JPH08334314A - 画像寸法計測装置 - Google Patents

画像寸法計測装置

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JPH08334314A
JPH08334314A JP7162958A JP16295895A JPH08334314A JP H08334314 A JPH08334314 A JP H08334314A JP 7162958 A JP7162958 A JP 7162958A JP 16295895 A JP16295895 A JP 16295895A JP H08334314 A JPH08334314 A JP H08334314A
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JP
Japan
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JP7162958A
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Inventor
Akira Takahashi
顕 高橋
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストを増大させることなく、多数の同じ被
検物を長時間に亘って計測する場合でも精度の高い計測
が可能な画像寸法計測装置を提供する。 【構成】 XYステージ上の被検物の像を受けて画像信
号を出力するカメラ3と、ステージの座標及び画像信号
に基づき被検物の位置及び寸法を演算する演算部81と
を備えた画像寸法計測装置において、ステージに固定さ
れた基準被検物と、運転開始時に演算部81で演算され
た基準被検物の位置及び寸法を記憶するメモリ82と、
運転開始時から所定時間経過時に演算部で演算された基
準被検物の位置及び寸法を記憶するメモリ83と、所定
時間経過時に演算部で演算された被検物の位置及び寸法
を記憶するメモリ84と、メモリ82、83に記憶され
た演算値に基づき補正値を算出する補正値算出部85
と、メモリ84に記憶された演算値を補正値で補正する
演算値補正部87とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検物の像をカメラ
で受け、カメラからの画像信号に基づいて被検物の位置
や寸法を計測する画像寸法計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような画像寸法計測装置とし
ては、例えば、X軸及びY軸方向に移動可能なXYステ
ージと、このステージ上に載置された被検物の像をイメ
ージセンサで受け、このイメージセンサ上での被検物の
位置及び形状に応じた画像信号を出力するカメラと、被
検物の像をイメージセンサ上に結像させる結像光学系
と、被検物に焦点を合わせるために、被検物に対するカ
メラ及び結像光学系のZ軸方向の位置を調節するZ軸方
向の直進機構とを備えたものが知られている。XYステ
ージのX軸直進機構及びY軸直進機構と、Z軸方向の直
進機構はそれぞれモータで駆動される。各モータは、コ
ンピュータのメモリに記憶された駆動データに従ってC
NC(Computerized Numerical Control)で駆動される
ようになっている。
【0003】ここで、XYステージ上の座標(X1、Y
1)に直径D1の円形の被検物がある場合に、上記従来
の画像寸法計測装置により被検物のある一点の座標(被
検物の位置)とその直径とを計測する場合について説明
する。
【0004】まず、被検物の測定すべきある一点がカメ
ラの視野(イメージセンサ)内に入るような位置にXY
ステージを移動する。このとき、XYステージの座標
が、そのX軸及びY軸方向の移動量をそれぞれ読み取る
X軸及びY軸エンコーダの読み値から得られると共に、
カメラのイメージセンサから、このイメージセンサ上で
の被検物の位置及び形状に応じた画像信号が得られる。
この画像信号を演算して(イメージセンサの各画素のう
ち、前記一点を受光した画素のアドレスから)得られる
イメージセンサ上での被検物の位置と、XYステージの
座標とを足し合わせて被検物のある一点の座標(X1、
Y1)が求められる。また、画像信号を演算して(被検
物の直径部を受光した前記画素の数と各画素のピッチと
の積により)被検物の直径が求められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、電源が投入されて運転が開始されると、カ
メラ内部の電気回路やイメージセンサに熱が発生するた
めに、カメラの金属部分等が変形したり膨張したりする
ことがある。これによって、XYステージに対する(結
像光学系の光軸に対する)イメージセンサの位置がずれ
ると共に、前記光軸方向におけるイメージセンサの位置
が変化してしまう。その結果、同じ被検物を長時間に亘
って多数計測する場合、被検物の位置や形状(例えば直
径)が変化しなくても、計測値すなわち計測した被検物
の位置や寸法が電源を投入してからの時間によって変化
してしまうという問題がある。
【0006】また、カメラの金属部分等に熱による変形
や膨張が発生しないようにするために、前記金属部分に
熱変形等が起こりにくい材料を使用すると、材料コスト
が増大して装置全体のコストが増大してしまうという問
題がある。
【0007】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題はコストを増大させることなく、多
数の同じ被検物を長時間に亘って計測する場合でも精度
の高い計測が可能な画像寸法計測装置を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の表面検査装置は、X軸及びY軸
方向に移動可能なXYステージと、前記ステージ上に載
置された被検物の像を受光してその位置及び形状に応じ
た画像信号を出力するカメラと、前記被検物の像が前記
カメラで受光されるように前記ステージを移動させた時
の前記ステージの座標及び前記画像信号に基づいて前記
被検物の位置又は寸法の少なくとも一方を演算してその
演算値を出力する演算手段とを備えた画像寸法計測装置
において、前記ステージに固定された基準被検物と、前
記基準被検物の位置又は寸法の少なくとも一方を前記演
算手段により演算してその第1演算値を記憶する第1記
憶手段と、前記第1演算値を演算してから所定時間経過
時に前記基準被検物の位置又は寸法の少なくとも一方を
前記演算手段により演算してその第2演算値を記憶する
第2記憶手段と、前記第1演算値と前記第2演算値とに
基づき補正値を算出する補正値算出手段と、前記所定時
間経過時に前記演算手段により演算された前記被検物の
位置又は寸法の少なくとも一方の演算値を前記補正値で
補正する補正手段とを備えている。
【0009】
【作用】請求項1記載の画像寸法計測装置では、補正値
算出手段が、第1記憶手段に記憶された第1演算値と第
2記憶手段に記憶された第2演算値とに基づき補正値を
算出する。この補正値がカメラ等の金属部分の熱による
変形や膨張による計測値の変化量である。また、第1演
算値を演算してから所定時間経過時に演算された被検物
の位置又は寸法の少なくとも一方の演算値が補正手段に
より前記補正値で補正される。これによって、補正手段
から前記変化量のない正しい被検物の位置又は寸法の少
なくとも一方の計測値が得られる。
【0010】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1はこの発明の一実施例に係る画像寸法
計測装置を示すブロック図、図2は同装置を示す構成図
である。
【0012】画像寸法計測装置は、図2に示すように、
X軸及びY軸方向に移動可能なXYステージ1と、この
ステージ1上に載置された被検物2の像をイメージセン
サ(図示略)で受け、このイメージセンサ上での被検物
2の位置又は形状の少なくとも一方に応じた画像信号を
出力するカメラ3と、被検物2の像をイメージセンサ上
に結像させる結像光学系4と、被検物2に焦点を合わせ
るために、被検物2に対するカメラ3及び結像光学系4
のZ軸方向の位置を調節するZ軸方向の直進機構5とを
備えている。
【0013】XYステージ1は架台6上に配置されてい
る。結像光学系4及びカメラ3は、架台6上に固定され
た支柱7にZ軸方向の直進機構5を介して支持されてい
る。図2において、符号1xはXYステージ1用のX軸
モータ、符号1yはXYステージ1用のY軸モータ、符
号5zはZ軸方向の直進機構5用のZ軸モータである。
【0014】さらに、画像寸法計測装置は、図1及び図
2に示すように、カメラ3から出力される画像信号を画
像処理するための画像処理用コンピュータ(以下、単に
コンピュータという)8と、X軸モータ1X、Y軸モー
タ1Y及びZ軸モータ5Zを制御する制御部9とを備え
ている。コンピュータ8には、計測値(被検物2の位置
又は寸法の少なくとも一方)を表示するためのCRT
(表示装置)10と、キーボード11とが接続されてい
る。制御部9は、コンピュータ8のメモリ(後述する駆
動データメモリ88)に記憶された駆動データに従って
各モータ1X、1Y及び5ZをCNC(Computerized N
umerical Control)で駆動させるようになっている。
【0015】XYステージ1上の左下隅には、図3に示
すように、基準被検物12が固定されている。この基準
被検物12は、直径がDrefの円形部を有しており、
熱変形が起こりにくい材料で作られている。
【0016】前記コンピュータ8は、図1に示すよう
に、被検物2又は基準被検物12の位置又は寸法を演算
してその演算値を出力する演算部81を備えている。こ
の演算部81には、被検物2又は基準被検物12の像が
カメラ3で受光されるようにXYステージ1を移動させ
た時のXYステージ1の座標(XYステージ1のX軸及
びY軸方向の移動量をそれぞれ読み取る不図示のX軸及
びY軸エンコーダの読み値)と、被検物2に焦点を合わ
せた時の直進機構5のZ軸方向の移動量を読み取るZ軸
エンコーダの読み値と、カメラ3のイメージセンサから
出力される、このイメージセンサ上での被検物2又は基
準被検物12の位置又は形状の少なくとも一方に応じた
画像信号とが入力される。そして、この演算部81は、
前記画像信号を演算して(イメージセンサの各画素のう
ち、被検物2又は基準被検物12のある一点を受光した
画素のアドレスから)得られるイメージセンサ上での前
記一点の位置と、XYステージ1の前記座標及び前記Z
軸エンコーダの読み値とを足し合わせて前記一点の座標
(X、Y、Z)が求められる。また、前記画像信号を演
算して(被検物2の円形孔2a〜2c又は基準被検物1
2の円形部を受光した前記画素の数と各画素のピッチと
の積により)被検物2又は基準被検物12の直径が求め
られる。
【0017】また、前記コンピュータ8は、運転開始時
に演算部81により演算された基準被検物12の中心点
12a(図3参照)の位置及びその円形部の直径(以
下、単に位置及び直径という)の演算値(Xref、Y
ref、Zref及びDref)を記憶するメモリ82
と、運転開始時から所定時間(t時間)経過時に演算部
81により演算された基準被検物12の位置及び直径の
演算値(Xreft、Yreft、Zreft及びDr
eft)を記憶するメモリ83と、前記所定時間経過時
に演算部81により演算された被検物2の位置及び寸法
の演算値(Xt、Yt、Zt及びDt)を記憶するメモ
リ84とを備えている。さらに、コンピュータ8は、メ
モリ82に記憶された前記演算値とメモリ83に記憶さ
れた前記演算値とに基づき補正値(ΔXt、ΔYt、Δ
Zt及びδDt)を算出する補正値算出部85と、その
補正値を記憶するメモリ86と、メモリ84に記憶され
た前記演算値をメモリ86に記憶された前記補正値で補
正する演算値補正部87と、キーボード11により入力
されたデータを記憶する駆動データメモリ88とを備え
ている。
【0018】前記メモリ83に記憶された基準被検物1
2の位置及び直径の前記演算値(Xreft、Yref
t、Zreft及びDreft)は、次のように示され
る。
【0019】Xreft=Xref+ΔXt Yreft=Yref+ΔYt Zreft=Zref+ΔZt Dreft=Dref×δZt すなわち、運転開始時から所定時間経過時には、カメラ
3の金属部分の熱変形等によってカメラ3内部のイメー
ジセンサの位置が(ΔXt、ΔYt、ΔZt)のだけ運
転開始時から変化していることを示している。また、基
準被検物12の直径Drefについては、前記熱変形等
によって結像光学系4の倍率がδZtだけ運転開始時か
ら変化していることを示している。
【0020】従って、補正値算出部85は、メモリ82
に記憶された前記演算値とメモリ83に記憶された前記
演算値とに基づき補正値(ΔXt、ΔYt、ΔZt及び
δDt)を次のように算出するように構成されている。
【0021】ΔXt=XreftーXref ΔYt=YreftーYref ΔZt=ZreftーZref δDt=Dreft/Dref 次に、上記実施例の動作を図4及び図5を参照しながら
説明する。
【0022】ここで、図3に示すように、XYステージ
1上に載置された被検物2は直径がD0の3つの円形孔
2a〜2cを有しており、各円形孔2a〜2cの中心点
(ある一点C1〜C3の座標(被検物の位置)と各円形
孔2a〜2cの直径とを計測する場合について説明す
る。
【0023】まず、電源が投入されて運転が開始される
と、図4のステップ41で、運転開始時における基準被
検物12の位置及び直径(Xref、Yref、Zre
f及びDref)を計測する。この計測時には、基準被
検物12の中心点12a及び円形部がカメラ3の視野
(イメージセンサ)内に入るような位置にXYステージ
1を移動する。この時、演算部81は、運転開始時にお
ける基準被検物12の位置及び直径(Xref、Yre
f、Zref及びDref)を演算する。
【0024】ステップ42で、演算部81により演算さ
れた運転開始時における基準被検物12の位置及び直径
(Xref、Yref、Zref及びDref)の演算
値をメモリ82に記憶する。
【0025】次に、ステップ43で、運転開始時から所
定時間tが経過するごとに基準被検物12の位置及び直
径を計測する。この計測処理は、図5に示す手順で実行
される。
【0026】すなわち、図5のステップ51で、運転開
始時から所定時間tが経過した時(t1時)に、基準被
検物12の位置及び直径(Xreft、Yreft、Z
reft及びDreft)を計測する。この時、演算部
81は、前記t1時における基準被検物12の位置及び
直径(Xreft、Yreft、Zref及びDref
t)を演算する。
【0027】次に、ステップ52で、演算部81により
演算された前記t1時における基準被検物12の位置及
び直径(Xreft、Yreft、Zref及びDre
ft)の演算値をメモリ83に記憶する。
【0028】次に、ステップ53で、前記t1時におけ
る基準被検物12の位置及び直径の変化量すなわち補正
値(ΔXt、ΔYt、ΔZt、δDt)を補正値算出部
85で次のように算出する。
【0029】ΔXt=XreftーXref ΔYt=YreftーYref ΔZt=ZreftーZref δDt=Dreft/Dref 次に、ステップ54で、補正値算出部85で算出された
補正値(ΔXt、ΔYt、ΔZt及びδDt)をメモリ
86に記憶する。
【0030】次に、図4のステップ44に進み、被検物
2の位置及び寸法を計測する。この計測時には、被検物
2の位置(中心点C1)及び円形孔2aが図3に示すよ
うにカメラ3の視野(イメージセンサ)内に入るような
位置にXYステージ1を移動する。この時、演算部81
は、運転開始時から所定時間tが経過した時(t1時)
における被検物2の中心点C1の位置及び円形孔2aの
直径(Xt、Yt、Zt及びDt)を演算する。
【0031】次に、ステップ45で、演算部81により
演算された前記t1時における被検物2の中心点C1の
位置及び円形孔2aの直径(Xt、Yt、Zt及びD
t)をメモリ84に記憶する。
【0032】次に、ステップ46で、演算値補正部87
によって、メモリ84に記憶された前記t1時における
被検物2の計測値すなわち被検物2の中心点C1の位置
及び円形孔2aの直径(Xt、Yt、Zt及びDt)を
メモリ86に記憶された補正値(ΔXt、ΔYt、ΔZ
t及びδDt)で補正する。
【0033】次に、ステップ47で、ステップ46で補
正された被検物2の中心点C1及び円形孔2aの直径の
真の計測値(前記変化量が補正された正しい計測値であ
るX0、Y0、Z0、D0)をCRT10へ出力する。
【0034】次に、ステップ43に戻り、前記t1時か
らさらに所定時間tが経過した時(t2時)に基準被検
物12の位置及び直径を再び計測する。この計測処理
は、図5に示す手順で再び実行される。
【0035】すなわち、図5のステップ51で、前記t
2時に、基準被検物12の位置及び直径(Xreft、
Yreft、Zreft及びDreft)を計測する。
【0036】次に、ステップ52で、演算部81により
演算された前記t2時における基準被検物12の位置及
び直径(Xreft、Yreft、Zref及びDre
ft)の演算値をメモリ83に記憶する。
【0037】次に、ステップ53で、前記t2時におけ
る基準被検物12の位置及び直径の変化量すなわち補正
値(ΔXt、ΔYt、ΔZt、δDt)を補正値算出部
85で算出する。
【0038】次に、ステップ54で、補正値算出部85
で算出された補正値(ΔXt、ΔYt、ΔZt及びδD
t)をメモリ86に記憶する。
【0039】次に、図4のステップ44に進み、被検物
2の位置及び寸法を計測する。この計測時には、被検物
2の中心点C2及び円形孔2bがカメラ3の視野(イメ
ージセンサ)内に入るような位置にXYステージ1を移
動する。この時、演算部81は、前記t2時における被
検物2の中心点C2の位置及び円形孔2bの直径(X
t、Yt、Zt及びDt)を演算する。
【0040】次に、ステップ45で、演算部81により
演算された前記t2時における被検物2の中心点C2の
位置及び円形孔2bの直径(Xt、Yt、Zt及びD
t)をメモリ84に記憶する。
【0041】次に、ステップ46で、演算値補正部87
によって、メモリ84に記憶された前記t2時における
被検物2の計測値すなわち被検物2の中心点C2の位置
及び円形孔2bの直径(Xt、Yt、Zt及びDt)を
メモリ86に記憶された補正値(ΔXt、ΔYt、ΔZ
t及びδDt)で補正する。
【0042】次に、ステップ47で、ステップ46で補
正された被検物2の中心点C2及び円形孔2bの直径の
真の計測値(X0、Y0、Z0、D0)をCRT10へ
出力する。
【0043】次に、ステップ43に戻り、前記t2時か
らさらに所定時間tが経過した時(t3時)に基準被検
物12の位置及び直径を再び計測する。この計測処理
は、図5に示す手順で再び実行される。
【0044】この実行後、前記ステップ44に進み、被
検物2の位置及び寸法を計測する。この計測時には、被
検物2の位置(中心点C3)及び円形孔2cがカメラ3
の視野(イメージセンサ)内に入るような位置にXYス
テージ1を移動する。
【0045】この後、前記ステップ45及び46を実行
してステップ47へ進み、ステップ46で補正された被
検物2の中心点C3及び円形孔2cの直径の真の計測値
(X0、Y0、Z0、D0)をCRT10へ出力する。
【0046】これによって、図4の測定が終了する。
【0047】このように、上記実施例によれば、補正値
算出部85が、メモリ82に記憶された運転開始時にお
ける基準被検物12の位置及び直径(Xref、Yre
f、Zref及びDref)の演算値と、メモリ83に
記憶された運転開始時から所定時間tが経過するごとに
計測された前記t1時、t2時及びt3時の各時点にお
ける基準被検物12の位置及び直径(Xreft、Yr
eft、Zreft及びDreft)の演算値とに基づ
き補正値(ΔXt、ΔYt、ΔZt及びδDt)を算出
する。この補正値がカメラ等の金属部分の熱による変形
や膨張による計測値の変化量である。また、メモリ84
に記憶された被検物2の各中心点C1〜23の位置及び
円形孔2a〜2cの直径の演算値(Xt、Yt、Zt及
びDt)が演算値補正部87により前記補正値で補正さ
れる。これによって、演算値補正部87から前記変化量
のない正しい被検物2の各中心点C1〜23の位置及び
円形孔2a〜2cの直径の計測値(X0、Y0、Z0、
D0)が得られる。したがって、熱変形の起こりにくい
高価な材料をカメラ3の金属部分等に使用してコストを
増大させることなく、多数の同じ被検物を長時間に亘っ
て計測する場合でも精度の高い計測を行なうことができ
る。
【0048】なお、計測する被検物として図6に示すよ
うな複数の(例えば4つの)リードフレーム20a〜2
0dが一体に形成された被検物20についても、図3に
示す上述した被検物2の場合と同様に、各リードフレー
ム20a〜20dの位置及び寸法を正確に計測すること
ができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る画像寸法計測装置によれば、補正値算出手段
が、第1記憶手段に記憶された第1演算値と第2記憶手
段に記憶された第2演算値とに基づき補正値を算出す
る。この補正値がカメラ等の金属部分の熱による変形や
膨張による計測値の変化量である。また、第1演算値を
演算してから所定時間経過時に演算された被検物の位置
又は寸法の少なくとも一方の演算値が補正手段により前
記補正値で補正される。これによって、補正手段から前
記変化量のない正しい被検物の位置又は寸法の少なくと
も一方の計測値が得られる。したがって、熱変形の起こ
りにくい高価な材料を使用してコストを増大させること
なく、多数の同じ被検物を長時間に亘って計測する場合
でも精度の高い計測を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例に係る画像寸法計測
装置を示すブロック図である。
【図2】図2は一実施例に係る画像寸法計測装置を示す
概略構成図である。
【図3】図3は図2に示すXYステージを上方から見た
平面図である。
【図4】図4は測定の手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】図5は図4のフローチャートのサブルーチンを
示すフローチャートである。
【図6】図6は図3とは異なる被検物を測定する場合に
おけるXYステージを上方から見た平面図である。
【符号の説明】 1 XYステージ 2、20 被検物 3 カメラ 12 基準被検物 81 演算部(演算手段) 82 メモリ(第1記憶手段) 83 メモリ(第2記憶手段) 84 メモリ(第3記憶手段) 85 補正値算出部(補正値算出手段) 87 演算値補正部(補正手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸及びY軸方向に移動可能なXYステ
    ージと、前記ステージ上に載置された被検物の像を受光
    してその位置及び形状に応じた画像信号を出力するカメ
    ラと、前記被検物の像が前記カメラで受光されるように
    前記ステージを移動させた時の前記ステージの座標及び
    前記画像信号に基づいて前記被検物の位置又は寸法の少
    なくとも一方を演算してその演算値を出力する演算手段
    とを備えた画像寸法計測装置において、 前記ステージに固定された基準被検物と、 前記基準被検物の位置又は寸法の少なくとも一方を前記
    演算手段により演算して、その第1演算値を記憶する第
    1記憶手段と、 前記第1演算値を演算してから所定時間経過時に前記基
    準被検物の位置又は寸法の少なくとも一方を前記演算手
    段により演算してその第2演算値を記憶する第2記憶手
    段と、 前記第1演算値と前記第2演算値とに基づき補正値を算
    出する補正値算出手段と、 前記所定時間経過時に前記演算手段により演算された前
    記被検物の位置又は寸法の少なくとも一方の演算値を前
    記補正値で補正する補正手段とを備えていることを特徴
    とする画像寸法計測装置。
JP7162958A 1995-06-06 1995-06-06 画像寸法計測装置 Pending JPH08334314A (ja)

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JP7162958A JPH08334314A (ja) 1995-06-06 1995-06-06 画像寸法計測装置

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