JPH099652A - 超音波モータの駆動装置 - Google Patents

超音波モータの駆動装置

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JPH099652A
JPH099652A JP7149940A JP14994095A JPH099652A JP H099652 A JPH099652 A JP H099652A JP 7149940 A JP7149940 A JP 7149940A JP 14994095 A JP14994095 A JP 14994095A JP H099652 A JPH099652 A JP H099652A
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JP
Japan
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frequency
vibration
ultrasonic
alternating voltage
detector
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JP7149940A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Kumei
一裕 粂井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異音の発生、圧電素子の破損を防止するとと
もに高効率駆動を実現できる超音波モータの駆動回路を
提供する。 【構成】 振動検出器3により超音波振動子10の振動
状態を検出し、矩形波変換器4により振動状態に対応し
た矩形波を求め、周波数検出器5により矩形波の周波数
を検出する。そして、共振点検出器6により矩形波の周
波数と超音波振動子10に印加されている交番電圧の周
波数とを比較して共振点の周波数を認識し、周波数設定
器7により共振周波数発生器1が発生する交番電圧の周
波数を共振点の周波数よりも高く決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波モータ、更に詳
しくは超音波振動子と回転体とを有する超音波モータの
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波モータの駆動装置として特
開平4−322179号公報に開示されたような提案が
なされている。
【0003】同公報に開示された超音波モータの駆動装
置は、図10に示すように、電圧制御発振回路81から
超音波モータ88を駆動するのに必要な所定の高周波電
圧を生成して分割回路82に出力し、この分割回路82
により高周波電圧を時間分割して、進行波を発生させる
ために電圧に位相差を持たせる。分割回路82の出力電
圧は電力増幅器83、83にそれぞれ出力され、所定の
電圧に昇圧される。昇圧された電圧は超音波モータ88
の圧電素子に出力される。この電圧により超音波モータ
88の圧電素子が振動し、進行波が発生して超音波モー
タ88が駆動される。
【0004】また、1相側の電力増幅器83と圧電素子
との間には抵抗87が設けられ、この抵抗87の端子間
電圧より電流検出器86で電流値を求め、その電流値が
所定の値となるように発振制御器84、掃引指示器85
で電圧制御発振回路81を制御して電圧制御発振回路8
1から出力される高周波電圧の周波数や電圧を制御して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記超音波モータの駆
動装置によれば、特性の安定した周波数領域の駆動周波
数で超音波モータ88の圧電素子を一定電流で駆動する
ことができ、起動並びに通常動作の安定した高効率の超
音波モータ88の駆動回路を提供できる。
【0006】しかしながら、超音波モータ88に流れる
電流値を一定に制御する場合、温度、負荷によって超音
波モータ88のインピーダンスが大幅に変動するため、
一定電流値で制御しているにもかかわらず、異音が発生
したり、圧電素子が破損したりする。また、超音波モー
タ88を構成する振動子の形状の精度や、組立時のバラ
ツキ等によるインピーダンスのバラツキによっても同様
の不具合が生じる。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み、使用される環
境の変化、あるいは超音波モータの個体差によるインピ
ーダンスの変化があっても、異音の発生、圧電素子の破
損を防止するとともに高効率駆動を実現できる超音波モ
ータの駆動回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
回転体と、この回転体を駆動する超音波振動子と、交番
電圧の印加により前記超音波振動子に超音波振動を励振
させる圧電素子とを具備する超音波モータを駆動する超
音波モータの駆動装置において、前記超音波振動子の共
振点近傍の周波数の交番電圧を発生して前記圧電素子を
駆動するとともに、前記交番電圧の周波数を可変に構成
した駆動手段と、前記超音波振動子の振動周波数を検出
する振動検出手段と、この振動検出手段により検出した
超音波振動子の振動周波数と、前記駆動手段から圧電素
子に印加している交番電圧の周波数とを比較し、超音波
振動子の振動周波数が交番電圧の周波数より大きいとき
共振点の周波数であると認識する共振点検出手段と、こ
の共振点検出手段の認識結果を基に前記駆動手段が発生
する交番電圧の周波数を前記共振点の周波数よりも高い
周波数に設定し直す周波数設定手段とを有することを特
徴とするものである。
【0009】請求項2記載の発明は、回転体と、この回
転体を駆動する超音波振動子と、交番電圧の印加により
前記超音波振動子に超音波振動を励振させる圧電素子と
を具備する超音波モータを駆動する超音波モータの駆動
装置において、前記超音波振動子の共振点近傍の周波数
の交番電圧を発生して前記圧電素子を駆動するととも
に、前記交番電圧の周波数を可変に構成した共振周波数
発生器と、前記超音波振動子の振動状態を検出する振動
検出器と、前記振動検出器から得られる振動波形から、
予め決定してあるスレッシュホールドレベルを基に矩形
波に変換する矩形波変換器と、前記矩形波変換器からの
矩形波の周波数を検出する周波数検出器と、 前記矩形
波の周波数と、超音波振動子に印加している交番電圧の
周波数とを比較し、前記矩形波の周波数が前記共振周波
数発生器の発生している周波数より2倍以上大きいとき
共振点の周波数であると認識する共振点検出器と、前記
共振点検出器の出力に伴い前記共振点検出器が検出した
周波数よりも高い周波数に設定するように前記共振周波
数発生器の周波数を決定する周波数設定器とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明における前記振動検出器を、超音波振動子に取り付け
られた機械電気変換素子としたことを特徴とするもので
ある。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明における前記振動検出器を、前記圧電素子に流れる電
流を検出する電流検出器であることを特徴とするもので
ある。
【0012】
【作用】以下に本発明の作用を説明する。
【0013】請求項1記載の発明によれば、振動検出手
段が超音波振動子の振動周波数を検出し、共振点検出手
段が振動検出手段により検出した超音波振動子の振動周
波数と、前記駆動手段から圧電素子に印加している交番
電圧の周波数とを比較し、超音波振動子の振動周波数が
交番電圧の周波数より大きいとき共振点の周波数である
と認識する。そして、周波数設定手段が、共振点検出手
段の認識結果を基に前記駆動手段が発生する交番電圧の
周波数を前記共振点の周波数よりも高い周波数に設定し
直す。
【0014】これにより、超音波振動子の振動状態を検
出して共振周波数を求めこれを基に超音波振動子に印加
する交番電圧の周波数を最適化して駆動することがで
き、超音波モータを最も効率良く駆動することが可能と
なって、環境の変化やバラツキによる共振周波数の変化
があっても、異音の発生、圧電素子の破損を防止するこ
とができる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、前記振動検
出器は、超音波振動子の振動状態を検出し電圧波形とし
て出力する。前記矩形波変換器は、前記振動検出器の発
生する電圧波形を予め決定してあるスレッシュホールド
レベルを基に矩形波に変換する。前記周波数検出器は、
前記矩形波の周波数を計測する。前記共振点検出器は、
前記矩形波の周波数と、超音波振動子に印加されている
交番電圧の周波数とを比較し、矩形波の周波数が交番電
圧の周波数より2倍以上大きいときにその周波数が共振
点の周波数であると認識する。
【0016】前記周波数設定器は、前記共振点検出器が
共振点と判断した周波数よりも高い周波数に設定するよ
うに前記共振周波数発生器の周波数を決定する。
【0017】これにより、請求項1記載の発明と同様、
超音波振動子の振動状態を検出して共振周波数を求めこ
れを基に超音波振動子に印加する交番電圧の周波数を変
えて駆動することができ、超音波モータを最も効率良く
駆動することが可能となって、環境の変化やバラツキに
よる共振周波数の変化があっても、異音の発生、圧電素
子の破損を防止することができる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、前記振動検
出器を前記超音波振動子に取り付けられた機械電気変換
素子により構成したので、前記超音波振動子の振動状態
を直接電圧に変換できる。
【0019】請求項4記載の発明によれば、前記振動検
出器を前記圧電素子に流れる電流を検出する電流検出器
により構成したので、前記超音波振動子の振動状態を前
記圧電素子に流れる電流として検出できる。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0021】[第1実施例] (構成)図1乃至図6に本発明の第1実施例を示す。図
1は超音波モータの駆動装置のブロック図、図2、図3
は本実施例の超音波振動子の概略図、図4、図5は超音
波モータの概略図、図6は超音波振動子の振動の波形図
を示す。
【0022】以下に、本実施例の超音波モータの駆動装
置について詳述する。図1乃至図5において、外部から
周波数を可変できる駆動手段を構成する共振周波数発生
器1は、超音波振動子10の共振周波数近傍の交番電圧
を発生し、この交番電圧をアンプ2によって増幅し、増
幅した交番電圧を超音波振動子10の駆動用圧電素子5
1に印加して、超音波振動子10に超音波エネルギーを
生成し、ロータ62を回転駆動するようになっている。
前記アンプ2としては超音波振動子10を確実に振動さ
せることができるような電流容量を持つパワーアンプが
最適である。
【0023】前記超音波振動子10の圧電素子68の振
動状態は振動検出用の振動検出器3によって電圧波形と
して検出され、矩形波変換器4により予め設定してある
スレッシュホールドレベルを以て矩形波に変換される。
ここで、矩形波変換器4の入力は電気ノイズによる検出
ミスを避けるためシュミットトリガ入力が好適で、その
スレッシュホールドレベルは振動振幅の10%以上50
%以下が好適である。
【0024】前記矩形波の周波数を周波数検出器5で計
測し、超音波振動子10に印加している交番電圧の周波
数と比較し共振点検出器6で共振点かどうか判断した
後、周波数設定器7で共振周波数より高い周波数を共振
周波数発生器1に設定するようになっている。
【0025】前記超音波振動子10は、図2、図3に示
すように、駆動用圧電素子51と、振動検出用の圧電素
子68と、駆動用圧電素子51の振動面と平行な接触面
(回転体との接触面)60を有するホーン(共振体)5
4と、ホーン54と駆動用圧電素子51と振動検出用の
圧電素子68をカラー52を介して締め付け固定するた
めのボルト53等より構成している。
【0026】前記ホーン54は、中心軸線61を中心と
して軸対象に一対の突起55を形成し、各突起55を軸
線61を中心として互いに180°ずれた位置に配置構
成している。各突起55はそれぞれ同一水平面の接触面
60を有しており、かつ、この接触面60からホーン5
4の円筒側面にかけて形成した斜面56をそれぞれ有し
ている。尚、59で示すのは垂直面部である。
【0027】また、各突起55には、他の突起55との
作図上干渉する位置まで設けられた斜面57がそれぞれ
形成してあり、振動時に2つの突起55の振動が互いに
独立した振動とならないように構成している。
【0028】前記ボルト53は、比較的大径のネジ部5
3aと、小径の軸部53bと、軸部53bの先端部に螺
刻した小径ネジ部53cとにより構成してあり、駆動用
圧電素子51と振動検出用圧電素子68とホーン54の
本体部はカラー52を介してボルト53の大径ネジ部5
3aで固定されるようになっている。
【0029】また、ボルト53の小径軸部53bは、ホ
ーン54の軸心孔部58を貫挿しており、小径軸部53
bと軸心孔部58との間にはホーン54の振動時に互い
に接触しない様に空間を設けている。
【0030】また、図4に示すように、前記ホーン54
の軸心孔部58を貫通した小径軸部53bには、ロータ
62が軸受63を介して支持されており、このロータ6
2は、小径ネジ部53cに螺着したナット65と、この
ナット65と軸受63との間に弾装したばね64を介し
てホーン54の各突起55の接触面60に押圧接触する
ようになっている。
【0031】(作用)上記構成において、前記共振周波
数発生器1により生成した共振周波数近傍の交番電圧を
駆動用圧電素子51に印加すると、振動がホーン54に
より増幅され、接触面60で図5に示すような大きな縦
方向振動66となる。また、同時に斜面56に縦振動波
が当たり、ホーン54の突起55が横方向振動67を行
う。
【0032】このような振動は、一対の突起55間で1
80°位相がずれるので、2つの楕円モード振動が発生
し、この楕円モード振動によりロータ62が回転駆動さ
れるものである。特に、各突起55の斜面56を作図上
干渉するように設定しているので、2つの突起55の振
動が独立せず、従って接触面60にロータ62が片あた
りした場合であっても、無負荷側の振動エネルギーが負
荷側突起55に伝達しやすい。
【0033】ここで、超音波モータは、温度、負荷等に
よりインピーダンスが大幅に変化するため、共振周波数
がずれる。この共振周波数のズレを追尾するために、電
流値を一定にするように制御したり、印加電圧の電流と
電圧の位相差を0にするように制御することによって、
印加交番電圧を超音波振動子10の共振周波数に設定す
ることが一般的に行われるが、この共振周波数付近で
は、超音波振動子10の振動は図6に示すように2次以
上の高調波が重畳された振動波形となり、ロータ62は
効率よく回転することができない。
【0034】以上のように、超音波モータは超音波振動
子10の振動が乱れている時には起動不良やトルクムラ
等で回転は安定せず、共振点付近で振動波形が良好なと
きに最も効率よく回転させることができる。
【0035】そこで、図1に示すように、共振周波数発
生器1からアンプ2を介し超音波振動子10に交番電圧
を印加し、超音波振動子10の振動状態に応じた前記振
動検出用圧電素子68の出力信号を、振動検出器3によ
り検出する。
【0036】前記矩形波変換器4は、図6に示すよう
に、振動検出器3によって検出した振動波形をあるスレ
ッシュホールドレベルを以て矩形波信号に変換する。周
波数検出器5は、矩形波変換器4で得られる矩形波信号
から超音波振動子10の振動の周波数を求める。
【0037】共振点検出器6は、超音波振動子10に印
加している交番電圧の周波数と周波数検出器6で求めた
振動周波数とを比較し、振動周波数のほうが印加交番電
圧の周波数より2倍以上大きいときに共振周波数である
と判断する。
【0038】周波数設定器7は、共振点検出器6の判断
結果を基に前記共振周波数より高い周波数の交番電圧を
超音波振動子10の駆動用圧電素子51に印加するよう
に共振周波数発生器1の出力周波数を設定する。
【0039】(効果)このように、超音波振動子10の
振動状態を検出して共振周波数を検出しているため、超
音波モータの環境の変化やバラツキによる共振周波数の
変化があっても、検出の誤差がない。
【0040】さらに、振動波形が乱れない周波数で超音
波振動子10を駆動しているため、異音の発生や圧電素
子の破壊を防止することができ、最も効率の良い周波数
で超音波振動子10を駆動することができる。
【0041】[第2実施例] (構成)図7、図8に本発明の第2実施例を示す。図
7、図8は第2実施例に於ける超音波振動子の概略構成
を示すものである。
【0042】本実施例の超音波モータは、図4、図5に
示す第1実施例の超音波モータと略同様な構成である
が、前記振動検出用圧電素子68を無くす替わりにホー
ン54の垂直面部59に振動検出用圧電素子69を貼り
付けたことが特徴である。振動検出用圧電素子69の分
極方向は垂直面部59と平行で、かつボルト53と平行
な方向としている。
【0043】(作用)本実施例の超音波モータにおいて
は、振動検出用圧電素子69が、ホーン54の垂直面部
59に取り付けられているため、超音波エネルギーを与
えられて振動するホーン54の縦方向振動振幅を電圧に
変換し振動検出器3に送出する。
【0044】(効果)本実施例によれば、第1実施例と
同様の効果が得られるとともに、ロータ62を駆動して
いる接触面60の近傍に振動検出用圧電素子69を配置
しているため、より確実に振動状態を検出できる。尚、
ホーン54の斜面56に振動検出用圧電素子69を配置
しても同様の効果が得られる。
【0045】[第3実施例] (構成)図9に第3実施例を示す。図9は第3実施例に
於ける全体構成を示すブロック図である。
【0046】本実施例の構成は第1実施例の構成と基本
的に同様であるが、前記アンプ2と、超音波振動子10
に組付けられている駆動用圧電素子51の間に電流検出
用の抵抗9を挿入するとともに、抵抗9の両端の電位差
を差動増幅器8に入力し、差動増幅器8で電流電圧変換
された電流波形を矩形波変換器4に入力するようにした
ことが特徴である。
【0047】(作用)本実施例においては、超音波振動
子10の振動状態は駆動用圧電素子51に流れる電流と
比例関係にあり、その電流を抵抗9と差動増幅器8によ
って検出する。
【0048】このように駆動用圧電素子51に流れる電
流を検出することによって、間接的に超音波振動子10
の振動状態を検出し、その振動状態を矩形波変換器4に
よって矩形波とし、その周波数を測定することで共振周
波数を検出する。
【0049】(効果)第1実施例と同様の効果が得られ
るとともに、抵抗9と差動増幅器8の簡単な部品で構成
できるため、安価に駆動装置を実現できる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、使用され
る環境の変化や超音波モータの個体差によるインピーダ
ンスの変化があっても、異音の発生及び圧電素子の破損
を防止しつつ高効率で超音波モータを駆動することが可
能な駆動装置を提供することができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、簡略な回路
構成で請求項1記載の発明と同様異音の発生及び圧電素
子の破損を防止しつつ高効率で超音波モータを駆動する
ことが可能な駆動装置を提供することができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加え、直接超音波モータの駆動に必要
な振動の検出を行うため駆動周波数を確実に最適化でき
る。
【0053】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加え、回路構成の簡略化、低価格化を
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の超音波モータの駆動装置
のブロック図である。
【図2】本実施例の超音波振動子の概略正面図である。
【図3】本実施例の超音波振動子の概略側面図である。
【図4】本実施例の超音波モータの概略正面図である。
【図5】本実施例の超音波モータの概略側面図である。
【図6】本実施例の超音波振動子の振動状態を示す波形
図である。
【図7】第2実施例の超音波モータの概略正面図であ
る。
【図8】第2実施例の超音波モータの概略側面図であ
る。
【図9】第3実施例の超音波モータの駆動装置のブロッ
ク図である。
【図10】従来の超音波モータの駆動装置のブロック図
である。
【符号の説明】
1 共振周波数発生器 2 アンプ 3 振動検出器 4 矩形波変換器 5 周波数検出器 6 共振点検出器 7 周波数設定器 8 差動増幅器 9 抵抗 10 超音波振動子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体と、この回転体を駆動する超音波
    振動子と、交番電圧の印加により前記超音波振動子に超
    音波振動を励振させる圧電素子とを具備する超音波モー
    タを駆動する超音波モータの駆動装置において、 前記超音波振動子の共振点近傍の周波数の交番電圧を発
    生して前記圧電素子を駆動するとともに、前記交番電圧
    の周波数を可変に構成した駆動手段と、 前記超音波振動子の振動周波数を検出する振動検出手段
    と、 この振動検出手段により検出した超音波振動子の振動周
    波数と、前記駆動手段から圧電素子に印加している交番
    電圧の周波数とを比較し、超音波振動子の振動周波数が
    交番電圧の周波数より大きいとき共振点の周波数である
    と認識する共振点検出手段と、 この共振点検出手段の認識結果を基に前記駆動手段が発
    生する交番電圧の周波数を前記共振点の周波数よりも高
    い周波数に設定し直す周波数設定手段と、 を有することを特徴とする超音波モータの駆動装置。
  2. 【請求項2】 回転体と、この回転体を駆動する超音波
    振動子と、交番電圧の印加により前記超音波振動子に超
    音波振動を励振させる圧電素子とを具備する超音波モー
    タを駆動する超音波モータの駆動装置において、 前記超音波振動子の共振点近傍の周波数の交番電圧を発
    生して前記圧電素子を駆動するとともに、前記交番電圧
    の周波数を可変に構成した共振周波数発生器と、 前記
    超音波振動子の振動状態を検出する振動検出器と、 前記振動検出器から得られる振動波形から、予め決定し
    てあるスレッシュホールドレベルを基に矩形波に変換す
    る矩形波変換器と、 前記矩形波変換器からの矩形波の周波数を検出する周波
    数検出器と、 前記矩形波の周波数と、超音波振動子に印加している交
    番電圧の周波数とを比較し、前記矩形波の周波数が前記
    共振周波数発生器の発生している周波数より2倍以上大
    きいとき共振点の周波数であると認識する共振点検出器
    と、 前記共振点検出器の出力に伴い前記共振点検出器が検出
    した周波数よりも高い周波数に設定するように前記共振
    周波数発生器の周波数を決定する周波数設定器と、 を有することを特徴とする超音波モータの駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記振動検出器は、超音波振動子に取り
    付けられた機械電気変換素子であることを特徴とする請
    求項2項記載の超音波モータ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記振動検出器は、前記圧電素子に流れ
    る電流を検出する電流検出器であることを特徴とする前
    記請求項2記載の超音波モータの駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018061494A1 (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 オムロンヘルスケア株式会社 超音波振動子駆動装置およびメッシュ式ネブライザ
KR20190048137A (ko) * 2017-10-30 2019-05-09 현대오트론 주식회사 초음파 처리 장치 및 방법

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