方式のインクジェットプリンタで広く採用されているマルチパス印字(記録ヘッドの液滴イジェクタのノズルの配列方向に記録媒体を微小移動させ該ノズルの配列方向と交差する方向に該記録ヘッドを複数回走査することにより、異なるノズル群で記録媒体の同一領域に間引かれた画像を補完的に記録して画像を完成させる印字方法)で印字することができないため、液滴イジェクタ吐出特性のばらつきがそのまま画質に影響してしまう。従って、液滴イジェクタ吐出特性のばらつきは大きな問題となるが、プリンタ10は、液滴イジェクタ吐出特性のばらつきを補正することができ、このような問題を解消している。吐出特性のばらつき及びその補正については後述する。
図3は、液滴イジェクタ24の構成を説明する断面概略図である。液滴イジェクタ24は、複数のノズル(インク吐出部)2が形成されたノズルプレート3と、各ノズル2に対応して設けられノズル2から吐出するインクが充填される圧力発生室4と、図示しないインクタンクから圧力発生室4にインクを供給するインク供給路5と、各圧力発生室4に対応して設けられたアクチュエータ7とから構成される。アクチュエータ7を駆動させることによって圧力発生室4が膨張又は収縮し、この膨張、収縮により所定量だけ体積が変化(圧力が変化)したときに内部に充填されたインクがノズル2から吐出される。
メカ・機構部40は、記録媒体を印字可能位置まで搬送する搬送ローラ、印字可能位置まで搬送された記録媒体をヘッド11のインク吐出に合わせて適量毎に送る用紙送りローラ、及び各ローラを駆動する駆動モータを含んで構成されている。
すなわち、メカ・機構部40の搬送ローラにより記録媒体をヘッド11による印字可能位置まで搬送し、その後、送りローラによりヘッド11の長手方向(主走査方向)と直交する方向(副走査方向)に記録媒体を送りながら、ヘッド11の液滴イジェクタ24から吐出されたインク滴により記録媒体上に多数のドットが形成されて印字が行われる。
ヘッド部12のインク滴吐出動作、及びメカ・機構部40の記録媒体の搬送動作は、コントローラ部30により制御される。
図4は、プリンタ10のコントローラ部30の構成図である。コントローラ部30は、各液滴イジェクタ24に設けられたアクチュエータ7に供給する駆動電圧波形を発生する波形発生部33と、この波形発生部33で駆動電圧波形を発生させるための情報が予め記憶された記憶部32と、各ノズル2に対応して設けられたアクチュエータ7に供給する駆動電圧波形を切り換える切換部34と、記憶部32、波形発生部33、切換部34等の間で信号の授受を行うとともにこれらを制御する制御部31とを含んで構成されている。なお、吐出動作を開始するためのメカ等から受信する信号や、各種センサーからの信号線等は省略している。
アクチュエータ7に供給される駆動電圧波形及びこの駆動電圧波形によってノズル2から吐出されるインク滴径の例を、図5(A)〜(E)に示す。なお、インク滴の滴径は略吐出滴量により定まるため、ここでは、滴径を滴量で示す。
図5に示されるように、駆動電圧波形に応じて滴径は変化する。本実施の形態では、このような複数の駆動電圧波形を、滴径を変化させて印字する階調印字のために用いるだけでなく、ノズル2(液滴イジェクタ24)の吐出特性のばらつきを補正するためにも用いる。なお、液滴イジェクタ24の吐出特性のばらつきとは、液滴イジェクタ24を構成する部材や製造ばらつきが原因で吐出効率や固有周期などがばらつくことであり、これによりノズル2から吐出されるインク滴の滴径、滴速がばらついてしまう。ここでは、駆動電圧波形を適切に発生させ選択的に印加することによって、このようなばらつきを抑える。
波形発生部33は、複数種類の駆動電圧波形を発生させるために、複数の波形発生回路35を有している。本実施の形態では、指定された印字モード(後述)に応じて最大16個の異なる駆動電圧波形を同時に発生させることができるように、波形発生部33には16個の波形発生回路35が設けられているものとする。なお、図4では、3個の波形発生回路35のみ示し、他の波形発生回路の図示は省略した。
各波形発生回路35にはそれぞれ図示しない電力増幅部が接続され、各波形発生回路35で発生させられた駆動電圧波形信号に基づいて該電力増幅部が印加電圧を上昇又は下降させて切換部34に駆動電圧を供給する。各波形発生回路35は、記憶部32に予め記憶された波形データに基づいて駆動電圧波形を発生する。
記憶部32は、例えば、ROM(リードオンリーメモリ)やRAM(ランダムアクセスメモリ)、FD(フレキシブルディスク)あるいはHDD(ハードディスク)などの記憶媒体から構成されている。記憶部32には、印字条件が対応付けられた複数個の印字モード、該印字モードに応じて定められた駆動電圧波形を生成するための波形データ、各液滴イジェクタ24の吐出特性の情報が記憶されている。波形データは、制御部31により読み出されて、波形発生部33に送られる。
図6は、本実施の形態における、予め定められた印字モードと該印字モードに対応付けられた印字条件を示したテーブルである。例えば、印字モード「1」の場合には、高解像度かつ2値(階調印字無し)で印字、及び各液滴イジェクタの吐出特性のばらつきの補正有り、という印字条件が対応付けられている。印字モードが「2」の場合には、中解像度かつ階調印字、及び各液滴イジェクタの吐出特性のばらつきの補正有り、という印字条件が対応付けられている。印字モードが「3」の場合には、低解像度かつ階調印字、各液滴イジェクタの吐出特性のばらつきの補正無し、という印字条件が対応付けられている。印字モードが「4」の場合には、低解像度かつ2値(階調印字無し)で印字、及び各液滴イジェクタの吐出特性のばらつきの補正無し、という印字条件が対応付けられている。
すなわち、ここでは、印字モード「1」は、階調印字は行わないが、高解像度で高画質の印字が可能なモード、印字モード「2」は、中解像度で高画質の印字が可能なモード、印字モード「3」は、低解像度で高速な印字が可能なモード、印字モード「4」は、例えばドラフト印字を行う場合に指定され、低解像度で低画質ではあるが非常に高速な印字が可能なモードとされている。
図7は、図6に示された印字モードと、該印字モードに対応付けられた印字条件の具体例、並びに印字条件に応じて定められた駆動電圧波形のセットの情報を示したテーブルである。
印字モード「1」の印字条件は、解像度が1200dpi×2400dpi、滴量が2plである。印字モード「1」は、階調印字無しなので、1種類の滴量だけが指定される。また、印字モード「1」には、液滴イジェクタ24の吐出特性ばらつきを補正するため各ノズル2から2plの滴量のインク滴を吐出するための15種類の駆動電圧波形と、印字しないときの駆動電圧波形1種の合計16種類の駆動電圧波形のセットが対応付けられている。なお、印字しないときの駆動電圧波形とは、ノズル2近傍でインクが空気と接触し、増粘して吐出特性が変化することを防ぐために、圧力発生室4内のインク滴を吐出しない程度の圧力で攪拌するための駆動電圧波形を意味する。従って、印字しないときの駆動電圧波形を印加しても、圧力発生室4にはインク滴が吐出されるほどの圧力変化は発生しない。
なお、液滴イジェクタ24の吐出特性ばらつきを補正するための15種類の駆動電圧波形は、液滴イジェクタ24の吐出特性のばらつきに応じて予め定められている。
各液滴イジェクタ24の吐出特性は、予めプリンタ10製造時の検査により数値化されて記憶部32に記憶されている。例えば、主要な吐出特性として、各液滴イジェクタ24の圧力発生室4内に発生する圧力波の固有周期や各液滴イジェクタ24のインク滴の吐出効率などのばらつき等を数値化したものが記憶されていてもよいし、該数値化したときの標準値に対するばらつきに対応して定められたランクが記憶されていてもよい。後者の場合には、例えば、図8に示されるように、標準値を0ランクとしたときに、該標準値に対する吐出効率ばらつき及び固有周期ばらつきに応じて±7のランクを定めることができる。印字モード「1」における15種類の駆動電圧波形には、全ノズル2から略同様の滴径(2pl)かつ滴速のインク滴が吐出されるように各ランク毎に波高値や立ち上がり及び立ち下がりタイミングが異なる駆動電圧波形を割り当てることができる。
図9は、液滴イジェクタ24の吐出特性ばらつきを補正するための駆動電圧波形の一例を示した図である。なお、図9では、15種類の駆動電圧波形のうち8種類の駆動電圧波形を示した。太線で示される波形が、標準用(0ランク)用の駆動電圧波形を示し、細線で示される波形が、±1、±2、±5ランク用の駆動電圧波形を示している。液滴イジェクタ24に各ランクに対応して定められた駆動電圧波形を印加することにより、全ての液滴イジェクタ24(ノズル2)から略同様の滴径(2pl)かつ滴速のインク滴を噴射することができる。
次に、印字モード「2」の印字条件と駆動電圧波形について説明する。印字モード「2」は、図7に示されるように、解像度が1200dpi×1200dpi、滴量が2pl、6pl、10plの3種類(すなわち、階調数3)であり、かつ各液滴イジェクタ24の吐出特性のばらつきの補正を行う印字条件であり、この印字条件で印字するために、印字モード「2」には2plの滴量のインク滴を吐出するための5種類の駆動電圧波形、6plの滴量のインク滴を吐出するための5種類の駆動電圧波形と、10plの滴量のインク滴を吐出するための5種類の駆動電圧波形、及び印字しないときの駆動電圧波形1種の合計16種類の駆動電圧波形のセットが対応付けられている。
各滴量毎の液滴イジェクタ24の吐出特性ばらつきを補正するための5種類の駆動電圧波形としては、例えば、各液滴イジェクタ24の吐出特性を、標準的な吐出特性を0ランクとしたときに、該標準的な吐出特性からの効率ばらつき及び固有周期ばらつきに応じて±2のランクを定め、各滴量毎に各ノズル2から略同様の滴径かつ滴速のインク滴が吐出されるように、各滴量及び各ランク毎に波高値や立ち上がり・立ち下がりタイミングが互いに異なる5種類の駆動電圧波形を割り当てることができる。このランクは、印字モード「2」の場合に適用されるランクとして、印字モード「1」とは別に定めておくことができる。
なお、このように、液滴イジェクタ24の吐出特性を示すランクを印字モード「1」と印字モード「2」とで異ならせて定める場合には、各液滴イジェクタ24の吐出特性は各印字モード毎に記憶部32に記憶しておく。これにより、印字モード(印字条件)に応じて適切な駆動電圧波形を容易に選択することができる。
図10(A)〜(C)は、各滴量毎の液滴イジェクタ24の吐出特性ばらつきを補正するための駆動電圧波形の一例を示した図である。太線で示される波形が、標準用(0ランク)用の駆動電圧波形を示し、細線で示される波形が、±1、±2ランク用の駆動電圧波形を示している。図10(A)が、2plの滴量を吐出するときに用いられる5種類の駆動電圧波形を示し、図10(B)が、6plの滴量を吐出するときに用いられる5種類の駆動電圧波形を示し、図10(C)が、10plの滴量を吐出するときに用いられる5種類の駆動電圧波形を示している。
各ランクに対応するノズル2(液滴イジェクタ24)に各ランクに対応する駆動電圧波形を印加することにより、全てのノズル2から印字データの階調値に応じた滴量に応じて略同様の滴径かつ滴速のインク滴を噴射することができる。
次に、印字モード「3」の印字条件と駆動電圧波形について説明する。印字モード「3」は、図7に示されるように、解像度が1200dpi×600dpi、滴量が2〜16plの15種類(階調数15)であり、かつノズル吐出特性のばらつきの補正は行わない印字条件であるため、印字モード「3」には、平均的な液滴イジェクタ24の吐出特性において各滴量を吐出するための15種類の駆動電圧波形(例えば、図5に示されるような駆動電圧波形)及び印字しないときの駆動電圧波形1種の合計16種類の駆動電圧波形のセットが対応付けられている。
次に、印字モード「4」の印字条件と駆動電圧波形について説明する。印字モード「4」は、図7に示されるように、解像度が1200dpi×300dpi、滴量が20plの1種類(2値、すなわち階調印字無し)であり、かつノズル吐出特性のばらつきの補正は行わない印字条件であるため、この印字モード「4」には、平均的な液滴イジェクタ24の吐出特性において20plの滴量を吐出するための1種類の駆動電圧波形及び印字しないときの駆動電圧波形1種の合計2種類の駆動電圧波形のセットが対応付けられている。なお、ここで定められている滴量20plは、印字条件として定められた解像度に応じた滴量であり、印字モード「4」に対応付けられた印字条件の解像度が異なる場合には、それに応じて異なる滴量を定め、該滴量の駆動電圧波形を定めておくことができる。
なお、上記各印字モードに対応付けられた駆動電圧波形の波形データは、全て記憶部32に記憶されている。
次に、図4の切換部34の機能について説明する。波形発生回路35の各々は、各ノズル2(液滴イジェクタ24)に対応するアクチュエータ7と信号線で接続されている。切換部34の各信号線とアクチュエータ7との間にはスイッチ37が設けられている。このスイッチ37のON/OFFの切換えにより、波形発生回路35で発生した駆動電圧波形から各アクチュエータ7毎に1つの波形を選択して供給することができる。各スイッチ37のON,OFFの切り換えは、制御部31からの指令信号DSWNに基づいて波形選択回路36が行う。
制御部31は、外部から印字指令を入力すると、搬送ローラを回転させるための駆動モータへの駆動指令信号SC1や、用紙送りローラを回転させるための駆動モータへの駆動指令信号SC2を出力する。また、制御部31は、外部からの印字指令に応じて、設定された印字モードから所定の周波数でインク滴が吐出されるように、印字信号を波形発生部33に供給する。
また、制御部31は、外部から供給された画像データ、印字モード、及び記憶部32に記憶されている前述の各情報に基づいて、各液滴イジェクタ24に対応するアクチュエータ7に、波形発生回路35で発生した駆動電圧波形のいずれを供給するかを判断して、各スイッチ37を切り換えるための指令信号DSWNを波形選択回路36に送信する。
図11は、コントローラ部30の制御部31で行われる印字処理の流れを示したフローチャートである。
ステップ100では、ホストPC50からの印字指令の受信待ちを行う。ホストPC50から印字指令を受信したときには、ステップ102に移行し、印字指令と共に受信した印字モードの情報から、どの印字モードが指定されたかを判断し、該判断した印字モードから記憶部32に記憶されている情報を検索して印字条件を判断する。
例えば、印字モード「1」が指定されたと判断した場合には、印字条件は、高解像度かつ2値で印字、及び各液滴イジェクタの吐出特性のばらつきを補正して印字する印字条件であると判断する。また、印字モード「2」が指定されたと判断した場合には、印字条件は、中解像度かつ階調印字(階調数3)、及び各液滴イジェクタの吐出特性のばらつきを補正して印字する印字条件であると判断する。印字モード「3」が指定されたと判断した場合には、印字条件は、低解像度かつ階調印字(階調数15)、各液滴イジェクタの吐出特性のばらつきの補正無しで印字する印字条件であると判断する。印字モード「4」が指定されたと判断した場合には、印字条件は、低解像度かつ2値で印字、及び各液滴イジェクタの吐出特性のばらつきの補正無しで印字する印字条件であると判断する(図6、図7も参照)。
ステップ104では、上記判断した印字条件を設定する。
例えば、印字モード「1」の場合には、解像度は1200dpi×2400dpiに、用紙搬送速度は7.5ipsに、吐出周波数は18KHzに設定する。また、液滴イジェクタ24の吐出特性のばらつきを補正して2値で印字するため、各液滴イジェクタ24の各ノズル2から2plの滴量のインク滴を吐出するための15種類の駆動電圧波形と、印字しないときの駆動電圧波形1種の合計16種類の駆動電圧波形の波形データを各波形発生回路35にセットする。
また、印字モード「2」の場合には、解像度は1200dpi×1200dpiに、用紙搬送速度は15ipsに、吐出周波数は18KHzに設定する。また、液滴イジェクタ24の吐出特性のばらつきを補正して階調数3の階調印字を行うため、2plの滴量のインク滴を吐出するための5種類の駆動電圧波形、6plの滴量のインク滴を吐出するための5種類の駆動電圧波形と、10plの滴量のインク滴を吐出するための5種類の駆動電圧波形、及び印字しないときの駆動電圧波形1種の合計16種類の駆動電圧波形の波形データを各波形発生回路35にセットする。
また、印字モード「3」の場合には、解像度は1200dpi×600dpiに、用紙搬送速度は30ipsに、吐出周波数は18KHzに設定する。また、液滴イジェクタ24の吐出特性のばらつきは補正しないで階調数15の階調印字を行うため、平均的な液滴イジェクタの吐出特性において滴量が2〜16plとなる15種類(階調数15)の駆動電圧波形及び印字しないときの駆動電圧波形1種の合計16種類の駆動電圧波形の波形データを各波形発生回路35にセットする。
印字モード「4」の場合には、解像度は1200dpi×300dpiに、用紙搬送速度は60ipsに、吐出周波数は18KHzに設定する。また、液滴イジェクタ24の吐出特性のばらつきは補正しないで2値印字を行うため、平均的な液滴イジェクタ24の吐出特性において20plの滴量を吐出するための1種類の駆動電圧波形及び印字しないときの駆動電圧波形1種の合計2種類の駆動電圧波形の波形データを波形発生回路35のいずれか2個にセットする。
ステップ106では、設定された印字条件により、上記印字指令と共に受信した画像データから印字条件に基づいて印字データを生成し、該印字データにより上記設定した印字条件で印字動作を実行する。
より詳述すると、印字モード「1」の場合には、2値印字で印字されるように印字データを生成する。さらに該印字データ及び記憶部32に記録されている液滴イジェクタ24の吐出特性の情報から前述の16種類の駆動電圧波形のいずれを選択するかを判断し、該選択された駆動電圧波形が印加されるようにスイッチ37を操作する。これにより波形発生回路35から液滴イジェクタ24の吐出特性(前述のランク)に対応した駆動電圧波形が駆動素子に印加され、印字が行われる。これにより、各液滴イジェクタ24のノズル2から吐出されるインク滴径滴速が揃うため、非常に高画質の印字が可能となる。
また、印字モード「2」の場合は、階調数3で印字されるように印字データを生成し、上記印字モード「1」と同様に印字を行う。駆動電圧波形は、印字データ(印字データが示す階調値)及び記憶部32に記録されている液滴イジェクタ24の吐出特性(前述のランク)とに基づいて選択され印加される。
印字モード「3」の場合には、階調数15で印字されるように印字データを生成する。このモードでは、液滴イジェクタ24の吐出特性のばらつきは補正しないため、印字データ(印字データが示す階調値)から前述の16種類の駆動電圧波形のいずれを選択するかを判断し、該判断された駆動電圧波形が印加されるようにスイッチ37を操作する。この印字モードは、液滴イジェクタ24の吐出特性ばらつきの補正は行われないが、階調数を優先した印字モードであるため、液滴イジェクタ24の吐出特性差により多少の着弾ずれや濃度むらが生じても、比較的高品質の画像が得られる。また、印字解像度が低いことから、高速な印字も可能となる。
印字モード「4」の場合には、2値印字で印字されるように印字データを生成する。このモードでは、液滴イジェクタ24の吐出特性のばらつきは補正しないため、印字データから前述の2種類の駆動電圧波形のいずれを選択するかを判断し、該判断された駆動電圧波形が印加されるようにスイッチ37を操作する。この印字モードでは、画質はそれほど良くないが、低解像度であることから非常に高速な印字が可能であり、かつ、液滴イジェクタ24のばらつき補正を行わないため処理データ量を少なくでき(単に各液滴イジェクタ24のon/offの制御だけでよい)、非常に高速な印字が可能となる。なお、一般に、ドラフト印字では画像品質は求められず高速に印字することが要求されるため、ドラフト印字する場合には、この印字モード「4」のように、高速印字が可能で(用紙搬送速度が速い)処理データが少ない印字条件を適用できる。
ステップ108では、印字が終了したか否かを判断する。印字が終了していないと判断したときには、ステップ106に戻って、印字動作を継続する。印字が終了したと判断した場合には、ステップ100に戻って、ホストPC50からの印字指令の受信待ちを行う。
なお、ステップ106の印字途中で、インク不足、用紙ジャムなどの異常が発生した場合には、印字動作を停止し、プリンタ10の表示部(図示省略)にその旨を表示するか、あるいはホストPC50に異常発生の通知を送信しユーザに知らせるように構成されていてもよい。
以上説明したように、各液滴イジェクタ24毎の吐出特性のばらつき補正の有無と階調印字の有無とを含む印字条件に応じて、アクチュエータ7の各々を駆動するための駆動電圧波形を選択して印加するようにしたため、液滴イジェクタ24の吐出特性のばらつきによる画質の低下を防止すると共に画質を向上させることができる。
また、上記実施の形態のように、複数の印字モードを指定できるようにしたため、2値印字または階調印字、液滴イジェクタ24の吐出ばらつき補正の有無などが調整でき、ユーザのニーズに合わせた最適な印刷が可能となる印字装置を提供できる。
また、液滴イジェクタ24の吐出特性に応じて駆動電圧波形を選択することができるため、全ヘッド11で共通の駆動電圧波形から選択して印字することができ、ヘッド11毎に駆動電圧波形を生成する方式に比べ、コントローラ部30の構成が単純になるという利点もある。
また、上記実施の形態では、液滴イジェクタ24毎に吐出特性の情報を記憶しておき、吐出特性のばらつきを補正する場合には、液滴イジェクタ24毎の吐出特性に応じて駆動電圧波形を選択して駆動素子(アクチュエータ7)に印加する例について説明したが、ヘッドを構成する液滴イジェクタ24を複数個の群に分割し、各群を構成する液滴イジェクタ24の吐出特性の平均的な値を各群毎の吐出特性(平均吐出特性)として記憶しておき、各吐出特性のばらつきを補正する場合には、該記憶した群毎の吐出特性から駆動電圧波形を選択して駆動素子(アクチュエータ7)に印加するようにしてもよい。滴径、滴速のばらつきは、各群毎にそれほど大きなずれはないので、いくつかの群毎に駆動電圧波形を設定すれば、吐出特性ばらつきを低減した高品質な印字が可能となる。
なお、ヘッド11を構成する液滴イジェクタ24をどのように分割するかは特に限定されず、例えば、ヘッドユニット14毎に分割してもよいし、ヘッドユニット14を構成する各イジェクタ基体毎に分割してもよい。
以下、1つのヘッドを構成する液滴イジェクタ24をヘッドユニット14毎に分割し、ヘッドユニット14毎に吐出特性のばらつきを補正する場合を例に挙げて説明する。
なお、各ヘッドユニット14内の各液滴イジェクタ24の吐出特性ばらつきはそれほど大きくないが、ヘッドユニット14毎に製造環境や部材が異なるため、ヘッドユニット14内の各液滴イジェクタ24の吐出特性を平均した特性値(以下、ヘッドランク値ともいう)はヘッドユニット14間で大きく異なることが多い。従って、ヘッドユニット14毎の吐出特性のばらつき補正(すなわち、ヘッドユニット14毎に適した駆動電圧波形を選択して用いる)を行うことで印字品質は向上する。
ヘッドユニット14毎に吐出特性のばらつき補正を行う場合には、上記プリンタ10の記憶部32には、前述の液滴イジェクタ24毎の吐出特性の情報に代えて、各ヘッドユニット14毎のヘッドランク値を記憶しておく。その他の装置構成は、上記実施の形態と同様とすることができる。
図12は、ヘッドユニット14毎に吐出特性ばらつきを補正することができるプリンタにおける印字モードと該印字モードに対応付けられた印字条件を示したテーブルである。例えば、印字モード「1」の場合には、高解像度かつ2値(階調印字無し)で印字、及び各ヘッドユニット14の吐出特性のばらつきの補正有り、という印字条件が対応付けられている。印字モードが「2」の場合には、中解像度かつ階調印字、及び各ヘッドユニット14の吐出特性のばらつきの補正有り、という印字条件が対応付けられている。印字モードが「3」の場合には、低解像度かつ階調印字、各ヘッドユニット14の吐出特性のばらつきの補正無し、という印字条件が対応付けられている。印字モードが「4」の場合には、低解像度かつ2値(階調印字無し)で印字、及び各ヘッドユニット14の吐出特性のばらつきの補正無し、という印字条件が対応付けられている。
図13は、図12に示された印字モードと、該印字モードに対応付けられた印字条件の具体例、並びに印字条件に応じて定められた駆動電圧波形のセットの情報を示したテーブルである。図13の駆動電圧波形セットに含まれる駆動電圧波形の波形データは、前述の図7で示した駆動電圧波形セットに含まれる駆動電圧波形の波形データと同様に、記憶部32に予め記憶されている。
コントローラ部30の制御部31で行われる印字処理の流れは、前述の図11を用いて説明した流れと同様である。ただし、吐出特性のばらつきを補正するために駆動電圧波形を選択する場合には、液滴イジェクタ24の吐出特性ではなく、ヘッドランク値に基づいて選択する。
このように、複数個の液滴イジェクタ24を複数個の群に分割したときの各群毎の平均吐出特性のばらつき補正の有無と階調印字の有無とを含む印字条件に応じて、アクチュエータ7の各々を駆動するための駆動電圧波形を選択して印加するようにしたため、各群毎の吐出特性のばらつきによる画質の低下を防止すると共に画質を向上させることができる。また、前述と同様に、複数の印字モードを指定できるようにしたため、2値印字または階調印字、液滴イジェクタ24の吐出ばらつき補正の有無などが調整でき、ユーザのニーズに合わせた最適な印刷が可能となる印字装置を提供できる。また、各群毎の吐出特性に応じて駆動電圧波形を選択することができるため、全ヘッド11で共通の駆動電圧波形から選択して印字することができ、ヘッド11毎に駆動電圧波形を生成する方式に比べ、コントローラ部30の構成が単純になるという利点もある。
なお、上記実施の形態では、FWA方式のインクジェットプリンタを例に挙げて説明したが、PWA方式のインクジェットプリンタにも本発明を適用することができる。PWA方式のインクジェットプリンタのヘッド部は、複数のノズル2(液滴イジェクタ24)が副走査方向に配列されたヘッドにより構成されている。このプリンタでは、記録用紙を副走査方向に走査しながら該ヘッドを主走査方向に走査することにより印字を行う。
PWA方式のインクジェットプリンタの場合も、上記実施の形態と同様に印字条件を予め定めておき、指定された印字モードに対応する印字条件を設定すると共に各液滴イジェクタ24毎あるいは複数の液滴イジェクタ24を複数個の群に分割したときの各群毎に駆動電圧波形を選択して印加することにより、上記実施の形態と同様に高品質な印字結果が得られる。このとき、印字条件にマルチパス印字の有無を含めることもできる。
このように、PWA方式のインクジェットプリンタの場合には、主解像度と副解像度の両方を変化させることが可能であり、またマルチパス印字も行うことによって、よりいっそう印字モードが多様化し、ユーザの所望の印字結果を得ることができる。
なお、上記実施の形態における各印字モードに対応する解像度や階調印字の有無及び階調数、液滴イジェクタ24の吐出ばらつき補正の有無(ヘッドユニット14の吐出ばらつき補正の有無)、及び駆動電圧波形セットは一例を示したものであり、本発明はこれに限定されるものではない。実際のプリンタの印字品質、印字速度に合わせて、印字モードに対応する解像度、階調印字の有無や階調数、液滴イジェクタ24の吐出ばらつき補正の有無(ヘッドユニット14の吐出ばらつき補正の有無)、駆動電圧波形セット等を定めることができる。
例えば、上記実施の形態では、印字モード「1」の場合には、印字無しの駆動電圧波形を含め16種類の駆動電圧波形を発生させたが、液滴イジェクタ24の吐出特性のばらつき(ヘッドユニット14の吐出特性のばらつき)が少ない場合には、これより少ない波形数(波形種類)を定めて発生させてもよいし、逆にばらつきが大きい場合には、これより多い波形数(波形種類)を定めて発生させてもよい。
図14は、4種類の駆動電圧波形から選択が可能で、かつ液滴イジェクタ24毎に吐出特性ばらつきの補正が可能なPWA方式のインクジェットプリンタにおける、印字モードと該印字モードに対応付けられた印字条件を示したテーブルである。
また、図15は、図14に示された印字モードと、該印字モードに対応付けられた印字条件の具体例、並びに印字条件に応じて定められた駆動電圧波形のセットの情報を示したテーブルである。
印字モード「1」及び「4」は2値印字(階調印字無し)、印字モード「2」及び「3」は階調数3の階調印字を行うモードである。また、解像度は、印字モードに応じて主解像度と副解像度の少なくともいずれか一方が異なり、印字モードが「1」から「4」にいくに従って低下している。印字モード「4」はドラフト印字する場合に指定されるモードとして設けられている。
ここでは、1度に発生できる駆動電圧波形は4種類のみであるため、液滴イジェクタ24の吐出特性ばらつきを補正するために複数の駆動電圧波形をセットできるのは、2値印字を行う印字モード「1」「4」のみである。また、ドラフト印字する場合に指定される印字モード「4」では、高画質は要求されないため、液滴イジェクタ24の吐出特性ばらつきの補正は行わない。従って、この例では、印字モード「1」で印字する場合のみに、液滴イジェクタ24の吐出特性ばらつきを補正するための複数の駆動電圧波形(ここでは3種類)をセットすることができる。
なお、前述したように、このテーブルに示された印字条件にマルチパス印字の有無を加えることにより、よりいっそう印字モードが多様化し、かつマルチパス印字で印字する印字モードの場合にはより高画質の印字結果を得ることができる。なお、4種類の駆動電圧波形から選択が可能で、かつ液滴イジェクタ24毎に吐出特性ばらつきの補正が可能なPWA方式のインクジェットプリンタにおいて、複数の液滴イジェクタ24を複数個の群に分割したときの各群毎に吐出特性ばらつきを補正する場合も、上記と同様に処理できる。
また、上記実施の形態では、解像度、階調印字の有無及び階調数、液滴イジェクタ24の吐出特性ばらつき補正が含まれた印字条件が対応付けられた印字モードを例に挙げて説明したが、例えば、階調印字の有無及び階調数については、解像度から制御部31が判断するようにしてもよい。例えば、高解像度の印字条件の場合には、階調印字を行わないと判断し、低解像度の印字条件の場合には、最大限の階調数で階調印字を行うと判断し、中解像度の印字条件の場合には、階調印字を行う(階調数は低解像度の場合より少ない所定数)と判断するようにしてもよい。このような場合には、印字モードに対応付けて解像度の情報を記憶しておくだけで階調印字の有無及び階調数を一意に決定することができる。なお、複数の液滴イジェクタ24を複数個の群に分割したときの各群毎に吐出特性ばらつきを補正する場合も、同様である。
また、上記実施の形態の印字モード「3」「4」のように、同一解像度であっても階調印字の有無あるいは階調数を互いに異ならせた印字モードを指定することが可能に構成することもでき、このような構成の場合には、上記実施の形態のように、印字条件として解像度の他に階調印字の有無、階調数を定めて記憶しておくようにする。これにより、多種多様な印字条件に対応することができる。
また、解像度に応じて制御部31がインク滴の滴量を判断し、これにより最適な駆動電圧波形(駆動電圧波形のセット)を選択するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、各液滴イジェクタ24の吐出特性の情報をプリンタ10のコントローラ部30(記憶部32)に保持するようにしたが、該情報をヘッド部12に設けたメモリに保持しておき、該メモリから該情報を読み出してもよい。
また、上記実施の形態では、駆動電圧波形の選択はプリンタ10内部の制御部31で画像データから変換した印字データから判断するようにしたが、駆動電圧波形の選択情報を予め外部装置(ここではホストPC50)で生成し、プリンタ10に転送するようにしてもよい。
なお、駆動電圧波形を発生させるための波形データは、基本波形のデータ及び該基本波形から各駆動電圧波形を生成するためのパラメータであってもよいし、各駆動電圧波形の各々を示す波形データであってもよい。前者の場合には、各波形発生回路は基本波形とパラメータがセットされると、基本波形をベースにしてパラメータにより各波形を自動的に生成することができるように波形発生回路35を構成すればよい。後者の場合には、上記実施の形態と同様に、セットされた波形データをそのまま使用して波形を生成するように波形発生回路35を構成すればよい。また、波形データは、プリンタ10で保持せずに、外部装置(ここではホストPC50)からプリンタ10に転送するようにしてもよい。
また、印字に使用されるインクは印字環境の変化(例えば、温度変化、湿度変化など)でインク粘度等が大きく変化するため、インク滴径、滴速がばらつくことがある。従って、印字環境を印字条件に追加し、印字環境に応じて波形発生回路にセットする波形セットを変更するようにすれば好ましい。これにより、よりいっそうの画質均一性が得られ、高品質な画像を印字することができる。
なお、同じ液滴量でも画像を印字する用紙(記録媒体)によっては記録媒体上のドットの形状、広がり(すなわち印字品質)が異なる場合もある。従って、印字モードを指定する外部装置(上記実施の形態ではホストPC50)では、少なくとも印字モード、印字に使用する用紙、及び印字品質の組み合わせをディスプレイ等に表示し、ユーザに最適な印字モードを選択してもらうことが望ましい。
また、上記実施の形態では、印字モードを外部装置(ここではホストPC50)から指定し、通信インタフェースを介して印字モードの情報を受信する例について説明したが、これに限定されず、例えば、プリンタに印字モードを指定するための指定部(ボタンやタッチパネルディスプレイ等)を設け、該指定部からユーザが直接印字モードを指定することができる構成にしてもよい。
なお、液滴イジェクタ24の吐出特性の情報は、上記実施の形態で例に挙げたように、標準値に対し「±n」で示したランクとしてもよいし、主要な吐出特性(固有周期、吐出効率)を数値化したものであってもよい。複数の液滴イジェクタ24を複数個の群に分割したときの各群毎に吐出特性ばらつきを補正する場合も、各群毎の平均吐出特性の情報として、標準値に対し「±n」で示したランクとしてもよいし、主要な吐出特性(固有周期、吐出効率)を数値化したものであってもよい。
また、液滴イジェクタ24(あるいは各群毎)の吐出特性の情報から、実際に使用する駆動電圧波形を選択する場合には、液滴イジェクタ24(あるいは各群毎)の吐出特性の情報と補正値(基準波形に対する各ランクに対応付けられた駆動電圧波形の波高の補正値や立ち上がり立ち下がりタイミングの補正値)との対応表を予め記憶しておいて該対応表から選択してもよいし、液滴イジェクタ24(あるいは各群毎)の吐出特性の情報と波高値やタイミングが補正された駆動電圧波形の波形データそのものとの対応表を記憶しておいて選択してもよく、特に限定されるものではない。
なお、上記実施の形態では、ヘッド部12を構成するCMYK4つのヘッド11のうち、1つのヘッド11を例に挙げて説明したが、各ヘッド11毎に、印字モードに応じた駆動電圧波形の波形データを記憶しておき、印字することができる。
また、本発明の印字装置に適用するプリンタは、駆動素子(アクチュエータ7)にアナログ波形の駆動波形を印加するインクジェットプリンタであってもよいし、パルス状の駆動波形を用いる矩形波波形駆動のインクジェットプリンタであってもよい。いずれのプリンタであっても、上記と同様に作用し、液滴イジェクタの吐出特性のばらつきによる画質の低下を防止すると共に画質を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る印字システムの概略構成を示した構成図である。 (A)は、ヘッドの概略斜視図であり、(B)は、ヘッドを構成するヘッドユニットの平面図である。 液滴イジェクタの構成を説明する断面概略図である。 プリンタのコントローラ部の構成図である。 駆動電圧波形に応じて変化する滴径の様子を説明する図である。 予め定められた印字モードと該印字モードに対応付けられた印字条件を示したテーブルである。 図6に示された印字モードと、該印字モードに対応付けられた印字条件の具体例、並びに印字条件に応じて定められた駆動電圧波形のセットの情報を示したテーブルである。 各液滴イジェクタの吐出特性を固有周期及び吐出効率に基づいて数値化(ランク化)したときの、吐出特性と各ランクとの関係を示した図である。 液滴イジェクタの吐出特性ばらつきを補正するための駆動電圧波形の一例を示した図である。 各滴量毎の液滴イジェクタの吐出特性ばらつきを補正するための駆動電圧波形の一例を示した図である。 コントローラ部の制御部で行われる印字処理の流れを示したフローチャートである。 ヘッドユニット毎に吐出特性ばらつきを補正することができるプリンタにおける印字モードと該印字モードに対応付けられた印字条件を示したテーブルである。 図12に示された印字モードと、該印字モードに対応付けられた印字条件の具体例、並びに印字条件に応じて定められた駆動電圧波形のセットの情報を示したテーブルである。 4種類の駆動電圧波形から選択が可能で、かつ液滴イジェクタ毎に吐出特性ばらつきの補正が可能なPWA方式のインクジェットプリンタにおける、印字モードと該印字モードに対応付けられた印字条件を示したテーブルである。 図14に示された印字モードと、該印字モードに対応付けられた印字条件の具体例、並びに印字条件に応じて定められた駆動電圧波形のセットの情報を示したテーブルである。
符号の説明
2 ノズル
4 圧力発生室
7 アクチュエータ
10 プリンタ
11 ヘッド
12 ヘッド部
14 ヘッドユニット
16,18 イジェクタ基体
24 液滴イジェクタ
30 コントローラ部
31 制御部
32 記憶部
33 波形発生部
34 切換部
35 波形発生回路
36 波形選択回路
37 スイッチ

Claims (4)

  1. インクが供給される圧力室、前記圧力室内の圧力を変化させる駆動素子、及び前記圧力室に連通し前記圧力室内の圧力が所定量変化したときにインク滴を吐出するインク吐出部を備えた液滴イジェクタが複数配列されたヘッドと、
    前記各液滴イジェクタ毎の吐出特性のばらつき補正の有無及び前記複数の液滴イジェクタを複数個の群に分割したときの各群毎の平均吐出特性のばらつき補正の有無のいずれか一方と階調印字の有無とを含む印字条件を予め定めると共に、該印字条件に応じて前記駆動素子の各々を駆動するための駆動波形を複数個定めておき、該印字条件に応じて駆動波形を選択して前記駆動素子に印加する波形印加手段と、
    を備えた印字装置。
  2. 前記印字条件は、階調印字の階調数、印字解像度、及び印字環境の少なくともいずれか1つを更に含む請求項1記載の印字装置。
  3. 前記印字条件を指定する指定手段または外部装置で指定された印字条件の情報を受信する受信手段を更に設けた請求項1または請求項2記載の印字装置。
  4. インクが供給される圧力室、前記圧力室内の圧力を変化させる駆動素子、及び前記圧力室に連通し前記圧力室内の圧力が所定量変化したときにインク滴を吐出するインク吐出部を備えた液滴イジェクタが複数配列されたヘッドを備えた印字装置の印字方法であって、
    前記各液滴イジェクタ毎の吐出特性のばらつき補正の有無及び前記複数の液滴イジェクタを複数個の群に分割したときの各群毎の平均吐出特性のばらつき補正の有無のいずれか一方と階調印字の有無とを含む印字条件を予め定めると共に、該印字条件に応じて前記駆動素子の各々を駆動するための駆動波形を複数個定めておき、該印字条件に応じて駆動波形を選択して前記駆動素子に印加する印字方法。
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