JP2002101755A - ガーデニングタイル用トレイおよびガーデニング芝生タイル - Google Patents
ガーデニングタイル用トレイおよびガーデニング芝生タイルInfo
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- tray
- lawn
- tiles
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G9/00—Cultivation in receptacles, forcing-frames or greenhouses; Edging for beds, lawn or the like
- A01G9/02—Receptacles, e.g. flower-pots or boxes; Glasses for cultivating flowers
- A01G9/033—Flat containers for turf, lawn or the like, e.g. for covering roofs
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/24—Structural elements or technologies for improving thermal insulation
- Y02A30/254—Roof garden systems; Roof coverings with high solar reflectance
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B80/00—Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
- Y02B80/32—Roof garden systems
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】屋上やベランダにおいて、芝生や小庭園を造成
し、模様替えを行いながら雨漏りなどの心配をせずにガ
ーデニングを楽しむ。 【解決手段】通水孔３と柱状体４とが設けられ、底面に
は根止用不織布５が密着、接合され、隣接するトレイと
任意に接合固定したり、離脱できるガーデニングタイル
用トレイを用いて天然芝を植裁し、敷き並べて芝生ガー
デンを組み立てる。根切用不織布５を底面にインサート
成形によって接合させることができる。
し、模様替えを行いながら雨漏りなどの心配をせずにガ
ーデニングを楽しむ。 【解決手段】通水孔３と柱状体４とが設けられ、底面に
は根止用不織布５が密着、接合され、隣接するトレイと
任意に接合固定したり、離脱できるガーデニングタイル
用トレイを用いて天然芝を植裁し、敷き並べて芝生ガー
デンを組み立てる。根切用不織布５を底面にインサート
成形によって接合させることができる。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、ベランダや屋上な
どの比較的面積の小さなコンクリート面、舗装タイル面
等において、天然の芝生を植裁し、あるいは草木と組み
合わせた小庭園を造成して、手軽に自然を楽しむための
ガーデニングタイル用トレイに関する。さらには、前記
トレイ上に天然芝や草木を植裁したガーデニング芝生タ
イルおよびガーデニング草木タイル、前記ガーデニング
タイルを組み合わせたガーデニングセット、ならびに小
規模の組立芝生ガーデンに関する。
どの比較的面積の小さなコンクリート面、舗装タイル面
等において、天然の芝生を植裁し、あるいは草木と組み
合わせた小庭園を造成して、手軽に自然を楽しむための
ガーデニングタイル用トレイに関する。さらには、前記
トレイ上に天然芝や草木を植裁したガーデニング芝生タ
イルおよびガーデニング草木タイル、前記ガーデニング
タイルを組み合わせたガーデニングセット、ならびに小
規模の組立芝生ガーデンに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、コンクリートや舗装タイルなどに
覆われたベランダや屋上などにおいては、直接、芝生を
植裁することができないので、緑を求めるのに合成繊維
やプラスチック製の人工芝を敷くことが多かった。しか
し、最近の都市部では、いささかでも自然環境を取り戻
そうとビルの屋上、ベランダ等に簡易な施工で天然の芝
生を植裁し、プランターを並べたり、花壇や小規模な庭
園を設けるようになった。当然、自然の土壌ではないコ
ンクリート等の上で植物を栽培するには、それなりの工
夫が求められる。たとえば、特開平７−１８４４６８号
公報、特開平８−３１７７３０号公報、特開平１０−０
６８２４０号公報、特開平１１−３３２３７２号公報、
特開２０００−１５７０４６号公報には、それぞれベラ
ンダや屋上などに芝生を植栽したりミニガーデンを設け
るための手段が提案されている。
覆われたベランダや屋上などにおいては、直接、芝生を
植裁することができないので、緑を求めるのに合成繊維
やプラスチック製の人工芝を敷くことが多かった。しか
し、最近の都市部では、いささかでも自然環境を取り戻
そうとビルの屋上、ベランダ等に簡易な施工で天然の芝
生を植裁し、プランターを並べたり、花壇や小規模な庭
園を設けるようになった。当然、自然の土壌ではないコ
ンクリート等の上で植物を栽培するには、それなりの工
夫が求められる。たとえば、特開平７−１８４４６８号
公報、特開平８−３１７７３０号公報、特開平１０−０
６８２４０号公報、特開平１１−３３２３７２号公報、
特開２０００−１５７０４６号公報には、それぞれベラ
ンダや屋上などに芝生を植栽したりミニガーデンを設け
るための手段が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記の提案にはそれな
りの効果があると考えられるが、十分とはいえない。た
とえば、個人が自らの趣味でガーデニングを楽しむには
不向きであったり、植物の根の張り具合や時間と共に次
第に設置場所がずれてくる懸念があったりする。屋上や
ベランダでは、植物の根、とくに芝生の根は、コンクリ
ート床やタイルの目地などのごく小さなクラックにも入
り込んで雨漏り（水漏り）の原因となり、建築物の耐用
期限までも縮めることがある。
りの効果があると考えられるが、十分とはいえない。た
とえば、個人が自らの趣味でガーデニングを楽しむには
不向きであったり、植物の根の張り具合や時間と共に次
第に設置場所がずれてくる懸念があったりする。屋上や
ベランダでは、植物の根、とくに芝生の根は、コンクリ
ート床やタイルの目地などのごく小さなクラックにも入
り込んで雨漏り（水漏り）の原因となり、建築物の耐用
期限までも縮めることがある。
【０００４】そこで本発明は、屋上やベランダにおいて
長期間楽しんでも、雨漏りや建物の損傷を心配すること
なく、誰でも容易に芝生や小庭園を造成し、ときにはそ
の一部を交換したり広げたりして模様替えを行いなが
ら、ガーデニングを楽しみ緑の自然を鑑賞することがで
きる、ガーデニング用部材とそれを用いた小規模ガーデ
ンの提供を目的に研究し試験した結果、完成されたもの
である。
長期間楽しんでも、雨漏りや建物の損傷を心配すること
なく、誰でも容易に芝生や小庭園を造成し、ときにはそ
の一部を交換したり広げたりして模様替えを行いなが
ら、ガーデニングを楽しみ緑の自然を鑑賞することがで
きる、ガーデニング用部材とそれを用いた小規模ガーデ
ンの提供を目的に研究し試験した結果、完成されたもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以下の説明において、
「ガーデニングタイル」は、主に、直接地面に植裁でき
ない場所に芝生や小庭園を造成することを主な目的とす
る単位部材であって、植裁用の受け皿である「ガーデニ
ングタイル用トレイ」とこれに植裁した芝生などの根付
き植物とからなる。通常、複数のガーデニングタイルを
ベランダや屋上に所望の広さで敷きつめ、芝生面や小庭
園の組立ガーデンを形成するために利用する。
「ガーデニングタイル」は、主に、直接地面に植裁でき
ない場所に芝生や小庭園を造成することを主な目的とす
る単位部材であって、植裁用の受け皿である「ガーデニ
ングタイル用トレイ」とこれに植裁した芝生などの根付
き植物とからなる。通常、複数のガーデニングタイルを
ベランダや屋上に所望の広さで敷きつめ、芝生面や小庭
園の組立ガーデンを形成するために利用する。
【０００６】さて、前記の課題を解決するための本発明
について図面を参照して説明する。本発明は、まず、植
物類を植裁し敷き並べて使用するための、底面積が０．
０２〜１ｍ2 、側壁部分２の内法高さが２〜８ｃｍのト
レイ１であって、底面には通水孔３と適宜の間隔をおい
て側壁部分２の高さを超えない高さの複数本の直立柱状
体４とが設けられ、さらに、底面には根止用の不織布５
が密着して接合されていることを特徴とするガーデニン
グタイル用トレイを提供する。
について図面を参照して説明する。本発明は、まず、植
物類を植裁し敷き並べて使用するための、底面積が０．
０２〜１ｍ2 、側壁部分２の内法高さが２〜８ｃｍのト
レイ１であって、底面には通水孔３と適宜の間隔をおい
て側壁部分２の高さを超えない高さの複数本の直立柱状
体４とが設けられ、さらに、底面には根止用の不織布５
が密着して接合されていることを特徴とするガーデニン
グタイル用トレイを提供する。
【０００７】前記のガーデニングタイル用トレイ１は、
好ましくは構成素材に熱可塑性プラスチックを用い、根
切用不織布５を底面にインサート成形によって接合させ
ることができる。また、その平面形状を１辺の長さが約
２０〜８０ｃｍとする正方形または長方形にすることに
よって使用上便利になる。底面は、通水孔をかねた多孔
板または格子状で構成するとよい。また、隣接するガー
デニングタイル用トレイ間を任意に接合固定し、また離
脱できるように形成しておくことが望ましい。たとえ
ば、隣接させるガーデニングタイル用トレイ間を任意に
接合固定したり、離脱するために、互いに嵌合する雄形
および雌形の接合固定部（６，７）を側壁部分２に設け
ておくことができる。さらに必要があれば、底面に排水
路を形成するための凹凸を形成しておくこともできる。
好ましくは構成素材に熱可塑性プラスチックを用い、根
切用不織布５を底面にインサート成形によって接合させ
ることができる。また、その平面形状を１辺の長さが約
２０〜８０ｃｍとする正方形または長方形にすることに
よって使用上便利になる。底面は、通水孔をかねた多孔
板または格子状で構成するとよい。また、隣接するガー
デニングタイル用トレイ間を任意に接合固定し、また離
脱できるように形成しておくことが望ましい。たとえ
ば、隣接させるガーデニングタイル用トレイ間を任意に
接合固定したり、離脱するために、互いに嵌合する雄形
および雌形の接合固定部（６，７）を側壁部分２に設け
ておくことができる。さらに必要があれば、底面に排水
路を形成するための凹凸を形成しておくこともできる。
【０００８】さらに本発明は、前記のガーデニングタイ
ル用トレイを用い、天然芝生ブロック８を柱状体４に突
き通して植裁したガーデニング芝生タイルを提供する。
このガーデニング芝生タイルは、複数枚を所要の広さに
敷きつめることによって容易に所望の組立芝生ガーデン
を造成することができる。
ル用トレイを用い、天然芝生ブロック８を柱状体４に突
き通して植裁したガーデニング芝生タイルを提供する。
このガーデニング芝生タイルは、複数枚を所要の広さに
敷きつめることによって容易に所望の組立芝生ガーデン
を造成することができる。
【０００９】また、本発明は、ガーデニングタイル用ト
レイ１に培養土を敷き、根つきの草花・草木を植え込ん
だガーデニング草木タイルを提供する。前記のガーデニ
ング芝生タイルのこのガーデニング草木タイルとを適宜
に組み合わせてガーデニングタイルセットにしておくけ
ば、便利に利用することができる。ガーデニング芝生タ
イルとガーデニング草木タイルとを組み合わせ、敷き詰
めて容易に組立芝生ガーデンを造成することができる。
レイ１に培養土を敷き、根つきの草花・草木を植え込ん
だガーデニング草木タイルを提供する。前記のガーデニ
ング芝生タイルのこのガーデニング草木タイルとを適宜
に組み合わせてガーデニングタイルセットにしておくけ
ば、便利に利用することができる。ガーデニング芝生タ
イルとガーデニング草木タイルとを組み合わせ、敷き詰
めて容易に組立芝生ガーデンを造成することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明について、図面を参照し実
施形態例をあげながら具体的に説明する。図１は本発明
ガーデニングタイル用トレイの平面図、図２は図１のＡ
−Ａ’断面図、図３は図１のＢ側面図、図４は図１のＣ
側面図、図５は本発明ガーデニング芝生タイルの接合部
断面図であって、いずれも本発明実施形態の一例を示す
概略図面である。
施形態例をあげながら具体的に説明する。図１は本発明
ガーデニングタイル用トレイの平面図、図２は図１のＡ
−Ａ’断面図、図３は図１のＢ側面図、図４は図１のＣ
側面図、図５は本発明ガーデニング芝生タイルの接合部
断面図であって、いずれも本発明実施形態の一例を示す
概略図面である。
【００１１】さて、ガーデニングタイルに使用する本発
明ガーデニングタイル用トレイ１（以下、単にトレイと
略称する）の形状は、側壁部分２の内法の高さが２〜８
ｃｍの浅い箱状体である。平面的には、１辺の長さが約
２０〜８０ｃｍの正方形または長方形のものが、配置、
運搬等に便利で重量的に扱い易く、敷きつめ易いので好
適である。しかし、前記平面形状に限られるものではな
く、菱形、６角形、扇形、Ｓ字形曲線で囲まれた形状な
どでも構わない。トレイ１の構成素材にはプラスチック
や陶磁器、木材など、あるいはこれらを組み合わせて用
いることができるが、軽さ、作り易さ、破損の防止、コ
ストなどの点でプラスチック、とくに熱可塑性プラスチ
ックが好ましい。トレイ１には天然芝等植物の根の部分
９や培養土１０を収容する。
明ガーデニングタイル用トレイ１（以下、単にトレイと
略称する）の形状は、側壁部分２の内法の高さが２〜８
ｃｍの浅い箱状体である。平面的には、１辺の長さが約
２０〜８０ｃｍの正方形または長方形のものが、配置、
運搬等に便利で重量的に扱い易く、敷きつめ易いので好
適である。しかし、前記平面形状に限られるものではな
く、菱形、６角形、扇形、Ｓ字形曲線で囲まれた形状な
どでも構わない。トレイ１の構成素材にはプラスチック
や陶磁器、木材など、あるいはこれらを組み合わせて用
いることができるが、軽さ、作り易さ、破損の防止、コ
ストなどの点でプラスチック、とくに熱可塑性プラスチ
ックが好ましい。トレイ１には天然芝等植物の根の部分
９や培養土１０を収容する。
【００１２】トレイの側壁部分２は、天然芝を植裁する
場合、高さを低く押さえて芝の中に隠れ、歩行者の芝の
感触を阻害したり、足に引っかかることがないようにす
る。一方では低すぎて芝の根９がトレイ１の外に這い出
すことがないようにする。我が国で最も多く植裁されて
いる高麗芝について育成試験や多人数による歩行試験を
実施したところ、芝の根が這い出さずに育成され、歩行
に影響のない側壁部分２の内法高さとして１．５〜４ｃ
ｍ、とくに２〜３ｃｍの範囲が好ましいことが判った。
しかし、他の背丈の高い植物に対しては、その成長と植
物の倒伏を防止するたあめ、側壁部分２を比較的高く、
一般的には２〜８ｃｍが好ましい。植裁する植物の種類
により側壁部分２の高さを適宜に使い分けてもよい。
場合、高さを低く押さえて芝の中に隠れ、歩行者の芝の
感触を阻害したり、足に引っかかることがないようにす
る。一方では低すぎて芝の根９がトレイ１の外に這い出
すことがないようにする。我が国で最も多く植裁されて
いる高麗芝について育成試験や多人数による歩行試験を
実施したところ、芝の根が這い出さずに育成され、歩行
に影響のない側壁部分２の内法高さとして１．５〜４ｃ
ｍ、とくに２〜３ｃｍの範囲が好ましいことが判った。
しかし、他の背丈の高い植物に対しては、その成長と植
物の倒伏を防止するたあめ、側壁部分２を比較的高く、
一般的には２〜８ｃｍが好ましい。植裁する植物の種類
により側壁部分２の高さを適宜に使い分けてもよい。
【００１３】トレイ１の底面には通水孔３と内側に直立
する柱状体４とを設ける。通水孔３は、植木鉢にならっ
て１つであってもよいし、図１に示されるように通水孔
を広く多数設け、底面を多孔板、透水性多孔質板あるい
は格子状に形成してもよい。柱状体４は、底面には適宜
の間隔をおいて、側壁部分２の高さをを超えない高さで
複数本を設ける。一応の目安として、１辺が３０ｃｍの
正方形トレイの場合、実験的には柱状体３は等間隔に９
ないし１６本設けるとよいことが判っている。柱状体３
の形状にとくに制限はないが、トレイ１の素材がプラス
チックの場合、芝生押込みの容易さと折れにくさの点で
直径が０．８〜１．５ｃｍ程度の円柱又は角柱であれば
よい。別途、養芝場で育成した芝生ブロック（板）をト
レイ１の大きさに切断し、上から柱状体３に突き通しト
レイ１中に押し込めば、簡単にガーデニングタイルにす
ることができる。柱状体４は、芝生板を固定し、トレイ
１からずれたり離れたりするのを防止する。また、ガー
デニングタイル運搬中に芝生８とトレイとがバラバラに
なる事故の防止にも役立つ。
する柱状体４とを設ける。通水孔３は、植木鉢にならっ
て１つであってもよいし、図１に示されるように通水孔
を広く多数設け、底面を多孔板、透水性多孔質板あるい
は格子状に形成してもよい。柱状体４は、底面には適宜
の間隔をおいて、側壁部分２の高さをを超えない高さで
複数本を設ける。一応の目安として、１辺が３０ｃｍの
正方形トレイの場合、実験的には柱状体３は等間隔に９
ないし１６本設けるとよいことが判っている。柱状体３
の形状にとくに制限はないが、トレイ１の素材がプラス
チックの場合、芝生押込みの容易さと折れにくさの点で
直径が０．８〜１．５ｃｍ程度の円柱又は角柱であれば
よい。別途、養芝場で育成した芝生ブロック（板）をト
レイ１の大きさに切断し、上から柱状体３に突き通しト
レイ１中に押し込めば、簡単にガーデニングタイルにす
ることができる。柱状体４は、芝生板を固定し、トレイ
１からずれたり離れたりするのを防止する。また、ガー
デニングタイル運搬中に芝生８とトレイとがバラバラに
なる事故の防止にも役立つ。
【００１４】さらに、本発明のトレイ１の底面には、水
は通すが根は入り込めない根止用の不織布５を、底面の
開口部、すなわち通水部３に外部に通ずる隙間がないよ
うに、密着させて接合、固定する。芝生の根が通水孔３
からトレイ１の外に這いだし、コンクリート床、タイル
の目地などのクラックや隙間に入り込むのを防止するた
めである。
は通すが根は入り込めない根止用の不織布５を、底面の
開口部、すなわち通水部３に外部に通ずる隙間がないよ
うに、密着させて接合、固定する。芝生の根が通水孔３
からトレイ１の外に這いだし、コンクリート床、タイル
の目地などのクラックや隙間に入り込むのを防止するた
めである。
【００１５】根止め用不織布５の接合方法にとくに制限
はないが、トレイ１を熱硬化性プラスチックで製造すれ
ば、インサート成形により成型時に不織布を底面に一体
化して密着、固定することができるので、きわめて好都
合である。この他、接着剤、テープ、枠体等を利用して
不織布５をあてがい、密着、接合してもよい。通常、不
織布５は、柱状体４を避けトレイ底面の裏面側に接合す
るとよい。不織布５は根切用のものが市販されているの
でこれを利用すれば足りる。通常、新築の建造物では前
記したようなクラックや隙間は発生していないが、建築
後１年も経つとコンクリート床などには微細なクラック
が発生し、根が入り込んで水漏れなどのもとになること
があるので、新築といえども注意しなければならない。
はないが、トレイ１を熱硬化性プラスチックで製造すれ
ば、インサート成形により成型時に不織布を底面に一体
化して密着、固定することができるので、きわめて好都
合である。この他、接着剤、テープ、枠体等を利用して
不織布５をあてがい、密着、接合してもよい。通常、不
織布５は、柱状体４を避けトレイ底面の裏面側に接合す
るとよい。不織布５は根切用のものが市販されているの
でこれを利用すれば足りる。通常、新築の建造物では前
記したようなクラックや隙間は発生していないが、建築
後１年も経つとコンクリート床などには微細なクラック
が発生し、根が入り込んで水漏れなどのもとになること
があるので、新築といえども注意しなければならない。
【００１６】ガーデニングタイルは、原則としてその複
数を所要の場所に配列、敷きつめて使用する。従って、
人が踏むことにより動いて転んだり、あるいは月日の経
過に伴って当初の位置からずれて全体が形崩れすること
がないように、隣接するガーデニングタイルのトレイを
相互に接合し、固定して組み立てることが望まれる。し
かし、組み立てたガーデニングタイルは、その後に模様
替え等による移動、一部交換、面積変更などの必要を生
じることがあるので、その際にバラバラにできることが
必要である。このため別途、クリップなどの着脱容易な
接合部材を利用することもできるが、より簡便には接合
部材を、たとえばトレイの側壁部分などにあらかじめト
レイと一体化成形しておけば、施工の手間が省かれ、コ
スト的にも有利である。
数を所要の場所に配列、敷きつめて使用する。従って、
人が踏むことにより動いて転んだり、あるいは月日の経
過に伴って当初の位置からずれて全体が形崩れすること
がないように、隣接するガーデニングタイルのトレイを
相互に接合し、固定して組み立てることが望まれる。し
かし、組み立てたガーデニングタイルは、その後に模様
替え等による移動、一部交換、面積変更などの必要を生
じることがあるので、その際にバラバラにできることが
必要である。このため別途、クリップなどの着脱容易な
接合部材を利用することもできるが、より簡便には接合
部材を、たとえばトレイの側壁部分などにあらかじめト
レイと一体化成形しておけば、施工の手間が省かれ、コ
スト的にも有利である。
【００１７】組立方法の一例を挙げると、各トレイの側
壁部分２に、図１〜５に例示されるような雄形の接合固
定部５と雌形の接合固定部６とを一体に成形しておい
て、隣り合うトレイとの間で嵌合できるようにしておけ
ばよい。隣接する側壁と接合状態を維持するため、接合
固定部は、本例のように側壁部分２の一部に凸部と凹部
とを設けて雄形６と雌形７とを形成し、側壁間に隙間の
ないようにすることが望ましい。側壁部分２越しにする
こともできる。ただし、接合固定部を形成したために芝
生等の根が側壁の外に這い出すことがないように留意す
る。
壁部分２に、図１〜５に例示されるような雄形の接合固
定部５と雌形の接合固定部６とを一体に成形しておい
て、隣り合うトレイとの間で嵌合できるようにしておけ
ばよい。隣接する側壁と接合状態を維持するため、接合
固定部は、本例のように側壁部分２の一部に凸部と凹部
とを設けて雄形６と雌形７とを形成し、側壁間に隙間の
ないようにすることが望ましい。側壁部分２越しにする
こともできる。ただし、接合固定部を形成したために芝
生等の根が側壁の外に這い出すことがないように留意す
る。
【００１８】また、排水を円滑にするために、必要に応
じて底面に排水路を形成するための凸部を形成してもよ
い。しかし、排水路が原因で植物の根がコンクリート面
等に這い出すことがないようにトレイ底面とコンクリー
ト面等の間を根止不織布で確実に遮断しておかなければ
ならない。
じて底面に排水路を形成するための凸部を形成してもよ
い。しかし、排水路が原因で植物の根がコンクリート面
等に這い出すことがないようにトレイ底面とコンクリー
ト面等の間を根止不織布で確実に遮断しておかなければ
ならない。
【００１９】通常、上記のガーデニングタイル用トレイ
には、培養土１０を敷き、上から芝生ブロック（園芸店
等で販売する数十ｃｍ角の芝生ブロック又はその類似
品）８を柱状体に突き通して根の部分９を収納し、本発
明のガーデニング芝生タイルにする。培養土１０には、
水や肥料の好ましい担体となって余計なものを含まず、
軽い人工土壌（例えばセラミック多孔質発泡品）が好適
であって、これをそのまま、あるいは消毒済みの土を適
量混合し、遅効性肥料など芝生の育成剤を添加して使用
する。トレイに培養土を敷き、芝生に替えて根つきの草
花・草木を植え込めば、ガーデニング草木タイルが得ら
れる。
には、培養土１０を敷き、上から芝生ブロック（園芸店
等で販売する数十ｃｍ角の芝生ブロック又はその類似
品）８を柱状体に突き通して根の部分９を収納し、本発
明のガーデニング芝生タイルにする。培養土１０には、
水や肥料の好ましい担体となって余計なものを含まず、
軽い人工土壌（例えばセラミック多孔質発泡品）が好適
であって、これをそのまま、あるいは消毒済みの土を適
量混合し、遅効性肥料など芝生の育成剤を添加して使用
する。トレイに培養土を敷き、芝生に替えて根つきの草
花・草木を植え込めば、ガーデニング草木タイルが得ら
れる。
【００２０】これらのガーデニングタイルは、ベラン
ダ、屋上などにおいて設置場所や広さに応じ適宜に組み
合わせ、敷きつめて容易に組立芝生ガーデンに造成する
ことができる。ベランダ、屋上に限らず、屋内外の路地
や坪庭に、あるいは土の上に敷いてもよい。通常、不要
な隙間を生じないように敷きつめるが、所望によっては
飛び石や人工の小池を組み合わせて敷いてもよく、芝生
面の上には置灯籠、人形などを配置することもできる。
ダ、屋上などにおいて設置場所や広さに応じ適宜に組み
合わせ、敷きつめて容易に組立芝生ガーデンに造成する
ことができる。ベランダ、屋上に限らず、屋内外の路地
や坪庭に、あるいは土の上に敷いてもよい。通常、不要
な隙間を生じないように敷きつめるが、所望によっては
飛び石や人工の小池を組み合わせて敷いてもよく、芝生
面の上には置灯籠、人形などを配置することもできる。
【００２１】
【発明の効果】本発明のガーデニングタイルは、接合・
固定と離脱が容易で十分な根止めが施され造成後の態様
を配慮したガーデニングタイル用トレイを用いて構成さ
れているので、特別な専門業者に依頼しなくても、屋上
やベランダを利用して容易に組立芝生ガーデンに造成す
ることができる。そして、本発明の利用によってコンク
リート床やタイル床における雨漏りや建物の損傷の心配
が解消され、長期にわたり安心して模様替えをしたり広
げたりしながらガーデニングを楽しめる。本発明のガー
デニングセットには、じょろや芝刈機などの維持部材を
加えておくとさらに便利である。
固定と離脱が容易で十分な根止めが施され造成後の態様
を配慮したガーデニングタイル用トレイを用いて構成さ
れているので、特別な専門業者に依頼しなくても、屋上
やベランダを利用して容易に組立芝生ガーデンに造成す
ることができる。そして、本発明の利用によってコンク
リート床やタイル床における雨漏りや建物の損傷の心配
が解消され、長期にわたり安心して模様替えをしたり広
げたりしながらガーデニングを楽しめる。本発明のガー
デニングセットには、じょろや芝刈機などの維持部材を
加えておくとさらに便利である。
【図１】 本発明ガーデニングタイル用トレイ実施形態
の一例を示す平面図
の一例を示す平面図
【図２】 図１のＡ−Ａ’断面図
【図３】 図１のＢ側面図
【図４】 図１のＣ側面図
【図５】 本発明ガーデニング芝生タイル実施形態の一
例を示す接合部断面図
例を示す接合部断面図
１：ガーデニングタイル用トレイ ２：側壁部分 ３：通水孔 ４：柱状体 ５：根止用不織布 ６：接合固定部
（雄形） ７：接合固定部（雌形） ８：天然芝（芝
ブロック） ９：天然芝の根部分 １０：培養土
（雄形） ７：接合固定部（雌形） ８：天然芝（芝
ブロック） ９：天然芝の根部分 １０：培養土
Claims (12)
- 【請求項１】植物類を植裁し敷き並べて使用するため
の、底面積が０．０２〜１ｍ2 、側壁部分（２）の内法
高さが２〜８ｃｍのトレイ（１）であって、底面には通
水孔（３）と適宜の間隔をおいて側壁部分の高さを超え
ない高さの複数本の直立柱状体（４）とが設けられ、さ
らに、底面には根止用の不織布（５）が密着して接合さ
れていることを特徴とするガーデニングタイル用トレ
イ。 - 【請求項２】構成素材に熱可塑性プラスチックが用いら
れ、根切用不織布が底面にインサート成形により接合さ
れていることを特徴とする請求項１記載のガーデニング
タイル用トレイ。 - 【請求項３】平面形状が、１辺の長さを約２０〜８０ｃ
ｍとする正方形または長方形に形成されていることを特
徴とする請求項１または２記載のガーデニングタイル用
トレイ。 - 【請求項４】底面が、多孔板または格子状に形成されて
いることを特徴とする請求項１、２または３記載のガー
デニングタイル用トレイ。 - 【請求項５】隣接させるガーデニングタイル用トレイ間
が、任意に接合固定し、離脱が可能に形成されているこ
とを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載のガーデ
ニングタイル用トレイ。 - 【請求項６】隣接させるガーデニングタイル用トレイ間
を接合固定および離脱可能に形成するために、互いに嵌
合する雄形および雌形の接合固定部（６，７）を側壁部
分に設けたことを特徴とする請求項５記載のガーデニン
グタイル用トレイ。 - 【請求項７】底面に排水路を形成するための凹凸が形成
されていることを特徴とする請求項１〜６のいずれかに
記載のガーデニングタイル用トレイ。 - 【請求項８】請求項１〜７のいずれか記載のガーデニン
グタイル用トレイ（１）に、天然芝生ブロック（８）が
柱状体（４）に突き通されて植裁されていることを特徴
とするガーデニング芝生タイル。 - 【請求項９】請求項８記載のガーデニング芝生タイルが
複数枚、所要の広さに敷きつめられてなることを特徴と
する組立芝生ガーデン。 - 【請求項１０】請求項１〜７のいずれかに記載のガーデ
ニングタイル用トレイに、培養土を敷き、根つきの草花
・草木が植裁されていることを特徴とするガーデニング
草木タイル。 - 【請求項１１】請求項８に記載のガーデニング芝生タイ
ルと請求項１０に記載のガーデニング草木タイルとを組
み合わせて構成されていることを特徴とするガーデニン
グタイルセット。 - 【請求項１２】請求項８に記載のガーデニング芝生タイ
ルと請求項１０に記載のガーデニング草木タイルとが組
み合わされ、平面上に敷きつめられてなることを特徴と
する組立芝生ガーデン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000295145A JP2002101755A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | ガーデニングタイル用トレイおよびガーデニング芝生タイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000295145A JP2002101755A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | ガーデニングタイル用トレイおよびガーデニング芝生タイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002101755A true JP2002101755A (ja) | 2002-04-09 |
Family
ID=18777616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000295145A Pending JP2002101755A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | ガーデニングタイル用トレイおよびガーデニング芝生タイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002101755A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6606823B1 (en) * | 2002-03-20 | 2003-08-19 | Ford Motor Land Development Corporation | Modular roof covering system |
| WO2007063815A1 (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-07 | Suntory Limited | 植物栽培ユニット及び植物栽培容器 |
| EP2108249A1 (en) * | 2008-04-08 | 2009-10-14 | S. Marselos - S. Andreou E.E. | Element for planting surfaces |
| KR101067685B1 (ko) * | 2009-04-10 | 2011-09-27 | 위재경 | 트레이형 식생매트 및 이를 이용한 시공방법 |
| CN104641991A (zh) * | 2015-02-06 | 2015-05-27 | 惠州强雳日常用品制造有限公司 | 一种促进植物生长的种植装置及其种植方法 |
| GB2522624A (en) * | 2014-01-29 | 2015-08-05 | Cha Technologies Group Plc | A roofing module |
-
2000
- 2000-09-27 JP JP2000295145A patent/JP2002101755A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6606823B1 (en) * | 2002-03-20 | 2003-08-19 | Ford Motor Land Development Corporation | Modular roof covering system |
| WO2007063815A1 (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-07 | Suntory Limited | 植物栽培ユニット及び植物栽培容器 |
| US8555547B2 (en) | 2005-11-30 | 2013-10-15 | Suntory Holdings Limited | Plant cultivating unit and plant cultivating container |
| EP2108249A1 (en) * | 2008-04-08 | 2009-10-14 | S. Marselos - S. Andreou E.E. | Element for planting surfaces |
| KR101067685B1 (ko) * | 2009-04-10 | 2011-09-27 | 위재경 | 트레이형 식생매트 및 이를 이용한 시공방법 |
| GB2522624A (en) * | 2014-01-29 | 2015-08-05 | Cha Technologies Group Plc | A roofing module |
| CN104641991A (zh) * | 2015-02-06 | 2015-05-27 | 惠州强雳日常用品制造有限公司 | 一种促进植物生长的种植装置及其种植方法 |
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