JP2002102572A - ミシンの糸切れ検出方法及びステッチバック方法 - Google Patents

ミシンの糸切れ検出方法及びステッチバック方法

Info

Publication number
JP2002102572A
JP2002102572A JP2000301029A JP2000301029A JP2002102572A JP 2002102572 A JP2002102572 A JP 2002102572A JP 2000301029 A JP2000301029 A JP 2000301029A JP 2000301029 A JP2000301029 A JP 2000301029A JP 2002102572 A JP2002102572 A JP 2002102572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
yarn
stitch
detection
sewing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000301029A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Shibata
正則 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Barudan Co Ltd
Original Assignee
Barudan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Barudan Co Ltd filed Critical Barudan Co Ltd
Priority to JP2000301029A priority Critical patent/JP2002102572A/ja
Publication of JP2002102572A publication Critical patent/JP2002102572A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸切れを効率的に検出することができるよう
にする。 【解決手段】 本発明のミシン1の糸切れ検出方法は、
糸の進行量を検出する糸進行量検出装置7を備え、針が
所定回数の上下動をする間に糸進行量検出装置7によっ
て検出された糸の進行量が記憶部32に記憶された検知
数テーブルに基づく基準値より小さいときは糸切れが発
生していると判断するように構成されている。そして、
本糸切れ検出方法は、前記検知数テーブルに基づいて、
ステッチの振り幅が大きいほど、前記所定回数を小さく
変更することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫製加工中に発生
した糸切れを自動的に検出する糸切れ検出方法と、該糸
切れを検出した位置からの刺繍加工の再開を可能にする
ステッチバック方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の糸切れ検出方法として、特公平6
−30708号公報に開示された糸切れ検出装置に使用
されている方法を例示できる。この糸切れ検出方法は、
糸の進行量を検出する糸進行量検出装置を備え、針が所
定回数の上下動をする間に前記糸進行量検出装置によっ
て検出された糸の進行量が基準値より小さいときは糸切
れが発生していると判断するように構成されている。前
記所定回数としては、刺繍加工の開始から終了まで一定
の値が使用され、刺繍加工の途中で変更されることはな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、刺繍柄にお
けるステッチの振り幅が大きい場合(例えば10m
m)、前記所定回数が例えば3回であるとすると、糸切
れが検出されるまでに30mmも駆動枠が移動してしま
うという問題がある。このため、例えば、下糸が切れた
ときであれば、上糸が強く引っ張られ、切れた下糸の先
端側が生地の表側へ出てしまうこともある。
【0004】本発明の第一の目的は、上記課題を解決
し、糸切れを効率的に検出することができるミシンの糸
切れ検出方法を提供することにある。
【0005】本発明の第二の目的は、上記課題を解決
し、前記糸切れ検出方法によって糸切れを検出した位置
まで自動的に戻してから刺繍加工を再開することができ
るミシンのステッチバック方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のミシンの糸切れ検出方法は、糸の進行量を
検出する糸進行量検出装置を備え、針が所定回数の上下
動をする間に前記糸進行量検出装置によって検出された
糸の進行量が基準値より小さいときは糸切れが発生して
いると判断するように構成されたミシンの糸切れ検出方
法において、ステッチの振り幅に応じて前記所定回数を
変更することを特徴としている。
【0007】前記糸切れ検出方法としては、前記振り幅
が大きいほど、前記所定回数を小さく変更する態様を例
示できる。
【0008】また、前記糸切れ検出方法としては、前記
振り幅が前記糸進行量検出装置の分解能よりも小さい糸
の進行量を生じさせる値であるときに、少なくとも前記
糸進行量検出装置の分解能よりも大きい糸の進行量を生
じさせるように前記所定回数を変更する態様を例示でき
る。
【0009】また、本発明のミシンのステッチバック方
法は、前記ミシンの糸切れ検出方法によって糸切れが検
出されると、前記所定回数に応じた針数分、縫製加工の
位置を戻すようにしている。
【0010】前記糸進行量検出装置としては、特に限定
されないが、糸の進行量を値を検出する装置のほかに、
糸が進行しているか進行していないかだけを検出するよ
うな装置をも含んでいる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図8は本発明を具体化した
一実施形態のミシンの糸切れ検出方法及びステッチバッ
ク方法を示している。図1は、多針式の刺繍ミシン1を
示し、該刺繍ミシン1は、テーブル24の上方に設けら
れ、複数本の針21のうちのいずれかを選択的に駆動す
るミシンヘッド2と、該ミシンヘッド2の上方に設けら
れ、針21に供給する上糸Tにテンションを付与する糸
道装置3と、ミシンヘッド2に対応してテーブル24と
上面略面一に設けられ、釜22を内蔵するベッド25
と、テーブル24上に移動可能に設けられた駆動枠23
と、刺繍ミシン1に対する動作指示等を入力するための
操作パネル27と備えている。この糸道装置3は、図2
に示すようにフレーム部4を備えるとともに、該フレー
ム部4に取り付けられた、ミシンヘッド2の複数本の針
21に対応した複数の上糸Tを互いに絡まないように案
内する上糸絡み防止部5と、第一テンション部材として
の小つまみ付き糸案内具6と、上糸Tの進行量を検出す
る糸進行量検出装置7と、第二テンション部材としての
つまみ付き糸調子8と、複数の上糸Tを案内するための
案内孔9aを備えた糸案内部材9とを備えている。そし
て、刺繍加工が開始されると、針21の上下動に応じて
上糸Tは、上糸絡み防止部5、糸案内具6、糸進行量検
出装置7、糸調子8、及び糸案内部材9の案内孔9aを
経由してミシンヘッド2に供給されるようになってい
る。
【0012】糸進行量検出装置7は、フレーム部4に取
り付けられた軸受11と、該軸受11に回転自在に設け
られた回転軸12と、該回転軸12のフレーム部表側に
取り付けられ、上糸Tが1〜2回巻き付けられる回転ホ
イール13と、回転軸12のフレーム部裏側に連結され
た糸進行量検出用のエンコーダ14とを備えている。エ
ンコーダ14は、連結具15を介して回転軸12に取り
付けられたスリット板16と、フレーム部4に取付部1
7を介して取り付けられた投光器18及び受光器19と
を備えている。本実施形態では、例えば、回転ホイール
の糸通路部の円周長は36mmあるものとする。スリッ
ト板16は、図3に示すように回転軸12を中心とする
周方向に等間隔に配設された複数(本実施形態では30
°間隔に12個)のスリット20を備えている。各スリ
ット20は、回転軸12を中心とする半径方向に延設さ
れている。投光器18はスリット板16に光を投光し、
受光器19はスリット板16のスリット20を通った光
を受光する度にパルス信号を出力するようになってい
る。
【0013】図4は、刺繍ミシン1の糸切れ検出方法及
びステッチバック方法に関連する部分の構成を示すブロ
ック図である。この刺繍ミシン1は、同図に示すように
マイクロコンピュータ(図示略)を内蔵した制御部26
を備えている。制御部26には、操作パネル27と、糸
進行量検出装置7の受光器19が出力するパルスの立上
り又は立下りを検出するパルスエッジ検出部28と、駆
動枠23を駆動する枠駆動機構29と、ミシンヘッド2
の針21を上下駆動するための上軸駆動機構30と、該
針21と協働する釜22を回転駆動するための下軸駆動
機構31とが接続されている。制御部26は、後述する
刺繍加工処理(ステップS61)及び糸切れ検出処理
(ステップS81)を含む制御プログラムと、該制御プ
ログラムが使用する作業エリアと、刺繍データ36と、
検知数テーブル37と等が記憶された記憶部32を備え
ている。この制御部26は、制御プログラム及び検知数
テーブル37に従って動作するようになっており、刺繍
データ36によって表現される刺繍柄を加工布に形成す
るように前記各機構を制御する。また、制御部26は、
針21が所定回数の上下動をする間に糸進行量検出装置
7によって検出された上糸Tの進行量が基準値より小さ
いときは糸切れが発生していると判断する。このとき、
刺繍柄のステッチの振り幅に応じて所定回数としての糸
検知数を変更する。ステッチの振り幅に対する糸検知数
は、後述する検知数テーブル37の内容に基づいて決定
する。
【0014】パルスエッジ検出部28は、糸進行量検出
装置7の受光器19が出力するパルスの立上り又は立下
りを検出すると、検出信号をONにするようになってい
る。検出信号は、リセット信号が入力されるとOFFに
され、リセット信号が入力されない限りONの状態が保
持されるようになっている。
【0015】刺繍データ36は、例えば図5に示すよう
に1針分の刺繍情報である1針データ41を刺繍柄の針
数分含んでおり、各1針データ41は、XYデータ42
を含んでいる(同図に示す刺繍データ36のデータ構造
は例示であって、これに限定されない。)。各XYデー
タ42は、直前の1針データ41における針落下位置か
らその1針データ41における針落下位置までの相対的
なX方向の移動量Δxと、相対的なY方向の移動量Δy
とを含んでいる。
【0016】検知数テーブル37は、図6に示すように
刺繍柄のステッチの振り幅の範囲46と糸検知数の値4
7との対応を示している。糸検知数の欄における「S」
は、操作パネル27で設定される糸検知数のベース値で
あり、例えば1〜3の整数値が設定されるようになって
いる。従って、例えばベース値(S)が1である場合に
おいて、ステッチの振り幅が0〜1.5mmの範囲内に
含まれるときは、糸検知数が5となる。
【0017】図6に示すように、検知数テーブル37の
内容は、ステッチの振り幅に応じて所定回数としての糸
検知数の値47を変更するように設定されており、具体
的には、ステッチの振り幅の範囲46に含まれる値が大
きくなるほど、糸検知数の値47を小さく変更するよう
になっている。さらに具体的には、検知数テーブル37
の内容は、ステッチの振り幅が糸進行量検出装置7の分
解能(検出可能な糸の進行量の下限量)よりも小さい糸
の進行量を生じさせる値であるときに、少なくとも糸進
行量検出装置7の分解能よりも大きい糸の進行量を生じ
させるように所定回数としての糸検知数の値47を変更
するように設定されている。例えば、本実施形態では、
回転ホイールの糸通路部の円周長が36mmあるので、
回転角度1°当たりの上糸進行量は、36mm÷360
°=0.1mm/°となる。そして、スリット間の角度
は30°であるので、結局、糸進行量検出装置7の分解
能は、0.1mm/°×30=3mmとなる。このた
め、ステッチの振り幅が1mmであるときは、糸検知数
は最低でも3に設定する必要があり、このような考えに
基づいて検知数テーブル37の内容が設定されている。
【0018】記憶部32の作業エリアには、刺繍データ
36の中のいずれかの1針データを指す1針データポイ
ンタ、前回糸切れ検出処理(ステップS81)が実行さ
れたときの糸検知数を記憶する前回糸検知数、糸切れが
発生しているかどうかをチェックするタイミングを計る
ための針数をカウントする針数カウンタ等の変数の領域
が確保されている。
【0019】図7は、刺繍加工処理の流れ(ステップS
61)を示すフローチャートである。この処理では、ま
ず、初期設定として、パルスエッジ検出部28にリセッ
ト信号を入力し、変数としての1針データポインタを刺
繍データ36の先頭の1針データ41を指すように設定
し、変数としての前回糸検知数の内容を例えば最小のス
テッチの振り幅に対する糸検知数(S+4)に設定し、
糸切れ検出処理(ステップS81)で使用する変数とし
ての針数カウンタの内容を0に設定する(ステップS6
2)。次いで、1針データポインタが指す1針データ4
1を1つ読み込む(ステップS63)。次いで、針21
が上昇している間に1針データ41の内容に応じて駆動
枠23を駆動する(ステップS64)。次いで、糸切れ
検出処理(ステップS81)を実行する(ステップS6
5)。
【0020】糸切れ検出処理(ステップS81)の処理
結果が「糸切れ検出」であるときは(ステップS6
6)、上軸駆動機構30及び下軸駆動機構31を停止す
るとともに、操作パネル27からの入力を待つ(ステッ
プS69)。入力された操作が刺繍加工の続行の指示で
あるときは(ステップS70)、ステップS63に戻
る。入力された操作がステッチバックの指示であるとき
は(ステップS70)、1針データポインタを前回糸検
知数の内容+1の針数分戻す(ステップS71)。次い
で、枠駆動機構29を制御することにより、1針データ
ポインタが指す1針データで刺繍加工するときの座標ま
で駆動枠23を移動させる(ステップS72)。ステッ
プS71,72に示すように、糸切れが検出されると、
所定回数としての糸検知数に応じた針数分、縫製加工の
位置を戻すようになっている。次いで、操作パネル27
からの入力を待ち、続きの刺繍加工をスタートさせる操
作が入力されると(ステップS73)、ステップS63
に戻る。
【0021】糸切れ検出処理(ステップS81)の処理
結果が、糸切れが検出されなかったことを示す「異常な
し」であるときは(ステップS66)、1針データポイ
ンタを次の刺繍データ36中の次の1針データ41を指
すように設定する(ステップS67)。次いで、刺繍デ
ータ36中のすべての1針データ41の読込を終了して
いないときは(ステップS68)、ステップS63に戻
り、すべての1針データ41の読込を終了しているとき
は(ステップS68)、処理を終了する(ステップS7
4)。
【0022】図8は、糸切れ検出処理(ステップS8
1)の流れを示すフローチャートである。この処理で
は、まず、1針データ41からステッチの振り幅を求め
(ステッチの振り幅=(Δx2 +Δy2 1/2 )、検知
数テーブル37を参照し、求めたステッチの振り幅が含
まれるステッチの振り幅の範囲46に対応する糸検知数
の値47を求める(ステップS82)。検知数テーブル
37によれば、前述したように、ステッチの振り幅に応
じて所定回数としての糸検知数の値47を変更するよう
になっており、具体的には、ステッチの振り幅の範囲4
6に含まれる値が大きくなるほど、糸検知数の値47を
小さく変更するようになっている。
【0023】求めた糸検知数と前回糸検知数の内容とが
等しくなければ(ステップS83)、パルスエッジ検出
部28にリセット信号を入力し(ステップS91)、針
数カウンタの内容を0に設定し(ステップS92)、処
理結果の内容を「異常なし」である旨に設定し(ステッ
プS93)、本処理の呼び出し元にリターンする(ステ
ップS94)。このように、ステッチの振り幅が変わる
ことにより糸検知数の値が変わると、糸検出のための処
理経過をリセットし、変わった後の糸検知数によって新
たに糸切れを検出し始めるようになっている。一方、求
めた糸検知数と前回糸検知数の内容とが等しければ(ス
テップS83)、針数カウンタの内容を1増加させる
(ステップS84)。
【0024】ステップS84に次いで、針数カウンタの
内容と求めた糸検知数とが等しくない、つまり、まだ糸
切れを検出するタイミングになっていないときは(ステ
ップS85)、処理結果の内容を「異常なし」である旨
に設定し(ステップS93)、本処理の呼び出し元にリ
ターンする(ステップS94)。一方、針数カウンタの
内容と求めた糸検知数とが等しい、つまり、糸切れを検
出するタイミングになっているときは(ステップS8
5)、パルスエッジ検出部28から検出信号を入力する
(ステップS86)。そして、次の糸切れを検出するタ
イミングのために、パルスエッジ検出部28にリセット
信号を入力し(ステップS87)、針数カウンタの内容
を0に設定する(ステップS88)。
【0025】ステップS88に次いで、入力した検出信
号がONである(上糸Tの進行が検出されている)とき
は(ステップS89)、処理結果の内容を「異常なし」
である旨に設定し(ステップS93)、本処理の呼び出
し元にリターンする(ステップS94)。一方、入力し
た検出信号がOFFである(上糸Tの進行が検出されて
いない)ときは(ステップS89)、処理結果の内容を
「糸切れ検出」である旨に設定し(ステップS90)、
本処理の呼び出し元にリターンする(ステップS9
4)。
【0026】以上のように構成された本発明のミシンの
糸切れ検出方法によれば、検知数テーブル37に基づい
て、ステッチの振り幅に応じて所定回数としての糸検知
数を変更するようになっている(ステップS82)の
で、ステッチの振り幅に応じた最適な糸検知数で糸切れ
を検出するように構成することができる。
【0027】また、検知数テーブル37に基づいて、ス
テッチの振り幅が大きいほど、所定回数としての糸検知
数を小さく変更するようになっている(ステップS8
2)ので、従来とは異なり、ステッチの振り幅が大きい
場合に、糸切れが検出されるまでに駆動枠が大きく移動
してしまうという問題を大幅に低減することができる。
【0028】また、ステッチの振り幅が糸進行量検出装
置7の分解能よりも小さい上糸の進行量を生じさせる値
であるときに、少なくとも糸進行量検出装置7の分解能
よりも大きい上糸の進行量を生じさせるように前記所定
回数としての糸検知数を変更するようになっており(ス
テップS82)、これにより、糸進行量検出装置7の性
能に応じた最適な糸検知数を設定することができる。
【0029】また、本発明のミシンのステッチバック方
法によれば、本発明の糸切れ検出方法によって糸切れが
検出されると、所定回数としての糸検知数に応じた針数
分、縫製加工の位置を戻すようにしている(ステップS
71,72)ので、糸切れを検出した位置まで自動的に
戻してから刺繍加工を再開することができる。
【0030】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)スリット板16のスリット20の形状や数を適宜
変更すること。 (2)エンコーダ14を別の構造や動作原理のものに変
更すること。 (3)糸進行量検出装置7を別の構造や動作原理のもの
に変更すること。
【0031】(4)検知数テーブルの構成や内容を適宜
変更すること。 (5)パルスエッジ検出部28に代えて、パルスエッジ
の数をカウントするカウンタを設けること。
【0032】(6)パルスエッジ検出部28を、パルス
の立ち上がり又は立ち下がりのいずれか一方を検出する
ようにすること。 (7)パルスエッジ検出部28に代えて、パルスの数を
カウントするカウンタを設けること。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
〜3に係るミシンの糸切れ検出方法によれば、糸切れを
効率的に検出することができるという優れた効果を奏す
る。
【0034】また、本発明の請求項4に係るミシンのス
テッチバック方法によれば、前記糸切れ検出方法によっ
て糸切れを検出した位置まで自動的に戻してから刺繍加
工を再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るの糸切れ検出方法及び
ステッチバック方法を使用する刺繍ミシンを示す正面図
である。
【図2】同ミシンの糸道装置を示す側面図である。
【図3】同糸道装置の糸進行量検出装置におけるスリッ
ト板を示す平面図である。
【図4】同刺繍ミシンの糸切れ検出方法及びステッチバ
ック方法に関連する部分の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】同刺繍ミシンの刺繍データの構造を示す図であ
る。
【図6】同刺繍ミシンの検知数テーブルを示す図であ
る。
【図7】同刺繍ミシンが実行する刺繍加工処理の流れを
示すフローチャートである。
【図8】同刺繍ミシンが実行する糸切れ検出処理の流れ
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 刺繍ミシン 2 ミシンヘッド 7 糸進行量検出装置 36 刺繍データ 37 検知数テーブル 46 振り幅の範囲 47 糸検知数の値 S61 刺繍加工処理 S81 糸切れ検出処理

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸の進行量を検出する糸進行量検出装置
    を備え、針が所定回数の上下動をする間に前記糸進行量
    検出装置によって検出された糸の進行量が基準値より小
    さいときは糸切れが発生していると判断するように構成
    されたミシンの糸切れ検出方法において、 ステッチの振り幅に応じて前記所定回数を変更すること
    を特徴とするミシンの糸切れ検出方法。
  2. 【請求項2】 前記振り幅が大きいほど、前記所定回数
    を小さく変更する請求項1記載のミシンの糸切れ検出方
    法。
  3. 【請求項3】 前記振り幅が前記糸進行量検出装置の分
    解能よりも小さい糸の進行量を生じさせる値であるとき
    に、少なくとも前記糸進行量検出装置の分解能よりも大
    きい糸の進行量を生じさせるように前記所定回数を変更
    する請求項1又は2記載のミシンの糸切れ検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のミ
    シンの糸切れ検出方法によって糸切れが検出されると、
    前記所定回数に応じた針数分、縫製加工の位置を戻すよ
    うにしたミシンのステッチバック方法。
JP2000301029A 2000-09-29 2000-09-29 ミシンの糸切れ検出方法及びステッチバック方法 Pending JP2002102572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000301029A JP2002102572A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 ミシンの糸切れ検出方法及びステッチバック方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000301029A JP2002102572A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 ミシンの糸切れ検出方法及びステッチバック方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002102572A true JP2002102572A (ja) 2002-04-09

Family

ID=18782619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000301029A Pending JP2002102572A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 ミシンの糸切れ検出方法及びステッチバック方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002102572A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0630708B2 (ja) * 1985-09-09 1994-04-27 株式会社バルダン 刺繍ミシン等の糸切れ検出装置
JPH078664A (ja) * 1993-06-28 1995-01-13 Hiroshi Tanaka ミシンにおける下糸切れ検知法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0630708B2 (ja) * 1985-09-09 1994-04-27 株式会社バルダン 刺繍ミシン等の糸切れ検出装置
JPH078664A (ja) * 1993-06-28 1995-01-13 Hiroshi Tanaka ミシンにおける下糸切れ検知法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5339110B2 (ja) ミシンの糸供給装置
JP4655744B2 (ja) ミシン
JPH05337275A (ja) ミシンの下糸残量検出装置
CN101153433B (zh) 缝纫机及其控制装置
JP2002102572A (ja) ミシンの糸切れ検出方法及びステッチバック方法
JP2001070682A (ja) ミシンの糸切れ検知装置
JPS61232887A (ja) ミシンの下糸残量検出装置
JPS62194888A (ja) コンピュータ刺しゅう機の初期製御方法
JP3128743B2 (ja) ミシンの下糸残量検出装置
JP5116924B2 (ja) 刺繍ミシンの糸切れ検出方法
JP3494002B2 (ja) ミシンの糸切れ検知装置
JP2733770B2 (ja) 自動刺しゅうミシン
JP3510905B2 (ja) ミシンの刺しゅう装置
JPH0154069B2 (ja)
JP2007244498A (ja) ミシンの制御装置
JPH0630708B2 (ja) 刺繍ミシン等の糸切れ検出装置
JPS61185295A (ja) ミシンの縫目不形成処理装置
JPS6214886A (ja) ミシン
JP2532783B2 (ja) 電子サイクルミシン
JPS633892A (ja) 布送り制御方法
JP2595627B2 (ja) 布角部検出装置
JPH0441764A (ja) 多頭式自動刺繍機
JPS6158584B2 (ja)
JP2000262791A (ja) 下糸必要量警告表示手段を備えたミシン
JPH0213061B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100316