JP2002091901A - プライオリティエンコーダ - Google Patents

プライオリティエンコーダ

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JP2002091901A
JP2002091901A JP2000281684A JP2000281684A JP2002091901A JP 2002091901 A JP2002091901 A JP 2002091901A JP 2000281684 A JP2000281684 A JP 2000281684A JP 2000281684 A JP2000281684 A JP 2000281684A JP 2002091901 A JP2002091901 A JP 2002091901A
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JP2000281684A
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Kazuhiko Uehara
和彦 上原
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プライオリティレジスタのビット幅が増加した
場合に配線数が少なく且つ回路規模の小さいプライオリ
ティエンコーダを提供する。 【解決手段】上位制御部10および下位制御部70間に
接続されるプライオリティエンコーダ20は、チャネル
数に対応するプライオリティレジスタ30、その後段に
順次接続された優先度決定部40、要求マスク部50お
よびコード部60により構成される。チャネル数が増加
する場合には、略同様構成のプライオリティエンコーダ
が、上位制御部10および下位制御部70間に上段2
1、中段22および下段23に多段接続される。下段2
3は、1個であり、中段22は、少なくとも1段に構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプライオリティエン
コーダ、特にコンピュータ装置等の複数の処理チャネル
を有する電子装置の処理すべきチャネルを優先度に応じ
て決定するプライオリティエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプライオリティエンコー
ダは、例えば特開昭61−138352号公報の「デー
タ転送制御方式」および特開昭63−239526号公
報の「プライオリティエンコーダ」等に開示されてい
る。そして、コンピュータ装置等において、複数の処理
チャネルの中から処理すべきチャネルを効率よく決定す
るため等に使用される。
【0003】図18は、プライオリティエンコーダの従
来例のブロック図である。また、図19は、従来のプラ
イオリティエンコーダの主要部である優先度決定回路の
具体例(チャネル数:3)を示す図である。図18にお
いて、チャネル制御装置100および複数のチャネル
(この特定例では、CH0、CH1およびCH2の3
個)110、120および130がバス140を介して
接続される。これらチャネル110〜130は、それぞ
れプライオリティレジスタ111、121、131およ
びMEM(メモリ又は記憶装置)インターフェース用レ
ジスタ112、122、132を含んでいる。また、各
プライオリティレジスタ111、121、131は、優
先度決定回路150により制御される。チャネル制御装
置100は、MEMアクセス用レジスタ101を介して
MEMインターフェース105に接続される。
【0004】各チャネル(CH0〜CH2)110〜1
30のPI(優先情報)の先には、プライオリティレジ
スタ111〜131が、チャネル毎に接続されている。
これらのプライオリティレジスタ111〜131から
は、常時優先情報PIが入力されており、図19に示す
デコーダ(DEC)200〜202においてデコードさ
れる。この状態において、各チャネル(CH0〜CH
2)110〜130からの要求(RQ0〜RQ2)が付
勢されると、該当するデコーダ200〜202からデコ
ード出力が付勢される。
【0005】このとき、何れかのチャネル(CH0〜C
H2)110〜130において、デコード出力aが出力
されると、NOR回路203の出力ENaが「0」とな
り、このデコード出力aより優先度の低いデコード出力
を抑止するように機能する。同様にして、デコード出力
bが出力されると、NOR回路204の出力ENbが
「0」となり、このデコード出力bより優先度の低いデ
コード出力を抑止するように機能する。以下、デコード
出力cについても、同様に機能するように構成されてい
る。従って、各チャネル(CH0〜CH2)110〜1
30において、プライオリティレジスタ111〜131
に、a>b>c>……の如き優先度を持っている優先情
報PIの何れかの値を設定するかによって、各チャネル
110〜130の優先度が自動的に決まることになる。
また、2つのチャネル、例えばチャネル(CH0)11
0およびチャネル(CH2)130において、デコード
出力aが出力されると、デコーダ(DEC)200、2
01において、デコード出力aが付勢され、上述と同じ
論理に従って、NOR回路203の出力ENaが「0」
となるが、通常の優先回路206によって、例えばチャ
ネル(CH0)110が優先選択されるように動作す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
では、プライオリティレジスタ111〜131に設定さ
れている値を各チャネル110〜130毎にデコードし
ている。そのため、プライオリティレジスタ111〜1
31のビット幅(n)が増加すると、デコード後の配線
数が2のn乗倍に増加してしまい、配線領域を多くとら
なくてはいけないという問題がある。また、デコードす
るのに最低でも2のn乗個のゲート回路を用意しなけれ
ばいけないため、回路規模が大きくなるという問題があ
る。例えば、図16に示す16ビット入力のデコーダ回
路例では、プライオリティレジスタのビット幅が16ビ
ット、チャネル数が16であった場合には、65536
本の配線が16チャネルから出力される。16対655
36のデコード回路を各チャネル110〜130に持つ
ので、16対1のゲート(例えば、AND)回路が、少
なくとも65536×16個必要となる。図17に、プ
ライオリティレジスタを16ビット幅とした場合の16
チャネル分のセレクタ回路例を示す。
【0007】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、配線数および
回路規模が小さく且つ拡張性の高いプライオリティエン
コーダを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプライオリティ
エンコーダは、上位制御部および下位制御部間に接続さ
れ、チャネル毎にプライオリティレジスタを設け、この
プライオリティレジスタに設定された値により処理する
チャネルの優先度を決定するものであって、チャネル毎
の要求信号とプライオリティレジスタの設定値を各ビッ
ト単位に「1」か「0」か判定し、最終的に処理するべ
きチャネルを決定する。
【0009】また、本発明のプライオリティエンコーダ
の好適実施形態によると、プライオリティレジスタおよ
び上位制御部の出力を入力とする優先度決定部と、この
優先度決定部の後段に順次接続され、この優先度決定部
で決定されたチャネルのみ要求ありとし他のチャネルを
マスクする要求マスクおよび処理するべきチャネルを下
位制御部に通知するコード部を備える。優先度決定部
は、論理ゲートおよびセレクタにより構成される。
【0010】上位制御部および下位制御部間に複数のプ
ライオリティエンコーダを多段接続し、チャネル数の増
加に対応する。複数段のプライオリティエンコーダは、
複数個のプライオリティエンコーダを含む上段と、1個
の下段と、1段以上の中段とに配置される。
【0011】また、入力部に、チャネル毎にチャネル要
求信号保持手段を設ける。上位制御部がタイムシェアリ
ング機能を有する場合には、入力部にチャネル数に応じ
てセレクタを設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるプライオリテ
ィエンコーダの好適実施形態の構成および動作を、添付
図を参照して詳細に説明する。
【0013】先ず、図1は、本発明によるプライオリテ
ィエンコーダの第1実施形態の基本構成を示すブロック
図である。このプライオリティエンコーダ20は、上位
制御部10および下位制御部70間に接続されている。
このプライオリティエンコーダ20は、0〜aの要求チ
ャネル毎のプライオリティレジスタ30、31、32、
…、3a(以下、プライオリティレジスタを総称して3
0の参照符号を使用する)、優先度決定部40、要求マ
スク部50およびコード部60より構成される。プライ
オリティレジスタ30は、上位制御部10より設定手段
を用いて、設定値を逐次変更可能である。また、上位制
御部10からの要求信号RQ0〜RQaは、プライオリ
ティレジスタ30の出力信号である優先情報信号PI0
〜PIaと組み合わせて優先度決定部40に供給され
る。
【0014】ここで、本発明のプライオリティエンコー
ダの主要部である優先度決定部40の出力である要求信
号PRQ0〜PRQaは、各プライオリティレジスタ3
0〜3aに設定された優先情報信号PI0〜PIaおよ
び上位制御部10からくる要求信号RQ0〜RQaを用
いる。そして、要求信号RQ0〜RQaが「要求あり」
(例えば、レベルを「1」)且つプライオリティレジス
タ30の設定が同じ(優先度が同じ)で、しかも優先度
が高い値(例えば、プライオリティレジスタのビット幅
を4ビットとしたとき、0h:優先度低い < Fh:優
先度高い)が設定されているチャネルの要求信号PRQ
0〜PRQaが、「1」となる。斯かる優先度決定部4
0の具体例の構成図を、図7に示す。図7に示す0〜a
のチャネル数の優先度決定部40は、複数のANDゲー
トA、複数の2−1SELおよび1個のORゲートRよ
りなる複数段の回路により構成される。
【0015】要求マスク部50では、優先度決定部40
からくる要求信号PRQ0〜PRQaが「要求あり」
(例えば、レベル「1」)のチャネルの中から予め決め
られた順番で(例えば、チャネル番号の小さい方)処理
するチャネルを1つ決定する。決定したチャネルの要求
信号MRQx(x:処理決定したチャネル番号)は、
「要求あり」(例えば、レベル「1」)となり、それ以
外のチャネルは要求があってもマスク(例えば、レベル
「0」)し、コード部60に通知される。そこで、コー
ド部60は、要求マスク部50から通知された各チャネ
ルの要求信号MRQ0〜MRQaに相当する値にコード
し、処理チャネル通知信号ENCを下位制御部70に通
知する。下位制御部70は、処理チャネル通知信号EN
Cを参照することで、処理すべきチャネルを知ることが
できる。
【0016】次に、図2は、処理するチャネル数が多く
なった場合の、本発明によるプライオリティエンコーダ
の概略構成を示す。図2に示す如く、上段プライオリテ
ィエンコーダ21、中段プライオリティエンコーダ22
および下段プライオリティエンコーダ23の如く多段接
続構成として、実現することができる。プライオリティ
エンコーダの段数を3段以上にする場合には、中段プラ
イオリティエンコーダ22を増加することになる。図2
の特定例では、4段構成であり、中段が2段構成であ
る。
【0017】次に、図3は、図2に示す上段プライオリ
ティエンコーダ21のブロック図である。また、図4
は、図2に示す中段プライオリティエンコーダ22のブ
ロック図を示し、図5は、図2に示す下段プライオリテ
ィエンコーダ23のブロック図である。尚、図3〜図5
において、図1に示す構成要素に対応する構成要素に
は、説明の便宜上、同様の参照符号を使用することとす
る。
【0018】図3には、上位制御部10および中段プラ
イオリティエンコーダ22間に配置された上段プライオ
リティエンコーダ21を示す。この上段プライオリティ
エンコーダ21は、チャネル毎のプライオリティレジス
タ30、優先度決定部41、要求マスク部50およびコ
ード部61により構成される。図1に示す基本プライオ
リティエンコーダ20と比較すると、図3の上段プライ
オリティエンコーダ21は、優先度決定部41およびコ
ード部61が異なっている。優先度決定部41は、上述
した優先度決定部40の機能に、上位制御部10からの
要求信号RQ0〜RQaの中に「要求あり」が1つでも
あれば、中段プライオリティエンコーダ22に全チャネ
ルの要求信号UARQを「要求あり」(例えば、レベル
を「1」)と通知する機能が付加されている。次に、コ
ード部61は、上述したコード部60に、最終的に「要
求あり」と決定したチャネルのプライオリティレジスタ
値を中段プライオリティエンコーダ22にプライオリテ
ィレジスタ信号UPIを通知する機能が付加されてい
る。
【0019】次に、図4に示す中段プライオリティエン
コーダ22は、上段プライオリティエンコーダ21およ
び下段プライオリティエンコーダ23間に接続されてい
る。この中段プライオリティエンコーダ22は、優先度
決定部41、要求マスク部50およびコード部62によ
り構成される。図3を基本とすると、図4の中段プライ
オリティエンコーダ22は、コード部62が異なってい
る。コード部62は、上述したコード部61に、更に上
段プライオリティエンコーダ21からの処理チャネル通
知信号UENC0〜UENCbの中から最終的に「要求
あり」と決定したチャネルの処理チャネル通知信号ME
NCを下位プライオリティエンコーダ23に通知する機
能が付加されている。
【0020】最後に、図5の下段プライオリティエンコ
ーダ23は、中段プライオリティエンコーダ22および
下位制御部70間に接続され、優先度決定部40、要求
マスク部50およびコード部63により構成される。図
1の基本プライオリティエンコーダと比較すると、図5
に示す下段プライオリティエンコーダ23は、コード部
63が異なっている。コード部63は、コード部60に
中段プライオリティエンコーダ22からの処理チャネル
通知信号MENC0〜MENCcの中から最終的に「要
求あり」と決定したチャネルの処理チャネル通知信号E
ENCを、下位制御部70に通知する機能が付加されて
いる。
【0021】次に、各部の構成を説明する。説明の便宜
上、チャネル数を4、プライオリティレジスタ30の幅
を2ビット、プライオリティレジスタ30に設定されて
いる優先情報は、数値の大きい方が高優先度とする。ま
た、要求信号は「要求あり」で「1」、「要求なし」で
「0」、要求マスク部50はチャネル番号の小さい方が
高優先度とした場合の詳細構成図を図8に示す。優先度
決定部40は、各チャネル、各プライオリティレジスタ
30のビット毎に1つのANDゲートA10〜A13、
A20〜A23および2対1セレクタ(以下、2−1S
ELと表記する)S10〜S13、S20〜S23で基
本部分を構成される。そして、ORゲートR10、R2
0にて各チャネルに設定されている優先情報と「要求あ
り」および「要求なし」ビット単位に通知しあってい
る。要求マスク部50は、ANDゲートA31〜A33
により構成され、チャネル番号が小さい方に「要求あ
り」となった場合には、それより大きいチャネルに対し
て、マスクをかけるよう構成されている。コード部60
は、コーダ回路C10で構成されている。
【0022】図9および図10は、多段接続時の優先度
決定部40又は41およびコード部60、61又は62
の詳細構成図である。図9中、優先度決定部41は、図
8に示す優先度決定部40に各チャネルからの要求信号
URQ0〜URQ3をOR(論理和)するORゲートR
30が付加されたのみの構成である。また、図10にお
いてコード部61は、4個のANDゲートおよび1個のO
Rゲートを付加し、コード部60に要求マスク部50か
らの要求信号MRQ0〜MRQ3と優先情報信号UPI
0〜UPI3を用いて、最終的に決定したチャネルの優
先情報信号MPIを通知する機能を付加している。ま
た、コード部62は、コード部61に対して更に4個の
ANDゲートおよび1個のORゲートを付加し、コード
部61に要求マスク部50からの要求信号MRQ0〜M
RQ3と処理チャネル通知信号UENC0〜UENC3
を用いて、最終的に決定したチャネルの処理チャネル通
知信号MENCを通知する機能を付加している。どちら
も、要求マスク部50から通知される要求信号MRQ0
〜MRQ3が、何れか1つのみしか「要求あり」(レベ
ル「1」)となっていないため、他のチャネルは、前段
のANDゲートでマスクされ、ORゲートから出力され
るのは、「要求あり」となっているチャネルのみとな
る。
【0023】以下、本発明によるプライオリティエンコ
ーダの実施形態の動作を説明する。先ず、本発明の主要
部である優先度決定部40の動作を、図6のフローチャ
ートと、図11および図12のブロック図を参照して説
明する。優先度決定部40は、各チャネル毎に図6に示
す処理フローを実行している。1例として、図11に示
す如く、要求チャネル数が3、プライオリティレジスタ
30〜32のビット幅が2およびプライオリティレジス
タ30〜32に設定されている値が大きいほど高優先度
とした。上位制御部10の設定手段を用いて各チャネル
のプライオリティレジスタ30〜32に、チャネル0に
「2h」、チャネル1に「1h」、チャネル2に「3
h」が設定されていたとする。また、上位制御部10か
らの要求信号RQは、全チャネル「要求あり」(以下、
「要求あり」で「1」、「要求なし」で「0」とする)
であった場合の動作を説明する。
【0024】上述の条件で優先度決定部40に入力され
た場合には、図12のプライオリティレジスタ30〜3
2から通知されている優先情報信号PI0_1〜PI2
_1ビットが「1」となっているチャネルは、チャネル
0とチャネル2である。また、RQ0〜RQ2が「11
1」であるので、ANDゲートA0〜A2の出力は、
「101」となる。ここで、チャネル1は、プライオリ
ティレジスタ30〜32の上位側の設定値が「0」であ
るので、ANDゲートA1の出力は「0」となる。ま
た、ORゲートR1の出力により2−1SELS0〜S
2はセレクトされる。ORゲートR1の出力が「0」で
ある場合には、上側(RQx)を選択し、「1」である
場合には、下側(RQx AND PIx_1ビット)を
選択する。ここで、ANDゲートA0〜A2の出力は、
「101」であるので、ORゲートR1の出力も「1」
となり、2−1SELS0〜S2は、下側を選択してい
る。即ち、2−1SELS0〜S2の出力は、「10
1」となる。これは、図6においてプライオリティレジ
スタ30〜32のビット幅が2であるため、n=2であ
るので、ビット1の部分が終了したところに位置す
る。
【0025】次に、図12において、2−1SELS0
〜S2の出力が「101」で、PI0_0〜PI2_0
ビットが「011」であるため、ANDゲートA3〜A
5の出力は「001」となる。また、ORゲートR0の
出力は、「1」となるため、2−1SELS3〜S5の
出力(PRQ0〜PRQ2)は「001」となる。これ
は、図6のビット0の部分が終了したところに位置す
る。これにより、優先度決定部40は、全ての要求があ
った場合に、プライオリティレジスタに設定されている
優先情報が高いチャネルの要求信号を「要求あり」と、
要求マスク部50に通知することができる。
【0026】次に、プライオリティレジスタ値が、チャ
ネル0に「1h」、チャネル1に「0h」、チャネル2
に「0h」であって、上位制御部10からの要求信号R
Qが、チャネル1および2のみ「要求あり」であった場
合の動作を、図12を参照して説明する。PI0_1〜
PI2_1ビットは「000」であり、RQ0〜RQ2
は「011」であることから、ANDゲートA0〜A3
の出力は「000」となり、ORゲートR1の出力も
「0」となってしまう。このとき、2−1SELS0〜
S2は、ORゲートR1の出力が「0」であるため、上
側(RQx)を選択する。よって、2−1SELS0〜
S2の出力は「011」となる。次に、PI0_0〜P
I2_0ビットは「100」であるので、ANDゲート
A3〜A5の出力は「000」となり、ORゲートR0
の出力も「0」となる。そこで、2−1SELS3〜S
5は、上側を選択する。よって、2−1SELS3〜S
5の出力は「011」となる。以上より、優先度決定部
40は、優先情報の同じチャネルに要求があった場合に
は、そのチャネル全ての要求信号を「要求あり」とし
て、要求マスク部50に通知する。
【0027】また、図12は、従来技術に開示されてい
る図19と同じ機能(チャネル数、プライオリティレジ
スタのビット幅)を実現したものである。要求マスク部
は、図8にも示す如く、優先度決定部40からの要求信
号PRQ0〜PRQ3の中で、予め決められた順番で、
複数の要求信号の中から1つを決定する。例えば、チャ
ネル番号の小さい方から要求信号PRQのレベルをみて
「1」であれば、そのチャネルの要求信号MRQを
「1」とし、それ以後のチャネルの要求信号MRQを
「0」とする。例えば、PRQ0〜PRQ3のレベルが
「0101」であった場合には、要求マスク部50から
出力される要求要求信号MRQ0〜3は、「0100」
となる。
【0028】次に、コード部60は、図8に示す如く、
要求マスク部50からの要求信号MRQ0〜3をコード
し出力する。例えば、要求マスク部50からの要求信号
MRQ0〜3が「0100」であれば、下位制御部70
に処理チャネル通知信号ENC「01」と通知する。上
述の構成により、プライオリティレジスタ30に設定さ
れた優先度が高いチャネルを、下位制御部70は知るこ
とができる。
【0029】次に、本発明によるプライオリティエンコ
ーダの他の実施形態を説明する。図13に第2実施形態
の構成図を示す。この第2実施形態のプライオリティエ
ンコーダ24は、その基本的構成において図1に示す第
1実施形態のプライオリティエンコーダ20と同様であ
るが、各チャネルからの要求信号について更に工夫して
いる。図13は、チャネル数を4、プライオリティレジ
スタを2ビットとした場合の構成図である。このプライ
オリティエンコーダ24は、プライオリティレジスタ3
0〜33、優先度決定部41、要求マスク部50および
コード部60に加えて、各チャネルの要求信号保持手段
であるフリップフロップ(F/F)80〜83より構成
され、上位制御部11および下位制御部70間に接続さ
れている。
【0030】図1に示すプライオリティエンコーダ20
では、プライオリティレジスタ30に設定されている値
が大きいものがあると、優先度の小さい値が設定されて
いるチャネルが永遠に処理されない場合がある。そこ
で、第2実施形態のプライオリティエンコーダ24で
は、上位制御部11および優先度決定部41の間に保持
手段であるイネーブル付F/F80〜83を付加した。
F/F80〜83がラッチするタイミングは、優先度決
定部41からの全てのチャネルに要求があるか否かを示
す要求信号URQが、全てのチャネルに要求がない場合
に、上位制御部11は、F/F80〜83のイネーブル
信号ENBをアクティブにする。そして、上位制御部1
1からの各チャネルの要求信号URQ0〜URQ3を保
持し、要求信号RQ0〜RQ3を優先度決定部41へ通
知する。これ以後の動作は、上述の動作と同様である。
このように、この第2実施形態のプライオリティエンコ
ーダ24では、優先度の低いチャネルも処理可能になる
ことを特徴とする。
【0031】次に、図14は、本発明によるプライオリ
ティエンコーダ25の第3実施形態の構成図を示す。こ
のプライオリティエンコーダ25は、上位制御部12お
よび下位制御部70間に接続され、基本的構成は、上述
の実施形態と同様であるが、各チャネルからの要求信号
について更に工夫している。このプライオリティエンコ
ーダ25をタイムシェアリングして使用することを考え
た場合の構成例であり、チャネル数を4、プライオリテ
ィレジスタを2ビット、シェアリング数を2とした場合
の構成図である。そこで、入力部に2−1SEL90〜
97を含んでいる。上位制御部12は、処理サイクルが
T1、T2、T1、T2、…と繰り返すものである。ま
た、上位制御部12内では、T1サイクルでチャネル0
〜3の処理要求が発生し、T2サイクルでチャネル4〜
7の処理要求が発生したとするときに、上位制御部12
のセレクタ切替手段により、SEL信号をT1サイクル
中にチャネル0〜3をアクティブとする。一方、T2サ
イクル中にチャネル4〜7をアクティブとする。これに
より、2個のプライオリティエンコーダを使用すること
なく処理可能である。各2−1SEL90〜97の後段
の動作は、上述の動作と同様であるので、説明を省略す
る。
【0032】次に、図15は、本発明によるプライオリ
ティエンコーダの第4実施形態の構成図を示す。この第
4実施形態のプライオリティエンコーダ26は、上述し
た第2実施形態および第3実施形態を組み合わせたもの
である。このプライオリティエンコーダ26は、上位制
御部13および下位制御部70間に接続され、F/F8
0〜87、2−1SEL90−97、プライオリティレ
ジスタ30〜37、優先度決定部41、要求マスク部5
0およびコード部60により構成される。尚、動作は、
上述した第2実施形態および第3実施形態のプライオリ
ティエンコーダ24、25を合わせたものであるので、
詳細説明は省略する。
【0033】以上、本発明によるプライオリティエンコ
ーダの各種実施形態の構成および動作を詳述した。しか
し、斯かる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、
何ら本発明を限定するものではないことに留意された
い。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じ
て種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に
理解できよう。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
のプライオリティエンコーダによれば、下記の如き実用
上の顕著な効果を有する。即ち、プライオリティレジス
タのビット幅が増大したとしても優先度決定部を2−1
SELと少数の論理ゲート(又はゲート回路)で構成可
能であるため、配線数およびゲート規模の小さいプライ
オリティエンコーダが得られる。また、チャネル数が大
幅に増加した場合には、多段接続することにより、構成
が簡潔にでき、拡張し易いプライオリティエンコーダが
実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプライオリティエンコーダの第1
実施形態のブロック図である。
【図2】チャネル数が多くなり多段構成にした場合の本
発明によるプライオリティエンコーダのブロック図であ
る。
【図3】図2に示す多段構成の上段のプライオリティエ
ンコーダのブロック図である。
【図4】図2に示す多段構成の中段のプライオリティエ
ンコーダのブロック図である。
【図5】図2に示す多段構成の下段のプライオリティエ
ンコーダのブロック図である。
【図6】図1に示す優先度決定部の単一チャネルの動作
フローチャートである。
【図7】図1に示す優先度決定部の詳細な構成図(チャ
ネル数a、プライオリティレジスタ幅n)である。
【図8】図1に示す本発明のプライオリティエンコーダ
の第1実施形態の詳細な構成図(チャネル数3、プライ
オリティレジスタ幅2)である。
【図9】図1、図3および図4に示す優先度決定部の詳
細な構成図である。
【図10】図1、図3および図4に示すコード部の詳細
な構成図である。
【図11】本発明によるプライオリティエンコーダの第
1実施形態(チャネル数3、プライオリティレジスタ幅
2)のブロック図である。
【図12】優先度決定部の詳細な構成図(チャネル数
3、プライオリティレジスタ幅2)である。
【図13】本発明によるプライオリティエンコーダの第
2実施形態の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明によるプライオリティエンコーダの第
3実施形態のブロック図である。
【図15】本発明によるプライオリティエンコーダの第
4実施形態のブロック図である。
【図16】プライオリティレジスタを16ビット幅とし
た場合の、1チャネルのDEC回路の具体例である。
【図17】プライオリティレジスタを16ビット幅とし
た場合の、16チャネル分のSEL回路例である。
【図18】従来のプライオリティエンコーダのブロック
図である。
【図19】図18に示すプライオリティエンコーダを構
成する優先度決定回路の詳細構成図である。
【符号の説明】
10〜13 上位制御部 20〜26 プライオリティエンコーダ 30〜37 プライオリティレジスタ 40、41 優先度決定部 50 要求マスク部 60〜63 コード部 70 下位制御部 80〜87 チャネル要求信号保持手段(フリップフ
ロップ) 90〜97 セレクタ(SEL) A0〜A5 ANDゲート S0〜S5 セレクタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位制御部および下位制御部間に接続さ
    れ、チャネル毎にプライオリティレジスタを設け、該プ
    ライオリティレジスタに設定された値により処理するチ
    ャネルの優先度を決定するプライオリティエンコーダに
    おいて、 前記チャネル毎の要求信号と前記プライオリティレジス
    タの設定値を各ビット単位に「1」か「0」か判定し、
    最終的に処理するべきチャネルを決定することを特徴と
    するプライオリティエンコーダ。
  2. 【請求項2】前記プライオリティレジスタおよび前記上
    位制御部の出力を入力とする優先度決定部と、該優先度
    決定部の後段に順次接続され、該優先度決定部で決定さ
    れたチャネルのみ要求ありとし他のチャネルをマスクす
    る要求マスク部および処理するべきチャネルを前記下位
    制御部に通知するコード部とを備えることを特徴とする
    請求項1に記載のプライオリティエンコーダ。
  3. 【請求項3】前記優先度決定部は、論理ゲートおよびセ
    レクタにより構成されることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のプライオリティエンコーダ。
  4. 【請求項4】前記上位制御部および下位制御部間に複数
    のプライオリティエンコーダを多段接続し、チャネル数
    の増加に対応することを特徴とする請求項1、2又は3
    に記載のプライオリティエンコーダ。
  5. 【請求項5】前記複数段のプライオリティエンコーダ
    は、複数のプライオリティエンコーダを含む上段と、1
    個の下段と、1段以上の中段とに配置されることを特徴
    とする請求項1、2、3又は4に記載のプライオリティ
    エンコーダ。
  6. 【請求項6】入力部に前記チャネル毎にチャネル要求信
    号保持手段を設けることを特徴とする請求項1乃至5の
    何れかに記載のプライオリティエンコーダ。
  7. 【請求項7】前記上位制御部がタイムシェアリング機能
    を有する場合に、入力部に前記チャネル数に応じてセレ
    クタを設けることを特徴とする請求項1乃至6の何れか
    に記載のプライオリティエンコーダ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009054087A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Nec Access Technica Ltd 情報処理装置、pciバス制御方法、およびpciバス制御プログラム
US7760768B2 (en) 2003-01-18 2010-07-20 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for allocating a plurality of sources to a plurality of channels
CN109728821A (zh) * 2019-01-07 2019-05-07 湖州师范学院 一种编码器

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