JP2006123524A - 印刷システム、印刷方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本印刷システムは、素子と、第1駆動信号生成部及び第2駆動信号生成部と、第1補正値及び第2補正値とを記憶するメモリと、コントローラとを有する。このコントローラは、所定サイズのドットを形成するための駆動信号を第1駆動信号生成部に生成させるとともに、所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を第2駆動信号生成部に生成させる際に、第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出されるインクの量を第1補正値に基づいて補正し、所定サイズのドットを形成するための駆動信号を第2駆動信号生成部に生成させる際に、第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出されるインクの量を第2補正値に基づいて補正する。
【選択図】 図4
Description
そこで、本発明は、それぞれの駆動信号生成部の特性のばらつきに応じて、吐出されるインク量を調整し、高品質な印刷画像を得ることを目的とする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
(B)前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第1駆動信号生成部と、
(C)前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第2駆動信号生成部と、
(D)前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第1補正値と、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第2補正値とを記憶するメモリと、
(E)所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第1補正値に基づいて補正し、
前記別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第2補正値に基づいて補正するコントローラと、
(F)を有することを特徴とする印刷システム。
このような印刷システムによれば、それぞれの駆動信号生成部の特性のばらつきに応じて、吐出されるインク量が調整されるので、高品質な印刷画像を得ることができる。
所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第1補正値に基づいて補正し、
前記別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第2補正値に基づいて補正する
ことを特徴とする印刷方法。
このような印刷方法によれば、それぞれの駆動信号生成部の特性のばらつきに応じて、吐出されるインク量が調整されるので、高品質な印刷画像を得ることができる。
所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第1補正値に基づいて補正させ、
前記別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第2補正値に基づいて補正させる
ことを特徴とするプログラム。
このようなプログラムによれば、それぞれの駆動信号生成部の特性のばらつきに応じて、吐出されるインク量が調整されるので、高品質な印刷画像を得ることができる。
(B)前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第1駆動信号生成部と、
(C)前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第2駆動信号生成部と、
(D)前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第1補正値と、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第2補正値とを記憶するメモリと、
(E)所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第1補正値に基づいて補正し、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第2補正値に基づいて補正するコントローラと、
(F)を有することを特徴とする印刷システム。
このような印刷システムによれば、それぞれの駆動信号生成部の特性のばらつきに応じて、吐出されるインク量が調整されるので、高品質な印刷画像を得ることができる。
所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第1補正値に基づいて補正し、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第2補正値に基づいて補正する
ことを特徴とする印刷方法。
このような印刷方法によれば、それぞれの駆動信号生成部の特性のばらつきに応じて、吐出されるインク量が調整されるので、高品質な印刷画像を得ることができる。
所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第1補正値に基づいて補正させ、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第2補正値に基づいて補正させる
ことを特徴とするプログラム。
このようなプログラムによれば、それぞれの駆動信号生成部の特性のばらつきに応じて、吐出されるインク量が調整されるので、高品質な印刷画像を得ることができる。
まず、印刷装置を印刷システムとともに説明する。なお、印刷システムとは、印刷装置と、この印刷装置の動作を制御する印刷制御装置とを少なくとも含むシステムのことである。
<コンピュータ110の構成について>
図2Aは、コンピュータ110、及びプリンタ1の構成を説明するブロック図である。図2Bは、プリンタ1が有するメモリ63の一部分を模式的に説明する図である。
<プリンタ1の構成について>
次に、プリンタ1の構成について説明する。ここで、図3Aは、本実施形態のプリンタ1の構成を示す図である。図3Bは、本実施形態のプリンタ1の構成を説明する側面図である。なお、以下の説明では、図2Aも参照する。
用紙搬送機構20は、媒体を搬送させる媒体搬送部に相当する。この用紙搬送機構20は、用紙Sを印刷可能な位置に送り込んだり、この用紙Sを搬送方向に所定の搬送量で搬送させたりするものである。この搬送方向は、次に説明するキャリッジ移動方向と交差する方向である。そして、図3A及び図3Bに示すように、用紙搬送機構20は、給紙ローラ21と、搬送モータ22と、搬送ローラ23と、プラテン24と、排紙ローラ25とを有する。給紙ローラ21は、紙挿入口に挿入された用紙Sをプリンタ1内に自動的に送るためのローラであり、この例ではD形の断面形状をしている。搬送モータ22は、用紙Sを搬送方向に搬送させるためのモータである。搬送ローラ23は、給紙ローラ21によって送られてきた用紙Sを、印刷可能な領域まで搬送するためのローラである。この搬送ローラ23の動作も搬送モータ22によって制御される。プラテン24は、印刷中の用紙Sを、この用紙Sの裏面側から支持する部材である。排紙ローラ25は、印刷が終了した用紙Sを搬送するためのローラである。
キャリッジ移動機構30は、ヘッドユニット40が取り付けられたキャリッジCRをキャリッジ移動方向に移動させるためのものである。キャリッジ移動方向には、一側から他側への移動方向と、他側から一側への移動方向が含まれている。なお、ヘッドユニット40はヘッド41を有するので、キャリッジ移動方向はヘッド41の移動方向に相当し、キャリッジ移動機構30はヘッド41を移動方向に移動させるヘッド移動部に相当する。そして、このキャリッジ移動機構30は、キャリッジモータ31と、ガイド軸32と、タイミングベルト33と、駆動プーリー34と、従動プーリー35とを有する。キャリッジモータ31は、キャリッジCRを移動させるための駆動源に相当する。そして、キャリッジモータ31の回転軸には、駆動プーリー34が取り付けられている。この駆動プーリー34は、キャリッジ移動方向の一端側に配置されている。駆動プーリー34とは反対側のキャリッジ移動方向の他端側には、従動プーリー35が配置されている。タイミングベルト33は、キャリッジCRに接続されているとともに、駆動プーリー34と従動プーリー35に架け渡されている。ガイド軸32は、キャリッジCRを移動可能な状態で支持する。このガイド軸32は、キャリッジ移動方向に沿って取り付けられている。従って、キャリッジモータ31が動作すると、キャリッジCRは、このガイド軸32に沿ってキャリッジ移動方向に移動する。
ヘッドユニット40は、インクを用紙Sに向けて吐出させるためのものである。ヘッドユニット40は、ヘッド制御部HCと、ヘッド41とを有している。ヘッド制御部HCの構成については、後で詳述する。ヘッド41には、各インク色にそれぞれ対応する複数のインク列が設けられている。各インク列には複数のノズルが設けられており、各ノズルにはピエゾ素子が設けられている。このピエゾ素子が駆動されると、圧力室(不図示)が変形し、これにより生じた圧力によってノズルからインク滴が吐出され、インク滴が用紙に着弾するとドットが形成される。
検出器群50は、プリンタ1の状況を監視するためのものである。図3Aや図3Bに示すように、この検出器群50には、リニア式エンコーダ51、ロータリー式エンコーダ52、紙検出器53、及び紙幅検出器54が含まれている。リニア式エンコーダ51は、キャリッジCRのキャリッジ移動方向の位置を検出するためのものである。ロータリー式エンコーダ52は、搬送ローラ23の回転量を検出するためのものである。紙検出器53は、印刷される用紙Sの先端位置を検出するためのものである。紙幅検出器54は、印刷される用紙Sの幅を検出するためのものである。なお、不図示であるが、ヘッド41の周囲の温度を検出する温度検出器も設けられている。
プリンタ側コントローラ60は、プリンタ1の制御を行うものである。例えば、プリンタ側コントローラ60は、搬送モータ22の回転量を制御することにより、用紙搬送機構20の搬送量を制御する。また、プリンタ側コントローラ60は、キャリッジモータ31の回転量を制御することにより、キャリッジCRの位置を制御する。
<駆動信号生成回路70について>
駆動信号生成回路70は、駆動パルスを含む駆動信号COMを生成する。この駆動信号COMは、1つのノズル列に対応する全てのピエゾ素子417に対して共通に使用される。
但し、製造ばらつきのため、図5Bに示すような理想通りの出力が得られるとは限らない。この製造ばらつきの影響を調整する方法については、後述する。
次に、この第1駆動信号生成部70Aの動作の具体例について説明する。図6Aは、生成される駆動信号COMの一部分を説明する図である。図6Bは、第1電流増幅回路72Aの出力電圧を、電圧V1から電圧V4まで降下させる動作を説明するための図である。
次に、第1電流増幅回路72Aについて説明する。図7Aは、電流増幅回路72A(72B)の構成を説明する図である。図7Bは、2つのトランジスタ対とヒートシンクの構成の説明図である。
本実施形態では、第1駆動信号生成部70A及び第2駆動信号生成部70Bが、それぞれ異なる駆動信号COMを生成する。ここでは、第1駆動信号生成部70Aが第1駆動信号COM_Aを生成し、第2駆動信号生成部70Bが第2駆動信号COM_Bを生成するものとして、説明を行う。但し、本実施形態では、後述するように、第1駆動信号生成部70Aと第2駆動信号生成部70Bは、第1駆動信号COM_Aと第2駆動信号COM_Bとを互い違いに入れ換えて生成する。
図8は、ヘッド制御部HCの構成を説明するブロック図である。図に示すように、ヘッド制御部HCは、第1シフトレジスタ81Aと、第2シフトレジスタ81Bと、第1ラッチ回路82Aと、第2ラッチ回路82Bと、デコーダ83と、制御ロジック84と、第1スイッチ87Aと、第2スイッチ87Bと、を備えている。制御ロジック84を除いた各部、すなわち、第1シフトレジスタ81Aと、第2シフトレジスタ81Bと、第1ラッチ回路82Aと、第2ラッチ回路82Bと、デコーダ83と、第1スイッチ87Aと、第2スイッチ87Bは、それぞれピエゾ素子417毎に設けられる。なお、ピエゾ素子417はノズル毎に設けられているので、言い換えると、これらの各部は、ノズル毎に設けられていることになる。
図10は、ピエゾ素子417に印加される信号の説明図である。ヘッド制御部HCは、以下に説明するように、画素データに応じた信号をピエゾ素子417に印加する。
前述した構成を有するプリンタ1では、プリンタ側コントローラ60が、メモリ63に格納されたコンピュータプログラムに従って、制御対象部(用紙搬送機構20、キャリッジ移動機構30、ヘッドユニット40、駆動信号生成回路70)を制御する。従って、このコンピュータプログラムは、この制御を実行するためのコードを有する。そして、制御対象部を制御することで、用紙Sに対する印刷動作が行われる。
ここで、図11は、印刷動作を説明するフローチャートである。例示した印刷動作は、印刷命令の受信動作(S10)、給紙動作(S20)、ドット形成動作(S30)、搬送動作(S40)、排紙判断(S50)、排紙処理(S60)、及び印刷終了判断(S70)を有している。以下、各動作について、簡単に説明する。
給紙動作(S20)は、印刷対象となる用紙Sを移動させ、印刷開始位置(所謂頭出し位置)に位置決めする動作である。この動作において、プリンタ側コントローラ60は、搬送モータ22を駆動するなどして、給紙ローラ21や搬送ローラ23を回転させる。
ドット形成動作(S30)は、用紙Sにドットを形成するための動作である。この動作において、プリンタ側コントローラ60は、キャリッジモータ31を駆動したり、駆動信号生成回路やヘッド41に対して制御信号を出力したりする。これにより、ヘッド41の移動中にノズルNzからインクが吐出され、用紙Sにドットが形成される。
搬送動作(S40)は、用紙Sを搬送方向へ移動させる動作である。この動作において、プリンタ側コントローラ60は、搬送モータ22を駆動して搬送ローラ23を回転させる。この搬送動作により、先程のドット形成動作によって形成されたドットとは異なる位置に、ドットを形成することができる。
排紙判断(S50)は、印刷対象となっている用紙Sに対する排出の要否を判断する動作である。この判断は、例えば、印刷データの有無に基づき、プリンタ側コントローラ60によって行われる。
排紙処理(S60)は、用紙Sを排出させる処理であり、先程の排紙判断で「排紙する」と判断されたことを条件に行われる。この場合、プリンタ側コントローラ60は、排紙ローラ25を回転させることで、印刷済みの用紙Sを外部に排出させる。
印刷終了判断(S70)は、印刷を続行するか否かの判断である。この判断も、プリンタ側コントローラ60によって行われる。
<駆動信号の入れ換えの必要性について>
第1電流増幅回路72Aは、駆動信号COMの生成に伴って電力を消費する。すなわち、第1電流増幅回路72Aは、駆動信号COMの生成時に、NPN型のトランジスタQ1におけるコレクタ損失と、PNP型のトランジスタQ2のコレクタ損失によって電力を消費する。第2電流増幅回路72Bも同様であるので、ここでは第1電流増幅回路72Aについてのみ説明を行う。
第1電流増幅回路72AのNPN型トランジスタQ1は、駆動信号COMの電圧を上昇させる時、すなわち、ピエゾ素子417を充電する時にオン状態になる。反対に、PNP型のトランジスタQ2は、駆動信号COMの電圧を降下させる時、すなわち、ピエゾ素子417を放電する時、オン状態になる。
中ドットを形成する場合、第2駆動信号COM_Bの駆動パルスPS4のみがピエゾ素子417に印加されるので、第1駆動信号COM_Aを生成するトランジスタ対721Aでは電力が消費されず、第2駆動信号COM_Bを生成するトランジスタ対721Bで2.0Wの電力が消費される。なお、小ドットを形成する場合と中ドットを形成する場合とで消費電力の大きさが異なるのは、小ドットを形成するための駆動パルスPS2と、中ドットを形成するための駆動パルスPS4の波形が異なるためである。
大ドットを形成する場合、第1駆動信号COM_Aの駆動パルスPS1と、第2駆動信号COM_Bの駆動パルスPS5と、第1駆動信号COM_Aの駆動パルスPS3とがピエゾ素子417に印加される。このため、大ドットを形成する場合、第1駆動信号COM_Aを生成するトランジスタ対721Aで3.0Wの電力が消費され、第2駆動信号COM_Bを生成するトランジスタ対721Bで1.5Wの電力が消費される。
既に、第1駆動信号生成部70Aが第1駆動信号COM_Aを生成し、第2駆動信号生成部70Bが第2駆動信号COM_Bを生成する場合については説明した。そこで、生成する駆動信号を入れ換え、第1駆動信号生成部70Aが第2駆動信号COM_Bを生成し、第2駆動信号生成部70Bが第1駆動信号COM_Aを生成する場合について、以下に説明する。
そこで、駆動信号COMの入れ換えに伴って、制御ロジック84が出力する波形選択信号q0〜q7も変更する。具体的には、第1駆動信号生成部70Aが第1駆動信号COM_Aを生成していたときに、制御ロジック84は、波形選択信号q0を出力していた信号線に波形選択信号q4を出力し、波形選択信号q1を出力していた信号線に波形選択信号q5を出力し、波形選択信号q2を出力していた信号線に波形選択信号q6を出力し、波形選択信号q3を出力していた信号線に波形選択信号q7を出力する。このように、駆動信号COMの入れ換えに伴って、制御ロジック84が出力する波形選択信号q0〜q3と波形選択信号q4〜q7とを入れ換える。
図14は、駆動信号を入れ換えるときの処理の別の例を示す図である。上の2つの図は、第1駆動信号生成部70Aが第1駆動信号COM_Aを生成し、第2駆動信号生成部70Bが第2駆動信号COM_Bを生成するときの様子を示している。下の2つの図は、生成する駆動信号を入れ換え、第1駆動信号生成部70Aが第2駆動信号COM_Bを生成し、第2駆動信号生成部70Bが第1駆動信号COM_Aを生成するときの様子を示している。
次に、駆動信号の入れ換えのタイミングについて説明する。
例えば、プリンタは、用紙1枚を印刷する毎に、第1駆動信号COM_Aと第2駆動信号COM_Bとを入れ換えることができる。これにより、定期的なタイミングで駆動信号を入れ換えることができる。
但し、奇数ページには大ドットで主に構成されるテキスト画像を印刷し、偶数ページには中ドットで主に構成される画像を印刷して、複数枚の用紙を連続印刷する場合がある。このような場合、大ドットの形成時には第1駆動信号COM_Aを生成する駆動信号生成部のトランジスタ対に発熱が偏り、中ドットの形成時には第2駆動信号COM_Bを生成する駆動信号生成部のトランジスタ対に発熱が偏るため(図13参照)、1枚印刷する毎に駆動信号を入れ換えると、一方の駆動信号生成部のトランジスタ対に発熱が偏るおそれがある。
上記のように定期的なタイミングで駆動信号の入れ換えるのではなく、第1駆動信号生成部70Aや第2駆動信号生成部70Bの温度を検出し、その検出結果に基づいて駆動信号を入れ換えても良い。但し、この場合、温度センサを設ける必要がある。
ところで、前述の第1駆動信号生成部70Aと第2駆動信号生成部70Bは、同様の構成であるが、製造ばらつきの影響などにより、第1駆動信号生成部70Aと第2駆動信号生成部70Bの特性がばらつくことがある。
図15Aは、第1駆動信号生成部70Aにて生成された駆動パルスPS2を示す図である。図15Bは、第1駆動信号生成部70Aに入力されたDAC値と出力電圧との関係を示す図である。図15Cは、第2駆動信号生成部70Bにて生成された駆動パルスPS2を示す図である。図15Dは、第2駆動信号生成部70Bに入力されたDAC値と出力電圧との関係を示す図である。
駆動電圧が異なると、ピエゾ素子の伸縮量が異なるため、圧力室内のインクに対する圧力変動が異なる。この結果、駆動電圧が異なると、吐出されるインクの量が異なる。つまり、第1駆動信号生成部70Aが第1駆動信号COM_Aを生成しているときに形成された小ドットと、第2駆動信号生成部70Bが第1駆動信号COM_Aを生成しているときに形成された小ドットとでは、吐出されるインク量が異なるので、ドット径が異なることになる。このため、このようなドットから構成される印刷画像の画質は、粗悪なものとなる。
<調整値の設定の概要について>
図16は、調整値の設定に使用される機器を説明するブロック図である。なお、既に説明された機器については、同じ符号を付しているので、説明を省略する。これら機器の中で、コンピュータ110Aは、検査ラインに設置されたコンピュータである。そして、プリンタ1の製造後の検査工程において、各プリンタが調整用パターンを印刷し、印刷された調整用パターンをスキャナ装置200が読み取り、コンピュータ110Aが各プリンタに固有の調整値を検出し、コンピュータ110Aがプリンタ1のメモリ63の調整値記憶領域63cに調整値を設定する。
プリンタ1のメモリ63のプログラム記憶領域63aには、調整用パターンをプリンタ1に印刷させるための調整用パターン印刷プログラムが記憶されている。CPU64は、調整用パターン印刷プログラムに従って、プリンタ1内の各ユニットを制御し、用紙Sに調整用パターンを印刷する。
まず、1回目のドット形成動作の際に、CPU62は、第1駆動信号生成部70Aに対して、DAC_VHが「24Eh」になるように(駆動パルスPS2の最高電圧VHのときにDAC値「24Eh」が入力されるように)、第1駆動信号COM_Aを生成するためのDAC値を順次出力する。そして、1回目のドット形成動作において、プリンタ1は、第1駆動信号生成部70Aから出力された第1駆動信号COM_Aの駆動パルスPS2をピエゾ素子417に印加して、第1調整用パターン群CP1の調整用パターンを形成する。
調整用パターンを印刷した後、検査工程の検査者は、用紙Sをスキャナ装置200にセットする。コンピュータ110Aには、スキャナ装置200が通信可能に接続されている。このスキャナ装置200は、原稿に印刷された画像の濃度を、所定の解像度で読み取るものである。そして、スキャナ装置200は、用紙Sに印刷された各調整用パターンの濃度を読み取る。スキャナ装置200は、第1調整用パターン群CP1及び第2調整用パターン群CP2の各調整用パターンの濃度データを、コンピュータ110Aに出力する。
図18Aは、第1駆動信号生成部70Aの生成する駆動パルスPS2の説明図である。ここでは、第1駆動信号生成部70Aは正常な駆動パルスPS2を生成しているので、駆動パルスPS2の調整は行われない。
図18Bは、第2駆動信号生成部70Bの生成する駆動パルスPS2の説明図である。図中の点線で示される駆動パルスは、調整前の駆動パルスである。この駆動パルスは、第1駆動信号生成部70Aが図18Aの駆動パルスを生成するときと同じDAC値が第2駆動信号生成部70Bに入力されることにより、生成される。仮に点線の駆動パルスを第2駆動信号生成部70Bが出力して印刷を行うと、正常な駆動電圧Vh(25.00V)よりも高い駆動電圧(25.20V)であるため、正常なドット径よりも大きめの小ドットが形成される。
図18Bの実線で示される波形は、調整後の波形である。本実施形態では、DAC_VH(駆動パルスPS2の最高電圧VHのときにCPU62から出力されるDAC値)が「27Bh」になるように、CPU62から順次出力されるDAC値が調整される。このDAC値の調整は、第2駆動信号生成部70Bの小ドット用調整値に基づいて、行われる。これにより、調整後の駆動パルスの駆動電圧Vh’は、25.00Vに調整される。
以下の説明においても、第1駆動信号生成部70Aは正常な電圧の駆動信号を生成するが、第2駆動信号生成部70Bは異常な電圧の駆動信号を生成するものとする。
図21Bは、第2駆動信号生成部70Bが調整用駆動信号COM_Cを生成するときに形成された大ドットの説明図である。第2駆動信号生成部70Bは異常な電圧の駆動信号を生成するため、正常なドット径よりも大きい大ドットが形成される。なお、図中の点線は、図21Aの大ドットを示している。
以下の説明では、第2駆動信号生成部70Bが第1駆動信号を生成するものとする。また、第2駆動信号生成部70Bの小ドット用調整値は「−0.2V」(又は「−005h」)とし、大ドット用調整値は「−0.4V」(又は「−00Ah」)とする。
以下の説明では、第1駆動信号生成部70Aが第1駆動信号COM_Aを生成し、第2駆動信号生成部70Bが第2駆動信号COM_Bを生成する。また、第1駆動信号生成部70Aが生成する第1駆動信号COM_Aの中間電圧VCは、どの波形部でも同じに調整されている。また、第2駆動信号生成部70Bが生成する第2駆動信号COM_Bの中間電圧VCも、どの波形部でも同じに調整されている。
第2実施形態では、第1駆動信号生成部70Aが生成する駆動信号により形成されるドット数が、第1駆動信号生成部70Aに対応する調整値に基づいて、調整される。また、第2駆動信号生成部70Bが生成する駆動信号により形成されるドット数も、第2駆動信号生成部70Bに対応する調整値に基づいて、調整される。以下、詳しく説明する。
プリンタドライバは、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換するため、解像度変換処理、色変換処理、ハーフトーン処理、ラスタライズ処理を行う。
続いて、図24に戻り、本実施形態の説明を行う。図中の右側に示される処理は、プリンタドライバが行う処理であり、図中の左側に示される処理は、プリンタが行う処理である。
まず、プリンタドライバは、ハーフトーン処理の際に、処理対象の画素が、奇数回目のドット形成動作においてドットが形成される画素なのか、偶数回目のドット形成動作においてドットが形成される画素なのか、判別する。この判別は、画像データの中における処理対象の画素データの位置に応じて、判別可能である。
そして、処理対象の画素が、奇数回目のドット形成動作においてドットが形成される画素であれば、プリンタドライバは、図29のドット生成率テーブルを用いて、その画素データを2ビットデータに変換する。同様に、処理対象の画素が、偶数回目のドット形成動作においてドットが形成される画素であれば、プリンタドライバは、他方のドット生成率テーブルを用いて、画素データを2ビットデータに変換する。なお、256階調の画素データをドット生成率テーブルに基づいて2ビットデータに変換する処理は、前述の図25の処理と同様であるので、説明を省略する。
そこで、本実施形態では、図29のように補正されたドット生成率テーブルを用いる。この結果、同じ10画素の画素データののうちの例えば4個の画素データが「10」に変換され、中ドットを示す画素データが減る。このような印刷データに基づいてプリンタ1が印刷処理を行うと、本来ならば10画素のうちの5画素に中ドットが形成されるところ、4画素に中ドットが形成されることになる。つまり、10画素の中に吐出されるインク量が、中ドット1個分だけ減ることになる。
これにより、この10画素の領域の画像の濃度は、5画素に中ドットが形成されるときよりも、淡くなる。但し、中ドットを形成するための駆動パルスPS4の駆動電圧Vhが通常よりも高いならば、1画素の領域に吐出されるインク量は多くなるので、ドット数が減れば、この10画素の領域の画像の濃度は、全体として正常な濃度に調整されることになる。
言い換えると、前述の第1実施形態では、1画素の領域に吐出されるインク量を調整していたが、本第2実施形態では、複数の画素の領域に吐出される全体のインク量を調整している。
上記の実施形態は、主としてプリンタについて記載されているが、その中には、印刷装置、記録装置、液体の吐出装置、印刷方法、記録方法、液体の吐出方法、印刷システム、記録システム、コンピュータシステム、プログラム、プログラムを記憶した記憶媒体、表示画面、画面表示方法、印刷物の製造方法、等の開示が含まれていることは言うまでもない。
前述の実施形態では、第1駆動信号COM_Aの第1波形部SS11a〜第3波形部SS13aは、第2駆動信号COM_Bの第1波形部SS21a〜第3波形部SS23aと、同じ時間幅に定められている。そして、これに伴い、第1駆動信号COM_A用の第1チェンジ信号CH_Aと、第2駆動信号COM_B用の第2チェンジ信号CH_Bは、Hレベルになるタイミングが揃えられている。しかし、駆動信号やチェンジ信号は、これに限られるものではない。
前述のプリンタ1は、専ら画像の印刷を行うものであった。しかし、印刷装置はこのプリンタ1に限定されるものではない。ここで、図31Aは、スキャナ・プリンタ・コピー複合装置300(以下、SPC複合装置ともいう。)の外観を説明する斜視図である。図31Bは、原稿台カバー302を開いた状態のSPC複合装置300を説明する斜視図である。このSPC複合装置300は、原稿の画像濃度を読み取るためのスキャナ機能、画像データに基づいて画像を用紙等の媒体に印刷するプリンタ機能、スキャナ機能により入力した画像を用紙等に印刷するローカルコピー機能を有している。すなわち、このSPC複合装置300は、媒体に印刷された画像の濃度を読み取る画像読み取り部を一体に有している。この画像読み取り部は、前述したスキャナ装置200の読み取りキャリッジ202と同等なものである。このようなSPC複合装置300も本発明の印刷装置に含まれる。そして、このSPC複合装置300では、原稿台ガラス301の上に調整用パターンCPが印刷された用紙Sを載せ、調整用パターンCPの濃度を読み取る。この構成では、画像読み取り部で読み取られた調整用パターンの濃度に基づいて調整が行われるので、印刷装置の出荷後においても調整を行うことができる。
前述の実施形態では、駆動信号生成部の数は2つであった。しかし、これに限られるものではない。駆動信号生成回路が2以上の駆動信号生成部を有していても良い。そして、あるタイミングにおいて第1駆動信号生成部70Aが第1駆動信号COM_Aを生成し、第2駆動信号生成部70Bが第2駆動信号COM_Bを生成し、第3駆動信号生成部が第3駆動信号を生成し、別のタイミングにおいて第1駆動信号生成部70Aが第2駆動信号COM_Bを生成し、第2駆動信号生成部70Bが第1駆動信号COM_Aを生成し、第3駆動信号生成部が第3駆動信号を生成しても良い。このような場合であっても、前述の実施形態と同様に第1駆動信号生成部及び第2駆動信号生成部が生成する駆動信号が入れ換えられるので、前述の実施形態と同様の効果が得られる。
前述の実施形態では、あるタイミングにおいて第1駆動信号生成部70Aが第1駆動信号COM_Aを生成し、第2駆動信号生成部70Bが第2駆動信号COM_Bを生成し、別のタイミングにおいて第1駆動信号生成部70Aが第2駆動信号COM_Bを生成し、第2駆動信号生成部70Bが第1駆動信号COM_Aを生成していた。つまり、前述の実施形態によれば、第1駆動信号の生成する駆動信号と、第2駆動信号の生成する駆動信号とが入れ換えられていた。
前述の実施形態では、プリンタが説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の記録装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。このような分野に本技術を適用しても、液体を対象物に向かって直接的に吐出(直描)することができるという特徴があるので、従来と比較して省材料、省工程、コストダウンを図ることができる。
前述の実施形態は、プリンタの実施形態だったので、染料インク又は顔料インクをノズルから吐出していた。しかし、ノズルから吐出する液体は、このようなインクに限られるものではない。例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、電子インク、加工液、遺伝子溶液などを含む液体(水も含む)をノズルから吐出しても良い。このような液体を対象物に向かって直接的に吐出すれば、省材料、省工程、コストダウンを図ることができる。
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
(1)上記のプリンタ及びコンピュータから構成される印刷システムは、インクを吐出するために駆動されるピエゾ素子417(素子の一例)と、ピエゾ素子417を駆動するための駆動信号COMを生成する第1駆動信号生成部70Aと第2駆動信号生成部70Bと、ホスト側コントローラ及びプリンタ側コントローラ60及びヘッド制御部HCから構成されるコントローラと、を有する。
これにより、例えば小ドットを形成する場合、第1駆動信号COM_Aを生成する第2駆動信号生成部70Bのみで電力が消費されるようになり、第2駆動信号生成部70Bが第1駆動信号生成部70Aよりも発熱する。但し、駆動信号の入れ換えの前後の発熱を総合的に見ると、第1駆動信号生成部70Aと第2駆動信号生成部70Bが均等に発熱する。
そこで、上記の印刷システムでは、メモリ63の調整値記憶領域63aに予め調整値を記憶している。そして、例えば小ドットに関しては、第1駆動信号生成部70Aに関連付けられた小ドット用調整値と、第2駆動信号生成部70Bに関連付けられた小ドット用調整値とが、調整値記憶領域63aに記憶されている。
これにより、第1駆動信号生成部70Aにより形成される印刷画像と、第2駆動信号生成部70Bにより形成される印刷画像とが、それぞれの特性に応じて調整されるので、高品質な印刷画像を得ることができる。
これにより、これらの調整用パターン群を読み取れば、第1駆動信号生成部70Aに関連付けられる小ドット用調整値(第1補正値の一例)と、第2駆動信号生成部70Bに関連付けられる小ドット用調整値(第2補正値の一例)とを取得することができる。
なお、生成する駆動信号を3つの駆動信号生成部の間でローテーションさせる場合にも、1個のインク滴の量(1画素に形成される1個のドットを形成するために吐出されるインクの量)を調整しても良い。
これにより、駆動パルスPS2がピエゾ素子417に印加されたときに吐出されるインク滴の量が調整される。
なお、生成する駆動信号を3つの駆動信号生成部の間でローテーションさせる場合にも、調整値に基づいて駆動パルスの駆動電圧を補正しても良い。
なお、生成する駆動信号を3つの駆動信号生成部の間でローテーションさせる場合にも、中間電圧が一定になるように調整しても良い。
なお、生成する駆動信号を3つの駆動信号生成部の間でローテーションさせる場合にも、各駆動信号生成部が生成する駆動信号の中間電圧を揃えるように調整しても良い。
例えば、前述の第2実施形態では、ホスト側コントローラは、複数の画素に対応する領域に吐出されるドットの数を調整している。これにより、この領域に吐出される全体のインク量が調整される。
なお、生成する駆動信号を3つの駆動信号生成部の間でローテーションさせる場合にも、複数の画素に対応する領域に吐出されるドットの数を調整しても良い。
なお、生成する駆動信号を3つの駆動信号生成部の間でローテーションさせる場合にも、ドット生成率テーブルを補正しても良い。
そして、中ドットを形成するための第2駆動信号COM_Bを第2駆動信号生成部70Bが生成する際に、第2駆動信号生成部70Bに関連付けられた中ドット用調整値に基づいて、吐出されるインク量が補正される。また、駆動信号を入れ換えて、中ドットを形成するための第2駆動信号COM_Bを第1駆動信号生成部70Aが生成する際に、第1駆動信号生成部70Bに関連付けられた中ドット用調整値に基づいて、吐出されるインク量が補正される。
これにより、第1駆動信号生成部70Aにより形成される印刷画像と、第2駆動信号生成部70Bにより形成される印刷画像とが、それぞれの特性に応じて調整されるので、高品質な印刷画像を得ることができる。
このように、前述の第1実施形態では、各ドットのサイズに応じた調整値が、それぞれの駆動信号生成部に別々に対応付けられて、メモリに記憶されている。
これにより、第1駆動信号生成部70Aにより形成される印刷画像と、第2駆動信号生成部70Bにより形成される印刷画像とが、それぞれの特性に応じて調整されるので、高品質な印刷画像を得ることができる。
なお、印刷方法は、2つの駆動信号生成部の生成する駆動信号を入れ換える方法に限られるものではない。例えば、生成する駆動信号を3つの駆動信号生成部の間でローテーションするような印刷方法であっても良い。
一方、前述の第2実施形態では、プリンタドライバに基づいてホスト側コントローラが制御され、第2実施形態が実現されている。いずれの実施形態とも、第1駆動信号生成部70Aにより形成される印刷画像と、第2駆動信号生成部70Bにより形成される印刷画像とが、それぞれの特性に応じて調整されるので、高品質な印刷画像を得ることができる。
なお、2つの駆動信号生成部の生成する駆動信号を入れ換えさせるものに限られるものではなく、例えば、プログラムが、プリンタに、生成する駆動信号を3つの駆動信号生成部の間でローテーションするようにさせても良い。
これにより、第1駆動信号生成部70Aにより形成される印刷画像と、第2駆動信号生成部70Bにより形成される印刷画像とが、それぞれの特性に応じて調整されるので、高品質な印刷画像を得ることができる。
20 用紙搬送機構、21 給紙ローラ、22 搬送モータ、23 搬送ローラ、
24 プラテン、25 排紙ローラ、
30 キャリッジ移動機構、31 キャリッジモータ、32 ガイド軸、
33 タイミングベルト、34 駆動プーリー、35 従動プーリー、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、HC ヘッド制御部、
50 検出器群、51 リニア式エンコーダ、52 ロータリー式エンコーダ、
53 紙検出器、54 紙幅検出器、
60 プリンタ側コントローラ、61 インタフェース部、62 CPU、
63 メモリ、64 制御ユニット、70 駆動信号生成回路、
70A 第1駆動信号生成部、70B 第2駆動信号生成部、
71A 第1波形生成回路、71B 第2波形生成回路、
711A D/A変換器、711B D/A変換器、712A 電圧増幅回路、
712B 電圧増幅回路、72A 第1電流増幅回路、72B 第2電流増幅回路、
721A 第1トランジスタ対、721B 第2トランジスタ対、
Q1 NPN型のトランジスタ、Q2 PNP型のトランジスタ、
722 ヒートシンク、
81A 第1シフトレジスタ、81B 第2シフトレジスタ、
82A 第1ラッチ回路、82B 第2ラッチ回路、
83 デコーダ、84 制御ロジック、
87A 第1スイッチ、87B 第2スイッチ、
100 印刷システム、110 コンピュータ、111 ホスト側コントローラ、
112 インタフェース部、113 CPU、114 メモリ、
120 表示装置、130 入力装置、131 キーボード、132 マウス、
140 記録再生装置、141 フレキシブルディスクドライブ装置、
142 CD−ROMドライブ装置、
COM_A 第1駆動信号、COM_B 第2駆動信号、
LAT ラッチ信号、CH_A 第1チェンジ信号、CH_B 第2チェンジ信号、
q0〜q7 波形選択信号
Claims (26)
- (A)インクを吐出するために駆動される素子と、
(B)前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第1駆動信号生成部と、
(C)前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第2駆動信号生成部と、
(D)前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第1補正値と、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第2補正値とを記憶するメモリと、
(E)所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第1補正値に基づいて補正し、
前記別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第2補正値に基づいて補正するコントローラと、
(F)を有することを特徴とする印刷システム。 - 請求項1に記載の印刷システムであって、
前記コントローラは、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させて、前記第1補正値を取得するためのパターンを媒体に形成し、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させて、前記第2補正値を取得するためのパターンを媒体に形成する
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項1又は2に記載の印刷システムであって、
前記コントローラは、前記第1補正値又は前記第2補正値に基づいて、前記所定サイズのドットを形成するために吐出される前記インクの量を、補正する
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項3に記載の印刷システムであって、
前記コントローラは、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される前記駆動信号の電圧を前記第1補正値に基づいて補正し、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される前記駆動信号の電圧を前記第2補正値に基づいて補正する
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項3又は4に記載の印刷システムであって、
前記駆動信号には、複数の駆動波形が含まれており、
前記コントローラは、前記第1駆動信号生成部又は前記第2駆動信号生成部が生成する駆動信号の各駆動波形の中間電圧を同じになるように補正する
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項3〜5のいずれかに記載の印刷システムであって、
前記コントローラは、前記第1駆動信号生成部及び前記第2駆動信号生成部が生成する駆動信号の中間電圧を同じになるように補正する
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項3〜6のいずれかに記載の印刷システムであって、
前記駆動信号には、複数の駆動波形が含まれており、
最も大きいサイズのドットは、前記第1駆動信号生成部により生成された前記駆動波形と、前記第2駆動信号生成部により生成された前記駆動波形とにより、形成される
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項1又は2に記載の印刷システムであって、
前記コントローラは、所定の領域に形成される複数の前記所定サイズのドットの数を、補正する
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項8に記載の印刷システムであって、
前記コントローラは、前記第1補正値又は前記第2補正値に基づいて、ドット生成率を補正する
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の印刷システムであって、
前記メモリは、前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第3補正値と、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第4補正値と、を記憶し、
前記コントローラは、
前記別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第4補正値に基づいて補正し、
前記別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第3補正値に基づいて補正する
ことを特徴とする印刷システム。 - (A)インクを吐出するために駆動される素子と、
(B)前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第1駆動信号生成部と、
(C)前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第2駆動信号生成部と、
(D)前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第1補正値と、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第2補正値とを記憶するメモリと、
(E)所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第1補正値に基づいて補正し、
前記別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第2補正値に基づいて補正するコントローラと、
(F)を有する印刷システムであって、
(G)前記コントローラは、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させて、前記第1補正値を取得するためのパターンを媒体に形成し、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させて、前記第2補正値を取得するためのパターンを媒体に形成し、
(H)前記コントローラは、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される前記駆動信号の電圧を前記第1補正値に基づいて補正し、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される前記駆動信号の電圧を前記第2補正値に基づいて補正し、
(I)前記駆動信号には、複数の駆動波形が含まれており、
前記コントローラは、前記第1駆動信号生成部又は前記第2駆動信号生成部が生成する駆動信号の各駆動波形の中間電圧を同じになるように補正し、
(J)前記コントローラは、前記第1駆動信号生成部及び前記第2駆動信号生成部が生成する駆動信号の中間電圧を同じになるように補正し、
(K)前記駆動信号には、複数の駆動波形が含まれており、
最も大きいサイズのドットは、前記第1駆動信号生成部により生成された前記駆動波形と、前記第2駆動信号生成部により生成された前記駆動波形とにより、形成され、
(L)前記メモリは、前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第3補正値と、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第4補正値と、を記憶し、
前記コントローラは、
前記別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第4補正値に基づいて補正し、
前記別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第3補正値に基づいて補正する。 - インクを吐出するために駆動される素子と、前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第1駆動信号生成部と、前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第2駆動信号生成部と、を有する印刷装置を準備し、
所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第1補正値に基づいて補正し、
前記別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第2補正値に基づいて補正する
ことを特徴とする印刷方法。 - インクを吐出するために駆動される素子と、前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第1駆動信号生成部と、前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第2駆動信号生成部と、を有する印刷システムに、
所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第1補正値に基づいて補正させ、
前記別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第2補正値に基づいて補正させる
ことを特徴とするプログラム。 - (A)インクを吐出するために駆動される素子と、
(B)前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第1駆動信号生成部と、
(C)前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第2駆動信号生成部と、
(D)前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第1補正値と、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第2補正値とを記憶するメモリと、
(E)所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第1補正値に基づいて補正し、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を前記第2補正値に基づいて補正するコントローラと、
(F)を有することを特徴とする印刷システム。 - 請求項14に記載の印刷システムであって、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記コントローラは、前記別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させる
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項14に記載の印刷システムであって、
前記第1駆動信号生成部及び前記第2駆動信号生成部とは異なる別の駆動信号生成部を更に備え、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記コントローラは、前記別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記別の駆動信号生成部に生成させる
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項14〜16のいずれかに記載の印刷システムであって、
前記コントローラは、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させて、前記第1補正値を取得するためのパターンを媒体に形成し、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させて、前記第2補正値を取得するためのパターンを媒体に形成する
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項14〜17のいずれかに記載の印刷システムであって、
前記コントローラは、前記第1補正値又は前記第2補正値に基づいて、前記所定サイズのドットを形成するために吐出される前記インクの量を、補正する
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項18に記載の印刷システムであって、
前記コントローラは、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される前記駆動信号の電圧を前記第1補正値に基づいて補正し、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される前記駆動信号の電圧を前記第2補正値に基づいて補正する
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項18又は19に記載の印刷システムであって、
前記駆動信号には、複数の駆動波形が含まれており、
前記コントローラは、前記第1駆動信号生成部又は前記第2駆動信号生成部が生成する駆動信号の各駆動波形の中間電圧を同じになるように補正する
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項18〜20のいずれかに記載の印刷システムであって、
前記コントローラは、前記第1駆動信号生成部及び前記第2駆動信号生成部が生成する駆動信号の中間電圧を同じになるように補正する
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項18〜21のいずれかに記載の印刷システムであって、
前記駆動信号には、複数の駆動波形が含まれており、
最も大きいサイズのドットは、前記第1駆動信号生成部により生成された前記駆動波形と、前記第2駆動信号生成部により生成された前記駆動波形とにより、形成される
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項14〜17のいずれかに記載の印刷システムであって、
前記コントローラは、所定の領域に形成される複数の前記所定サイズのドットの数を、補正する
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項23に記載の印刷システムであって、
前記コントローラは、前記第1補正値又は前記第2補正値に基づいて、ドット生成率を補正する
ことを特徴とする印刷システム。 - インクを吐出するために駆動される素子と、前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第1駆動信号生成部と、前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第2駆動信号生成部と、を有する印刷装置を準備し、
所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第1補正値に基づいて補正し、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第2補正値に基づいて補正する
ことを特徴とする印刷方法。 - インクを吐出するために駆動される素子と、前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第1駆動信号生成部と、前記素子を駆動するための駆動信号を生成する第2駆動信号生成部と、を有する印刷システムに、
所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第1駆動信号生成部に生成させるとともに、前記所定サイズのドットとは別サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第1駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第1駆動信号生成部に対応付けられた第1補正値に基づいて補正させ、
前記所定サイズのドットを形成するための駆動信号を前記第2駆動信号生成部に生成させる際に、前記第2駆動信号生成部により生成される駆動信号に応じて吐出される前記インクの量を、前記第2駆動信号生成部に対応付けられた第2補正値に基づいて補正させる
ことを特徴とするプログラム。
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