JP2008199774A - 駆動装置、駆動装置の状態検出方法および駆動装置の制御方法 - Google Patents

駆動装置、駆動装置の状態検出方法および駆動装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】圧電素子の状態を検出できる駆動装置、駆動装置の状態検出方法、および、駆動装置の制御方法を提供する。
【解決手段】
電圧が印加されると伸縮する圧電素子5と、圧電素子5に一端が固定された振動部材6と、振動部材6に摩擦係合しする摩擦係合部材7と、電源2に接続され、圧電素子5に電源2の電圧を所定の駆動周期Tで印加する駆動回路4とを有する駆動装置1に、電源2と圧電素子5との間の電路、または、圧電素子2と接地点との間の電路に検出抵抗12を配設し、駆動周期T中の充電スイッチング素子8,10および放電スイッチング素子9,11の動作から僅かに遅れたタイミングで検出抵抗の両端の電位差dVを測定し検出した電位差dVが増大したときは、圧電素子5の容量が増加していると判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は圧電素子を用いた摩擦駆動方式の駆動装置に関する。
圧電素子によって、方向によって変位速度が異なるように、軸状の振動部材を軸方向に往復変位させ、振動部材に摩擦係合する摩擦係合部材を振動部材に対してすべり変位(摩擦係合部材が移動する場合と、振動部材が移動する場合とがある)させる摩擦駆動方式の駆動装置が公知である。
このような摩擦駆動方式の駆動装置では、圧電素子に周期的に変動する電圧を印加する駆動装置が必要とされる。中でも、半導体スイッチング素子によって、圧電素子の電極に電圧を印加または接地する駆動回路が利用される。
例えば、特許文献1には、圧電素子の一極を常時接地しておき、他極を電源に接続するスイッチと、接地するスイッチング素子とを備えるハーフブリッジからなる駆動回路が開示されている。また、特許文献2には、電気機械変換素子のいずれか一極を電源に接続し、他極を接地することで、圧電素子に印加される極性が変化するフルブリッジ回路が開示されている。
このような駆動装置では、圧電素子の特性が変化して、摩擦係合部材をすべり変位させる駆動速度が変化してしまう可能性がある。また、圧電素子のショートなどの故障が発生したときに、過大な電流が流れ、駆動装置だけでなく電源等に損害が発生する危険性がある。
特開2001−268951号公報 特開2001−211669号公報
前記問題点に鑑みて、本発明は、圧電素子の状態を検出できる駆動装置、駆動装置の状態検出方法、および、駆動装置の制御方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明による駆動装置は、電圧が印加されると伸縮する圧電素子と、前記圧電素子に一端が固定され、前記圧電素子の伸縮によって、軸方向に往復変位可能な振動部材と、前記振動部材に摩擦係合し、前記振動部材の往復変位によって、前記振動部材に対してすべり変位する摩擦係合部材と、前記圧電素子の電極を所定の駆動周期で電源に接続する充電スイッチング素子と、前記電極を接地する放電スイッチング素子と、前記電源と前記圧電素子との間の電路、または、前記圧電素子と接地点との間の電路に配設された検出抵抗とを備える駆動回路と、前記検出抵抗の両端の電位差を検出する電位差検出手段と、前記電位差検出手段が測定した電位差に基づいて前記圧電素子の状態を判定する状態判定手段とを有するものとする。
この構成によれば、圧電素子に充放電する際の電流値を検出抵抗における電圧降下として検出し、電圧降下の波形の変化によって圧電素子の容量変化や充放電の経路の異常を検出することができる。これにより、圧電素子の状態変化に応じて駆動電圧波形を調整して駆動力や駆動速度を標準化したり、故障の発生を検出して動作を停止し、障害を最小限度に留めることができる。
また、本発明の駆動装置において、前記電位差検出手段は、前記駆動周期中の所定のタイミングで、好ましくは、前記充電スイッチング素子および前記放電スイッチング素子の状態を切り替えてから僅かに遅れたタイミングで、前記電位差を検出してもよい。
この構成によれば、充放電の電流波形を所定のタイミングの電位差で代表して確認するので構成が簡単である。また、充放電電流は、スイッチング素子の動作時に最大値を示し、徐々に減衰してゼロに漸近してゆく、このため、スイッチング素子の動作から僅かに遅れたタイミング、好ましくは、電源から圧電素子を介して接地点に至る回路の時定数の0.1倍から2倍までの時間だけ遅れた、電位差の変化率がある程度小さくなったときに、検出抵抗の電位差を測定することで、測定値がばらつき難く、また、変化率を算出しやすい程度の大きさを有する測定値が得られる。
また、本発明によれば、電圧が印加されると伸縮する圧電素子と、前記圧電素子に一端が固定され、前記圧電素子の伸縮によって、軸方向に往復変位可能な振動部材と、前記振動部材に摩擦係合し、前記振動部材の往復変位によって、前記振動部材に対してすべり変位する摩擦係合部材と、前記圧電素子の電極を所定の駆動周期で電源に接続する充電スイッチング素子と、前記電極を接地する放電スイッチング素子とを備える駆動回路とを有する駆動装置の状態検出方法は、前記電源と前記圧電素子との間の電路、または、前記圧電素子と接地点との間の電路に検出抵抗を配設し、前記駆動周期中の所定のタイミングで前記検出抵抗の両端の電位差を検出し、検出した前記電位差を基に前記圧電素子の状態を判定する方法とする。
この方法によれば、圧電素子に充放電する際の電流値を検出抵抗における電圧降下として検出し、電圧降下の波形の変化によって圧電素子の容量変化や充放電の経路の異常を検出することができる。
また、充電および放電スイッチング素子の動作から僅かに遅れたタイミング、好ましくは、電源から圧電素子を介して接地点に至る回路の時定数の0.1倍から2倍までの時間だけ遅れた、電位差の変化率がある程度小さくなったときに、検出抵抗の電位差を測定することで、測定値がばらつき難く、また、変化率を求められる程度の大きさを有する測定値が得られる。
また、圧電素子がショートした場合、充放電電流が減衰しないので、スイッチング素子の動作から圧電素子と検出抵抗とからなるRC回路の時定数以上遅れたタイミングで検出抵抗の電位差を測定し、電位差が大きい場合は圧電素子のショートであることが分かる。
また、本発明による駆動装置の制御方法は、前記駆動装置の状態検出方法によって前記圧電素子状態の変化を検出したときは、前記充電スイッチング素子および前記放電スイッチング素子の動作パターンを変更、好ましくは、前記圧電素子の容量の増加を検出したときは、前記駆動周期を長くする方法とする。
圧電素子の容量の変化応じて、デューティ比や駆動周期などを変更することで、駆動力や駆動速度を標準化できる。
本発明によれば、検出抵抗による電圧降下を測定して圧電素子の容量の変化を検出することにより、駆動装置の動作を最適化することができる。
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明の第1実施形態の駆動装置1の構成を示す。駆動装置1は、電圧Vp(V)の直流電源2および制御装置3が接続された駆動回路4と、駆動回路の出力が電極5a,5bに印加される圧電素子5と、圧電素子5に一端が固定された軸状の振動部材6と、振動部材6に摩擦力によって係合する摩擦係合部材7とを有する。
圧電素子5は、電極5a,5b間に印加される電圧に応じて、振動部材6の軸方向に伸縮するようになっている。圧電素子5が伸縮すると、振動部材6は軸方向に往復移動(変位)する。摩擦係合部材7は、振動部材6が緩慢に移動する場合には、振動部材6に摩擦係合したままともに移動するが、振動部材6が急峻に移動すると、その慣性力によってその場に留ろうとして、振動部材6に対してすべり変位する。
駆動回路4は、制御装置3の制御信号S1,S2,S3,S4によってオン/オフさせられる4つのトランジスタ8,9,10,11と、保護抵抗12とを備える。トランジスタ8は、オンすることで電源2の電圧を保護抵抗12を介して圧電素子5の電極5aに印加するpチャネル型FETからなる充電スイッチング素子であり、トランジスタ9は、オンすることで電極5aを保護抵抗12を介して接地するnチャネル型FETからなる放電スイッチング素子である。また、トランジスタ10は、オンすることで電源2の電圧を電極5bに印加するpチャネル型FETからなる充電スイッチング素子であり、トランジスタ11は、オンすることで電極5bを接地するnチャネル型FETからなる放電スイッチング素子である。
また、駆動装置1は、検出抵抗12の両端の電位V1,V2の電位差dVを導出して制御装置3に入力する差分器(電位差検出手段)13を有している。制御装置3は、入力された電位差dVをA/D変換し、電位差dVに基づいて圧電素子5の状態を判定し(状態判定手段)、圧電素子5の状態に応じて駆動回路4を最適に制御する。
制御装置3は、トランジスタ8,9,10,11をそれぞれ駆動する周期的な矩形波状の制御信号S1,S2,S3,S4を出力するが、制御信号S1と制御信号S2が同じ波形であり、制御信号S3と制御信号S4とは、制御信号S1,S2の反転出力である。これにより、制御装置3は、トランジスタ8とトランジスタ11とが同時にオンし、トランジスタ9とトランジスタ10とがトランジスタ8,11がオフのときにオンするように駆動回路4を制御する。つまり、駆動回路4は、圧電素子5の電極5a,5bのいずれか一方に電源2の電圧Vp(V)を印加しながら他方を接地し、電圧Vp(V)を印加する電極5a,5bを交互に切り替えるフルブリッジ回路である。
制御信号S1,S2,S3,S4の駆動周期をT(秒)とすると、例えば、トランジスタ8,11は、0.7T(秒)のオンと0.3T(秒)のオフとを繰り返し、トランジスタ9,10は、0.7T(秒)のオフと0.3T(秒)のオンとを繰り返す。これによって、圧電素子5の電極5a−5b間には、+Vp(V)が0.7T(秒)、−Vp(V)が0.3T(秒)、繰り返し印加される。この場合、圧電素子5および振動部材6の機械的な遅れによって、振動部材6は圧電素子5に押し出される方向と圧電素子5に引き戻される方向との移動速度に違いが生じ、摩擦係合部材7を振動部材6に対して一方向にだけすべり移動させて駆動する。
トランジスタ8,11がオンする時間の比(デューティ比)は、摩擦係合部材7を移動させる速度に応じて変更されるようになっており、制御信号S1,S2と、制御信号S3,S4との出力時間比を入れ替えることによって、摩擦係合部材7がすべり移動する方向を逆転させることができる。
図2に、駆動装置1の制御信号S1,S2,S3,S4と、圧電素子5の電極5a−5b間に印加される電圧と、検出抵抗12における電圧降下(dV)、つまり、検出抵抗12の両端の電位差(V1−V2)との関係を示す。
制御信号S1,S2,S3,S4は、矩形波であり、トランジスタ8,11またはトランジスタ9,10を同時にオンして電源2と接地点とを圧電素子5を介して接続する。しかしながら、トランジスタ8,11または9,10のオン抵抗、検出抵抗13および圧電素子の内部抵抗があるために、充電電流が制限され、これらの抵抗において電圧降下が発生するので、図示するように、圧電素子5の電極5a−5b間に現れる電圧は、1次遅れの波形となる。
圧電素子5の充放電に係る回路、つまり、駆動装置1の電源2から圧電素子5を介して接地点に至る回路は、RC回路と同視できる。例えば、検出抵抗が1(Ω)、pチャネル型FETからなるトランジスタ8,10のオン抵抗が0.7(Ω)およびnチャネル型FETからなるトランジスタ9,11のオン抵抗0.3(Ω)であり、圧電素子5の容量が(70nF)であるとすると、このRC回路の時定数τは、約0.14(μ秒)である。
駆動装置1の制御装置3は、トランジスタ8,9,10,11の動作(切り替わり)からτμ秒後と、10τμ秒後の検出抵抗12における電位差(それぞれ、dV,dVとする)とを測定している。
駆動装置1が初期状態にある正常時において、電位差dVは、トランジスタ8,9,10,11の動作時に現れる最大値の約37%であり、電位差dVは、略ゼロである。
圧電素子5の容量が増加した場合、圧電素子5を充電するために必要な電荷の量が多くなるので、正常時に較べて電流値の減少が緩やかになる。このため、トランジスタ8,9,10,11の動作から十分に時間が経過したときの電位差dVは変わらないが、トランジスタ8,9,10,11の動作から僅かに遅れたタイミングでの電位差dVは正常時に較べて大きな値を示している。
このように、トランジスタ8,9,10,11の動作から僅かに遅れたタイミングで、検出抵抗12の両端の電位差dVを測定すれば、電位差dVの大きさによって圧電素子5の容量の増減を判定することができる。
この電位差dVを測定するタイミングは、トランジスタ8,9,10,11の動作の直後では、測定値が大きく増減を判定しやすい反面、電位差の変化率が大きいために測定誤差が大きくなる。逆に、トランジスタ8,9,10,11の動作から大きく遅れると、電位差の変化率は小さく測定誤差が小さくなるが、測定値が非常に小さくなるので正常時との比較が困難になる。
駆動装置1を完全なRC回路と仮定すると、トランジスタ8,9,10,11の動作から時定数τの0.1倍だけ遅れた時点で、検出抵抗12の電位差dVは、最大値の約90%まで減少し、変化率もある程度緩やかになる。また、トランジスタ8,9,10,11の動作から時定数τの2倍だけ遅れた時点では、検出抵抗12の電位差dVは、最大値の約14%まで減少し、これ以上測定値が減少すると正常時との比が正確に求められなくなる。よって、圧電素子5の容量の変化を判定するためには、検出抵抗12の両端の電位差dVを、トランジスタ8,9,10,11の動作から時定数τの0.1倍以上、2倍以下だけ遅れた時点で測定することが好ましい。
また、圧電素子5がショートした場合、電位差dVだけでなく電位差dVも上昇している。つまり、圧電素子5のショートを判定するためには、トランジスタ8,9,10,11の動作から十分に遅れた時点で、電位差dVを測定することが効果的である。トランジスタ8,9,10,11の動作から時定数τだけ遅れた時点で、検出抵抗12の電位差dVは、最大値の約37%まで減少し、ショート時の電位差との違いを容易に検出できる。つまり、圧電素子5のショートの判定には、トランジスタ8,9,10,11の動作から時定数τ以上遅れて、検出抵抗12の電位差dVを測定することが好ましい。
また、圧電素子5または駆動回路4が断線したときは、電位差dVおよびdVはともにゼロになっている。つまり、トランジスタ8,9,10,11の動作から僅かに遅れて測定した電位差dVによって断線を監視することもできる。
圧電素子5のショートや圧電素子5または駆動回路4の断線が検出された場合、電源2等を保護するために、制御装置3が制御信号S1,S2,S3,S4を出力しないようにするとよい。さらに、このような異常を知らせるために外部に信号を出力するようにしてもよい。
本実施形態では、検出抵抗12を、トランジスタ8,9と電極5aとの間の電路に設けているが、トランジスタ10,11と電極5bとの間の電路(図中の点A)、電源2とトランジスタ8,10との間の電路(図中の点B)、或いは、トランジスタ9,11と接地点との間の電路(図中の点C)に検出抵抗12を配設してもよい。
尚、本実施形態では、差分器13によって、検出抵抗12の電位差dVを測定しているが、制御装置3の内部で演算によって算出するようにしてもよい。また、検出抵抗12の電位差dVの積分値を測定するようにすれば、電流値の総和、つまり、圧電素子5に充電された電荷の総量を算出することができ、圧電素子5の容量をより正確に判定できる。
さらに、図3に、本発明の第2実施形態の駆動装置1の構成を示す。本実施形態の説明において、第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付して、説明を省略する。本実施形態の駆動回路4は、充電スイッチング素子である1つのトランジスタ8と、放電スイッチング素子である1つのトランジスタ9とを備え、圧電素子5の電極5aが電源2または接地点に接続され、電極5bが常に接地されているハーフブリッジ回路である。
本実施形態では、小さな入力電流でトランジスタ8をスイッチングできるように、バイポーラトランジスタ13と複数の抵抗14,15,16,17,18を備えているが、制御信号S1によってトランジスタ8がオンし、制御信号S2によってトランジスタ9がオンすることに変わりはない。
本実施形態においても、検出抵抗12において、圧電素子5の充放電電流による電圧降下が発生し、この電圧降下を測定することで、圧電素子5の容量変化などの駆動装置1の状態を判定でき、判定結果に応じて、制御信号S1,S2のパターンを変えることによって、駆動装置1の性能変化を補償することができる。
本実施形態においても、検出抵抗12を、トランジスタ8,9と電極5aとの間の電路(点D)や、電極5bと接地点との間の電路(点E)に設けてもよい。
本実施形態において、圧電素子5をレンズユニットの筐体に固定し、摩擦係合部材7にレンズを保持すれば、素子固定式のレンズ移動機構になる。また、圧電素子5を移動ステージに固定し、摩擦係合部材7を筐体に固定すれば、振動部材6および圧電素子5が摩擦係合部材7に対して移動(摩擦係合部材7が相対的に振動部材6に対してすべり変位)して移動ステージを駆動する、自走式のステージ移動機構となる。
本発明の第1実施形態の駆動装置の回路図。 図1の駆動装置に制御信号と充放電電流の関係を示すタイムチャート。 本発明の第2実施形態の駆動装置の回路図。
符号の説明
1 駆動装置
2 電源
3 制御装置(状態判定手段)
4 駆動回路
5 圧電素子
5a,5b 電極
6 振動部材
7 摩擦係合部材
8 トランジスタ(充電スイッチング素子)
9 トランジスタ(放電スイッチング素子)
10 トランジスタ(充電スイッチング素子)
11 トランジスタ(放電スイッチング素子)
12 検出抵抗
13 差分器(電位差検出手段)

Claims (8)

  1. 電圧が印加されると伸縮する圧電素子と、
    前記圧電素子に一端が固定され、前記圧電素子の伸縮によって、軸方向に往復変位可能な振動部材と、
    前記振動部材に摩擦係合し、前記振動部材の往復変位によって、前記振動部材に対してすべり変位する摩擦係合部材と、
    前記圧電素子の電極を所定の駆動周期で電源に接続する充電スイッチング素子と、前記電極を接地する放電スイッチング素子と、前記電源と前記圧電素子との間の電路、または、前記圧電素子と接地点との間の電路に配設された検出抵抗とを備える駆動回路と、
    前記検出抵抗の両端の電位差を測定する電位差検出手段と、
    前記電位差検出手段が測定した電位差に基づいて前記圧電素子の状態を判定する状態判定手段とを有することを特徴とする駆動装置。
  2. 前記電位差検出手段は、前記駆動周期中の所定のタイミングで、前記電位差を検出することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記所定のタイミングは、前記充電スイッチング素子および前記放電スイッチング素子の動作から僅かに遅れたタイミングであることを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
  4. 電圧が印加されると伸縮する圧電素子と、前記圧電素子に一端が固定され、前記圧電素子の伸縮によって、軸方向に往復変位可能な振動部材と、前記振動部材に摩擦係合し、前記振動部材の往復変位によって、前記振動部材に対してすべり変位する摩擦係合部材と、前記圧電素子の電極を所定の駆動周期で電源に接続する充電スイッチング素子と、前記電極を接地する放電スイッチング素子とを備える駆動回路とを有する駆動装置の状態検出方法であって、
    前記電源と前記圧電素子との間の電路、または、前記圧電素子と接地点との間の電路に検出抵抗を配設し、
    前記駆動周期中の所定のタイミングで前記検出抵抗の両端の電位差を測定し、
    検出した前記電位差を基に前記圧電素子の状態を判定することを特徴とする駆動装置の状態検出方法。
  5. 前記所定のタイミングは、前記充電スイッチング素子および前記放電スイッチング素子の動作から僅かに遅れたタイミングであり、
    検出した前記電位差が増大したときは、前記圧電素子の容量が増加していると判定することを特徴とする請求項4に記載の駆動装置の状態検出方法。
  6. 前記所定のタイミングは、前記充電スイッチング素子および前記放電スイッチング素子の動作から、前記電源から前記圧電素子を介して接地点に至る回路の時定数以上遅れたタイミングであり、
    検出した前記電位差が前記所定の範囲より大きいときは、前記圧電素子がショートしていると判定することを特徴とする請求項4に記載の駆動装置の状態検出方法。
  7. 請求項4に記載の駆動装置の状態検出方法によって、前記圧電素子の状態を判定し、
    前記圧電素子の状態の変化を検出したときは、前記充電スイッチング素子および前記放電スイッチング素子の動作パターンを変更することを特徴とする駆動装置の制御方法。
  8. 請求項5に記載の駆動装置の状態検出方法によって、前記圧電素子の状態を判定し、
    前記圧電素子の容量の増加を検出したときは、前記駆動周期を長くすることを特徴とする駆動装置の制御方法。
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