JP2002098151A - 転がり軸受用保持器および転がり軸受 - Google Patents
転がり軸受用保持器および転がり軸受Info
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- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
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- F16C33/412—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
- F16C33/414—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
- F16C33/6607—Retaining the grease in or near the bearing
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- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2370/00—Apparatus relating to physics, e.g. instruments
- F16C2370/12—Hard disk drives or the like
Abstract
(57)【要約】
【課題】高速回転される転がり軸受のグリース潤滑を、
保持器をなす円環の一端面にグリースを載せる方法で良
好に行う。 【解決手段】保持器Ｈをなす円環１に、円環１の一端面
（グリースの載置面）１１とポケット面２０とを直結す
る溝４を設ける。この溝４の幅を、円環１の円周方向Ｅ
では、ポケット面２０に遠い側から近い側に向けて連続
的に狭くし、載置面１１から深さ方向（円環１の軸方
向）では、深くなるにつれて連続的に狭くする。ポケッ
ト２の爪部２１に溝４に連続する切れ込み２１ａを設け
る。端面１１から突出する壁部３を円環１の外周に沿っ
て形成する。
保持器をなす円環の一端面にグリースを載せる方法で良
好に行う。 【解決手段】保持器Ｈをなす円環１に、円環１の一端面
（グリースの載置面）１１とポケット面２０とを直結す
る溝４を設ける。この溝４の幅を、円環１の円周方向Ｅ
では、ポケット面２０に遠い側から近い側に向けて連続
的に狭くし、載置面１１から深さ方向（円環１の軸方
向）では、深くなるにつれて連続的に狭くする。ポケッ
ト２の爪部２１に溝４に連続する切れ込み２１ａを設け
る。端面１１から突出する壁部３を円環１の外周に沿っ
て形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器、音響・
映像機器用の転がり軸受、特に、磁気ディスク装置（Ｈ
ＤＤ）や光ディスク装置用として好適な転がり軸受に関
する。
映像機器用の転がり軸受、特に、磁気ディスク装置（Ｈ
ＤＤ）や光ディスク装置用として好適な転がり軸受に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、転がり軸受のグリース潤滑
は、グリースを転動体や保持器のポケットに塗布する
か、内輪および外輪の軌道溝にグリースを入れることに
よって行われている。また、保持器をなす円環の一端面
にグリースを載せておき、回転時に遠心力で落下したグ
リースが、軌道溝に供給されるようにすることも行われ
ている。
は、グリースを転動体や保持器のポケットに塗布する
か、内輪および外輪の軌道溝にグリースを入れることに
よって行われている。また、保持器をなす円環の一端面
にグリースを載せておき、回転時に遠心力で落下したグ
リースが、軌道溝に供給されるようにすることも行われ
ている。
【０００３】軌道溝にグリースを入れる方法では、グリ
ースの量が多過ぎると、トルクが大きくなったり、トル
ク変動が生じたり音響特性が悪くなったりする。これを
避けるためにグリースの量を少なくすると、グリースに
よる潤滑が不十分となる。これに対して、軌道溝にグリ
ースを入れる方法と、保持器をなす円環の一端面にグリ
ースを載せる方法を併用すれば、軌道溝に入れるグリー
ス量を少なくしてもグリースによる潤滑を十分に行うこ
とができる。
ースの量が多過ぎると、トルクが大きくなったり、トル
ク変動が生じたり音響特性が悪くなったりする。これを
避けるためにグリースの量を少なくすると、グリースに
よる潤滑が不十分となる。これに対して、軌道溝にグリ
ースを入れる方法と、保持器をなす円環の一端面にグリ
ースを載せる方法を併用すれば、軌道溝に入れるグリー
ス量を少なくしてもグリースによる潤滑を十分に行うこ
とができる。
【０００４】一方、低トルクおよび低トルク変動が要求
される転がり軸受では、油潤滑が行われている。転がり
軸受に対する潤滑油の封入方法としては、内輪および外
輪の軌道溝に潤滑油を入れる方法、潤滑油を溶剤に溶か
した液体中に内輪および外輪を浸漬した後に溶剤を蒸発
させる方法がある。
される転がり軸受では、油潤滑が行われている。転がり
軸受に対する潤滑油の封入方法としては、内輪および外
輪の軌道溝に潤滑油を入れる方法、潤滑油を溶剤に溶か
した液体中に内輪および外輪を浸漬した後に溶剤を蒸発
させる方法がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転がり
軸受のグリース潤滑において、保持器をなす円環の一端
面にグリースを載せる方法では、グリースが回転中に落
下することによって、トルク、非回転同期振れ（回転に
同期しない振れ：ＮＲＲＯ）、保持器の回転周期（振動
数ｆｃ）が不規則に変動する恐れが有る。そのため、こ
の方法と軌道溝にグリースを入れる方法を併用した場合
でも、特に高速回転される磁気ディスク装置（ＨＤＤ）
や光ディスク装置用の転がり軸受のグリース潤滑方法と
しては改善の余地がある。
軸受のグリース潤滑において、保持器をなす円環の一端
面にグリースを載せる方法では、グリースが回転中に落
下することによって、トルク、非回転同期振れ（回転に
同期しない振れ：ＮＲＲＯ）、保持器の回転周期（振動
数ｆｃ）が不規則に変動する恐れが有る。そのため、こ
の方法と軌道溝にグリースを入れる方法を併用した場合
でも、特に高速回転される磁気ディスク装置（ＨＤＤ）
や光ディスク装置用の転がり軸受のグリース潤滑方法と
しては改善の余地がある。
【０００６】また、前述の潤滑油の封入方法では、特に
低粘度の潤滑油は軸受内に保持され難いため、長期間に
渡って良好な潤滑性を得るためには、外部から潤滑油を
供給し続ける必要がある。粘度の高い潤滑油を用いるこ
とにより、軸受内に潤滑油がより長い期間保持されるよ
うにすることもできるが、この場合はトルクが大きくな
るという問題点がある。
低粘度の潤滑油は軸受内に保持され難いため、長期間に
渡って良好な潤滑性を得るためには、外部から潤滑油を
供給し続ける必要がある。粘度の高い潤滑油を用いるこ
とにより、軸受内に潤滑油がより長い期間保持されるよ
うにすることもできるが、この場合はトルクが大きくな
るという問題点がある。
【０００７】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであり、高速回転される磁気ディスク装置（ＨＤ
Ｄ）や光ディスク装置用の転がり軸受のグリース潤滑
を、保持器をなす円環の一端面にグリースを載せる方法
で良好に行うことができるようにすることを課題とす
る。また、転がり軸受の油潤滑について、外部から潤滑
油を供給しなくても、長期間に渡って良好な潤滑性が得
られるようにすることを課題とする。
たものであり、高速回転される磁気ディスク装置（ＨＤ
Ｄ）や光ディスク装置用の転がり軸受のグリース潤滑
を、保持器をなす円環の一端面にグリースを載せる方法
で良好に行うことができるようにすることを課題とす
る。また、転がり軸受の油潤滑について、外部から潤滑
油を供給しなくても、長期間に渡って良好な潤滑性が得
られるようにすることを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、軸と同心の円環の一端面（軸方向の一端
面）に、円環の円周方向に沿って所定間隔を開けてポケ
ットが設けてあり、このポケットは、前記端面より突出
する凸部と凹んでいる凹部とで形成され、前記凸部の内
面と凹部の凹面とからなるポケット面を有し、前記端面
の隣り合うポケット間にグリースを載せて使用される転
がり軸受用保持器において、前記円環に、グリースの載
置面とポケット面とを直結する溝を設け、前記載置面の
円環の外周側となる位置に、前記端面から突出する壁部
を設けたことを特徴とする転がり軸受用保持器を提供す
る。
に、本発明は、軸と同心の円環の一端面（軸方向の一端
面）に、円環の円周方向に沿って所定間隔を開けてポケ
ットが設けてあり、このポケットは、前記端面より突出
する凸部と凹んでいる凹部とで形成され、前記凸部の内
面と凹部の凹面とからなるポケット面を有し、前記端面
の隣り合うポケット間にグリースを載せて使用される転
がり軸受用保持器において、前記円環に、グリースの載
置面とポケット面とを直結する溝を設け、前記載置面の
円環の外周側となる位置に、前記端面から突出する壁部
を設けたことを特徴とする転がり軸受用保持器を提供す
る。
【０００９】この保持器によれば、転がり軸受に組み込
まれて回転されると、載置面に載せられたグリースは、
載置面とポケット面を直結する溝を通ってポケット面に
向かい、転動体を介して基油がポケット内から内外輪の
軌道溝に供給される。また、前記壁部の存在により、回
転時にグリースが載置面から遠心力で落下することが防
止される。
まれて回転されると、載置面に載せられたグリースは、
載置面とポケット面を直結する溝を通ってポケット面に
向かい、転動体を介して基油がポケット内から内外輪の
軌道溝に供給される。また、前記壁部の存在により、回
転時にグリースが載置面から遠心力で落下することが防
止される。
【００１０】本発明はまた、軸と同心の円環の一端面
に、円環の円周方向に沿って所定間隔を開けてポケット
が設けてあり、このポケットは、前記端面より突出する
凸部と凹んでいる凹部とで形成され、前記凸部の内面と
凹部の凹面とからなるポケット面を有する転がり軸受用
保持器において、前記円環には、潤滑剤（潤滑油または
グリース）を充填する窪みを前記端面の隣り合うポケッ
ト間に設け、さらに、この窪みとポケット面とを直結す
る溝を設けたことを特徴とする転がり軸受用保持器を提
供する。
に、円環の円周方向に沿って所定間隔を開けてポケット
が設けてあり、このポケットは、前記端面より突出する
凸部と凹んでいる凹部とで形成され、前記凸部の内面と
凹部の凹面とからなるポケット面を有する転がり軸受用
保持器において、前記円環には、潤滑剤（潤滑油または
グリース）を充填する窪みを前記端面の隣り合うポケッ
ト間に設け、さらに、この窪みとポケット面とを直結す
る溝を設けたことを特徴とする転がり軸受用保持器を提
供する。
【００１１】この保持器は、前記窪みに潤滑剤を充填し
て転がり軸受に組み込まれ、窪み内の潤滑剤は、この窪
みとポケット面とを直結する溝を通ってポケット面に向
かい、転動体を介して潤滑油（グリースの場合は基油）
がポケット内から内外輪の軌道溝に供給される。これに
より、外部から潤滑油を供給しなくても、長期間に渡っ
て良好な潤滑性が得られるようにすることができる。
て転がり軸受に組み込まれ、窪み内の潤滑剤は、この窪
みとポケット面とを直結する溝を通ってポケット面に向
かい、転動体を介して潤滑油（グリースの場合は基油）
がポケット内から内外輪の軌道溝に供給される。これに
より、外部から潤滑油を供給しなくても、長期間に渡っ
て良好な潤滑性が得られるようにすることができる。
【００１２】本発明の保持器において、前記溝の幅は、
円環の円周方向でポケット面に近い側ほど狭くなり、且
つ載置面からの深さが深くなるほど狭くなるように形成
されていることが好ましい。これにより、軸受の回転中
に、この溝内に溜まった潤滑油（グリースの場合は基
油）は長期に渡って徐々にポケット面に向かうようにな
る。
円環の円周方向でポケット面に近い側ほど狭くなり、且
つ載置面からの深さが深くなるほど狭くなるように形成
されていることが好ましい。これにより、軸受の回転中
に、この溝内に溜まった潤滑油（グリースの場合は基
油）は長期に渡って徐々にポケット面に向かうようにな
る。
【００１３】本発明はまた、本発明の保持器を備えた転
がり軸受を提供する。
がり軸受を提供する。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図１〜５は、本発明の転がり軸受用保持器の
第１実施形態を示す図である。図１は、この保持器が組
み込まれた転がり軸受を示す平面図であり、内輪および
外輪が一部破断されている。図２は、この保持器の部分
拡大平面図である。図３は、この保持器の一部を拡大し
て示す部分斜視図である。図４は図３のＡ−Ａ線断面
（軸方向と垂直な断面）図である。図５は図２および図
３のＢ−Ｂ線断面（軸方向に沿った断面）図である。
説明する。図１〜５は、本発明の転がり軸受用保持器の
第１実施形態を示す図である。図１は、この保持器が組
み込まれた転がり軸受を示す平面図であり、内輪および
外輪が一部破断されている。図２は、この保持器の部分
拡大平面図である。図３は、この保持器の一部を拡大し
て示す部分斜視図である。図４は図３のＡ−Ａ線断面
（軸方向と垂直な断面）図である。図５は図２および図
３のＢ−Ｂ線断面（軸方向に沿った断面）図である。
【００１５】この保持器Ｈは、軸と同心の円環１の一端
面（軸方向の一端面）１１に、円環１の円周方向に沿っ
て等間隔に、所定間隔を開けて複数個のポケット２が形
成されている。このポケット２は、図２および３に示す
ように、端面１１から突出して対向する一対の爪部（凸
部）２１と、端面１１より凹んでいる凹部２２とで形成
されている。凹部２２は対をなす爪部２１の間にあり、
凹部２２の凹面とこれに連続する爪部２１の内面とで、
球面状のポケット面２０が形成されている。
面（軸方向の一端面）１１に、円環１の円周方向に沿っ
て等間隔に、所定間隔を開けて複数個のポケット２が形
成されている。このポケット２は、図２および３に示す
ように、端面１１から突出して対向する一対の爪部（凸
部）２１と、端面１１より凹んでいる凹部２２とで形成
されている。凹部２２は対をなす爪部２１の間にあり、
凹部２２の凹面とこれに連続する爪部２１の内面とで、
球面状のポケット面２０が形成されている。
【００１６】ポケット２をなす爪部２１には、幅方向
（円環１の径方向Ｒ）中心部に切れ込み２１ａが形成さ
れている。この切れ込み２１ａは凹部２２内まで達し、
凹部２２内の部分２４は後述の溝４の一部となってい
る。円環１の端面１１は、隣り合うポケット２間の部分
のみが存在し、この部分に、端面１１から突出する壁部
３が、所定厚さで円環１の外周に沿って形成されてい
る。この壁部３により、ポケット２間で隣り合う爪部２
１同士の間が塞がれている。壁部３の厚さは、例えば、
端面１１の幅（円環１の径方向Ｒの寸法）の１／４程度
の厚さとし、端面１１の３／４程度をグリースの載置面
として残しておく。
（円環１の径方向Ｒ）中心部に切れ込み２１ａが形成さ
れている。この切れ込み２１ａは凹部２２内まで達し、
凹部２２内の部分２４は後述の溝４の一部となってい
る。円環１の端面１１は、隣り合うポケット２間の部分
のみが存在し、この部分に、端面１１から突出する壁部
３が、所定厚さで円環１の外周に沿って形成されてい
る。この壁部３により、ポケット２間で隣り合う爪部２
１同士の間が塞がれている。壁部３の厚さは、例えば、
端面１１の幅（円環１の径方向Ｒの寸法）の１／４程度
の厚さとし、端面１１の３／４程度をグリースの載置面
として残しておく。
【００１７】この保持器Ｈは、端面１１とポケット面２
０を直結する溝４を有する。この溝４は、端面１１とポ
ケット面２０に開口部を有する。この溝４は、円環１の
円周方向Ｅに沿って各ポケット２の外側に所定長さで延
びており、各ポケット２毎に独立に配置されている。こ
の溝４のポケット２側の上部に、爪部２１の切れ込み２
１ａが連続している。
０を直結する溝４を有する。この溝４は、端面１１とポ
ケット面２０に開口部を有する。この溝４は、円環１の
円周方向Ｅに沿って各ポケット２の外側に所定長さで延
びており、各ポケット２毎に独立に配置されている。こ
の溝４のポケット２側の上部に、爪部２１の切れ込み２
１ａが連続している。
【００１８】この溝４の幅は、円環１の円周方向Ｅで
は、ポケット面２０に遠い側から近い側に向けて連続的
に狭くなり、端面（載置面）１１から深さ方向（円環１
の軸方向）では、深くなるにつれて連続的に狭くなるよ
うに形成されている。この溝４の深さは、円環１の円周
方向Ｅおよび幅方向（径方向Ｒ）で一定である。この溝
４の切れ込み２１ａと連続している部分２４について
は、切れ込み２１ａの上端から溝４の底まで連続的に幅
が狭くなるように形成されている。
は、ポケット面２０に遠い側から近い側に向けて連続的
に狭くなり、端面（載置面）１１から深さ方向（円環１
の軸方向）では、深くなるにつれて連続的に狭くなるよ
うに形成されている。この溝４の深さは、円環１の円周
方向Ｅおよび幅方向（径方向Ｒ）で一定である。この溝
４の切れ込み２１ａと連続している部分２４について
は、切れ込み２１ａの上端から溝４の底まで連続的に幅
が狭くなるように形成されている。
【００１９】この保持器Ｈは、端面（載置面）１１の上
に、隣り合う溝４にかかるようにグリースＧを載せて使
用される。図１に示すように、この保持器Ｈと、内輪Ｋ
１、外輪Ｋ２、および玉（転動体）Ｔとを用いて、玉軸
受（転がり軸受）を組み立てる。この軸受を回転させる
と、保持器Ｈに載せたグリースＧは、壁部３の存在によ
り、遠心力で落下して軌道面に供給されることが防止さ
れ、グリースＧの基油が溝４内に溜まる。溝４内に溜ま
った基油は、溝４から徐々にポケット面２０に向かい、
ポケット２内の玉Ｔに徐々に供給され、玉Ｔを介して内
外輪の軌道溝に供給される。
に、隣り合う溝４にかかるようにグリースＧを載せて使
用される。図１に示すように、この保持器Ｈと、内輪Ｋ
１、外輪Ｋ２、および玉（転動体）Ｔとを用いて、玉軸
受（転がり軸受）を組み立てる。この軸受を回転させる
と、保持器Ｈに載せたグリースＧは、壁部３の存在によ
り、遠心力で落下して軌道面に供給されることが防止さ
れ、グリースＧの基油が溝４内に溜まる。溝４内に溜ま
った基油は、溝４から徐々にポケット面２０に向かい、
ポケット２内の玉Ｔに徐々に供給され、玉Ｔを介して内
外輪の軌道溝に供給される。
【００２０】円環１の円周方向Ｅにおいては、図４に示
すように、溝４内にグリースの基油Ｇk によってメニス
カスＭ１が形成され、この基油Ｇk が、表面張力によっ
て長期に渡って少しずつポケット面２０に向かい、玉Ｔ
に供給される。円環１の軸方向においても、図５に示す
ように、溝４内にグリースの基油によってメニスカスＭ
２が形成され、この基油が、表面張力によって長期に渡
って少しずつ溝４の底側に移動し、最終的にはポケット
面２０に向かう。また、爪部２１の切り込み２１ａにも
グリースの基油Ｇk が溜まり、この基油Ｇk によってメ
ニスカスＭ３が形成され、この基油Ｇk も直接または溝
４を介して、ポケット２内の玉Ｔに徐々に供給される。
すように、溝４内にグリースの基油Ｇk によってメニス
カスＭ１が形成され、この基油Ｇk が、表面張力によっ
て長期に渡って少しずつポケット面２０に向かい、玉Ｔ
に供給される。円環１の軸方向においても、図５に示す
ように、溝４内にグリースの基油によってメニスカスＭ
２が形成され、この基油が、表面張力によって長期に渡
って少しずつ溝４の底側に移動し、最終的にはポケット
面２０に向かう。また、爪部２１の切り込み２１ａにも
グリースの基油Ｇk が溜まり、この基油Ｇk によってメ
ニスカスＭ３が形成され、この基油Ｇk も直接または溝
４を介して、ポケット２内の玉Ｔに徐々に供給される。
【００２１】したがって、この保持器Ｈによれば、グリ
ース潤滑によって転がり軸受にトルク、ＮＲＲＯ、ｆｃ
の不規則な変動が生じることが防止される。また、潤滑
油は溝４からポケット面２０に長期に渡って少しずつ移
動し、玉Ｔを介して内外輪の軌道溝に供給される。その
ため、高速回転される磁気ディスク装置（ＨＤＤ）や光
ディスク装置用の転がり軸受であっても、転がり軸受の
グリース潤滑を、保持器をなす円環の一端面にグリース
を載せる方法で良好に行うことができるようになる。
ース潤滑によって転がり軸受にトルク、ＮＲＲＯ、ｆｃ
の不規則な変動が生じることが防止される。また、潤滑
油は溝４からポケット面２０に長期に渡って少しずつ移
動し、玉Ｔを介して内外輪の軌道溝に供給される。その
ため、高速回転される磁気ディスク装置（ＨＤＤ）や光
ディスク装置用の転がり軸受であっても、転がり軸受の
グリース潤滑を、保持器をなす円環の一端面にグリース
を載せる方法で良好に行うことができるようになる。
【００２２】ただし、この保持器Ｈによる上述の作用お
よび効果は、離油性に優れたグリースを使用した場合
や、使用温度が高い等のグリースが離油し易い状態で使
用した場合に得られる。なお、この溝４の幅とその変化
率、切れ込み２１ａの切れ込み幅とその変化率は、グリ
ースの基油の粘度と供給量を考慮して適宜設定する。ま
た、溝４の深さは、円環１の円周方向Ｅおよび径方向Ｒ
（幅方向）で一定とせずに、グリースの基油がよりポケ
ット面に向かい易いように変化させてもよい。
よび効果は、離油性に優れたグリースを使用した場合
や、使用温度が高い等のグリースが離油し易い状態で使
用した場合に得られる。なお、この溝４の幅とその変化
率、切れ込み２１ａの切れ込み幅とその変化率は、グリ
ースの基油の粘度と供給量を考慮して適宜設定する。ま
た、溝４の深さは、円環１の円周方向Ｅおよび径方向Ｒ
（幅方向）で一定とせずに、グリースの基油がよりポケ
ット面に向かい易いように変化させてもよい。
【００２３】また、この実施形態では、爪部２１に切れ
込み２１ａが形成されいていることにより、切れ込み２
１ａがない場合と比較してポケット面２０により多くの
潤滑油が供給されるようになっている。また、この切れ
込み２１ａがあると、保持器を型を用いた成形法で作製
する場合に、成形品を型からアキシャル方向に外し易
い。
込み２１ａが形成されいていることにより、切れ込み２
１ａがない場合と比較してポケット面２０により多くの
潤滑油が供給されるようになっている。また、この切れ
込み２１ａがあると、保持器を型を用いた成形法で作製
する場合に、成形品を型からアキシャル方向に外し易
い。
【００２４】図６〜８は、本発明の転がり軸受用保持器
の第２実施形態を示す図である。図６は、この保持器の
一部を拡大して示す部分斜視図である。図７は図６のＣ
−Ｃ線断面（軸方向と垂直な断面）図である。図８は図
６のＤ−Ｄ線断面（軸方向に沿った断面）図である。こ
の保持器Ｈ２では、円環１の端面１１の隣り合うポケッ
ト２間に、潤滑剤を充填する窪み５を設け、この窪み５
とポケット面２０とを溝６で直結している。窪み５の端
面１１での形状は略楕円形であり、この窪み５の長軸方
向両端が、隣り合う２つの溝６と連続する形状になって
いる。
の第２実施形態を示す図である。図６は、この保持器の
一部を拡大して示す部分斜視図である。図７は図６のＣ
−Ｃ線断面（軸方向と垂直な断面）図である。図８は図
６のＤ−Ｄ線断面（軸方向に沿った断面）図である。こ
の保持器Ｈ２では、円環１の端面１１の隣り合うポケッ
ト２間に、潤滑剤を充填する窪み５を設け、この窪み５
とポケット面２０とを溝６で直結している。窪み５の端
面１１での形状は略楕円形であり、この窪み５の長軸方
向両端が、隣り合う２つの溝６と連続する形状になって
いる。
【００２５】溝６の形状は第１実施形態の保持器Ｈの溝
４と同じである。窪み５の幅（円環１の径方向の寸法）
は溝６より広く、窪み５の深さは溝６より深い。窪み５
の軸方向に沿った断面形状は、図８に示すように、円環
１の内周側および外周側とも、端面１１からの深さが深
くなるほど狭くなる形状である。この保持器Ｈは、窪み
５に潤滑油Ｊを充填して使用される。第１実施形態と同
様に、この保持器Ｈ２と、内輪Ｋ１、外輪Ｋ２、および
玉（転動体）Ｔとを用いて、玉軸受（転がり軸受）を組
み立てる。この軸受を回転させると、窪み５内の潤滑油
は、溝６から徐々にポケット面２０に向かい、ポケット
２内の玉Ｔに徐々に供給され、玉Ｔを介して内外輪の軌
道溝に供給される。
４と同じである。窪み５の幅（円環１の径方向の寸法）
は溝６より広く、窪み５の深さは溝６より深い。窪み５
の軸方向に沿った断面形状は、図８に示すように、円環
１の内周側および外周側とも、端面１１からの深さが深
くなるほど狭くなる形状である。この保持器Ｈは、窪み
５に潤滑油Ｊを充填して使用される。第１実施形態と同
様に、この保持器Ｈ２と、内輪Ｋ１、外輪Ｋ２、および
玉（転動体）Ｔとを用いて、玉軸受（転がり軸受）を組
み立てる。この軸受を回転させると、窪み５内の潤滑油
は、溝６から徐々にポケット面２０に向かい、ポケット
２内の玉Ｔに徐々に供給され、玉Ｔを介して内外輪の軌
道溝に供給される。
【００２６】円環１の円周方向においては、図７に示す
ように、窪み５内の各溝６側に潤滑油Ｊによってメニス
カスＭ４が形成される。この潤滑油Ｊが、表面張力によ
って長期に渡って少しずつ、各溝６から各ポケット面２
０に向かい、玉Ｔに供給される。円環１の軸方向におい
ても、図８に示すように、溝６内に潤滑油Ｊによってメ
ニスカスＭ５が形成される。この潤滑油Ｊが、表面張力
によって長期に渡って少しずつ溝６の底側に移動し、最
終的にはポケット面２０に向かう。また、爪部２１の切
り込み２１ａにも潤滑油Ｊが溜まり、この潤滑油Ｊによ
ってメニスカスＭ６が形成され、この潤滑油Ｊも直接ま
たは溝６を介して、ポケット２内の玉Ｔに徐々に供給さ
れる。また、窪み５内にも潤滑油Ｊによってメニスカス
Ｍ７が形成される。
ように、窪み５内の各溝６側に潤滑油Ｊによってメニス
カスＭ４が形成される。この潤滑油Ｊが、表面張力によ
って長期に渡って少しずつ、各溝６から各ポケット面２
０に向かい、玉Ｔに供給される。円環１の軸方向におい
ても、図８に示すように、溝６内に潤滑油Ｊによってメ
ニスカスＭ５が形成される。この潤滑油Ｊが、表面張力
によって長期に渡って少しずつ溝６の底側に移動し、最
終的にはポケット面２０に向かう。また、爪部２１の切
り込み２１ａにも潤滑油Ｊが溜まり、この潤滑油Ｊによ
ってメニスカスＭ６が形成され、この潤滑油Ｊも直接ま
たは溝６を介して、ポケット２内の玉Ｔに徐々に供給さ
れる。また、窪み５内にも潤滑油Ｊによってメニスカス
Ｍ７が形成される。
【００２７】したがって、この保持器Ｈ２によれば、窪
み５内の潤滑油が溝６からポケット面２０に長期に渡っ
て少しずつ移動し、玉Ｔを介して内外輪の軌道溝に供給
される。そのため、外部から潤滑油を供給しなくても、
長期間に渡って良好な潤滑性が得られる。また、軸受内
に必要最小限の潤滑油が供給されるため、トルクおよび
トルク変動を小さく抑えることができる。
み５内の潤滑油が溝６からポケット面２０に長期に渡っ
て少しずつ移動し、玉Ｔを介して内外輪の軌道溝に供給
される。そのため、外部から潤滑油を供給しなくても、
長期間に渡って良好な潤滑性が得られる。また、軸受内
に必要最小限の潤滑油が供給されるため、トルクおよび
トルク変動を小さく抑えることができる。
【００２８】なお、窪み５の軸方向に沿った断面形状
を、図９に示すように、円環１の内周側は端面１１から
の深さが深くなるほど狭く、外周側は深さ方向で傾斜の
ない形状とすれば、回転時に遠心力で窪み５内の潤滑油
が飛散しないようにできるとともに、十分な量の潤滑油
を窪み５内に充填することができる。また、窪み５の軸
方向に沿った断面形状を、円環１の外周側が端面１１か
らの深さが深くなるほど外周側に広がる形状とすれば、
回転時に遠心力で窪み５内の潤滑油が飛散しないように
できる効果が高くなる。
を、図９に示すように、円環１の内周側は端面１１から
の深さが深くなるほど狭く、外周側は深さ方向で傾斜の
ない形状とすれば、回転時に遠心力で窪み５内の潤滑油
が飛散しないようにできるとともに、十分な量の潤滑油
を窪み５内に充填することができる。また、窪み５の軸
方向に沿った断面形状を、円環１の外周側が端面１１か
らの深さが深くなるほど外周側に広がる形状とすれば、
回転時に遠心力で窪み５内の潤滑油が飛散しないように
できる効果が高くなる。
【００２９】また、この実施形態では、１つの窪み５か
ら隣り合う２つの溝６に潤滑油を供給する構造になって
いるが、図１０に示すように、各溝６毎に１つの窪み５
を設けてもよい。また、これらの実施形態では、玉軸受
用の保持器について説明しているが、玉以外の転動体を
備える転がり軸受用の保持器も本発明に含まれる。
ら隣り合う２つの溝６に潤滑油を供給する構造になって
いるが、図１０に示すように、各溝６毎に１つの窪み５
を設けてもよい。また、これらの実施形態では、玉軸受
用の保持器について説明しているが、玉以外の転動体を
備える転がり軸受用の保持器も本発明に含まれる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高速回転される磁気ディスク装置（ＨＤＤ）や光ディス
ク装置用の転がり軸受のグリース潤滑を、保持器をなす
円環の一端面にグリースを載せる方法で良好に行うこと
ができるようになる。また、転がり軸受の油潤滑につい
て、外部から潤滑油を供給しなくても、長期間に渡って
良好な潤滑性が得られるようにすることができる。
高速回転される磁気ディスク装置（ＨＤＤ）や光ディス
ク装置用の転がり軸受のグリース潤滑を、保持器をなす
円環の一端面にグリースを載せる方法で良好に行うこと
ができるようになる。また、転がり軸受の油潤滑につい
て、外部から潤滑油を供給しなくても、長期間に渡って
良好な潤滑性が得られるようにすることができる。
【図１】本発明の転がり軸受用保持器の第１実施形態を
示す図であって、この保持器が組み込まれた転がり軸受
を示す平面図である。
示す図であって、この保持器が組み込まれた転がり軸受
を示す平面図である。
【図２】本発明の転がり軸受用保持器の第１実施形態を
示す図であって、この保持器の部分拡大平面図である。
示す図であって、この保持器の部分拡大平面図である。
【図３】本発明の転がり軸受用保持器の第１実施形態を
示す図であって、この保持器の一部を拡大して示す部分
斜視図である。
示す図であって、この保持器の一部を拡大して示す部分
斜視図である。
【図４】図３のＡ−Ａ線断面図である。
【図５】図２および図３のＢ−Ｂ線断面図である。
【図６】本発明の転がり軸受用保持器の第２実施形態を
示す図であって、この保持器の一部を拡大して示す部分
斜視図である。
示す図であって、この保持器の一部を拡大して示す部分
斜視図である。
【図７】図６のＣ−Ｃ線断面図である。
【図８】図６のＤ−Ｄ線断面図である。
【図９】窪みの断面形状の別の実施形態を示す図であ
る。
る。
【図１０】窪みの配置の別の実施形態を示す図である。
１ 円環 １１ 円環の一端面（グリースの載置面） ２ ポケット ２０ ポケット面 ２１ 爪部（凸部） ２１ａ 切れ込み ２２ 凹部 ２４ 切れ込みの凹部内の部分（溝の一部） ３ 壁部 ４ グリースの載置面とポケット面とを直結する溝 ５ 窪み ６ 窪みとポケット面とを直結する溝 Ｅ 円環の円周方向 Ｇ グリース ＧK グリースの基油（潤滑油） Ｈ 保持器 Ｈ２ 保持器 Ｊ 潤滑油 Ｋ１ 内輪 Ｋ２ 外輪 Ｍ１ メニスカス Ｍ２ メニスカス Ｍ３ メニスカス Ｍ４ メニスカス Ｍ５ メニスカス Ｍ６ メニスカス Ｍ７ メニスカス Ｒ 端面の幅方向（円環の径方向） Ｔ 玉（転動体）
Claims (4)
- 【請求項１】 軸と同心の円環の一端面に、円環の円周
方向に沿って所定間隔を開けてポケットが設けてあり、
このポケットは、前記端面より突出する凸部と凹んでい
る凹部とで形成され、前記凸部の内面と凹部の凹面とか
らなるポケット面を有し、前記端面の隣り合うポケット
間にグリースを載せて使用される転がり軸受用保持器に
おいて、 前記円環に、グリースの載置面とポケット面とを直結す
る溝を設け、前記載置面の円環の外周側となる位置に、
前記端面から突出する壁部を設けたことを特徴とする転
がり軸受用保持器。 - 【請求項２】 軸と同心の円環の一端面に、円環の円周
方向に沿って所定間隔を開けてポケットが設けてあり、
このポケットは、前記端面より突出する凸部と凹んでい
る凹部とで形成され、前記凸部の内面と凹部の凹面とか
らなるポケット面を有する転がり軸受用保持器におい
て、 前記円環には、潤滑剤を充填する窪みを前記端面の隣り
合うポケット間に設け、さらに、この窪みとポケット面
とを直結する溝を設けたことを特徴とする転がり軸受用
保持器。 - 【請求項３】 前記溝の幅は、円環の円周方向でポケッ
ト面に近い側ほど狭くなり、且つ載置面からの深さが深
くなるほど狭くなるように形成されている請求項１また
は２記載の保持器。 - 【請求項４】 請求項１乃至３のいずれか１項に記載の
保持器を備えた転がり軸受。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000289279A JP2002098151A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 転がり軸受用保持器および転がり軸受 |
| US09/960,742 US6533462B2 (en) | 2000-09-22 | 2001-09-24 | Retainer for rolling bearing and rolling bearing |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000289279A JP2002098151A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 転がり軸受用保持器および転がり軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002098151A true JP2002098151A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=18772711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000289279A Withdrawn JP2002098151A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 転がり軸受用保持器および転がり軸受 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6533462B2 (ja) |
| JP (1) | JP2002098151A (ja) |
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| JP2007309472A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Jtekt Corp | 転がり軸受装置 |
| JP2009536998A (ja) * | 2006-05-12 | 2009-10-22 | アクチボラゲット エス ケイ エフ | ボール軸受のための保持器及びころがり軸受組立体 |
| WO2011122429A1 (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-06 | Ntn株式会社 | 転がり軸受および冠形保持器 |
| CN106050930A (zh) * | 2015-04-16 | 2016-10-26 | 斯凯孚公司 | 滚动元件轴承 |
| WO2019189421A1 (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-03 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
| JP2019173966A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
| WO2024019011A1 (ja) * | 2022-07-21 | 2024-01-25 | Ntn株式会社 | 冠形保持器および玉軸受 |
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| US7144162B2 (en) * | 2004-09-15 | 2006-12-05 | Honeywell International, Inc. | High speed rolling element bearing anti-cavitation cage |
| GB0424115D0 (en) * | 2004-10-30 | 2004-12-01 | Rolls Royce Plc | A bearing arrangement |
| FR2911934B1 (fr) * | 2007-01-26 | 2009-09-18 | Skf Ab | Cage pour roulement a billes |
| US8104971B2 (en) * | 2007-08-28 | 2012-01-31 | Jtekt Corporation | Resin cage for ball bearing |
| DE102007044014A1 (de) * | 2007-09-14 | 2009-03-19 | Schaeffler Kg | Käfig zur Aufnahme einer Anzahl von Wälzkörpern eines Wälzlagers und Verfahren zur Schmierung eines Wälzlagers |
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| US8529135B2 (en) * | 2011-08-25 | 2013-09-10 | United Technologies Corporation | Angular contact ball bearing |
| WO2014143876A1 (en) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | United Technologies Corporation | Bearing cage lubrication architecture |
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| US9518606B2 (en) * | 2015-03-09 | 2016-12-13 | Seagate Technology Llc | Bearing apparatus with surface migration channels |
| DE102015214850A1 (de) * | 2015-08-04 | 2016-12-01 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Schnappkäfig für Kugellager |
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| JP7434815B2 (ja) * | 2019-11-08 | 2024-02-21 | 株式会社ジェイテクト | 転がり軸受及び保持器 |
| US11286988B2 (en) * | 2020-07-27 | 2022-03-29 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Single-piece high-speed bearing cage |
| CN113847347B (zh) * | 2021-08-16 | 2023-10-27 | 人本股份有限公司 | 张紧轮轴承结构 |
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| FR2796680B1 (fr) * | 1999-07-23 | 2001-09-14 | Skf France | Dispositif de cage pour roulement a billes et roulement associe |
-
2000
- 2000-09-22 JP JP2000289279A patent/JP2002098151A/ja not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-09-24 US US09/960,742 patent/US6533462B2/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6533462B2 (en) | 2003-03-18 |
| US20020041719A1 (en) | 2002-04-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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|
| A761 | Written withdrawal of application |
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