JPH10232778A - 並列演算プロセッサ - Google Patents
並列演算プロセッサInfo
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- JPH10232778A JPH10232778A JP3668997A JP3668997A JPH10232778A JP H10232778 A JPH10232778 A JP H10232778A JP 3668997 A JP3668997 A JP 3668997A JP 3668997 A JP3668997 A JP 3668997A JP H10232778 A JPH10232778 A JP H10232778A
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Abstract
セッサ。 【解決手段】 並列に動作する演算器1、演算器2およ
び演算器3の3つの演算器を有するプロセッサに対する
命令語は、クラス1、クラス2およびクラス3に分類さ
れる。そして、クラス1は、演算器1、演算器2および
演算器3の内1つの演算器に対する命令語である。クラ
ス2は、演算器1と演算器2、演算器2と演算器3、お
よび演算器3と演算器1の各2つの演算器を並列に動作
させる命令語である。そして、クラス3は、全ての演算
器を並列に動作させる命令語である。このクラス別に分
類するために、各命令語の先頭から数ビットは、このク
ラスを表すIDを付与している。そして、この動作すべ
き演算器を示すクラス別を表すIDおよび各演算器への
動作(オペレーション)指示を行う部分(演算記述部)
は、可変長である。
Description
に関し、特に、複数の演算器を有し、その複数の演算器
を用いて並列の演算を行うことができる並列演算プロセ
ッサに関するものである。
において、その複数の演算器に対する命令語体系(Inst
ruction Set )にはいろいろのものが存在している。た
とえば、(1)1つの命令語により1つの演算器を制御
するような命令語体系もある。(2)1つの命令語のな
かに、各演算器を制御するためのフィールドを設け、そ
のフィールドにより各演算器を制御するようにする。こ
れは、命令語が長くなるのでVLIW(very long in
struction word) と呼ばれている。
る。このVLIWのプロセッサ・アーキテクチャは、演
算器が3個ある例である。
IWの命令語の例を示している。この命令語には、プロ
セッサが有する演算器1、演算器2、演算器3に対応す
るフィールド1、フィールド2、フィールド3がある。
この命令語の各フィールドは、各演算器を並列に動作さ
せるためのコードが格納される。
リ中に格納されている様子を示したのが、図1(b)で
ある。図1(b)において、斜線を引いたフィールド以
外には、NOP(No Operation:動作せ
ず)を意味するコードが格納されている。演算器を1つ
のみ動作させる場合は、他の演算器に対応する2つのフ
ィールドには、NOPが格納されている。並列に演算器
1と演算器2とを並列に動作させる場合は、フィールド
3がNOPとなる。
有するプロセッサでは、いろいろな問題がある。たとえ
ば、1つの命令語で1つの演算器を制御するような命令
語体系の場合は、複数ある演算器の並列処理を行うこと
が難しい。また、VLIWにおいては、複数ある演算器
を並列に動作することは常にはないので、演算器対応に
設けた命令語の各フィールドを常に利用しているわけで
はない。図1(b)に示したVLIWの命令語を格納し
たプログラム・メモリにおいて、NOPのフィールドが
多いことに注目されたい。このため、長い命令語のすべ
ての部分を常に有効利用してはいないので、長い命令語
を格納するためのメモリが多く必要であり、メモリ効率
が悪い。
これらの問題を解決したプロセッサであり、本発明の目
的は並列演算を行うための新しい命令語体系を有するプ
ロセッサを提供することにある。
に、本発明は、複数の演算器を有し、少なくとも2つの
前記演算器を並列に動作させることのできる並列演算プ
ロセッサにおいて、前記複数の演算器のうちどの演算器
を使用するかを指定するID部と、前記ID部で指定さ
れた演算器の動作を指示する演算記述部とを有する命令
語体系を持つことを特徴とする。
命令語を演算器対応のフィールドに分ける必要がなく、
短い命令語で並列演算の動作を指定することができる。
部および演算記述部は可変長とすることができる。命令
語が固定長であるので、命令語の読み出しを効率よく行
うことができる。
れる演算器の個数が少ないほど長く構成することができ
る。複数の演算器を組み合わせて使用する演算の種類
が、演算器が多くなるにつれて少なくなる場合に、この
ような命令語体系とすることができる。
成は、前記ID部をデコードするIDデコーダと、前記
IDデコーダの出力により前記演算記述部を選択する選
択部と、選択された演算記述部をデコードする複数の演
算デコーダと、前記IDデコーダの出力により演算デコ
ーダの出力を選択するマルチプレクサとを有している。
い演算器に対しては、動作せず(NOP)のコードを出
力している。
して詳細に説明する。
例を示す。この例は、並列に動作する演算器1、演算器
2および演算器3の3つの演算器を有するプロセッサに
対する命令語である。命令語は、クラス1、クラス2お
よびクラス3に分類される。そして、クラス1は、演算
器1、演算器2および演算器3の内1つの演算器に対す
る命令語である。クラス2は、演算器1と演算器2、演
算器2と演算器3、および演算器3と演算器1の各2つ
の演算器を並列に動作させる命令語である。そして、ク
ラス3は、全ての演算器を並列に動作させる命令語であ
る。このクラス別に分類するために、各命令語の先頭か
ら数ビットは、このクラスを表すIDを付与している。
ス別を表すIDおよび各演算器への動作(オペレーショ
ン)指示を行う部分(演算記述部)は、可変長である。
そして、クラスIDと演算記述部との和である命令語の
長さは、命令語のメモリからの読み出し単位での固定長
である。このように構成することにより、効率的な命令
語体系とすることができる。これを以下に、詳しく説明
する。
3の演算記述部 である。このように命令語を定義できることは、本願発
明者において、複数の演算器を並列に動作させる場合に
必要な各演算器に与える演算記述部の種類は、並列度が
高いほど少ない種類であることを発見したことにある。
このため、このように、クラスIDと演算記述部との組
み合わせにより、各演算器単独で動作する場合は、効率
的な命令語体系が構成できる。
図2(b)に示す。図1(b)に示したVLIWの命令
メモリと比較すると、短い命令語で効率よく格納するこ
とができる。
命令語を演算器対応のフィールドに分ける必要がなく、
短い命令語で効率よく並列演算の動作を指定することが
できる。
具体的な構成例を、図3および図4を用いて説明する。
図3は、このプロセッサの命令語のフォーマットであ
る。図4は、この様な命令語フォーマットを有する場合
の命令語デコーダの構成を示すブロック図である。
を分類している。それは、 タイプI(0):演算器Aのみを動作 タイプII(10):演算器Bのみを動作 タイプIII(110):演算器Bおよび演算器Cを動
作 タイプIV(111):演算器A、演算器Bおよび演算
器Cを動作 である。上記のクラス分けと対応させると、 クラス1:タイプIおよびタイプII クラス2:タイプIII クラス3:タイプIV となる。この場合、プロセッサの種類等により、演算器
Cを単独に動作させる必要がないので、そのような命令
は用意されていない。また、演算器AおよびB、演算器
CおよびAを並列に動作させる必要がないのでそのよう
な命令は用意されていない。もちろん、そのような命令
が必要な場合は、その命令に対するID、演算記述部を
定める必要がある。
プロセッサの命令語デコーダの部分の構成例を図4を用
いて詳しく説明する。
は、命令語デコーダ302でデコードされて、3つの演
算器である演算器A303、演算器B304、演算器C
305に印加され、演算動作を行う。動作しない演算器
には、NOP(動作せず)を意味するコード(例えば、
all 0:全てゼロ)が印加される。
を説明する。
D部分(最大3ビット)は、IDデコーダ351に入力
する。IDデコーダ351においてデコードされた出力
は、選択回路352および3つのマルチプレクサ35
7、358および359に入力して、選択するための信
号として利用される。
ダ351からの出力により選択回路352で各タイプ別
に選択される。タイプ別に選別された命令語の演算記述
部は、タイプ別の演算デコーダ353〜356にそれぞ
れ入力されて、各タイプ毎に、演算器A,B,Cを動作
させるコードにデコードされる。動作しない演算器に対
してはNOPを出力する。出力された各演算器ごとのコ
ードは、IDデコーダ351からの信号により、マルチ
プレクサ357〜359で各演算器A、BおよびCに入
力される。各演算器は、入力されたコードにより指定さ
れた動作を行う。
命令デコーダに入力したが、ID部を含む命令語全体を
各演算デコーダに入力してもよい。
み合わせた並列処理を用いることの多い信号処理プロセ
ッサ(DSP:デジタル・シグナル・プロセッサ)に適
用することが最適であるが、もちろん、汎用の並列演算
プロセッサにも適用することができる。
成を用いると、並列演算プロセッサにおいて、命令語を
格納している命令メモリを有効に利用できる。
る。
ック図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の演算器を有し、少なくとも2つの
前記演算器を並列に動作させることのできる並列演算プ
ロセッサにおいて、 前記複数の演算器のうちどの演算器を使用するかを指定
するID部と、 前記ID部で指定された演算器の動作を指示する演算記
述部とを有する命令語体系を持つことを特徴とする並列
演算プロセッサ。 - 【請求項2】 請求項1記載の並列演算プロセッサにお
いて、 前記命令語は固定長であり、前記ID部および演算記述
部は可変長であることを特徴とする並列演算プロセッ
サ。 - 【請求項3】 請求項2記載の並列演算プロセッサにお
いて、 前記演算記述部の長さは、ID部で指定される演算器の
個数が少ないほど長いことを特徴とする並列演算プロセ
ッサ。 - 【請求項4】 請求項1〜3いずれか1つに記載の並列
演算プロセッサにおいて、 前記ID部をデコードするIDデコーダと、 前記IDデコーダの出力により演算記述部を選択する選
択部と、 前記選択された演算記述部をデコードする複数の演算デ
コーダと、 前記IDデコーダの出力により、前記演算デコーダの出
力を選択するするマルチプレクサと、 前記マルチプレクサの出力を入力して指定された演算動
作を行う複数の演算器とを有することを特徴とする並列
演算プロセッサ。 - 【請求項5】 請求項4記載の並列演算プロセッサにお
いて、 前記演算デコーダは、演算動作しない演算器に対して
は、動作せず(NOP)のコードを出力することを特徴
とする並列演算プロセッサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03668997A JP3727434B2 (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 並列演算プロセッサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03668997A JP3727434B2 (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 並列演算プロセッサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10232778A true JPH10232778A (ja) | 1998-09-02 |
JP3727434B2 JP3727434B2 (ja) | 2005-12-14 |
Family
ID=12476797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03668997A Expired - Fee Related JP3727434B2 (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 並列演算プロセッサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3727434B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP03668997A patent/JP3727434B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3727434B2 (ja) | 2005-12-14 |
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