JP2002089916A - プラットホームドア装置 - Google Patents

プラットホームドア装置

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JP2002089916A
JP2002089916A JP2000283275A JP2000283275A JP2002089916A JP 2002089916 A JP2002089916 A JP 2002089916A JP 2000283275 A JP2000283275 A JP 2000283275A JP 2000283275 A JP2000283275 A JP 2000283275A JP 2002089916 A JP2002089916 A JP 2002089916A
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Kenji Okano
謙二 岡野
Teruo Kurihara
照男 栗原
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラットホームの構造物、設備に大きな影響
を与えることなくホームの気温上昇、排煙対策を実現し
たプラットホームドア装置を得る。 【解決手段】 プラットホームドア装置にドア装置の上
部を構成する通気用のダクト11、ダクトに設けられた
通気口15、ダクト内に設けた空気調和装置16を備
え、制御装置18により空気調和装置16を運転する。
これによって、冷気がプラットホーム2に送出されるの
で、ホームの気温上昇が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道の駅などに
設置されるプラットホームドア装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、駅のプラットホームから車両(電
車)が走行する軌道側に人が転落するのを防止する目
的、あるいは走行車両に人が触れるのを防止する目的で
プラットホームドア装置(以下ドア装置と記す)を設け
る傾向にある。図5はその代表的な構成を示す。すなわ
ち、このドア装置1は、駅のプラットホーム2(以下ホ
ームと記す)の床3とホーム天井部の鴨居4との間にス
クリーン状に設けられており、ホーム側と軌道側を区切
る仕切り壁5と、車両が停車したときの車両側の扉(図
示せず)に対応して配置される乗客の出入り口6とによ
り構成されている。そして、車両が駅に停車していない
時には出入り口6が閉じてホーム側と軌道側を区切り、
また車両が進入して停車した時には、出入り口6が車両
の扉とほぼ連動して開き、人が乗り降りできるようにな
っている。なおドア装置1に関する従来の技術が、例え
ば特許登録第2607167号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなドア装置1
の多くは、鉄道の開業と同時に設置されるものではな
く、近年になって駅ホームの改築等にあわせて設置(以
下、後付けで設置 と記す)されるものが多い。このよ
うに後付けで設置される場合のドア装置の課題について
まず図6により説明する。
【0004】図6は地下鉄の駅の一例を示す断面図であ
る。中央部にホーム2があり、その両側には上り、下り
の電車が走行するトンネル7a、7bがある。このよう
な駅にドア装置1を後付けで設置する場合の課題を説明
する。まずドア装置1が設置される前の状況であるが、
例えば朝夕の混雑時のホーム2においては、多数の乗客
8の体温(熱源)により空気が暖められて気温が上昇す
る。そしてこの暖められた空気は、ホーム2に留まら
ず、その一部はトンネル7a、7b部分に拡散する。し
たがってホーム2の気温上昇はトンネル7a、7bの存
在によってある程度抑えられることになる。
【0005】次にドア装置1が設置された後の状況であ
るが、例えば図6に鎖線で示したようにドア装置1が設
置されると、乗客8によって暖められた空気はドア装置
1に遮られてホーム2からトンネル7a、7bへ拡散す
ることがない。したがってホーム2の気温は、ドア装置
1を設置する前よりも上昇することになる。もちろん冬
期であれば、この気温上昇はとくに問題にならないとお
もわれるが、夏期には乗客に不快感を与えるほどにもな
り得る。すなわちドア装置1を設置することによりホー
ム2の気温が、以前より上昇し、これが乗客に不快感を
与える原因のひとつになっていた。
【0006】次にホーム2において火災が発生した場合
を想定してみる。例えばホーム2に設置してあるごみ箱
から出火(発煙)した場合、図6に示すようにドア装置
1が設置されていると煙はホーム2内に充満し、トンネ
ル7a、7bへは拡散しない。すなわちドア装置1が設
けられることにより、ホーム2が限られた空間で仕切ら
れてしまうため煙が滞留しやすい状態となる。このため
ドア装置の設置に合わせ排煙設備を新たに設けるなどの
対策が必要となった。
【0007】これ等の対策として、例えばホーム2上方
の天井内部9に冷房設備、排煙設備(図示せず)を増設
することが考えられる。しかしながら多くの駅ではホー
ム2の天井内部9に既に空調機器、配管、電気配線など
が隙間なく設けられており、これらの機器を配置がえ
し、増設用の空間を確保することは極めて困難であっ
た。
【0008】以上はドア装置を後付けで設置する場合の
課題であるが、ドア装置1を新設の駅へ設置する場合で
あってもほぼ同様のことが言える。すなわちドア装置1
の設置によってホーム2が限られた空間で仕切られてし
まうため、ホーム2の気温は、従来(ドア装置のない
駅)よりも上昇しやすく、また火災時には煙が充満しや
すい。したがってドア装置の設置に伴い冷房設備や排煙
設備の容量を増加させる必要があるが、たとえ新設の駅
であっても、この設置スペースを確保するのは駅のレイ
アウトの実態からして極めて困難であった。
【0009】この発明は、鉄道の駅に設置されるドア装
置の課題であるホームの気温上昇、火災時の排煙対策等
を、ホームの構造物、設備に大きな影響を与えることな
く実現しようとするものである。なお図6はホームの両
側にトンネルがある駅の例であるが、片側(一方)にト
ンネルがある駅であっても程度の差はあれほぼ同様のこ
とが言える。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるプラッ
トホームドア装置には、この装置の上部を構成しプラッ
トホームの長手に沿って設けられた通気用のダクトと、
このダクトに設けられてプラットホーム側に開口する通
気口と、ダクト内に設けられ制御装置に制御されて運転
される空気調和装置とが設けられる。
【0011】この発明にかかるプラットホームドア装置
には、プラットホームの気温が設定値を超えると動作
し、この動作信号を制御装置へ出力する温度センサが設
けられる。
【0012】この発明にかかるプラットホームドア装置
には、排気用のダクトと、このダクトに設けられてプラ
ットホーム側に開口する通気口と、このダクトに接続さ
れ制御装置に制御されて運転される排気ファンとが設け
られる。
【0013】この発明にかかるプラットホームドア装置
には、プラットホーム内で発生した煙を検知して動作
し、この動作信号を制御装置へ出力する煙検知センサが
設けられる。
【0014】この発明にかかるプラットホームドア装置
には、ダクト内に架設され制御装置に接続された電気配
線が設けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1および図2
は、この発明の実施の形態1を示す図で、図1はドア装
置をホーム側から見た立面図、図2は図1のII−II
矢視断面図であり、前述の図6のA部分に相当する。な
お図5〜図6と同符号は相当部分を示す。
【0016】図において、10は、この実施の形態1に
おけるドア装置の全体を示す。すなわちこのドア装置1
0はホーム2の床3と天井2aとの間に設けられ、ホー
ム2の床3および天井2aに対しアンカーボルト(図示
せず)で固定されている。11は、ドア装置10の上部
を構成する通気用のダクトで、ホーム2の天井2aに固
定され仕切り壁を兼ねる支持板12と筒状の空間13を
構成するため支持板12からホーム2側に張り出した表
板14と表板14に複数設けられた通気口15とからな
り、ドア装置10のほぼ全長にわたり設けられている。
なお通気口15は、ホーム2側に向かって開口し、開口
部にはガラリ板が取り付けてある。16は、支持板12
に固定されダクト11の空間13内に収納された冷房装
置でダクト11の長手に沿って複数設置されている。な
お通気口15および冷房装置16の設置数や配置はホー
ム2の長さ、幅、乗客の利用数などから決定される。
(例えば階段付近など特定個所へ集中させても良い)
【0017】17は、表板14のホーム2側に固定され
た温度せンサ、18は、温度センサ17から出力される
動作信号を受けて冷房装置16を運転制御する制御装置
で例えばホーム2の端部の変電室(図示せず)に設けて
ある。19は、制御装置18と冷房装置16、温度セン
サ17とを接続する電気配線で支持板12に固定されダ
クト11内をその長手に沿って配置されている。なお6
aは、乗客の出入り口6を開閉するための駆動装置であ
る。
【0018】このドア装置10をホーム2に据え付ける
にあたっては、まずダクト11を含む長さLのユニット
(図1に示す)をホーム2に搬入する。これには既に冷
房装置16等が組み付けてある。そしてこれをホーム2
の床3と天井2aとに固定し、さらにこのユニットをホ
ーム2に沿って複数個連結することによってドア装置1
0が完成する。
【0019】次に、この実施の形態1の動作について説
明する。まず、温度センサー17は、その設定値(動作
温度)を多くの乗客が不快と感ずる温度(例えば摂氏3
0度)にセットしておく。また冷房装置16の電源を入
れ運転可能な状態としておく。これにより例えば夏期に
ホーム2の気温が上昇し温度センサ17の設定値を超え
ると、次のように動作する。 温度センサ17が動作し、温度センサ17から制御装
置18へ動作信号が出力される。 この動作信号を受けて制御装置18が、冷房装置16
を起動する。 冷房装置16が運転されると、ホーム2の空気がホー
ム2 →冷房装置16 →ダクト11 →通気口15
→ホーム2と流れて冷気がホーム2へ送出される。(図
2に矢印にて示す)これによりホーム2の気温が下がり
不快感が減少する。なお、冷房装置16の起動後の制御
については、通常行われている方法と同じであるため説
明は省略する。
【0020】なお冷房装置16の運転方法には、次のよ
うな方法もある。 1.タイムスケジュールによる運転。 これは、制御装置18に予め入力したタイムスケジュー
ルにしたがって冷房装置16を運転するもので、例えば
朝夕の混雑時と昼間帯とで冷房能力を切り換えて運転す
るものである。 2.冷房装置ごとの独立運転。 これは、制御装置18からの制御指令により冷房装置1
6をそれぞれ独立運転するもので、例えばホームの中央
部、階段付近など乗客が集中する個所の冷房装置16は
連続運転し、ホーム端部の冷房装置16は断続運転する
ものである。
【0021】この実施の形態1による効果は次の通りで
ある。 1.このドア装置10には、ドア装置10の上部を構成
する通気用のダクト11、通気口15、冷房装置16、
温度センサ17、電気配線19とが設けられる。これに
よりドア装置10の設置と同時に冷房設備も施工できる
ので、ホーム2の気温上昇を、ホームの構造物、設備に
大きな影響を与えることなく抑えることができる。 2.また、ドア装置10に通気用のダクト11が一体化
されているので据え付け工期が短縮できる。 3.さらに電気配線19が通気用のダクト11内に収納
され露出しないので安全性が高まり美観上も好ましいと
いう効果がある。
【0022】なお、この実施の形態1における電気配線
19は、冷房装置16、温度センサ17用の電気配線で
あるが、その他の目的で使用する動力線、信号線をダク
トに沿わせて配線しても良くダクト内を有効に利用する
ことができる。この場合も電気配線が露出しないので安
全性が高く、美観上も好ましいという効果がある。ま
た、この実施の形態1における冷房装置16は、トンネ
ル7a(軌道)側から吸入してホーム2側へ冷気を送出
する(図2に矢印Aで示す)ものであっても良い。この
方式ではトンネル7a側の比較的冷えた空気を吸入する
ため冷房効率が向上するという効果がある。また、冷房
装置16は、冷房専用機に限るものではなく一般に空気
調和装置(いわゆるエアコン)と呼ばれるもの全体を指
す。
【0023】実施の形態2.図3および図4は、この発
明の実施の形態2を示す図で、図3はドア装置をホーム
側から見た立面図、図4は図3のIV−IV矢視断面図
であり、前述の図6のA部分に相当する。なお図5〜図
6と同符号は相当部分を示す。
【0024】図において、20は、この実施の形態2に
おけるドア装置の全体を示す。すなわちこのドア装置2
0はホーム2の床3と天井2aとの間に設けられ、ホー
ム2の床3および天井2aに対しアンカーボルト(図示
せず)で固定されている。21は、ドア装置20の上部
を構成する排気用のダクトで、ホーム2の天井2aに固
定され仕切り壁を兼ねる支持板12と筒状の空間13を
構成するため支持板12からホーム2側に張り出した表
板14と表板14に複数設けられた通気口15とからな
り、ドア装置20のほぼ全長にわたり設けられている。
なお通気口15は、ホーム2側に向かって開口し、開口
部にはガラリ板が取り付けてある。またダクト21内の
空間13の大きさ(断面積)、通気口15を配置する位
置や配置数は、ホームの長さ、幅などから決定される。
(例えば通気口15はホーム2の中央付近にまとめて設
けても良い)
【0025】22は、表板14のホーム2側に固定され
た煙検知せンサで、火災等で発生した煙を検出すると検
出信号を出力する。23は、例えば地下鉄の駅上方の地
上に置かれた大型の排気ファン、24は、ダクト21の
長手端部21aと排気ファン23とを接続する接続ダク
ト、25は、煙検知センサ22から出力される検出信号
を受けて排気ファン23を運転制御する制御装置で、例
えばホーム2の端部の変電室(図示せず)に設けてあ
る。26は、制御装置25と煙検知センサ22、排気フ
ァン23とを接続する電気配線である。なお排気ファン
23の排気能力(ファン容量など)は設置する駅の防災
基準等から決定される。なお、この実施の形態2のホー
ム2への据え付け方法は実施の形態1に同じである。
【0026】次に、この実施の形態2の動作について説
明する。例えばホーム2に設置されたごみ箱27から出
火し、その煙28がホーム2に広がり煙検知センサ22
に達すると次ぎのように動作する。 煙検知センサ22が直ちに煙を検知して動作し、煙検
知センサ22から制御装置25へ動作信号が出力され
る。 制御装置25はこの動作信号を受けて排気ファン23
を起動する。 排気ファン23が運転されるとホーム2の煙28はホ
ーム2 →通気口15 →ダクト21 →排気ファン2
3を通り屋外へ排出される。(図3〜図4に矢印で示
す)これにより煙28が排除されて災害の拡大防止がな
される。なお、排気ファン23の起動後の制御について
は、通常行われている方法と同じであるため説明は省略
する。
【0027】この実施の形態2による効果は次の通りで
ある。 1.このドア装置20には、ドア装置20の一部を構成
する排気用のダクト21、煙検知センサ22、通気口1
5、電気配線26が設けられる。これによりドア装置2
0の設置と同時に排煙設備も施工できるので、排煙設備
をホームの構造物、設備に大きな影響を与えることなく
設置することができる。 2.また、ドア装置20に排気用のダクト21が一体化
されているので据え付け工期が短縮できる。 3.さらに電気配線26が排気用のダクト21内に収納
され露出しないので安全性が高まり美観上も好ましいと
いう効果がある。
【0028】実施の形態3.この実施の形態3は営業中
の駅のプラットホームにおいて、図3に示した排気ファ
ン23をタイムスケジュール運転するものである。すな
わち制御装置18に予め入力したタイムスケジュールに
したがって排気ファン23を運転するもので、例えば朝
夕の混雑時に運転し、ホーム2の汚れた空気を排除す
る。これによりホーム2の快適性を維持することができ
る。
【0029】
【発明の効果】この発明の請求項1にかかるプラットホ
ームドア装置は、プラットホームの長手に沿って設けら
れこの装置の上部を構成する通気用のダクトと、このダ
クトに設けられてプラットホーム側に開口する通気口
と、ダクト内に設けられ制御装置に制御されて運転され
る空気調和装置とを備えている。そして空気調和装置が
運転されて冷気が空気調和装置からダクトおよび通気口
を経てプラットホームへ送出される。これにより、ドア
装置の設置と同時に冷房設備も施工できるので、プラッ
トホームの気温上昇をプラットホームの構造物、設備に
大きな影響を与えることなく抑えることができる。ま
た、ドア装置に通気用のダクト、冷房装置等が一体化さ
れているので据え付け工期が短縮できる。すなわち一体
化により現場での組み立て作業が少なくなるので工期を
短縮することができる。
【0030】この発明の請求項2にかかるプラットホー
ムドア装置には、プラットホームの気温が設定値を超え
ると動作し、その動作信号を制御装置へ出力する温度セ
ンサが設けられる。そしてこの動作信号に基づいて制御
装置が空気調和装置を起動させ、プラットホームの温度
管理を行うので、温度上昇による不快感をより少なくな
る。
【0031】この発明の請求項3にかかるプラットホー
ムドア装置は、プラットホームの長手に沿って設けられ
この装置の上部を構成する排気用のダクトと、このダク
トに設けられてプラットホーム側に開口する通気口と、
このダクトに接続され制御装置に制御されて運転される
排気ファンとを備えている。そして排気ファンが運転さ
れてプラットホーム内の空気が通気口およびダクトを経
て屋外へ排出される。これにより、プラットホームの構
造物、設備に大きな影響を与えることなく、プラットホ
ーム内の空気を排除することができる。また、プラット
ホームドア装置に排気用のダクトが一体化されているの
で据え付け工期が短縮できる。
【0032】この発明の請求項4にかかるプラットホー
ムドア装置には、プラットホーム内で発生した煙を検知
して動作し、その動作信号を制御装置へ出力する煙検知
センサが設けられる。そしてこの動作信号に基づいて制
御装置が排気ファンを起動させるので、プラットホーム
内の煙が屋外へ排出されて災害防止をはかることができ
る。
【0033】この発明の請求項5にかかるプラットホー
ムドア装置には、ダクト内に架設され制御装置に接続さ
れた電気配線が設けられる。これにより電気配線がプラ
ットホーム側に露出しないので安全性が高く美観上も好
ましいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、プラッ
トホームドア装置をプラットホーム側から見た立面図。
【図2】 図1のII−II矢視断面図。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す図で、プラッ
トホームドア装置をプラットホーム側から見た立面図。
【図4】 図3のIV−IV矢視断面図。
【図5】 従来のプラットホームドア装置を概念的に示
す斜視図。
【図6】 従来のプラットホームドア装置を概念的に示
す断面図。
【符号の説明】
1 プラットホ−ムドア装置(ドア装置)、2 プラッ
トホーム(ホーム)、5 仕切り壁、6 出入り口、1
0 プラットホームドア装置(ドア装置)、11 (通
気用の)ダクト、16 冷房装置(空気調和装置)、1
7 温度センサ、18 制御装置、19 電気配線、2
0 プラットホームドア装置(ドア装置)、21 (排
気用の)ダクト、22 煙検知センサ、23 排気ファ
ン、25制御装置、26 電気配線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラットホームの床と天井とに固定され
    乗客の出入口および仕切り壁を有するプラットホームド
    ア装置において、上記プラットホームの長手に沿って設
    けられてこの装置の上部を構成する通気用のダクトと、
    このダクトに設けられて上記プラットホーム側に開口す
    る通気口と、上記ダクト内に設けられ制御装置に制御さ
    れて運転される空気調和装置とを備え、上記空気調和装
    置の運転により冷気が上記空気調和装置から上記ダクト
    および通気口を経て上記プラットホームへ送出されるこ
    とを特徴とするプラットホームドア装置。
  2. 【請求項2】 プラットホームの気温が設定値を超える
    と動作する温度センサを備え、この温度センサから出力
    される動作信号を受けて制御装置が空気調和装置を起動
    させることを特徴とする請求項1記載のプラットホーム
    ドア装置。
  3. 【請求項3】 プラットホームの床と天井とに固定され
    乗客の出入口および仕切り壁を有するプラットホームド
    ア装置において、上記プラットホームの長手に沿って設
    けられこの装置の上部を構成する排気用のダクトと、こ
    のダクトに設けられて上記プラットホーム側に開口する
    通気口と、上記ダクトに接続され制御装置に制御されて
    運転される排気ファンとを備え、上記排気ファンの運転
    により上記プラットホーム内の空気が上記通気口および
    ダクトを経て上記排気ファンから屋外へ排出されること
    を特徴とするプラットホームドア装置。
  4. 【請求項4】 プラットホーム内で発生した煙を検知し
    て動作する煙検出センサを備え、この煙検知センサから
    出力される動作信号を受けて制御装置が排気ファンを起
    動させることを特徴とした請求項3記載のプラットホー
    ムドア装置。
  5. 【請求項5】 制御装置に接続される電気配線がダクト
    内に架設されていることを特徴とする請求項1ないし請
    求項4に記載のプラットホームドア装置。
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