JP2006158652A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 停止操作手段(51)の停止操作可能開始時から少なくとも何れかの停止操作が行われたときまでの時間、又は、停止操作可能開始時から判断基準時間までをカウントする停止操作間隔計時手段(120)と、そのカウントした時間が、判断基準時間の範囲内であるか否かを判断する計時判断手段(130)と、計時判断手段(130)が判断基準時間の範囲内であると判断した場合に第1の演出を行うための第1報知手段(140)と、計時判断手段(130)が判断基準時間の範囲内を超えたと判断した場合に第2の演出を行うための第2報知手段(150)とを備えた。
【選択図】 図1
Description
また、この発明は、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、さらに詳しくは、停止操作手段の操作可能開始時から遊技者による停止操作手段の停止操作までの時間をカウントする停止操作間隔計時手段等として機能させる遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
近年のスロットマシンにおいて、当選抽選手段の抽選の結果、当選しているような場合、液晶表示装置等の報知装置により、かかる当選を遊技者に報知する種々の演出が行われるものが知られている(例えば、特許文献1。)。
遊技者の中には、かかる液晶表示装置等の報知装置により、実行される液晶表示を楽しみにして、遊技の手を止めても、何か有効な情報はないものかと、かかる液晶表示装置の液晶表示に注視する者が存在する。
一方、液晶表示装置の液晶表示の内容を短時間で簡素なものにすると、液晶表示を殆ど見ない後者の遊技者にとっては、大変好ましい遊技機となるが、液晶表示を楽しみにしている前者の遊技者にとっては、面白みが少なく、味気ない遊技機になってしまう。
また、演出を省略したい場合には、演出省略ボタンを遊技者に押下させて、演出省略を遊技者により選択するようなことも考えられるが、通常の遊技操作手順とは異なる操作ボタンを、遊技者が操作しなければならないのは、遊技者にとって煩わしいといった第2の問題点があった。
なお、上記の遊技機は、遊技媒体として、円板状の遊技メダルを使用するスロットマシンであるが、遊技内容は、スロットマシンと同様に、周囲に図柄を配置した回転リールを回転表示させるものであるが、遊技媒体として、球状のパチンコ玉を使用する、いわゆるパロットにおいても、上述したものと同様の問題点を有するものである。
(請求項1) すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技を急がずに演出を楽しむ遊技者と、演出を楽しむよりも遊技を急ぐ遊技者と、演出の好みが異なる遊技者の両方に対応することが可能で、更に、遊技を急ぎたい遊技者が特別な操作をしなくても、自動的に遊技者の遊技スタイルを、遊技機が判断して遊技者の嗜好に合った適切な遊技内容を提供することが可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項3) 請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、図柄表示手段から視線をずらさずに理解することが可能な音による演出により、遊技を急ぐ遊技者に適切な演出を行うことができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項5) 請求項5記載の発明は、上記した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項5記載の発明は、回転リールの停止操作の際、表示装置の継続した演出表示が、回転リールの停止操作の邪魔になることを回避することができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
技機を提供しようとするものである。
(請求項7) 請求項7記載の発明は、次の点を目的とする。すなわち、請求項7記載の発明は、遊技を急がずに演出を楽しむ遊技者と、演出を楽しむよりも遊技を急ぐ遊技者と、演出の好みが異なる遊技者の両方に対応することが可能で、更に、遊技を急ぎたい遊技者が特別な操作をしなくても、自動的に遊技者の遊技スタイルを、遊技機が判断して遊技者の嗜好に合った適切な遊技内容を提供することが可能な遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供しようとするものである。
また、ここで、「当選役」とは、予め定めた入賞態様の組み合わせを意味するものであって、具体的には、例えば、左、中、右の回転リール(23)の停止図柄が、それぞれ7、7、7となることにより、入賞可能となるような入賞態様の組み合わせを含むものである。
また、ここで、「当選抽選手段(110)の結果に基づく、所定の当選役に関する情報」とは、当選抽選手段(110)の抽選の結果、当選した当選役の種類を具体的に認識させる情報や、当選役の種類は、具体的に報知しないが、何らかの当選役に当選して何らかの当選フラグが成立している状態であることの情報を含むものである。さらに、当選抽選手段(110)の抽選の結果、いずれの当選役にも当選していないにも拘わらず、当選していることを報知するような、いわゆるガセ情報のようなものも含むものである。更に、当選フラグが成立している確率が、30%や、60%や、90%等の当選の信頼度に関する情報や、ボーナスゲームに当選する当選確率が高いチャンスゾーンに入っているか否か等のチャンスゾーンに関する情報等を含むものである。
(作用) 本発明は、停止操作間隔計時手段(120)が、停止操作手段(51)の操作可能開始時から遊技者による停止操作手段(51)の停止操作までのカウントした時間が、予め定めた所定時間(判断基準時間)の範囲内である場合は、第1報知手段(140)により第1の演出が第1の報知装置(66)を介して実行され、予め定めた所定時間(判断基準時間)の範囲内で無い場合には、第2報知手段(150)により、第2の演出が第2の報知装置(66)を介して実行される。これにより、停止操作手段(51)の操作可能開始時から遊技者による停止操作手段(51)の停止操作までのカウントした時間に基づいて、演出内容を異なるものにすることができる。したがって、遊技者の嗜好に基づいた演出内容を実施することができる。
一方、停止操作手段(51)の操作可能開始時から遊技者による停止操作手段(51)の停止操作までにカウントした時間が、予め定めた所定時間(判断基準時間)より長い場合には、当該遊技者は、比較的に当該遊技に慣れていない初心者が多く、遊技を急がずに演出を楽しみたい者が多い。したがって、第2の演出には、演出内容を凝ったものにして、キャラクターを登場させたり、ストーリー性のあるものにしたり、映画の効果に類似させる視覚的又は視聴覚的効果を生じさせるような方法で表現すると、遊技は急がないが演出を楽しみたい嗜好の遊技者に適合した演出を実行することが可能となる。
(請求項2) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記第1報知手段(140)は、第1の演出を、遊技者による前記停止操作手段(51)の複数の停止操作のうち、少なくとも何れかの停止操作の後、実行し、前記第2報知手段(150)は、第2の演出を、遊技者による前記停止操作手段(51)の最初の停止操作前から継続して実行するように形成されていることを特徴とする。
一方、計時判断手段(130)が所定時間の範囲内でないと判断した遊技を急がない遊技者は、停止操作手段(51)が停止操作可能開始時から停止操作手段(51)の最初の停止操作までに、たっぷりと時間をかける。このため、最初の停止操作前から、第2の演出が継続して実行される。これにより、当該遊技者は、当該第2の演出を、時間を掛けて楽しみながら、最初の停止操作の狙いをじっくりと思案して、遊技を進めることができる。これにより、遊技を急がずに、演出を楽しむ遊技者に対して適切なタイミングで演出を提供することができる。
(作用) 本発明は、第1報知手段(140)の停止後音演出制御手段(141)が、所定の当選役の当選を、第1番目又は第3番目の停止操作の後、音によって遊技者へ報知する。演出よりも遊技を急ぎたい遊技者にとって、停止操作の後、間をおかずに、できるだけ早い時間で、停止操作のリズムを崩さない状態で、続けて、次の停止操作や、次の遊技を実行したいと考えている。また、停止操作における目押しに全く不慣れな遊技者は、回転リール40を停止することに集中し、回転リール40を狙っている間は、演出を見ないし、演出を見る余裕が無い。このため、例えば、液晶画像表示装置(具体的には、表示装置(68))のような図柄表示手段(41)(いわゆる回転リール(40))から視線をずらさなければならない映画の効果に類似させる視覚的な画像演出よりも、図柄表示手段(41)から視線をずらす必要が無く、聴覚だけで短時間に判断することが可能な音による演出を好むものである。これにより、かかる遊技者の嗜好に適合した演出を行うことができる。
(作用) 本発明は、第1報知手段(140)の停止後音演出制御手段(141)が、第1番目又は第3番目の停止操作の後、すなわち、最初の停止操作終了後、又は、最後の停止操作終了後、所定の当選役の当選を図柄表示手段(41)の停止表示の図柄、いわゆるチャンス目や、リーチ目と呼ばれる類の図柄によって遊技者へ報知する。通常、遊技を急ぎたい遊技者は、当該遊技機の遊技内容に熟練した熟練者が多く、いわゆるチャンス目や、リーチ目と呼ばれる類の図柄も、頭の中にしっかりと記憶されている場合が多い。このような第1の演出も、かかる遊技者にとって、大変好ましく、遊技者の嗜好に適合した演出となる。
(請求項5) 請求項5記載の発明は、上記した請求項1から4までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記第2報知手段(150)は、少なくとも所定の当選役の当選に関する情報を、図柄表示手段(41)とは別の位置に設けられた表示装置(68)によって遊技者へ継続的に報知する継続演出報知手段(151)を備えたことを特徴とする。
(請求項6) 請求項6記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技機(10)を、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための複数個の図柄表示手段(41)、遊技者により前記図柄表示手段(41)の変動表示を停止表示へ移行させるため、前記図柄表示手段(41)が変動表示へ移行してから所定時間(以後、「準備時間」と定義する)経過後に停止操作可能となって、複数個の前記図柄表示手段(41)を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段(51)、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)、前記当選抽選手段(110)の結果に基づく、所定の当選役に関する情報を遊技者へ報知するための複数の報知装置(66)として機能させ、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄(61)表示の態様になることにより入賞となるように実行可能な遊技機用プログラムにおいて、前記遊技機(10)を、前記停止操作手段(51)の停止操作可能開始時から遊技者による前記停止操作手段(51)の全ての変動表示に係る停止操作のうち、少なくとも何れかの停止操作が行われたときまでの時間、又は、前記停止操作手段(51)の停止操作可能開始時から予め定めた所定時間(以後、「判断基準時間」と定義する)までをカウントする停止操作間隔計時手段(120)、前記停止操作間隔計時手段(120)がカウントした時間が、前記判断基準時間の範囲内であるか否かを判断する計時判断手段(130)、前記計時判断手段(130)が前記判断基準時間の範囲内であると判断した場合に遊技者へ第1の前記報知装置(66)を介して第1の演出を行うための第1報知手段(140)、前記計時判断手段(130)が前記判断基準時間の範囲内を超えたと判断した場合に遊技者へ第2の前記報知装置(66)を介して第2の演出を行うための第2報知手段(150)として機能させるための遊技機用プログラムである。
更に、具体的に、説明すると、停止操作手段(51)の操作可能開始時から遊技者による停止操作手段(51)の停止操作までにカウントした時間が、予め定めた所定時間より短い場合には、当該遊技者は、比較的に当該遊技に熟練した熟練者が多く、演出を楽しむよりも、遊技を速く進めたい者が多い。したがって、第1の演出には、演出内容が凝ったものではなく、単純で短時間に理解できるようなものにすると、遊技を急ぐ遊技者に適合した演出を実行することが可能となる。
更に、本発明は、遊技者が自己の遊技の進め方や、演出の嗜好に合わせて、特別な選択操作を別途、行う必要がない。そして、自己が行った遊技の停止操作で、自己の遊技スタイルや嗜好を自動的に、遊技機自身が判断し、当該遊技者の嗜好に適合した演出が実行される。これにより、遊技とは異なる特別な選択操作を、遊技者が行う必要がないため、煩わしくなく、便利である。
このように形成すると、計時判断手段(130)が所定時間の範囲内であると判断した遊技を急ぐ遊技者は、停止操作手段(51)が停止操作可能開始時から停止操作手段(51)の最初の停止操作までに殆ど時間を空けない。このため、最初の停止操作後に、第1の演出が実行される。これにより、遊技を急ぐ遊技者にも適切なタイミングで演出を提供することができる。しかも、第1の演出を、最初の停止操作の後に実行したような場合は、最初の停止操作の結果を見た後に、更に、適切な判断材料を提供することができるため、その後の停止操作を、より的確なものにして、遊技者に有利なものにすることができる。
更に、前記図柄表示手段(41)を3個形成し、前記第1報知手段(140)は、前記図柄表示手段(41)への第1番目の停止操作の後、又は、第3番目の停止操作の後のうち少なくと何れかで、所定の当選役の当選に関する情報を音によって遊技者へ報知するための停止後音演出制御手段(141)を備えるように形成することができる。
更に、前記図柄表示手段(41)を3個形成し、前記第1報知手段(140)は、前記図柄表示手段(41)への第1番目の停止操作の後、又は、第3番目の停止操作の後のうち少なくと何れかで、所定の当選役の当選に関する情報を前記図柄表示手段(41)の停止表示の図柄(61)の配置によって遊技者へ報知する停止後出目演出制御手段(142)を備えるように形成することができる。
更に、このような演出よりも遊技を急ぎたい遊技者にとって、例えば、液晶画像表示装置のような図柄表示手段(41)から視線をずらさなければならない映画の効果に類似させる視覚的な演出よりも、図柄表示手段(41)から視線をずらさずに、図柄表示手段(41)の停止表示図柄で判断することができる。これにより、かかる遊技者の嗜好に適合した演出を行うことができる。
このように形成すると、第2報知手段(150)の継続演出報知手段(151)が、少なくとも所定の当選役の当選に関する情報を、図柄表示手段(41)とは別の位置に設けられた表示装置(68)を介して、遊技者へ報知することができる。これにより、回転リール(40)の停止操作の際、表示装置(68)の継続した演出表示が、回転リール(40)の停止操作の邪魔になることを回避することができる。
(請求項1) 請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1記載の発明によれば、遊技を急がずに演出を楽しむ遊技者と、演出を楽しむよりも遊技を急ぐ遊技者と、演出の好みが異なる遊技者の両方に対応することが可能で、更に、遊技を急ぎたい遊技者が特別な操作をしなくても、自動的に遊技者の遊技スタイルを、遊技機が判断して遊技者の嗜好に合った適切な遊技内容を提供することが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によれば、最初の停止操作までの時間が、所定時間の範囲内である、いわゆる遊技を急ぐ遊技者に対して、第1の演出を行うことができ、最初の停止操作までの時間が所定時間の範囲内でない、いわゆる遊技を急がない遊技者に対して、第2の演出を行うことができ、遊技者の嗜好に合った適切な演出を提供することができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項4) 請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項4記載の発明によれば、いわゆるチャンスメ目やリーチ目と呼ばれる停止図柄による演出内容を熟知した遊技を急ぐ遊技者に適切な演出を行うことができるようにした遊技機を遊技機を提供することができる。
(請求項6) 請求項6記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項6記載の発明によれば、遊技を急がずに演出を楽しむ遊技者と、演出を楽しむよりも遊技を急ぐ遊技者と、演出の好みが異なる遊技者の両方に対応することが可能で、更に、遊技を急ぎたい遊技者が特別な操作をしなくても、自動的に遊技者の遊技スタイルを、遊技機が判断して遊技者の嗜好に合った適切な遊技内容を提供することが可能な遊技機用プログラムを提供することができる。
(遊技機10) 図4中、10は、遊技機10を示すものである。遊技機10は、図4に示すように、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61、いわゆる停止図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
(制御装置20) 前記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)遊技制御装置21及び(2)演出制御装置22の装置を有するものである。
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等の報知装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(1)遊技制御手段27得
(2)当選抽選手段110
(3)停止操作間隔計時手段120
(4)計時判断手段130
また、遊技制御装置21としては、前記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
前記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、報知ランプ69やスピーカ67や、表示装置68等の報知装置66を制御するためのものである。
そして、この演出制御装置22は、次の(1)から(4)までの手段として機能する。
(1)第1報知手段140
(2)第2報知手段150
(3)入賞演出データ記憶手段25
(4)入賞演出制御手段26
また、演出制御装置22としては、上記した(1)から(4)までの手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
また、遊技機に使用する制御プログラムを開発するにあたって、主基板23とサブ基板24とに分離されていることにより、開発中のバグが、主基板23側に存在するのか、サブ基板24側に存在するのかの判断を容易に行うことができ、制御プログラム全体を見直さなければならなくなる可能性が低くなり、デバッグを容易に行うことができ、制御プログラムの開発期間の短縮を図ることができる。
なお、本実施の形態は、上述したような主基板23及びサブ基板24を備えているが、特にこれに限定されるものではなく、主基板23のみからなるようなものや、或いは、更に複数のサブ基板24を備えているようなものでも良いものである。
(入力手段) 前記制御装置20の入力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
なお、入力手段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(1)払い出し装置65
(2)リールユニット60
(3)報知装置66(報知ランプ69、スピーカ67及び表示装置68)
なお、出力手段としては、上記した(1)乃至(3)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15) 前記投入スイッチ15は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(精算スイッチ17) 前記精算スイッチ17は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30) 前記スタートスイッチ30は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
(ストップスイッチ50(停止操作手段51)) 前記停止操作手段51は、遊技者により図柄表示手段41の変動表示を停止表示へ移行させるため、図柄表示手段41が変動表示へ移行してから所定時間(具体的には、いわゆる準備時間T1)経過後に停止操作可能となって、複数個の図柄表示手段41を別個独立に停止操作が可能なものである。なお、この準備時間T1は、スタートスイッチ30が操作されたタイミングから、回転リール40の回転がステッピングモーターにより開始され、回転リール40の回転が回転加速域から通常の回転速度に達した後の予め設定された時間である。
(払い出し装置65) 前記払い出し装置65は、いわゆるホッパーユニットとも呼ばれているものであって、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。この払い出し装置65は、特に図示しないが、ホッパー状のものに遊技メダルを貯留する部分と、そのホッパー状の部分の下部に配置した周囲に孔を有する円板と、この円板を回転させるステッピングモーターとを備えているものである。
ここで、当選抽選手段110の結果に基づく、所定の当選役に関する情報とは、当選抽選手段110の抽選の結果、当選した当選役の種類を具体的に認識させる情報や、当選役の種類は、具体的に報知しないが、何らかの当選役に当選して何らかの当選フラグが成立している状態であることの情報である。さらに、当選抽選手段110の抽選の結果、いずれの当選役にも当選していないにも拘わらず、当選していることを報知するような、いわゆるガセ情報のも含む。更に、当選フラグが成立している確率が、30%や、60%や、90%等の当選の信頼度に関する情報や、ボーナスゲームに当選する当選確率が高いチャンスゾーンに入っているか否か等のチャンスゾーンに関する情報等にしても良いものである。
具体的には、報知装置66は、筐体11の下部に埋め込まれた左右2個のスピーカ67と、表示窓12の上部中央に配置された液晶画面によって遊技者へ種々の演出内容を報知可能な液晶表示装置である表示装置68と、表示窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備えているものである。
そして、この報知装置66は、演出制御装置22の制御により、当選時や入賞時にスピーカ67から当選音や入賞音を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させることにより、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選や入賞等を報知させる。
この通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものである。
(通常遊技制御手段70) 前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
本実施の形態では、停止制御として、停止テーブルを使用している。このため、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、選択した停止テーブル上に予め記載されている21個の図柄に対応する各停止操作位置(No0〜No20)でのすべりコマ数により決定されるものである。例えば、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の入賞有効ライン上の図柄が順に青セブン、青セブン、青セブンと停止することにより、BBゲームに入賞するように設定されている。そして、かかるBBゲームの当選フラグが成立している場合に、右側回転リール45での基準位置での停止操作位置がNo6であるとき、選択された停止テーブルのNo6の位置から3コマ後に青セブンが位置して、そのNo6の位置のすべりコマ数には3が予め設定されているとする。かかる場合、その基準位置には、No6の図柄から3コマだけ回転移動して青セブンの当選図柄が停止することとなるものである。このように、停止テーブルには、各停止操作位置でのすべりコマ数が予め設定されている。そして、BBゲームの当選の場合の停止テーブルのように、各当選役が当選しているときの停止テーブルや、ハズレの場合の停止テーブルが予め用意されてあり、当選抽選手段110の抽選結果によって、所定の停止テーブルが選択されるものである。
(特別遊技制御手段80) 前記特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。前記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、例えばBBゲーム中に所定回数範囲内で行われるように設定されているが、特にこれに限定されるものではなく、BBゲーム中で無い場合にも単独でも行われるように設定しても良いものである。また、前記特定当選遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、前記した(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段90)
(2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100)
(特定導入遊技制御手段91)
前記特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段90である。
したがって、BBゲーム中のBB中小役遊技では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様なBB中小役遊技の抽選及び制御が行われるものである。
上記当選抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)当選乱数発生手段111
(2)当選乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル113
(4)当選判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
なお、ここで、「乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生させることができるものや、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するものがある。例えば、0乃至65535の範囲の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることとなる。このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。このように結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、「乱数発生手段」或いは「乱数抽出手段」に含めて考えるものである。
(当選判定テーブル113) 上記当選判定テーブル113は、当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
(当選判定手段114) 上記当選判定手段114は、当選乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル113の当選率データを基に当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
更に、停止操作間隔計時手段120は、停止操作手段51の停止操作可能開示時から予め定めた所定時間、いわゆる判断基準時間までの時間を計測可能なものである。
ここで、停止操作手段51の停止操作可能開始時とは、図5及び図6に示すように、スタートスイッチ30を押下して、所定の準備時間T1が経過した後のタイミングである。停止操作手段51は、かかるタイミングから計時をスタートし、遊技者による回転リール40の第1番目の回転停止操作まで、すなわち、遊技者が第1番目にいずれかのストップスイッチ50を押下したタイミングまで、時間を計時し、当該計測した時間を計時時間として記憶する。そして、この停止操作間隔計時手段120は、当該計時時間のデータを計時判断手段130へ送出する。
なお、ここで、本実施の形態では、停止操作間隔計時手段120は、停止操作手段51の停止操作可能開始時から遊技者による停止操作手段51の最初の停止操作が行われたときまでの時間を計測しているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、停止操作間隔計時手段120は、停止操作手段51の停止操作可能開始時から遊技者による停止操作手段51の第2番目の停止操作が行われたときまでの時間を計測するようにしても良い。更に、停止操作間隔計時手段120は、停止操作手段51の停止操作可能開始時から遊技者による停止操作手段51の第3番目の停止操作が行われたときまでの時間を計測するようにしても良い。このように、停止操作間隔計時手段120は、停止操作手段51の停止操作可能開始時から遊技者による全ての変動表示に係る停止操作(第1、第2及び第3の停止操作)のうち、停止操作手段51のいずれかの停止操作が行われたときまでの時間を計測するようにしても良いものである。すなわち、停止操作可能開始時から、第1停止操作までの間隔だけでなく、停止操作可能開始時から第2停止操作までの時間や、第3停止操作までの時間の間隔で、判断しても良いものである。
(第1報知手段140) 前記第1報知手段140は、計時判断手段130が判断基準時間の範囲内であると判断した場合に遊技者へ報知装置66を介して第1の演出を行うためのものである。そして、この第1報知手段140は、第1の演出を、遊技者による停止操作手段51の最初の停止操作後に実行するように設定されている。この第1報知手段140は、スピーカ67からの音によって演出を実施するための停止後音演出制御手段141と、図柄表示手段41、すなわち回転リール40の停止図柄によって演出を実施する停止後出目演出制御手段142とを備えている。
急いで停止操作する遊技者や、目押しが不慣れな遊技者は、回転リール40を停止することに集中し、回転リール40を狙っている間は、液晶画面等の演出を見ない、また、演出を見る余裕が無い。また、全ての回転リール40を一気に停止させて演出を全く見ない遊技者もいる。第1報知手段140による第1の演出は、音や、リーチ目等の図柄表示(出目)により、短時間で、単純で、簡明な、いわゆる端的な演出を好む遊技者に対応するものである。
また、本実施の形態では、第1報知手段140は、第1の演出を、遊技者による停止操作手段51の最初の停止操作後に実行するように設定されているが、特にこれに限定されるものではない。具体的には、第1報知手段140は、第1の演出を、遊技者による停止操作手段51の第2番目の停止操作後や、或いは、第3番目の停止操作後に実行するように設定しても良いものである。
具体的には、この停止後出目演出制御手段142は、複数の停止テーブル等が記憶されているものである。そして、この停止後出目演出制御手段142は、回転リール40の停止図柄によって、いわゆるリーチ目や、チャンス目の図柄配列を停止図柄として停止させることにより、遊技者に所定の情報を提供する。
(第2報知手段150) 前記第2報知手段150は、計時判断手段130が、図6に示すように、計時スタートから判断基準時間の範囲内を超えたと判断した場合に遊技者へ報知装置66を介して第2の演出を行うためのものである。第2報知手段150は、第2の演出を、遊技者による停止操作手段51の最初の停止操作前から継続して実行するように形成されている。この第2報知手段150は、所定の当選役の当選に関する情報を、液晶画面の表示装置68によって遊技者へ報知する継続演出報知手段151を備えている。
第2報知手段150による第2の演出は、全ての停止操作(第1、第2及び第3の停止操作)が終了した後にぴったりと第2の演出が終了するように設定されている。もちろん、全ての停止操作が終了した後であっても、延長的に、第2の演出を継続させるようにしても良いものである。
(継続演出報知手段151) 継続演出報知手段151は、所定の当選役の当選に関する情報を、図柄表示手段41である回転リール40とは別の位置に設けられた液晶画面の表示装置68によって遊技者へ継続的に報知するためのものである。具体的には、継続演出報知手段151は、液晶画面を有する表示装置68に表示する静止画像表示データや、動画像表示データを記憶し、これらのデータを表示装置68へ送出して、表示装置68の液晶画像に所定の画像を継続的に表示できるように表示装置68を制御するものである。
(入賞演出データ記憶手段25) 上記入賞演出データ記憶手段25は、当選以外の入賞における報知装置66の演出データを記憶するためのものである。具体的には、例えば、BBゲームの入賞時の報知装置66のスピーカ67から発生させるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順序等のデータや、表示装置68に表示される図柄模様及び文字列のデータが記憶されているものである。もちろん、記憶する演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の報知装置によるものでも良いものである。
具体的には、BBゲームや、RBゲーム等や、他の小役等の所定の当選フラグ成立中に所定の入賞有効ライン上に当該当選図柄が揃うことにより入賞したときに、入賞演出データ記憶手段25からの演出情報に基づいて、報知ランプ69の所定位置のランプを点灯や点滅させたり、スピーカ67から所定の電子音を発生させたり、表示装置68に所定の画像表示を行わせるためのものである。
先ず、図7に示すステップ101において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、当選抽選手段110により当選抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ104に進む。
ステップ105において、計時判断手段130により、所定時間、具体的には、判断基準時間T2の経過前に最初に停止操作するためのストップスイッチ50の停止操作が遊技者により押下されたか否かが判定される。そして、計時判断手段130により、判断基準時間T2の経過前に最初に停止操作するためのストップスイッチ50の停止操作が遊技者により押下されていると判定された場合、次のステップ106に進む。
ステップ106において、第1報知手段140の演出処理が実施される。そして、次のステップ107に進む。
ステップ108において、当選図柄に相当するメダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ105において、計時判断手段130により、判断基準時間T2の経過前に最初に停止操作するためのストップスイッチ50の停止操作が遊技者により押下されていないと判定された場合、次のステップ109に進む。
前記ステップ107において、入賞していないと判定された場合、ステップ108を飛び越して、遊技が終了する。
上述したステップ102の当選抽選処理について、図8のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の当選乱数発生手段111により発生された乱数の中から当選乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ202において、当選判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、当選判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。これにより、どの停止テーブルを使用するが決定され、当選抽選処理が終了する。
ステップ340において、停止後音演出制御手段141及び停止後出目演出制御手段142が、スタンバイ状態となる。具体的には、停止後音演出制御手段141は、当選抽選手段110の当選抽選結果、所定の当選役に対応した音声データが出力可能状態となって、第1番目のストップスイッチ50の停止操作を待って、出力可能な状態となる。また、停止後出目演出制御手段142は、所定の当選抽選手段110の当選抽選結果、所定の当選役に対応して停止テーブルが、使用可能状態となって、各ストップスイッチ50の停止操作を待って、予め設定した所定の図柄が停止図柄となるように停止可能な状態となる。そして、次のステップ341に進む。
ステップ342において、停止後音演出制御手段141により、スピーカ67から所定の当選役が当選していることが遊技者に理解できるような音声が出力される。そして、次のステップ343に進む。
ステップ343において、第1番目に停止する回転リール40の回転停止処理が行われる。具体的には、当選抽選手段110の抽選結果、選択された停止テーブルに基づいて、ストップスイッチ50の押下タイミングにより、停止位置が決定されるものである。なお、停止テーブルは、各図柄位置でストップスイッチ50を操作した場合に所定の基準位置から停止するまでのコマ数(図柄数)が、回転リール40の21個の図柄位置のそれぞれに対して設定されているものである。この停止テーブルは、各抽選結果に対応した複数のものが予め設定されているものであり、当選抽選手段110の抽選結果により所定の停止テーブルのうちから選択されるものである。そして、次のステップ344に進む。
ステップ345において、第2番目又は第3番目に停止する回転リール40の回転停止処理が行われる。具体的には、当選抽選手段110の抽選結果、選択された停止テーブルに基づいて、ストップスイッチ50の押下タイミングにより、停止位置が決定されるものである。そして、次のステップ346に進む。
ステップ347において、停止後出目演出制御手段142による停止図柄の表示による演出が終了する。そして、第1報知手段140の演出処理が終了する。
前記ステップ341において、第1番目の停止操作に係るストップスイッチ50が遊技者によって押下されていないと判定された場合、当該ステップに入る前に移行して、結果として待機状態となる。
前記ステップ346において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われてなく、すなわち停止操作が完了していないと判定された場合、ステップ344に戻る。
上述したステップ109の第2報知手段150の演出処理について、図10のフローを用いて説明する。
ステップ461において、第1番目、第2番目又は第3番目の停止操作に係るストップスイッチ50が遊技者によって押下されたか否かが判定される。そして、第1番目、第2番目又は第3番目の停止操作に係るストップスイッチ50が遊技者によって押下されていると判定された場合、次のステップ462に進む。
ステップ462において、第1番目、第2番目又は第3番目に停止する回転リール40の回転停止処理が行われる。具体的には、当選抽選手段110の抽選結果、選択された停止テーブルに基づいて、ストップスイッチ50の押下タイミングにより、停止位置が決定されるものである。そして、次のステップ463に進む。
ステップ464において、継続演出報知手段151により、表示装置68の液晶画面を介した画像表示演出が終了する。そして、第2報知手段150の演出処理が終了する。
前記ステップ461において、第1番目、第2番目又は第3番目の停止操作に係るストップスイッチ50が遊技者によって押下されていないと判定された場合、当該ステップに入る前に移行し、結果として待機状態となる。
また、この遊技機(10)を、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための複数個の図柄表示手段(41)、遊技者により図柄表示手段(41)の変動表示を停止表示へ移行させるため、図柄表示手段(41)が変動表示へ移行してから所定時間(以後、「準備時間」と定義する)経過後に停止操作可能となって、複数個の図柄表示手段(41)を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段(51)、図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)、当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)、当選抽選手段(110)の結果に基づく、所定の当選役に関する情報を遊技者へ報知するための複数の報知装置(66)として機能させ、当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の当選役に当選し、且つ遊技状況が当選役に応じて予め定められた図柄(61)表示の態様になることにより入賞となるように実行可能な遊技機(10)用プログラムにおいて、遊技機(10)を、停止操作手段(51)の停止操作可能開始時から遊技者による停止操作手段(51)の全ての変動表示に係る停止操作のうち、少なくとも何れかの停止操作が行われたときまでの時間、又は、停止操作手段(51)の停止操作可能開始時から予め定めた所定時間(以後、「判断基準時間」と定義する)までをカウントする停止操作間隔計時手段(120)、停止操作間隔計時手段(120)がカウントした時間が、判断基準時間の範囲内であるか否かを判断する計時判断手段(130)、計時判断手段(130)が判断基準時間の範囲内であると判断した場合に遊技者へ第1の報知装置(66)を介して第1の演出を行うための第1報知手段(140)、計時判断手段(130)が判断基準時間の範囲内を超えたと判断した場合に遊技者へ第2の報知装置(66)を介して第2の演出を行うための第2報知手段(150)として機能させるための遊技機用プログラムによって制御することができる。
また、この遊技機10は、上述した遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いて制御することもできる。
なお、図柄表示手段41は、複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための手段をいう。また、この図柄表示手段41は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した現実の回転リール40を用い、この回転リール40の回転を制御するようにして形成することができる。また、この図柄表示手段41は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置を用い、この画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにして形成することもできる。
また、この遊技機用プログラムを用いて業務用或いは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとする場合には、現実の遊技メダルの払い出しを行い得ないので、この制御手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に遊技メダルの枚数を増やすような画像を表示するように形成することができる。
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 18 メダル投入口
20 制御装置 21 遊技制御装置
22 演出制御装置 23 主基板
24 サブ基板 25 入賞演出データ記憶手段
26 入賞演出制御手段 27 遊技制御手段
30 スタートスイッチ 40 回転リール
41 図柄表示手段 42 リールテープ
43 左側回転リール 44 中央回転リール
45 右側回転リール 50 ストップスイッチ
51 停止操作手段 60 リールユニット
61 図柄 65 払い出し装置
66 報知装置 67 スピーカ
68 表示装置 69 報知ランプ
70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御手段
90 BBゲーム制御手段 91 特定導入遊技制御手段
100 RBゲーム制御手段 101 特定遊技制御手段
110 当選抽選手段 111 当選乱数発生手段
112 当選乱数抽出手段 113 当選判定テーブル
114 当選判定手段 120 停止操作間隔計時手段
130 計時判断手段 140 第1報知手段
141 停止後音演出制御手段 142 停止後出目演出制御手段
150 第2報知手段 151 継続演出報知手段
Claims (7)
- 複数の図柄を変動表示又は停止表示するための複数個の図柄表示手段と、
遊技者により前記図柄表示手段の変動表示を停止表示へ移行させるため、前記図柄表示手段が変動表示へ移行してから所定時間(以後、「準備時間」と定義する)経過後に停止操作可能となって、複数個の前記図柄表示手段を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段と、
前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、
前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段と、
前記当選抽選手段の結果に基づく、所定の当選役に関する情報を遊技者へ報知するための複数の報知装置とを備え、
前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となるように設定された遊技機において、
前記停止操作手段の停止操作可能開始時から遊技者による前記停止操作手段の全ての変動表示に係る停止操作のうち、少なくとも何れかの停止操作が行われたときまでの時間、又は、前記停止操作手段の停止操作可能開始時から予め定めた所定時間(以後、「判断基準時間」と定義する)までをカウントする停止操作間隔計時手段と、
前記停止操作間隔計時手段がカウントした時間が、前記判断基準時間の範囲内であるか否かを判断する計時判断手段と、
前記計時判断手段が前記判断基準時間の範囲内であると判断した場合に遊技者へ第1の前記報知装置を介して第1の演出を行うための第1報知手段と、
前記計時判断手段が前記判断基準時間の範囲内を超えたと判断した場合に遊技者へ第2の前記報知装置を介して第2の演出を行うための第2報知手段とを備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記第1報知手段は、第1の演出を、遊技者による前記停止操作手段の複数の停止操作のうち、少なくとも何れかの停止操作の後、実行し、
前記第2報知手段は、第2の演出を、遊技者による前記停止操作手段の最初の停止操作前から継続して実行するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記図柄表示手段を3個形成し、
前記第1報知手段は、
前記図柄表示手段への第1番目の停止操作の後、又は、第3番目の停止操作の後のうち少なくと何れかで、所定の当選役の当選に関する情報を音によって遊技者へ報知するための停止後音演出制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。 - 前記図柄表示手段を3個形成し、
前記第1報知手段は、
前記図柄表示手段への第1番目の停止操作の後、又は、第3番目の停止操作の後のうち少なくと何れかで、所定の当選役の当選に関する情報を前記図柄表示手段の停止表示の図柄の配置によって遊技者へ報知する停止後出目演出制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。 - 前記第2報知手段は、
少なくとも所定の当選役の当選に関する情報を、図柄表示手段とは別の位置に設けられた表示装置によって遊技者へ継続的に報知する継続演出報知手段を備えたことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の遊技機。 - 遊技機を、
複数の図柄を変動表示又は停止表示するための複数個の図柄表示手段、
遊技者により前記図柄表示手段の変動表示を停止表示へ移行させるため、前記図柄表示手段が変動表示へ移行してから所定時間(以後、「準備時間」と定義する)経過後に停止操作可能となって、複数個の前記図柄表示手段を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段、
前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段、
前記当選抽選手段の結果に基づく、所定の当選役に関する情報を遊技者へ報知するための複数の報知装置として機能させ、
前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となるように実行可能な遊技機用プログラムにおいて、
前記遊技機を、
前記停止操作手段の停止操作可能開始時から遊技者による前記停止操作手段の全ての変動表示に係る停止操作のうち、少なくとも何れかの停止操作が行われたときまでの時間、又は、前記停止操作手段の停止操作可能開始時から予め定めた所定時間(以後、「判断基準時間」と定義する)までをカウントする停止操作間隔計時手段、
前記停止操作間隔計時手段がカウントした時間が、前記判断基準時間の範囲内であるか否かを判断する計時判断手段、
前記計時判断手段が前記判断基準時間の範囲内であると判断した場合に遊技者へ第1の前記報知装置を介して第1の演出を行うための第1報知手段、
前記計時判断手段が前記判断基準時間の範囲内を超えたと判断した場合に遊技者へ第2の前記報知装置を介して第2の演出を行うための第2報知手段として機能させるための遊技機用プログラム。 - 遊技機を、
複数の図柄を変動表示又は停止表示するための複数個の図柄表示手段、
遊技者により前記図柄表示手段の変動表示を停止表示へ移行させるため、前記図柄表示手段が変動表示へ移行してから所定時間(以後、「準備時間」と定義する)経過後に停止操作可能となって、複数個の前記図柄表示手段を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段、
前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段、
前記当選抽選手段の結果に基づく、所定の当選役に関する情報を遊技者へ報知するための複数の報知装置として機能させ、
前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となるように実行可能な遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記遊技機を、
前記停止操作手段の停止操作可能開始時から遊技者による前記停止操作手段の全ての変動表示に係る停止操作のうち、少なくとも何れかの停止操作が行われたときまでの時間、又は、前記停止操作手段の停止操作可能開始時から予め定めた所定時間(以後、「判断基準時間」と定義する)までをカウントする停止操作間隔計時手段、
前記停止操作間隔計時手段がカウントした時間が、前記判断基準時間の範囲内であるか否かを判断する計時判断手段、
前記計時判断手段が前記判断基準時間の範囲内であると判断した場合に遊技者へ第1の前記報知装置を介して第1の演出を行うための第1報知手段、
前記計時判断手段が前記判断基準時間の範囲内を超えたと判断した場合に遊技者へ第2の前記報知装置を介して第2の演出を行うための第2報知手段として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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