JP2791763B2 - 演算装置 - Google Patents

演算装置

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JP2791763B2 JP8055487A JP5548796A JP2791763B2 JP 2791763 B2 JP2791763 B2 JP 2791763B2 JP 8055487 A JP8055487 A JP 8055487A JP 5548796 A JP5548796 A JP 5548796A JP 2791763 B2 JP2791763 B2 JP 2791763B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高速演算処理が
可能な演算装置に関し、特に、論理設定記憶素子の個別
機能の分担と接続関係とをセットアップするプログラム
のハード化信号の入力を高速化にした演算装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のCPUを有する一般の演算装置
は、圧縮されたプログラムを伸長させるために、次のよ
うな手順を必要としていた。すなわち、CPUのメモリ
ーには、プログラムを圧縮したデータとその圧縮データ
に対応する伸長データとを書き込んだ辞書を記憶させて
おく。そして、圧縮信号が入力されたら、上記の辞書を
引き出して、その圧縮されたデータに対応する伸長デー
タを辞書から引き出し、さらにそれをメモリーにロード
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにした従来の
演算装置では、そのCPUに、プログラムの変換辞書
と、伸長したプログラムの両方を記憶させなければなら
ないので、その分、記憶容量を大きくしなければならな
いという問題があった。また、CPUは、圧縮信号が入
力されたとき、圧縮データと伸長データとを対比して伸
長処理するので、CPU自体の負担も大きくなるという
問題があった。この発明の目的は、全体的に負担が少な
く、しかも、伸長処理を高速化できる装置を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の演算装置は、基
板上に行列状に配置した複数のALUと、前記各ALU
にそれぞれ接続した論理設定記憶素子と、隣合う前記A
LUを互いに接続する隣接配線と、前記ALUの行列間
に設けたバスと、前記各バスの端部に接続し、前記AL
Uから隣接する前記バスへの出力許可制御をするアービ
タとを備えている。そして、前記ALUのうちひとつの
ALUを外部入力部に接続し、他のひとつのALUを外
部出力部に接続している。上記各ALUは前記隣接配線
及び前記バスを介して全ての前記ALUと接続するとと
もに、前記論理設定記憶素子は、外部からの個別機能の
分担と接続関係とをセットアップするプログラムのハー
ド化信号として入力するフローグラフコードに応じた前
記個別機能を前記各ALUに設定する。さらに、前記個
別機能を記憶した前記各ALUとアービタとを用いて、
特定用途のための論理演算回路を前記基板上に編成す
る。そして、前記各論理設定記憶素子を直列に接続し、
この論理設定記憶素子にはフローグラフコードを順送り
で伝送するとともに、特定の論理設定記憶素子に、圧縮
されたフーローグラフコードを伸長するための伸長制御
部を接続し、この伸長制御部は、特定の複数の論理設定
記憶素子から編成される伸長辞書部と接続し、伸長制御
部は、圧縮信号が入力したとき、上記伸長辞書部から伸
長データを検出して圧縮データを伸長させるようにして
いる。
【0005】上記のように構成したので、演算装置に実
行させる処理に応じて個別機能の分担と接続関係との設
定(セットアップ)のプログラムをハード化する手段と
してのフローグラフコードを外部入力部から入力する。
これによって論理設定記憶素子が各ALUに個別の機能
を設定するので、ALUはそのフローグラフコードに応
じた自己の演算処理内容を記憶保持する。この状態で、
各ALUは個別の機能を持った演算素子となり、この装
置は、フローグラフコードに応じた処理専用の演算装置
として、設定、即ちセットアップされる。そこで、次
に、外部入力部から所定のデータが入力すると、命令ア
クセス無しで、各ALUが設定された個別機能に従って
演算処理を実行する。また、上記論理設定記憶素子に
は、それに入力されるフローグラフコードが順送りに伝
送される。したがって、伸長制御部では、圧縮信号が入
力されたとき、複数の論理設定記憶素子で編成された伸
長辞書部のフローグラフコードを基準にして、圧縮デー
タを伸長処理することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
実施例を説明する。図1は、本発明の第1実施例のブロ
ック図、図2、図3及び図4のそれぞれは、図1のAL
U編成体のブロック図、アービタ接続部分及び伸長辞書
部の拡大図である。図1〜図5に示した第1実施例は、
基板1上に、1つのALUaijを主要素にしたALU編
成体4をN×Nの行列に配列している( ただし、i,
jは、1≦i,j≦Nなる整数)。これによって、N2
個のALUaijを基板1上に配列できる。そして、AL
Ua11を外部入力部2と接続し、ALUaN1は外部出力
部3と接続している。図2に示すようにALU編成体4
の各ALUaijには、それぞれ論理設定記憶素子bij
チャネル9により接続され、左右、上下に隣合うALU
は、入出力用の一対の隣接配線5及び6を介して互いに
接続されている。またALUの行列間にはバスxi,yj
を設け、各ALUaijは、最も近いバスxi,yjに、入
出力用の一対のバス接続チャネル7及び8を介して接続
している。上記のようにALU編成体4は、ALUaij
と、論理設定記憶素子bijと、左右のALUに接続する
ための一対の隣接配線5と、上下に位置するALUに接
続するための一対の隣接配線6と、バスxi,yjと、こ
のバスxi,yjにALUaijを接続するチャネル7,8
と、論理設定記憶素子bijを左右隣の論理設定記憶素子
i(j-1),bi(j+1)と接続するチャネル10と、論理設
定記憶素子bijとALUaijとを接続するチャネル9と
からなる。なお、図1,図2で、各々1本線で示された
バスxi,yjは、両方向の信号の伝送路として用いるも
のである。
【0007】このALU編成体4を行列状に配列する
と、図1に示すように、隣接配線及び各チャネルが必然
的に接続される。ただし、論理設定記憶素子b21〜b2N
のチャネル10の信号の向きは、図2と逆方向になる。
以下b4j,b6j…も同様である。全ての論理設定記憶素
子bijを直列に接続するために、左右両側に、編成体4
の外部配線11、12を設けている。この外部配線1
1、12によって、両端に位置する論理設定記憶素子b
ij、例えば、b1Nとb2N、b21とb31等を接続すること
ができる。そして、入力手段2と、上記のように直列に
接続された論理設定記憶素子のうちの最上流の論理設定
記憶素子b11と、を接続するチャネル10上には、伸長
制御部17を接続している。この伸長制御部17は、チ
ャネル19を介して特定の複数の論理設定記憶素子に接
続されている。なお、図4は、伸長制御部17と複数の
論理設定記憶素子との接続状況を拡大するとともに、4
個の論理設定記憶素子b11〜b14を伸長辞書部とした例
である。
【0008】この図4においては、伸長辞書部を編成す
る論理設定記憶素子b11〜b14のそれぞれに、チャネル
20a〜20dを介して伸長用スイッチd1, d2, d3,
4を接続している。そして、上記論理設定記憶素子b
11〜b14は、そこに保持されている個々のデータを、伸
長用スイッチd1, d2, d3, d4、チャネル19a〜1
9d及びチャネル19を介して伸長制御部17に伝送す
るようにしている。また、伸長制御部17からの制御信
号は、チャネル21及び21a〜21dを介して伸長用
スイッチd1〜d4に伝送されるようにしている。そし
て、この伸長制御部17に、フローグラフコードの圧縮
ポイントを知らせる圧縮信号が入力すると、この伸長制
御部17は、圧縮信号で指定された伸長辞書部すなわち
論理設定記憶素子b11〜b14のコードを伸長データとし
て取り出し、圧縮データの伸長処理を行う。ただし、伸
長制御部17は、伸長辞書部を構成する論理設定記憶素
子b11〜b14のうち、コード伝送方向最下流の論理設定
記憶素子b14のアドレスを1番とし、上流に向かうにし
たがって2番、3番、4番というように、アドレスNOを
記憶している。
【0009】次に、上記論理設定記憶素子b11〜b14
伸長辞書部として利用する伸長処理をさらに具体的に説
明する。例えば、「ABCDBCD」という元データがあった
とすると、それを圧縮するときには「ABCD(2,3)」とい
うようにする。この(2,3)は、伸長辞書部のアドレス2
番から3個のデータをコピーせよという一個の符号を意
味する。つまり、この符号(p,n)は、伸長辞書部のアド
レスpからn個コピーということを意味するものであ
る。そして、この符号は、通常1語にコード化されてい
る。上記のような符号「ABCD(2,3)」というデータが伸
長制御部17に順次流れてくると、圧縮されていない4
個の個別のコード「ABCD」は、そのまま論理設定記憶素
子b11, b12, b13, b14へと流れていく。そして、5
番目のコード(2,3)が伸長制御部17に加えられたと
きには、先の論理設定記憶素子b11, b12, b13, b14
に入力されている個別のコードが、b11=D, b12
C, b13=B, b14=Aという状態になっている。
【0010】このような状態で5番目のコード(2,3)
が伸長制御部17に加えられれば、伸長制御部17は、
伸長辞書部のアドレス2番となる論理記憶設定素子b13
の伸長用スイッチd3を閉じる。伸長用スイッチd3が閉
じられれば、論理設定素子b13の個別のコード「B」が
チャネル19を介して伸長制御部17に入力される。さ
らに、伸長制御部17は、この取り出したコード「B」
をコピーして、新たに論理設定記憶素子b11の信号とし
てチャネル10に出力する。論理設定記憶素子b11に新
たなコード「B」が入力されると、各論理設定記憶素子
のコードが押し出されるようにして順送りされる。した
がって、b11=B,b12=D, b13=C, b14=Bとい
うように、その時点で論理設定記憶素子が保持するコー
ドが変化する。このように変化した後に、伸長制御部1
7は、また、上記アドレス2番の論理記憶設定素子b13
の伸長用スイッチd3を閉じて、そのコード「C」をコピ
ーし、新たに論理設定記憶素子b11の信号としてチャネ
ル10に出力する。この動作を繰り返して、論理設定記
憶素子b13の内容を3個コピーし、それらを論理設定記
憶素子b11の新たな信号として順次入力していく。この
ようにすれば(2,3)という圧縮信号が「BCD」というコ
ードに伸長されることになる。
【0011】前記したバスx0は、縦方向の2本のバス
を接続するために設定したバスで、ALUは接続されて
いない。ALUaij行列間に設けるバスxi,yjとは、
ALUaij行列の隣に設けたバスxi,yjのことで、バ
スx0や、xN,yNのように、行列の外側に設けたもの
も含む。横方向に設けたバスx0〜xNと、縦方向のバス
1〜yNのそれぞれの一端には、ALUからバスへの出
力許可のタイミングを制御するアービタ13,14が接
続されている。
【0012】図3に示すように、アービタ14はメモリ
18を備えていて、外部入力部2から入力されるティー
チングスケジュールを記憶することができる。このティ
ーチングスケジュールとは、アービタが定められたAL
Uに定められた順序で出力許可を与えるためのデータで
ある。なお、アービタ13も同様のメモリ17を備えて
いる。また、縦方向のバスy1〜yNとバスx0との間に
は、スイッチS1〜SNが接続されていて、縦横のバスの
接続を切換えるようにしている。このスイッチS1〜SN
は、バスx0に接続したアービタ13aのタイミングに
連動してスイッチングを行うものである。例えば、隣り
合わないALUa31から、ALUa23への信号を伝送す
る場合には、両ALUをバスを介して接続しなければな
らない。先ず、バスy1に接続したアービタ14aの出
力許可により、ALUa31は、信号をバスy1に出力す
る。バスx0に接続したアービタ13aの制御により、
スイッチS1が閉じ、バスy1とバスx0が接続し、スイ
ッチS3が閉じ、バスx0とバスy3がが接続する。これ
により、信号は、バスy1→バスx0→バスy3を介して
ALUa23に入力される。
【0013】次に、この第1実施例の作用を説明する。
先ず、各ALU編成体4のALUaijの個別機能を分担
させるためのフローグラフコードである機能分担コード
を、外部入力部2から論理設定記憶素子bijに入力す
る。このとき、外部入力部2からの機能分担コードは、
チャネル10から論理設定記憶素子bijに入力される。
論理設定記憶素子bijは、チャネル10および外部配線
11、12によって、b11→b12→、…、→b1N→配線
11→b2N→、…、→bN1というように、直列に接続さ
れている。そこで、外部入力部2から論理設定記憶素子
11にフローグラフコードによって入力された機能分担
コードは、チャネル10により論理設定記憶素子b12
論理設定記憶素子b13…と、順送りすることができる。
これにより、機能分担コードは、N2番目の論理設定記
憶素子bN1から逆に入力され、最後に論理設定記憶素子
11に入力される。これで、機能分担コードの入力は終
了し、各機能分担コードを受けた論理設定記憶素子bij
は、入力されたコード内容を記憶すると共に、当該AL
Uaijに個別機能を設定する。この個別機能とは、各A
LUaijの演算機能だけでなく、他のALUとの接続の
切換え機能も含むものである。
【0014】また、チャネル10に接続された伸長制御
部17にフローグラフコードの圧縮信号が入力すると、
伸長制御部17は、その圧縮信号で指定された伸長辞書
部を編成する各論理設定記憶素子のデータ、例えば図4
における論理設定記憶素子b11〜b14のデータを伸長デ
ータとして採用する。この伸長データに基づいて、上記
圧縮データを伸長処理することになる。上記のように伸
長制御部17が、伸長辞書部を編成する各論理設定記憶
素子b11〜b13のコードを伸長データとして使えるの
は、次の理由からである。すなわち、各論理設定記憶素
子bijが直列に接続されるとともに、それらには、フロ
ーグラフコードによって入力された機能分担コードが、
順送りに入力される。したがって、圧縮信号によって、
例えば前記したように、複数の論理設定記憶素子b11
14を伸長辞書部として特定すれば、刻々に変化する論
理設定記憶素子b11〜b14のコードを伸長データとして
使えることになる。
【0015】また、どの論理設定記憶素子を伸長辞書部
とするかは、どの論理設定記憶素子を伸長制御部17に
接続するかということに依存する。もし、すべての論理
設定記憶素子ajiを伸長制御部17に接続しておけば、
フローグラフコードの圧縮信号によって伸長辞書部が決
められることになる。いずれにしても、この装置では、
個々の伸長データを記憶しておく必要はなく、伸長制御
部17に圧縮信号が入力した時点での伸長辞書部すなわ
ち論理設定記憶素子b11〜b13にデータを伸長データと
することができる。したがって、従来のように伸長のた
めの特別な辞書の作成や、メモリー間のやり取りなどの
伸長処理が不要になる。
【0016】さらに、外部入力部2からは、上記機能分
担コードとは別に、アービタ13,14のメモリ18に
スイッチSの切換タイミングであるティーチングスケジ
ュールが入力される。アービタ13とアービタ14は、
それぞれ配線15,16によってそれぞれ縦と横方向に
直列に接続されているので、ティーチングスケジュール
も外部入力部2に直接接続されたアービタ13,14か
ら順送りで入力することができる。このようにして、A
LUaijの個別機能の設定と、ティーチングジュールの
入力が終了すると、この演算装置の論理回路が構成さ
れ、特定用途のための論理回路として、セットアップが
終了する。つまり、特定用途のフローグラフコードのハ
ード化が完了する。なお、装置の用途を変更する際に
は、外部入力部2より、論理設定記憶素子bij及び、ア
ービタ13,14に、その用途に応じたフローグラフコ
ードを入力し、再セットアップを行えば良い。この状態
で、入力部として設定されたALUa11にデータを入力
すれば、設定された論理回路に従って、データは他のA
LUaijに送られ、演算処理されることを繰り返し、最
後に、出力部の機能を設定されたALUaN1から外部出
力部3に出力する。
【0017】ALUaijに入力され、処理されたデータ
のうち、隣り合うALUには、チャネル5,6を介して
伝送され、それ以外のALUには、バスxi,yjを介し
て送られる。各バスxi,yjには、複数のALUが接続
されている。例えば、バスx1には、上側からALUa
11〜a1Nが接続されている。つまり、1本のバスに、N
個のALUが接続している。これらのALUが同時にバ
スx1への信号を出力しないようにアービタ13bが調
整する。このアービタ13bは、バスx1に接続してい
るALUに出力許可を与えるタイミングをティーチング
スケジュールとしてメモリ18に記憶しているので、そ
のスケジュールに従って、出力許可を与えれば良い。ア
ービタとしては、このメモリ18を持たないものでもか
まわない。ただし、その場合には、アービタ13bは、
常にバスx1に接続している全てのALUを監視してい
る必要があるので、極めて高い周波数で動作しなければ
ならなくなる。
【0018】このような演算装置は、それ自体をセット
アップすれば、必要な演算処理を行う用途が特定された
専用演算装置となり、従来装置のようになメモリへのア
クセスが不要となる。従来例と同じ計算結果を得る際に
も、命令アクセスが不要となるので、1個の出力を得る
ための処理ステップ数が半減する。本実施例の装置で
は、各処理を行うために、各ALUaijが個別機能を設
定されているので、複数の出力を得る場合には、各ステ
ップを同時に行うことができる。例えば、累算を行う場
合の処理状況を示したのが図5である。図5に示すよう
に、この実施例によれば、入力→結果入力→加算→結果
記憶→結果出力を1ステップずらして同時並行的に実施
できる。5個の結果出力を得るためには、従来装置で
は、50ステップ必要であったが、本発明では、9ステ
ップで足りる。したがって、演算時間が大幅に短縮され
るという効果がある。それは、処理が複雑になりステッ
プ数が多くなるほど、その差が大きくなる。
【0019】図6に示す第2実施例は、全てのアービタ
13,14を1本の配線15で直列に接続しており、そ
れ以外は第1実施例と同様である。第1実施例では図1
のように、アービタ14を配線16を用いて横方向に直
列に、また、アービタ13を配線15を用いて縦方向に
直列に、外部入力部2と接続しているのに対して、本実
施例では、一方から全てのアービタ13,14のための
ティーチングスケジュールを順送りに入力するため、入
力ポート数を減らすことができる。なお、バスxi,yj
は、全ての行列間に設けなくてもかまわない。バスの本
数を増やすことにより、より多くの情報を伝送できるこ
とになるので、演算処理時間を短縮することができる
が、反面、結線スペースを要する。バスを介しての接続
よりも、隣接配線のような直接接続の方が、さらに伝達
速度が速くなるが、やはり、結線が複雑になるので、処
理速度とスペースとの兼ね合いで、最適なパターンを選
ぶことが必要になる。
【0020】
【発明の効果】この発明の演算装置によれば、個々の伸
長データを記憶しておく必要はなく、伸長制御部に圧縮
信号が入力した時点での伸長辞書部におけるデータを伸
長データとすることができる。したがって、従来のよう
に伸長のための特別な辞書の作成や、メモリー間のやり
取りなどの伸長処理が不要になる。また、上記のように
メモリー間のやり取りもなくなるので、その伸長処理を
より迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のロック図である。
【図2】図1のALU編成体のブロック図である。
【図3】図1のアービタ接続部分の拡大図である。
【図4】図1の伸長辞書部の拡大図である。
【図5】第1実施例の累算処理状況を説明するために示
した図である。
【図6】本発明の第2実施例のブロック図である。
【図7】従来例の累算処理状況を説明するために示した
図である。
【符号の説明】
1 基板 2 外部入力部 3 外部出力部 5,6 隣接配線 13,14 アービタ xi,yj バス aij ALU bij 論理設定記憶素子 17 伸長制御部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に行列状に配置した複数のALU
    と、前記各ALUにそれぞれ接続した論理設定記憶素子
    と、隣合う前記ALUを互いに接続する隣接配線と、前
    記ALUの行列間に設けたバスと、前記各バスの端部に
    接続し、前記ALUから隣接する前記バスへの出力許可
    制御をするアービタとを備え、前記ALUのうちひとつ
    のALUを外部入力部に接続し、他のひとつのALUを
    外部出力部に接続し、前記各ALUは前記隣接配線及び
    前記バスを介して全ての前記ALUと接続するととも
    に、前記論理設定記憶素子は、外部からの個別機能の分
    担と接続関係とをセットアップするプログラムのハード
    化信号として入力するフローグラフコードに応じた前記
    個別機能を前記各ALUに設定し、前記個別機能を記憶
    した前記各ALUとアービタとを用いて、特定用途のた
    めの論理演算回路を前記基板上に編成する一方、前記各
    論理設定記憶素子を直列に接続し、この論理設定記憶素
    子にはフローグラフコードを順送りで伝送するととも
    に、特定の論理設定記憶素子に、圧縮されたフーローグ
    ラフコードを伸長するための伸長制御部を接続し、この
    伸長制御部は、特定の複数の論理設定記憶素子から編成
    される伸長辞書部と接続し、伸長制御部は、圧縮信号が
    入力したとき、上記伸長辞書部から伸長データを検出し
    て圧縮データを伸長させることを特徴とする演算装置。
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