JP2644268B2 - 油圧駆動車両の走行油圧制御装置 - Google Patents

油圧駆動車両の走行油圧制御装置

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JP2644268B2 JP63088753A JP8875388A JP2644268B2 JP 2644268 B2 JP2644268 B2 JP 2644268B2 JP 63088753 A JP63088753 A JP 63088753A JP 8875388 A JP8875388 A JP 8875388A JP 2644268 B2 JP2644268 B2 JP 2644268B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、ホィール式油圧ショベルなどの油圧駆動車
両の走行油圧制御装置に関する。
B.従来の技術 第10図に従来の油圧駆動車両の走行油圧回路の一例を
示す。
油圧ポンプ1から吐出される圧油は油圧パイロット式
制御弁2でその方向、流量が制御され、カウンタバラン
ス弁3を経て油圧モータ4に供給される。油圧モータ4
の出力軸には図示していない走行駆動軸が接続されてお
り、油圧モータ4の回転により車両が走行される。
パイロット式制御弁2はパイロット油圧回路からのパ
イロット圧力によってそのストローク量が制御される。
パイロット油圧回路は、パイロット用油圧ポンプ5と、
該油圧ポンプ5に後続し制御弁2のストローク量を制御
することにより車両の走行速度を制御するパイロット弁
6と、このパイロット弁6を後続しパイロット弁6への
戻り油を遅延するスローリターン弁7と、このスローリ
ターン弁7に後続し車両の前進、後進、中立を選択する
前後進切換弁8とを有する。
第10図は、前後進切換弁8が中立(N位置)、パイロ
ット弁6が操作されていない状態を示しており、したが
って、パイロット式制御弁2が中立位置にあって油圧ポ
ンプ1からの圧油はタンク9に戻り車両は停止してい
る。前後進切換弁8を前進(F位置)または後進(R位
置)に切換えパイロット弁6を操作する走行ペダル6aを
踏み込むと、油圧ポンプ5からの吐出油がパイロット式
制御弁2のパイロットポート2aまたは2bに達っしてこの
制御弁2がパイロット油圧に応じたストローク量で切換
わり、油圧パイロット1からの吐出油により油圧モータ
4が駆動されて車両が走行する。車両の速度はパイロッ
ト弁6のペダル6aの踏込量に依存する。
走行中にペダル6aを離すとパイロット弁6が圧油を遮
断しその出口ポートがタンク10と連通される。この結
果、パイロットポート2aまたは2bに作用していた圧油が
前後進切換弁8、スローリターン弁7、パイロット弁6
を介してタンク10に戻る。このとき、スローリターン弁
7の絞り7aにより戻り油が絞られるからパイロット式制
御弁2は徐々に中立位置に切換わる。パイロット式制御
弁2が中立位置へ戻ると油圧ポンプ1の吐出油はタンク
9へ戻り、カウンタバランス弁3は図示の中立位置に切
換わる。これにより油圧モータ4からの吐出油は、カウ
ンタバランス弁3の絞り3aまたは3bおよびパイロット式
制御弁2内の絞り2cに絞られるので、流量が多い場合に
はまずリリーフ弁71aまたは71bが開き大きな油圧ブレー
キが働く。減速されて油圧モータ4の吐出流量が減少す
るとリリーフ弁71a,71bは閉じ、カウンタバランス弁3
の絞りと制御弁2内の絞り2cを介して油圧モータ吐出油
が再び油圧モータに戻る循環経路が形成されて油圧モー
タ4に小さな油圧ブレーキが働く。
また、この種の走行油圧回路の従来例として、第11図
に示すものも知られている。
これは、第10図に示したスプール式の流量制御弁2に
代え、いわゆるポペット式の流量制御弁20を用いたもの
である。例えば前後進切換弁8をF位置に切換えると、
油圧パイロット切換弁21Fが開き、ポペット22aの前後室
が連通され、ポペット22bの後室がタンクと連通され
る。この結果、油圧ポンプ1の吐出油がポペット22aか
ら管路11a,油圧モータ4,管路11b,ポペット22b,タンクの
経路で流れ、油圧モータ4が正転して車両が前進する。
前後進切換弁8がR位置に切換わると油圧パイロット切
換弁21Rが開き、油圧ポンプ1の吐出油がポペット22cか
ら管路11b,油圧モータ4,管路11a,ポペット22d,タンクの
経路で流れ、油圧モータ4が逆転して車両が後進する。
C.発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前後進切換弁8がパイロット回路に設
けられており、そのパイロット油圧を、前進用のパイロ
ットポート2a、あるいは油圧パイロット切換弁21F、後
進用のパイロットポート2b、あるいは油圧パイロット切
換弁21Rに供給するように構成されているため、スプー
ル式制御弁2を両方向切換式にせざるを得ず、制御弁2
自身の構成が複雑で高価となり、また、パイロットポー
トおよびその配管もそれぞれ一対必要となり高価で組立
工数も多い。また、ポペット式制御弁20もメータインお
よびメータアウト側にそれぞれ2個、計4個のポペット
22a〜22dを必要とし、高価である。更に、油圧パイロッ
ト切換弁21F,21R、それらの配管が必要で高価でかつ組
立工数も多いという問題点がある。
また、以上の構成によれば、スプール式およびポペッ
ト式制御弁のいずれにおいても、前進メータアウト側お
よび後進メータイン側のそれぞれにカウンタバランス弁
3a,3bを設けなくてはならない。
更に、油圧モータ4の出入口ポートを一対のクロスオ
ーバリリーフ弁71a,71bで連通しなければならない。
D.問題点を解決するための手段 第1図(A)〜(D)に示すクレーム対応図に基づい
て説明する。
第1および第3の発明は、第1図(A),(C)に示
すように、原動機により駆動される油圧ポンプ101と、
この油圧ポンプ101から吐出される圧油により駆動され
走行駆動軸を駆動する油圧モータ102とを備え、この油
圧モータ102に流入する油圧ポンプ101からの圧油の流量
を制御して走行速度を制御し、圧油の流れる方向を制御
して前進,後進,停止を制御する油圧駆動車両の走行油
圧制御装置に適用される。
そして第1の発明は、第1図(A)に示すとおり、一
のパイロットポートを有し、油圧ポンプ101からの圧油
の流量を制御する流量制御弁103および圧油の方向を制
御し前進,後進,停止を切換える方向制御弁104を、油
圧ポンプ101と油圧モータ102とを接続する回路中に配設
し、流量制御弁103を走行ペダル105に連動させ、一つの
パイロットポートに走行ペダル105の操作量に応じたパ
イロット圧を供給させたものである。
第3の発明は第1図(C)に示すとおり、油圧ポンプ
101からの圧油の流量を制御する流量制御弁103および圧
油の流れる方向を制御して前進,後進,停止を切換える
方向制御弁104を、油圧ポンプ101と油圧モータ102とを
接続する回路中に配設するとともに、流量制御弁103と
方向制御弁104とを接続するメータイン側通路111とメー
タアウト側通路112との間にメータアウト側からメータ
イン側への流れを許容するようにチェック弁107を配設
し、流量制御弁103を走行ペダル105に連動させたもので
ある。
第2および第4の発明は、第1図(B),(D)に示
すように、原動機により駆動される油圧ポンプ101と、
この油圧ポンプ101から吐出される圧油により駆動され
走行駆動軸を駆動する油圧モータ102と、この油圧モー
タ102に油圧ブレーキを作用せしめる油圧ブレーキ手段1
06とを備え、油圧モータ102に流入する油圧ポンプ101か
らの圧油の流量を制御して走行速度を制御し、その圧油
の流れる方向を制御して前進,後進,停止を制御する油
圧駆動車両の走行油圧制御装置に適用される。
そして第2の発明は第1図(B)に示すとおり、油圧
ポンプ101と油圧モータ102とを接続する回路中の油圧モ
ータ102と油圧ブレーキ手段106との間に、油圧ポンプ10
1からの圧油の流れる方向を制御して前進,後進,停止
を切換える方向制御弁104を設け、油圧ブレーキ手段106
と油圧ポンプ101との間に圧油の流量を制御する流量制
御弁103を設け、この流量制御弁103を走行ペダル105に
連動させたものである。
第4の発明は、第1図(D)に示すとおり、油圧ポン
プ101と油圧モータ102とを接続する回路中の油圧モータ
102と油圧ブレーキ手段106との間に、油圧ポンプ101か
らの圧油の流れる方向を制御して前進,後進,停止を切
換える方向制御弁104を設け、油圧ブレーキ手段106と油
圧ポンプ101との間に圧油の流量を制御する流量制御弁1
03を設け、流量制御弁103と油圧ブレーキ手段106とを接
続するメータイン側通路111とメータアウト側通路112と
の間にメータアウト側からメータイン側への流れを許容
するようにチェック弁107を配設し、流量制御弁103を走
行ペダル105に連動させたものである。
E.作用 第1の発明では、方向制御弁104を前進,後進のいず
れかに切換えて走行ペダル105を操作すると、流量制御
弁103で制御された流量の圧油が前後進に応じた方向で
流れ油圧モータ102が回転して車両が前後進する。方向
制御弁104により油の方向が定まるから、流量制御弁101
は従来のような3位置ではなく2位置の制御弁でよい。
第3の発明では、流量制御弁103と方向制御弁104とを
接続する通路111,112は、前進,後進に関係なく、それ
ぞれメータイン側通路とメータアウト側通路となるか
ら、両通路間111,112に、メータアウト側通路112からメ
ータイン側通路111への流れを許容するチェック弁107を
配設すると、走行中に走行ペダル105を離して油圧ブレ
ーキが働く時には、油圧モータ102の吐油がチェック弁1
07を通って油圧モータ102に戻る経路を形成できる。こ
の結果、チェック弁107の絞りを適切に定めると(絞ら
なくてもよい)、図示しない油圧ブレーキ手段の油圧ブ
レーキとあいまって最適な油圧ブレーキが得られる。
第2の発明では、流量制御弁103と方向制御弁104とを
接続する通路111,112は、前進,後進に関係なく、メー
タイン側通路とメータアウト側通路となるから、流量制
御弁103と方向制御弁104との間に油圧ブレーキ手段106
を設ける場合、メータアウト側通路を流れる戻り油につ
いてのみ油圧ブレーキが働くようにすればよく、油圧ブ
レーキ手段106の構成が簡素化される。
第4の発明では、第2の発明に加えて、流量制御弁10
3と油圧ブレーキ手段106との間で、メータアウト側通路
112からメータイン側の通路111への油の流れのみを許容
するチェック弁107を設けている。このため、上述した
油圧ブレーキ時に、このチェック弁107を通って油圧モ
ータ102の入出入ポートを連通する経路ができ、この結
果、チェック弁107の絞りを適切に定めると(絞らなく
てもよい)、油圧ブレーキ手段106での油圧ブレーキと
あいまって最適な油圧ブレーキが得られる。
F.実施例 (1)第1の発明 (1)−1 第1の実施例 第2図は第1の発明における第1の実施例の全体構成
を示す。第10図と同様な箇所には同一の符号を付して説
明する。
油圧ポンプ1と油圧モータ4とを連通する回路に、2
位置の油圧パイロット式流量制御弁31と、前進F、後進
R、停止Nの3位置をとる手動前後進切換弁32と、カウ
ンタバランス弁33と、クロスオーバーリリーフ弁34とが
直列に接続されている。流量制御弁31のパイロットポー
ト31aには走行パイロット弁6からの出力圧が導かれ、
流量制御弁31の開口面積はパイロット圧力に相応して制
御される。
手動前後進切換弁32がN位置にあるときに走行ペダル
6aによりパイロット弁6を操作しても油圧ポンプ1の吐
出油は流量制御弁31を介してタンク9へ流れるだけで油
圧モータ4は回転しない。手間前後進切換弁32が前進F
位置に切換えられているときにパイロット弁6が操作さ
れると、油圧ポンプ1の吐出物は、パイロット油圧によ
り定まる流量制御弁31の開口面積に応じた流量で手動前
後進切換弁32を介して管路11aからカウンタバランス弁3
3、油圧モータ4、カウンタバランス弁33、管路11b、手
動前後進切換弁32、制御弁31を介してタンクへ流れ、油
圧モータ4は所定の速度で正転し、車両が前進する。手
動前後進切換弁32が後進R位置に切換えられていれば、
流量制御弁31、手動前後進切換弁32、管路11b、カウン
タバランス弁33、油圧モータ4、カウンタバランス弁3
3、管路11a、手動前後進切換弁32、流量制御弁31を介し
てタンクへ流れ、油圧モータ4は所定の速度で逆転し、
車両が後進する。
この実施例によれば、流量制御弁31のスプールを一方
向にのみ駆動する構成でよく、またパイロットポートも
ひとつでよいから、流量制御弁31自体のコストが下が
り、かつ、配管等の部品も少なくなり組立工数も低減さ
れ、コスト低減に寄与すること大である。
(1)−2 第2の実施例 第3図は第1の発明における第2の実施例の全体構成
を示す。第2図と同様な箇所には同一の符号を付し相違
点のみ説明する。
この実施例は、スプール式の流量制御弁31をポペット
式の流量制御弁40に置換したものである。
ポペット式の流量制御弁40は、2つのポペット41a,41
bと、油圧パイロット式切換弁42とを有し、ポペット41a
は油圧ポンプ1と手動前後進切換弁32のPポートとの間
の管路、すなわちメータイン側の管路51中に設けられ、
ポペット41bはタンクと手動前後進切換弁32のTポート
との間の管路、すなわちメータアウト側の管路52中に設
けられる。油圧パイロット式切換弁42はメータリング特
性をもち、そのパイロットポート42aに導かれる走行パ
イロット弁6からの出力圧に応じた開口面積をとる。ポ
ペット式流量制御弁40の流量はこの油圧パイロット式切
換弁42の開口面積によって制御される。
手動前後進切換弁32がN位置にあるときに走行ペダル
6aによりパイロット弁6を操作しても油圧ポンプ1の吐
出油はリリーフ弁53を介してタンクへ流れるだけで油圧
モータ4は回転しない。手動前後進切換弁32が前進F位
置に切換えられているときにパイロット弁6が操作され
ると、油圧ポンプ1の吐出油は、パイロット弁6のパイ
ロット油圧により定まる油圧パイロット切換弁42の開口
面積に応じた流量でポペット41aを介して管路51から手
動前後進切換弁32、管路11a、カウンタバランス弁33、
油圧モータ4、カウンタバランス弁33、管路11b、手動
前後進切換弁32、管路52、ポペット41bを介してタンク
へ流れ、油圧モータ4が所定の速度で正転し、車両が前
進する。手動前後進切換弁32が後進R位置に切換えられ
ていれば、油圧ポンプ1の吐出油が、所定流量でポペッ
ト41a、管路51、手動前後進切換弁32、管路11b、カウン
タバランス弁33、油圧モータ4、カウンタバランス弁3
3、管路11a、手動前後進切換弁32、管路51、ポペット41
bを介してタンクへ流れ、油圧モータ4が所定の速度で
逆転し、車両が後進する。
この実施例によれば、流量制御弁40が一対のポペット
41a,41bとひとつの油圧パイロット式切換弁42だけで構
成されるから、流量制御弁40自体のコストが下がり、か
つ、配管等の部品も少なくなり組立工数も低減され、コ
スト低減に寄与すること大である。
(2)第2の発明 (2)−1 第1の実施例 第4図は第2の発明における第1の実施例の全体構成
を示す。第2図と同様な箇所には同一の符号を付して説
明する。
油圧ポンプ1と油圧モータ4とを連通する回路に、2
位置の油圧パイロット式流量制御弁31と、油圧ブレーキ
部35と、手動前後進切換弁32とが順次に直列に接続され
ている。油圧ブレーキ部35は、カウンタバランス弁35A
とクロスオーバリリーフ弁35Bとから成り、カウンタバ
ランス弁35Aは、流量制御弁31のBポートと手動前後進
切換弁32のTポートとの間を連通する管路、すなわちメ
ータアウト側の管路55中に設けられる。クロスオーバリ
リーフ弁35Bは、流量制御弁31のAポートと手動前後進
切換弁32のPポートとの間を連通する管路、すなわちメ
ータイン側の管路56とメータアウト側の管路55との間を
連通する管路中に設けられる。
手動前後進切換弁32をF位置にして走行パイロット弁
6を操作すると、油圧ポンプ1の吐出油は流量制御弁31
のAポートから、メータイン側の管路56、手動前後進切
換弁32、管路11aを介して油圧モータ4に達する。この
とき管路56にたつ圧力によりカウンタバランス弁35Aは
イ側に切換っているから、油圧モータ4を出た圧油は、
管路11b、手動前後進切換弁32、管路55、カウンタバラ
ンス弁35Aのイ側の管路、流量制御弁31を通って油圧ブ
レーキを生ずることなくタンクに流れる。
このとき走行パイロット部6の操作をやめると流量制
御弁31が図示「ロ」に切換り油圧モータ1から油圧モー
タ4への圧油の供給が断たれる。このため管路56の圧力
が低下してカウンタバランス弁35Aはロ側の絞り通路に
切換り、油圧モータ4から吐き出される圧油が絞られる
管路11bに圧力がたって油圧ブレーキがかかる。ある程
度以上の流量で油圧モータ4が回転しているときに流量
制御弁31を「ロ」に切換えて油圧モータ4への圧油の供
給を断つと、管路11b,55に高い圧力が発生してクロスオ
ーバーリリーフ弁35Bが開き、管路55から管路56に油が
流れる油圧モータ4が減速される。油圧モータ4の回転
が低下してその吐出流量が減少するとリリーフ弁35Bが
閉じ、カウンタバランス弁35Aの絞りによる油圧ブレー
キが働くことになる。一方、後進時にも全く同様に油圧
ブレーキが作用する。
すなわち、この第2の発明の第1の実施例では油圧ブ
レーキ部35と油圧モータ4との間に手動前後進切換弁32
を設けたから、管路55は、前進,後進時ともにメータア
ウト側の通路となり、1つのカウンタバランス弁35A,1
つのクロスオーバリリーフ弁35Bから成る油圧ブレーキ
部35により、前後進時に油圧ブレーキを付与することが
できる。この結果、第1の発明の効果に加えて更に部品
点数を低減でき、コスト低減に寄与する。
(2)−2 第2の実施例 第5図は第2の発明における第2の実施例の全体構成
を示す。第3図および第4図と同様な箇所には同一の符
号を付して説明する。
この実施例は、第1の実施例のスプール式流量制御弁
31を第3図に示したポペット式流量制御弁40に置換した
ものである。すなわち、油圧ポンプ1と油圧ポンプ4と
の間に、ポペット式流量制御弁40、油圧ブレーキ部35、
手動前後進切換弁32を順次に直列に接続し、メータイン
側の管路51にポペット41aを配設し、メータアウト側の
管路52にカウンタバランス弁35Aとポペット41bを配設
し、管路52の圧油をメータアウト側の管路51にリリーフ
するようにクロスオーバリリーフ弁35Bを両管路52,51間
に設けたものである。
この実施例においても第1の実施例と同様にして油圧
ブレーキが働く。
すなわち、油圧ブレーキ部35と油圧モータ4との間に
手動前後進切換弁32を設けたから、管路52は、前進,後
進時ともにメータアウト側の通路となり、1つのカウン
タバランス弁35A,1つのクロスオーバリリーフ弁35Bから
成る油圧ブレーキ部35により、前後進時に油圧ブレーキ
を付与することができる。この結果、第1の発明の効果
に加えて更に部品点数を低減でき、コスト低減に寄与す
る。
(3)第3の発明 (3)−1 第1の実施例 第6図は第3の発明における第1の実施例の全体構成
を示す。第2図と同様な箇所には同一の符号を付して説
明する。
この実施例は、手動前後進切換弁32と流量制御弁131
との間のメータアウト側の通路55とメータイン側の通路
56との間にチェック弁61を配設し、メータアウト側通路
55からのみ圧油の流れを許容するようにし、流量制御弁
131の「イ」位置のA,Bポートをブロックしたものであ
る。
例えば手動前後進切換弁32をF位置にして車両が前進
している際、走行パイロット弁6の踏み込みを中止する
と流量制御弁131は「イ」位置に切換わり、管路11b,55
が流量制御弁131で遮断される。このとき管路11aの圧力
が低下しカウンタバランス弁33aが「イ」から図示
「ロ」に操作されて管路11bに絞りが挿入される。した
がって、油圧モータ4の戻り油がカウンタバランス弁33
aで絞られるから、流量が多い場合にはまずクロスオー
バリリーフ弁34aから圧油が油圧モータ4の入口ポート
に流れ始めて大きな油圧ブレーキが作用する。このと
き、流量制御弁131と方向制御弁32とを接続するメータ
アウト側の管路55からチェック弁61を介してメータイン
側の管路56にも油が流れる。油圧モータ4の回転が低下
してその吐出油量が減少するとクロスオーバリリーフ弁
34aが閉じ、戻り油は、カウンタバランス弁33aの絞り
(絞らなくても良い)と、チェック弁61の絞りにより適
度な抵抗が与えられ、小さな油圧ブレーキが作用し、車
両は滑らかに減速されていく。
第2図に示す第1の発明の実施例のように、チェック
弁61の絞り抵抗の代りに流量制御弁31のスプールに絞り
31bを設ける場合、種々の制約から必ずしも車両に最適
な絞り抵抗を設定することができない。しかし、本実施
例のように、流量制御弁31の絞り31bを廃止し(廃止し
なくてもよい)、チェック弁61の絞り断面積を任意に設
定することにより、車両に最適な絞り抵抗を付与するこ
とができ、減速性能が向上できる。
(3)−2 第2の実施例 第7図は第3の発明における第2の実施例の全体構成
を示す。第3図と同様な箇所には同一の符号を付して説
明する。
この実施例は、第1の発明の第2の実施例において、
手動前後進切換弁32と流量制御弁40との間のメータアウ
ト側の通路52とメータイン側の通路51との間にチェック
弁61を配設し、メータアウト側通路52からのみ圧油の流
れを許容するようにしたものである。
第3図に示すポペット式流量制御弁40を用いる場合、
第2図のスプール式流量制御弁31のようにスプール内に
絞り31bを設けることができない。このため、走行パイ
ロット弁6を離して車両を減速する際、油圧モータ4か
らの戻り油が多いときはクロスオーバリリーフ弁33aが
噴いて管路11aから11bに圧油が流れて油圧ブレーキが作
用する。油圧モータ4からの戻り油が少なくなりクロス
オーバリリーフ弁33aが閉じると、戻り油は全てブロッ
クされてしまい再びクロスオーバリリーフ弁34aが開き
大きな油圧ブレーキがかかり車両は急激に停車するおそ
れがある。すなわち、滑らかな減速性能が得られない。
第7図のように、クロスオーバリリーフ弁34aが閉じ
た後の油圧モータ4からの戻り油をカウンタバランス弁
33aの絞りを介してチェック弁61から油圧モータ4の入
口ポートに流入せしめれば、油圧モータ4の戻り油に最
適な抵抗が付与されて車両が適度に減速し、減速性能が
向上する。
(4)第4の発明 (4)−1 第1の実施例 第8図は第4の発明における第1の実施例の全体構成
を示す。第4図と同様な箇所には同一の符号を付して説
明する。
この実施例は、第4図に示した第2の発明の第1の実
施例において、油圧ブレーキ部35と流量制御弁131との
間のメータアウト側の通路55とメータイン側の通路56と
の間にチェック弁61を配設し、メータアウト側通路55か
らのみ圧油の流れを許容するようにし、流量制御弁131
の「イ」位置のA,Bポートをブロックしたものである。
この実施例においても、第4図に示した実施例と同様
に部品点数が低減できると共に、第6図に示した実施例
と同様に、チェック弁61により車両に最適な減速性能を
付与できる。
(4)−2 第2の実施例 第9図は第4の発明における第2の実施例の全体構成
を示す。第4図と同様な箇所には同一の符号を付して説
明する。
この実施例は、第1の実施例のスプール式流量制御弁
131を第3図に示したポペット式流量制御弁40に置換し
たものである。すなわち、この実施例は、第5図に示し
た第2の発明の第2の実施例において、油圧ブレーキ部
35と流量制御弁40との間のメータアウト側の通路52とメ
ータイン側の通路51との間にチェック弁61を配設し、メ
ータアウト側通路52からのみ圧油の流れを許容するよう
にしたものである。
この実施例においても、第5図に示した実施例と同様
に部品点数が低減できると共に、第7図に示した実施例
と同様に、チェック弁61により車両に最適な減速性能を
付与できる。
なお、以上ではホイール式油圧ショベルについて説明
したが、これ例外の油圧走行駆動式の各種産業車両にも
本発明を適用できる。
G.発明の効果 第1の発明〜第4の発明はそれぞれ次のような効果が
ある。
第1の発明は、油圧ポンプと油圧モータとの間に前後
進切換弁を設けたので、流量制御弁の構成が簡素化され
るとともに周辺の接続管路も低減でき、部品点数が削減
され、かつ組立工数も削減され、コスト低減に寄与す
る。とくに、流量制御弁は一のパイロットポートのみで
よく、また流路切り換えのために3位置弁とする必要が
ないため、パイロット圧を供給するための配管構成を一
層簡素化することができる。
第2の発明は、第1の発明に加えて、前後進切換弁と
流量制御弁との間に油圧ブレーキ部を配設したので、前
後進時ともにメータアウト側の管路が同一となり、油圧
ブレーキ部を構成する弁部材をそのメータアウト側の管
路に関してのみ設ければよく構成が簡素化され更にコス
ト低減になる。
第3の発明は、第1の発明に加えて、前後進切換弁と
流量制御弁とを接続するメータインおよびメータアウト
側の一対の通路をチェック弁で接続し、油圧ブレーキ時
にモータ吐出油がチェック弁を通ってメータアウト側か
らメータイン側へ流れるようにしたので、車両の減速性
能を向上することができる。すなわち、スプール式流量
制御弁を用いる場合には、スプールの絞りの制約を受け
ることなくチェック弁の絞りを任意に設定できる(絞ら
なくてもよい)ので、車両に最適な油圧ブレーキを付与
できる。ポペット式流量制御弁を用いる場合には、リリ
ーフ弁を介してモータ吐出油をモータに戻す循環経路の
他に、チェック弁を介してモータ入り口ポートにモータ
吐出油を戻す経路が新設され、リリーフ弁を流れる際の
大きな油圧ブレーキ力の他に、カウンタバランス弁の絞
りによる小さな油圧ブレーキ力を得ることができ、減速
性能が極端に向上する。
第4の発明は、第2の発明に加えて、流量制御弁と油
圧ブレーキ部とを接続するメータインおよびメータアウ
ト側の通路をチェック弁で接続し、メータアウト側から
のみ油の流れを許容するようにしたので、第2の発明の
効果に加わえ、第3の発明の効果を併せもつ最適な油圧
制御装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(D)はそれぞれ第1〜第4の発明のク
レーム対応図である。 第2図および第3図は第1の発明の2実施例を示し、第
2図が第1の実施例の油圧回路図、第3図が第2の実施
例の油圧回路図である。 第4図および第5図は第2の発明の2実施例を示し、第
4図が第1の実施例の油圧回路図、第5図が第2の実施
例の油圧回路図である。 第6図および第7図は第3の発明の2実施例を示し、第
6図が第1の実施例の油圧回路図、第7図が第2の実施
例の油圧回路図である。 第8図および第9図は第4の発明の実施例を示し、第8
図が第1の実施例の油圧回路図、第9図が第2の実施例
の油圧回路図である。 第10図および第11図は従来の2例を示す油圧回路図であ
る。 1:油圧ポンプ、4:油圧モータ 6:走行パイロット弁 6a:走行ペダル 31,131:スプール式流量制御弁 32:前後進切換弁 33,33a,33b、35A:カウンタバランス弁 34,34a,34b、35B:クロスオーバリリーフ弁 35:油圧ブレーキ部 40:ポペット式流量制御弁 41a,41b:ポペット 42:パイロット式切換弁 51,56:メータイン側管路 52,55:メータアウト側管路 61:チェック弁 101:油圧ポンプ、102:油圧モータ 103:流量制御弁、104:方向制御弁 105:走行ペダル、106:油圧ブレーキ部 107:チェック弁 111:メータイン側通路 112:メータアウト側通路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動機により駆動される油圧ポンプと、こ
    の油圧ポンプから吐出される圧油により駆動され走行駆
    動軸を駆動する油圧モータとを備え、この油圧モータに
    流入する前記油圧ポンプからの圧油の流量を制御して走
    行速度を制御し、前記圧油の流れる方向を制御して、前
    進、後進、停止を制御する油圧駆動車両の走行油圧制御
    装置において、 一つのパイロットポートを有し前記圧油の流量を制御す
    る流量制御弁、および前記圧油の方向を制御し前記前
    進、後進、停止を切り換える方向制御弁を、前記油圧ポ
    ンプと油圧モータとを接続する回路中に配設し、 前記流量制御弁を走行ペダルに連動させ、前記一のパイ
    ロットポートに該走行ペダルの操作量に応じたパイロッ
    ト圧を供給することを特徴とする油圧駆動車両の走行油
    圧制御装置。
  2. 【請求項2】原動機により駆動される油圧ポンプと、こ
    の油圧ポンプから吐出される圧油により駆動され走行駆
    動軸を駆動する油圧モータと、この油圧モータに油圧ブ
    レーキを作用せしめる油圧ブレーキ手段とを備え、前記
    油圧モータに流入する前記油圧ポンプからの圧油の流量
    を制御して走行速度を制御し、前記圧油の流れる方向を
    制御して前進,後進,停止を制御する油圧駆動車両の走
    行油圧制御装置において、 前記油圧ポンプと油圧モータとを接続する回路中の前記
    油圧モータと油圧ブレーキ手段との間に、前記圧油の流
    れる方向を制御して前進,後進,停止を切換える方向制
    御弁を設け、 前記油圧ブレーキ手段と油圧ポンプとの間に前記圧油の
    流量を制御する流量制御弁を設け、 この流量制御弁を走行ペダルに連動させることを特徴と
    する油圧駆動車両の走行油圧制御装置。
  3. 【請求項3】原動機により駆動される油圧ポンプと、こ
    の油圧ポンプから吐出される圧油により駆動され走行駆
    動軸を駆動する油圧モータとを備え、この油圧モータに
    流入する前記油圧ポンプからの圧油の流量を制御して走
    行速度を制御し、前記圧油の流れる方向を制御して前
    進,後進,停止を制御する油圧駆動車両の走行油圧制御
    装置において、 前記圧油の流量を制御する流量制御弁、および前記圧油
    の流れる方向を制御して前記前進,後進,停止を切換え
    る方向制御弁を、前記油圧ポンプと油圧モータとの接続
    する回路中に配設するとともに、 前記流量制御弁と方向制御弁とを接続するメータイン側
    通路とメータアウト側通路との間にメータアウト側から
    メータイン側への流れを許容するようにチェック弁を配
    設し、 前記流量制御弁を走行ペダルに連動させることを特徴と
    する油圧駆動車両の走行油圧制御装置。
  4. 【請求項4】原動機により駆動される油圧ポンプと、こ
    の油圧ポンプから吐出される圧油により駆動され走行駆
    動軸を駆動する油圧モータと、この油圧モータに油圧ブ
    レーキを作用せしめる油圧ブレーキ手段とを備え、前記
    油圧モータに流入する前記油圧ポンプからの圧油の流量
    を制御して走行速度を制御し、前記圧油の流れる方向を
    制御して前進,後進,停止を制御する油圧駆動車両の走
    行油圧制御装置において、 前記油圧ポンプと油圧モータとを接続する回路中の前記
    油圧モータと油圧ブレーキ手段との間に、前記圧油の流
    れる方向を制御して前進,後進,停止を切換える方向制
    御弁を設け、 前記油圧ブレーキ手段と油圧ポンプとの間に前記圧油の
    流量を制御する流量制御弁を設け、前記流量制御弁と油
    圧ブレーキ手段とを接続するメータイン側通路とメータ
    アウト側通路 との間にメータアウト側からメータイン側への流れを許
    容するようにチェック弁を配設し、 流量制御弁を走行ペダルに連動させることを特徴とする
    油圧駆動車両の走行油圧制御装置。
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