JP2002095492A - β−1,3;1,4−マンナンの製造方法 - Google Patents
β−1,3;1,4−マンナンの製造方法Info
- Publication number
- JP2002095492A JP2002095492A JP2000291038A JP2000291038A JP2002095492A JP 2002095492 A JP2002095492 A JP 2002095492A JP 2000291038 A JP2000291038 A JP 2000291038A JP 2000291038 A JP2000291038 A JP 2000291038A JP 2002095492 A JP2002095492 A JP 2002095492A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mannan
- yeast
- producing
- rhodotorula
- culture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 β-1,3;1,4-マンナンを効率よく製造する。
【解決手段】 ロドトルラ属に属し、β-1,3;1,4-マン
ナン生産能を有する酵母を培養して培地中にβ-1,3;1,4
-マンナンを生成・蓄積させ、これを単離・精製する。
ナン生産能を有する酵母を培養して培地中にβ-1,3;1,4
-マンナンを生成・蓄積させ、これを単離・精製する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、β-1,3;1,4-
マンナンの製造方法と、この方法に使用する微生物(酵
母)に関するものである。この発明方法によって得られ
るβ-1,3;1,4-マンナンは食品工業の分野において機能
性の付与等に使用することができる。
マンナンの製造方法と、この方法に使用する微生物(酵
母)に関するものである。この発明方法によって得られ
るβ-1,3;1,4-マンナンは食品工業の分野において機能
性の付与等に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】β-1,3-;β-1,4-マンナンは、分子内に
β-1,3-D-マンノビラノシド結合およびβ-1,4-D-マンノ
ビラノシド結合を交互に一個づつ持つ特異的なマンナン
であり、ロドトルラ属酵母のみが生産する(Can. J. Ch
em., 43:950, 1965)。
β-1,3-D-マンノビラノシド結合およびβ-1,4-D-マンノ
ビラノシド結合を交互に一個づつ持つ特異的なマンナン
であり、ロドトルラ属酵母のみが生産する(Can. J. Ch
em., 43:950, 1965)。
【0003】これまで、このマンナンが血清コリンエス
テラーゼの活性化および安定化作用を有し、いくつかの
動物腫瘍の発達を阻害することが知られている(Carbo.
Res., 75:189, 1979)。
テラーゼの活性化および安定化作用を有し、いくつかの
動物腫瘍の発達を阻害することが知られている(Carbo.
Res., 75:189, 1979)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、さら
に、β-1,3-;β-1,4-マンナンの生産を効率的にしかも
収率よく行う工業的製造法が求められていた。
に、β-1,3-;β-1,4-マンナンの生産を効率的にしかも
収率よく行う工業的製造法が求められていた。
【0005】この出願の発明は、以上のとおりの事情に
鑑みてなされたものであって、β-1,3-;β-1,4-マンナ
ンを効率的にしかも収率よく製造する方法を提供するこ
とを課題としている。また、この出願の発明は、この製
造方法に使用する新しい酵母株を提供することを課題と
してもいる。
鑑みてなされたものであって、β-1,3-;β-1,4-マンナ
ンを効率的にしかも収率よく製造する方法を提供するこ
とを課題としている。また、この出願の発明は、この製
造方法に使用する新しい酵母株を提供することを課題と
してもいる。
【0006】
【発明が解決するための手段】この出願の発明者らは、
β-1,3-;β-1,4-マンナンを工業的規模で大量製造する
ために必要な微生物を得るべく、広く天然界を検索した
結果、ロドトルラ属に属するある種の酵母が量産性良く
β-1,3-;β-1,4- マンナンを産生することを見出してこ
の発明を完成した。
β-1,3-;β-1,4-マンナンを工業的規模で大量製造する
ために必要な微生物を得るべく、広く天然界を検索した
結果、ロドトルラ属に属するある種の酵母が量産性良く
β-1,3-;β-1,4- マンナンを産生することを見出してこ
の発明を完成した。
【0007】すなわち、この出願は、前記の課題を解決
するものとして、ロドトルラ属に属し、β-1,3;1,4-マ
ンナン生産能を有する酵母を培養して培地中にβ-1,3;
1,4-マンナンを生成・蓄積させ、これを単離・精製する
ことを特徴とするβ-1,3;1,4-マンナンの製造方法を提
供する。
するものとして、ロドトルラ属に属し、β-1,3;1,4-マ
ンナン生産能を有する酵母を培養して培地中にβ-1,3;
1,4-マンナンを生成・蓄積させ、これを単離・精製する
ことを特徴とするβ-1,3;1,4-マンナンの製造方法を提
供する。
【0008】この製造方法においては、培地が液体培地
であること、ロドトルラ属に属する酵母を好気的に培養
すること、pH4.0〜8.0で培養を開始し、その後pH1.6〜
2.0で培養を行うことをそれぞれ好ましい態様としてい
る。
であること、ロドトルラ属に属する酵母を好気的に培養
すること、pH4.0〜8.0で培養を開始し、その後pH1.6〜
2.0で培養を行うことをそれぞれ好ましい態様としてい
る。
【0009】また、ロドトルラ属に属する酵母が、Rhod
otorula mucilaginosa YR-2株(FERM P-18024)である
ことを別の態様としてもいる。
otorula mucilaginosa YR-2株(FERM P-18024)である
ことを別の態様としてもいる。
【0010】この出願はまた、ロドトルラ属に属し、β
-1,3;1,4-マンナン生産能を有する酵母株を提供する。
そして、そのような酵母株として、Rhodotorula mucila
ginosa YR-2株(FERM P-18024)を提供する。
-1,3;1,4-マンナン生産能を有する酵母株を提供する。
そして、そのような酵母株として、Rhodotorula mucila
ginosa YR-2株(FERM P-18024)を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】この出願の発明は、β-1,3;1,4-
マンナン生産能を有するロドトルラ属酵母を培養して培
地中にβ-1,3;1,4-マンナンを生成・蓄積させ、これを
単離・精製することを特徴とする。培地としては、固形
培地や液体培地を用いることができるが、液体培地が好
ましい。培養に使用する炭素源は蔗糖が用いられ、その
培地に対する添加量は10%W/Vが好ましい。炭素源の添
加方法は、培養開始時に全量を一括して添加する方法、
逐次的または連続的に添加して総量として、上記の量と
なるようにする方法等いずれの方法でもよい。窒素源は
硫酸アンモニウムが用いられ、その培地に対する添加量
は2%W/Vが好ましい。さらに、炭素源、窒素源の他
に、0.1%のKH2PO4、0.05%の MgSO4・7H2O、0.01%の
CaCl2・H2O、0.01%のNaClおよび0.3%の酵母エキスを
添加することが望ましい。また、ロドトルラ酵母の培養
開始時のpHは4.0〜8.0、好ましくは約6.0であるので、
約2規定の水酸化ナトリウムで調整する必要がある。
マンナン生産能を有するロドトルラ属酵母を培養して培
地中にβ-1,3;1,4-マンナンを生成・蓄積させ、これを
単離・精製することを特徴とする。培地としては、固形
培地や液体培地を用いることができるが、液体培地が好
ましい。培養に使用する炭素源は蔗糖が用いられ、その
培地に対する添加量は10%W/Vが好ましい。炭素源の添
加方法は、培養開始時に全量を一括して添加する方法、
逐次的または連続的に添加して総量として、上記の量と
なるようにする方法等いずれの方法でもよい。窒素源は
硫酸アンモニウムが用いられ、その培地に対する添加量
は2%W/Vが好ましい。さらに、炭素源、窒素源の他
に、0.1%のKH2PO4、0.05%の MgSO4・7H2O、0.01%の
CaCl2・H2O、0.01%のNaClおよび0.3%の酵母エキスを
添加することが望ましい。また、ロドトルラ酵母の培養
開始時のpHは4.0〜8.0、好ましくは約6.0であるので、
約2規定の水酸化ナトリウムで調整する必要がある。
【0012】必要に応じ、エイノールなどの消泡剤を添
加する。培養は通気攪拌の好気的条件下でおこなうのが
好ましい。培養温度は25〜30℃、好ましくは約30℃であ
る。培養は、pH4.0〜7.0、好ましくは約6.0で開始し、
その後、pH1.6〜2.0、好ましくは約1.8に保持する。培
養中のpHはアンモニア水を添加して調整すればよい。培
養時間はβ-1,3-;β-1,4-マンナンの生成量が最大に達
するまで培養すればよい。好ましくは4日から5日であ
る。以上の培養によって得られた培養液は、遠心分離
後、珪藻土濾過により菌体を取り除く。さらに限外濾過
による濃縮を経て、エタノールを2〜4倍量添加して粗
精製のβ-1,3-:β-1,4-マンナンを得ることができる。
必要に応じ、イオン交換樹脂、ゲル濾過等の一般的な酵
素精製法により精製することができる。
加する。培養は通気攪拌の好気的条件下でおこなうのが
好ましい。培養温度は25〜30℃、好ましくは約30℃であ
る。培養は、pH4.0〜7.0、好ましくは約6.0で開始し、
その後、pH1.6〜2.0、好ましくは約1.8に保持する。培
養中のpHはアンモニア水を添加して調整すればよい。培
養時間はβ-1,3-;β-1,4-マンナンの生成量が最大に達
するまで培養すればよい。好ましくは4日から5日であ
る。以上の培養によって得られた培養液は、遠心分離
後、珪藻土濾過により菌体を取り除く。さらに限外濾過
による濃縮を経て、エタノールを2〜4倍量添加して粗
精製のβ-1,3-:β-1,4-マンナンを得ることができる。
必要に応じ、イオン交換樹脂、ゲル濾過等の一般的な酵
素精製法により精製することができる。
【0013】培養するロドトルラ属酵母は、β-1,3;1,4
-マンナン産生能を有する酵母であればどのようなもの
でも使用可能であるが、特に、この出願の発明者らが天
然界から新たに単離した新規酵母ロドトルラ・ムシラギ
ノザ(Rhodotorula mucilaginosa) YR−2株が好ましい。
このYR-2株は、β-1,3;1,4-マンナンの生産能を有する
し、生育の至適pHを酸性側に有するロドトルラ属に属す
る新規の酵母であり、平成12年9月6日付で生命工学工業
技術研究所に特許微生物(受託番号:FERM P-18024)と
して寄託されている。表1はこのYR-2株の菌学的諸性質
であり、The Yeasts,a taxonomic study第4版に従っ
て、Rhodotorula mucilaginosaに属する新たな菌株と同
定した。
-マンナン産生能を有する酵母であればどのようなもの
でも使用可能であるが、特に、この出願の発明者らが天
然界から新たに単離した新規酵母ロドトルラ・ムシラギ
ノザ(Rhodotorula mucilaginosa) YR−2株が好ましい。
このYR-2株は、β-1,3;1,4-マンナンの生産能を有する
し、生育の至適pHを酸性側に有するロドトルラ属に属す
る新規の酵母であり、平成12年9月6日付で生命工学工業
技術研究所に特許微生物(受託番号:FERM P-18024)と
して寄託されている。表1はこのYR-2株の菌学的諸性質
であり、The Yeasts,a taxonomic study第4版に従っ
て、Rhodotorula mucilaginosaに属する新たな菌株と同
定した。
【0014】
【表1】
【0015】この出願の発明方法によって得られるβ-
1,3-;β-1,4-マンナンは食品工業、化学工業等の各分野
において使用しうる。例えば食品に用いる場合、増粘
剤、結着剤等として使用することができる。また、β-
1,3-;β-1,4-マンナンはそれ自体または他の食品素材と
組み合わせることにより、種々のタイプの食品を作るこ
とができる。例えば、こんにゃく様食品、各種ゼリー
類、シート状・ソーメン状等の各種成型食品、米飯の成
型品、食用フィルム、低カロリー食品、食物繊維含有食
品等が挙げられる。化学工業に用いる場合には、化粧品
保水剤、合成繊維素材等の成分として使用することがで
きる。
1,3-;β-1,4-マンナンは食品工業、化学工業等の各分野
において使用しうる。例えば食品に用いる場合、増粘
剤、結着剤等として使用することができる。また、β-
1,3-;β-1,4-マンナンはそれ自体または他の食品素材と
組み合わせることにより、種々のタイプの食品を作るこ
とができる。例えば、こんにゃく様食品、各種ゼリー
類、シート状・ソーメン状等の各種成型食品、米飯の成
型品、食用フィルム、低カロリー食品、食物繊維含有食
品等が挙げられる。化学工業に用いる場合には、化粧品
保水剤、合成繊維素材等の成分として使用することがで
きる。
【0016】以下、実施例を示し、この出願の発明につ
いてさらに詳細かつ具体的に説明するが、この出願の発
明は以下の例に限定されるものではない。
いてさらに詳細かつ具体的に説明するが、この出願の発
明は以下の例に限定されるものではない。
【0017】実施例 表2に組成を示した種培地を500mlの三角フラスコに100
ml分注し、121℃で15分間蒸気滅菌した。この培地に、Y
R-2株の斜面培養物を1エーゼ接種して30℃で24時間培
養し、種培養物とした。一方、主培地としては、表2の
組成からショ糖および酵母エキスを除く培地7リットル
分をジャーファーメンターに仕込み次いで滅菌した。シ
ョ糖および酵母エキスはそれぞれ別途滅菌し種培地を移
植する直前に添加した。十分に生育した種培養物を1ml
当たり106の細胞濃度となるよう主培地に移植し、攪拌
数550rpm、通気7.0リットル、30℃の条件下で5日間培
養した。培地のpHはアンモニア水を添加して1.8に保
持した。
ml分注し、121℃で15分間蒸気滅菌した。この培地に、Y
R-2株の斜面培養物を1エーゼ接種して30℃で24時間培
養し、種培養物とした。一方、主培地としては、表2の
組成からショ糖および酵母エキスを除く培地7リットル
分をジャーファーメンターに仕込み次いで滅菌した。シ
ョ糖および酵母エキスはそれぞれ別途滅菌し種培地を移
植する直前に添加した。十分に生育した種培養物を1ml
当たり106の細胞濃度となるよう主培地に移植し、攪拌
数550rpm、通気7.0リットル、30℃の条件下で5日間培
養した。培地のpHはアンモニア水を添加して1.8に保
持した。
【0018】
【表2】
【0019】培養終了後、遠心分離(10,000rpm、15
分)および珪藻土濾過により、菌体を除去した。得られ
た上澄液は平均分子量10,000の限外濾過膜を用いて約10
分の1に濃縮した後、4倍量のエタノールを加えてβ-
1,3-;β-1,4-マンナンを沈殿させた。遠心分離後、エタ
ノールを加えて洗浄した後、少量の蒸留水に溶解し、凍
結乾燥によりβ-1,3-;β-1,4-マンナンの粉末が得られ
た。粉末に含まれるマンノース含量をガスクロマトグラ
フィーにより定量して、乾燥重量に占めるβ-1,3-;β-
1,4-マンナン生成量を求めた。生成量は8.0mg/mlであっ
た。この生成量は、これまで報告されている2.2mg/ml
(Can. J. Chem., 43:950-954, 1965参照)に比べ、著
しく高い。
分)および珪藻土濾過により、菌体を除去した。得られ
た上澄液は平均分子量10,000の限外濾過膜を用いて約10
分の1に濃縮した後、4倍量のエタノールを加えてβ-
1,3-;β-1,4-マンナンを沈殿させた。遠心分離後、エタ
ノールを加えて洗浄した後、少量の蒸留水に溶解し、凍
結乾燥によりβ-1,3-;β-1,4-マンナンの粉末が得られ
た。粉末に含まれるマンノース含量をガスクロマトグラ
フィーにより定量して、乾燥重量に占めるβ-1,3-;β-
1,4-マンナン生成量を求めた。生成量は8.0mg/mlであっ
た。この生成量は、これまで報告されている2.2mg/ml
(Can. J. Chem., 43:950-954, 1965参照)に比べ、著
しく高い。
【0020】この多糖を定法(Can. J. Chem., 43:950-
954, 1965参照)およびNMR分析により解析した結果、そ
の構造は、図1に示したようにβ-1,3-D-マンノシビラ
ノシド結合とβ-1,4-D-マンノシビラノシド結合を交互
に有する直鎖の構造であった。図2はβ-1,3-;β-1,4-
マンナンのCOSY、HMQC、HMBCのスペクトルを示す。HMBC
でのS1およびS2のクロスピークはそれぞれ1,4-;1,3-結
合を示す。さらに、比旋光度が-93.4°であることによ
り、β結合を有することが確認された。マンナンの分子
量(約10kDa)および比旋光度(-93.4°)は、これまで知
られているβ-1,3-;β-1,4-マンナンとは異なってい
た。
954, 1965参照)およびNMR分析により解析した結果、そ
の構造は、図1に示したようにβ-1,3-D-マンノシビラ
ノシド結合とβ-1,4-D-マンノシビラノシド結合を交互
に有する直鎖の構造であった。図2はβ-1,3-;β-1,4-
マンナンのCOSY、HMQC、HMBCのスペクトルを示す。HMBC
でのS1およびS2のクロスピークはそれぞれ1,4-;1,3-結
合を示す。さらに、比旋光度が-93.4°であることによ
り、β結合を有することが確認された。マンナンの分子
量(約10kDa)および比旋光度(-93.4°)は、これまで知
られているβ-1,3-;β-1,4-マンナンとは異なってい
た。
【0021】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この出願の
発明によって、β-1,3;1,4-マンナン生産能に優れた新
規酵母と、この酵母を用いることによってβ-1,3;1,4-
マンナンを効率よく製造する方法が提供される。
発明によって、β-1,3;1,4-マンナン生産能に優れた新
規酵母と、この酵母を用いることによってβ-1,3;1,4-
マンナンを効率よく製造する方法が提供される。
【図1】β-1,3;1,4-マンナンの構造を示す。
【図2】β-1,3;1,4-マンナンのCOSY,HMQC,HMBCスペク
トルを示す。
トルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12R 1:645) C12R 1:645) (72)発明者 森井 直也 山形県鶴岡市新形町15−6メゾン703 8 号室 Fターム(参考) 4B064 AF11 CA06 CD09 CE06 CE16 DA10 4B065 AA78X AC12 AC14 BA22 BB16 BC02 BC03 BC05 BD15 BD18
Claims (7)
- 【請求項1】 ロドトルラ属に属し、β-1,3;1,4-マン
ナン生産能を有する酵母を培養して培地中にβ-1,3;1,4
-マンナンを生成・蓄積させ、これを単離・精製するこ
とを特徴とするβ-1,3;1,4-マンナンの製造方法。 - 【請求項2】 培地が液体培地である請求項1の方法。
- 【請求項3】 ロドトルラ属に属する酵母を好気的に培
養する請求項1または2の方法。 - 【請求項4】 pH4.0〜7.0で培養を開始し、その後pH1.
6〜2.0で培養を行う請求項1から3のいずれかの方法。 - 【請求項5】 ロドトルラ属に属する酵母が、Rhodotor
ula mucilaginosa YR-2株(FERM P-18024)である請求
項1から4のいずれかの方法。 - 【請求項6】 ロドトルラ属に属し、β-1,3:1,4-マン
ナン生産能を有する酵母株。 - 【請求項7】 Rhodotorula mucilaginosa YR-2株(FER
M P-18024)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000291038A JP2002095492A (ja) | 2000-09-25 | 2000-09-25 | β−1,3;1,4−マンナンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000291038A JP2002095492A (ja) | 2000-09-25 | 2000-09-25 | β−1,3;1,4−マンナンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002095492A true JP2002095492A (ja) | 2002-04-02 |
JP2002095492A5 JP2002095492A5 (ja) | 2005-06-30 |
Family
ID=18774181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000291038A Pending JP2002095492A (ja) | 2000-09-25 | 2000-09-25 | β−1,3;1,4−マンナンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002095492A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004230373A (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Systec Inc | 複数の移動相流を脱気および混合するための統合装置 |
JP2005060288A (ja) * | 2003-08-11 | 2005-03-10 | Japan Science & Technology Agency | 免疫賦活剤及び抗腫瘍剤 |
-
2000
- 2000-09-25 JP JP2000291038A patent/JP2002095492A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004230373A (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Systec Inc | 複数の移動相流を脱気および混合するための統合装置 |
JP2005060288A (ja) * | 2003-08-11 | 2005-03-10 | Japan Science & Technology Agency | 免疫賦活剤及び抗腫瘍剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Zevenhuizen | Selective synthesis of polysaccharides by Rhizobium trifolii, strain TA-1 | |
JPH0739386A (ja) | バクテリアセルロースの製造方法 | |
JP2654825B2 (ja) | 新規環状イヌロオリゴ糖およびその製造法 | |
JP2002095492A (ja) | β−1,3;1,4−マンナンの製造方法 | |
JP3081901B2 (ja) | γ−ポリグルタミン酸の製造法 | |
JPS62228293A (ja) | エンド型イヌリナーゼおよびその産生方法 | |
JP3525190B2 (ja) | ε−ポリ−L−リジンを著量に生産する菌株及びそれを用いたε−ポリ−L−リジンの製造法 | |
JPS5982092A (ja) | 新規菌株 | |
JP3722522B2 (ja) | β−1,3−グルカンの製造法 | |
JP2620795B2 (ja) | コロミン酸の製造法 | |
JPH0258912B2 (ja) | ||
JP4303526B2 (ja) | (−)−2−デオキシ−シロ−イノソースの製造方法 | |
WO2007135941A1 (ja) | 酢酸菌型セラミドの製造方法 | |
JPH0714355B2 (ja) | L−カルニチンの調製方法 | |
JP2001069975A (ja) | キトサナーゼ | |
JP2708536B2 (ja) | ロドコッカス属細菌及びそれを用いる2―ヒドロキシ酪酸の製造法 | |
JP4262528B2 (ja) | (−)−ビボ−クエルシトールの製造方法 | |
JP2833081B2 (ja) | イヌロトリオース及び/又はイヌロテトラオースの製造方法 | |
JP2670130B2 (ja) | ロドコッカス属細菌の培養方法及び該微生物を用いた2―ケト酪酸の製造方法 | |
Grigorova et al. | Polysaccharides production by yeast in whey ultrafiltrate | |
JPH05308985A (ja) | ポリフラクタンの製造方法 | |
JPH02238888A (ja) | 微生物セルロース性物質の製造法 | |
JPH05137590A (ja) | 微生物によるラクトシルフラクトシドの精製法 | |
JP3626084B2 (ja) | エンド−β−1,3−マンナナーゼとその製造方法 | |
JPS63273471A (ja) | At−25菌 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040723 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20041015 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041116 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050315 |