JPH0724416A - 超音波振動子 - Google Patents

超音波振動子

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JPH0724416A
JPH0724416A JP5171787A JP17178793A JPH0724416A JP H0724416 A JPH0724416 A JP H0724416A JP 5171787 A JP5171787 A JP 5171787A JP 17178793 A JP17178793 A JP 17178793A JP H0724416 A JPH0724416 A JP H0724416A
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JP
Japan
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piezoelectric element
ultrasonic
resonance frequency
voltage
resonator
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JP5171787A
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English (en)
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Hiroyuki Imabayashi
浩之 今林
Toshiharu Tsubata
敏晴 津幡
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動子の共振周波数が温度により変動して
も、駆動周波数等を制御すること無く、常に特性の安定
した超音波振動子を提供するにある。 【構成】 圧着力可変用の圧電素子8を設け、これにモ
ータ駆動と同時に、或る値の直流電圧を印加し、同素子
の軸方向の伸びにより、共振器7、21の間に挟まれた
構成部材に、さらに圧着力を付与する。この超音波振動
子を用いた超音波モータが駆動により発熱し、共振周波
数が低下すると、この低下分だけ共振周波数が上がるよ
うに直流電圧値を下げ、超音波振動子14に作用してい
る圧着力を弱める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超音波振動子、詳し
くは電気ー機械エネルギ変換素子に交流電圧を印加する
ことにより発生する振動を利用して、回転動力を発生さ
せる円環型の超音波振動子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種、超音波振動子の一例としては、
特開平3-289375号公報に開示された超音波モータに用い
られているものがある。このモータには、図8に示され
るように、電気ー機械エネルギ変換素子として2分割さ
れていて、それぞれ分極領域の分極方向が反転している
圧電素子103,104が用いられており、圧電素子1
03,104の分極境界線dが相互に90度ずれるよう
に配置されている。また、圧電素子103、104と同
一形状で、同様に分極領域が設定されており、その分極
方向が圧電素子103と同様に形成された振動検出用の
圧電素子109が用いられている。
【0003】これらの圧電素子103、104、109
と電極板105、110、111と絶縁板112、11
3を、金属円筒102とホーンを有する金属円筒101
との間に挟み、各部材に穿設されている中心孔部にボル
ト106を挿通し、各部材を締結し、圧着固定して超音
波振動子が形成されている。そして、金属円筒101の
ホーンの部分に、ロータ108が設置される。
【0004】このように構成された超音波モータの圧電
素子103、104に90度位相のずれた正弦波の電圧
V1、V2を印加することによって超音波振動子に屈曲
振動が発生し、ロータ108を回転させる。振動の状態
は、圧電素子109から発生する出力信号Vsの電圧
値、位相差によって判定され、超音波振動子出力が最適
な状態になるように駆動電圧の周波数が制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超音波モー
タを駆動する場合、上記図8に示した従来例のよう
に、、超音波振動子の振動状態を検出し、その検出信号
を駆動回路で判定、比較し、駆動周波数を変化させてモ
ータの回転を一定に制御する方法が一般的である。
【0006】しかし、駆動周波数が変化すると、超音波
振動子に入力されるパワーが単位時間で変化することに
なる。よって、各周波数での超音波振動子の発熱量が変
化し駆動周波数、モータ特性も刻々と変化してしまう。
つまり、超音波モータの回転が安定せず、回転ムラ、ト
ルクムラが大きくなるという欠点がある。
【0007】ここで超音波振動子の温度と共振周波数の
関係をみると、図9に示されているように、温度と共振
周波数の関係は右さがりの比例関係になる。つまり、モ
ータが駆動されて発熱すると共振周波数が低い周波数に
移る。一方、超音波振動子の圧着力と共振周波数の関係
は、図10に示されるように、圧着力を増加すると共振
周波数は低下し、ある圧着力をこえると共振周波数が一
定になってくる。
【0008】本発明の目的は、このような共振周波数と
圧着力の関係を利用し、従来の超音波振動子における欠
点を除去し、駆動周波数を変化させずに特性の安定した
超音波振動子を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による超音波振動
子は、交流電圧の印加により超音波振動を発生させる電
気ー機械エネルギ変換素子と、この電気ー機械エネルギ
変換素子を挟み込み、上記超音波振動を伝達拡大する2
つの共振器と、この2つの共振器と上記電気ー機械エネ
ルギ変換素子とを圧着固定する締結部材と、上記圧着力
を調整することにより、共振周波数を変化させる調整手
段とを具備することを特徴とする。
【0010】
【作用】超音波振動子の駆動と同時に、上記調整手段に
或る値の直流電圧を印加し、各構成部材に圧着力を付与
しておく。駆動により超音波振動子が発熱し共振周波数
が低下すると、直流電圧の値を小さくし圧着力を緩め共
振周波数を発熱によって低下した分だけ増加させる。
【0011】これによって駆動周波数は可変する必要が
無く、一定周波数で良くなる。この周波数を一定化する
ことに伴って、超音波振動子に流れ込むパワーが一定に
なり、超音波振動子の特性が安定化する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1および図2
を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施例の超
音波振動子を有する回転型の超音波モータである。この
超音波モータは、本発明による超音波振動子14と、該
超音波振動子14の上側面に圧接された被駆動部材であ
る回転子11とでその主要部を構成している。上記超音
波振動子14は、原振動を発生する振動子47を、該振
動子47の上端面側に配設した共振器7と、下端面側に
配設した共振器19、21とで挟み込み圧着固定して構
成している。
【0013】図1に示されるように、振動子47は、そ
れぞれが2個の圧電素子3aおよび3b、3cおよび3
dで構成されている第1および第2圧電素子群1、2
と、これらに電圧を印加するための電極板4、5、6
と、圧着力可変用の圧電素子8と、これに電圧を印加す
るための電極板9と、絶縁部材10とで構成されてい
る。
【0014】上記第1圧電素子群1を構成する圧電素子
3a,3bと、第2圧電素子群2を構成する圧電素子3
c,3dとのそれぞれは、図2に示されているように、
厚みすべり方向振動子で、ドーナツ形状を呈しており、
分極方向は、軸に対して垂直になるように分極されてい
る。また、この圧電素子3a〜3dは電圧印加面にニッ
ケル電極が印刷されたものを用いる。
【0015】そして、この第1圧電素子群1と、第2圧
電素子群2は分極方向が90度ずれて配置されている。
また、第1圧電素子群1の各圧電素子3a,3bは分極
方向が互いに対向するように配置されており、第2圧電
素子群2の各圧電素子3c,3dも互いに分極方向が対
向するように配置されている。
【0016】このように形成されている上記圧電素子3
a、3b間には、図1に示すように電極板4が、また圧
電素子3e、3d間には電極板5がそれぞれ挟み込ま
れ、また、第1、第2圧電素子群1,2間、および第1
圧電素子群1の上面、第2圧電素子群2の下面間にはア
ース電極板6が挟み込まれる。
【0017】第1圧電素子群1と共振器7の間には、圧
着力可変用で厚み方向に分極された圧電素子8(図2参
照)と、該圧電素子8に直流電圧を印加する電極板9
と、共振器7と絶縁するためのアルミナセラミックス等
で形成されている絶縁部材10と、上記アース用の電極
板6とを配置している。
【0018】上記共振器7は振動伝達に優れた材質、例
えば、アルミ合金、ステンレス、リン青銅、ジュラルミ
ン、チタン合金等で構成される。本実施例では、ステン
レスを使用し、回転子11と接触する上端面には摩耗部
材としてアモルファスのカーボンコーテイングが施さ
れ、硬度をHv1000以上にしている。
【0019】この共振器7は、上記圧電素子とほぼ同径
の短円柱体で形成され、その中心には、ボルトで形成さ
れる締結部材12と螺合する雌ネジ13が設けられると
ともに、上端面側の中心部には共振器7の上半部の中ほ
どまでにわたる深さをもち締結部材12と接触しないよ
うにカップ形状の穴15が形成されている。また、共振
器7には、該共振器7の上半部変位拡大振動片16を形
成するために、その外周面の下部寄りに所定深さの周溝
17が切り込まれると共に、上部寄りに形成された上半
部変位拡大振動片16の外周面の中程にも周溝18が形
成される。
【0020】一方、第2圧電素子群2のアース用電極6
の下方に配設されている上記共振器19も共振器7と同
一材質の短円柱体で形成され、その中心には締結部材1
2が挿通するも同締結部材12には接触しない大きさの
貫通孔20が穿設されている。 そして共振器19の下
方には、上記共振器19を載置するための共振器21が
配設される。この共振器21も共振器7と同一材質で比
較的、厚みのある円板で構成され、中心には締結部材1
2と螺合するための雌ネジ22が形成されている。
【0021】以上の構成部材によって超音波振動子14
が構成される。そして、この超音波振動子14を使用し
て超音波モータが構成される。即ち、固定台33にボル
トからなる締結部材12を螺合して、これを起立させ
る。これに上記共振器21を螺合して固定し、その上に
共振器19を載置し、その上に上述したように電極板4
5,6を挟み込んだ第1、第2電圧素子群1,2を載置
し、この上に圧電素子8、、電極板9、絶縁部材10を
配置し、その上に共振器7を螺合して超音波振動子14
が組み立てられる。
【0022】このように組み立られた超音波振動子14
の共振器7上に、締結部材12に軸受けによって回転自
在に取り付けられた回転子11が、その下面を共振器7
の上面に当接するように配設される。
【0023】締結部材12は超音波振動子14を圧着構
成すると共に、超音波振動子14の上端面に押圧機構を
有する回転子11を支持する。
【0024】この実施例では、皿バネ23を介してナッ
ト24を締結部材12に螺合することによって押圧量を
可変できる押圧機構を用いている。
【0025】本実施例の回転子11は、アルミ合金材で
シュウ酸アルマイトの摺動部材が処理され、超音波振動
子14の接触部近傍には、薄肉で弾性を有するフランジ
部25が2か所形成されていて、回転子11の接触部の
固有振動数を超音波振動子14の駆動周波数よりも高く
している。
【0026】このように構成された超音波モータにおい
て、電極板4,5には相互に90度位相のずれた共振周
波数付近の正弦波電圧(sin ωt,cos ωt電圧)が図
示しない駆動回路から供給され、電極板6はアースに接
続されている。また、電極板9には図示しない回路から
或る値の直流電圧(DC電圧)が印加される。
【0027】この超音波モータの回転原理については、
既に本発明者等によって提案されているので簡単に説明
する。90度位相のずれた2相の正弦波電圧の印加によ
って、超音波振動子14に、軸回りに回転する屈曲振動
が励振される。そして、超音波振動子14の上端面に押
圧された回転子11が屈曲振動の回転方向と逆に回転す
る。また、2相の正弦波電圧の位相差を180度ずらす
と、超音波振動子14の屈曲振動が逆回転し、回転子1
1を逆回転させる。
【0028】次に、このモータに用いられている上記第
1実施例の超音波振動子14の作用を説明する。圧着力
可変用の圧電素子8にモータ駆動と同時に、或る値の正
の直流電圧を印加すると、上記圧電素子8は軸方向に伸
び、共振器7、21の間に挟まれた構成部材に、さらに
圧着力を付与する。この共振周波数frと超音波振動子
における圧着力の関係が図10に示されている。
【0029】超音波モータが駆動により発熱してくる
と、図9に示されているように共振周波数が低下するた
め、この低下分だけ共振周波数が上がるように直流電圧
値を下げ、超音波振動子14に作用している圧着力を弱
める。このようにして、共振周波数を一定に保たつよう
に動作し、この結果、駆動周波数を一定に設定すること
ができる。
【0030】また、この発明の変形例として、次ぎのよ
うな電圧印加の仕方でも同様な作用がえられる。即ち、
発熱により共振周波数が低下したときに圧電素子8に負
の直流電圧を印加する。圧電素子8は軸方向に収縮し圧
着力を弱め、共振周波数が低下した分だけ上昇させる。
ここで、圧電素子8に図10の範囲Bに示されているよ
うに、共振周波数が一定になる付近に設定する。これに
より、圧着力低下による振動伝達損失を低減することが
できる。
【0031】なお、圧着力の制御手段としては以下のよ
うなものがある。発熱による共振周波数のシフト量と、
圧着力による共振周波数のシフト量を予め記憶手段に入
力する。そして、超音波振動子14に取り付けた温度セ
ンサ26(図1参照)からの情報に基づいて、記憶手段
に記憶された変化量だけ圧着力を変化させる。或いは、
エンコーダ27(図1参照)からの回転数等のモータ出
力情報に基づいて、記憶手段に記憶された変化量だけ圧
着力を変化させる。
【0032】この第1実施例によれば、駆動周波数を一
つに設定することができるので、図示しない駆動回路の
簡略化、低コスト化が図れる。また、駆動周波数が一つ
になるため、超音波モータの出力特性が安定化し、回転
ムラ、トルクムラが減少する。
【0033】図3は本発明の第2実施例の超音波振動子
におれる要部のみを示した図である。この第2実施例が
前述の第1実施例と異なる点は、圧着力可変用の電気ー
機械エネルギ変換素子、即ち、圧電素子8を積層型のも
のに変更した点である。この積層型の圧電素子28は、
厚み方向に分極された薄肉の圧電素子29を多数枚、積
層したものである。その他の構成および作用は第1実施
例と同様であるので、重複する説明を省略する。
【0034】この第2実施例によれば、圧着力可変用の
圧電素子を積層型の圧電素子28にしたので、上記第1
実施例の効果に加えて、低電圧で大きな変位量を得るこ
とができる。つまり、図2における圧着力可変範囲Bを
大きくすることができる。また、外部環境の温度変化に
対して許容範囲が大きくなり、低温や高温下で超音波モ
ータを使用する場合でも共振周波数を一定に制御するこ
とができる。
【0035】図4は、本発明の第3実施例の超音波振動
子における要部のみを示したものである。
【0036】この第3実施例が前述の第1実施例と異な
る点は、前記第1実施例の圧電素子8、電極板9、絶縁
部材が除かれ、その代り図1中の点線でしめす矢印AA
部分図4のように構成されていることである。即ち、圧
着力可変用の電気ー機械エネルギ変換素子を積層型の圧
電素子35に変更すると共に、これを共振器19の下面
に配置するようにしたもので、共振器21は用いていな
い。
【0037】共振器19の中心の貫通孔20を挿通する
締結部材30には超音波振動子14を締結するための雄
ネジ31と、超音波振動子14を固定台33に支持する
ための雄ネジ32との間にネジの螺刻されていない軸部
と比較的厚みのある円板からなる段部34が形成されて
いる。
【0038】本実施例では、この段部34を利用し、共
振器19と該段部34の間に、超音波振動子14の外径
よりも小径で、ドーナツ形状の積層圧電素子35と絶縁
部材36とを配設する。その他の構成は前述した第1実
施例と同様の構成であるので、重複する説明を省略す
る。
【0039】このように構成した第3実施例の超音波振
動子では、前記第1実施例のものと同様の動作を行うほ
か圧着力可変用の電気機械エネルギ変換素子、即ち、積
層型の圧電素子35を超音波振動子14の端面部に配置
し、しかも締結部材30に近い位置に配置したため、圧
電素子35から発生する超音波振動の伝達の障害となら
ない。従って、この第3実施例によれば、第1実施例の
効果に加えて、超音波振動の減衰が少なくなり、周囲の
温度状態にかかわらずモータ特性が良好になる。
【0040】図5乃至図7は、この発明の第4実施例を
示す図である。この第4実施例は捩り結合子を用いた定
在波型の超音波モータに本発明を適用したものである。
この捩り結合子を用いた超音波モータは、周知のもので
あるが簡単に説明すると、超音波振動子41と捩り結合
子37と回転子42と押圧部46とから主に構成されて
いる。
【0041】超音波振動子41は、2分割されている共
振器39の間に、2個の圧電素子38、電極43〜45
が挟み込まれて配置されている。即ち、図6に示されて
いるように、それぞれ厚み方向に分極されている2個の
圧電素子38の間に、駆動用の正弦波電圧が印加される
電極44を配置する。また、2個の圧電素子38の両外
側にはアースに接続されている電極43,44が配置さ
れる。
【0042】この超音波振動子41の上側面に捩り結合
子37が配置され、その上に回転子42が配置されてい
る。そして、これらの中心部を貫通するボルトからなる
締結部材40に、ナット24と皿バネ23からなる押圧
部46が装着されて、捩り結合子37、回転子42、電
極43〜45および2個の圧電素子38、分割された共
振器39が圧着、固定される。
【0043】このように構成されている捩じり結合子を
用いた超音波モータにおいては、電極44に、駆動用の
正弦波電圧を印加すると、圧電素子38では縦振動の超
音波振動が発生する。この縦振動の超音波振動を共振器
39によって拡大する。共振器39の一方の端面に配設
されている捩り結合子37は、この縦振動を楕円振動に
変換する。捩り結合子37の端面に発生する楕円振動に
より、押圧された回転子42を一方向に回転させる。
【0044】本発明の第4実施例では、超音波モータの
電極44に印加する駆動電圧を、図7に示すように、バ
イアス電圧V1を付加した正弦波電圧とする。すると、
供給される正弦波電圧にバイアス電圧V1が加えられて
いるので、超音波振動子41には縦振動が励振されると
共に、圧着力がさらに付与される。したがって、前記第
1実施例と同様に超音波モータの発熱量に応じてバイア
ス電圧の大きさを制御し、共振周波数を一定に保つこと
ができる。
【0045】また、圧着力可変用の圧電素子38と駆動
用の圧電素子38が共通とされているので、部品点数の
削減による低コスト化が可能である。
【0046】このように駆動用の圧電素子が軸方向、つ
まり、圧着力を増減させる方向に分極されている場合に
は、駆動用の圧電素子を利用して共振周波数を制御する
ことが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、駆動
周波数を制御させる必要がなく一定に設定することがで
き、従って、超音波振動子出力が入力電力に左右されず
安定した特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す超音波振動子を用い
た超音波モータの断面図。
【図2】上記図1に示される超音波振動子に用いられる
圧電素子の分極方向を示す斜視図。
【図3】本発明の第2実施例の超音波振動子に用いられ
る圧電素子の分極方向を示す斜視図。
【図4】本発明の第3実施例を示す超音波振動子におけ
る要部拡大断面図。
【図5】本発明の第4実施例を示す超音波振動子を用い
た超音波モータの側面図。
【図6】上記図5の超音波振動子に用いられている励振
用の圧電素子の分極方向を示す斜視図。
【図7】上記図5の超音波振動子の駆動電極に印加され
る電圧を示す波形図。
【図8】従来の超音波モータの一例を示す分解斜視図。
【図9】超音波振動子の共振周波数と温度との関係を示
すグラフ。
【図10】超音波振動子の共振周波数と圧着力との関係
を示すグラフ。
【符号の説明】
3a〜3d,38 圧電素子(電気ー機械エネルギ変換
手段) 7,19,21,39 共振器 12,30,40 締結部材 8,28,35,38 圧電素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧の印加により超音波振動を発生
    させる電気ー機械エネルギ変換素子と、 この電気ー機械エネルギ変換素子を挟み込み、上記超音
    波振動を伝達拡大する2つの共振器と、 この2つの共振器と上記電気ー機械エネルギ変換素子と
    を圧着固定する締結部材と、 上記圧着力を調整することにより、共振周波数を変化さ
    せる調整手段と、 を具備することを特徴とする超音波振動子。
JP5171787A 1993-07-12 1993-07-12 超音波振動子 Withdrawn JPH0724416A (ja)

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Cited By (7)

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