JP2002090653A - 測定顕微鏡 - Google Patents

測定顕微鏡

Info

Publication number
JP2002090653A
JP2002090653A JP2000283289A JP2000283289A JP2002090653A JP 2002090653 A JP2002090653 A JP 2002090653A JP 2000283289 A JP2000283289 A JP 2000283289A JP 2000283289 A JP2000283289 A JP 2000283289A JP 2002090653 A JP2002090653 A JP 2002090653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
power supply
measuring microscope
stage
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000283289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002090653A5 (ja
JP4819990B2 (ja
Inventor
Osamu Nagami
理 永見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000283289A priority Critical patent/JP4819990B2/ja
Publication of JP2002090653A publication Critical patent/JP2002090653A/ja
Publication of JP2002090653A5 publication Critical patent/JP2002090653A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4819990B2 publication Critical patent/JP4819990B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電源が遮断されたときのZ軸ステージの下降を
防止して取り扱い性を向上すること。 【解決手段】対物レンズ7及び接眼レンズ8などが設け
たZ軸ステージ5を昇降させるZ軸モータ10に電磁ブ
レーキ15を取り付け、Z軸制御部16によって測定顕
微鏡の本体電源25が遮断したときに電磁ブレーキ15
を働かせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対物レンズ等の観
察光学系を搭載したZ軸ステージの操作をZ軸モータ等
により電動化した測定顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなZ軸操作を自動化した測定顕
微鏡は、対物レンズ及び接眼レンズ等の観察光学系をZ
軸ステージに搭載し、このZ軸ステージをZ軸モータ等
の電動駆動部によりZ軸上で昇降させ、サンプルステー
ジ上に載置された標本に対するフォーカスを調整してい
る。
【0003】このように測定顕微鏡では、Z軸ステージ
の操作を電動化したことにより、標本の観察中に標本と
対物レンズとが衝突することを防止するための制御手段
を備えているが、電源が遮断されたときのZ軸ステージ
自重による下降に対する対策は特に行われていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、瞬間停電な
どの電気的な障害で測定顕微鏡の電源が切断されたとき
や、測定顕微鏡での観察を行わない未使用時での電源を
切っているときに、対物レンズ及び接眼レンズ等の観察
光学系を搭載したZ軸ステージがその自重の負荷により
下降し、標本を載置したサンプルステージに接触して、
標本を壊したり、対物レンズを破損したりして、取り扱
いの不便なものであった。
【0005】又、Z軸ステージ自重による下降を防止し
ていないために、電源の遮断時と再投入時とで観察光学
系の位置ずれを起こし、標本に対するフォーカスずれが
発生するという問題がある。
【0006】そこで本発明は、電源の通電が遮断された
ときのZ軸ステージ自重による下降を防止して取り扱い
性を向上させた測定顕微鏡を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載による本発
明は、観察光学系を搭載したステージを電動駆動部の駆
動力により昇降させて標本に対するフォーカス調整を行
う測定顕微鏡において、前記電動駆動部への本体電源か
らの通電が遮断されたときに、前記ステージの自重によ
る下降を防止させる下降防止手段、を備えたことを特徴
とする測定顕微鏡である。
【0008】請求項2記載による本発明は、請求項1記
載の測定顕微鏡において、前記電動駆動部にブレーキを
かける電磁ブレーキ、又は前記電動駆動部に短絡を起こ
させる短絡手段を前記下降防止手段とすることを特徴と
する。
【0009】請求項3記載による本発明は、請求項1記
載の測定顕微鏡において、前記本体電源の通電が切断さ
れた場合、前記下降防止手段を働かせた後に前記電動駆
動部への通電を遮断し、かつ前記測定顕微鏡への前記本
体電源の通電が投入された場合、前記電動駆動部へ通電
させてから前記下降防止手段を解除する操作手段を備え
ていることを特徴とする。
【0010】請求項4記載による本発明は、請求項1記
載の測定顕微鏡において、前記下降防止手段による前記
ステージの自重による下降を解除する解除手段を備える
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】(1)以下、本発明の第1の実施
の形態について図面を参照して説明する。
【0012】図1は測定顕微鏡の構成図である。ベース
1上には、標本2を載置するためのサンプルステージ3
が設けられている。このサンプルステージ3は、XY平
面内に移動自在になっている。又、ベース1には、Z軸
昇降用支柱4が立設されている。このZ軸昇降用支柱4
には、Z軸ステージ5がZ軸方向に昇降自在に設けられ
ている。なお、Z軸ステージ5は、Z軸昇降用支柱4に
設けられたレール6に乗って昇降する。このZ軸ステー
ジ5には、標本2の拡大像を得るための観察光学系とし
て対物レンズ7及び接眼レンズ8などが設けられてい
る。
【0013】Z軸昇降用支柱4の内部には、Z軸ステー
ジ5をZ軸方向に昇降させるためのZ軸駆動系9が設け
られている。このZ軸駆動系9は、Z軸昇降用支柱4の
上部に設けられたZ軸モータ10と、Z軸方向に設けら
れたボールねじ11と、このZ軸モータ10の回転軸と
ボールねじ11とを連結するカップリング12とから構
成されている。ボールねじ11の下端は、支持端部13
において回転自在に軸支されている。従って、Z軸ステ
ージ5は、螺合部14によってボールねじ11と螺合さ
れ、ボールねじ11の回転によってZ軸方向で昇降する
ものとなっている。
【0014】上記Z軸モータ10には、Z軸ステージ5
の自重による下降を防止する手段として電磁ブレーキ1
5が付いている。この電磁ブレーキ15は、Z軸制御部
16によって測定顕微鏡の本体電源が例えば瞬間停電な
どの電気的な障害で切断されたとき、又は測定顕微鏡で
標本2の観察を行わない未使用時での本体電源25(図
3参照)を切ったときに働くようになっている。図2は
電磁ブレーキ付きZ軸モータ10の構成図である。Z軸
モータ10の後方の回転軸17には、ディスク18が設
けられている。さらに、この回転軸17には、バネ19
を介して電磁石20が回転軸17の軸方向に移動自在に
設けられている。この電磁石20は、板バネ21を介し
て各ネジ22,23により移動範囲が規定されている。
【0015】このような電磁ブレーキ15であれば、電
磁石20がオフすると、この電磁石20は、その電磁力
がなくなりバネ19の付勢力によりディスク18が移動
してZ軸モータ10に押し付けられ、Z軸モータ10の
回転軸17の回転は停止する。電磁石20がオンする
と、この電磁石20は、その電磁力がバネ19の付勢力
に打ち勝ちディスク18がZ軸モータ10から離れ、Z
軸モータ10の回転軸17の回転を開放する。
【0016】上記Z軸制御部16の内部には、図3の機
能ブロック図に示すようにZ軸操作回路24が形成され
ている。このZ軸操作回路24は、測定顕微鏡の本体電
源25からの電力供給を受けると共に、観察者の操作を
受けてZ軸モータ10を正逆転駆動し、かつ本体電源2
5が上記の如く瞬間停電などの電気的な障害で切断され
たときに電磁ブレーキ15を働かせる機能を有してい
る。
【0017】次に、上記の如く構成された測定顕微鏡の
作用について説明する。
【0018】通常、観察者によってZ軸制御部16が操
作されると、このZ軸制御部16は、観察者の操作に応
じてZ軸モータ10を正逆転駆動する。このZ軸モータ
10の正逆転駆動は、カップリング12を介してボール
ねじ11に伝達され、さらに螺合部14を介してZ軸ス
テージ5の昇降動作に変換される。このZ軸ステージ5
の昇降動作により対物レンズ7が標本2に対してジャス
トフォーカス位置に調整される。
【0019】このような通常の観察中に、本体電源25
が例えば瞬間停電などの電気的な障害で切断されると、
Z軸操作回路24は電磁ブレーキ15を働かせる。この
電磁ブレーキ15は、電磁石20がオフし、その電磁力
がなくなりバネ19の付勢力によりディスク18が移動
してZ軸モータ10に押し付けられて、Z軸モータ10
の回転軸17の回転を停止させる。
【0020】このようにZ軸モータ10が停止すること
により、Z軸ステージ5は、対物レンズ7及び接眼レン
ズ8などが設けられていても、その自重により下降する
ことはない。
【0021】なお、測定顕微鏡で標本2の観察を行わな
い未使用時での本体電源25を切ったときでも、上記同
様に、Z軸操作回路24により電磁ブレーキ15が働
き、Z軸モータ10を停止させてZ軸ステージ5自重に
よる下降が防止される。
【0022】このように上記一実施の形態においては、
対物レンズ7及び接眼レンズ8などが設けたZ軸ステー
ジ5を昇降させるZ軸モータ10に電磁ブレーキ15を
取り付け、Z軸制御部16によって測定顕微鏡の本体電
源25が遮断したときに電磁ブレーキ15が働くように
したので、測定顕微鏡の本体電源25が例えば瞬間停電
などの電気的な障害で切断されたとき、又は測定顕微鏡
で標本2の観察を行わない未使用時での本体電源25を
切ったときでも、Z軸モータ10を停止させてZ軸ステ
ージ5の自重による下降を防止し、標本2の破壊や対物
レンズ7の破損をさせることなく、取り扱い性を向上で
きる。
【0023】又、電磁ブレーキ15を取り付けたZ軸モ
ータ10を用いるので、測定顕微鏡自体をコンパクトな
構成で実現できる。
【0024】さらに、Z軸ステージ5には、標本2の観
察像を撮像するためにCCDカメラ26などを取り付け
るが、このCCDカメラ26を取り付けたとしても、測
定顕微鏡の本体電源25が切断されたときのZ軸ステー
ジ5の自重による下降を防止できる。
【0025】なお、上記第1の実施の形態では、電磁ブ
レーキ付きZ軸モータ10をボールねじ11の上部に設
けているが、ボールねじ11の下部に設けても同様な効
果を奏することは言うまでもない。
【0026】(2)次に、本発明の第2の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分
には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0027】図4は測定顕微鏡におけるZ軸制御部内部
の機能ブロック図である。この測定顕微鏡は、電磁ブレ
ーキ付きZ軸モータ10に代えて、Z軸制御部24の内
部にモータ短絡回路27を組み込んだものである。この
モータ短絡回路27は、測定顕微鏡の本体電源25が例
えば瞬間停電などの電気的な障害で切断されたとき、又
は測定顕微鏡で標本2の観察を行わない未使用時での本
体電源25を切ったときに、Z軸モータ10に短絡を起
こさせる機能を有している。
【0028】次に、上記の如く構成された測定顕微鏡の
作用について説明する。
【0029】通常の観察中に、本体電源25が例えば瞬
間停電などの電気的な障害で切断されたとき、又は測定
顕微鏡で標本2の観察を行わない未使用時での本体電源
25を切ったとき、モータ短絡回路27は、Z軸モータ
10に短絡を起こさせる。
【0030】このZ軸モータ10の短絡によりZ軸モー
タ10は、Z軸ステージからの自重による下降回転トル
クより大きな静止トルクを受ける。従って、Z軸モータ
10の回転は停止し、Z軸ステージ5は、対物レンズ7
及び接眼レンズ8などが設けられていても、その自重に
よる下降は防止される。
【0031】このように上記第2の実施の形態において
は、本体電源25が例えば瞬間停電などの電気的な障害
で切断されたとき、又は測定顕微鏡で標本2の観察を行
わない未使用時での本体電源25を切ったときに、モー
タ短絡回路27によりZ軸モータ10に短絡を起こさせ
るので、上記第1の実施の形態と同様な効果を奏するこ
とができると共に、電磁ブレーキ15をなくすことによ
り測定顕微鏡自体を小型化でき、上記第1の実施の形態
よりもコンパクト化を図ることができる。
【0032】(3)次に、本発明の第3の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分
には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0033】図5は測定顕微鏡におけるZ軸制御部内部
の機能ブロック図である。この測定顕微鏡は、Z軸制御
部16の内部に、ブレーキ制御回路28、及びモータ電
源制御回路29を組み込んだものである。ブレーキ制御
回路28は、本体電源25が上記の如く瞬間停電などの
電気的な障害で切断されたとき、又は測定顕微鏡で標本
2の観察を行わない未使用時での本体電源25を切った
ときに電磁ブレーキ15を作動させる機能を有してい
る。
【0034】モータ電源制御回路29は、電磁ブレーキ
15を働かせた後に、Z軸モータ10に供給している本
体電源25の電力を切断する機能を有している。
【0035】又、Z軸操作回路24は、本体電源25が
投入されたとき、先ず、モータ電源制御回路29により
Z軸モータ10への電力の供給を開始させ、次にブレー
キ制御回路28に対して電磁ブレーキ15を解除させる
指示を行う機能を有している。
【0036】次に、上記の如く構成された測定顕微鏡の
作用について説明する。
【0037】先ず、測定顕微鏡の本体電源25が遮断さ
れたときの動作を図6に示す位置ずれ防止の電源制御フ
ローチャートに従って説明する。
【0038】通常の観察中に、ステップ#1において、
本体電源25が例えば瞬間停電などの電気的な障害で切
断されたとき、又は測定顕微鏡で標本2の観察を行わな
い未使用時での本体電源25を切ったとき、ブレーキ制
御回路28は、ステップ#2において、電磁ブレーキ1
5を作動させる。
【0039】電磁ブレーキ15が働けば、上記図2に示
す電磁石20がオフし、その電磁力がなくなり、バネ1
9の付勢力によりディスク18が移動してZ軸モータ1
0に押し付けられ、Z軸モータ10の回転軸17の回転
を停止させる。
【0040】従って、Z軸モータ10の回転は停止し、
Z軸ステージ5は、対物レンズ7及び接眼レンズ8など
が設けられていても、その自重による下降は防止され
る。
【0041】この後、モータ電源制御回路29は、ステ
ップ#3において、電磁ブレーキ15を作動させた後
に、Z軸モータ10に供給している本体電源25の電力
を切断する。
【0042】次に、測定顕微鏡の本体電源25が投入さ
れたときの動作を図7に示す位置ずれ防止の電源制御フ
ローチャートに従って説明する。
【0043】測定顕微鏡の本体電源25がステップ#4
において投入されると、Z軸操作回路24は、ステップ
#5において、モータ電源制御回路29によりZ軸モー
タ10への電力の供給を開始させる。
【0044】次に、Z軸操作回路24は、ステップ#6
において、ブレーキ制御回路28に対して電磁ブレーキ
15を解除させる指示を行う。
【0045】この後、観察者によってZ軸制御部16が
操作されると、このZ軸制御部16は、観察者の操作に
応じてZ軸モータ10を正逆転駆動し、対物レンズ7を
標本2に対してジャストフォーカス位置に調整するとい
う通常の観察が行われる。
【0046】このように上記第3の実施の形態において
は、本体電源25が例えば瞬間停電などの電気的な障害
で切断されたとき、又は測定顕微鏡で標本2の観察を行
わない未使用時での本体電源25を切ったときに電磁ブ
レーキ15を作動させた後に、Z軸モータ10に供給し
ている本体電源25の電力を切断し、かつ本体電源25
が投入されたときZ軸モータ10への電力の供給を開始
させ、次に電磁ブレーキ15を解除させるので、上記第
1の実施の形態と同様な効果を奏することができると共
に、Z軸モータ10の電源切替タイミングを操作するこ
とによって測定顕微鏡の本体電源25を切断するときに
Z軸ステージ5の下降防止を行って後にZ軸モータ10
の励磁を解除し、電源投入時にはZ軸モータ10を励磁
させてからZ軸ステージ5の落下防止を解除するものと
なり、本体電源25の切断時から再投入時までにおける
Z軸ステージ5の位置ずれを防止できる。これにより、
Z軸ステージ5の位置再現性を高めることができ、測定
顕微鏡の電源切断時と再投入時とでの標本2に対するフ
ォーカスずれをなくすことができる。
【0047】(4)次に、本発明の第4の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。なお、図1及び図5と
同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略す
る。
【0048】図8は測定顕微鏡の構成図である。この測
定顕微鏡は、Z軸モータ10をZ軸駆動系9の下部に取
り付け、Z軸駆動系9の上部にボールねじ11を手動に
より操作してZ軸ステージ5を昇降できるようにハンド
ル30を取り付け、かつZ軸操作回路24のブレーキ制
御回路28に対してブレーキ解除回路31を接続したも
のである。このブレーキ解除回路31は、手動によりブ
レーキ制御回路28を解除するためのものである。
【0049】このような構成であれば、測定顕微鏡の本
体電源25が切断されている場合、ブレーキ解除回路3
1を用いて手動によりブレーキ制御回路28による電磁
ブレーキ15を切断し、Z軸モータ10に対する下降防
止の作用を解除する。これにより、ハンドル30を回転
させることによりZ軸駆動系9を手動により操作してZ
軸ステージ5を昇降できる。
【0050】このように上記第4の実施の形態によれ
ば、上記第1の実施の形態と同様な効果を奏することが
できると共に、測定顕微鏡の本体電源25が切断されて
いるときに手動により落下防止の状態を解除してZ軸ス
テージ5を操作することができ、これにより観察中に停
電等により本体電源25の障害で電源が切断されても、
Z軸ステージ5を手動により退避させることができ、本
体電源25が切断されているときでも標本2を壊さずに
安全に退避させたり、Z軸のメンテナンスをすることが
できる。従って、安全性を高めかつ保守性を向上でき
る。
【0051】なお、本発明は、上記第1乃至第4の実施
の形態に限定されるものでなく次の通りに変形してもよ
い。
【0052】例えば、電磁ブレーキ付きのZ軸モータ1
0に代えて、Z軸モータ10からボールねじ11への駆
動力の伝達を切り離す電磁クラッチを用いてもよい。
【0053】また、上述した第3、第4の実施の形態で
は、モータ電源制御回路して電磁ブレーキを作動させる
機能のみ開示しているが、これに限られるものではな
く、第3、第4の実施の形態に第2の実施の形態で挙げ
たモータ短絡回路を用い、測定顕微鏡の本体電源が例え
ば瞬間停電などの電気的な障害で切断されたとき、又は
測定顕微鏡で標本の観察を行わない未使用時での本体電
源を切った時に、Z軸モータに短絡を起こさせるように
してもよい。
【0054】また、モータ電源制御回路とモータ短絡回
路とを併用して作動させるようにすることで、より安全
性を高めてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、電
源の通電が遮断されたときのZ軸ステージの自重による
下降を防止して取り扱い性を向上させた測定顕微鏡を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる測定顕微鏡の第1の実施の形態
を示す構成図。
【図2】本発明に係わる測定顕微鏡の第1の実施の形態
における電磁ブレーキ付きZ軸モータの構成図。
【図3】本発明に係わる測定顕微鏡の第1の実施の形態
におけるZ軸制御部内部の機能ブロック図。
【図4】本発明に係わる測定顕微鏡の第2の実施の形態
におけるZ軸制御部内部の機能ブロック図。
【図5】本発明に係わる測定顕微鏡の第3の実施の形態
におけるZ軸制御部内部の機能ブロック図。
【図6】本発明に係わる測定顕微鏡の第3の実施の形態
における位置ずれ防止の電源制御フローチャート。
【図7】本発明に係わる測定顕微鏡の第3の実施の形態
における位置ずれ防止の電源制御フローチャート。
【図8】本発明に係わる測定顕微鏡の第4の実施の形態
を示す構成図。
【符号の説明】
1:ベース 2:標本 3:サンプルステージ 4:Z軸昇降用支柱 5:Z軸ステージ 6:レール 7:対物レンズ 8:接眼レンズ 9:Z軸駆動系 10:Z軸モータ 11:ボールねじ 12:カップリング 13:支持端部 14:螺合部 15:電磁ブレーキ 16:Z軸制御部 17:Z軸モータの後方の回転軸 18:ディスク 19:バネ 20:電磁石 21:板バネ 22,23:ネジ 24:Z軸操作回路 25:本体電源 26:CCDカメラ 27:モータ短絡回路 28:ブレーキ制御回路 29:モータ電源制御回路 30:ハンドル 31:ブレーキ解除回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察光学系を搭載したステージを電動駆
    動部の駆動力により昇降させて標本に対するフォーカス
    調整を行う測定顕微鏡において、 前記電動駆動部への本体電源からの通電が遮断されたと
    きに、 前記ステージの自重による下降を防止させる下降防止手
    段、を備えたことを特徴とする測定顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記落下防止手段は、前記電動駆動部に
    ブレーキをかける電磁ブレーキ、又は前記電動駆動部に
    短絡を起こさせる短絡手段、であることを特徴とする請
    求項1記載の測定顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記測定顕微鏡は、該前記測定顕微鏡へ
    の前記本体電源の通電が切断された場合、前記下降防止
    手段を働かせた後に前記電動駆動部への通電を遮断し、
    かつ前記測定顕微鏡への前記本体電源の通電が投入され
    た場合、前記電動駆動部へ通電させてから前記下降防止
    手段を解除する操作手段、を備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の測定顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記測定顕微鏡は、前記下降防止手段に
    よる前記ステージの自重による下降を解除する解除手
    段、を備えていることを特徴とする請求項1記載の測定
    顕微鏡。
JP2000283289A 2000-09-19 2000-09-19 測定顕微鏡 Expired - Fee Related JP4819990B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000283289A JP4819990B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 測定顕微鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000283289A JP4819990B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 測定顕微鏡

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002090653A true JP2002090653A (ja) 2002-03-27
JP2002090653A5 JP2002090653A5 (ja) 2007-10-25
JP4819990B2 JP4819990B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=18767674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000283289A Expired - Fee Related JP4819990B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 測定顕微鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4819990B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008145114A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Nikon Corp 測定装置
JP2012027178A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Nikon Corp 顕微鏡及びプログラム
CN110608999A (zh) * 2019-10-11 2019-12-24 宁波江丰生物信息技术有限公司 一种数字病理扫描仪的物镜自动转换装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6199113A (ja) * 1984-10-22 1986-05-17 Toho Denshi Kogyo Kk 顕微鏡のピント合わせ方法
JPS61146485A (ja) * 1984-12-19 1986-07-04 芝浦メカトロニクス株式会社 直交座標形ロボツト機構
JPS6397436A (ja) * 1986-10-09 1988-04-28 Shigeto Nashida 車両用減速表示装置
JPH06148528A (ja) * 1992-11-09 1994-05-27 Olympus Optical Co Ltd 手術用顕微鏡支持装置
JPH06337359A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Nikon Corp 顕微鏡照明装置
JPH08334314A (ja) * 1995-06-06 1996-12-17 Nikon Corp 画像寸法計測装置
JPH10263973A (ja) * 1997-03-24 1998-10-06 Fanuc Ltd 停電落下防止制御装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6199113A (ja) * 1984-10-22 1986-05-17 Toho Denshi Kogyo Kk 顕微鏡のピント合わせ方法
JPS61146485A (ja) * 1984-12-19 1986-07-04 芝浦メカトロニクス株式会社 直交座標形ロボツト機構
JPS6397436A (ja) * 1986-10-09 1988-04-28 Shigeto Nashida 車両用減速表示装置
JPH06148528A (ja) * 1992-11-09 1994-05-27 Olympus Optical Co Ltd 手術用顕微鏡支持装置
JPH06337359A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Nikon Corp 顕微鏡照明装置
JPH08334314A (ja) * 1995-06-06 1996-12-17 Nikon Corp 画像寸法計測装置
JPH10263973A (ja) * 1997-03-24 1998-10-06 Fanuc Ltd 停電落下防止制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008145114A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Nikon Corp 測定装置
JP2012027178A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Nikon Corp 顕微鏡及びプログラム
CN110608999A (zh) * 2019-10-11 2019-12-24 宁波江丰生物信息技术有限公司 一种数字病理扫描仪的物镜自动转换装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4819990B2 (ja) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2021183233A (ja) 医療用支持アーム装置
EP0395352A1 (en) Motor control circuit, in particular for an X-Ray apparatus
JP3456910B2 (ja) バランシングスタンド用の自動バランス装置
KR20090115683A (ko) 표시 장치용 회동대
JP2004306159A (ja) 産業用ロボットの制御装置
JP4819990B2 (ja) 測定顕微鏡
JP2007125674A (ja) マイクロマニピュレータ
JP3043896B2 (ja) 焦点合わせ駆動装置付き顕微鏡の試料保護用の所定のオーバランを有するリミット制御装置
JP2019190160A (ja) 電動ドアクローザ
JP2993906B2 (ja) 医療用スタンド装置
JP3966696B2 (ja) カップ取付け装置
EP0784591B1 (en) Brake assembly
JPH08126990A (ja) 多関節形ロボットの関節の拘束を解除する方法と装置
JP2010101127A (ja) 立体駐車場用リフト安全装置
JP2004240028A (ja) 光ファイバ把持装置および方法
CN108710202A (zh) 一种电动调节光闸装置
JP3591419B2 (ja) エレベータの安全装置
JP2598809Y2 (ja) ターゲット電動切換装置
JP2006314788A (ja) 医用イメージング装置のための安全運動可能化シーケンス及びシステム
WO2023152850A1 (ja) 電動モータ及びモータブレーキの制御装置、ロボット、電動モータ及びモータブレーキの制御方法、並びに、ロボット用電動モータ及びモータブレーキの制御方法
JPH03136939A (ja) 自動車用の電動式バックミラー装置
JPH08295467A (ja) 油圧エレベータの非常止め操作装置
JP6531027B2 (ja) タイヤ装着装置
JP2566399B2 (ja) X線撮影装置
JPH0795146B2 (ja) 顕微鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070907

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110902

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4819990

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees