JP2002095792A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2002095792A
JP2002095792A JP2000290116A JP2000290116A JP2002095792A JP 2002095792 A JP2002095792 A JP 2002095792A JP 2000290116 A JP2000290116 A JP 2000290116A JP 2000290116 A JP2000290116 A JP 2000290116A JP 2002095792 A JP2002095792 A JP 2002095792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
stop operation
recommended
recommended stop
stop switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000290116A
Other languages
English (en)
Inventor
Sunao Mazaki
直 馬崎
Masaki Kinoshita
正樹 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2000290116A priority Critical patent/JP2002095792A/ja
Publication of JP2002095792A publication Critical patent/JP2002095792A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機の攻略方法の一つである停止操作順番
を修得することができ、また、初心者であっても、その
内容を簡単に理解することができて、遊技を楽しむこと
ができる遊技機を提供する。 【解決手段】 ストップスイッチ(50)の推奨停止操作順
番を決定するための推奨停止操作決定手段(143)と、そ
の決定に基づいて、遊技者にストップスイッチ(50)の推
奨停止操作順番を報知するための推奨停止操作報知装置
(175)とを備え、ストップスイッチ(50)の推奨停止操作
順番は、一列に配置されたストップスイッチ(50)のいず
れかの列方向と一致するように設定され、推奨停止操作
報知装置(175)は、ストップスイッチ(50)の推奨停止操
作順番に基づいた推奨停止操作方向を報知することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ストップスイッ
チの推奨停止操作方向を遊技者が容易に把握することが
できる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機には、遊技者にとって、
最も有利となる遊技方法、すなわち投入した遊技メダル
枚数に対して、払い出しメダル枚数が最大となるような
遊技方法、すなわち当該遊技機特有の攻略方法が存在す
る。従来、遊技者は、当該遊技機の攻略方法を修得する
ため、当該遊技機を長時間、実際に遊技して経験により
修得し、或いは、当該遊技機に関する遊技情報を掲載し
た小冊子や、カタログ等の補足資料を読むことによりか
かる攻略方法を修得していた。
【0003】攻略方法の一例について、以下に説明す
る。従来、この種の遊技機としては、遊技として、通常
遊技以外に、入賞確率の大きい特定遊技、例えばレギュ
ラーボーナスゲーム(以下、「RBゲーム」という。)
や、このRBゲームの導入確率が高い特定導入遊技、例
えば、ビッグボーナスゲーム(以下、「BBゲーム」と
いう。)等の特別遊技が設けられているものが知られて
いる。そして、BBゲーム中は、前記RBゲームへの移
行或いは小役入賞が可能な小役遊技を設けてある。ここ
で、小役入賞とは、BBゲームやRBゲームの入賞以外
の小役の入賞を意味する。そして、BBゲームの終了条
件として、BBゲーム中の所定回数(例えば3回)のR
Bゲームの終了、或いは、BBゲーム中の所定回数(例
えば30回)の小役遊技の終了を設定しているものが一
般的である。そして、BBゲーム中、RBゲームが所定
の最大回数(例えば3回)に到達する前に、BBゲーム
中の小役遊技が所定の最大回数(例えば30回)に達し
て、BBゲームが終了することを、いわゆるパンクと呼
んでいる。遊技メダルを大量に獲得可能なRBゲームを
最大限消化せずに、終了したことに起因する呼び名であ
る。BBゲーム中において、このパンクに至らずに小役
遊技の実施回数をできるだけ多く行って、遊技メダルの
獲得枚数を増やすテクニックとして、いわゆる「リプレ
イ外し」がある。これは、BBゲーム中、小役遊技と、
RBゲームとが遊技可能であるが、一般的に、小役遊技
中に特定の図柄(例えば、図柄「リプレイ」)が揃うと
RBゲームに移行するように設定されている。そして、
小役遊技中は、通常遊技よりも小役入賞の抽選確率が高
めに設定されている。したがって、BBゲーム中の小役
遊技の制限回数範囲内(パンクにならない範囲内)で、
RBゲームへの移行図柄である特定の図柄(例えば「リ
プレイ」)が有効入賞ライン上に揃わないように故意に
外して、小役遊技の実施回数を延ばすことで、小役入賞
の増加により多くの遊技メダルを獲得できるものであ
る。
【0004】上述したリプレイ外しや、小役入賞等の停
止図柄を揃える際、回転リールの停止操作順番が入賞確
定に重要な影響を与えるものがある。具体的には、回転
リールを停止させる順番、いわゆるストップスイッチの
押し順を所定の順番で操作することにより、遊技内容に
よって、遊技者に有利となるように設定されているもの
である。例えば、左、中及び右の3つの回転リールを有
するような場合、通常遊技では、左、中、右の順に回転
リールを止める、いわゆる順押しにより停止操作を行う
ことにより、抽選で入賞した特定の小役を揃えることが
できて、入賞確定することが可能に設定されているもの
がある。また、BBゲームの小役遊技中のRBゲームへ
の移行図柄、例えば「リプレイ」の図柄を意図的に揃え
たくない、いわゆる「リプレイ外し」のときに、右、
中、左の順に回転リールを止める、いわゆる逆押しによ
り停止操作を行う。この逆押しにより停止操作を行うこ
とにより、抽選で入賞した「リプレイ」を外す、いわゆ
るリプレイ外しを行うことが可能に設定されているもの
がある。
【0005】上述したような遊技の場合、遊技者にとっ
て最も有利となるような回転リールの停止操作順番を各
遊技状態において、リアルタイムに知ることが、遊技メ
ダルを獲得するために重要なものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技機では、遊技に熟練していない初心者や、当該遊
技機を初めて遊技する者や、予め小冊子等で当該遊技機
に関する情報を読んでいない者等は、各遊技状態におけ
る最適な回転リールの停止操作順番が解らないため、当
該遊技機の攻略方法を修得することができず、遊技を楽
しむことができないといった第一の問題点があった。
【0007】また、いわゆる順押しや、逆押しを、所定
のランプを点灯させることにより、遊技者に向かって知
らせるように設定しても、初心者は、そもそも順押し
や、逆押しの定義すら知らないことがあるため、かかる
場合は、遊技者に停止操作順番を知らせることが容易で
はないといった第二の問題点があった。そこで、各請求
項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術
の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、次の点にある。
【0008】(請求項1)すなわち、請求項1記載の発
明は、上記した従来の技術の有する第一及び第二の問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、各遊技状態における最適な回転リールの停止操作順
番を理解することができて、当該遊技機の攻略方法の一
つである停止操作順番を修得することができ、また、初
心者であっても、その内容を簡単に理解することができ
て、遊技を楽しむことができる遊技機を提供しようとす
るものである。
【0009】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項2記載の発明は、現在の遊技状
態におけるストップスイッチの推奨停止操作方向を視覚
的且つ瞬間的に把握することができる遊技機を提供しよ
うとするものである。
【0010】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項3記載の発明は、推奨停止操作
方向をより短時間に把握することができ、また、視線は
回転リールに注いだまま、遊技に集中することが可能な
遊技機を提供しようとするものである。
【0011】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項4記載
の発明は、現在の遊技状態において停止させることが最
も望ましい最適な図柄を知ることができて、攻略方法の
一つである回転リールの最適な停止図柄を修得すること
ができ、遊技を楽しむことができる遊技機を提供しよう
とするものである。
【0012】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項4記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項5記載の発明は、遊技を集中し
て行うことができ、また、部材の共通化を図ることがで
きて、製造コストを低減させることができる遊技機を提
供しようとするものである。
【0013】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項4記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項6記載の発明は、ストレスなく
遊技を進めることができる遊技機を提供しようとするも
のである。
【0014】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項7記載
の発明は、パンクを回避すると共に、最大限度まで、遊
技メダルを獲得することが可能な遊技機を提供しようと
するものである。
【0015】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項7記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項8記載の発明は、推奨停止操作
方向を表す矢印を観察するだけで、推奨停止操作方向
と、パンク警告との両方の情報を得ることができ、視線
を何カ所も移動させることなく、落ち着いて遊技を進め
ることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0016】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項8記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項9記載の発明は、遊技に集中す
ることができると共に、遊技を興奮性の高い、興味溢れ
るものにすることができる遊技機を提供しようとするも
のである。
【0017】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項8記載の発明の目的に加え、次の点を目
的とする。すなわち、請求項10記載の発明は、遊技に
集中することができる遊技機を提供しようとするもので
ある。
【0018】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目
的とする。すなわち、請求項11記載の発明は、複数の
ストップスイッチの推奨操作順番を、直接、視覚的且つ
瞬間的に把握することができ、初心者であっても、遊技
操作を迷うことなく、スムーズに進めることができる遊
技機を提供しようとするものである。
【0019】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項11記載の発明の目的に加え、次の点を
目的とする。すなわち、請求項12記載の発明は、操作
順序に関するより多くの情報を得ることができて、初心
者であっても、種々の遊技操作を迷うことなく、スムー
ズに進めることができる遊技機を提供しようとするもの
である。
【0020】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項1乃至12のいずれか1項に記載の発明
の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項
13記載の発明は、演出制御装置を変更することによ
り、推奨停止操作方向の内容を変更したものや、その演
出表現内容が異なる同一シリーズの遊技機に変更するこ
とが可能な遊技機を提供しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】(特徴点)各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0022】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものでない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。
【0023】すなわち、本発明に係る遊技機(10)は、周
囲に複数の図柄(61)を表示した複数個の回転リール(40)
と、前記回転リール(40)の回転を制御すると共に、一定
確率で入賞図柄(61)の抽選を行うための制御装置(20)と
を備えている。そして、本発明に係る遊技機(10)は、前
記各回転リール(40)の回転をそれぞれ停止させるために
各回転リール(40)に対応したストップスイッチ(50)と、
前記ストップスイッチ(50)の推奨停止操作順番を決定す
るための推奨停止操作決定手段(143)と、前記推奨停止
操作決定手段(143)の決定に基づいて、遊技者にストッ
プスイッチ(50)の推奨停止操作順番を報知するための推
奨停止操作報知装置(175)とを備えている。
【0024】そして、前記ストップスイッチ(50)は、前
記遊技機(10)の前面側に一方向に沿って一列に配置され
ている。そして、前記ストップスイッチ(50)の推奨停止
操作順番は、一列に配置された前記ストップスイッチ(5
0)のいずれかの列方向と一致するように設定されてい
る。そして、前記推奨停止操作報知装置(175)は、前記
ストップスイッチ(50)の推奨停止操作順番に基づいた推
奨停止操作方向を報知することを特徴とする。
【0025】なお、ここで、「回転リール(40)」とある
のは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転
するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に
表示されるようなものも含まれるものである。具体的に
は、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液
晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示
した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置に
よって遊技者に向かって表示するものも含まれる。さら
に、この「回転リール(40)」の数は、複数であれば良い
ものであって、特定の個数に限定されるものではなく、
二個、三個、四個或いはそれ以上の個数であっても良い
ものである。また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体
的には、例えば、スロットマシンであるが、上述した回
転リール(40)を有するパチンコ機や、その他の遊技機を
含むものである。
【0026】また、ここで、「前記ストップスイッチ(5
0)の推奨停止操作順番」とは、回転リールの停止操作順
番が入賞確定に重要な影響を与えるような場合、すなわ
ち、回転リール(40)を停止させる順番、いわゆるストッ
プスイッチ(50)の押し順を所定の順番で操作することに
より、遊技内容によって、遊技者に有利となるように設
定されている場合のストップスイッチ(50)の当該停止操
作順番を意味するものである。例えば、左、中及び右の
3つの回転リールを有するような場合、通常遊技では、
左、中、右の順に回転リール(40)を止める、いわゆる順
押しによって停止操作を行うことにより、抽選で入賞し
た特定の小役を揃えることができて、入賞確定すること
が可能に設定されているようなものである。
【0027】また、ここで、「前記ストップスイッチ(5
0)の推奨停止操作順番は、一列に配置された前記ストッ
プスイッチ(50)のいずれかの列方向と一致するように設
定され」とは、例えば、ストップスイッチ(50)が左右方
向に一列に並んで配置されているような場合であって、
当該ストップスイッチ(50)の推奨停止操作順番が、右、
中、左の順に、右側から左側に向かって左方向に順番に
操作するように設定されているものや、或いは、当該ス
トップスイッチ(50)の推奨停止操作順番が、左、中、右
の順に、左側から右側に向かって右方向に順番に操作す
るように設定されているものを含むものである。
【0028】また、ここで、「前記ストップスイッチ(5
0)の推奨停止操作順番に基づいた推奨停止操作方向を報
知する」とは、例えば、ストップスイッチ(50)が三個、
横方向に配置されているような場合であって、遊技者に
有利となるようなストップスイッチ(50)の推奨停止操作
順番が、左、中、右の順に、左側のストップスイッチ(5
0)から右側のストップスイッチ(50)に向かって右方向に
順番に操作されるように設定されているとき、ストップ
スイッチ(50)の推奨停止操作方向が右方向であることを
遊技者が理解することができるようなものであれば良い
ものである。具体的には、液晶表示装置等により、「推
奨停止操作方向は、右方向!」や、「左側から右側に向
かって停止させよ!」等の文字を表示するものや、かか
る内容を合成音声や録音テープ等の音声により遊技者に
向かって報知するようなものや、停止操作方向を、矢印
や記号等によって表示するようなもの等を含むものであ
る。
【0029】(作用)本発明によれば、推奨停止操作報
知装置(175)が、一列に配置されたストップスイッチ(5
0)の推奨停止操作順番に基づいた推奨停止操作方向を示
している。このため、当該遊技機(10)を初めて遊技する
者や、予め小冊子等で当該遊技機(10)に関する情報を得
ていない者であっても、各遊技状態における最適な回転
リール(40)の停止操作順番を知ることができて、当該遊
技機(10)の攻略方法の一つである回転リール(40)の停止
操作順番を修得することができ、遊技を楽しむことがで
きる。
【0030】また、推奨停止操作報知装置(175)は、ス
トップスイッチ(50)の停止操作する推奨方向である推奨
停止操作方向を示している。このため、いわゆる順押し
や、逆押し等の停止操作の用語そのものを知らない全く
の初心者であっても、ストップスイッチ(50)の停止操作
する推奨方向を簡単に理解することができる。これによ
り、かかる初心者も、当該遊技機(10)の攻略方法を簡単
に修得することができ、遊技を楽しむことができる。
【0031】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記推奨停止操作報知装置(175)
は、前記ストップスイッチ(50)の推奨停止操作方向を表
す矢印の形態を表示するようにしたことを特徴とする。
【0032】なお、ここで、「ストップスイッチ(50)の
推奨停止操作方向を示す矢印の形態を表示する」とは、
具体的には、ストップスイッチ(50)の推奨停止操作方向
が、左側のストップスイッチ(50)から右側のストップス
イッチ(50)に向かって移動するような場合、右方向に向
かって指し示す右方向の矢印の形状を表示するようなも
のを含むものである。
【0033】(作用)本発明によれば、推奨停止操作報
知装置(175)は、ストップスイッチ(50)の推奨停止操作
方向を表す矢印の形態を表示している。これにより、遊
技者は、現在の遊技状態におけるストップスイッチ(50)
の推奨停止操作方向を視覚的且つ瞬間的に把握すること
ができる。
【0034】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記推奨停止操作報知装置(175)
は、前記ストップスイッチ(50)の推奨停止操作方向を表
す矢印を当該推奨停止操作方向に向かってスクロールさ
せるようにしたことを特徴とする。
【0035】なお、ここで、「推奨停止操作方向を表す
矢印を当該推奨停止操作方向に向かってスクロールさせ
る」とは、推奨停止操作方向を表す矢印を、当該矢印が
指し示す方向に向かって移動させるようなものを含むも
のである。 (作用)本発明によれば、推奨停止操作方向を表す矢印
を当該推奨停止操作方向に向かってスクロールさせてい
る。このため、矢印の形態により当該矢印が指し示す方
向を推奨停止操作方向として理解することができる上
に、当該矢印のスクロールによる移動方向によっても推
奨停止操作方向を理解することができる。これにより、
遊技者は、単に矢印が停止した状態で表示されるものと
比較して、矢印の移動により、推奨停止操作方向をより
短時間に把握することができる。また、矢印が移動する
ことにより、視線を矢印に注いで注視することなく、当
該矢印が視界の範囲内に入っているだけで、当該矢印の
動きを把握することができ、視線は回転リール(40)に注
いだまま、遊技に集中することが可能となる。
【0036】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、本発明に係
る遊技機(10)は、前記ストップスイッチ(50)の操作によ
って停止させることが望ましい図柄(61)を決定するため
の推奨停止図柄決定手段(144)と、前記推奨停止図柄決
定手段(144)の決定に基づいて、遊技者に推奨停止図柄
(61)を報知するための推奨停止図柄報知装置(176)とを
備えたことを特徴とする。
【0037】なお、ここで、「ストップスイッチ(50)の
操作によって停止させることが望ましい図柄」とは、各
遊技状態において、遊技者にとって、利益が最大となり
得る図柄を意味するものである。具体的には、例えば、
BBゲームの小役遊技中、小役遊技の残りの遊技回数が
充分あって、パンク状態に移行する心配が少ないときで
あって、小役の入賞フラグの成立可能性が大であるよう
なときには、当該小役の図柄が現在の遊技状態におい
て、最も停止させることが望ましい図柄となるものであ
る。かかる場合であって、RBゲームの入賞フラグの成
立可能性が大であるようなときには、いわゆるリプレイ
外しのように、当該RBゲームの入賞図柄が揃わないよ
うな停止図柄が、現在の遊技状態において、停止させる
ことが望ましい図柄となるものである。また、BBゲー
ム中の小役遊技中、小役遊技の残りの遊技回数が少な
く、パンク状態に移行しやすい状態になっているときに
は、RBゲームの入賞図柄が最も停止させることが望ま
しい図柄となるものである。
【0038】(作用)本発明によれば、推奨停止図柄報
知装置(176)は、推奨停止図柄決定手段(144)の決定に基
づいて、遊技者に推奨停止図柄を報知することができ
る。このため、遊技者は、ストップスイッチ(50)の操作
によって停止させることが望ましい図柄を、予め収集し
た情報を基に現在の遊技状態を加味して、停止させるこ
とが望ましい図柄を自ら判断する必要がなく、現在の遊
技状態において停止させることが最も望ましい最適な図
柄を知ることができる。これにより、当該遊技機(10)に
関する攻略方法等の情報を予め収集する必要もなく、当
該遊技機(10)に不慣れな者であっても、遊技機(10)の攻
略方法の一つである回転リール(40)の最適な停止図柄を
各遊技状態において修得することができ、遊技を楽しむ
ことができる。
【0039】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項4に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特
徴とする。すなわち、前記推奨停止操作報知装置(175)
と、前記推奨停止図柄報知装置(176)とが同一のもので
あることを特徴とする。
【0040】本発明は、具体的には、例えば、推奨停止
操作報知装置(175)と、推奨停止図柄報知装置(176)とが
同一の液晶表示装置や、大型パネル状のドット式のLE
D表示装置であって、推奨停止操作と、推奨停止図柄と
の情報を、同時且つ並列に、或いは、交互に表示して遊
技者にかかる両方の情報を報知することができるような
ものを含むものである。
【0041】(作用)本発明によれば、推奨停止操作報
知装置175と、推奨停止図柄報知装置176とが同一のもの
である。このため、それぞれ別個、独立にそれぞれの装
置を設けるものと比較して、遊技者は、一箇所だけを注
視すれば、停止操作に関する最適な操作順番と、最適な
停止図柄との両方の情報を得ることができる。これによ
り、遊技者は、遊技を集中して行うことができる。ま
た、部材の共通化を図ることができ、製造コストを低減
させることができる。
【0042】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項4に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特
徴とする。すなわち、前記推奨停止操作報知装置(175)
と、前記推奨停止図柄報知装置(176)とが異なるもので
あることを特徴とする。
【0043】本発明は、具体的には、例えば、推奨停止
操作報知装置(175)が、大型パネル状のドット式のLE
D表示装置からなり、推奨停止図柄報知装置(176)が、
液晶表示装置からなるようなものであって、両者が遊技
機(10)の前面側にそれぞれ別個独立に配置されているよ
うなものを含むものである。 (作用)本発明によれば、停止操作に関する最適な操作
順番と、最適な停止図柄とを、それぞれ別個独立に、表
示することができる。このため、遊技者は、自己に不要
な情報を見ることなく、自己に必要な情報のみを自ら選
択して見ることができる。これにより、ストレスなく遊
技を進めることができる。
【0044】具体的には、遊技者が、当該遊技に関する
熟練者であるような場合には、既に一方の情報、例えば
推奨停止操作順番に関する情報は、遊技状態によって、
把握しており、他方の情報、すなわち推奨停止図柄のみ
知りたいような場合には、既に把握している情報を見る
ことなく、必要な情報のみ見ることで、ストレスなく遊
技を進めることができる。
【0045】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、遊技とし
て、通常遊技と、特定の入賞確定或いは抽選結果に基づ
いて開始する特別遊技とを少なくとも備えている。そし
て、前記特別遊技は、入賞確率の大きい特定遊技と、こ
の特定遊技の導入確率が高い特定導入遊技とを少なくと
も備えている。そして、前記特定導入遊技は、前記特定
遊技への移行或いは小役入賞が可能な小役遊技を備えて
いる。そして、前記特定導入遊技中の所定の最大回数の
前記特定遊技の終了、或いは、前記特定導入遊技中の所
定の最大回数の前記小役遊技の終了を、前記特定導入遊
技の終了条件として設定している。
【0046】そして、前記推奨停止操作決定手段(143)
は、前記特定導入遊技中、前記特定遊技が所定の最大回
数に到達する前に、前記小役遊技が所定の最大回数に達
して、前記特定導入遊技が終了する状態、いわゆるパン
ク状態に移行し易い状態となっていることを決定可能に
設定されている。そして、前記推奨停止操作報知装置(1
75)は、前記推奨停止操作決定手段(143)による決定に基
づいて、前記パンク状態に移行し易い状態となっている
ことを警告するためのパンク警告を表示可能にしたこと
を特徴とする。
【0047】なお、ここで、「パンク状態に移行し易い
状態となっていることを決定可能に設定」とは、具体的
には、推奨停止操作決定手段(143)が、特定導入遊技中
の小役遊技の回数が所定の回数以上に到達していること
を条件として、パンク状態に移行し易い状態となってい
ることを決定するようなものを含むものである。また、
推奨停止操作決定手段(143)が、所定の数式により計算
される所定のパンク確率が所定の数値以上に到達したと
きに、パンク状態に移行し易い状態となっていることを
決定するようなものを含むものである。
【0048】また、ここで、具体的には、例えば、特別
遊技とは、BBゲームや、RBゲームを含むものであ
り、特定遊技とは、RBゲームを含むものであり、特定
導入遊技とは、BBゲームを含むものである。 (作用)本発明によれば、推奨停止操作報知装置(175)
が、推奨停止操作決定手段(143)による決定に基づい
て、パンク警告を表示することができる。このため、遊
技者は、現在の遊技状態がパンク状態に移行し易い状態
となっていることを知ることができ、パンクを回避する
ことが可能となる。これにより、いわゆるリプレイ外し
の選択の判断の誤りの発生を抑えることができる。
【0049】具体的には、例えば、推奨停止操作報知装
置(175)により、パンク警告が行われたときには、遊技
者は、リプレイ外しを中止して、小役遊技から特定遊技
へ移行し、パンクを回避することができる。また、推奨
停止操作報知装置(175)によりパンク警告が未だ行われ
ていないとき、リプレイ外しを当該パンク警告が成され
るまで続けて、遊技メダルを獲得可能な限界の枚数近く
まで多量に獲得することができる。
【0050】したがって、パンクを回避すると共に、最
大限度まで、遊技メダルを獲得すること可能となる。 (請求項8)請求項8記載の発明は、上記した請求項7
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0051】すなわち、前記推奨停止操作報知装置(17
5)は、前記ストップスイッチ(50)の推奨停止操作方向を
表す矢印の形態を変化させることにより、前記パンク警
告を表すことを特徴とする。なお、ここで、「推奨停止
操作方向を表す矢印の形態を変化させる」とは、具体的
には、例えば、通常の推奨停止操作方向だけを報知して
いるときには、矢印を点灯させる状態に設定し、パンク
警告の表示状態のときには、当該矢印を点滅させる状態
に設定するようなものを含むものである。また、例え
ば、通常の推奨停止操作方向だけを報知しているときに
は、矢印の色彩を青色に表示させ、パンク警告の表示状
態のときには、当該矢印の色彩を赤色に表示させるよう
なものを含むものである。
【0052】(作用)本発明によれば、推奨停止操作報
知装置(175)は、推奨停止操作方向を表す矢印の形態を
変化させることにより、パンク警告を表している。この
ため、推奨停止操作方向を報知する矢印に加えて、パン
ク警告を表示する報知部分を別途設ける必要がない。こ
れにより、遊技者は、推奨停止操作方向を表す矢印を観
察するだけで、推奨停止操作方向と、パンク警告との両
方の情報を得ることができ、視線を何カ所も移動させる
ことなく、落ち着いて遊技を進めることができる。
【0053】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項8記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記推奨停止操作報知装置(175)
は、前記ストップスイッチ(50)の推奨停止操作方向を表
す矢印を当該推奨停止操作方向に向かってスクロールさ
せるスクロール速度を増加させることにより、前記パン
ク警告を表すことを特徴とする。
【0054】また、ここで、パンク状態に移行しやすい
状態を、そのパンク状態に移行しやすい程度に応じて、
具体的には、例えば、残りの小役遊技の遊技回数が少な
くなる程、スクロール速度を増加させるようなものを含
むものである。具体的には、例えば、パンク警告時の矢
印の移動速度を、残りの小役遊技の遊技回数が8乃至5
回のときは、通常の矢印の移動速度の二倍に設定し、残
りの小役遊技の遊技回数が4及び3回のときは、通常の
矢印の移動速度の三倍に設定し、残りの小役遊技の遊技
回数が2回以下のときは、通常の矢印の移動速度の四倍
に設定するようなものを含むものである。これにより、
パンク警告の緊急度を、矢印の移動速度により、理解す
ることができ、早く残りの特定遊技に移行する必要があ
ることを、視覚的及び感覚的に理解することができる。
これにより、遊技を興奮性の高い、興味溢れるものにす
ることができる。
【0055】(作用)本発明によれば、推奨停止操作報
知装置(175)は、推奨停止操作方向を表す矢印のスクロ
ール速度を変化させることにより、パンク警告を表して
いる。このため、遊技者は、かかる矢印の指示方向によ
り推奨停止操作方向を理解することができ、かかる矢印
のスクロール速度の増加により、現在の遊技状態が、パ
ンク状態に移行し易い状態となっていることを理解する
ことができる。これにより、かかる矢印を観察するだけ
で、推奨停止操作方向とパンク警告との両方の情報を得
ることができ、それぞれ別の報知装置を用いて報知する
ようなものと比較して、視線を動かす必要がなく、遊技
に集中することができる。
【0056】そして、矢印のスクロール速度の増加が、
パンク警告を意味しており、早く残りの特定遊技を消化
する必要があることを、視覚的及び感覚的に理解するこ
とができる。これにより、遊技を興奮性の高い、興味溢
れるものにすることができる。 (請求項10)請求項10記載の発明は、上記した請求
項8記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0057】すなわち、前記推奨停止操作報知装置(17
5)は、前記ストップスイッチ(50)の推奨停止操作方向を
表す矢印を点滅させることにより、前記パンク警告を表
すことを特徴とする。なお、ここで、パンク警告を表し
ていない状態のときの矢印は、非点滅状態、すなわち点
灯状態に設定しているようなものを含むものである。
【0058】また、ここで、パンク状態に移行しやすい
状態を、そのパンク状態に移行しやすい程度に応じて、
具体的には、例えば、残りの小役遊技の遊技回数が少な
くなる程、矢印の点滅の時間間隔を短くさせるようなも
のを含むものである。これにより、パンク警告の緊急度
を、点滅の時間間隔で、理解することができ、早く残り
の特定遊技に移行する必要があることを、視覚的及び感
覚的に理解することができる。これにより、遊技を興奮
性の高い、興味溢れるものにすることができる。
【0059】(作用)本発明によれば、推奨停止操作報
知装置(175)は、推奨停止操作方向を表す矢印を点滅さ
せることにより、パンク警告を表示している。このた
め、遊技者は、かかる矢印の指示方向により推奨停止操
作方向を理解することができ、かかる矢印の点滅によ
り、現在の遊技状態が、パンク状態に移行し易い状態と
なっていることを理解することができる。これにより、
遊技者は、かかる矢印を観察するだけで、ストップスイ
ッチ(50)の推奨停止操作方向とパンク警告との両方の情
報を得ることができ、それぞれ別の報知装置を用いて報
知するようなものと比較して、視線を動かす必要がな
く、遊技に集中することができる。
【0060】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を
特徴とする。すなわち、前記推奨停止操作報知装置(17
5)は、前記ストップスイッチ(50)の内部に位置して、発
光可能な発光部(190)を備え、前記推奨停止操作決定手
段(143)は、前記ストップスイッチ(50)の推奨停止操作
順番に基づいて、前記発光部(190)を順に発光させるこ
とを特徴とする。
【0061】また、ここで、「前記ストップスイッチ(5
0)の推奨操作順番に基づいて、前記ストップスイッチ(5
0)の前記発光部(190)を順に発光させる」とは、いわゆ
る順押しの場合、先ず、左側の回転リール(40)の発光部
(190)を発光させて、当該左側の回転リール(40)の操作
終了後、中央の回転リール(40)の発光部(190)を発光さ
せて、当該中央の回転リール(40)の操作終了後、右側の
回転リール(40)の発光部(190)を発光させるように、具
体的に、操作すべき回転リール(40)を特定して順に発光
させるようなものを含むものである。さらに、順押しの
場合、回転リール(40)の発光部(190)を左→中→右→左
→中→右というように順に点灯及び消灯を繰り返して、
操作方向を光の流れで形成するようなものを含むもので
ある。
【0062】(作用)本発明によれば、推奨停止操作決
定手段(143)が、複数のストップスイッチ(50)の推奨操
作順番に基づいて、ストップスイッチ(50)の発光部(19
0)を順に発光させている。このため、遊技者は、複数の
ストップスイッチ(50)の推奨操作順番を、ストップスイ
ッチ(50)の発光部(190)から直接、視覚的且つ瞬間的に
把握することができる。これにより、遊技内容を熟知し
ていない初心者であっても、迷うことなく、遊技を自己
に有利となるようにスムーズに進めることができる。
【0063】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項11記載の発明の特徴点に加え、次の点
を特徴とする。すなわち、請求項11記載の発明は、遊
技機を提供しようとするものである。すなわち、前記推
奨停止操作決定手段(143)は、複数の前記ストップスイ
ッチ(50)の推奨停止操作順番に基づいて、前記ストップ
スイッチ(50)の操作を最も推奨するストップスイッチ(5
0)と、他の操作可能なストップスイッチ(50)との発光態
様を異なら締めて、前記ストップスイッチ(50)の前記発
光部(190)を発光させることを特徴とする。
【0064】なお、ここで、「他の操作可能なストップ
スイッチ(50)」とは、推奨操作順番に基づいて、操作を
最も推奨するストップスイッチ(50)ではないが、現時点
において、操作可能なストップスイッチ(50)を意味する
ものである。また、ここで、「発光態様を異ならしめ
て」とは、具体的には、例えば、操作順番で最も推奨す
るストップスイッチ(50)の発光部(190)を青色に発光さ
せ、操作順番に基づいて推奨はしないが、操作可能なス
トップスイッチ(50)の発光部(190)を黄色に発光させ、
現時点で操作不可能なストップスイッチ(50)の発光部(1
90)を赤色に発光若しくは消灯させるようなものを含む
ものである。また、他の例として、操作順番で最も推奨
するストップスイッチ(50)の発光部(190)を点滅させ、
操作順番に基づいて推奨はしないが、操作可能なストッ
プスイッチ(50)の発光部(190)を点灯させ、現時点で操
作不可能なストップスイッチ(50)の発光部(190)を消灯
させるようなものを含むものである。
【0065】(作用)本発明によれば、遊技者は、複数
のストップスイッチ(50)の推奨操作順番を、ストップス
イッチ(50)の発光部(190)の発光態様の違いにより、直
接、視覚的且つ瞬間的に把握することができる。このた
め、初心者であっても、遊技操作を迷うことなく、スム
ーズに進めることができる。
【0066】また、操作順序は非推奨であるが、操作可
能なストップスイッチ(50)と、操作不可能なストップス
イッチ(50)とを、直接、視覚的且つ瞬間的に把握するこ
とができる。これにより、操作に関するより多くの情報
を得ることができて、種々の遊技操作を迷うことなく、
スムーズに進めることができる。 (請求項13)請求項13記載の発明は、上記した請求
項1乃至12のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。
【0067】すなわち、前記制御装置(20)は、入賞に関
する抽選確率を記憶すると共に主として入賞抽選に関す
る遊技の制御を行うための遊技制御装置(21)と、演出情
報を記憶すると共に前記遊技制御装置(21)からの出力信
号に基づいて演出の実施を制御するための演出制御装置
(22)とを備えている。前記演出制御装置(22)は、入賞演
出に関するデータを記憶するための入賞演出データ記憶
手段(141)と、前記入賞演出データ記憶手段(141)からの
入賞演出データに基づいて、入賞演出を表示可能な報知
装置(66)を制御するための入賞演出制御手段(142)と、
前記推奨停止操作決定手段(143)とを備えたことを特徴
とする。
【0068】なお、ここで、遊技制御装置(21)は、主と
して入賞抽選に関する遊技の制御を行うためのものであ
って、具体的には、例えば、通常遊技制御手段(70)や、
特別遊技制御手段(80)や、入賞抽選手段(110)を備え、
入賞確率等の抽選のためのデータを有し、乱数発生手段
(111)からの乱数に基づいて、入賞の有無を決定し、そ
の決定結果に基づいて、回転リール(40)の回転停止を制
御するようなものを含むものである。一方、演出制御装
置(22)は、遊技制御装置(21)の抽選結果や、入賞確定の
結果に基づいて、遊技制御装置(21)からの出力信号に基
づいて、それらの演出を行うようなものを含むものであ
る。
【0069】(作用)本発明によれば、制御装置(20)
は、主として入賞抽選に関する遊技の制御を行うための
遊技制御装置(21)と、演出情報に関するものを取り扱う
演出制御装置(22)とを備えている。そして、演出制御装
置(22)は、入賞演出データ記憶手段(141)と、入賞演出
制御手段(142)と、推奨停止操作決定手段(143)とを備え
ている。このため、ストップスイッチ(50)の推奨停止操
作方向の決定が遊技制御装置(21)ではなく、演出制御装
置(22)により行われる。これにより、演出制御装置(22)
だけを、交換することにより、遊技制御装置(21)の入賞
抽選に関するものは、共通のものを使用して、演出内容
が異なる姉妹機や、推奨停止操作方向を異なるものにし
たものや、推奨停止操作方向の演出内容だけが異なる姉
妹機を簡単に製造することができる。すなわち、演出制
御装置(22)を変更することにより、推奨停止操作方向の
内容を変更したものや、その演出表現内容が異なる同一
シリーズの遊技機(10)に変更することができる。
【0070】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態) (図面の説明)図1乃至図12は、本発明の第一の実施
の形態を示すものである。図1は遊技機の入力、制御及
び出力のブロック図、図2は遊技機の外観正面図、図3
乃至図6は推奨停止操作報知装置の外観正面図、図7及
び図8は推奨停止図柄報知装置の外観正面図、図9乃至
図14は遊技機の動作の概略のフローをそれぞれ示すも
のである。
【0071】(遊技機10)図2中、10は、遊技機10を示
すものである。遊技機10は、図2に示すように、四角箱
状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部に
は、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成
されている。そして、この中央部の表示窓12の中央に
は、四個の回転リール40の図柄61を見ることができる図
柄表示窓13が形成されている。
【0072】上記回転リール40は、向かって左側の3個
からなる入賞抽選用の抽選用回転リール41と、向かって
右側の1個からなり、入賞フラグ成立を報知するための
演出用回転リール46とを備えている。前記抽選用回転リ
ール41は、図3の向かって左端側に位置する左側回転リ
ール43と、この左側回転リール43の右側に位置する中央
回転リール44と、この中央回転リール44の向かって右側
に位置する右側回転リール45とからなるものである。そ
して、この抽選用回転リール41の前面側には、特に図示
しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に
二本の合計五本の有効入賞ラインが形成されている。
【0073】上述の前記表示窓12の向かって左側には、
遊技者に推奨停止図柄を報知するための推奨停止図柄報
知装置176が配置されている。そして、この推奨停止図
柄報知装置176の向かって右側には、遊技者にBBゲー
ム中の小役遊技における入賞フラグ成立可能性の有無の
報知回数を表示するための方形状の報知回数報知装置18
0が配置されている。そして、この報知回数報知装置180
の向かって右側には、遊技者にストップスイッチ50の推
奨停止操作順番を報知するための推奨停止操作報知装置
175が配置されている。
【0074】遊技機10の内部には、図示していないが、
遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図
1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)上記制御装置20は、図示しないが、CP
Uを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備え
ている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラ
ムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有
するものである。
【0075】(1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等
の報知装置66等を制御するための演出制御装置22とが内
蔵されている。そして、前記遊技制御装置21は、遊技の
制御を行うための主基板23に配置され、演出制御装置22
は、この主基板23に付属するサブ基板24に配置されてい
る。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置
22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに
限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良
く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても
良いものである。また、CPU、ROM、RAM及びI
/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いもの
である。
【0076】(遊技制御装置21)上記遊技制御装置21
は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作
により、回転リール40の回転及び停止を制御するための
ものである。そして、この遊技制御装置21は、次の
(1)乃至(3)の手段として機能する。 (1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)入賞抽選手段110 なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせる
ために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特
別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊
技に関する制御を行うものである。
【0077】また、遊技制御装置21としては、上記した
(1)乃至(3)の手段に限定されるものではなく、他
の手段を含んでいても良い。 (演出制御装置22)上記演出制御装置22は、主として演
出データに関するものであって、ランプやスピーカ等の
報知装置66、フラグ成立報知手段170、推奨停止操作報
知装置175及び推奨停止図柄報知装置176を制御するため
のものである。そして、遊技制御装置21の内部データの
信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置
22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように
設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出
制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演
出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信
号も送出されないように設定されている。これにより、
抽選確率等の入賞抽選に関するデータを有する遊技制御
装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。
【0078】そして、この演出制御装置22は、次の
(1)乃至(4)の手段として機能する。 (1)入賞演出データ記憶手段141 (2)入賞演出制御手段142 (3)推奨停止操作決定手段143 (4)推奨停止図柄決定手段144 (5)報知決定手段145 (6)報知回数カウント手段147 (7)報知回数記憶手段148 なお、演出制御装置22としては、上記した(1)乃至
(7)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含
んでいても良い。
【0079】また、ここで、遊技機10は、遊技制御装置
21を配置した主基板23の他に、前記演出制御装置22を配
置したサブ基板24を設けているものである。このため、
サブ基板24を交換することにより、演出内容の一部だけ
が異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、
サブ基板24のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に
交換することができるため、演出内容だけを、例えば、
静止画からなる文字表示だけ等の比較的簡単な演出内容
のものから、種々の背景の中で、キャラクターが登場す
る等の多色、高精細の動画からなる複雑な種々の演出内
容のもの等に容易に変更することができる。
【0080】また、遊技機に使用する制御プログラムを
開発するにあたって、主基板23とサブ基板24とに分離さ
れていることにより、開発中のバグが、主基板23側に存
在するのか、サブ基板24側に存在するのかの判断を容易
に行うことができ、制御プログラム全体を見直さなけれ
ばならなくなる可能性が低くなり、デバッグを容易に行
うことができ、制御プログラムの開発期間の短縮を図る
ことができる。
【0081】また、遊技の制御を行う主基板23と、演出
データ等を有するサブ基板24とを有しているため、主基
板23は外部からの操作や交換や異物の浸入が難しい密閉
式の容器内に堅固に固定し、サブ基板24は外部からの交
換が容易な容器内に簡便な手段により着脱可能に取り付
けることが可能となる。これにより、演出データ等は、
簡単に他のものに交換することができるが、抽選確率等
の重要データは外部から操作できないような構造のもの
に設計することが容易となる。
【0082】なお、本実施の形態は、上述したような主
基板23及びサブ基板24を備えているが、特にこれに限定
されるものではなく、主基板23のみからなるようなもの
や、或いは、更に複数のサブ基板24を備えているような
ものでも良いものである。 (入力段)上記制御装置20の入力段には、図1に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。
【0083】 (1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0084】(出力段)上記制御装置20の出力段には、
図1に示すように、次のパーツが接続されている。 (1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)報知装置66(ランプ及びスピーカ) (4)フラグ成立報知手段170 (5)推奨停止操作報知装置175 (6)推奨停止図柄報知装置176 なお、出力段としては、上記した(1)乃至(6)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0085】(投入スイッチ15)上記投入スイッチ15
は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、投入された遊技メダルを検知す
るためのものである。 (ベットスイッチ16)上記ベットスイッチ16は、図2に
示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチで
あって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるため
のものである。
【0086】(精算スイッチ17)上記精算スイッチ17
は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す
ためのものである。 (スタートスイッチ30)上記スタートスイッチ30は、図
2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレ
バーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッ
チ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時
には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット
60の駆動を開始させるためのものである。
【0087】なお、ここで、「再遊技(Replay)」と
は、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技(Repla
y)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄
が有効入賞ライン上に揃うことにより、次の遊技におい
て、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技
を行うことができるものである。 (ストップスイッチ50)上記ストップスイッチ50は、リ
ールユニット60の駆動を停止させるためのものである。
具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すよう
に、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成
され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されている
ものである。回転リール40に対応したストップスイッチ
50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停
止するように設定されているものである。
【0088】具体的には、ストップスイッチ50は、その
左端に位置して左側回転リール43の回転を停止させるた
めの左側ストップスイッチ51と、その中央に位置して中
央回転リール44の回転を停止させるための中央ストップ
スイッチ52と、その右端に位置して右側回転リール45の
回転を停止させるための右側ストップスイッチ53とから
形成されている。
【0089】例えば、いわゆる順押しの場合、左側スト
ップスイッチ51、中央ストップスイッチ52、右側ストッ
プスイッチ53の順に停止操作をすることを意味してい
る。また、いわゆる逆押しの場合、右側ストップスイッ
チ53、中央ストップスイッチ52、左側ストップスイッチ
51の順に遊技者が停止操作することを意味している。 (リールユニット60)上記リールユニット60は、特に図
示しないが枠体に固定或いは支持された四個のモータ
と、各々のモータの出力軸に固定された四個の回転リー
ル40とから構成されている。この回転リール40は、入賞
抽選用の三個の抽選用回転リール41と、入賞フラグ成立
を報知するための演出用回転リール46とを備えている。
なお、演出用回転リール46は、入賞フラグ成立を報知す
るためのフラグ成立報知手段170の一つの構成要素でも
あるものである。
【0090】上記抽選用回転リール41は、合成樹脂から
なる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付される
テープ状のリールテープ42とを備えている。このリール
テープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄
61が表示されている。上記演出用回転リール46のリール
テープ42の外周面にも、複数個(例えば7個)の図柄61
が表示されている。具体的には、演出用回転リール46の
リールテープ42の外周面には、「ボーナスゲーム」、
「プラム」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ」、
「外れ」及び「ホームポジション」等からなる複数個の
図柄が配置されているものである。「ボーナスゲーム」
が正面側に停止すると、BBゲーム若しくはRBゲーム
の入賞フラグが成立していることを意味するものであ
る。また、「プラム」、「ベル」、「チェリー」及び
「リプレイ」等の図柄が正面側に停止すると、それぞれ
の小役の入賞フラグが成立していることを意味するもの
である。また、「外れ」が正面側に停止すると、いずれ
の入賞フラグも成立していないことを意味するものであ
る。また、「ホームポジション」は、入賞フラグ成立を
報知しないときの遊技中に前面側に停止させるものであ
る。
【0091】(ホッパーユニット65)上記ホッパーユニ
ット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技
者にメダルを払い出すためのものである。 (報知装置66)上記報知装置66は、スピーカや表示ラン
プ等であって、遊技者に入賞等を報知させるためのもの
である。具体的には、演出制御装置22の制御により、入
賞時にスピーカから入賞音を発生させ、表示ランプを点
灯又は点滅させることにより、遊技者に入賞等を報知さ
せるためのものである。
【0092】(フラグ成立報知手段170)上記フラグ成
立報知手段170は、入賞演出制御手段142の決定に基づい
て、入賞抽選手段110による抽選の結果、所定の入賞図
柄に入賞し、入賞フラグの成立可能性の大小を遊技者に
向かって報知するためのものである。具体的には、フラ
グ成立報知手段170は、図2に示すように、回転リール4
0のうちの向かって右側に位置する演出用回転リール46
を有するものである。そして、入賞演出制御手段142の
決定に基づいて、入賞フラグの成立可能性を遊技者に向
かって報知することに決定されている場合、フラグ成立
報知手段170は、当該入賞フラグの成立可能性大の入賞
図柄に対応する演出用回転リール46の図柄を、正面側に
停止させることにより、遊技者に当該入賞図柄の入賞フ
ラグの成立可能性が大であることを報知するものであ
る。なお、ここで、抽選用回転リール41の周囲の図柄
と、演出用回転リール46の周囲の図柄とは、同一形態の
ものでも良いが、視覚的に、或いは、他の説明文等によ
り対応関係が理解できるように設定されているものであ
れば、同一形態でなくても良いものである。
【0093】また、本実施の形態では、フラグ成立報知
手段170は、演出用回転リール46を使用しているもので
あるが、特にこれに限定されるものではなく、遊技者に
入賞フラグの成立可能性大の入賞図柄や、入賞フラグの
成立可能性が小であることを報知することができるもの
であれば、他のものでも良いものである。具体的には、
例えば、フラグ成立報知手段170は、上部の表示窓12に
位置して、それぞれの入賞図柄を画面に表示可能な方形
状の液晶表示装置からなるようなものであっても良いも
のである。
【0094】(推奨停止操作報知装置175)上記推奨停
止操作報知装置175は、推奨停止操作決定手段143の決定
に基づいて、遊技者にストップスイッチ50の推奨停止操
作順番を報知するためのものである。 上記推奨停止操
作報知装置175は、具体的には、図2に示すように、上
部の表示窓12の向かって右側に位置する方形状の大型パ
ネル状のドット式LED表示装置からなり、種々の形状
を表示可能なものである。この推奨停止操作報知装置17
5は、縦方向に7個、横方向に7個、全部で合計49個
のドット状のLEDを、それぞれ点灯または消灯させる
ことにより、任意の形状を表示することができるもので
ある。例えば、推奨停止操作報知装置175は、図3に示
すように向かって右方向を指し示す矢印や、図4に示す
ような向かって左方向を指し示す矢印を当該推奨停止操
作方向に向かってスクロール表示可能に設定されてい
る。
【0095】具体的には、抽選用回転リール41の推奨停
止操作順番が、左側回転リール43、中央回転リール44、
右側回転リール45の順であるときには、かかる推奨停止
操作順番に基づいた推奨停止操作方向は、向かって右方
向となる。このため、推奨停止操作報知装置175は、図
3に示すように、向かって右方向を指し示す矢印が表示
されるものである。そして、推奨停止操作報知装置175
により、かかる矢印が右方向へ向かって移動するような
スクロール表示が行われる。
【0096】また、抽選用回転リール41の推奨停止操作
順番が、右側回転リール45、中央回転リール44、左側回
転リール43の順であるときには、かかる推奨停止操作順
番に基づいた推奨停止操作方向は、向かって左方向とな
る。このため、推奨停止操作報知装置175は、図4に示
すように、向かって左方向を指し示す矢印が表示される
ものである。そして、推奨停止操作報知装置175によ
り、かかる矢印が左方向へ向かって移動するようなスク
ロール表示が行われる。
【0097】また、BBゲームの小役遊技回数が、23
回以上となった場合、推奨停止操作報知装置175は、図
6に示すように、右方向を指し示す矢印のスクロール速
度を増加させて、当該BBゲームが、パンク状態に移行
しやすい状態となっている、いわゆるパンク警告を表示
する。具体的には、例えば、図5の(a)乃至(n)に
示すように、大型パネル状の各LEDの点灯及び消灯を
制御することにより、推奨停止操作方向を意味する矢印
の形態が右方向に向かって移動するように見えるもので
ある。図5は、推奨停止操作報知装置175が所定の単位
時間(例えば、1/7秒)毎に表示形態を変化させてい
る状態の外観正面図を示す。この図5の場合、(a)が
表示されて、次に(b)が表示されるまでの時間が1/
7秒であり、(a)から(n)まで全部が表示されるま
でに1/7秒×14の合計2秒の時間がかかるように設
定されている。そして、図5の(a)乃至(n)が繰り
返されることにより、向かって右方向を指し示す矢印
が、2秒ごとに、右方向に向かって移動するように、す
なわち、かかる矢印が表示されている表示面全体が右方
向に向かって2秒ごとにスクロールするように見えるよ
うに設定されている。
【0098】そして、推奨停止操作報知装置175は、パ
ンク状態に移行しやすい状態となっていることを警告す
るためのパンク警告を、かかる推奨停止操作方向を表す
矢印の形態を変化させることにより遊技者に向かって報
知可能なものである。具体的には、推奨停止操作報知装
置175は、推奨停止操作方向を表す矢印を当該推奨停止
操作方向に向かってスクロールさせるスクロール速度、
すなわち矢印の移動速度を、増加させることにより、パ
ンク警告を表示することができるものである。具体的に
は、パンク警告の表示状態を示す図6の場合、(a)が
表示されて、次に(b)が表示されるまでの時間が1/
7秒であり、(a)から(g)まで全部が表示されるま
でに1/7秒×7の合計1秒の時間がかかるように設定
されている。すなわち、非パンク警告状態の図5に示す
ものと比較して、矢印の移動速度が2倍に増加している
ものであって、非パンク警告状態の図5に示す矢印が左
側から現れて、右側に向かって移動して消滅するまでの
間に、パンク警告状態の図6に示す矢印は、2個の矢印
が右方向に向かって移動することになるものである。こ
の推奨停止操作方向を表す矢印のスクロール速度の増加
により、パンク状態に近づいていることを視覚的且つ感
覚的に、容易に理解することができ、遊技を興奮性の高
い、興味溢れるものにすることができる。
【0099】もちろん、推奨停止操作報知装置175は、
推奨停止操作方向を意味する矢印をスクロールさせず
に、図5や図6に示すような矢印を停止した状態で点灯
表示させるように設定しても良いものである。そして、
推奨停止操作報知装置175は、パンク警告を、かかる停
止表示した矢印を点滅させることにより、報知するよう
にしても良いものである。また、その他、推奨停止操作
方向を表す矢印の色彩を変更する等の矢印の形態を変化
させることにより、パンク警告を表すようにしても良い
ものである。
【0100】また、ここで、推奨停止操作報知装置175
は、ストップスイッチ50の推奨停止操作方向を表す矢印
の形態を、そのパンク状態に移行しやすい程度に応じ
て、変化させるようにしても良いものである。すなわ
ち、パンク警告を、上述したように矢印の点滅により行
うような場合、小役遊技の残りの遊技回数が少なくなる
程、矢印の点滅の時間間隔を短くさせるようなものを含
むものである。また、パンク警告を、上述したように矢
印のスクロール速度の増加により行うような場合、小役
遊技の残りの遊技回数が少なくなる程、スクロール速度
を増加させるようなものを含むものである。これらによ
り、パンク警告の緊急度を、矢印の点滅間隔や、矢印の
スクロール速度により、理解することができ、早く残り
の特定遊技に移行する必要があることを、視覚的及び感
覚的に理解することができる。これにより、遊技をさら
に興奮性の高い、興味溢れるものにすることができる。
【0101】なお、ここで、推奨停止操作報知装置175
は、上述したようにドット状の大型パネルのLED表示
装置からなるが、特にこれに限定されるものではなく、
方形状の液晶表示装置により、推奨操作方向を表す矢印
を表示するようにしても良いものである。さらに、推奨
停止操作報知装置175は、内部に埋設したランプを点灯
することにより、推奨停止操作方向に対応する面積領域
を、それぞれ点灯させることにより、推奨停止操作方向
を報知可能なものにしても良いものである。さらに、推
奨停推奨停止操作報知装置175は、上述したように文字
や、図柄を遊技機10の前面側に表示させるものに限定さ
れるものではなく、内部に埋設したスピーカーから、合
成音声や録音テープ等の音声により、推奨図柄を遊技者
に報知するようにしても良いものである。
【0102】(推奨停止図柄報知装置176)上記推奨停
止図柄報知装置176は、推奨停止図柄決定手段144の決定
に基づいて、遊技者に推奨停止図柄を報知するためのも
のである。上記推奨停止図柄報知装置176は、具体的に
は、図2に示すように、上部の表示窓12の向かって左側
に位置する方形状の液晶表示装置からなるものである。
図7及び図8は、推奨停止図柄報知装置176の表示形態
の一例であって、その外観正面図を示すものである。こ
の推奨停止図柄報知装置176は、例えば、図7に示すよ
うに表示されることにより、「リプレイ、リプレイ、赤
セブン」または、「リプレイ、リプレイ、プラム」の図
柄を、ストップスイッチ50の操作によって、停止させる
ことが望ましいことを遊技者に報知しているものであ
る。また、推奨停止図柄報知装置176は、図8に示すよ
うに表示されることにより、右側回転リール45及び中央
回転リール44の図柄は任意のどれでも良いが、左側回転
リール43の停止図柄は、上段に「赤セブン」、中段に
「ベル」、下段に「プラム」となるような組合せとなる
位置の図柄を、ストップスイッチ50の操作によって、停
止させることが望ましいことを遊技者に報知しているも
のである。
【0103】なお、ここで、推奨停止図柄報知装置176
は、上述したように液晶表示装置からなるが、特にこれ
に限定されるものではなく、ドット状の大型パネルのL
ED表示装置により、文字や、図柄を表示して報知する
ようなものでも良いものである。さらに、推奨停止図柄
報知装置176は、内部に埋設したランプを点灯すること
により、各図柄に対応する面積領域を、それぞれ点灯さ
せることにより、推奨図柄を表示可能なものにしても良
いものである。さらに、推奨停止図柄報知装置176は、
上述したように文字や、図柄を遊技機10の前面側に表示
させるものに限定されるものではなく、内部に埋設した
スピーカーから、合成音声や録音テープ等の音声によ
り、推奨図柄を遊技者に報知するようにしても良いもの
である。
【0104】(報知回数報知装置180)上記報知回数報
知装置180は、報知回数記憶手段148に記憶されているB
Bゲーム中の小役遊技の入賞フラグ成立の残りの報知回
数を、遊技者に向かって表示するためのものである。具
体的には、図2に示すように、上部の表示窓12のほぼ中
央に位置する方形状の二個の7セグメントLEDからな
り、二桁の数値を表示可能なものである。この報知回数
報知装置180は、BBゲームへ移行したとき、報知決定
手段145により、報知回数記憶手段148に記憶された報知
回数に基づいて、残りの報知回数を表示するように設定
されている。
【0105】もちろん、上記報知回数報知装置180は、
上述した二個の7セグメントLEDに限定されるもので
はなく、ドット状の大型パネルのLED表示装置や、液
晶表示装置によるものでも良いものである。さらに、報
知回数報知装置180は、内部に埋設したランプを点灯す
ることにより、1乃至20の数値を、或いはそれらの数
値に対応する面積領域を、それぞれ点灯させることによ
り、各数値を表示可能なものでも良いものである。さら
に、報知回数報知装置180は、上述したように数値を、
遊技機10の前面側に表示させるものに限定されるもので
はなく、内部に埋設したスピーカーから、合成音声や録
音テープ等の音声により、残りの報知回数を遊技者に報
知するようにしても良いものである。
【0106】(通常遊技制御手段70)上記通常遊技制御
手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。すな
わち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を
条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技か
ら所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作す
ると、リールユニット60が駆動され、三個の抽選用回転
リール41が回転を開始する。その後、ストップスイッチ
50の一個を操作すると、当該対応する抽選用回転リール
41の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三
個全て操作し終わると、三個の抽選用回転リール41の回
転が全て停止する。このとき、表示窓12の有効入賞ライ
ン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパー
ユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。
なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良
い。
【0107】入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、
遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞より
もさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊
技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入
することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技
(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果が
いずれかの入賞となった場合(内部的当選、内部的入賞
または内部当たりとも言う。)、その入賞に対応した入
賞フラグが成立する。そして、抽選結果が特別入賞であ
る場合に、特別入賞フラグが成立し、この特別入賞フラ
グ成立中に、リールユニット60の抽選用回転リール41の
停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の特別
入賞図柄61(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個
揃うもの)と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技
者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。
そして、抽選により特別入賞フラグが成立したが、抽選
用回転リール41の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図
柄61と一致していない場合、それ以後の遊技に特別入賞
フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されてい
る。なお、小役の入賞フラグは、入賞フラグが成立した
遊技で入賞を確定させられない場合、入賞フラグ成立の
権利の次の遊技への持ち越しはない。
【0108】また、いずれかの入賞フラグが成立中に、
対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることが
できるか否かは、抽選用回転リール41の回転速度が一定
の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるもので
ある。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、
190ms以内に抽選用回転リール41が停止するように
設定されているため、ストップスイッチ50を操作した
後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停
止可能な抽選用回転リール41の円周上の引き込み可能図
柄61、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能
図柄61の中に、対応する入賞図柄61が含まれているよう
な場合には、停止するまでの時間を遅らせて、抽選用回
転リール41は有効入賞ライン上にその入賞図柄61を引き
込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄
61の中に、対応する入賞図柄61が含まれていないような
場合には、有効入賞ライン上にその入賞図柄61を引き込
んで停止することができない。
【0109】(特別遊技制御手段80)上記特別遊技制御
手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるためのものである。上記特別遊
技としては、大別すると、次のゲームがある。 (1)特定導入遊技(BBゲーム) (2)特定遊技(RBゲーム) (3)特定入賞遊技(JACゲーム) なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、
例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で
無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特
定入賞遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に
行われるものである。また、特別遊技としては、上記し
た(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0110】具体的には、通常遊技において、図示しな
いが、例えば「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三
個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚
のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始
される。そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すよ
うに、大別すると、次の手段を備える。
【0111】 (1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段9
0) (2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100) (特定導入遊技制御手段91)上記特定導入遊技制御手段
91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段
90である。
【0112】具体的には、BBゲームに移行すると、通
常遊技と同様の小役遊技が、最大3枚のメダルの投入に
よって開始され、3つの抽選用回転リール41の回転を各
々停止させた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っ
ているか否かによって、メダルの払い出しが行われるも
のである。したがって、BBゲーム中の小役遊技では、
通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるもの
である。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行す
るための特定入賞図柄(例えば、「リプレイ、リプレ
イ、リプレイ」)が有効入賞ライン上に揃った場合に
は、その後RBゲームに移行するものである。
【0113】なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへ
の移行が、例えば最大3回行われることになっているた
めに、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述し
たような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行
われるものである。そして、BBゲームでは、BBゲー
ム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或
いはBBゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば
最大30回の終了により、BBゲームは終了するもので
ある。もちろん、BBゲーム中のRBゲームや、小役遊
技の最大回数は、上述したものに限定されるものではな
く、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、
RBゲームの最大回数が2回)に設定されているもので
も良いものである。
【0114】さらに、BBゲームに移行した際、特定導
入遊技制御手段91は、報知決定手段145に信号を出力す
る。当該報知決定手段145は、報知回数記憶手段148に基
づいて、当該BBゲーム中の小役遊技の入賞フラグ成立
可能性の大小の報知回数を決定する。具体的には、BB
ゲームに移行した際、かかる報知回数は、予め20回に
設定されてあり、その後、報知が行われるごとに残りの
報知回数が減るように設定されている。そして、報知決
定手段145は、かかる決定結果の信号を、報知回数報知
装置180に出力して、当該報知回数報知装置180が遊技者
に向かって報知する。また、報知決定手段145は、決定
結果の信号を、報知回数記憶手段148に出力し、残りの
報知回数を記憶させる。
【0115】さらに、具体的には、BBゲーム中の小役
遊技に移行すると、特定導入遊技制御手段91は、報知決
定手段145及び報知回数カウント手段147に信号を出力す
る。そして、この報知決定手段145は、報知回数記憶手
段148からの残りの報知回数が0回に達していなけれ
ば、フラグ成立報知手段170の演出用回転リール46によ
り入賞フラグ成立の可能性が大である入賞図柄の報知、
若しくは入賞フラグ成立の可能性が小である旨の報知
(例えば、「外れ」)を行う。同時に、報知回数カウン
ト手段147は、BBゲーム中の小役遊技において、フラ
グ成立報知手段170による報知が行われるごとに、報知
回数記憶手段148に記憶された当該BBゲーム中の小役
遊技の報知回数に−1を加算する。
【0116】(特定遊技制御手段101)上記特定遊技制
御手段101は、RBゲームを制御するためのものであ
る。具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1
枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12
のセンターライン上に揃った場合に入賞確定となる特定
入賞遊技が行われるものである。そして、RBゲームで
は、入賞するか否かの特定入賞遊技が最大12回行える
ものであり、そのうち、最大8回の入賞確定が可能であ
る。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、或いは最
大12回の特定入賞遊技の終了により、RBゲームは終
了するものである。
【0117】(入賞抽選手段110)上記入賞抽選手段110
は、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判
定の抽選を行うものである。そして、入賞抽選手段110
による抽選結果が入賞である場合(内部的当選、内部的
入賞または内部当たりとも言う。)に入賞フラグが成立
し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄
の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したこと
を条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、
特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
【0118】上記入賞抽選手段110は、図1に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)乱数発生手段111 (2)乱数抽出手段112 (3)入賞判定テーブル113 (4)判定手段114 なお、入賞抽選手段110としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。
【0119】(乱数発生手段111)上記乱数発生手段111
は、入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で
0乃至65535)で発生させるものである。なお、こ
こで、「乱数発生手段」とは、ソフト乱数としての平均
採中法等で乱数を発生させることができるものの、一定
範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構
成することもできる。例えば、0乃至16383の範囲
の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにし
たカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」と
しては、スタートスイッチを押したタイミングでカウン
タの数字を読みとることとなる。このように形成する
と、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけでは
ないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字
は、あたかも乱数のような分布となるものである。この
ように結果として乱数のような分布を示す数字が得られ
る手段を、ここでは、「乱数発生手段」或いは「乱数抽
出手段」に含めて考えるものである。
【0120】(乱数抽出手段112)上記乱数抽出手段112
は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件
(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するもの
である。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとす
る。 (入賞判定テーブル113)上記入賞判定テーブル113は、
乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各入賞項目の
入賞領域を有するものである。
【0121】(判定手段114)上記判定手段114は、乱数
抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、入賞判定テ
ーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111が
とる乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入
賞判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属
する入賞領域に対応する入賞を決定するものである。
【0122】(入賞演出データ記憶手段141)上記入賞
演出データ記憶手段141は、報知装置66、フラグ成立報
知手段170、推奨停止操作報知装置175、推奨停止図柄報
知装置176及び報知回数報知装置180の演出データを記憶
するためのものである。具体的には、例えば、BBゲー
ムの入賞確定時の報知装置66のスピーカから発生させる
サウンドや、ランプの点灯、点滅の時間や順序等のデー
タが記憶されているものである。また、入賞フラグの成
立可能性が大であることをフラグ成立報知手段170の演
出用回転リール46によって報知する場合、単に、入賞フ
ラグ成立可能性が大である入賞図柄を前面側に停止させ
るような演出データだけではなく、入賞フラグの成立可
能性が大である入賞図柄を前面側に停止させるまでに、
演出用回転リール46の回転方向を複数回変更し、回転速
度も緩やかに、或いは断続的に、変更させるような演出
データも含むものである。もちろん、記憶する演出内容
は、これらに限定されるものではなく、例えば、回転リ
ール40の停止図柄61による、いわゆるリーチ目により報
知するものや、回転リール40を照らす光の色の変更や、
回転リール40へのフラッシュ光の照射や、回転リール40
の回転速度の変更や、回転リール40の回転開始のタイミ
ングを、標準よりも、遅く或いは早くずらす等の種々の
報知手段の組合せによるものでも良いものである。
【0123】(入賞演出制御手段142)上記入賞演出制
御手段142は、入賞演出データ記憶手段141からの各演出
データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報
知装置66及びフラグ成立報知手段170に出力し、かかる
装置を制御するためのものである。具体的には、BBゲ
ームや、RBゲームや、他の小役等の入賞フラグが成立
したときや、所定の入賞フラグ成立中に所定の有効入賞
ライン上に当該入賞図柄が揃うことにより入賞が確定し
たときに、入賞演出データ記憶手段141からの演出情報
に基づいて、報知装置66の所定のランプを点灯や点滅さ
せたり、報知装置66のスピーカから所定の電子音を発生
させるためのものである。また、入賞フラグ成立を報知
するために、フラグ成立報知手段170の演出用回転リー
ル46の停止位置や、回転速度や、回転方向を所定の条件
に設定するためのものである。
【0124】上記入賞演出制御手段142は、BBゲーム
中の小役遊技において、報知回数記憶手段148からの残
りの報知回数が1以上の数値に設定されている場合、当
該小役遊技の小役の入賞フラグ成立可能性の大小を、フ
ラグ成立報知手段170の演出用回転リール46を介して、
遊技者に向かって報知するように設定されている。ま
た、入賞演出制御手段142は、BBゲーム中の小役遊技
において、報知回数記憶手段148からの残りの報知回数
が0に設定されている場合、当該小役遊技の小役の入賞
フラグ成立可能性の大小を、フラグ成立報知手段170の
演出用回転リール46を介して、遊技者に向かって報知し
ないように設定されている。
【0125】(推奨停止操作決定手段143)上記推奨停
止操作決定手段143は、ストップスイッチ50の推奨停止
操作順番を決定するためのものである。ここで、ストッ
プスイッチ50の推奨停止操作順番とは、抽選用回転リー
ル41の停止操作順番が入賞確定に重要な影響を与えるよ
うな場合、すなわち、抽選用回転リール41を停止させる
順番、いわゆる三個のストップスイッチ50の押し順を所
定の順番で操作することにより、遊技内容によって、遊
技者に有利となるように設定されている場合のストップ
スイッチ50の当該停止操作順番である。
【0126】具体的には、左側回転リール43、中央回転
リール44、右側回転リール45の順に抽選用回転リール41
を止める、いわゆる順押しにより停止操作を行うことに
より、遊技者が有利となるような場合、推奨停止操作決
定手段143は、順押しを推奨し、三個のストップスイッ
チ50を右側方向に向かって順に操作することを推奨す
る。かかる場合、推奨停止操作決定手段143の推奨停止
操作方向は、右側方向となる。
【0127】そして、右側回転リール45、中央回転リー
ル44、左側回転リール43の順に抽選用回転リール41を止
める、いわゆる逆押しにより停止操作を行うことによ
り、遊技者が有利となるような場合、推奨停止操作決定
手段143は、逆押しを推奨し、三個のストップスイッチ5
0を左側方向に向かって操作することを推奨する。かか
る場合、推奨停止操作決定手段143の推奨停止操作方向
は、左側方向となる。具体的には、いわゆるリプレイ外
しを行うようなときである。
【0128】そして、BBゲーム中の小役遊技回数が所
定回数、具体的には、23回以上に達した場合、推奨停
止操作決定手段143は、順押しを推奨し、さらに、パン
ク警告中であることを、スクロール速度を増加させて、
矢印の表示形態を異なるものにする。次に、BBゲーム
中の小役遊技における推奨停止操作決定手段143の決定
に基づく推奨停止操作報知装置175に表示させる表示形
態について具体的に説明する。
【0129】BBゲーム中の小役遊技における推奨停止
操作決定手段143の決定に基づいて、推奨停止操作報知
装置175に表示させる表示形態を表1に示す。
【0130】
【表1】
【0131】(表1の前提条件) (1)BBゲーム中の小役遊技における入賞フラグ成立
可能性の大小の報知回数を20回とする。 (2)BBゲーム中の小役遊技回数が22回行われた
後、すなわち23回からパンク警告を表示する。
【0132】(表1の表示記号の説明) (1)推奨停止操作方向が右方向である場合、すなわち
順押しを推奨する場合、向かって右側方向を指し示す矢
印を一個、表1中に表示する。順押しにより、入賞フラ
グ成立中の入賞を確定することが可能なことを意味する
ものである。その際、推奨停止操作報知装置175の表示
形態は、右方向を指し示す矢印が右方向に向かって、通
常速度(2秒間に1個の頻度で矢印が推奨停止操作報知
装置175の表示範囲を移動する速度)でスクロールする
ものとなる。
【0133】(2)推奨停止操作方向が左方向である場
合、すなわち逆押しを推奨する場合、向かって左側方向
を指し示す矢印を一個、表1中に表示する。逆押しによ
り、RBゲームの入賞フラグ成立の入賞確定を回避する
ことが可能なこと、いわゆるリプレイ外しを意味するも
のである。その際、推奨停止操作報知装置175の表示形
態は、左方向を指し示す矢印が左方向に向かって、通常
速度(2秒間に1個の頻度で矢印が推奨停止操作報知装
置175の表示範囲を移動する速度)でスクロールするも
のとなる。
【0134】(3)残りの小役遊技回数が少なく、パン
ク警告を行う場合、向かって右方向を指し示す矢印を二
個、表1中に表示する。その際、推奨停止操作報知装置
175の表示形態は、右方向を指し示す矢印が右方向に向
かって、通常速度の2倍の速度(1秒間に1個の頻度で
矢印が推奨停止操作報知装置175の表示範囲を移動する
速度)でスクロールするものとなる。
【0135】(表1の説明) (1)BBゲーム中のRBゲームの残りの遊技回数が3
回又は2回の場合、且つ、BBゲーム中の小役遊技回数
が22回までの場合は、右方向を指し示す矢印を一個、
表1中に示す。かかる場合、推奨停止操作方向は、右方
向であって、スクロール速度も、通常速度となる。
【0136】(2)BBゲーム中の小役遊技回数が23
回から30回までの場合、パンク警告を意味する矢印を
二個、表1中に示す。かかる場合、推奨停止操作方向は
右方向であって、スクロール速度は、通常速度の2倍の
速度となる。 (3)BBゲーム中のRBゲームの残りの遊技回数が1
回の場合であって、BBゲーム中の小役遊技回数が20
回までの場合、且つフラグ成立報知手段170による入賞
可能性の報知でRBゲームの入賞フラグの成立可能性大
であることを表示している場合は、左方向を指し示す矢
印を一個、表1中に示す。かかる場合、推奨停止操作方
向は、左方向となり、スクロール速度は通常速度とな
る。
【0137】(4)BBゲーム中のRBゲームの残りの
遊技回数が1回の場合であって、BBゲーム中の小役遊
技回数が20回までの状態、且つフラグ成立報知手段17
0による入賞可能性の報知でRBゲーム以外の小役の入
賞フラグの成立可能性大であることを表示している場合
は、右方向を指し示す矢印を一個、表1中に示す。かか
る場合、推奨停止操作方向は、右方向となり、スクロー
ル速度は通常速度となる。
【0138】(5)BBゲーム中のRBゲームの残りの
遊技回数が1回の場合であって、且つBBゲーム中の小
役遊技回数が21回又は22回の場合は、左方向を指し
示す矢印を一個、表1中に示す。かかる場合、推奨停止
操作方向は、左方向となり、スクロール速度は、通常速
度となる。 (推奨停止図柄決定手段144)上記推奨停止図柄決定手
段144は、ストップスイッチ50の操作によって、停止さ
せることが望ましい図柄を決定するためのものである。
【0139】具体的には、BBゲーム中の小役遊技にお
いて、「リプレイ、リプレイ、赤セブン」の図柄の組合
せと、「リプレイ、リプレイ、プラム」の図柄の組合せ
とのいずれかを推奨停止図柄としているような場合に
は、図7に示すような表示画面を、推奨停止図柄報知装
置176に表示させるものである。そして、いわゆるリプ
レイ外しを推奨するような場合、図8に示すように、リ
プレイ外しが可能な停止図柄の組合せからなる表示画面
を、推奨停止図柄報知装置176に表示させるものであ
る。
【0140】なお、ここで、本実施の形態では、入賞フ
ラグの成立可能性の大小をフラグ成立報知手段170の演
出用回転リール46を用いて遊技者に報知し、ストップス
イッチ50の操作によって停止させることが望ましい図柄
を推奨停止図柄報知装置176を用いて遊技者に報知して
いるが、特にこれに限定されるものではなく、両者を別
々に設けずに、同一の装置で両方の機能を持たせた報知
装置としても良いものである。例えば、推奨停止図柄報
知装置176を設けずに、演出用回転リール46のみ設け、
かかる演出用回転リール46によって、入賞フラグ成立可
能性の大小に加えて、遊技者が停止させることが望まし
い図柄も報知できるように設定しても良いものである。
【0141】また、ここで、本実施の形態ように、推奨
停止図柄報知装置176と、推奨停止操作報知装置175と
を、別個独立に形成せずに、同一の大型パネル状のドッ
ト式LED表示装置や、同一の液晶表示装置により、同
一の表示装置で兼用しても良いものである。 (報知決定手段145)上記報知決定手段145は、報知回数
記憶手段148に記憶された報知回数に基づいて、フラグ
成立報知手段170による報知の出現を決定するためのも
のである。具体的には、通常遊技からBBゲームに移行
した際、報知回数記憶手段148には、予め設定された最
大報知回数である20回の数値が記憶されている。その
後、BBゲーム中の小役遊技で報知が行われる毎に報知
回数カウント手段147により残りの報知回数がカウント
される。そして、報知決定手段145は、報知回数記憶手
段148の残りの報知回数が1以上の数値であれば、フラ
グ成立報知手段170の演出用回転リール46により、入賞
フラグの成立可能性の大小を遊技者に向かって報知する
ことを決定するものである。また、報知決定手段145
は、報知回数記憶手段148の残りの報知回数が0の場
合、フラグ成立報知手段170の演出用回転リール46によ
る入賞フラグの成立可能性の大小を報知しないことを決
定するものである。
【0142】(報知回数カウント手段147)上記報知回
数カウント手段147は、BBゲーム中の小役遊技におい
て、報知回数記憶手段148からの現状の残りの報知回数
が0になっていない場合、フラグ成立報知手段170の演
出用回転リール46により、入賞フラグの成立可能性の大
小を報知した際、報知回数記憶手段148の残りの報知回
数から−1を加算し(+1を減算し)、当該BBゲーム
中の小役遊技における残りの報知回数を計算するための
ものである。
【0143】そして、この報知回数カウント手段147
は、当該計算結果からなる信号を、報知回数記憶手段14
8に送付する。当該報知回数記憶手段148は、計算結果後
の報知回数からなるデータを、その内部に記憶する。 (報知回数記憶手段148)上記報知回数記憶手段148は、
BBゲーム中の小役遊技において、当該小役入賞の入賞
フラグの成立可能性の大小の報知回数を、その内部に記
憶するためのものである。この報知回数記憶手段148
は、BBゲームに移行したときには、残りの報知回数を
予め20回として設定している。その後、BBゲーム中
の小役遊技において、遊技が行われたときは、報知回数
カウント手段147の計算結果により得られる残りの報知
回数を記憶するように設定されている。
【0144】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の動作の概略について、図9乃至図12に示し
たフローを用いて説明する。先ず、図9に示すステップ
100において、スタートスイッチ30が操作されること
により、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次
のステップ101に進む。
【0145】ステップ101において、既に、前回まで
の遊技でBBゲームに入賞確定して、BBゲーム中フラ
グが成立しているか(BBゲーム中フラグがONとなっ
ているか)否かが判定される。なお、ここで、BBゲー
ム中フラグは、入賞抽選手段110の抽選において成立す
るBBゲームの入賞フラグとは種類が異なるものであ
る。このBBゲーム中フラグは、BBゲームの入賞確定
から、BBゲームの終了条件を満足してBBゲームが終
了するまで成立するもので、現在の遊技状態がBBゲー
ム中であるか否かを判断するための判断フラグとなるも
のである。そして、BBゲーム中フラグが成立していな
いと判定された場合、すなわち、現在の遊技状態がBB
ゲーム中でないと判断された場合、次のステップ102
に進む。
【0146】ステップ102において、入賞抽選手段11
0により、抽選処理が行われる。そして、次のステップ
103に進む。ステップ103において、回転リール40
の回転が開始する。そして、次のステップ104に進
む。ステップ104において、ストップスイッチ50が操
作されることにより、ストップスイッチ50がONとな
る。そして、次のステップ105に進む。
【0147】ステップ105において、回転リール40の
回転停止処理が行われる。そして、次のステップ106
に進む。ステップ106において、三個の抽選用回転リ
ール41に対応するストップスイッチ50の操作が行われた
か否かが判定される。そして、三個の抽選用回転リール
41に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判
定された場合、次のステップ107に進む。
【0148】ステップ107において、BBゲームに入
賞確定したか否かが判定される。具体的には、BBゲー
ムの入賞フラグ成立中に、BBゲームの入賞図柄を所定
の有効入賞ライン上に揃えることができて、入賞確定す
ることができたか否かが判定される。そして、BBゲー
ムに入賞確定していないと判定された場合、次のステッ
プ108に進む。
【0149】ステップ108において、RBゲームを含
む他の入賞が確定したか否かが判定される。そして、他
の入賞が確定していると判定された場合、次のステップ
109に進む。ステップ109において、入賞が確定し
た入賞図柄に相当する枚数のメダルの払い出し処理が行
われる。そして、当該遊技は終了する。
【0150】前記ステップ106において、三個の抽選
用回転リール41に対応するストップスイッチ50の操作が
行われていないと判定された場合、ステップ104に戻
る。前記ステップ107において、BBゲームに入賞確
定していると判定された場合、次のステップ110に進
む。ステップ110において、当該BBゲームの入賞確
定時のメダルの払い出し処理が行われる。そして、次の
ステップ111に進む。
【0151】ステップ111において、BBゲーム中の
フラグをONにする。これにより、現在の遊技状態がB
Bゲーム中となる。そして、当該遊技が終了する。前記
ステップ101において、BBゲーム中フラグが成立し
ていると判定された場合、すなわち、現在の遊技状態が
BBゲーム中であると判断された場合、次のステップ1
30に進む。
【0152】ステップ130において、入賞抽選手段11
0による抽選処理が行われる。そして、次のステップ1
31に進む。ステップ131において、RBゲーム中で
あるか否かが判定される。そして、RBゲーム中でない
と判定された場合、次のステップ132に進む。ステッ
プ132において、BBゲーム中の小役の入賞フラグ成
立可能性の大小の報知回数が20回未満か否かが判定さ
れる。具体的には、報知回数記憶手段148に記憶された
現時点の残りの報知回数に基づいて、報知決定手段145
が判断するものである。そして、BBゲーム中の小役の
入賞フラグ成立可能性の大小の報知回数が20回未満で
あると判定された場合、次のステップ133に進む。
【0153】ステップ133において、所定の図柄の入
賞フラグの成立可能性の大小の報知が行われる。具体的
には、フラグ成立報知手段170の演出用回転リール46に
より、報知が行われる。この報知には、入賞フラグの成
立可能性が大である入賞報知や、入賞フラグの成立可能
性が小である外れ報知を含むものである。そして、この
報知には、入賞フラグが成立していないにも拘わらず入
賞報知を行う、いわゆるがせ報知も含まれるものであ
る。
【0154】そして、フラグ成立報知手段170による報
知と同時に、当該遊技状態において、遊技者に有利とな
るような停止させることが望ましい推奨停止図柄が設定
されている場合には、推奨停止図柄決定手段144の決定
に基づいて、推奨停止操作報知装置175により、推奨停
止図柄が遊技者に向かって報知される。具体的には、例
えば、フラグ成立報知手段170の演出用回転リール46に
より、小役入賞の入賞可能性が大であることが報知さ
れ、推奨停止図柄報知装置176により、図7に示すよう
に、「リプレイ、リプレイ、赤セブン」又は「リプレ
イ、リプレイ、プラム」が推奨停止図柄であることを報
知するものである。また、例えば、推奨停止操作報知装
置175によりパンク警告がされていない状態であって、
フラグ成立報知手段170の演出用回転リール46により、
RBゲームの入賞フラグ成立可能性が大である旨の報知
が行われている場合、図8に示すように、推奨停止図柄
報知装置176には、いわゆるリプレイ外しとなる推奨停
止図柄の表示が行われる。
【0155】そして、フラグ成立報知手段170による報
知と同時に、報知回数報知装置180により、残りの報知
回数の報知が行われる。そして、次のステップ134に
進む。ステップ134において、抽選用回転リール41の
回転が開始される。そして、次のステップ135に進
む。
【0156】ステップ135において、現在の遊技状態
がRBゲーム中であるか否かが判定される。そして、現
在の遊技状態がRBゲーム中でないと判定された場合、
次のステップ136に進む。ステップ136において、
当該BBゲーム中の残りのRBゲームの遊技回数が3回
若しくは2回のいずれかであるか否かが判定される。そ
して、残りのRBゲームの遊技回数が3回若しくは2回
のいずれかであると判定された場合、次のステップ13
7に進む。
【0157】ステップ137において、当該BBゲーム
中の小役遊技が23回以上であるか否かが判定される。
そして、当該BBゲーム中の小役遊技が23回以上でな
い、すなわち22回以下であると判定された場合、次の
ステップ138に進む。ステップ138において、推奨
停止操作報知装置175により、順押しの表示が行われ
る。具体的には、推奨停止操作報知装置175により、図
3に示すような、右方向を指し示す矢印が右方向に向か
って移動するような通常速度のスクロール表示が行われ
る。そして、次のステップ170(図11)に進む。
【0158】ステップ170において、ストップスイッ
チ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がO
Nとなる。そして、次のステップ171に進む。ステッ
プ171において、抽選用回転リール41の回転停止処理
が行われる。そして、次のステップ172に進む。ステ
ップ172において、三個の抽選用回転リール41に対応
するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定
される。そして、三個の抽選用回転リール41に対応する
ストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場
合、次のステップ173に進む。
【0159】ステップ173において、入賞が確定した
か否かが判定される。具体的には、BBゲームの小役遊
技中に、RBゲーム若しくは小役の入賞フラグ成立中の
入賞図柄を所定の有効入賞ライン上に揃えることができ
て、入賞確定することができたか否かが判定される。そ
して、入賞確定していないと判定された場合、次のステ
ップ174に進む。
【0160】ステップ174において、入賞が確定した
入賞図柄に相当する枚数のメダルの払い出し処理が行わ
れる。そして、次のステップ175に進む。ステップ1
75において、BBゲームの終了条件が成立したか否か
が判定される。そして、BBゲームの終了条件が成立し
ていないと判定された場合、当該遊技は終了する。
【0161】前記ステップ131において、現在の遊技
状態がRBゲーム中であると判定された場合、ステップ
134に進む。前記ステップ132において、BBゲー
ム中の小役の入賞フラグ成立可能性の大小の報知回数が
20回未満でないと判定された場合、ステップ134に
進む。前記ステップ135において、現在の遊技状態が
RBゲーム中であると判定された場合、次のステップ1
70(図11)に進む。
【0162】前記ステップ137において、当該BBゲ
ーム中の小役遊技が23回以上であると判定された場
合、次のステップ139に進む。ステップ139におい
て、推奨停止操作報知装置175により、パンク警告が行
われる。具体的には、図3に示す右方向を指し示す矢印
が、図6に示すように、右方向に向かって通常速度の二
倍の速度で移動するようなスクロール表示が行われる。
そして、次のステップ170(図11)に進む。
【0163】前記ステップ172において、三個の抽選
用回転リール41に対応するストップスイッチ50の操作が
行われていないと判定された場合、ステップ170に戻
る。前記ステップ173において、いずれの入賞も確定
していないと判定された場合、ステップ175に進む。
前記ステップ175において、BBゲームの終了条件が
成立していると判定された場合、ステップ176に進
む。
【0164】ステップ176において、BBゲーム中の
フラグをOFFにする。これにより、現在の遊技状態が
BBゲームが終了した状態となる。そして、当該遊技が
終了する。前記ステップ136において、残りのRBゲ
ームの遊技回数が3回若しくは2回のいずれでもないと
判定された場合、すなわち、残りのRBゲームの遊技回
数が1回であると判定された場合、次のステップ150
(図12)に進む。
【0165】ステップ150において、当該BBゲーム
中のRBゲームの残りの遊技回数は1回に設定される。
そして、次のステップ151に進む。ステップ151に
おいて、当該BBゲーム中の小役遊技が23回以上であ
るか否かが判定される。そして、当該BBゲーム中の小
役遊技が23回以上でない、すなわち22回以下である
と判定された場合、次のステップ152に進む。
【0166】ステップ152において、当該BBゲーム
の小役遊技において、RBゲームの入賞フラグが成立中
であるか否かが判定される。そして、RBゲームの入賞
フラグが成立中であると判定された場合、次のステップ
157に進む。ステップ157において、RBゲームの
入賞フラグの成立可能性が大である旨の報知が行われた
か否かが判定される。具体的には、フラグ成立報知手段
170の演出用回転リール46により、RBゲームの入賞フ
ラグの成立可能性が大であることを意味する入賞図柄が
遊技者に向かって表示されたか否かが判定されるもので
ある。そして、RBゲームの入賞フラグの成立可能性が
大である旨の報知が行われていると判定された場合、次
のステップ158に進む。
【0167】ステップ158において、推奨停止操作報
知装置175により、推奨停止操作方向が逆押しである旨
の表示が行われる。具体的には、推奨停止操作報知装置
175により、図4に示すような左方向を指し示す矢印が
左方向に向かって移動するような通常速度のスクロール
表示が行われる。そして、次のステップ170(図1
1)に進む。
【0168】前記ステップ151において、当該BBゲ
ーム中の小役遊技が23回以上であると判定された場
合、次のステップ156に進む。ステップ156におい
て、推奨停止操作報知装置175によりパンク警告が行わ
れる。具体的には、具体的には、図3に示す右方向を指
し示す矢印が、図6に示すように、右方向に向かって通
常速度の二倍の速度で移動するようなスクロール表示が
行われる。そして、次のステップ170(図11)に進
む。
【0169】前記ステップ157において、RBゲーム
の入賞フラグの成立可能性が大である旨の報知が行われ
ていないと判定された場合、ステップ170(図11)
に進む。前記ステップ152において、RBゲームの入
賞フラグが成立中でないと判定された場合、次のステッ
プ153に進む。
【0170】ステップ153において、BBゲーム中の
小役遊技が20回以下であるか否かが判定される。そし
て、当該BBゲーム中の小役遊技が20回以下であると
判定された場合、次のステップ154に進む。ステップ
154において、フラグ成立報知手段170の演出用回転
リール46により、小役の入賞フラグの成立可能性が大で
ある旨の報知を行ったか否かの判定が行われる。そし
て、小役の入賞フラグの成立可能性が大である旨の報知
を行っていると判定された場合、次のステップ155に
進む。
【0171】ステップ155において、推奨停止操作報
知装置175により、推奨停止操作方向が順押しである旨
の表示が行われる。具体的には、推奨停止操作報知装置
175により、図3に示す右方向を指し示す矢印が、図5
に示すように右方向に向かって移動するような通常速度
のスクロール表示が行われる。そして、次のステップ1
70(図11)に進む。
【0172】前記ステップ153において、当該BBゲ
ーム中の小役遊技が20回以下でないと判定された場
合、すなわち、21回以上であると判定された場合、次
のステップ158に進む。前記ステップ154におい
て、フラグ成立報知手段170の演出用回転リール46を用
いて、小役の入賞フラグの成立可能性が大である旨の報
知を行っていないと判定された場合、次のステップ17
0(図11)に進む。
【0173】なお、ここで、上述したステップ157に
おいて、RBゲームの入賞フラグ成立可能性が大である
旨の報知が行われないとき、逆押しの表示は行われない
ように設定されているが、特にこれに限定されるもので
はなく、かかる場合にも、推奨停止操作方向が逆押しで
ある旨の表示を推奨停止操作報知装置175により行うよ
うに設定しても良いものである。
【0174】また、同様に、上述したステップ154に
おいて、小役の入賞フラグ成立可能性が大である旨の報
知が行われないとき、順押しの表示は行われないように
設定されているが、特にこれに限定されるものではな
く、かかる場合にも、推奨停止操作方向が順押しである
旨の表示を推奨停止操作報知装置175により行うように
設定しても良いものである。
【0175】上述したステップ102及びステップ13
0の抽選処理について、図13のフローを用いて説明す
る。ステップ200において、入賞抽選手段110の乱数
発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽出手
段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ
201に進む。
【0176】ステップ201において、抽出された乱数
が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次の
ステップ202に進む。ステップ202において、判定
手段114により、抽出された乱数と、入賞判定テーブル1
13の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、
次のステップ203に進む。
【0177】ステップ203において、判定手段114に
より、抽出された乱数が、入賞判定テーブル113のどの
入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定
される。そして、次のステップ204に進む。ステップ
204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の
引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了す
る。
【0178】上述したステップ105及びステップ17
1の回転リール40の回転停止処理について、図14を用
いて説明する。ステップ300において、所定の図柄に
対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定され
る。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されて
いないと判定された場合、次のステップ301に進む。
【0179】ステップ301において、1個の図柄分だ
け、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄
分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に
進む。ステップ302において、上述した1個の図柄分
だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップ
スイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定さ
れる。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図
柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4
個目の場合には、次のステップ303に進む。
【0180】ステップ303において、回転リール40の
回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リ
ール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。前
記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設
定が達成されていると判定された場合、次のステップ3
04に進む。ステップ304において、いずれかの図柄
に対して引き込みが設定されているか否かが判定され
る。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定さ
れていると判定された場合、次のステップ305に進
む。
【0181】ステップ305において、引き込み設定が
達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定
が達成されたと判定された場合、次のステップ303に
進む。前記ステップ304において、いずれの図柄に対
しても引き込みが設定されていないと判定された場合、
ステップ303に進む。
【0182】前記ステップ305において、引き込み設
定が達成されていないと判定された場合、ステップ30
1に進む。前記ステップ302において、ストップスイ
ッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転さ
せてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステッ
プ300に戻る。
【0183】なお、上述した実施の形態において、回転
リール40の停止処理に関してステップ301乃至ステッ
プ305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引
き込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御
としても良い。更には、例えば、ストップスイッチ50を
押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リー
ル40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御
の方法によるものでも良いものである。このテーブル停
止制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中
の入賞図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数
のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択
されるものである。
【0184】上述した実施の形態において、BBゲーム
における最大30回の小役遊技中、フラグ成立報知手段
170の演出用回転リール46による入賞フラグ成立可能性
の大小の報知回数は、20回に設定されているが、特
に、この回数に限定されるものではない。例えば、BB
ゲームに移行する際の抽選により、かかる報知回数を抽
選によって、6回、9回、12回、15回又は30回等
の他の回数に決定しても良いものである。さらに、通常
遊技中に入賞フラグ成立中であることを報知し、かかる
報知後、当該入賞図柄を所定の期間内に、有効入賞ライ
ン上に揃えることができて、入賞確定した遊技回数を得
点としてカウントし、かかる得点に基づいて、BBゲー
ム中の小役遊技中における入賞フラグ成立可能性の大小
の報知回数を決定するようにしても良いものである。
【0185】また、ここで、推奨停止操作報知装置175
と、推奨停止図柄報知装置176と、演出用回転リール46
とは、それぞれ別個独立に形成されているが、これらの
いずれか二つを、例えば、共通の液晶表示装置等によ
り、それぞれの機能を奏する同一のものとして形成して
も良いものである。さらに、上記三つのものを、共通の
液晶表示装置等により、それぞれの機能を奏する同一の
ものとして形成しても良いものである。
【0186】(第二の実施の形態)図15乃至図18
は、本発明の第二の実施の形態を示すものであって、図
15はストップスイッチの縦断面図、図16はストップ
スイッチの外観正面図、17は、ストップスイッチの推
奨操作順番(順押し)を指示している状態の外観正面
図、図18は、ストップスイッチの推奨操作順番(逆押
し)を指示している状態の外観正面図をそれぞれ示すも
のである。
【0187】本実施の形態は、ストップスイッチ50の内
部に位置して、発光可能な発光部190を備えている。そ
して、推奨停止操作報知装置175は、このストップスイ
ッチ50内部の発光部190からなるものである。そして、
推奨停止操作決定手段143は、ストップスイッチ50の推
奨停止操作順番に基づいて、発光部190を順に発光させ
るようにしたことを特徴とするものである。もちろん、
第一の実施の形態で述べた推奨停止操作方向を矢印で示
す推奨停止操作報知装置175と併用して使用しても良い
ものである。
【0188】上記各ストップスイッチ50は、その内部に
位置して、それぞれのストップスイッチ50が推奨停止操
作順番に基づいた停止操作の待ち状態のとき、輝度大の
青色に発光可能な発光部190としてのストップスイッチ
発光部224を備えている。そして、このストップスイッ
チ発光部224は、当該ストップスイッチ50が推奨停止操
作順番に基づいた停止操作の待ち状態でないとき、輝度
小の赤色に発光可能なものである。すなわち、ストップ
スイッチ50の発光部190を、推奨停止操作順番に基づい
て、順に青色に発光させることにより、推奨停止操作方
向を報知することができるものである。このストップス
イッチ50の構造について、以下に説明する。
【0189】具体的には、ストップスイッチ50は、図1
5に示すように、遊技機10の前面側の遊技表面材252に
固定される略円筒状の円筒状支持部材253と、この円筒
状支持部材253の内部をスライド可能なスライド部材245
と、円筒状支持部材253の前面側に固定されて発光可能
な発光ダイオードからなる発光部190と、スライド部材2
45のスライドを検知可能なフォトセンサー239とを備え
ている。
【0190】前記円筒状支持部材253は、略円筒状の円
筒部254と、この円筒部254の底側を覆う底部255と、底
部255の前面側に位置して円筒部254から突出し、発光ダ
イオードを固定するためのダイオード支持片251とを備
えている。前記底部255には、中央にスライド部材245の
一部が摺動するための表裏に貫通する貫通孔256が形成
されている。
【0191】前記スライド部材245は、前面側に向かっ
てボタン状に突出するように位置して光が透過可能な半
透明のボタン状透光部246と、このボタン状透光部246と
つながって、円筒状支持部材253のダイオード支持片251
及び底部255の間の空間を移動可能なスライド片部247
と、このスライド片部247から底部255側に向かって突出
する円柱状のスライド軸部248とを備えている。前記ボ
タン状透光部246は、遊技者が指で押し込むことによ
り、スライド部材245全体をスライド可能とするもので
ある。また、ボタン状透光部246は、発光部190の形状を
直接見ることができないように半透明に形成されている
が、発光部190からの光が投射され、遊技者が当該光を
視認できるように光が透光可能な状態に形成されている
ものである。前記スライド片部247と底部255との間に
は、コイル状のコイルばね249が挟み込まれて、スライ
ド部材245を前面側に常時付勢するように設定されてい
る。そして、遊技者が指でボタン状透光部246をコイル
ばね249の付勢力に抗して押したときに、スライド部材2
45のスライド軸部248がフォトセンサー239に向かって移
動する。そして、かかるスライド軸部248が、フォトセ
ンサー239の光を遮断することにより、フォトセンサー2
39が当該操作を検知するものである。
【0192】前記発光部190は、ストップスイッチ50内
部に設けたストップスイッチ発光部224である。このス
トップスイッチ発光部224は、輝度が大きな青色に発光
可能な青色発光ダイオード231と、輝度が小さな赤色に
発光可能な赤色発光ダイオード232とを備えている。こ
のストップスイッチ発光部224は、ダイオードリード線2
37を介して、推奨停止操作決定手段143に制御可能に接
続されている。そして、推奨停止操作決定手段143は、
ストップスイッチ50が推奨停止操作順番に基づいた停止
操作の待ち状態のとき、青色発光ダイオード231を輝度
大に発光させ、ストップスイッチ50が推奨停止操作順番
に基づいた停止操作の待ち状態でないとき、赤色発光ダ
イオード232を輝度小に発光させるように設定されてい
る。
【0193】前記フォトセンサー239は、遊技者が指で
スライド部材245のボタン状透光部246を押し込むことに
より、スライド部材245のスライド軸部248による光の遮
断を検知するものである。そして、当該検知結果は、セ
ンサーリード線244を介して、推奨停止操作決定手段143
により検知可能に設定されている。その他の構成は、第
一の実施の形態と同様であって、説明を省略する。
【0194】具体的には、いわゆる順押しの場合、先
ず、図17の(a)に示すように、左側ストップスイッ
チ51の発光部190は、青色発光ダイオード231のみを点灯
させる。同時に、中央ストップスイッチ52及び右側スト
ップスイッチ53の発光部190は、赤色発光ダイオード232
のみを点灯させる。そして、左側ストップスイッチ51の
操作終了後、図17の(b)に示すように、中央ストッ
プスイッチ52の発光部190は、青色発光ダイオード231の
みを点灯させる。同時に左側ストップスイッチ51及び右
側ストップスイッチ53の発光部190は、赤色発光ダイオ
ード232のみを点灯させる。そして、中央ストップスイ
ッチ52の操作終了後、図17の(c)に示すように、右
側ストップスイッチ53の発光部190は、青色発光ダイオ
ード231のみを点灯させる。同時に、左側ストップスイ
ッチ51及び中央ストップスイッチ52の発光部190は、赤
色発光ダイオード232のみを点灯させる。このように、
操作すべき回転リール40を特定して順に青色に発光させ
るものである。そして、いわゆるパンク警告のときは、
各発光部190の発光状態を点灯状態から、点灯と消灯と
の短時間に繰り返す点滅状態にするものである。
【0195】また、逆押しの場合は、図18の(a)、
(b)及び(c)に示すように、ストップスイッチ発光
部224の青色の点灯を、右側ストップスイッチ53から中
央ストップスイッチ52を経て、左側ストップスイッチ51
に移動するように設定するものである。上述したように
ストップスイッチ発光部224の点灯を、遊技内容のスト
ップスイッチ50の推奨操作順番に基づいて、順に発光さ
せることにより、遊技内容に疎い初級者であっても、遊
技の流れに沿って、推奨操作順番に基づいた推奨停止操
作方向を容易に理解することができ、遊技を自己に有利
に進めることができる。
【0196】上述した実施の形態において、発光部190
は、青色発光ダイオード231と赤色発光ダイオード232と
を設けて、青色発光と赤色発光との二つの異なる態様で
発光させているが、発光の態様は、特にこれに限定され
るものではない。例えば、同一色の発光で、点灯と消灯
とにより、ストップスイッチ50の推奨停止操作順番に基
づいた停止操作の待ち状態と、推奨停止操作の待ち状態
でない状態とを表現し、遊技の流れに沿って点灯させる
ことにより推奨停止操作順番に基づいた推奨停止操作方
向を指示するように設定しても良いものである。さら
に、発光部190の輝度の大小を用いてもよく、また、上
述したものの任意の組合せによるものを用いても良いも
のである。
【0197】(第三の実施の形態)図19及び図20
は、本発明の第三の実施の形態を示すものであって、図
19はストップスイッチの外観正面図、20は、ストッ
プスイッチの推奨操作順番(順押し)を指示している状
態の外観正面図をそれぞれ示すものである。本実施の形
態は、三個のストップスイッチ50の推奨操作順番に基づ
いて、ストップスイッチ50の操作を最も推奨するストッ
プスイッチ50と、推奨操作順番に基づいて、操作を推奨
しないが操作可能なストップスイッチ50との発光態様を
異ならしめて、各ストップスイッチ50の発光部190を発
光させるようにしたことに特徴を有するものである。
【0198】具体的には、推奨停止操作順番に基づい
て、停止操作で最も推奨するストップスイッチ50の発光
部190を青色に発光させ、推奨停止操作順番に基づいて
推奨はしないが、操作可能なストップスイッチ50の発光
部190を黄色に発光させ、現時点で操作不可能なストッ
プスイッチ50の発光部190を赤色に発光若しくは消灯さ
せるものである。図19に示すように、ストップスイッ
チ発光部224は、上述した青色発光ダイオード231及び赤
色発光ダイオード232に加えて、黄色の発光が可能な黄
色発光ダイオード240を設けているものである。その他
の構成は、第一及び第二の実施の形態と同様であって、
説明を省略する。
【0199】いわゆる順押しを推奨している場合のスト
ップスイッチ50の報知形態を図20を用いて説明する。
先ず、図20(a)に示すように、左側ストップスイッ
チ51の発光部190は、青色発光ダイオード231のみが点灯
する。同時に中央ストップスイッチ52及び右側ストップ
スイッチ53の発光部190は、黄色発光ダイオード240のみ
が点灯する。これにより、遊技者は、左側ストップスイ
ッチ51が推奨操作順番であって、中央ストップスイッチ
52及び右側ストップスイッチ53は推奨操作順番では無い
が、操作可能状態であることを把握することができる。
次に、遊技者による左側ストップスイッチ51の操作が終
了すると、図20(b)に示すように、左側ストップス
イッチ51の発光部190は、赤色発光ダイオード232のみが
点灯する。同時に中央ストップスイッチ52の発光部190
は青色発光ダイオード231のみが点灯し、右側ストップ
スイッチ53の発光部190は黄色発光ダイオード240のみが
点灯している状態となる。これにより、遊技者は、左側
ストップスイッチ51は操作不可能状態であり、中央スト
ップスイッチ52は推奨操作順番であり、右側ストップス
イッチ53は推奨操作順番では無いが、操作可能状態であ
ることを把握することができる。次に、遊技者による中
央ストップスイッチ52の操作が終了すると、図20
(c)に示すように、左側ストップスイッチ51及び中央
ストップスイッチ52の発光部190は、それぞれ赤色発光
ダイオード232のみが点灯する。同時に、右側ストップ
スイッチ53の発光部190は、青色発光ダイオード231のみ
が点灯する。これにより、遊技者は、左側ストップスイ
ッチ51及び中央ストップスイッチ52は操作不可能状態で
あり、右側ストップスイッチ53は推奨操作順番であるこ
とを把握することができる。なお、上述した図20に示
すような報知形態において、遊技者が推奨操作順番に従
わないで、推奨操作順番ではないが、黄色に点灯してい
る操作可能なストップスイッチ50を操作したときは、推
奨操作順番の表示は中止されるものである。また、上述
した操作不可能状態を示す赤色発光ダイオード232の点
灯の変わりに、発光部190を消灯させるように設定して
も良いものである。さらに、また、発光部190の発光態
様の変化を、発光部190の色彩の違いではなく、発光部1
90の点滅、点灯及び消灯により行っても良いものであ
る。具体的には、例えば、操作順番で最も推奨するスト
ップスイッチ50の発光部190を点滅させ、操作順番に基
づいて推奨はしないが、操作可能なストップスイッチ50
の発光部190を点灯させ、現時点で操作不可能なストッ
プスイッチ50の発光部190を消灯させるように設定して
も良いものである。そして、いわゆるパンク警告のとき
は、各発光部190の発光状態を、点灯と消灯とを短時間
に繰り返す点滅状態にするものである。
【0200】このように、推奨操作順番を的確に把握す
ることができる上に、発光態様を異なるものにすること
により、推奨操作順番では無いが、操作可能なストップ
スイッチ50と操作不可能なストップスイッチ50との区別
を明確に行うことができる。これにより、推奨操作順番
と異なる操作を行う場合、また、推奨操作順番の途中
で、推奨操作順番と異なる操作に移行するような場合で
あっても、遊技操作を迷うことなく、スムーズに進める
ことができる。
【0201】さらに、また、ストップスイッチ50の発光
部190による推奨操作順番の報知形態は、上述したもの
に限定されるものではなく、他の報知形態でも良いもの
である。具体的には、上述したようにストップスイッチ
発光部124を推奨操作順番に基づいて、各ストップスイ
ッチ50の操作終了後に次の推奨操作順番のストップスイ
ッチ50の発光部190を点灯させるのではなく、遊技者の
操作の有無に関係なく、ストップスイッチ50の発光部19
0を、推奨停止操作順番に基づいて、それぞれ短時間
で、順番に点灯及び消灯を繰り返して、操作順番を光の
流れで形成するようなものでも良いものである。具体的
には、順押しの場合、図17に示すように、ストップス
イッチ50の発光部190の青色発光ダイオード231の青色の
発光を遊技者の操作に関係なく左→中→右→左→中→右
というように短時間で、順に点灯及び消灯を繰り返し
て、操作方向を光の流れで、左から右方向に操作するこ
とを報知するようなものでも良いものである。
【0202】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0203】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
各遊技状態における最適な回転リールの停止操作順番を
理解することができて、当該遊技機の攻略方法の一つで
ある停止操作順番を修得することができ、また、初心者
であっても、その内容を簡単に理解することができて、
遊技を楽しむことができる遊技機を提供することができ
る。
【0204】(請求項2)請求項2記載の発明によれ
ば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によ
れば、現在の遊技状態におけるストップスイッチの推奨
停止操作方向を視覚的且つ瞬間的に把握することができ
る遊技機を提供することができる。
【0205】(請求項3)請求項3記載の発明によれ
ば、上記した請求項2記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項3記載の発明によ
れば、推奨停止操作方向をより短時間に把握することが
でき、また、視線は回転リールに注いだまま、遊技に集
中することが可能な遊技機を提供することができる。
【0206】(請求項4)請求項4記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項4記載の発明によれば、現在の遊技状態において
停止させることが最も望ましい最適な図柄を知ることが
できて、攻略方法の一つである回転リールの最適な停止
図柄を修得することができ、遊技を楽しむことができる
遊技機を提供することができる。
【0207】(請求項5)請求項5記載の発明によれ
ば、上記した請求項4記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項5記載の発明によ
れば、遊技を集中して行うことができ、また、部材の共
通化を図ることができて、製造コストを低減させること
ができる遊技機を提供することができる。
【0208】(請求項6)請求項6記載の発明によれ
ば、上記した請求項4記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項6記載の発明によ
れば、ストレスなく遊技を進めることができる遊技機を
提供することができる。
【0209】(請求項7)請求項7記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項7記載の発明によれば、いわゆるパンク状態を回
避すると共に、最大限度まで、遊技メダルを獲得するこ
とが可能な遊技機を提供することができる。
【0210】(請求項8)請求項8記載の発明によれ
ば、上記した請求項7記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項8記載の発明によ
れば、推奨停止操作方向を表す矢印を観察するだけで、
推奨停止操作方向と、パンク警告との両方の情報を得る
ことができ、視線を何カ所も移動させることなく、落ち
着いて遊技を進めることができる遊技機を提供すること
ができる。
【0211】(請求項9)請求項9記載の発明によれ
ば、上記した請求項8記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項9記載の発明によ
れば、遊技に集中することができると共に、遊技を興奮
性の高い、興味溢れるものにすることができる遊技機を
提供することができる。
【0212】(請求項10)請求項10記載の発明によ
れば、上記した請求項8記載の発明の効果に加え、次の
ような効果を奏する。すなわち、請求項10記載の発明
によれば、遊技に集中することができる遊技機を提供す
ることができる。
【0213】(請求項11)請求項11記載の発明によ
れば、上記した請求項1載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項11記載の発明に
よれば、複数のストップスイッチの推奨操作順番を、直
接、視覚的且つ瞬間的に把握することができ、初心者で
あっても、遊技操作を迷うことなく、スムーズに進める
ことができる遊技機を提供することができる。
【0214】(請求項12)請求項12記載の発明によ
れば、上記した請求項11記載の発明の効果に加え、次
のような効果を奏する。すなわち、請求項12記載の発
明によれば、操作順序に関するより多くの情報を得るこ
とができて、初心者であっても、種々の遊技操作を迷う
ことなく、スムーズに進めることができる遊技機を提供
することができる。
【0215】(請求項13)請求項13記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至12のいずれか1項に記載
の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項13記載の発明によれば、演出制御装置を変
更することにより、推奨停止操作方向の内容を変更した
ものや、その演出表現内容が異なる同一シリーズの遊技
機に変更することが可能な遊技機を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機を
示す外観正面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態であって、推奨停止
操作報知装置による右方向の矢印を示す外観正面図であ
る。
【図4】本発明の第一の実施の形態であって、推奨停止
操作報知装置による左方向の矢印を示す外観正面図であ
る。
【図5】本発明の第一の実施の形態であって、推奨停止
操作報知装置による右方向の矢印のスクロール状態を示
す外観正面図である。
【図6】本発明の第一の実施の形態であって、推奨停止
操作報知装置によるパンク警告を示す外観正面図であ
る。
【図7】本発明の第一の実施の形態であって、推奨停止
図柄報知装置による表示態様の一例を示す外観正面図で
ある。
【図8】本発明の第一の実施の形態であって、推奨停止
図柄報知装置による表示態様の一例を示す外観正面図で
ある。
【図9】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図10】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図11】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図12】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図13】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。
【図14】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示す
フローである。
【図15】本発明の第二の実施の形態であって、ストッ
プスイッチを示す縦断面図である。
【図16】本発明の第二の実施の形態であって、ストッ
プスイッチを示す外観正面図である。
【図17】本発明の第二の実施の形態であって、ストッ
プスイッチの推奨操作順番(順押し)を指示している状
態を示す外観正面図である。
【図18】本発明の第二の実施の形態であって、ストッ
プスイッチの推奨操作順番(逆押し)を指示している状
態を示す外観正面図である。
【図19】本発明の第三の実施の形態であって、ストッ
プスイッチを示す外観正面図である。
【図20】本発明の第三の実施の形態であって、ストッ
プスイッチの推奨操作順番(順押し)を指示している状
態を示す外観正面図である。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筐体 12 表示窓 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイ
ッチ 17 精算スイッチ 20 制御装置 21 遊技制御装置 22 演出制御装
置 23 主基板 24 サブ基板 30 スタートスイッチ 40 回転リール 41 抽選用回転リール 42 リールテー
プ 43 左側回転リール 44 中央回転リ
ール 45 右側回転リール 46 演出用回転
リール 50 ストップスイッチ 51 左側ストッ
プスイッチ 52 中央ストップスイッチ 53 右側ストッ
プスイッチ 60 リールユニット 61 図柄 65 ホッパーユニット 66 報知装置 70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制
御手段 90 BBゲーム制御手段 91 特定導入遊
技制御手段 100 RBゲーム制御手段 101 特定遊技制
御手段 110 入賞抽選手段 111 乱数発生手
段 112 乱数抽出手段 113 入賞判定テ
ーブル 114 判定手段 141 入賞演出デ
ータ記憶手段 142 入賞演出制御手段 143 推奨停止操
作決定手段 144 推奨停止図柄決定手段 145 報知決定手
段 147 報知回数カウント手段 148 報知回数記
憶手段 170 フラグ成立報知手段 175 推奨停止操
作報知装置 176 推奨停止図柄報知装置 180 報知回数報
知装置 190 発光部 224 ストップス
イッチ発光部 231 青色発光ダイオード 232 赤色発光ダ
イオード 237 ダイオードリード線 239 フォトセン
サー 240 黄色発光ダイオード 244 センサーリ
ード線 245 スライド部材 246 ボタン状透
光部 247 スライド片部 248 スライド軸
部 249 コイルばね 251 ダイオード
支持片 252 遊技表面材 253 円筒状支持
部材 254 円筒部 255 底部 256 貫通孔

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の図柄を表示した複数個の回
    転リールと、 前記回転リールの回転を制御すると共に、一定確率で入
    賞図柄の抽選を行うための制御装置とを備えた遊技機に
    おいて、 前記各回転リールの回転をそれぞれ停止させるために各
    回転リールに対応したストップスイッチと、 前記ストップスイッチの推奨停止操作順番を決定するた
    めの推奨停止操作決定手段と、 前記推奨停止操作決定手段の決定に基づいて、遊技者に
    ストップスイッチの推奨停止操作順番を報知するための
    推奨停止操作報知装置とを備え、 前記ストップスイッチは、前記遊技機の前面側に一方向
    に沿って一列に配置され、 前記ストップスイッチの推奨停止操作順番は、一列に配
    置された前記ストップスイッチのいずれかの列方向と一
    致するように設定され、 前記推奨停止操作報知装置は、前記ストップスイッチの
    推奨停止操作順番に基づいた推奨停止操作方向を報知す
    ることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記推奨停止操作報知装置は、前記スト
    ップスイッチの推奨停止操作方向を表す矢印の形態を表
    示するようにしたことを特徴とする請求項1記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記推奨停止操作報知装置は、前記スト
    ップスイッチの推奨停止操作方向を表す矢印を当該推奨
    停止操作方向に向かってスクロールさせるようにしたこ
    とを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記ストップスイッチの操作によって停
    止させることが望ましい図柄を決定するための推奨停止
    図柄決定手段と、 前記推奨停止図柄決定手段の決定に基づいて、遊技者に
    推奨停止図柄を報知するための推奨停止図柄報知装置と
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
    項に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記推奨停止操作報知装置と、前記推奨
    停止図柄報知装置とが同一のものであることを特徴とす
    る請求項4記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記推奨停止操作報知装置と、前記推奨
    停止図柄報知装置とが異なるものであることを特徴とす
    る請求項4記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 遊技として、通常遊技と、特定の入賞確
    定或いは抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少な
    くとも備え、 前記特別遊技は、入賞確率の大きい特定遊技と、この特
    定遊技の導入確率が高い特定導入遊技とを少なくとも備
    え、 前記特定導入遊技は、前記特定遊技への移行或いは小役
    入賞が可能な小役遊技を備え、 前記特定導入遊技中の所定の最大回数の前記特定遊技の
    終了、或いは、前記特定導入遊技中の所定の最大回数の
    前記小役遊技の終了を、前記特定導入遊技の終了条件と
    して設定し、 前記推奨停止操作決定手段は、前記特定導入遊技中、前
    記特定遊技が所定の最大回数に到達する前に、前記小役
    遊技が所定の最大回数に達して、前記特定導入遊技が終
    了する状態、いわゆるパンク状態に移行し易い状態とな
    っていることを決定可能に設定され、 前記推奨停止操作報知装置は、前記推奨停止操作決定手
    段による決定に基づいて、前記パンク状態に移行し易い
    状態となっていることを警告するためのパンク警告を表
    示可能にしたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれ
    か1項に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記推奨停止操作報知装置は、前記スト
    ップスイッチの推奨停止操作方向を表す矢印の形態を変
    化させることにより、前記パンク警告を表すことを特徴
    とする請求項7記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記推奨停止操作報知装置は、前記スト
    ップスイッチの推奨停止操作方向を表す矢印を当該推奨
    停止操作方向に向かってスクロールさせるスクロール速
    度を増加させることにより、前記パンク警告を表すこと
    を特徴とする請求項8記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記推奨停止操作報知装置は、前記ス
    トップスイッチの推奨停止操作方向を表す矢印を点滅さ
    せることにより、前記パンク警告を表すことを特徴とす
    る請求項8記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記推奨停止操作報知装置は、前記ス
    トップスイッチの内部に位置して、発光可能な発光部を
    備え、 前記推奨停止操作決定手段は、前記ストップスイッチの
    推奨停止操作順番に基づいて、前記発光部を順に発光さ
    せることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記推奨停止操作決定手段は、複数の
    前記ストップスイッチの推奨停止操作順番に基づいて、
    前記ストップスイッチの操作を最も推奨するストップス
    イッチと、他の操作可能なストップスイッチとの発光態
    様を異なら締めて、前記ストップスイッチの前記発光部
    を発光させることを特徴とする請求項11記載の遊技
    機。
  13. 【請求項13】 前記制御装置は、 入賞に関する抽選確率を記憶すると共に主として入賞抽
    選に関する遊技の制御を行うための遊技制御装置と、 演出情報を記憶すると共に前記遊技制御装置からの出力
    信号に基づいて演出の実施を制御するための演出制御装
    置とを備え、 前記演出制御装置は、 入賞演出に関するデータを記憶するための入賞演出デー
    タ記憶手段と、 前記入賞演出データ記憶手段からの入賞演出データに基
    づいて、入賞演出を表示可能な報知装置を制御するため
    の入賞演出制御手段と、 前記推奨停止操作決定手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載の遊技機。
JP2000290116A 2000-09-25 2000-09-25 遊技機 Pending JP2002095792A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000290116A JP2002095792A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000290116A JP2002095792A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002095792A true JP2002095792A (ja) 2002-04-02

Family

ID=18773396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000290116A Pending JP2002095792A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002095792A (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006075410A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Samii Kk スロットマシン
JP2006094891A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Samii Kk スロットマシン
JP2006122395A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Net Kk 回胴式遊技機、映像演出方法及びプログラム
JP2006141416A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Net Kk 回胴式遊技機、映像演出方法及びプログラム
JP2006325832A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Aruze Corp 遊技機
JP2006325829A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Aruze Corp 遊技機
JP2006325830A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Aruze Corp 遊技機
JP2006325831A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Aruze Corp 遊技機
JP2007054522A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2007152016A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2010035944A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2012045113A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2014140560A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Olympia:Kk 遊技機
JP2016036392A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2017093556A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017093555A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017093554A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017113600A (ja) * 2017-02-24 2017-06-29 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2017196055A (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 山佐株式会社 遊技機
JP2017209284A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017209282A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017209286A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017209287A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017209285A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017209283A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018043158A (ja) * 2017-12-27 2018-03-22 株式会社ニューギン 遊技機

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0893615A (ja) * 1994-09-27 1996-04-09 Suzuki Motor Corp 車両用燃料残量警告装置
JPH08184453A (ja) * 1994-12-27 1996-07-16 Lacks Kk 車載用経路誘導装置の補助表示装置
JPH09253271A (ja) * 1996-03-26 1997-09-30 Samii Kk スロットマシン
JPH09300256A (ja) * 1996-05-14 1997-11-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ロボット教示方法及び装置
JPH10119777A (ja) * 1996-10-23 1998-05-12 Sankosha Kk 鉄道における車止め警報装置
JPH10277246A (ja) * 1997-04-04 1998-10-20 Universal Hanbai Kk 遊技機
JPH10322687A (ja) * 1997-05-14 1998-12-04 Clarion Co Ltd 車輌後方監視装置
JP2000042175A (ja) * 1998-07-27 2000-02-15 Sega Enterp Ltd 図柄組合せ遊技装置
JP2000126364A (ja) * 1998-10-22 2000-05-09 Takasago Electric Ind Co Ltd 遊技機の発光報知装置
JP2000132120A (ja) * 1998-10-29 2000-05-12 Denso:Kk 発光広告装置
JP2000141700A (ja) * 1998-11-18 2000-05-23 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法
JP2000229145A (ja) * 1998-12-10 2000-08-22 Aruze Corp 遊技機
JP2000245896A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Aruze Corp 遊技機

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0893615A (ja) * 1994-09-27 1996-04-09 Suzuki Motor Corp 車両用燃料残量警告装置
JPH08184453A (ja) * 1994-12-27 1996-07-16 Lacks Kk 車載用経路誘導装置の補助表示装置
JPH09253271A (ja) * 1996-03-26 1997-09-30 Samii Kk スロットマシン
JPH09300256A (ja) * 1996-05-14 1997-11-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ロボット教示方法及び装置
JPH10119777A (ja) * 1996-10-23 1998-05-12 Sankosha Kk 鉄道における車止め警報装置
JPH10277246A (ja) * 1997-04-04 1998-10-20 Universal Hanbai Kk 遊技機
JPH10322687A (ja) * 1997-05-14 1998-12-04 Clarion Co Ltd 車輌後方監視装置
JP2000042175A (ja) * 1998-07-27 2000-02-15 Sega Enterp Ltd 図柄組合せ遊技装置
JP2000126364A (ja) * 1998-10-22 2000-05-09 Takasago Electric Ind Co Ltd 遊技機の発光報知装置
JP2000132120A (ja) * 1998-10-29 2000-05-12 Denso:Kk 発光広告装置
JP2000141700A (ja) * 1998-11-18 2000-05-23 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法
JP2000229145A (ja) * 1998-12-10 2000-08-22 Aruze Corp 遊技機
JP2000245896A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Aruze Corp 遊技機

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006075410A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Samii Kk スロットマシン
JP2006094891A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Samii Kk スロットマシン
JP2006122395A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Net Kk 回胴式遊技機、映像演出方法及びプログラム
JP2006141416A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Net Kk 回胴式遊技機、映像演出方法及びプログラム
JP2006325832A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Aruze Corp 遊技機
JP2006325829A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Aruze Corp 遊技機
JP2006325830A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Aruze Corp 遊技機
JP2006325831A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Aruze Corp 遊技機
JP2007054522A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2007152016A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2010035944A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2012045113A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2014140560A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Olympia:Kk 遊技機
JP2016036392A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2017093556A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017093555A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017093554A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017196055A (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 山佐株式会社 遊技機
JP2017209284A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017209282A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017209286A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017209287A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017209285A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017209283A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017113600A (ja) * 2017-02-24 2017-06-29 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2018043158A (ja) * 2017-12-27 2018-03-22 株式会社ニューギン 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002095792A (ja) 遊技機
JP5510971B2 (ja) スロットマシン
JP5991713B2 (ja) スロットマシン
JP5713208B2 (ja) スロットマシン
JP5709176B2 (ja) スロットマシン
JP5885228B2 (ja) スロットマシン
JP6084414B2 (ja) 遊技機
JP2002058785A (ja) 遊技機
JP2014094050A (ja) スロットマシン
JP2002095793A (ja) 遊技機
JP4048018B2 (ja) スロットマシン
JP2004147842A (ja) スロットマシン
JP2015165867A (ja) 遊技機
JP2002000794A (ja) 遊技機
JP3541000B2 (ja) 遊技機
JP2008301897A (ja) 回胴式遊技機
JP2015223417A (ja) 遊技機
JP6577751B2 (ja) 遊技機
JP2004049340A (ja) 遊技機
JP4908793B2 (ja) 遊技機
JP2002143376A (ja) 遊技機
JP2006158652A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007054317A (ja) 遊技機
JP2002136654A (ja) 遊技機
JP2007054318A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040319

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041007