JP2002102755A - トリガー式液体噴出器用のカバー及びこれを備えたトリガー式液体噴出器 - Google Patents
トリガー式液体噴出器用のカバー及びこれを備えたトリガー式液体噴出器Info
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- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
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- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
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Abstract
ノズルキャップを不正に開栓操作することが不可能とな
るトリガー式液体噴出器用のカバー及びこれを備えたト
リガー式液体噴出器を提供する。 【解決手段】 本発明は、トリガー式液体噴出器のヘッ
ド部2に装着されるカバーであって、該ヘッド部2の前
方におけるノズルキャップ9を挿通させるための透孔1
3aが形成された前面13と、前記ヘッド部2の後方に
おける突部11aを挿通させるための透孔14aが形成
された後面14と、前記前面13及び後面14のそれぞ
れ端縁同士を接続する一対の側面15,15とから構成
され、しかも、前面13に形成された透孔13aは、前
記ノズルキャップ9の回転を規制すべく、該ノズルキャ
ップ9の外面に当接し得る形状を有してなる。
Description
出器のヘッド部に被着される包装用としてのカバー及び
このカバーを備えたトリガー式液体噴出器に関する。
収容する容器と、該容器に装着される噴出器本体とから
なるトリガー式液体噴出器は既に周知である。そして、
この種のトリガー式液体噴出器には、液体が不測に噴出
するのを防止すべく、非使用時に吐出口に被着される蓋
や、トリガーを引き操作不能にするロック機構、あるい
は噴出器本体内での液体の流路を遮断する流路遮断機構
等が設けられている。しかし、操作性、デザイン性の観
点から流路遮断機構が広く普及している。
ー式液体噴出器を示す。噴出器本体2は、容器1の口頚
部1aに螺着されるキャップ3から主筒4が立設され、
該主筒4の中間部からシリンダ5が及び主筒4の上部か
ら射出筒6がそれぞれ前方に突設されると共に、該射出
筒6の中間部からトリガー7が揺動自在に垂下され、前
記シリンダ5内に嵌合されたピストン8の先端部がトリ
ガー7に係合され、さらに、前記射出筒6の先端部内に
ノズル芯体(図示しない)が嵌合されると共に、射出筒
6の先端部にノズルキャップ9が回転自在に嵌合された
ものである。
置に回転(開栓操作)すれば、該ノズルキャップ9の内
周壁の溝とノズル芯体の溝とが連通した状態になり、ト
リガー7を引き操作した時、シリンダ5とピストン8と
のポンプ作用によりチューブ10を介して吸い上げられ
た容器本体1内の液体が主筒4内及び射出筒6内を通っ
てノズルキャップ9の吐出口から霧状となって噴出する
一方、ノズルキャップ9を別の角度位置に回転(閉栓操
作)すれば、ノズルキャップ9の内周壁の溝とノズル芯
体の溝との連通が遮断された状態となり、トリガー7を
引き操作しても液体が噴射しないようになっている。ま
た、ノズルキャップの角度位置を複数設けて、液体の噴
出状態を霧状、泡状、水流あるいは水滴状の複数種に切
り換えることも設計可能である。
店頭での陳列時においても有益に機能する。噴出器が転
倒したり、噴出器同士が接触したり、噴出器の持つ箇所
により、トリガーが不用意に作用して吐出口から液体が
噴出するおそれがあるからである。しかし、悪意の第三
者が故意にノズルキャップを開栓操作するようなことが
あれば別である。
て、トリガー式液体噴出器全体を覆う包装形態が考えら
れる。加えて、かかる包装形態によれば、製品内容や取
り扱い方法等の印刷表示が可能となる。ところが、かか
る包装形態の場合、商品がトリガー式液体噴出器である
ことを購買者に強く印象づけられない、あるいは一つの
トリガー式液体噴出器に対する包装材料の使用量が多く
なるという問題は、例えば特開平11−105911号
が指摘するところである。
如く、噴出器本体2の構成要素である主筒、シリンダ、
及び射出筒(何れも図示しない)を覆い隠すボディー1
1の天面に被着される天面20と、ボディー11の側面
に被着される二つの側面21,21と、該二つの側面2
1,21の底辺の一部を連結し、ボディー11の後部の
底部に被着される底面22とを有し、前記二つの側面2
1,21に、ボディー11の側面の縁部にそれぞれ掛止
する切り込み部23が形成されたカバーを提供してい
る。
報所載のカバーにあっては、ノズルキャップがカバー内
に隠れはするものの、該カバー内に指を挿入すれば、ノ
ズルキャップの開栓操作を容易に行うことができる。従
って、このような構成のカバーでは、悪意の第三者によ
る不正行為は完全に防止することができず、加えて、ト
リガー7がカバーから露出するものであるため、トリガ
ー7が不用意に作用して液体が噴出するという問題が起
こり得る。
れたもので、商品の流通過程や店頭での陳列時におい
て、ノズルキャップを不正に開栓操作することが不可能
となるトリガー式液体噴出器用のカバー及びこれを備え
たトリガー式液体噴出器を提供することを課題とする。
め、本発明は、トリガー式液体噴出器のヘッド部2に装
着されるカバーであって、該ヘッド部2の前方における
ノズルキャップ9を挿通させるための透孔13aが形成
された前面13と、前記ヘッド部2の後方における突部
11aを挿通させるための透孔14aが形成された後面
14と、前記前面13及び後面14のそれぞれ端縁同士
を接続する一対の側面15,15とから構成され、しか
も、前面13に形成された透孔13aは、前記ノズルキ
ャップ9の回転を規制すべく、該ノズルキャップ9の外
面に当接し得る形状を有してなるトリガー式液体噴出器
用のカバーを提供する。
3、後面14、側面15,15の四面がスリーブを構成
し、それぞれ透孔13a,14aが対向面に形成され
る。かかるカバーは、その側面15の前後方向長さがヘ
ッド部2の前後方向長さよりも短くなっているため、ノ
ズルキャップ9の一部が前面13の透孔13aから臨出
し且つヘッド部2の突部11aが後面14の透孔14a
から臨出した状態で装着される。ヘッド部2への装着に
際しては、まず、前面13側が下になるようにカバーを
斜めにしてヘッド部2に被せ、前面13の透孔13aに
ノズルキャップ9を挿入させた後、カバーの後面14側
を押し下げて、後面14の透孔14aにヘッド部2の突
部11aを挿入させる。
ルキャップ9の回転が規制される。該ノズルキャップ9
を回転させようとしても、該ノズルキャップ9の外面の
少なくとも一部と透孔13aの周縁の少なくとも一部と
が干渉するからである。これにより、商品の流通過程や
店頭での陳列時における第三者の不正行為を未然に防止
することができる。
は、請求項2記載の如く、非円形状からなるノズルキャ
ップ9の外周形状に略相似した形状に形成するのがより
好ましい。ノズルキャップ9の回転を確実に規制するこ
とができるばかりでなく、ヘッド部2に対するカバーの
ガタツキを無くすことができる。
トリガー式液体噴出器用のカバーについて図面を参酌し
つつ説明する。尚、トリガー式液体噴出器については、
上述の如くであるため、詳細な説明は省略する。
るカバー12は、いわゆるクリアケースであり、一枚の
プラスチックシートを四面屈曲して角筒状(上下面が開
口する)に形成すると共に、前後方向の対向面13,1
4に透孔13a,13b,14aを形成したものであ
る。
器のヘッド部Hのノズルキャップ9を挿通させるための
透孔13a及びヘッド部Hのトリガー7の先端部を挿通
させるための透孔13bが形成された前面13と、ヘッ
ド部Hの突部11aを挿通させるための透孔14aが形
成された後面14と、前面13及び後面14のそれぞれ
端縁同士を接続する一対の側面15,15とから構成さ
れている。プラスチックシートとしては、内部を透視可
能な透明、半透明のものを使用でき、例えばポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル製の厚み0.2〜
1.0mmのシートを採用することができる。
から上方に位置する構成要素を意味するのであって、具
体的には、容器1内に挿入されるチューブ10を除く噴
出器本体2そのものをいう。また、本実施形態における
ヘッド部Hの突部11aとは、上述のボディー11の突
部11aをいう。該ボディー11は、樹脂成形品であっ
て、その天面が後方側に向かって曲面的に下方傾斜し、
略水平な底面と鋭角的に交わることにより、突部11a
が形成されている。
線の直交面における断面視)が非円形状(本実施形態に
おいては略三角形状)のノズルキャップ9の外周形状に
略相似した形状(本実施形態においては略三角形状)を
もって形成される。従って、該透孔13aに挿通された
ノズルキャップ9は、軸線回りにおける回転が規制され
る。
の先端部を挿通可能な幅を有する正面視略四角形状をも
って前記第一番目の透孔13aよりも下方位置に形成さ
れる。該透孔13bは、その下縁がトリガー7の先端部
の内面と当接可能となっており、トリガー7は、引き操
作が規制される。
1の後側突部11aを挿通可能な幅を有する正面視略四
角形状をもって前記第一番目の透孔13a及び第二番目
の透孔13bの間における対向位置に形成される。
成からなり、かかるカバー12をヘッド部Hに装着する
ことによって、ヘッド部Hを包装することができる。し
かも、カバー12の三カ所からヘッド部Hの構成要素
(具体的には、ノズルキャップ9、トリガー7、ボディ
ー11の後側突部11a)が臨出するようになっている
ため、これらはストッパーとして機能し、カバー12の
抜けを好適に防止することができる。
面13側が下になるようにカバー12を斜めにしてヘッ
ド部Hの上から被せる。次に、前面13の透孔13bに
トリガー7を挿入させた後、該前面13の透孔13aに
ノズルキャップ9を挿入させる。しかる後、カバー12
の後面14側を押し下げる。
て曲面的に傾斜しているため、カバー12の後面14の
内面は後側突部11aに摺接して滑らかに滑り落ちる。
しかも、カバー12はある程度の変形(前面13及び後
面14が湾曲してカバー12の前後方向長さが延びる)
が許容されるため、カバー12の側面15の幅(前後方
向長さ)がノズルキャップ9の先端面から後側突部11
aまでの距離(前後方向長さ)よりも短くなっているに
も関わらず、後側突部11aがカバー12の後面14の
内面に引っ掛かることはない。しかして、後側突部11
aは後面14の透孔14aに挿入され、カバー12はヘ
ッド部Hに装着される。
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にて種々の変
更が可能である。例えば、カバー12の材質が上記のも
のに限定されないのはもちろんのこと、不透明な材質で
あってもよいが、透孔13aの形状保持性が良くてノズ
ルキャップ9の回転規制効果に優れる点で、前記プラス
チックシートを用いるのがより好ましい。また、例え
ば、カバー12の側面15,15に印刷を施せば、店頭
でのPOP効果が得られる。さらに、トリガー7のため
の透孔13bを設けず、該トリガー7をカバー12内に
完全に収めるようにすれば、トリガー7の不用意な引き
操作を完全に防止することができる。
の高さ寸法を短くし、トリガー7がカバー12の下方開
口部から臨出するようにしてもよい。さらに、前面13
の透孔13aの形状は、ノズルキャップ9の形状に応じ
て適宜変更され、例えば、図3(イ)に示す如く、ノズ
ルキャップ9が略四角形状であれば、透孔13aも略四
角形状が採用され得る。但し、透孔13aの形状とノズ
ルキャップ9の形状とが必ずしも一致(相似)する必要
はなく、例えば略三角形状のノズルキャップ9に対して
略六角形状の透孔13aであっても、ノズルキャップ9
の回転を規制することができる。
ップ9であっても、図3(ロ)に示す如く、小円に対し
て複数の切り込みを放射状に入れてこれを透孔13aと
すれば、該透孔13aの複数の舌片がノズルキャップ9
の外周を覆うため、ノズルキャップ9に直接接触するこ
とが不可能となり、従って、ノズルキャップ9の不正回
転を確実に防止することができる。
体噴出器用のカバーは、トリガー式液体噴出器のヘッド
部に装着された状態で、ノズルキャップの外面の少なく
とも一部と透孔の周縁の少なくとも一部が当接して、ノ
ズルキャップの回転を規制することができる構成である
ため、商品の流通過程や店頭での陳列時において、ノズ
ルキャップを不正に開栓操作することが不可能となり、
液体の不測な噴出を好適に防止することができる。
す。
装着した状態であって、(イ)は、カバーの一部断面を
含む側面図、(ロ)は、ノズルキャップ近傍における拡
大斜視図を示す。
(イ)は、ノズルキャップ用の透孔形状が略四角形のも
の、(ロ)は、ノズルキャップ用の透孔がスリット状の
ものを示す。
面図を示す。
た状態の斜視図を示す。
11a…突部、12…カバー、13…前面、13a…透
孔、14…後面、14a…透孔、15…側面
Claims (3)
- 【請求項1】 トリガー式液体噴出器のヘッド部(2)
に装着されるカバーであって、該ヘッド部(2)の前方
におけるノズルキャップ(9)を挿通させるための透孔
(13a)が形成された前面(13)と、前記ヘッド部
(2)の後方における突部(11a)を挿通させるため
の透孔(14a)が形成された後面(14)と、前記前
面(13)及び後面(14)のそれぞれ端縁同士を接続
する一対の側面(15,15)とから構成され、しか
も、前面(13)に形成された透孔(13a)は、前記
ノズルキャップ(9)の回転を規制すべく、該ノズルキ
ャップ(9)の外面に当接し得る形状を有してなること
を特徴とするトリガー式液体噴出器用のカバー。 - 【請求項2】 前面(13)に形成された透孔(13
a)は、非円形状からなる前記ノズルキャップ(9)の
外周形状に略相似した形状を有してなることを特徴とす
る請求項1記載のトリガー式液体噴出器用のカバー。 - 【請求項3】 前面(13)に形成された透孔(13
a)からノズルキャップ(9)の一部が臨出し且つ後面
(14)に形成された透孔(14a)からヘッド部
(2)の突部(11a)が臨出した状態で、請求項1又
は2記載のカバーが装着されたことを特徴とするトリガ
ー式液体噴出器。
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JP2000304389A JP4707024B2 (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | トリガー式液体噴出器用のカバー及びこれを備えたトリガー式液体噴出器 |
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