JP2002091201A - 転写装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

転写装置及びこれを用いた画像形成装置

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JP2002091201A
JP2002091201A JP2000278014A JP2000278014A JP2002091201A JP 2002091201 A JP2002091201 A JP 2002091201A JP 2000278014 A JP2000278014 A JP 2000278014A JP 2000278014 A JP2000278014 A JP 2000278014A JP 2002091201 A JP2002091201 A JP 2002091201A
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信男 百武
Masahiro Sato
昌宏 佐藤
Naoto Yoshino
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Toru Kuno
徹 久野
Shinichiro Fujimori
信一郎 藤森
Hiroyuki Okawa
弘幸 大川
Toshihiko Mihashi
利彦 三橋
Koji Miyake
弘二 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低トルクでのクリーニングを可能とし、ま
た、プロセス画像検出なども確実に実現することが可能
な転写装置及びこれを用いた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 像担持体1上の画像を記録材2に転写す
る転写装置3において、像担持体1との間で記録材2が
ニップ搬送せしめられる転写部材4を有し、この転写部
材4の表面をポリイミド樹脂5で構成する。更に、転写
部材4の表面に清掃用の金属製スクレーパ6を接触配置
する。これらの転写装置を用いて画像形成装置を構成す
る。また、中間転写型の画像形成装置において、中間転
写体1b表面をポリイミド樹脂7で構成し、この中間転
写体1b表面に清掃用の金属製スクレーパ8を接触配置
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上の画像
を記録材に転写する転写装置及びこれを用いた画像形成
装置に係り、特に、像担持体との間で記録材がニップ搬
送せしめられる転写部材を具備した態様の転写装置及び
これを用いた画像形成装置の改良、並びに、像担持体と
して中間転写体を具備した態様の画像形成装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来における画像形成装置として、例え
ば電子写真方式のものを例に挙げると、像担持体(感光
体ドラム等の潜像担持体や、潜像担持体及びこの潜像担
持体上の画像を中間的に転写保持する)上に静電潜像を
形成した後に、現像装置にて当該静電潜像を所定のトナ
ーで現像し、しかる後、転写装置にて像担持体上に形成
されたトナー像を記録材へ転写するようにしたものが既
に提供されている。ここで、転写装置としては、コロト
ロン等の非接触型タイプのものも知られているが、この
非接触型タイプにあっては、オゾンの発生に伴う不具合
があるため、最近においては、像担持体に接触若しくは
近接する転写ロールを有し、この転写ロールと像担持体
との間で記録材をニップ搬送しながら、像担持体上のト
ナー像を記録材側へ接触転写させるようにした所謂接触
型タイプのものが多く使用されつつある。
【0003】ところで、この種の接触型転写装置にあっ
ては、転写ロールとしては、金属ロール表面をゴム層で
被覆し、この表面ゴム層にフッ素処理したものが多く用
いられている。また、この種の転写ロールに残留トナー
などが付着する事態を有効に回避するには、転写ロール
に清掃用ブレードを接触配置するクリーニング装置が設
けられる。ここで、清掃用ブレードとしては、転写ロー
ルの表面被覆層であるフッ素処理膜を傷つけないように
例えばウレタンゴム等の弾性体が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の転写装置にあっては、清掃用ブレードと転写ロール表
面との間の摩擦抵抗は転写ロールの表面処理により比較
的小さく抑えられるが、記録材の走行を重ねていくと、
転写ロール表面にトナーの外添剤などが付着していくた
めに、清掃用ブレードと転写ロールとの間の摩擦係数が
大きくなり、その分、転写ロールの回転負荷が多くな
り、低トルクで転写ロール表面をクリーニングすること
ができないという技術的課題がある。この結果、転写ロ
ールを安定回転するには高い回転トルクを必要とし、そ
の分、駆動源のコストが嵩む等の不具合につながる。
【0005】また、このような技術的課題(低トルクで
のクリーニング困難という課題)は、例えば中間転写型
の画像形成装置において、中間転写体表面にウレタンゴ
ム等の清掃用ブレードを弾接させた場合でも同様に生じ
得るものである。
【0006】更に、記録材への転写画像濃度を正確に制
御するという観点から、例えば像担持体上に濃度制御用
の濃度パッチを形成し、この濃度パッチを転写ロール表
面に転写した後に濃度検出することで、記録材への転写
画像に対応する濃度を直接的に検出し、これに基づい
て、画像濃度を制御する濃度制御方式が既に提案されて
いる(例えば特開平7−168401号公報参照)。と
ころが、上述した転写装置にあっては、転写ロールの表
面ゴム層はフッ素処理膜で被覆されているため、表面の
光学特性として鏡面反射が得にくく、例えば転写ロール
表面に濃度パッチを形成したとしても、当該濃度パッチ
の濃度を光学的に検出することが困難になってしまう。
更にまた、転写ロールに転写された濃度パッチを清掃用
ブレードでクリーニングしたとしても、残留トナーで転
写ロール表面が次第に汚れ、転写ロール表面の反射率が
低下してしまい、濃度パッチ検出が不正確になり易いと
いう技術的課題もある。
【0007】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、低トルクでのクリーニング
を可能とし、また、プロセス画像検出なども確実に実現
することが可能な転写装置及びこれを用いた画像形成装
置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、像担持体1上の画像を記録材2に転写
する転写装置3において、像担持体1との間で記録材2
がニップ搬送せしめられる転写部材4を有し、この転写
部材4の表面をポリイミド樹脂5で構成したことを特徴
とする転写装置である。
【0009】このような技術的手段において、像担持体
1とは、画像を担持するものであれば、潜像担持体など
の像形成担持体や、この像形成担持体から画像を中間的
に保持する中間転写体を広く含む。また、転写部材4の
態様としては、ロールに限られず、ベルトなどをも含む
ものである。更に、転写部材4の表面をポリイミド樹脂
5で構成する方法としては、公知の塗布方法、例えばフ
ローコートやディピングなどを用いてもよいし、チュー
ブなどを用いるようにしてもよいが、その平面性を均一
に確保するという観点からすれば、フローコートが好ま
しい。
【0010】このような転写装置においては、転写部材
4の表面が耐摩耗性の高いポリイミド樹脂で構成されて
いるため、この転写部材4にクリーニング部材が接触配
置されたとしても転写部材4自体は傷つき難い。このた
め、転写装置としてより好ましい態様としては、転写部
材4のポリイミド樹脂5製の表面層に、清掃用の金属製
スクレーパ6を接触配置するものが挙げられる。この金
属製スクレーパ6としては、SUS、りん青銅など適宜
選定して差し支えない。この態様によれば、金属製スク
レーパ6は転写部材4の表面に線接触することになるた
め、金属製スクレーパ6と転写部材4の表面との間の摩
擦抵抗は極めて小さく抑えられることになり、その分、
低トルクで転写部材4表面のクリーニングを実現するこ
とが可能である。
【0011】また、転写部材4の表面はポリイミド樹脂
5で構成されるため、転写部材4の表面層は平滑で高反
射率のものが得られる。ここで、平滑性や反射性につい
ては、通常ポリイミド樹脂の製造過程で決まるものであ
るが、研磨処理など何らかの後処理を施してもよいこと
は勿論である。このような転写装置においては、転写部
材4上に濃度制御用の濃度パッチ等を形成し、画像濃度
等の情報を検出することが可能になる点で好ましい。
【0012】更に、転写部材4がロール状である場合の
代表例としては、金属ロール上にポリイミド樹脂5層を
設けたものが挙げられるが、リーク防止をより確実に行
うという観点からすれば、金属ロール表面を陽極酸化し
た後にポリイミド樹脂5層を設けたものが好ましい。ま
た、転写部材4が転写性能を発揮するには、転写部材4
のポリイミド樹脂5製の表面層は、100V印加条件下
で6〜12logΩcmの体積抵抗を有するものであること
が好ましい。ここで、ポリイミド樹脂5にこのような体
積抵抗条件を与えるには、例えばポリイミド樹脂を電子
伝導タイプの材料で構成し、カーボンなどの抵抗調整材
を適量(例えば2〜25%)含有させるようにするのが
よい。そしてまた、ポリイミド樹脂5の抵抗維持性や均
一性をより高めるには、ポリイミド樹脂5の導電材料と
して導電ポリマー材料を用いるようにするのがよい。
【0013】また、金属製スクレーパ6としては、転写
部材4の表面に金属面をそのまま接触させても差し支え
ないが、両者間の接触摩擦抵抗をより低減させるという
観点からすれば、少なくとも転写部材4に接触する表面
が低摩擦コート層(フッ素コート層など)で被覆されて
いる態様が好ましい。
【0014】更に、本発明は、上述した転写装置のみを
対象とするのではなく、この転写装置を用いた画像形成
装置をも対象とする。この場合、本発明は、図1(a)
に示すように、画像を担持する像担持体1と、この像担
持体1上の画像を記録材2に転写する転写装置3とを備
え、前記転写装置3として、像担持体1との間で記録材
2がニップ搬送せしめられる転写部材4を有し、この転
写部材4の表面をポリイミド樹脂5で構成した態様、あ
るいは、これに加えて、更に、転写部材4のポリイミド
樹脂5製の表面層に、清掃用の金属製スクレーパ6を接
触配置する態様を用いるようにすればよい。
【0015】また、このような画像形成装置において、
高画質の画像作成を実現するには、転写部材4上にプロ
セス制御画像(例えば濃度制御用の濃度パッチなど)を
形成し、このプロセス制御画像の情報を検出すること
で、作成すべき画像を制御するプロセス制御手段を備え
ることが好ましい。更に、別の観点から、高画質の画像
作成を実現するには、像担持体1上に形成される画像形
成粒子として形状係数130以下の球形粒子を使用し、
高転写性を確保することが好ましい。
【0016】また、本発明は、中間転写型の画像形成装
置において低トルクでのクリーニングを可能とする態様
をも提供する。この場合、本発明としては、図1(b)
に示すように、像担持体1上の画像を記録材2に転写す
る画像形成装置において、像担持体1が、画像を形成担
持する像形成担持体1aと、この像形成担持体1a上の
画像を記録材2に転写する前に中間的に保持する中間転
写体1bとを備え、中間転写体1b表面をポリイミド樹
脂7で構成すると共に、この中間転写体1b表面には清
掃用の金属製スクレーパ8を接触配置したものが挙げら
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は本発明に係る画像形成装置の実施の形態1の全体
構成を示す説明図である。同図において、画像形成装置
は例えば電子写真方式を採用した中間転写型のタンデム
画像形成装置であり、ブラック(K)、イエロ(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)のトナー像が夫々形成せ
しめられる4つの画像形成ユニット10(具体的には1
0K,10Y,10M,10C)を備えている。各画像
形成ユニット10(10K〜10C)は、例えば静電潜
像が形成担持せしめられる感光体ドラム11(11K〜
11C)を有し、この感光体ドラム11の周囲には、感
光体ドラム11が帯電せしめられる帯電装置(本例では
帯電ロール)12(12K〜12C)、帯電された感光
体ドラム11上に各色成分に対応した静電潜像が形成せ
しめられるレーザ走査装置などの露光装置13(13K
〜13C)、感光体ドラム11上に形成された静電潜像
を対応する色トナーにて現像する現像装置14(14K
〜14C)等の電子写真デバイスを配設したものであ
る。
【0018】更に、第1及び第2の画像形成ユニット1
0K,10Yの感光体ドラム11K,11Yには第1の
中間転写ドラム16が接触転動可能に配設され、第3及
び第4の画像形成ユニット10M,10Cの感光体ドラ
ム11M,11Cには第2の中間転写ドラム17が接触
転動可能に配設されており、第1及び第2の中間転写ド
ラム16,17には第3の中間転写ドラム18が接触転
動可能に配設されている。そして、第3の中間転写ドラ
ム18には転写装置30が配設されており、第3の中間
転写ドラム18上に担持された多色トナー像を記録材2
0に転写するようになっている。尚、第3の中間転写ド
ラム18の転写部位の下流側にはドラムクリーナ(本例
ではブラシクリーナ)19が配設されており、第3の中
間転写ドラム18上の残留トナーをクリーニングするよ
うになっている。
【0019】特に、本実施の形態において、転写装置3
0は、図2及び図3に示すように、中間転写ドラム18
に接触転動可能に配設される転写ロール31と、この転
写ロール31の表面を清掃するロールクリーナ32とを
備えている。ここで、転写ロール31としては、例えば
アルミニウム製の金属ロール311の表面にポリイミド
樹脂層312を形成したもの、あるいは、前記陽極酸化
した金属ロール311の表面にポリイミド樹脂層312
を形成したものが用いられる。このポリイミド樹脂層3
12の製法としては、フローコートを始めとする公知の
塗布方法を用いたり、チューブを嵌合する方法など適宜
選定して差し支えない。
【0020】また、ポリイミド樹脂層312の体積抵抗
条件としては、含有するカーボンなどの抵抗調整剤の分
量を調整することで、100V印加した時の体積抵抗が
6〜12logΩcm、好ましくは、9〜11logΩcmのもの
が用いられる。更に、ポリイミド樹脂層312の表面粗
さとしては、トナーの外添剤などが付着し難い程度に平
滑であればよく、例えば10点平均粗さRzで0.3〜
1.0μm程度であればよい。
【0021】また、本実施の形態において、ロールクリ
ーナ32は、ハウジング321に図示外のブラケットを
介して金属製スクレーパ322の基端を固定し、金属製
スクレーパ322の先端を転写ロール31表面に接触配
置したものである。ここで、金属製スクレーパ322と
しては例えばSUS等が用いられ、スクレーピング機能
を確保するためには、スクレーパ本体323のエッジ面
をエッチング処理するようにしたものである。また、金
属製スクレーパ322と転写ロール31表面との摩擦抵
抗をより低減させる必要がある場合には、金属製スクレ
ーパ322として、少なくともスクレーパ本体323の
転写ロール31との接触部を低摩擦コート層(例えばフ
ッ素コート層)324で被覆するようにすればよい。更
に、金属製スクレーパ322の厚さ、自由長について
は、金属製スクレーパ322の押圧力との関係で適宜選
定すればよい。更にまた、金属製スクレーパ322のレ
イアウトについては適宜選定して差し支えないが、スク
レーピング性能を考慮すれば、金属製スクレーパ322
の先端が転写ロール31の回転方向に対向する方向に向
かって配置する所謂ドクター方向からのレイアウトが好
ましく、接線に対する設定角度については例えば15〜
45°程度が好ましい。
【0022】また、本実施の形態では、画像濃度の安定
化を図るために、転写ロール31上に転写した濃度検出
用画像(例えば濃度パッチ)を読み取ることで、画像濃
度を制御する方式が採用されている。具体的には、図3
に示すように、転写ロール31に対向する部位に光学式
の濃度センサ41が配設されており、この濃度センサ4
1からの出力がプロセス制御装置40に入力されるよう
になっている。このプロセス制御装置40は、濃度制御
プロセスにおいて各色成分の画像形成ユニット10の感
光体ドラム11上に各色の濃度パッチを形成し、これを
第1〜第3の中間転写ドラム16〜18を介して転写ロ
ール31に転写させ、濃度センサ41にて各色の濃度パ
ッチを検出した後、その濃度情報に基づいて各画像形成
ユニット10の濃度制御を行うものである。
【0023】更に、本実施の形態では、トナー像の高転
写性を確保するために、形状係数(ML2/A)が13
0以下である球形トナー(本例では重合トナー)が用い
られている。また、クリーニング性や転写性を確保する
ために、前記球形トナーには適宜外添剤が外添されてい
る。尚、ここでいうトナーの形状係数(ML2/A)は
次式で表される。
【0024】
【数1】
【0025】次に、本実施の形態に係る画像形成装置の
作動について説明する。本実施の形態において、作像過
程は、各画像形成ユニット10(10K〜10C)の感
光体ドラム11(11K〜11C)にて各色成分トナー
像を形成し、第1及び第2の画像形成ユニット10K,
10Yの感光体ドラム11K,11Y上のトナー像を第
1の中間転写ドラム16へ、また、第3及び第4の画像
形成ユニット10M,10Cの感光体ドラム11M,1
1C上のトナー像を第2の中間転写ドラム17へ夫々転
写させ、しかる後、第1及び第2の中間転写ドラム1
6,17上の各色トナー像を第3の中間転写ドラム18
に転写させた後、転写装置30にて第3の中間転写ドラ
ム18上の各色トナー像を記録材20へ一括転写するよ
うにしたものである。尚、第3の中間転写ドラム18上
の残留トナーはドラムクリーナ19にてクリーニングさ
れる。
【0026】このような作像過程において、転写装置3
0に着目したところ、転写ロール31の表面がポリイミ
ド樹脂層312で構成されているため、金属製スクレー
パ322によるポリイミド樹脂層312の表面摩耗は小
さく抑えられる。また、両者間の摩擦抵抗も小さく抑え
られるため、転写ロール31の回転トルクを小さくする
ことができ、しかも、転写ロール31回転駆動時におけ
る金属製スクレーパ322の振動を小さく抑えることが
できる。このため、金属製スクレーパ322によるクリ
ーニング性が安定したものに保たれる。更に、転写ロー
ル31の表面がポリイミド樹脂層312であるため、表
面反射率が非常に高いものになっており、濃度パッチな
どのトナー像の反射光量とトナーのない所のSN比を大
きくとることが可能である。このため、プロセス制御の
一つである画像濃度制御を行うに当たり、転写ロール3
1表面に濃度パッチを形成した場合には、当該濃度パッ
チの濃度情報を正確に検出することができる。しかも、
転写ロール31上に形成された濃度パッチやその他の残
留トナーは金属製スクレーパ322にて確実にクリーニ
ングされることも確認された。このような性能評価は後
述する実施例にて裏付けられる。
【0027】また、本実施の形態にあっては、転写装置
30は転写ロール31を具備したものであるが、これに
限られるものではなく、例えば図4(a)(b)に示す
ような転写ベルト33,35を具備した態様であっても
よい。例えば図4(a)に示す転写ベルト33は、張架
ロール331,332間に少なくとも表面がポリイミド
樹脂製のベルト部材333を掛け渡したものであり、中
間転写ドラム18の対向部位にはベルト部材333を挟
んで転写バイアスが印加されるバイアスロール334を
配設したものである。そして、転写ベルト33の張架ロ
ール332に対向する部位にはベルトクリーナ34(金
属スクレーパ342を具備)が配設され、転写ベルト3
3表面に金属製スクレーパ342を接触配置し、転写ベ
ルト33表面をクリーニングするようになっている。
【0028】一方、図4(b)に示す転写ベルト35
は、3つの張架ロール351〜353に少なくとも表面
がポリイミド樹脂製のベルト部材354を掛け渡したも
のであり、張架ロールの一つ(本例では352)を中間
転写ドラム18に対向配置して転写バイアス印加用のバ
イアスロールとして兼用するようにしたものである。
尚、36はベルト部材354を清掃するためのベルトク
リーナ(金属製スクレーパ362を具備)である。これ
らの変形形態にあっても、転写ベルト33,35のベル
ト部材333,354の表面がポリイミド樹脂で構成さ
れるため、実施の形態1の転写ロール31と略同様な作
用、効果を奏するものである。
【0029】◎実施の形態2 図5は本発明が適用される画像形成装置の実施の形態2
の全体構成を示す説明図である。同図において、画像形
成装置は、実施の形態1と同様に、電子写真方式を採用
した中間転写型のタンデム画像形成装置であるが、実施
の形態1と異なり、各画像形成ユニット10(10K〜
10C)の各感光体ドラム11(11K〜11C)に対
向した部位に中間転写ベルト50を配設し、この中間転
写ベルト50上に転写された各色成分トナー像を転写装
置30にて記録材20に一括転写するようにしたもので
ある。尚、実施の形態1と同様な構成要素については、
実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な
説明を省略する。ここで、中間転写ベルト50は、4つ
の張架ロール51〜54に掛け渡されて各感光体ドラム
11と共に循環回転するものであり、感光体ドラム11
(11K〜11C)に対向する裏側には一次転写装置
(本例では一次転写ロール)15(15K〜15C)を
配設し、各感光体ドラム11上の各色成分トナー像を転
写保持するようにしたものである。但し、本例では、一
次転写ロール15K,15Cが張架ロール51,52を
兼用した態様が示されている。また、転写装置30は張
架ロール53を対向ロールとした部位に配設されてお
り、また、張架ロール54に対向した中間転写ベルト5
0の表面側にはベルトクリーナ(本例ではブラシクリー
ナ)57が配設されている。
【0030】従って、本実施の形態にあっては、各画像
形成ユニット10(10K〜10C)にて形成された各
色成分トナー像は中間転写ベルト50に一次転写された
後に、転写装置30にて記録材20に一括(二次)転写
される。このような作像過程において、転写装置30
は、実施の形態1と略同様に作用する。
【0031】◎実施の形態3 図6は本発明に係る画像形成装置の実施の形態3の全体
構成を示す説明図である。同図において、画像形成装置
は、実施の形態1,2と異なり、電子写真方式を採用し
た4サイクル型の画像形成装置であり、感光体ドラム6
1の周囲に、スコロトロン等の帯電装置62、静電潜像
書込み用のレーザ走査装置などの露光装置63、各色成
分(ブラック(K),イエロ(Y),マゼンタ(M),
シアン(C))トナーを収容した現像器64K〜64C
が選択可能に切換回転せしめられるロータリ型現像装置
64、中間転写ベルト70、ドラムクリーナ(本例では
ブレードクリーナ)66及び除電ロールなどの除電装置
67を配設し、更に、感光体ドラム61に対向する中間
転写ベルト70の裏側には一次転写装置(本例では一次
転写ロール)65を配設すると共に、中間転写ベルト7
0に対向する所定部位に、実施の形態1,2と同様な転
写装置30を配設し、中間転写ベルト70上に転写され
た各色成分トナー像を記録材20に一括転写するもので
ある。尚、符号80は記録材20を通過させて転写トナ
ー像を定着させる定着装置である。
【0032】また、本実施の形態では、中間転写ベルト
70は、3つの張架ロール71〜73に掛け渡されてお
り、張架ロールの一つ(本例では73)を前記一次転写
ロール65と兼用するようになっている。そして、張架
ロール72に対向する中間転写ベルト70部分の上流側
には転写装置30が配設されると共に、その下流側には
ベルトクリーナ74が配設されている。特に、本実施の
形態では、中間転写ベルト70は、ポリイミド樹脂製の
ものであり、また、ベルトクリーナ74はハウジング7
41内に図示外のブラケットを介して金属製スクレーパ
742の基端を固定し、金属製スクレーパ742の先端
を中間転写ベルト70表面に接触配置したものである。
【0033】従って、本実施の形態によれば、作像過程
は、各色成分サイクル毎に感光体ドラム61上に各色成
分トナー像を形成し、中間転写ベルト50に順次一次転
写した後、転写装置30にて中間転写ベルト70上の多
重転写トナー像を記録材20に一括(二次)転写するよ
うにしたものである。本実施の形態にあっては、転写装
置30は、実施の形態1,2と同様な作用を奏するほ
か、更に、中間転写ベルト70とベルトクリーナ74と
の関係を見ると、中間転写ベルト70がポリイミド樹脂
で構成されているため、金属製スクレーパ742による
ポリイミド樹脂の表面摩耗は小さく抑えられる。また、
両者間の摩擦抵抗も小さく抑えられるため、中間転写ベ
ルト70の回転トルクを小さくすることができ、しか
も、中間転写ベルト70の回転駆動時における金属製ス
クレーパ742の振動を小さく抑えることができる。こ
のため、金属製スクレーパ742によるクリーニング性
が安定したものに保たれる。
【0034】更に、中間転写ベルト70がポリイミド樹
脂であるため、表面反射率が非常に高いものになってお
り、濃度パッチなどのトナー像の反射光量とトナーのな
い所のSN比を大きくとることが可能である。このた
め、プロセス制御の一つである画像濃度制御を行うに当
たり、中間転写ベルト70表面に濃度パッチを形成した
場合には、当該濃度パッチの濃度情報を正確に検出する
ことができる。しかも、中間転写ベルト70上に形成さ
れた濃度パッチやその他の残留トナーは金属製スクレー
パ742にて確実にクリーニングされることも確認され
た。
【0035】
【実施例】◎実施例1 図2及び図3に示す実施の形態1に係る画像形成装置に
おいて、転写装置30の転写ロール31としては、アル
ミニウム製の金属ロール311に50μmのポリイミド
樹脂層312がコーティングされたものを用い、抵抗値
は幅方向寸法320mmで、100V印加したときの全
体の当て付け抵抗(具体的には、導電ゴム材(本例で
は、厚さ5mmでアスカ−C硬度が50度、体積抵抗が
103logΩcmのものを使用)上には両端1kgw(9.
8N)の荷重で押圧した条件にて測定した抵抗値)が6
〜9logΩのものを使用し、更に、ポリイミド樹脂層3
12の表面粗さを平均表面粗さRaで0.2μmのもの
とした。また、ロールクリーナ32の金属製スクレーパ
322としては、エッジ面をエッチング処理した0.0
5mm厚のSUS製板材を用い、自由長が7mmで、か
つ、ドクター方向に対して設定角度30度のレイアウト
を採用した。更に、トナーは球形(形状係数ML2/A
=115)の重合トナーを用いると共に、クリーニング
性を確保するためあるいは転写性を確保するために、外
添剤量を多くしており、本実施例では、6μmの球形ト
ナーに対し、シリカ100nmを1.0wt%、TiO
2を0.5%、また、オイル処理したSiを0.5Wt
%入れるようにした。
【0036】本実施例の性能を評価するために、比較例
として、転写ロール31の表面素材をポリイミド樹脂と
異なるもの、ここでは、アルマイト、ポリカーボネー
ト、PVDF、フェノール、フッ素ゴムとしたものを用
意し、金属製スクレーパにてクリーニングした際に、転
写ロール31表面での傷発生の有無、クリーニング性能
及び転写性について調べたところ、図7に示す結果が得
られた。尚、図7において、「傷発生」の○は傷の発生
小、×は傷の発生大、表面剥れで評価し、また、「クリ
ーニング性能」の○はベタ画像のクリーニングOK、×
はベタ画像でプアクリーニング発生で評価し、更に、
「転写性」の○は画像ディフェクトなし、×は画像ディ
フェクト発生で評価した。
【0037】また、実施例及び比較例において、転写ロ
ール表面からの正反射光レベルを濃度センサ41にて調
べたところ、図8に示すような結果が得られた。図8に
おいて、濃度センサ41の出力は、正反射光読み値を電
圧変換したものであり、ここでは、1.5V以上をOK
領域として評価した。
【0038】図7によれば、実施例(ポリイミド)が傷
発生、クリーニング性能、転写性のいずれについても良
好であることが確認された。すなわち、実施例の転写ロ
ール31のポリイミド樹脂層312表面には傷が見られ
ず、また、金属製スクレーパ322のエッジの摩耗が無
く、安定したエッジ面で転写ロール31表面に付着した
トナー、外添剤を確実に除去していることが確認され、
更に、記録材20上の転写画像品質は常時良好なものが
得られた。また、図8によれば、図7に示すように、実
施例(ポリイミド)の濃度センサ出力はアルマイト、フ
ェノール、ポリカーボネートの比較例と共に充分に高い
ことが確認された。すなわち、実施例に係る転写ロール
31表面からは高い反射率が得られ、濃度パッチの検出
を充分に行えるレベルであることが判明した。
【0039】これに対し、比較例は少なくともいずれか
に不都合があることが判明した。尚、実施例及び比較例
について、参考までにヤング率を示すが、ヤング率の大
小が前記各性能の評価には直接関係しないようである。
【0040】更に、本実施例において、走行枚数に対す
る転写ロール(BTR:Bias Transfer Roll)の回転ト
ルクの初期値及び経時変化を調べたところ、図9に示す
ような結果が得られた。尚、同図において、◆はCzone
(低温低湿:例えば10℃,15%)、■はAzone(高
温高湿:例えば28℃,85%)におけるデータであ
る。図9によれば、金属製スクレーパ322を用いてい
るため、転写ロール(BTR)31に対する初期回転ト
ルクを小さくできる事が把握でき、しかも、経時的に回
転トルクの上昇は見られなかった。
【0041】これに対し、導電ゴム層の表面にフッ素樹
脂をコートした転写ロールに対し、ウレタンゴム製の清
掃用ブレードを接触配置した比較例について調べたとこ
ろ、トナーの付着力が小さく、初期段階の転写ロール表
面のクリーニング性はある程度良好に保たれるが、表面
の高い光学的反射特性が得られにくかった。。また、こ
の比較例において、走行枚数に対する転写ロール(BT
R:Bias Transfer Roll)の回転トルクの初期値及び経
時変化を調べたところ、図10に示すような結果が得ら
れた。同図のテスト1によれば、走行を重ねていくと、
転写ロール表面へのトナーの外添剤が付着していくため
に摩擦係数が大きくなり、清掃用ブレードと転写ロール
との間の摩擦抵抗が大きくなり、その分、転写ロールに
対する回転トルクが上昇し、ついては、クリーニング不
良が発生した。尚、図10において、テスト2はテスト
1を終了した時点で転写ロール表面を清掃した後に再度
走行を開始したものであるが、転写ロールに対する回転
トルクが次第に上昇していることが理解される。
【0042】◎実施例2 図2及び図3に示す実施の形態1に係る画像形成装置に
おいて、転写装置30の転写ロール31として、陽極酸
化したアルミニウム製の金属ロール311に50μmの
ポリイミド樹脂層312がコーティングされたものを用
い、抵抗値は幅方向寸法320mmで、100V印加し
たときの全体の当て付け抵抗(実施例1と同様)が6〜
9logΩのものを使用し、更に、ポリイミド樹脂層31
2の表面粗さを平均表面粗さRaで0.2μmのものと
した。クリーニング条件を実施例1と同じ構成で行った
ところ、転写ロール31の下地を陽極酸化する事で、ポ
リイミド樹脂層312の抵抗バラツキを緩和できると共
に、ポリイミド樹脂層312の微少コートむら発生時に
おけるリーク防止という効果を発揮することが確認でき
た。
【0043】◎実施例3 図6に示す実施の形態3に係る画像形成装置において、
中間転写ベルト70として、ポリイミド樹脂を用い、一
方、ベルトクリーナ74の金属製スクレーパ742とし
て、0.05mm厚のSUS板材を用い、自由長6mm
でエッチング処理したエッジ面をフッ素コートするもの
を用いた。尚、トナーとしては実施例1のものと同様な
球形重合トナーを用いた。
【0044】本実施例によれば、ポリイミド樹脂製の中
間転写ベルト70に対し金属製スクレーパ742を用い
ることで、エッジ面が精度良く出ること、及び、ゴムブ
レードに見られるようなエッジ部の変形現象が原理的に
無くなるため、球形トナーのエッジ部への進入が無く、
球形トナーにおいてもクリーニングが確実に行われるこ
とが確認された。また、ポリイミド樹脂が摩耗しにくい
こと、及び、金属製スクレーパ742表面をフッ素処理
していることによって、中間転写ベルト表面の摩耗は見
られなかった。
【0045】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、像担持体との間で記録材がニップ搬送せしめられる
転写部材を有する転写装置に対し、転写部材の表面をポ
リイミド樹脂で構成するようにしたので、耐摩耗性に優
れたポリイミド樹脂製の表面層に、清掃用ブレードとし
て摩擦抵抗の少ない金属製スクレーパを接触配置するこ
とが可能になり、その分、転写部材を傷つけることな
く、低トルクで転写部材表面を容易にクリーニングする
ことができる。更に、転写部材の表面をポリイミド樹脂
で構成することで、転写部材の表面層を平滑で且つ高反
射率のものにすることが可能になるため、転写部材上に
濃度制御用の濃度パッチなどのプロセス制御画像を形成
する方式を採用したとしても、当該プロセス制御画像を
正確に検出でき、しかも、金属製スクレーパ等の清掃部
材を用いることで、検出後のプロセス制御画像を確実に
クリーニングすることができる。
【0046】また、本発明の別の態様によれば、中間転
写型の画像形成装置において、中間転写体表面をポリイ
ミド樹脂で構成すると共に、この中間転写体表面には清
掃用の金属製スクレーパを触配置するようにしたので、
中間転写体を傷つけることなく、低トルクで中間転写体
表面をクリーニングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明に係る転写装置及びこれを用
いた画像形成装置の概要を示す説明図、(b)は本発明
に係る画像形成装置の他の態様を示す説明図である。
【図2】 実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成
を示す説明図である。
【図3】 実施の形態1で用いられる転写装置の詳細を
示す説明図である。
【図4】 (a)(b)は実施の形態1に係る転写装置
の変形形態を示す説明図である。
【図5】 実施の形態2に係る画像形成装置の全体構成
を示す説明図である。
【図6】 実施の形態3に係る画像形成装置の全体構成
を示す説明図である。
【図7】 実施例及び比較例の表面材料の条件及びその
性能評価を示す説明図である。
【図8】 実施例及び比較例における濃度センサ出力例
を示す説明図である。
【図9】 実施例モデルにおいて、走行枚数とBTR回
転トルクとの関係を示すグラフ図である。
【図10】 比較例モデルにおいて、走行枚数とBTR
回転トルクとの関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1…像担持体,2…記録材,3…転写装置,4…転写部
材,5,7…ポリイミド樹脂,6,8…金属製スクレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 直人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 久野 徹 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 藤森 信一郎 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 大川 弘幸 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 三橋 利彦 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 三宅 弘二 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA15 FC03 2H027 DA10 DA21 DE01 DE07 EA09 EC03 EC06 EC09 ED00 ED24 2H032 AA05 BA07 BA15 BA23 BA30 3J103 AA02 AA13 AA24 AA32 BA46 FA07 FA18 GA02 GA74 HA01 HA03 HA05 HA12 HA15 HA20 HA33 HA37 HA46 HA52 HA54

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上の画像を記録材に転写する転
    写装置において、 像担持体との間で記録材がニップ搬送せしめられる転写
    部材を有し、この転写部材の表面をポリイミド樹脂で構
    成したことを特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の転写装置において、 更に、転写部材のポリイミド樹脂製の表面層に、清掃用
    の金属製スクレーパを接触配置することを特徴とする転
    写装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の転写装置におい
    て、 転写部材は、金属ロール上にポリイミド樹脂層を設けた
    ものであることを特徴とする転写装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の転写装置におい
    て、 転写部材は、金属ロール表面を陽極酸化した後にポリイ
    ミド樹脂層を設けたことを特徴とする転写装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の転写装置におい
    て、 転写部材のポリイミド樹脂製の表面層は、100V印加
    条件下で6〜12logΩcmの体積抵抗を有するものであ
    ることを特徴とする転写装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の転写装置において、 金属製スクレーパは、少なくとも転写部材に接触する表
    面が低摩擦コート層で被覆されていることを特徴とする
    転写装置。
  7. 【請求項7】 画像を担持する像担持体と、この像担持
    体上の画像を記録材に転写する転写装置とを備え、 前記転写装置として請求項1又は2記載の転写装置を用
    いたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像形成装置において、 転写部材上にプロセス制御画像を形成し、このプロセス
    制御画像の情報を検出することで、作成すべき画像を制
    御するプロセス制御手段を備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の画像形成装置において、 像担持体上に形成される画像形成粒子は形状係数130
    以下の球形粒子であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 像担持体上の画像を記録材に転写する
    画像形成装置において、 像担持体は、画像を形成担持する像形成担持体と、この
    像形成担持体上の画像を記録材に転写する前に中間的に
    保持する中間転写体とを備え、 中間転写体表面をポリイミド樹脂で構成すると共に、こ
    の中間転写体表面には清掃用の金属製スクレーパを接触
    配置したことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005258125A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Canon Inc 画像形成装置
JP2006091539A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 転写部材及び該転写部材を用いた画像形成装置
JP2006145966A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置用部材の再生方法

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