JP2002095273A - 超音波モータ及びその駆動方法 - Google Patents

超音波モータ及びその駆動方法

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JP2002095273A
JP2002095273A JP2000391327A JP2000391327A JP2002095273A JP 2002095273 A JP2002095273 A JP 2002095273A JP 2000391327 A JP2000391327 A JP 2000391327A JP 2000391327 A JP2000391327 A JP 2000391327A JP 2002095273 A JP2002095273 A JP 2002095273A
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driving
voltage signal
ultrasonic motor
stator
torsional vibration
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Yukiyasu Kato
幸泰 加藤
Masahiko Komoda
晶彦 菰田
Motoyasu Yano
元康 谷野
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/14Drive circuits; Control arrangements or methods
    • H02N2/142Small signal circuits; Means for controlling position or derived quantities, e.g. speed, torque, starting, stopping, reversing
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/001Driving devices, e.g. vibrators
    • H02N2/0045Driving devices, e.g. vibrators using longitudinal or radial modes combined with torsion or shear modes
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/106Langevin motors

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】最適な駆動条件を確保することができるととも
にコストの低減を図ることができる超音波モータ及びそ
の駆動方法を提供する。 【解決手段】ステータ2には、縦振動検出用電極12が
設けられているとともに、ねじり振動を検出するための
ねじり振動検出用圧電素子8とねじり振動検出用電極板
14が設けられている。ねじり振動検出用電極板14か
らの電圧信号V1s又は縦振動検出用電極12からの電
圧信号V2sをそれぞれ検出し、ステータ2の実振動周
波数fnが共振周波数f1(モータ逆回転時には共振周
波数f2)となるようステータ2を駆動するための駆動
用電圧信号V1f(モータ逆回転時にはV2f)を自励
振駆動回路にてそれぞれ生成し第1及び第2電極板9,
10及び駆動用電極11に印加するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波モータ及び
その駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波モータとしては、図16及
び図17に示すような定在波型のものがある。この種の
超音波モータは、ロータ101及びステータ102から
構成されている。ステータ102は、金属ブロック10
4,105、圧電素子106,107,駆動用電極板1
08、縦振動検出用電極板109及び共通電極板11
0,111から構成され、それぞれが一本のボルト11
2により締付けられて連結されている。その駆動用電極
板108と縦振動検出用電極板109とは、図16に示
すように、同一の円板上に形成され、互いに電気的に導
通しないように形成されている。
【0003】又、前記ロータ101には、図17に示す
ように、ステータ102(金属ブロック104)の上面
から突き出た前記ボルト112が嵌挿され、ロータ10
1とステータ102とは、ナット113により締付けら
れて圧接されている。
【0004】この超音波モータは、駆動制御回路119
にて正逆回転される。駆動制御回路119は、図17に
示すように、回転方向選択回路120、周波数可変発振
回路121、電力増幅器122を備えている。回転方向
選択回路120は、超音波モータを正回転させる場合に
は正転信号s1を、超音波モータを逆回転させる場合に
は逆転信号s2を周波数可変発振回路121に出力す
る。周波数可変発振回路121は、回転方向選択回路1
20からの正転信号s1(又は逆転信号s2)に基づい
て超音波モータを正回転(又は逆回転)させるための共
振周波数f1の信号SGf1(又は周波数f2の信号S
Gf2)を生成し次段の電力増幅器122に出力する。
電力増幅器122は、この周波数f1の信号SGf1
(又は周波数f2の信号SGf2)を電力増幅して駆動
用電極板108及び共通電極板110,111に印加さ
れる。
【0005】そして、超音波モータは、電力増幅器12
2にて電力増幅された共振周波数f1の高周波電圧に基
づいて正回転する。この時のステータ102の振動は、
ねじり2次の振動を主としたねじり振動と縦振動からな
る複合振動である。また、超音波モータは、電力増幅器
122にて電力増幅された共振周波数f2の高周波電圧
に基づいて逆回転する。この時のステータ102の振動
は、縦1次の振動を主とした縦振動とねじり振動からな
る複合振動である。
【0006】ところで、電力増幅器122から正回転の
ための共振周波数f1の高周波電圧を印加しているにも
かかわらず、温度変化又は負荷の変動によって、超音波
モータ(ステータ102)は共振周波数f1で振動しな
くなり効率のよい回転ができなくなる。このことは、逆
回転のための共振周波数f2の高周波電圧を印加して、
超音波モータを逆回転させている場合も同様であった。
【0007】そこで、温度変化又は負荷の変動が生じて
も、超音波モータを共振周波数f1(又は共振周波数f
2)で振動させるために、駆動用電極板108及び共通
電極板110,111に印加する高周波電圧の周波数を
制御している。詳述すると、駆動制御回路119は、振
動比較回路130及び周波数制御回路131を備えてい
る。
【0008】振動比較回路130は、縦振動検出用電極
板109からのその時々のステータ102の振動状態を
示す検出信号を入力してステータ102の振動周波数
(実振動周波数という)を検出する。そして、振動比較
回路130は、この実振動周波数と共振周波数f1(又
は逆回転の場合は共振周波数f2)とを比較しその比較
結果を周波数制御回路131に出力する。
【0009】周波数制御回路131は、その比較結果に
基づいてステータ102の実振動周波数が共振周波数f
1(又は逆回転の場合は共振周波数f2)となるための
制御量を演算し、周波数可変発振回路121に出力す
る。周波数可変発振回路121は周波数制御回路131
からの制御量に基づいて信号SGf1(又は信号SGf
2)の周波数をステータ102の実振動周波数が共振周
波数f1(又は逆回転の場合は共振周波数f2)となる
ように可変させて電力増幅器122に出力する。
【0010】従って、温度又は負荷が変動しても、超音
波モータは共振周波数f1(又は逆回転の場合は共振周
波数f2)で振動し効率のよい回転を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ステータ1
02の振動は縦振動とねじり振動からなる複合振動であ
り、縦振動の振動形態とねじり振動の振動形態が異なる
ため、それぞれの振動形態を縦振動検出用電極板109
から精度よく検出するのは難しい。また、回路構成が複
雑で高価な振動比較回路130及び周波数制御回路13
1を使用していたため、超音波モータのコスト低減を図
る上の問題点となった。
【0012】本発明の目的は、最適な駆動条件を確保す
ることができるとともにコストの低減を図ることができ
る超音波モータ及びその駆動方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、駆動用圧電素子及び電
源供給用電極板が第1及び第2の金属ブロック体により
挟持固定されてなるステータと、該ステータに回動可能
に加圧接触されたロータとを備え、前記ステータに発生
する縦振動とねじり振動からなる複合振動により前記ロ
ータを回転駆動する超音波モータにおいて、前記ステー
タには、前記駆動用圧電素子及び電源供給用電極板とは
別にねじり振動を検出するためのねじり振動検出手段を
設けたことを要旨とする。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の超音波モータにおいて、前記ねじり振動検出手段は、
ねじり振動検出用圧電素子からなることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の超音
波モータにおいて、前記ねじり振動検出手段は、ステー
タにおけるねじり振動のひずみが多く発生する位置に配
置されていることを要旨とする。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1に記載の超音波モータにおいて、前記ステ
ータには、縦振動を検出するための縦振動検出用手段を
設けたことを要旨とする。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の超音波モータにおいて、前記ねじり振動検出手段から
の検出信号に基づいてねじり振動駆動用電圧信号を生成
しステータを駆動する第1駆動手段と、前記縦振動検出
用手段からの検出信号に基づいて縦振動駆動用電圧信号
を生成しステータを駆動する第2駆動手段とを備えた駆
動回路にて駆動されるようにしたことを要旨とする。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の超音波モータの駆動方法であって、前記縦振動検出手
段とねじり振動検出手段から電圧信号を検出し、ステー
タの実振動周波数が共振周波数となるようにステータを
駆動するための駆動用電圧信号を駆動回路にてそれぞれ
生成し、それぞれの駆動用電圧信号を前記電源供給用電
極板に印加するようにしたことを要旨とする。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の超音波モータの駆動方法において、前記駆動回路に
は、電圧信号生成回路を備え、該電圧信号生成回路にて
縦振動検出手段とねじり振動検出手段からの電圧信号に
基づいて電圧信号を生成するようにしたことを要旨とす
る。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の超音波モータの駆動方法であって、前記第1及び第2
駆動手段には、それぞれ第1及び第2電圧信号生成回路
及び第1及び第2周波数可変発振回路を備え、第1電圧
信号生成回路及び第1周波数可変発振回路にてねじり振
動検出手段からの電圧信号に基づいてねじり駆動用電圧
信号を生成し、第2電圧信号生成回路及び第2周波数可
変発振回路にて縦振動検出手段からの電圧信号に基づい
て縦駆動用電圧信号を生成し、それぞれの駆動用電圧信
号を前記電源供給用電極板に印加するようにしたことを
要旨とする。
【0020】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
超音波モータの正回転制御は、ねじり振動検出手段から
の電圧信号に基づいて行うことができる。その結果、縦
振動振動検出手段からの電圧信号に基づいて正回転制御
する従来の技術に比べて、ねじり2次振動を主として複
合振動にて正回転する超音波モータの正回転制御はより
精度高く行うことができる。
【0021】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、ねじり振動検出手段は、
ねじり振動検出用圧電素子だけにて構成することができ
ることから、超音波モータの部品点数及びコストの低減
を図ることができる。
【0022】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
及び2に記載の発明の作用に加えて、ねじり振動検出手
段は、ステータにおけるねじり振動のひずみが多く発生
する位置に配置されているため、ねじり振動検出手段に
よるねじり振動信号の検出はより正確である。その結
果、超音波モータに対して最適な駆動条件を確保するこ
とができる。
【0023】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3に記載の発明の作用に加えて、超音波モータの正逆
回転の振動状態を反映する電圧信号が縦振動検出手段と
ねじり振動検出手段によりそれぞれ検出され、その検出
された電圧信号に基づいて駆動回路にてそれぞれ自励振
駆動制御できるため、正逆回転の振動状態が同時に縦振
動検出手段にて検出する従来の技術に比べて超音波モー
タの駆動制御がより正確に行うことができる。その結
果、従来のような正逆回転の振動状態を精度よく見分け
るために必要とした複雑な振動比較回路や周波数制御回
路が不要となり、超音波モータの部品点数及びコストの
低減を更に図ることができる。
【0024】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の作用に加えて、ねじり振動検出手段から
の検出信号に基づいてねじり振動駆動用電圧信号を生成
しステータを駆動する第1駆動手段と、前記縦振動検出
用手段からの検出信号に基づいて縦振動駆動用電圧信号
を生成しステータを駆動する第2駆動手段とを備えた駆
動回路にて駆動制御されるようにした。従って、超音波
モータの正回転と逆回転の制御をそれぞれ分担できると
ともに、駆動制御の信頼性を向上することができる。
【0025】請求項6に記載の発明によれば、縦振動検
出手段とねじり振動検出手段から電圧信号を検出し、ス
テータの実振動周波数が共振周波数となるように駆動用
電圧信号を駆動回路にてそれぞれ生成し、それぞれの駆
動用電圧信号を前記電源供給用電極板に印加するように
した。従って、超音波モータは、そのステータの実振動
周波数が常に共振周波数に近づける最適な駆動条件にて
駆動制御することができる。その結果、最適な駆動条件
を確保するために従来で必要としていた複雑な振動比較
回路や駆動周波数を制御する周波数制御回路が不要とな
る。よって、超音波モータの駆動回路が簡単な構成です
むため、超音波モータの部品点数及びコストの低減を図
ることができる。
【0026】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
に記載の発明の作用に加えて、駆動回路には、電圧信号
生成回路を備え、該電圧信号生成回路にて縦振動検出手
段とねじり振動検出手段からの電圧信号に基づいて電圧
信号を生成するようにした。
【0027】従って、それぞれの振動状態をより正確に
追尾することができ、超音波モータに対して最適な駆動
条件を更に確保することができる。請求項8に記載の発
明によれば、ねじり振動駆動用電圧信号を生成する第1
駆動手段と縦振動駆動用電圧信号を生成する駆動手段が
それぞれ設けられていることから、超音波モータの正回
転と逆回転の制御をそれぞれ分担できるとともに、駆動
制御の信頼性を向上することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を定在波型の超音波
モータに具体化した一実施の形態を図面に従って説明す
る。
【0029】図1は、本実施形態の超音波モータ1の全
体の斜視図を示す。図2は、本実施形態の超音波モータ
1の分解斜視図を示す。図3は、本実施形態の超音波モ
ータ1の要部縦断面図を示す。
【0030】超音波モータ1は、ステータ2とロータ3
を備えている。ステータ2は第1及び第2の金属ブロッ
ク体4,5、第1及び第2駆動用圧電素子6,7、ねじ
り振動検出手段を構成するねじり振動検出用圧電素子
8、電源供給用電極板としての第1及び第2電極板9,
10、駆動用電極11と縦振動検出手段としての縦振動
検出用電極12とからなる第3電極板13、ねじり振動
検出手段を構成するねじり振動検出用電極板14、絶縁
板15を備えている。
【0031】第1の金属ブロック体4は、導電性金属の
アルミ合金からなり、第1及び第2ブロック部16,1
7と、フランジ18及びボルト19が一体に形成されて
いる。
【0032】第2ブロック部17は、その外周面に複数
(6個)のステータスリット20が傾斜して形成されて
いる。また、第2ブロック部17の上面17aの中心部
に立設されたボルト19は、軸部21及び同軸部21の
先端側において縮径されたネジ部22からなり、同ネジ
部22の外周面にはネジ山が設けられている。
【0033】第2の金属ブロック体5は、導電性金属の
アルミ合金からなり、その中心部に上端面23から凹部
24が設けられ、その凹部24の底部から当該第2の金
属ブロック体5を軸線方向に貫通するボルト締結孔25
が形成されている。
【0034】第1及び第2圧電素子6,7は円板状に形
成され、その中心部に貫通孔6a,7aがそれぞれ形成
されている。又、第1及び第2圧電素子6,7は、厚さ
方向(図2に示す上下方向)に分極されている。
【0035】ねじり振動検出用圧電素子8は円板状に形
成され、その中心部に貫通孔8aが形成されている。
又、ねじり振動検出用圧電素子8は、ねじり方向(図2
に示す矢印Pの円周方向)に分極されている。
【0036】第1及び第2電極板9,10は円板状に形
成され、その中心部に貫通孔9a,10aがそれぞれ形
成されている。又、第1及び第2電極板9,10の周面
には端子片9b,10bがそれぞれ形成され、この端子
片9b,10b間に所定の高周波交流電圧が印加される
ようになっている。
【0037】第3電極板13は、駆動用電極11と縦振
動検出用電極12を備え円板状に形成され、その中心部
に貫通孔13aが形成されている。駆動用電極11と縦
振動検出用電極12とは、互いに導通しないように絶縁
されている。第3電極板13の周面には駆動用電極11
に導通する端子片11bと縦振動検出用電極12に導通
する端子片12bがそれぞれ形成されている。端子片1
1bと端子片12bは、リード線を介してそれぞれ後述
する図4に示す駆動回路としての自励振駆動回路50と
接続されている。
【0038】ねじり振動検出用電極板14は円板状に形
成され、その中心部に貫通孔14aが形成されている。
ねじり振動検出用電極板14の周面には端子片14bが
形成され、その端子片14bは、リード線を介してそれ
ぞれ後述する図4に示す自励振駆動回路50と接続され
ている。絶縁板15は、樹脂等の絶縁材料にて円板状に
形成され、その中心部に貫通孔15aが形成されてい
る。
【0039】そして、前記第1の金属ブロック体4と第
2の金属ブロック体5の間には、第1及び第2駆動用圧
電素子6,7と、ねじり振動検出用圧電素子8と、第1
及び第2電極板9,10と、第3電極板13と、ねじり
振動検出用電極板14と、絶縁板15が配設されてい
る。詳述すると、第1の金属ブロック体4の上面から第
2の金属ブロック体5の下面に向かって、第1電極板
9、第1駆動用圧電素子6、第3電極板13、第2駆動
用圧電素子7、第2電極板10、ねじり振動検出用圧電
素子8、ねじり振動検出用電極板14、絶縁板15の順
に積層される。
【0040】そして、図3に示すように、第1及び第2
の金属ブロック体4,5は、上記した順序で積層された
第1及び第2駆動用圧電素子6,7と、ねじり振動検出
用圧電素子8と、第1及び第2電極板9,10と、第3
電極板13と、ねじり振動検出用電極板14と、絶縁板
15を挟んだ状態で、前記ボルト19のネジ部22が第
2の金属ブロック体5のボルト締結孔25に螺合される
ことにより、締結される。
【0041】尚、図3に示すように、予め定めた順序で
積層された第1及び第2駆動用圧電素子6,7、ねじり
振動検出用圧電素子8、第1及び第2電極板9,10、
第3電極板13、ねじり振動検出用電極板14、絶縁板
15の貫通孔6a〜14aには円筒状の絶縁カラー26
が配設され、そのカラー26内を前記ボルト19が貫通
するようにしている。
【0042】そして、ボルト19に対して第1及び第2
駆動用圧電素子6,7、ねじり振動検出用圧電素子8、
第1及び第2電極板9,10、第3電極板13、ねじり
振動検出用電極板14、絶縁板15がそれぞれ電気的に
絶縁状態となるように構成している。
【0043】前記第2の金属ブロック体5の上端面23
には、リング状に形成されたライニング材27が接着さ
れている。そして、このライニング材27の上面27a
には、前記ロータ3が同心軸上に載置されている。
【0044】上記ロータ3の中心部は、軸線方向に貫通
する軸心孔28となっている。この軸心孔28は、段差
部28aを介して下方に縮径されており、同段差部28
aの上方を第1軸心孔29、同下方を第2軸心孔30と
している。
【0045】図2に示されるように、ロータ3の外周面
には、複数(12個)のロータスリット31が傾斜して
形成されている。そして、各隣接するロータスリット3
1間は、それぞれ外周側に向かって周方向の幅が広がっ
て突出する略扇形状の突出片32となっている。また、
前記ロータ3を前記ライニング材27に載置した状態に
おいて各突出片32と同ライニング材27との当接面を
接触面32aとしている。
【0046】図3に示されるように、前記ロータ3は、
加圧機構41によりステータ2(ライニング材27の上
面27a)に押圧接触されている。この加圧機構41
は、収納カップ42、皿ばね43、ボールベアリング4
4及びナット45を備えている。
【0047】上記収納カップ42は、ロータ3の軸心孔
28内に固定されている。この収納カップ42は、前記
第2軸心孔30の内径よりも若干小さい外径を有して略
有底円筒状に形成されている。そして、収納カップ42
の上部開口端には、前記第1軸心孔29と同等の外径を
有して径方向外側に突出するフランジ部42aが形成さ
れている。又、収納カップ42の底部中央には、前記ボ
ルト19(ネジ部22)の外径よりも若干大きい内径を
有する貫通孔42bが形成されている。このように形成
された収納カップ42は、前記貫通孔42bにボルト1
9(ネジ部22)が挿通され、そのフランジ部42aが
前記段差部28a上において同第1軸心孔29に嵌着さ
れることで固定されている。
【0048】前記収納カップ42内には、前記皿ばね4
3が収納されている。この皿ばね43はその中央孔43
aにボルト19(ネジ部22)が挿通され、同皿ばね4
3の円環状の下端は収納カップ42の底部と接触した状
態とされている。
【0049】前記ボールベアリング44が遊嵌された前
記ボルト19のネジ部22の先端には、上記ナット45
が所定の位置まで螺合されている。ボールベアリング4
4の内輪44bはナット45にて下方に押圧されてい
る。これにより、皿ばね43は外輪44aにて下方に押
圧され、軸線方向に縮んだ状態とされている。そして、
収納カップ42の底部は皿ばね43にて下方に付勢さ
れ、ロータ3(突出片32)は、ステータ2の上面(ラ
イニング材27の上面27a)と押圧接触している。
又、このとき、ロータ3は、ボールベアリング44によ
りボルト19(ステータ2)に対して回転可能に支持さ
れている。
【0050】そして、上記のように構成された超音波モ
ータ1の駆動用電極11及び第1及び第2電極板9,1
0に高周波電圧を印加すると、第1及び第2駆動用圧電
素子6,7が振動する。その振動がねじり振動検出用圧
電素子8、ねじり振動検出用電極板14、絶縁板15を
介して第2の金属ブロック体5に伝わる。図6及び図7
は、有限要素法(FEM:Finite Elemente Method)を
利用して特定した振動時における超音波モータの形状を
示す説明図である。図8は、超音波モータの振動を説明
するための説明図。超音波モータ1が図6(a)に示す
時計回り方向(CW)に正回転するとき、ステータ2
(金属ブロック体5の上面)の振動は、図6(a)及び
図8(a)に示すように、ねじり2次の振動を主とした
ねじり振動(C1)と縦振動(C2)が合成された複合
振動(C)となっている。また、超音波モータ1を図7
(a)に示す反時計回り方向(CCW)に逆回転すると
き、ステータ2(金属ブロック体5の上面)の振動は、
図7(a)及び図8(b)に示すように、縦1次の振動
を主とした縦振動(C2)とねじり振動(C1)が合成
された複合振動(C)となっている。
【0051】次に、超音波モータ1を駆動するための駆
動回路としての自励振駆動回路50について説明する。
本実施形態の自励振駆動回路50は、図4に示すよう
に、切り替えスイッチ51と、電圧信号生成回路52
と、周波数可変発振回路53及びトランス54を備えて
いる。
【0052】前記切り替えスイッチ51は、図4に示す
ように、第1の切り替え端子51aと第2の切り替え端
子51bを備えている。第1の切り替え端子51aは前
記ねじり振動検出用電極板14に接続され、第2の切り
替え端子51bは前記縦振動検出用電極12に接続され
ている。本実施形態では、前記切り替えスイッチ51
は、超音波モータ1を正回転させるときに第1の切り替
え端子51aに切り替えられ、超音波モータ1を逆回転
させるときに第2の切り替え端子51bに切り替えられ
るようになっている。そして、超音波モータ1を正回転
させるとき、前記ねじり振動検出用電極板14に生じる
電圧信号V1sが切り替えスイッチ51を介して電圧信
号生成回路52に出力される。また、超音波モータ1を
逆回転させるとき、前記縦振動検出用電極12に生じる
電圧信号V2sが切り替えスイッチ51を介して電圧信
号生成回路52に出力される。
【0053】前記電圧信号生成回路52は、出力端子が
周波数可変発振回路53に接続されている。本実施形態
の電圧信号生成回路52は、ねじり振動検出用電極板1
4からの電圧信号V1s(モータ逆回転時には縦振動検
出用電極12からの電圧信号V2s)に基づいて可変の
電圧信号V1x(モータ逆回転時にはV2x)を生成し
周波数可変発振回路53に出力するようになっている。
また、本実施形態では、電圧信号生成回路52は、モー
タ始動時、つまり電圧信号V1s(又はV2s)がゼロ
のときにおいて電圧信号V1xa(モータ逆回転時には
V2xa)を生成し周波数可変発振回路53に出力する
ようになっている。
【0054】前記周波数可変発振回路53は、その入力
端子が前記電圧信号生成回路52に接続され、その出力
端子がトランス54の一次側巻線54aに接続されてい
る。本実施形態の周波数可変発振回路53は、電圧信号
生成回路52からの電圧信号V1x(又はV2x)に基
づいて可変の周波数f1x(モータ逆回転時にはf2
x)を有する駆動用電圧信号としての電圧信号V1f
(モータ逆回転時にはV2f)を生成し、該電圧信号V
1f(又はV2f)をトランス54に出力するようにな
っている。
【0055】なお、周波数可変発振回路53は、電圧信
号生成回路52から「V1xa」の電圧信号V1xを入
力したとき、周波数f1xが「f1」となる電圧信号V
1fを出力する。また、周波数可変発振回路53は、電
圧信号生成回路52から「V2xa」の電圧信号V2x
を入力したとき、周波数f2xが「f2」となる電圧信
号V1fを出力する。ここで、周波数f1は図5に示す
超音波モータ1の正回転時におけるステータ2の共振周
波数であり、周波数f2は超音波モータ1の逆回転時に
おけるステータ2の共振周波数である。
【0056】前記トランス54は、その一次側巻線54
aが前記周波数可変発振回路53に接続され、その二次
側巻線54bがそれぞれ前記駆動用電極11及び第1及
び第2電極板9,10に接続されている。本実施形態の
トランス54は、前記周波数可変発振回路53からの電
圧信号V1f(又はV2f)を電力増幅させ前記駆動用
電極11及び第1及び第2電極板9,10の間に印加す
るようになっている。
【0057】次に、前記自励振駆動回路50にて本実施
形態の超音波モータ1を駆動する駆動方法について説明
する。まず、超音波モータ1を正回転させる場合、前記
切り替えスイッチ51は第1の切り替え端子51aに切
り替えられている。始動時に前記電圧信号生成回路52
は電圧信号V1sがゼロであることに基づいて電圧信号
V1x(=V1xa)を生成し周波数可変発振回路53
に出力する。
【0058】そして、電圧信号生成回路52からの電圧
信号V1x(=V1xa)に基づいて周波数可変発振回
路53には共振周波数f1と同じ周波数の電圧信号V1
fを生成する。この電圧信号V1fはトランス54によ
り昇圧された後、駆動用電極11及び第1及び第2電極
板9,10に印加される。すると、金属ブロック体5の
上面に加圧接触されたロータ3はねじり2次の振動を主
とした複合振動によって図6(a)に示す時計回り方向
(CW)に正回転される。
【0059】また、ステータ2が振動することによって
超音波モータ1は正回転し始めたら、ステータ2の振動
とともに振動されたねじり振動検出用圧電素子8には電
圧信号V1sが発生する。この電圧信号V1sは電圧信
号生成回路52に入力される。電圧信号生成回路52
は、ねじり振動検出用電極板14からのこの電圧信号V
1sに基づいてステータ2の実振動周波数fnが共振周
波数f1となるようステータ2を駆動するための電圧信
号V1xを生成し周波数可変発振回路53に出力する。
【0060】周波数可変発振回路53は、電圧信号生成
回路52からの電圧信号V1xに基づいてステータ2の
実振動周波数fnが共振周波数f1となるよう周波数f
1xを有する電圧信号V1fを生成しトランス54に出
力する。
【0061】そして、トランス54は、周波数可変発振
回路53からの電圧信号V1fを昇圧して駆動用電極1
1及び第1及び第2電極板9,10に印加させる。従っ
て、超音波モータ1は、ステータ2の実振動周波数fn
が共振周波数f1に収束するように制御されてねじり2
次の振動を主とした複合振動にて正回転される。
【0062】一方、超音波モータ1を逆回転させる場
合、前記切り替えスイッチ51は第2の切り替え端子5
1bに切り替えられている。始動時に前記電圧信号生成
回路52は電圧信号V2sがゼロであることに基づいて
電圧信号V2x(=V2xa)を生成し周波数可変発振
回路53に出力する。
【0063】そして、電圧信号生成回路52からの電圧
信号V2x(=V2xa)に基づいて周波数可変発振回
路53には共振周波数f2と同じ周波数の電圧信号V2
fを生成する。この電圧信号V2fはトランス54によ
り昇圧された後、駆動用電極11及び第1及び第2電極
板9,10に印加される。すると、金属ブロック体5の
上面に加圧接触されたロータ3は縦1次の振動を主とし
た複合振動によって図7(a)に示す反時計回り方向
(CCW)に逆回転される。
【0064】また、ステータ2が振動することによって
超音波モータ1は逆回転し始めたら、ステータ2の振動
とともに振動された第1及び第2駆動用圧電素子6,7
には電圧信号V2sが発生する。この電圧信号V2sは
電圧信号生成回路52に入力される。電圧信号生成回路
52は、縦振動検出用電極12からのこの電圧信号V2
sに基づいてステータ2の実振動周波数fnが共振周波
数f2となるようステータ2を駆動するための電圧信号
V2xを生成し周波数可変発振回路53に出力する。
【0065】周波数可変発振回路53は、電圧信号生成
回路52からの電圧信号V2xに基づいてステータ2の
実振動周波数fnが共振周波数f2となるよう周波数f
2xを有する電圧信号V2fを生成しトランス54に出
力する。
【0066】そして、トランス54は、周波数可変発振
回路53からの電圧信号V2fを昇圧して駆動用電極1
1及び第1及び第2電極板9,10に印加させる。従っ
て、超音波モータ1は、ステータ2の実振動周波数fn
が共振周波数f2に収束するように制御されて縦1次の
振動を主とした複合振動にて逆回転される。
【0067】次に、上記のような超音波モータ1の特徴
を以下に記載する。 (1)本実施形態では、ステータ2には、ねじり振動を
検出するためのねじり振動検出用圧電素子8とねじり振
動検出用電極板14が設けられている。
【0068】従って、超音波モータ1の正回転制御は、
ねじり振動を検出するためのねじり振動検出用圧電素子
8とねじり振動検出用電極板14からの電圧信号に基づ
いて行うことができる。その結果、縦振動振動検出手段
からの電圧信号に基づいて正回転制御する従来の技術に
比べて、ねじり2次振動を主として複合振動にて正回転
する超音波モータ1の正回転制御はより精度高く行うこ
とができる。
【0069】(2)本実施形態では、ねじり振動検出用
圧電素子8とねじり振動検出用電極板14は、ねじり振
動のひずみが多く発生するステータ2の第2の金属ブロ
ック体5に近接する位置に配置されている。
【0070】従って、ねじり振動検出用圧電素子8とね
じり振動検出用電極板14によるねじり振動信号の検出
はより正確である。その結果、超音波モータ1に対して
最適な駆動条件を確保することができる。
【0071】(3)本実施形態では、ステータ2には、
ねじり振動を検出するためのねじり振動検出用圧電素子
8とねじり振動検出用電極板14が設けられているとと
もに、縦振動検出用電極12を備えた第3電極板13が
駆動用圧電素子6,7より挟持されるように設けられて
いる。
【0072】従って、超音波モータ1の正逆回転の振動
状態を反映する電圧信号V1sと電圧信号V2sがねじ
り振動検出用電極板14と縦振動検出用電極12により
それぞれ検出され、その検出された電圧信号V1s,V
2sに基づいて自励振駆動回路50にてそれぞれ自励振
駆動制御できるため、正逆回転の振動状態が同時に縦振
動検出用電極にて検出する従来の技術に比べて超音波モ
ータ1の駆動制御がより正確に行うことができる。その
結果、従来のような正逆回転の振動状態を精度よく見分
けるために必要とした複雑な振動比較回路や周波数制御
回路が不要となり、超音波モータ1の部品点数及びコス
トの低減を図ることができる。
【0073】(4)本実施形態では、ねじり振動検出用
電極板14からの電圧信号V1s及び縦振動検出用電極
12からの電圧信号V2sをそれぞれ検出し、ステータ
2の実振動周波数fnが共振周波数f1(又はf2)と
なるようステータ2を駆動するための駆動用電圧信号V
1f(又はV2f)を自励振駆動回路50にてそれぞれ
生成し第1及び第2電極板9,10及び駆動用電極11
に印加するようにした。
【0074】従って、超音波モータ1は、そのステータ
2の実振動周波数fnが常に共振周波数f1(又はf
2)に近づける最適な駆動条件にて駆動制御することが
できる。その結果、最適な駆動条件を確保するために従
来で必要としていた複雑な振動比較回路や駆動周波数を
制御する周波数制御回路が不要となる。よって、超音波
モータ1の駆動回路が簡単な構成ですむため、超音波モ
ータ1の部品点数及びコストの低減を図ることができ
る。
【0075】(5)本実施形態では、自励振駆動回路5
0には、ねじり振動検出用電極板14からの電圧信号V
1s又は縦振動検出用電極12からの電圧信号V2sに
基づいてステータ2の実振動周波数fnが共振周波数f
1(又はf2)となるようステータ2を駆動するための
電圧信号V1x(又はV2x)を生成する電圧信号生成
回路52を備えた。従って、それぞれの振動状態をより
正確に追尾することができ、超音波モータ1に対して最
適な駆動条件を更に確保することができる。
【0076】上記した実施の形態は以下のように変更し
て実施してもよい。 ○図9に示すように、ねじり振動検出用圧電素子8を第
1ブロック部16の底面に固着して実施してもよい。こ
のとき、ねじり振動検出用圧電素子8を図示しないリー
ド線を介して直接に自励振駆動回路50の切り替えスイ
ッチ51における第1の切り替え端子51aに接続され
ている。この場合、上記実施形態の特徴(1)、(3)
〜(5)に記載の効果に加えて、ねじり振動検出用電極
板14及び絶縁板15を省略することができる。その結
果、超音波モータ1の部品点数及びコストの低減を更に
図ることができる。
【0077】○また、図10に示すように、厚さ方向
(図10に示すM方向)に分極されたねじり振動検出用
圧電素子46を第1ブロック部16の側面に固着して実
施してもよい。このとき、ねじり振動検出用圧電素子4
6を図示しないリード線を介して直接に自励振駆動回路
50の切り替えスイッチ51における第1の切り替え端
子51aに接続されている。この場合、上記実施形態の
特徴(1)、(3)〜(5)に記載の効果に加えて、ね
じり振動検出用電極板14及び絶縁板15を省略するこ
とができる。その結果、超音波モータ1の部品点数及び
コストの低減を更に図ることができる。
【0078】○さらに、図11及び図12に示すよう
に、電極板11には駆動用電極しか形成せず、縦振動検
出用電極12とねじり振動検出用電極14とを絶縁的に
一体に形成してもよい。このとき、縦振動検出用電極1
2とねじり振動検出用電極14を絶縁的に一体形成した
電極板80の中心部に貫通孔80aが形成されている。
【0079】電極板80の周面にはねじり振動検出用電
極14に導通する端子片14bと縦振動検出用電極12
に導通する端子片12bがそれぞれ形成されている。端
子片14bと端子片12bは、リード線を介してそれぞ
れ前記自励振駆動回路50と接続されている。
【0080】同時に、前記ねじり振動検出用圧電素子8
の半分を厚さ方向に分極させ、その他の半分を周方向
(ねじり方向)に分極させるようにしてもよい。つま
り、前記ねじり振動検出用圧電素子8の一部を縦振動検
出手段としての縦振動検出用圧電素子にしてもよい。ま
た、ねじり振動検出用圧電素子8を図13に示すように
軸線方向に対して斜め方向に分極してもよい。これらの
場合、ねじり振動検出用圧電素子8にて縦方向・ねじり
方向のひずみを検出することができるから、上記実施形
態の特徴(1)〜(5)に記載の効果に加えて、第1及
び第2駆動用圧電素子6,7を有効に利用することがで
きる。
【0081】○上記実施形態のステータ2は、図14に
示すように実施してもよい。詳述すると、図14に示す
ように、ステータ2は第1及び第2の金属ブロック体
4,5、第1及び第2駆動用圧電素子6,7、ねじり振
動検出手段を構成するねじり振動検出用圧電素子8、電
源供給用電極板としての第1及び第2電極板9,10、
駆動用電極11、縦振動検出手段を構成する縦振動検出
用電極12、ねじり振動検出手段を構成するねじり振動
検出用電極板14、縦振動検出手段を構成する縦振動検
出用圧電素子47、絶縁板15,48を備えている。
【0082】駆動用電極11は円板状に形成され、その
中心部に貫通孔11aが形成されている。駆動用電極1
1の周面にはリード線を介して自励振駆動回路50に接
続するための端子片11bが形成されている。
【0083】縦振動検出用電極12は円板状に形成さ
れ、その中心部に貫通孔12aが形成されている。縦振
動検出用電極12の周面にはリード線を介して自励振駆
動回路50に接続するための端子片12bが形成されて
いる。
【0084】ねじり振動検出用電極板14は円板状に形
成され、その中心部に貫通孔14aが形成されている。
ねじり振動検出用電極板14の周面には端子片14bが
形成され、その端子片14bは、リード線を介してそれ
ぞれ後述する図4に示す自励振駆動回路50と接続され
ている。
【0085】縦振動検出用圧電素子47は円板状に形成
され、その中心部に貫通孔47aが形成されている。
又、縦振動検出用圧電素子47は、厚さ方向(図14に
示す上下方向)に分極されている。
【0086】絶縁板48は、樹脂等の絶縁材料にて円板
状に形成され、その中心部に貫通孔48aが形成されて
いる。そして、前記第1の金属ブロック体4と第2の金
属ブロック体5の間には、第1及び第2駆動用圧電素子
6,7と、ねじり振動検出用圧電素子8及び縦振動検出
用圧電素子47と、第1及び第2電極板9,10と、駆
動用電極11と、ねじり振動検出用電極板14及び縦振
動検出用電極12と、絶縁板15,48が配設されてい
る。詳述すると、第1の金属ブロック体4の上面から第
2の金属ブロック体5の下面に向かって、絶縁板48、
縦振動検出用電極12、縦振動検出用圧電素子47、第
1電極板9、第1駆動用圧電素子6、駆動用電極11、
第2駆動用圧電素子7、第2電極板10、ねじり振動検
出用圧電素子8、ねじり振動検出用電極板14、絶縁板
15の順に積層される。
【0087】この場合、上記実施形態の特徴(1)〜
(5)に記載の効果と同様な効果を得ることができる。 ○また、上記実施形態の自励振駆動回路は、図15に示
すような自励振駆動回路60にて実施してもよい。詳述
すると、自励振駆動回路60は、図15に示すように、
第1駆動手段60aと第2駆動手段60bを備えてい
る。第1駆動手段60aは、スイッチ61と、第1電圧
信号生成回路63と、第1周波数可変発振回路65及び
第1トランス67から構成され、第2駆動手段60b
は、スイッチ62と、第2電圧信号生成回路64と、第
2周波数可変発振回路66及び第2トランス68から構
成されている。
【0088】前記スイッチ61は、ねじり振動検出用電
極板14に接続され、スイッチ62は、縦振動検出用電
極12に接続されるようになっている。前記スイッチ6
1は、超音波モータ1を正回転させるときにオンされ、
超音波モータ1を逆回転させるときにオフされるように
なっている。逆に、前記スイッチ62は、超音波モータ
1を正回転させるときにオフされ、超音波モータ1を逆
回転させるときにオンされるようになっている。
【0089】そして、超音波モータ1を正回転させると
き、前記ねじり振動検出用電極板14に生じる電圧信号
V1sがスイッチ61を介して第1電圧信号生成回路6
3に出力される。また、超音波モータ1を逆回転させる
とき、前記縦振動検出用電極12に生じる電圧信号V2
sがスイッチ62を介して第2電圧信号生成回路64に
出力される。
【0090】前記第1電圧信号生成回路63は、出力端
子が第1周波数可変発振回路65に接続されている。第
1電圧信号生成回路63は、ねじり振動検出用電極板1
4からの電圧信号V1sに基づいて可変の電圧信号V1
xを生成し第1周波数可変発振回路65に出力するよう
になっている。また、第1電圧信号生成回路63は、モ
ータ始動時、つまり電圧信号V1sがゼロのときにおい
て電圧信号V1xaを生成し第1周波数可変発振回路6
5に出力するようになっている。
【0091】同様に、前記第2電圧信号生成回路64
は、出力端子が第2周波数可変発振回路66に接続され
ている。第2電圧信号生成回路64は、縦振動検出用電
極12からの電圧信号V2sに基づいて可変の電圧信号
V2xを生成し第2周波数可変発振回路66に出力する
ようになっている。また、第2電圧信号生成回路64
は、モータ始動時、つまり電圧信号V2sがゼロのとき
において電圧信号V2xaを生成し第2周波数可変発振
回路66に出力するようになっている。
【0092】前記第1及び第2周波数可変発振回路6
5,66は、その入力端子がそれぞれ第1及び第2電圧
信号生成回路63,64に接続され、その出力端子がそ
れぞれ第1及び第2トランス67,68の一次側巻線6
7a,68aに接続されている。
【0093】また、第1周波数可変発振回路65は、第
1電圧信号生成回路63からの電圧信号V1xに基づい
て可変の周波数f1xを有するねじり駆動用電圧信号と
しての電圧信号V1fを生成し、該電圧信号V1fを第
1トランス67に出力するようになっている。同様に、
第2周波数可変発振回路66は、第2電圧信号生成回路
64からの電圧信号V2xに基づいて可変の周波数f2
xを有する縦振動駆動用電圧信号としての電圧信号V2
fを生成し、該電圧信号V2fを第2トランス68に出
力するようになっている。
【0094】なお、第1周波数可変発振回路65は、第
1電圧信号生成回路63から「V1xa」の電圧信号V
1xを入力したとき、周波数f1xが「f1」となる電
圧信号V1fを出力する。また、第2周波数可変発振回
路66は、第2電圧信号生成回路64から「V2xa」
の電圧信号V2xを入力したとき、周波数f2xが「f
2」となる電圧信号V2fを出力する。ここで、周波数
f1は超音波モータ1の正回転時におけるステータ2の
共振周波数であり、周波数f2は超音波モータ1の逆回
転時におけるステータ2の共振周波数である。
【0095】前記第1及び第2トランス67,68は、
その一次側巻線67a,68aがそれぞれ前記第1及び
第2周波数可変発振回路65,66に接続され、その二
次側巻線67b,68bが前記駆動用電極11及び第1
及び第2電極板9,10にそれぞれ接続されている。第
1及び第2トランス67,68は、それぞれ前記第1及
び第2周波数可変発振回路65,66からの電圧信号V
1f,V2fをそれぞれ電力増幅させ前記駆動用電極1
1及び第1及び第2電極板9,10の間に印加するよう
になっている。
【0096】この場合、上記実施形態の特徴(1)〜
(5)に記載の効果に加えて、ねじり振動駆動用電圧信
号を生成する第1駆動手段60aと縦振動駆動用電圧信
号を生成する第2駆動手段60bがそれぞれ設けられて
いることから、正回転と逆回転の制御をそれぞれ分担で
きるとともに、駆動制御の信頼性を向上することができ
る。
【0097】なお、自励振駆動回路60のトランスを1
つにしてもよい。つまり、第1及び第2トランス67,
68を1つのトランスにし、それぞれ第1及び第2周波
数可変発振回路65,66からの電圧信号V1f,V2
fをこの1つのトランスにてそれぞれ電力増幅させ前記
駆動用電極11及び第1及び第2電極板9,10の間に
印加する。
【0098】○上記実施形態では、本発明を正逆回転制
御可能な超音波モータ1に具体化して実施したが、本発
明を正回転制御のみの超音波モータに具体化して実施し
てもよい。このとき、縦振動検出用電極12を省略して
もよい。この場合、上記実施形態の特徴(1)(2)に
記載の効果と同様な効果を得ることができる。
【0099】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、超音波モータの正回転制御はより精度高
く行うことができる。
【0100】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、超音波モータの部品点数
及びコストの低減を図ることができる。請求項3に記載
の発明によれば、請求項1及び2に記載の発明の効果に
加えて、超音波モータに対して最適な駆動条件を確保す
ることができる。
【0101】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3に記載の発明の効果に加えて、超音波モータの部品
点数及びコストの低減を更に図ることができる。請求項
5及び8に記載の発明によれば、超音波モータの駆動制
御の信頼性を向上することができる。
【0102】請求項6に記載の発明によれば、超音波モ
ータの部品点数及びコストの低減を図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明
の効果に加えて、超音波モータに対して最適な駆動条件
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における超音波モータの全体の斜視
図。
【図2】本実施形態における超音波モータの分解斜視
図。
【図3】本実施形態における超音波モータの要部縦断面
図。
【図4】本実施形態における超音波モータを駆動する駆
動回路。
【図5】本実施形態におけるステータの共振特性を示す
波形図。
【図6】有限要素法を説明するための説明図。
【図7】有限要素法を説明するための説明図。
【図8】本実施形態における超音波モータの振動を説明
するための説明図。
【図9】別例の超音波モータの要部縦断面図。
【図10】別例の超音波モータの要部縦断面図。
【図11】別例の超音波モータの分解斜視図。
【図12】別例の超音波モータの要部縦断面図。
【図13】別例の超音波モータの振動検出用圧電素子の
斜視図。
【図14】別例の超音波モータの分解斜視図。
【図15】別例の超音波モータを駆動する駆動回路。
【図16】従来技術の超音波モータの分解斜視図。
【図17】従来技術の超音波モータの要部縦断面図。
【符号の説明】
1…超音波モータ、2…ステータ、3…ロータ、4,5
…第1及び第2の金属ブロック体、6,7…第1及び第
2駆動用圧電素子、8,46…ねじり振動検出手段を構
成するねじり振動検出用圧電素子、9,10…電源供給
用電極板としての第1及び第2電極板、11…電源供給
用電極板としての駆動用電極、12…縦振動検出手段を
構成する縦振動検出用電極、14…ねじり振動検出手段
を構成するねじり振動検出用電極板、47…縦振動検出
手段を構成する縦振動検出用圧電素子、50、60…駆
動回路としての自励振駆動回路、60a,60b…自励
振駆動回路60を構成する第1及び第2駆動手段、5
2,63,64…電圧信号生成回路。
フロントページの続き (72)発明者 谷野 元康 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ 株式 会社内 Fターム(参考) 5H680 AA10 BB04 BB16 CC03 CC06 DD01 DD13 DD23 DD27 DD39 DD55 DD65 DD75 DD85 DD87 EE03 EE24 FF04 FF08 FF26 GG25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動用圧電素子(6,7)及び電源供給
    用電極板(9,10,11)が第1及び第2の金属ブロ
    ック体(4,5)により挟持固定されてなるステータ
    (2)と、該ステータ(2)に回動可能に加圧接触され
    たロータ(3)とを備え、前記ステータ(2)に発生す
    る縦振動とねじり振動からなる複合振動により前記ロー
    タ(3)を回転駆動する超音波モータにおいて、 前記ステータ(2)には、前記駆動用圧電素子(6,
    7)及び電源供給用電極板(9,10,11)とは別に
    ねじり振動を検出するためのねじり振動検出手段(8,
    46,14)を設けたことを特徴とする超音波モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波モータにおい
    て、 前記ねじり振動検出手段(8,46,14)は、ねじり
    振動検出用圧電素子(8,46)からなることを特徴と
    する超音波モータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の超音波モータに
    おいて、 前記ねじり振動検出手段(8,46,14)は、ステー
    タ(2)におけるねじり振動のひずみが多く発生する位
    置に配置されていることを特徴とする超音波モータ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1に記載の超
    音波モータにおいて、 前記ステータ(2)には、縦振動を検出するための縦振
    動検出用手段(12,47)を設けたことを特徴とする
    超音波モータ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の超音波モータにおい
    て、 前記ねじり振動検出手段(8,46,14)からの検出
    信号(V1s)に基づいてねじり振動駆動用電圧信号
    (V1f)を生成しステータ(2)を駆動する第1駆動
    手段(60a)と、前記縦振動検出用手段(12,4
    7)からの検出信号(V2s)に基づいて縦振動駆動用
    電圧信号(V2f)を生成しステータ(2)を駆動する
    第2駆動手段(60b)とを備えた駆動回路(60)に
    て駆動されるようにしたことを特徴とする超音波モー
    タ。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の超音波モータの駆動方
    法であって、 前記縦振動検出手段(12,47)とねじり振動検出手
    段(8,46,14)から電圧信号(V1s,V2s)
    を検出し、ステータ(2)の実振動周波数(fn)が共
    振周波数(f1,f2)となるようにステータ(2)を
    駆動するための駆動用電圧信号(V1f,V2f)を駆
    動回路(50)にてそれぞれ生成し、それぞれの駆動用
    電圧信号(V1f,V2f)を前記電源供給用電極板
    (9,10,11)に印加するようにしたことを特徴と
    する超音波モータの駆動方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の超音波モータの駆動方
    法において、 前記駆動回路(50)には、電圧信号生成回路(52)
    を備え、該電圧信号生成回路(52)にて縦振動検出手
    段(12)とねじり振動検出手段(8,46,14)か
    らの電圧信号(V1s,V2s)に基づいて電圧信号
    (V1x,V2x)を生成するようにしたことを特徴と
    する超音波モータの駆動方法。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の超音波モータの駆動方
    法であって、 前記第1及び第2駆動手段には、それぞれ第1及び第2
    電圧信号生成回路(63,64)及び第1及び第2周波
    数可変発振回路(65,66)を備え、第1電圧信号生
    成回路(63)及び第1周波数可変発振回路(65)に
    てねじり振動検出手段(8,46,14)からの電圧信
    号(V1s)に基づいてねじり駆動用電圧信号(V1
    f)を生成し、第2電圧信号生成回路(64)及び第2
    周波数可変発振回路(66)にて縦振動検出手段(1
    2,47)からの電圧信号(V2s)に基づいて縦駆動
    用電圧信号(V2f)を生成し、それぞれの駆動用電圧
    信号(V1f,V2f)を前記電源供給用電極板(9,
    10,11)に印加するようにしたことを特徴とする超
    音波モータの駆動方法。
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