JP2002089708A - 閉回路用制御弁 - Google Patents

閉回路用制御弁

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JP2002089708A
JP2002089708A JP2000275174A JP2000275174A JP2002089708A JP 2002089708 A JP2002089708 A JP 2002089708A JP 2000275174 A JP2000275174 A JP 2000275174A JP 2000275174 A JP2000275174 A JP 2000275174A JP 2002089708 A JP2002089708 A JP 2002089708A
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motor
control valve
valve
pressure
line
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JP2000275174A
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English (en)
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Hitoshi Kagiwada
均 鍵和田
Takeshi Kobayashi
剛 小林
Yoshinori Takeuchi
祥典 竹内
Takashi Niitome
隆志 新留
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/4157Control of braking, e.g. preventing pump over-speeding when motor acts as a pump

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧モータが外力で回されるときの高圧のブ
レーキ圧の急激な発生を抑えることができる閉回路用制
御弁の提供。 【解決手段】 一対の主管路を介して閉回路接続される
可変容量型の油圧ポンプ1と、走行モータ2との間に配
置される逆止弁6A,6Bと、切換弁22とを含み、逆
止弁6A,6Bは、油圧ポンプ1から走行モータ2への
圧油の流れを許容し、切換弁22は、油圧ポンプ1がポ
ンプ作用、走行モータ2がモータ作用をおこない、走行
モータ2の出口側である例えばモータ管路11Bを含む
主管路側を導通させる駆動位置(a)と、一対の主管路
の圧がほぼ同圧のときに保持される中立位置(b)とを
有し、この切換弁22が、中立位置(b)に、一対の主
管路のうちの走行モータ2の出口側である例えばモータ
管路11Bを含む主管路側を導通させる通路26Bと、
この通路26Bに形成される絞り24Bとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械、農機等
の作業機械の走行用油圧回路などに備えられ、一対の主
管路を介して閉回路接続される可変容量型の油圧ポンプ
と、油圧モータとの間に配置される閉回路用制御弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の閉回路用制御弁を含む車輌
の走行用油圧回路を示す回路図である。この従来の閉回
路用制御弁を含む走行用油圧回路は、原動機13と、こ
の原動機13の出力軸14に接続され、原動機13によ
って駆動する可変容量型の油圧ポンプ1と、この油圧ポ
ンプ1に一対の主管路を介して閉回路接続される油圧モ
ータ、すなわち走行モータ2とを備え、油圧ポンプ1と
走行モータ2との間に位置する主管路に閉回路用制御
弁、例えば背圧保持弁4を備えている。
【0003】この背圧保持弁4は、互いに並列に設けら
れる逆止弁6A,6Bと、切換弁5とを含んでいる。
【0004】逆止弁6A,6Bは、上述した一対の主管
路のそれぞれに設けられ、油圧ポンプ1側から走行モー
タ2側への圧油の流れを許容し、走行モータ2側から油
圧ポンプ1側への圧油の流れを阻止する。
【0005】なお、上述した一対の主管路のうち、油圧
ポンプ1と背圧保持弁4間に位置する主管路部分は、ポ
ンプ管路3A,3Bを形成し、背圧保持弁4と走行モー
タ2間に位置する主管路部分は、モータ管路11A,1
1Bを形成している。また例えば、ポンプ管路3Aとモ
ータ管路11Aとは、油圧ポンプ1の圧油を走行モータ
2に導く流入側管路を形成し、モータ管路11Bとポン
プ管路3Bとは、走行モータ2から流れ出る圧油を油圧
ポンプ1に導く流出側管路を形成している。特に、モー
タ管路11Bは走行モータ2の出口側管路を形成してい
る。
【0006】切換弁5は、パイロット圧によって摺動す
るスプール7、及びばね8A,8Bを含み、パイロット
管路9A及び絞り10Aを介して与えられるパイロット
圧によりスプール7が同図9の右方向に摺動して駆動位
置(a)に切り換えられ、逆にパイロット管路9B及び
絞り10Bを介して与えられるパイロット圧によりスプ
ール7が同図9の左方向に摺動して被駆動位置(c)に
切り換えられ、ばね8A,8Bの力に比べて上述のパイ
ロット圧が小さいときには中立位置(b)に保持される
ようになっている。
【0007】上述した切換弁5の駆動位置(a)は、こ
の油圧回路が備えられる例えば作業機械が、平地走行す
る場合などの切換位置で、油圧ポンプ1がポンプ作用、
走行モータ2がモータ作用をおこなう状況において、こ
の駆動位置(a)に切り換えられる。
【0008】また、上述した切換弁5の被駆動位置
(c)は、この作業機械の走行モータ2に、傾斜の大き
い坂道降坂時、急停止時のように大きな外力が加えられ
たときの切換位置で、走行モータ2がポンプ作用、油圧
ポンプ1がモータ作用をおこなう状況において、この被
駆動位置(c)に切り換えられる。
【0009】さらに、比較的緩やかな坂道降坂時などに
あって、油圧ポンプ1と走行モータ2とを接続する一対
の主管路の圧がほぼ同圧に保持される状況では、これら
の主管路間の差圧による力がばね8A,8Bの力よりも
小さくなるので、中立位置(b)に保持される。
【0010】また、この従来技術では、流入側管路であ
るモータ管路11Aの圧が設定圧より大きくなったとき
に、その圧を流出側管路であるモータ管路11Bに逃が
すリリーフ弁12Aと、流出側管路であるモータ管路1
1Bの圧が設定圧より大きくなったときに、その圧を流
入側管路であるモータ管路11Aに逃がすリリーフ弁1
2Bとを備えている。
【0011】このように構成される従来技術では、平地
走行時などにあっては、油圧ポンプ1がポンプ作用、走
行モータ2がモータ作用をし、流入側のポンプ管路3A
の圧力は流出側のポンプ管路3Bの圧力よりも高圧とな
って、切換弁5のスプール7は、ばね8Bに打ち勝って
駆動位置(a)に切り換えられる。この駆動位置(a)
では、流出側のモータ管路11Bとポンプ管路3Bとが
連通し、その開口量は最大に保持される。これにより、
油圧ポンプ1から吐出された圧油は、ポンプ管路3A、
逆止弁6A、モータ管路11Aを経て走行モータ2に流
入し、この走行モータ2から流出した圧油は、モータ管
路11B、切換弁5のスプール7の駆動位置(a)、ポ
ンプ管路3Bを経て油圧ポンプ1に戻される。この圧油
の流れにより走行モータ2が回転駆動し、平地走行等が
おこなわれる。
【0012】また、比較的緩やかな坂道降坂時等には、
走行モータ2の回転方向に沿うように外力が加わるた
め、この走行モータ2がポンプ作用を、油圧ポンプ1が
モータ作用をおこなうようになる。このときポンプ管路
3Aの圧力は降下し、ポンプ管路3Bの圧力とほぼ同等
になり、ばね8Bの力が勝って、切換弁5のスプール7
は中立位置(b)に復帰する。この状態では、走行モー
タ2の出口側管路であるモータ管路11Bが切換弁5の
中立位置(b)で閉じられるため、このモータ管路11
Bにブレーキ圧が発生する。このブレーキ圧がリリーフ
弁12Bの設定圧を超えると、モータ管路11Bの圧は
リリーフ弁12Bを介してモータ管路11Aに逃がされ
る。
【0013】さらに、傾斜の大きい坂道降坂時等などで
は、走行モータ2の回転方向に沿うようにより大きな外
力が加わり、走行モータ2がポンプ作用をし、油圧ポン
プ1がモータ作用をおこなうが、このとき流出側管路で
あるポンプ管路3Bの圧力が流入側管路であるポンプ管
路3Aの圧力よりも大きくなり、その差圧による力がば
ね8Aの力に打ち勝って、切換弁5のスプール7は被駆
動位置(c)に切り換えられる。この状態でも、走行モ
ータ2の出口側管路であるモータ管路11Bが切換弁5
の被駆動位置(c)で閉じられるため、このモータ管路
11Bにブレーキ圧が発生する。このブレーキ圧が過大
になると、前述したようにリリーフ弁12Bを介してモ
ータ管路11Aに逃がされる。
【0014】上述のように、切換弁5が中立位置(b)
に保持されたり、被駆動位置(c)に切り換えられたと
きには、走行モータ2の出口側管路であるモータ管路1
1Bにブレーキ圧が発生するので、走行モータ2、油圧
ポンプ1、及び原動機13の規定回転を超えるような過
大な回転の発生が防止されるとともに、この作業機械の
逸走が防止される。
【0015】なお、図9に示した従来技術と同様な機能
を有する公知技術としては、例えば特開平7−2770
15号公報、特開昭61−180067号公報、特開平
3−219167号公報に示されるものがある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した図9に示す従
来技術では、降坂中、及び停止時に、すなわち走行モー
タ2が外力で回されるときに、走行モータ2の出口側の
モータ管路11Bに高圧のブレーキ圧が急激に発生す
る。このため、作業機械にショックを生じ、オペレータ
の操作フィーリングが劣化しやすい。
【0017】また、高圧のブレーキ圧からのモータ配管
11B、切換弁5等の機器の保護のために、リリーフ弁
12Bあるいは12Aが不可欠なものとなっている。こ
のため回路構成が複雑になり、製作費が高くなってしま
う。
【0018】本発明は上述した従来技術における実状か
らなされたもので、その目的は、油圧モータが外力で回
されるときの高圧のブレーキ圧の急激な発生を抑えるこ
とができる閉回路用制御弁を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1に係る発明は、一対の主管路を介し
て閉回路接続される可変容量型の油圧ポンプと、油圧モ
ータとの間に配置され、互いに並列に設けられる逆止弁
と、切換弁とを含み、上記逆止弁は、上記一対の主管路
のそれぞれに設けられ、上記油圧ポンプ側から上記油圧
モータ側への圧油の流れを許容し、上記油圧モータ側か
ら上記油圧ポンプ側への圧油の流れを阻止するものであ
り、上記切換弁は、上記油圧ポンプがポンプ作用、上記
油圧モータがモータ作用をおこない上記一対の主管路の
うちの上記油圧モータの出口側管路を含む主管路側を導
通させる切換位置である駆動位置と、上記一対の主管路
の圧がほぼ同圧のときに保持される位置である中立位置
とを有する閉回路用制御弁において、上記切換弁が、上
記中立位置に、上記一対の主管路のうちの上記油圧モー
タの出口側管路を含む主管路側を導通させる通路と、こ
の通路に形成される絞りとを有する構成にしてある。
【0020】このように構成した請求項1に係る発明で
は、油圧モータが外力で回されてポンプ作用をおこな
い、油圧ポンプがモータ作用をおこない、油圧ポンプと
油圧モータを接続する一対の主管路の圧がほぼ同圧にな
り、切換弁が中立位置に保持されたとき、この中立位置
に形成される絞りにより油圧モータの出口側管路にブレ
ーキ圧が発生するものの、その絞りが形成される通路を
介してこの出口側管路を含む主管路側が導通し、油圧モ
ータの出口側管路の圧油が油圧ポンプに戻される。この
ため、油圧モータの出口側管路に、高圧のブレーキ圧が
急激に発生しないように保たれる。
【0021】したがって、このようなブレーキ圧による
ショックを抑制できるとともに、ブレーキ圧を他の主管
路に逃がすためのリリーフ弁を要することがない。
【0022】なお、上述のように徐々に発生させるブレ
ーキ圧により、油圧ポンプ及び油圧モータの規定回転を
超えるような過大な回転の発生が防止される。
【0023】また、本願の請求項2に係る発明は、上述
した請求項1に係る発明において、上記切換弁は、上記
油圧モータに大きな外力が加えられてこの油圧モータが
ポンプ作用、上記油圧ポンプがモータ作用をおこなうと
ともに、上記油圧モータの出口側管路を含む主管路の圧
が、他の主管路の圧に比べて大きくなり上記中立位置か
ら切り換えられる切換位置である被駆動位置に、上記一
対の主管路のうちの上記油圧モータの出口側管路を含む
主管路側を導通させる通路と、この通路に形成される絞
りとを有する構成にしてある。
【0024】このように構成した請求項2に係る発明で
は、上述した請求項1に係る発明の作用に加えて、油圧
モータに加えられる外力が大きくなり、切換弁が中立位
置からさらに被駆動位置に切り換えられたとき、この切
換弁の被駆動位置に形成される絞りにより油圧モータの
出口側管路にブレーキ圧が発生するものの、その絞りが
形成される通路を介してこの出入口側管路を含む主管路
側が導通し、油圧モータの出口側管路の圧油が油圧ポン
プに戻される。このため油圧モータの出口側管路に、前
述した中立位置におけるのと同様に、高圧のブレーキ圧
が急激に発生しないように保たれる。
【0025】なお、上述した切換弁の駆動位置の開口量
に比べて中立位置の開口量を小さく設定し、この中立位
置の開口量に比べて被駆動位置の開口量を小さく設定す
るようにしてもよい。
【0026】また、上述した切換弁は、パイロット圧切
換式のスプール弁によって構成してもよい。
【0027】また、上述した油圧モータは、走行モータ
であってもよい。
【0028】また、走行モータと一体に設けてもよい。
【0029】また、上述した切換弁が、低圧選択弁ある
いは高圧選択弁を兼ねるように構成してもよい。
【0030】さらに、上述した本発明の閉回路用制御弁
を作業機械に設けるようにしてもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下,本発明の閉回路用制御弁の
実施形態を図に基づいて説明する。
【0032】図1〜図5は本発明の第1実施形態に係る
説明図で、図1は本発明の第1実施形態を含む車輌の走
行用油圧回路を示す図、図2は図1に示す第1実施形態
に備えられる切換弁が駆動位置に切り換えられた状態を
示す要部断面図、図3は図1に示す第1実施形態に備え
られる切換弁が中立位置に保持された状態を示す要部断
面図、図4は図1に示す第1実施形態に備えられる切換
弁が被駆動位置に切り換えられた状態を示す要部断面
図、図5は図1に示す第1実施形態で設定し得る複数の
特性を、従来技術の特性と対比して示した図である。な
お、これらの図において、前述した図9に示すものと同
等のものは同じ符号で示してある。
【0033】図1に示す車輌の走行用油圧回路も、例え
ば作業機械に備えられるもので、前述した図9に示す従
来技術と同様に、原動機13と、この原動機13の出力
軸14に接続され、原動機13によって駆動する可変容
量型の油圧ポンプ1と、この油圧ポンプ1に一対の主管
路を介して閉回路接続される油圧モータ、すなわち走行
モータ2とを備えている。そして、油圧ポンプ1と走行
モータ2との間に位置する主管路に本発明の第1実施形
態を構成する閉回路用制御弁、例えば流量制御弁21を
備えている。
【0034】この流量制御弁21と走行モータ2とは例
えば一体構造物として形成してある。
【0035】また、流量制御弁21は、その具体構造を
図2〜4にも示すように、互いに並列に設けられる逆止
弁6A,6Bと、切換弁22とを含んでいる。
【0036】逆止弁6A,6Bは、上述した一対の主管
路のそれぞれに設けられ、油圧ポンプ1側から走行モー
タ2側への圧油の流れを許容し、走行モータ2側から油
圧ポンプ1側への圧油の流れを阻止する。
【0037】なお、上述した一対の主管路のうち、油圧
ポンプ1と流量制御弁21間に位置する主管路部分は、
ポンプ管路3A,3Bを形成し、流量制御弁21と走行
モータ2間に位置する主管路部分は、モータ管路11
A,11Bを形成している。また例えば、ポンプ管路3
Aとモータ管路11Aとは、油圧ポンプ1の圧油を走行
モータ2に導く流入側管路を形成し、モータ管路11B
とポンプ管路3Bとは、走行モータ2から流れ出る圧油
を油圧ポンプ1に導く流出側管路を形成している。モー
タ管路11Bは走行モータ2の出口側管路を形成してい
る。
【0038】上述した流量制御弁21を構成する切換弁
22は、例えばパイロット圧切換式のスプール弁から成
り、パイロット圧によって摺動するスプール23、及び
ばね8A,8Bを含み、パイロット管路9A及び絞り1
0Aを介して与えられるパイロット圧によりスプール2
3が同図1の右方向に摺動して駆動位置(a)に切り換
えられ、逆にパイロット管路9B及び絞り10Bを介し
て与えられるパイロット圧によりスプール23が同図1
の左方向に摺動して被駆動位置(c)に切り換えられ、
ばね8A,8Bの力に比べて上述のパイロット圧が小さ
いときには中立位置(b)に保持されるようになってい
る。
【0039】上述した図1に示す切換弁23の駆動位置
(a)は、この油圧回路が備えられる作業機械が、平地
走行する場合などの切換位置で、油圧ポンプ1がポンプ
作用、走行モータ2がモータ作用をおこなう状況におい
て、この駆動位置(a)に切り換えられる。
【0040】また、上述した図1に示す切換弁22の被
駆動位置(c)は、この作業機械の走行モータ2が傾斜
の大きい坂道降坂時、急停止時のように大きな外力が加
えられるときの切換位置で、走行モータ2がポンプ作
用、油圧ポンプ1がモータ作用をおこなう状況におい
て、この駆動位置(c)に切り換えられる。
【0041】さらに、比較的緩やかな坂道降坂時などに
あって、油圧ポンプ1と走行モータ2とを接続する一対
の主管路の圧がほぼ同圧に保持される状況にあっては、
これらの主管路間の差圧による力がばね8A,8Bの力
よりも小さくなるので、中立位置(b)に保持される。
【0042】この第1実施形態は特に、切り換え弁22
が、中立位置(b)に、一対の主管路のうちの走行モー
タ2の出口側管路、すなわちモータ管路11Bを含む主
管路側を導通させる通路26Bと、この通路26Bに形
成される絞り24Bとを有している。
【0043】また、被駆動位置(c)にも、上述したモ
ータ管路11Bを含む主管路側を導通させる通路27B
と、この通路27Bに形成される絞り25Bとを有して
いる。
【0044】切換弁22の駆動位置(a)、中立位置
(b)、被駆動位置(c)の等価開口面積、すなわち開
口量は、例えば図5の特性線aで示すように、駆動位置
(a)の開口量を最大に設定し、この駆動位置(a)の
開口量に比べて中立位置(b)の開口量を小さく設定
し、この中立位置(b)の開口量に比べて被駆動位置
(c)の開口量を小さく設定してある。このような開口
量は特性線aで示すものに限られず、特性線b,c,
d,eに示すように、あらかじめ各種の値に設定可能で
ある。同図5中、特性線gは前述した図9に示す従来技
術に係る特性である。
【0045】なお、切換弁22の具体構造を示している
図2〜4において、31A,31Bはモータ管路11
A,11Bのそれぞれに接続されるモータポート、32
A,32Bはポンプ管路3A,3Bのそれぞれに接続さ
れるポンプポートである。
【0046】また今は、ポンプ管路3A、モータ管路1
1Aが含まれる主管路が流入側、ポンプ管路3B、モー
タ管路11Bが含まれる主管路が流出側となっている
が、これとは逆にポンプ管路3B、モータ管路11Bが
含まれる主管路が流入側、ポンプ管路3A、モータ管路
11Aが含まれる主管路が流出側となる場合、例えばこ
の作業機械がそれまでの前進とは逆に、後退する動作を
おこなう場合には、同図1に示す切換弁22の位置
(c)が駆動位置、位置(b)が中立位置、位置(a)
が被駆動位置となる。
【0047】本実施形態は、このような動作も考慮し
て、中立位置(b)にモータ管路11Aを含む主管路を
導通させる通路26Aと、この通路26Aに形成される
絞り24Aを設けてあるとともに、位置(a)にも、モ
ータ管路11Aを含む主管路側を導通させる通路27A
と、この通路27Aに形成される絞り25Aを設けてあ
る。その場合の位置(c)、中立位置(b)、位置
(a)の開口量は、例えば前述した特性線aで示すもの
にしてある。
【0048】このように構成した第1実施形態における
動作は以下のとおりである。
【0049】図1に示す第1実施形態を含む走行用油圧
回路が備えられる作業機械の平地走行時などにあって
は、油圧ポンプ1がポンプ作用、走行モータ2がモータ
作用をし、流入側のポンプ管路3Aの圧力は流出側のポ
ンプ管路3Bの圧よりも高圧となって、切換弁22のス
プール23は、ばね8Bに打ち勝って駆動位置(a)に
切り換えられる。このときの動作は、前述した図9に示
すものと同じである。すなわち、この駆動位置(a)で
は、流出側のモータ管路11Bとポンプ管路3Bとが連
通し、その開口量は最大に保持される。これにより、油
圧ポンプ1から吐出された圧油は、ポンプ管路3A、逆
止弁6A、モータ管路11Aを経て走行モータ2に流入
し、この走行モータ2から流出した圧油は、モータ管路
11B、切換弁22のスプール23の駆動位置(a)、
ポンプ管路3Bを経て油圧ポンプ1に戻される。この圧
油の流れにより走行モータ2が回転駆動し、平地走行等
がおこなわれる。
【0050】また、比較的緩やかな坂道降坂時には、走
行モータ2の回転方向に沿うように外力が加わるため、
この走行モータ2がポンプ作用を、油圧ポンプ1がモー
タ作用をおこなうようになる。このときポンプ管路3A
の圧力は降下し、ポンプ管路3Bの圧力とほぼ同圧にな
り、ばね8Bの力が勝って、切換弁22のスプール23
は中立位置(b)に復帰する。このとき中立位置(b)
に形成される絞り24Bにより走行モータ2の出口側管
路であるモータ管路11Bにブレーキ圧が発生するもの
の、この絞り24Bが設けられる通路26Bを介して、
このモータ管路11Bを含む主管路側が導通し、モータ
管路11Bの圧油が切換弁22の通路26B、ポンプ管
路3Bを経て油圧ポンプ1に戻される。このため、走行
モータ2の出口側であるモータ管路11Bに、高圧のブ
レーキ圧が急激に発生しないように保たれる。
【0051】このような切換弁22の中立状態における
よりももっと、走行モータ2に加えられる外力が大きく
なったとき、切換弁22が中立位置(b)から被駆動位
置(c)に切り換えられる。このとき、被駆動位置
(c)に形成される絞り25Bにより走行モータ2の出
口側管路であるモータ管路11Bにブレーキ圧が発生す
るものの、その絞り25Bが形成される通路27Bを介
してこの出口側であるモータ管路11Bを含む主管路側
が導通し、走行モータ2のモータ管路11Bの圧油が切
換弁22の通路27Bを介してポンプ管路3Bに導か
れ、油圧ポンプ1に少量ずつながら戻される。このため
前述した中立位置におけるのと同様に、高圧のブレーキ
圧が急激に発生しないように保たれる。
【0052】なお、上述した切換弁22の中立位置
(b)、及び被駆動位置(c)にあっては、実際にはき
わめて短時間ではあるが徐々に発生させるブレーキ圧に
より、油圧ポンプ1、走行モータ2、及び原動機13の
規定回転を超えるような過大な回転の発生が防止され、
また、この作業機械の逸走が防止される。
【0053】このように構成した第1実施形態にあって
は、坂道降坂中、及び停止時などのように、走行モータ
2が外力で回されるときに、切換弁22の中立位置
(b)の絞り24B、あるいは被駆動位置(c)の絞り
25Bにより、走行モータ2の出口側であるモータ管路
11Bに、高圧のブレーキ圧が急激に発生しないように
保たれ、これによりこの作業機械に与えられるブレーキ
圧によるショックを軽減でき、この作業機械のオペレー
タの操作フィーリングを良好に保つことができる。
【0054】また、この第1実施形態にあっては、切換
弁22の中立位置(b)の通路26B、被駆動位置
(c)の通路27Bによって、走行モータ2の出口側で
あるモータ管路11Bの圧油をタンク通路3Bに逃がす
ことができ、したがって図9に示されるリリーフ弁12
B,12Aを設ける必要がなく、これにより回路構成が
比較的簡単になり、製作費を安くすることができる。
【0055】図6は本発明の第2実施形態を含む車輌の
走行用油圧回路を示す回路図、図7は図6に示す第2実
施形態を示す要部断面図である。
【0056】これらの図6,7に示す第2実施形態で
は、閉回路用制御弁を構成する流量制御弁51が、逆止
弁6A,6Bと切換弁52から成っている。
【0057】逆止弁6A,6Bは、前述した第1実施形
態と同等である。切換弁52は、中立位置(b)に、モ
ータ管路11Bとポンプ管路3Bとを導通させる通路5
6Bと、この通路56Bに設けた絞り54Bとを備える
とともに、モータ管路11Aとポンプ管路3Aとを導通
させる通路56Aと、この通路56Aに設けた絞り54
Aとを備えている。この点も第1実施形態と同等であ
る。
【0058】また、ポンプ管路3A、モータ管路11A
が流入側の主管路となるときの被駆動位置(c)に、モ
ータ管路11Bとポンプ管路3Bとを導通させる通路5
7Bと、この通路57Bに設けた絞り55Bとを備え、
ポンプ管路3B、モータ管路11Bが流入側の主管路と
なるときの被駆動位置となる位置(a)に、モータ管路
11Aとポンプ管路3Aとを導通させる通路57Aと、
この通路57Aに設けた絞り55Aとを備えている。こ
の点も第1実施形態と同等である。
【0059】特に、この第2実施形態では、ポンプ管路
3A、モータ管路11Aが流入側の主管路となるときの
駆動位置(a)に、モータ管路11Bとポンプ管路3B
とを導通させる通路から分岐させた分岐通路58Aを備
え、ポンプ管路3B、モータ管路11Bが流入側の主管
路となるときの駆動位置となる位置(c)に、モータ管
路11Aとポンプ管路3Aとを導通させる通路から分岐
させた分岐通路58Bを備えている。
【0060】上述した分岐通路58A,58Bは、低圧
リリーフ弁43を介してタンクに連通させてある。した
がって、モータ管路11B、あるいは11Aに流出され
た圧油の一部は、分岐通路58A、あるいは58B、低
圧リリーフ弁43を介してタンクに戻されるようになっ
ている。
【0061】また、副油圧源41を備えるとともに、こ
の副油圧源41の圧油をポンプ管路3A,3Bのそれぞ
れに供給可能な逆止弁42A,42Bを備えている。
【0062】上述した切換弁52を含む流量制御弁51
と、低圧リリーフ弁43と、副油圧源41と、逆止弁4
2A,42Bとは、副油圧源41の吐出流量分の圧油を
入れ替えることにより、圧油の清浄化と温度調整をおこ
なうフラッシング回路を構成している。また、流量制御
弁51の切換弁52は、このフラッシング回路に含まれ
る低圧選択弁を兼ねている。
【0063】可変容量型油圧モータ、すなわち走行モー
タ47を備えるとともに、この走行モータ47の容量を
制御するアクチュエータ48と、このアクチュエータ4
8の駆動を制御する容量制御弁45と、モータ管路11
A,11Bの圧力のうちの高い方の圧力を取り出して容
量制御弁45に供給する高圧選択弁46とを備えてい
る。上述した容量制御弁45は、副油圧源41に接続さ
れた操作弁44の操作に応じて切り換えられるようにな
っている。
【0064】また、走行モータ47の制動、及び制動解
除をおこなう駐車ブレーキ49を備えるとともに、副油
圧源41に接続され、駐車ブレーキ49を制御するブレ
ーキ弁50を備えている。その他の構成は、前述した第
1実施形態と同等である。
【0065】この第2実施形態にあっても、例えばポン
プ管路3A、タンク管路11Aが流入側となるときの流
量制御弁51の切換弁52の中立位置(b)では、絞り
54Bによってモータ管路11Bにブレーキ圧が発生す
るとともに、絞り54Bが設けられている通路56Bを
介して、モータ管路11Bの圧油をポンプ管路3Bに逃
がすことができ、したがって、高圧のブレーキ圧が急激
に発生しないように保たれる。また、被駆動位置(c)
でも、絞り55Bによってモータ管路11Bにブレーキ
圧が発生するとともに、絞り55Bが設けられている通
路57Bを介して、モータ管路11Bの圧油をポンプ管
路3Bに逃がすことができ、高圧のブレーキ圧が急激に
発生しないように保たれる。これらの作用効果について
は前述した第1実施形態と同等である。
【0066】また、図6に示すように容量制御弁45が
保持され、走行モータ47の容量が所定容量に保たれて
いる状態から、操作弁44を操作し、同図6の上段位置
に切り換えると、副油圧源41の圧油が操作弁44を介
して容量制御弁45の制御室に与えられ、これにより容
量制御弁45が同図6の左位置に切り換えられる。ここ
でシャトル弁46を介して主管路の圧油が容量制御弁4
5を介してアクチュエータ48に与えられ、走行モータ
47の容量が変わる。
【0067】また、図6に示すように駐車ブレーキ49
が保持されているときは走行モータ47が制動される
が、ブレーキ弁50を手動操作し、同図6の上段位置に
切り換えると、副油圧源41の圧油が操作弁50を介し
て駐車ブレーキ49に与えられ、この駐車ブレーキ49
が作動して走行モータ47の制動が解除される。
【0068】そして例えば、平地走行等に際して流量制
御弁51の切換弁52が駆動位置(a)に切り換えられ
ると、モータ管路11Bとポンプ管路3Bとが連通する
とともに、その圧油の一部、すなわち副油圧源41の吐
出流量に相応する流量が分岐通路58Aに流出し、低圧
リリーフ弁43を介してタンクに戻される。これによ
り、前述したように、回路を流れる圧油の清浄化と温度
調整を実現できる。
【0069】このように構成した第2実施形態にあって
も、例えば流量制御弁51の切換弁52の中立位置
(b)の絞り54Bと通路56B、被駆動位置(c)の
絞り57Bと通路55Bのそれぞれによって、前述した
ように高圧のブレーキ圧が急激に発生しないように保た
れ、したがって第1実施形態と同様に、このブレーキ圧
によるショックを軽減でき、この作業機械のオペレータ
の操作フィーリングを良好に保つことができ、また、図
9に示されるリリーフ弁12B,12Aを設ける必要が
なく、これにより回路構成が比較的簡単になり、製作費
を安くすることができる。
【0070】図8は本発明の第3実施形態を含む車輌の
走行用油圧回路を示す回路図である。
【0071】図8に示すように、この第3実施形態で
は、閉回路用制御弁を構成する流量制御弁60が、逆止
弁6A,6Bと切換弁61とから成っている。逆止弁6
A,6Bは、前述した第1,第2実施形態と同等であ
る。切換弁61は、中立位置(b)に、モータ管路11
Bとポンプ管路3Bとを導通させる通路65Bと、この
通路65Bに設けた絞り63Bとを備えるとともに、モ
ータ管路11Aとポンプ管路3Aとを導通させる通路6
5Aと、この通路65Aに設けた絞り63Aとを備えて
いる。この点も第1,第2実施形態と同じである。
【0072】特に、この第3実施形態では、ポンプ管路
3A、モータ管路11Aが流入側の主管路となるときの
駆動位置(a)に、モータ管路11Aとポンプ管路3A
とを導通させる通路66Aから分岐させた分岐通路67
Aを備え、ポンプ管路3B、モータ管路11Bが流入側
の主管路となるときの駆動位置を形成する位置(c)
に、モータ管路11Bとポンプ管路3Bとを導通させる
通路66Bから分岐させた分岐通路67Bを備えてい
る。
【0073】分岐管路67A,67Bに導かれた高圧の
圧油はブレーキ弁62に与えられるようになっている。
すなわち、上述した流量制御弁60の切換弁61は、高
圧選択弁を兼ねている。
【0074】なお、同図8中、43aは副油圧源41の
吐出圧力を規定するリリーフ弁である。その他の構成
は、前述した図6,7に示す第2実施形態と同等であ
る。
【0075】この第3実施形態にあっても、第2実施形
態と同様に、例えばポンプ管路3A、タンク管路11A
が流入側となるときの流量制御弁60の切換弁61の中
立位置(b)では、絞り63Bによってモータ管路11
Bにブレーキ圧が発生するとともに、絞り63Bが設け
られている通路65Bを介して、モータ管路11Bの圧
油をポンプ管路3Bに逃がすことができ、したがって、
高圧のブレーキ圧が急激に発生しないように保たれる。
また、被駆動位置(c)でも、絞り64Bによってモー
タ管路11Bにブレーキ圧が発生するとともに、絞り6
4Bが設けられている通路66Bを介して、モータ管路
11Bの圧油をポンプ管路3Bに逃がすことができ、高
圧のブレーキ圧が急激に発生しないように保たれる。こ
れらの作用については、前述した第1,第2実施形態と
同等である。
【0076】操作弁44を操作することにより走行モー
タ47の容量を変えることができる点は、前述した第2
実施形態と同じである。
【0077】また例えば、平地走行等に際して流量制御
弁60の切換弁61が駆動位置(a)に切り換えられる
と、高圧側のポンプ管路3Aの圧油が切換弁61の通路
66A、分岐通路67Aを介してブレーキ弁62に与え
られ、このブレーキ弁62が同図8の上段位置に切り換
えられ、上述したポンプ管路3Aの圧油が、このブレー
キ弁62を介して駐車ブレーキ49に与えられる。これ
により走行モータ47の制動が解除される。
【0078】このように構成した第3実施形態にあって
も、第1,第2実施形態と同様に、高圧のブレーキ圧が
急激に発生しないように保たれ、したがって、このブレ
ーキ圧によるショックを軽減でき、この作業機械のオペ
レータの操作フィーリングを良好に保つことができ、ま
た、図9に示されるリリーフ弁12B,12Aを設ける
必要がないことから回路構成が比較的簡単になり、製作
費を安くすることができる。
【0079】
【発明の効果】本願の各請求項に係る発明によれば、油
圧モータが外力で回されるときの高圧のブレーキ圧の急
激な発生を抑えることができ、このブレーキ圧によるシ
ョックを従来に比べて軽減できる効果がある。また、従
来のような主管路に生じた過度の高圧を逃がすリリーフ
弁を必ずしも必要としないことから、従来に比べて回路
構成を簡単にして、製作費を安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の閉回路用制御弁の第1実施形態を含む
車輌の走行用油圧回路を示す回路図である。
【図2】図1に示す第1実施形態に備えられる切換弁が
駆動位置に切り換えられた状態を示す要部断面図であ
る。
【図3】図1に示す第1実施形態に備えられる切換弁が
中立位置に保持された状態を示す要部断面図である。
【図4】図1に示す第1実施形態に備えられる切換弁が
被駆動位置に切り換えられた状態を示す要部断面図であ
る。
【図5】図1に示す第1実施形態で設定し得る複数の特
性を、従来技術の特性と対比して示した図である。
【図6】本発明の第2実施形態を含む車輌の走行用油圧
回路を示す回路図である。
【図7】図6に示す第2実施形態に備えられる切換弁が
中立位置に保持された状態を示す要部断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態を含む車輌の走行用油圧
回路を示す回路図である。
【図9】従来の閉回路用制御弁を含む車輌の走行用油圧
回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 走行モータ(油圧モータ) 3A ポンプ管路 3B ポンプ管路 6A 逆止弁 6B 逆止弁 8A ばね 8B ばね 9A パイロット管路 9B パイロット管路 10A 絞り 10B 絞り 11A モータ管路 11B モータ管路 13 原動機 14 出力軸 21 流量制御弁(閉回路用制御弁) 22 切換弁 23 スプール 24A 絞り 24B 絞り 25A 絞り 25B 絞り 26A 通路 26B 通路 27A 通路 27B 通路 31A モータポート 31B モータポート 32A ポンプポート 32B ポンプポート 33 小径部 41 副油圧源 42A 逆止弁 42B 逆止弁 43 低圧リリーフ弁 44 操作弁 45 容量制御弁 46 高圧選択弁 47 走行モータ(油圧モータ) 48 アクチュエータ 49 駐車ブレーキ 50 ブレーキ弁 51 流量制御弁(閉回路用制御弁) 52 切換弁 54A 絞り 54B 絞り 55A 絞り 55B 絞り 56A 通路 56B 通路 57A 通路 57B 通路 58A 分岐通路 58B 分岐通路 60 流量制御弁(閉回路用制御弁) 61 切換弁 62 ブレーキ弁 63A 絞り 63B 絞り 64A 絞り 64B 絞り 65A 通路 65B 通路 66A 通路 66B 通路 67A 分岐通路 67B 分岐通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 祥典 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 新留 隆志 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 3H089 AA65 CC08 DA03 DB13 DB33 DB46 DB47 DB49 GG02 JJ01 3J053 AA01 AB02 AB12 AB43 EA07 FB03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の主管路を介して閉回路接続される
    可変容量型の油圧ポンプと、油圧モータとの間に配置さ
    れ、 互いに並列に設けられる逆止弁と、切換弁とを含み、 上記逆止弁は、上記一対の主管路のそれぞれに設けら
    れ、上記油圧ポンプ側から上記油圧モータ側への圧油の
    流れを許容し、上記油圧モータ側から上記油圧ポンプ側
    への圧油の流れを阻止するものであり、 上記切換弁は、上記油圧ポンプがポンプ作用、上記油圧
    モータがモータ作用をおこない上記一対の主管路のうち
    の上記油圧モータの出口側管路を含む主管路側を導通さ
    せる切換位置である駆動位置と、上記一対の主管路の圧
    がほぼ同圧のときに保持される位置である中立位置とを
    有する閉回路用制御弁において、 上記切換弁が、上記中立位置に、上記一対の主管路のう
    ちの上記油圧モータの出口側管路を含む主管路側を導通
    させる通路と、この通路に形成される絞りとを有するこ
    とを特徴とする閉回路用制御弁。
  2. 【請求項2】 上記切換弁は、 上記油圧モータに大きな外力が加えられてこの油圧モー
    タがポンプ作用、上記油圧ポンプがモータ作用をおこな
    うとともに、上記油圧モータの出口側管路を含む主管路
    の圧が、他の主管路の圧に比べて大きくなり上記中立位
    置から切り換えられる切換位置である被駆動位置に、 上記一対の主管路のうちの上記油圧モータの出口側管路
    を含む主管路側を導通させる通路と、この通路に形成さ
    れる絞りとを有することを特徴とする請求項1記載の閉
    回路用制御弁。
  3. 【請求項3】 上記切換弁の上記駆動位置の開口量に比
    べて上記中立位置の開口量を小さく設定し、この中立位
    置の開口量に比べて上記被駆動位置の開口量を小さく設
    定したことを特徴とする請求項2記載の閉回路用制御
    弁。
  4. 【請求項4】 上記切換弁が、パイロット圧切換式のス
    プール弁から成ることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の閉回路用制御弁。
  5. 【請求項5】 上記油圧モータが走行モータであること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の閉回路用
    制御弁。
  6. 【請求項6】 上記走行モータと一体的に設けることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の閉回路用制
    御弁。
  7. 【請求項7】 上記切換弁が、低圧選択弁あるいは高圧
    選択弁を兼ねることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    かに記載の閉回路用制御弁。
  8. 【請求項8】 作業機械に設けることを特徴とする請求
    項1〜7のいずれかに記載の閉回路用制御弁。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006283853A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Nabtesco Corp 建設機械の走行モータ制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006283853A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Nabtesco Corp 建設機械の走行モータ制御装置

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