JP2002089190A - アーチトンネル用湾曲版据付構造 - Google Patents
アーチトンネル用湾曲版据付構造Info
- Publication number
- JP2002089190A JP2002089190A JP2000284141A JP2000284141A JP2002089190A JP 2002089190 A JP2002089190 A JP 2002089190A JP 2000284141 A JP2000284141 A JP 2000284141A JP 2000284141 A JP2000284141 A JP 2000284141A JP 2002089190 A JP2002089190 A JP 2002089190A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curved plate
- arch tunnel
- installation structure
- arch
- tunnel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業性が良い上に強固に据え付けできるアー
チトンネル用湾曲版据付構造の提供を課題とする。 【解決手段】 各アーチトンネル用湾曲版1の下端部
が、それぞれ、各基礎2上に形成された一対の固定壁2
b,2b間に挟み込まれてかつ、これら固定壁2b,2
bの一方及び他方とボルト結合される据付構造を採用し
た。
チトンネル用湾曲版据付構造の提供を課題とする。 【解決手段】 各アーチトンネル用湾曲版1の下端部
が、それぞれ、各基礎2上に形成された一対の固定壁2
b,2b間に挟み込まれてかつ、これら固定壁2b,2
bの一方及び他方とボルト結合される据付構造を採用し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーチトンネルの
構築に用いられるPCT版(プレキャストトンネル版)
等の湾曲版据付構造に関するものである。
構築に用いられるPCT版(プレキャストトンネル版)
等の湾曲版据付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】開削工法によるアーチトンネルとして図
5に示すものが知られている。このトンネルは、左右一
対の湾曲版11,11を、それらの下部を基礎12に固
定するとともに、ボルトボックス13が設けられた上部
接合面11aをボルト及びナットで互いに接合してアー
チ状に据え付け、据付け後の湾曲版11の隣りに次の湾
曲版11を上記同様に据え付けて湾曲方向に沿う側部接
合面11gどうしをボルト及びナットで互いに接合する
ことにより、順次、トンネル長手方向に連結して構築さ
れている。なお、側部接合面11gにもボルトボックス
が設けられているが、図では省略されている。
5に示すものが知られている。このトンネルは、左右一
対の湾曲版11,11を、それらの下部を基礎12に固
定するとともに、ボルトボックス13が設けられた上部
接合面11aをボルト及びナットで互いに接合してアー
チ状に据え付け、据付け後の湾曲版11の隣りに次の湾
曲版11を上記同様に据え付けて湾曲方向に沿う側部接
合面11gどうしをボルト及びナットで互いに接合する
ことにより、順次、トンネル長手方向に連結して構築さ
れている。なお、側部接合面11gにもボルトボックス
が設けられているが、図では省略されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記説明の従来のアー
チトンネルの構築においては、工期短縮などの観点よ
り、基礎12上への各湾曲版11,・・・の据付施工を容
易かつ強固に行える据付構造が望まれていた。
チトンネルの構築においては、工期短縮などの観点よ
り、基礎12上への各湾曲版11,・・・の据付施工を容
易かつ強固に行える据付構造が望まれていた。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、作業性が良い上に強固に据え付けできるアーチ
トンネル用湾曲版据付構造の提供を目的とする。
であり、作業性が良い上に強固に据え付けできるアーチ
トンネル用湾曲版据付構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の手段を採用した。すなわち、請求項
1記載のアーチトンネル用湾曲版据付構造は、上部接合
面どうしを互いに接合してアーチ状をなす左右一対のア
ーチトンネル用湾曲版を、左右一対の基礎上にそれぞれ
据え付け固定するアーチトンネル用湾曲版の据付構造で
あり、前記各アーチトンネル用湾曲版の下端部が、それ
ぞれ、前記各基礎上に形成された一対の固定壁間に挟み
込まれてかつ、これら固定壁の一方及び他方とボルト結
合されていることを特徴とする。
成するために以下の手段を採用した。すなわち、請求項
1記載のアーチトンネル用湾曲版据付構造は、上部接合
面どうしを互いに接合してアーチ状をなす左右一対のア
ーチトンネル用湾曲版を、左右一対の基礎上にそれぞれ
据え付け固定するアーチトンネル用湾曲版の据付構造で
あり、前記各アーチトンネル用湾曲版の下端部が、それ
ぞれ、前記各基礎上に形成された一対の固定壁間に挟み
込まれてかつ、これら固定壁の一方及び他方とボルト結
合されていることを特徴とする。
【0006】上記請求項1記載のアーチトンネル用湾曲
版据付構造によれば、一対の固定壁間にアーチ用湾曲版
を挿入するようにして基礎上に設置するとともに、該ア
ーチ用湾曲版と各固定壁の一方及び他方との間をそれぞ
れボルトで連結し、これらボルトのいずれか一方を緩め
て他方を締め付けることで、基礎に対するアーチトンネ
ル用湾曲版の下端部位置を調整し、この調整後、両ボル
トを完全に締め付けることで、基礎上へのアーチトンネ
ル用湾曲版の据付が容易に行われる。
版据付構造によれば、一対の固定壁間にアーチ用湾曲版
を挿入するようにして基礎上に設置するとともに、該ア
ーチ用湾曲版と各固定壁の一方及び他方との間をそれぞ
れボルトで連結し、これらボルトのいずれか一方を緩め
て他方を締め付けることで、基礎に対するアーチトンネ
ル用湾曲版の下端部位置を調整し、この調整後、両ボル
トを完全に締め付けることで、基礎上へのアーチトンネ
ル用湾曲版の据付が容易に行われる。
【0007】請求項2記載のアーチトンネル用湾曲版据
付構造は、請求項1記載のアーチトンネル用湾曲版据付
構造において、前記各アーチトンネル用湾曲版の下端部
には、前記ボルト結合のボルトが挿通される挿通部が、
縦長でかつ下方に開口したスリットとして形成されてい
ることを特徴とする。
付構造は、請求項1記載のアーチトンネル用湾曲版据付
構造において、前記各アーチトンネル用湾曲版の下端部
には、前記ボルト結合のボルトが挿通される挿通部が、
縦長でかつ下方に開口したスリットとして形成されてい
ることを特徴とする。
【0008】上記請求項2記載のアーチトンネル用湾曲
版据付構造によれば、予めボルトが固定された基礎側に
対して、その上方より、挿通部内にボルトが通るように
アーチトンネル用湾曲版を下ろすだけで、アーチトンネ
ル用湾曲版の据付における初期設置位置調整を容易に行
うことができる。
版据付構造によれば、予めボルトが固定された基礎側に
対して、その上方より、挿通部内にボルトが通るように
アーチトンネル用湾曲版を下ろすだけで、アーチトンネ
ル用湾曲版の据付における初期設置位置調整を容易に行
うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のアーチトンネル用湾曲版
据付構造の一実施形態を図面を参照しながら以下に説明
していくが、本発明がこれに限定解釈されるものでない
ことは勿論である。本発明は、従来に比較して、特にア
ーチトンネル用湾曲版下端部の据付構造に特徴を有する
ので、この特徴点を中心に説明し、その他構成について
は、従来の技術において図5を参照して説明した構成と
同様であるとして、その説明を省略する。なお、図1
は、本実施形態のアーチトンネル用湾曲版据付構造を示
す要部縦断面図である。また、図2は、図1のA−A断
面図であり、図3は、同実施形態のアーチトンネル用湾
曲版の下端部の正面図であり、図4は、同アーチトンネ
ル用湾曲版の変形例であって、図3に相当する図であ
る。
据付構造の一実施形態を図面を参照しながら以下に説明
していくが、本発明がこれに限定解釈されるものでない
ことは勿論である。本発明は、従来に比較して、特にア
ーチトンネル用湾曲版下端部の据付構造に特徴を有する
ので、この特徴点を中心に説明し、その他構成について
は、従来の技術において図5を参照して説明した構成と
同様であるとして、その説明を省略する。なお、図1
は、本実施形態のアーチトンネル用湾曲版据付構造を示
す要部縦断面図である。また、図2は、図1のA−A断
面図であり、図3は、同実施形態のアーチトンネル用湾
曲版の下端部の正面図であり、図4は、同アーチトンネ
ル用湾曲版の変形例であって、図3に相当する図であ
る。
【0010】アーチトンネル用湾曲版1は、左右一対で
その上部接合面どうしを互いに接合してアーチ状をなす
湾曲版であり、左右一対の基礎2上にそれぞれ据え付け
固定されるようになっている。そして、このアーチトン
ネル用湾曲版1の各下端部には、図3に示すように、ボ
ルト結合のボルト3,3が挿通される一対の挿通部1
a,1aが、縦長でかつ下方に末広がりに開口したスリ
ットとして形成されている。なお、これら挿通部1a,
1aは、各アーチトンネル用湾曲版1の幅方向に並列し
て形成されている。なお、アーチトンネル用湾曲版1
は、鉄筋コンクリート製湾曲版、又は鋼殻にコンクリー
トを詰めたコンクリート中詰め鋼製湾曲版である。
その上部接合面どうしを互いに接合してアーチ状をなす
湾曲版であり、左右一対の基礎2上にそれぞれ据え付け
固定されるようになっている。そして、このアーチトン
ネル用湾曲版1の各下端部には、図3に示すように、ボ
ルト結合のボルト3,3が挿通される一対の挿通部1
a,1aが、縦長でかつ下方に末広がりに開口したスリ
ットとして形成されている。なお、これら挿通部1a,
1aは、各アーチトンネル用湾曲版1の幅方向に並列し
て形成されている。なお、アーチトンネル用湾曲版1
は、鉄筋コンクリート製湾曲版、又は鋼殻にコンクリー
トを詰めたコンクリート中詰め鋼製湾曲版である。
【0011】各基礎2は、設置固定される底壁2aと、
該底壁2aの両側縁より上方に向かって垂直に立ち上が
る一対の互いに平行な固定壁2b,2bとから構成され
ており、構築されるアーチトンネルの延在方向に長く、
かつ上方に向かって開口した断面視コ字状のコンクリー
トユニットをなしている。そして、この固定壁2a,2
a間に、所定の隙間c1,c2をあけてアーチトンネル
用湾曲版1の下端部を挟み込むようになっている。
該底壁2aの両側縁より上方に向かって垂直に立ち上が
る一対の互いに平行な固定壁2b,2bとから構成され
ており、構築されるアーチトンネルの延在方向に長く、
かつ上方に向かって開口した断面視コ字状のコンクリー
トユニットをなしている。そして、この固定壁2a,2
a間に、所定の隙間c1,c2をあけてアーチトンネル
用湾曲版1の下端部を挟み込むようになっている。
【0012】そして、このアーチトンネル用湾曲版据付
構造によれば、固定壁2b,2b間にアーチ用湾曲版1
の下端部を挿入するとともに、該アーチ用湾曲版1と各
固定壁2b,2bの一方及び他方との間をそれぞれボル
ト3,3で水平方向に連結し、これらボルト3,3のい
ずれか一方を緩めて他方を締め付けることで、基礎2に
対するアーチトンネル用湾曲版1の下端部位置を調整
(すなわち図1,2の紙面左右方向の位置調整)し、こ
の調整後、両ボルト3,3を完全に締め付けることで、
基礎2上へのアーチトンネル用湾曲版1の据付が容易に
行われるようになっている。したがって、各アーチトン
ネル用湾曲版1の重量は、基礎2の底壁2aによって支
持され、また各アーチトンネル用湾曲版1下端部に対し
て加わる、図1,2の紙面左右方向の外力については、
各固定壁2b,2bで支えられるようになっている。
構造によれば、固定壁2b,2b間にアーチ用湾曲版1
の下端部を挿入するとともに、該アーチ用湾曲版1と各
固定壁2b,2bの一方及び他方との間をそれぞれボル
ト3,3で水平方向に連結し、これらボルト3,3のい
ずれか一方を緩めて他方を締め付けることで、基礎2に
対するアーチトンネル用湾曲版1の下端部位置を調整
(すなわち図1,2の紙面左右方向の位置調整)し、こ
の調整後、両ボルト3,3を完全に締め付けることで、
基礎2上へのアーチトンネル用湾曲版1の据付が容易に
行われるようになっている。したがって、各アーチトン
ネル用湾曲版1の重量は、基礎2の底壁2aによって支
持され、また各アーチトンネル用湾曲版1下端部に対し
て加わる、図1,2の紙面左右方向の外力については、
各固定壁2b,2bで支えられるようになっている。
【0013】以上説明の本実施形態のアーチトンネル用
湾曲版据付構造は、各アーチトンネル用湾曲版1の下端
部が、それぞれ、各基礎2上に形成された一対の固定壁
2b,2b間に挟み込まれてかつ、これら固定壁2b,
2bの一方及び他方とボルト結合されている構成を採用
した。この構成によれば、アーチトンネル用湾曲版1と
各固定壁2b,2bの一方及び他方との間をそれぞれ連
結する各ボルト3,3を、単純に緩めたり締めたりする
だけで、基礎2に対するアーチトンネル用湾曲版1の下
端部の据付位置調整を容易に行えるので、極めて作業性
の良い据付構造とすることが可能となる。さらには、調
整後は両ボルト3,3を完全に締め付けて確実に固定す
るものであるので、基礎2に対するアーチトンネル用湾
曲版1の固定を強固にすることも可能となっている。
湾曲版据付構造は、各アーチトンネル用湾曲版1の下端
部が、それぞれ、各基礎2上に形成された一対の固定壁
2b,2b間に挟み込まれてかつ、これら固定壁2b,
2bの一方及び他方とボルト結合されている構成を採用
した。この構成によれば、アーチトンネル用湾曲版1と
各固定壁2b,2bの一方及び他方との間をそれぞれ連
結する各ボルト3,3を、単純に緩めたり締めたりする
だけで、基礎2に対するアーチトンネル用湾曲版1の下
端部の据付位置調整を容易に行えるので、極めて作業性
の良い据付構造とすることが可能となる。さらには、調
整後は両ボルト3,3を完全に締め付けて確実に固定す
るものであるので、基礎2に対するアーチトンネル用湾
曲版1の固定を強固にすることも可能となっている。
【0014】また、本実施形態のアーチトンネル用湾曲
版据付構造は、各アーチトンネル用湾曲版1の下端部
に、ボルト結合のボルト3,3が挿通される挿通部1
a,1aが、縦長でかつ下方に開口したスリットとして
形成されている構成を採用した。この構成によれば、基
礎2側に予め固定された各ボルト3,3を目印として各
アーチトンネル用湾曲版1を設置することができるの
で、アーチトンネル用湾曲版1の据付における初期設置
位置調整を容易に行うことが可能となる。
版据付構造は、各アーチトンネル用湾曲版1の下端部
に、ボルト結合のボルト3,3が挿通される挿通部1
a,1aが、縦長でかつ下方に開口したスリットとして
形成されている構成を採用した。この構成によれば、基
礎2側に予め固定された各ボルト3,3を目印として各
アーチトンネル用湾曲版1を設置することができるの
で、アーチトンネル用湾曲版1の据付における初期設置
位置調整を容易に行うことが可能となる。
【0015】なお、本実施形態では、挿通部1a,1a
が縦長のスリット形状である場合について説明したが、
これに限らず、例えば図4に示すように、単純な貫通孔
1a’,1a’を採用しても良い。また、各アーチトン
ネル用湾曲版1毎に2カ所づつ挿通部1a,1aを形成
するものとしたが、これに限らず、3カ所以上形成する
ものとしても良い。また、各ボルト3,・・・のうち、一
方の基礎2の内側のボルト3(構築されるアーチトンネ
ルの内側のボルト3。すなわち、図2の紙面右側のボル
ト3)と、他方の基礎2の内側のボルト3とを互いに連
結するようにしても良い。
が縦長のスリット形状である場合について説明したが、
これに限らず、例えば図4に示すように、単純な貫通孔
1a’,1a’を採用しても良い。また、各アーチトン
ネル用湾曲版1毎に2カ所づつ挿通部1a,1aを形成
するものとしたが、これに限らず、3カ所以上形成する
ものとしても良い。また、各ボルト3,・・・のうち、一
方の基礎2の内側のボルト3(構築されるアーチトンネ
ルの内側のボルト3。すなわち、図2の紙面右側のボル
ト3)と、他方の基礎2の内側のボルト3とを互いに連
結するようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のアーチトンネル
用湾曲版据付構造は、各アーチトンネル用湾曲版の下端
部が、それぞれ、各基礎上に形成された一対の固定壁間
に挟み込まれてかつ、これら固定壁の一方及び他方とボ
ルト結合されている構成を採用した。この構成によれ
ば、アーチ用湾曲版と各固定壁の一方及び他方との間を
それぞれ連結する各ボルトを、単純に緩めたり締めたり
するだけで、基礎に対するアーチトンネル用湾曲版下端
部の据付位置調整を容易に行えるので、極めて作業性の
良い据付構造とすることが可能となる。さらには、調整
後は両ボルトを完全に締め付けて確実に固定するもので
あるので、基礎に対するアーチトンネル用湾曲版の固定
を強固にすることも可能となっている。
用湾曲版据付構造は、各アーチトンネル用湾曲版の下端
部が、それぞれ、各基礎上に形成された一対の固定壁間
に挟み込まれてかつ、これら固定壁の一方及び他方とボ
ルト結合されている構成を採用した。この構成によれ
ば、アーチ用湾曲版と各固定壁の一方及び他方との間を
それぞれ連結する各ボルトを、単純に緩めたり締めたり
するだけで、基礎に対するアーチトンネル用湾曲版下端
部の据付位置調整を容易に行えるので、極めて作業性の
良い据付構造とすることが可能となる。さらには、調整
後は両ボルトを完全に締め付けて確実に固定するもので
あるので、基礎に対するアーチトンネル用湾曲版の固定
を強固にすることも可能となっている。
【0017】請求項2記載のアーチトンネル用湾曲版据
付構造は、各アーチトンネル用湾曲版の下端部に、ボル
ト結合のボルトが挿通される挿通部が、縦長でかつ下方
に開口したスリットとして形成されている構成を採用し
た。この構成によれば、基礎側に予め固定された各ボル
トを目印として各アーチトンネル用湾曲版を設置するこ
とができるので、アーチトンネル用湾曲版の据付におけ
る初期設置位置調整を容易に行うことが可能となる。
付構造は、各アーチトンネル用湾曲版の下端部に、ボル
ト結合のボルトが挿通される挿通部が、縦長でかつ下方
に開口したスリットとして形成されている構成を採用し
た。この構成によれば、基礎側に予め固定された各ボル
トを目印として各アーチトンネル用湾曲版を設置するこ
とができるので、アーチトンネル用湾曲版の据付におけ
る初期設置位置調整を容易に行うことが可能となる。
【図1】 本発明のアーチトンネル用湾曲版据付構造の
一実施形態を示す要部縦断面図である。
一実施形態を示す要部縦断面図である。
【図2】 同要部を図1のA−A線より見た断面図であ
る。
る。
【図3】 同実施形態のアーチトンネル用湾曲版の下端
部の正面図である。
部の正面図である。
【図4】 同アーチトンネル用湾曲版の変形例であっ
て、図3に相当する正面図である。
て、図3に相当する正面図である。
【図5】 従来のアーチトンネルの斜視図である。
1・・・アーチトンネル用湾曲版 1a・・・挿通部 2・・・基礎 2b・・・固定壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 國藤 崇 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 Fターム(参考) 2D055 BA07 BB02 GB01 GC00
Claims (2)
- 【請求項1】 上部接合面どうしを互いに接合してアー
チ状をなす左右一対のアーチトンネル用湾曲版を、左右
一対の基礎上にそれぞれ据え付け固定する据付構造であ
り、 前記各アーチトンネル用湾曲版の下端部は、それぞれ、
前記各基礎上に形成された一対の固定壁間に挟み込まれ
てかつ、これら固定壁の一方及び他方とボルト結合され
ていることを特徴とするアーチトンネル用湾曲版据付構
造。 - 【請求項2】 請求項1記載のアーチトンネル用湾曲版
据付構造において、 前記各アーチトンネル用湾曲版の下端部には、前記ボル
ト結合のボルトが挿通される挿通部が、縦長でかつ下方
に開口したスリットとして形成されていることを特徴と
するアーチトンネル用湾曲版据付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000284141A JP2002089190A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | アーチトンネル用湾曲版据付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000284141A JP2002089190A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | アーチトンネル用湾曲版据付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002089190A true JP2002089190A (ja) | 2002-03-27 |
Family
ID=18768407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000284141A Withdrawn JP2002089190A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | アーチトンネル用湾曲版据付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002089190A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140132356A (ko) * | 2012-02-06 | 2014-11-17 | 콘텍 엔지니어드 솔루션스 엘엘씨 | 콘크리트 교각 시스템 및 관련 방법들 |
-
2000
- 2000-09-19 JP JP2000284141A patent/JP2002089190A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140132356A (ko) * | 2012-02-06 | 2014-11-17 | 콘텍 엔지니어드 솔루션스 엘엘씨 | 콘크리트 교각 시스템 및 관련 방법들 |
KR101919749B1 (ko) * | 2012-02-06 | 2018-11-20 | 콘텍 엔지니어드 솔루션스 엘엘씨 | 콘크리트 교각 시스템 및 관련 방법들 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4347500B2 (ja) | 橋桁 | |
JP2000170285A (ja) | 鋼板コンクリート構造壁の接合方法および接合部構造 | |
JP2002089190A (ja) | アーチトンネル用湾曲版据付構造 | |
JP2002089194A (ja) | アーチトンネル用湾曲版据付構造 | |
KR101942567B1 (ko) | 보의 단부 마구리면을 형틀 지지부로 하는 모멘트 접합 구조 및, 이를 이용하는 시공방법 | |
JPH09165864A (ja) | プレキャストコンクリート板及びその接合方法 | |
JPH1161982A (ja) | 建物の耐震補強構造 | |
JP2002021188A (ja) | Pc小梁接合構造 | |
JPH101956A (ja) | 建築地下工事方法 | |
JP3856745B2 (ja) | 既存の柱と梁又はスラブの接合部の曲げ補強工法 | |
JP2824043B2 (ja) | L形擁壁の構築方法 | |
KR100374537B1 (ko) | 철근콘크리트 기둥과 철골 보의 접합부 | |
JPH0868113A (ja) | 鉄骨梁と鉄筋コンクリート梁との接合構造 | |
JP3691707B2 (ja) | 鋼管矢板井筒基礎の頂版施工法 | |
JP2003193564A (ja) | 柱・梁構造躯体、その構築工法および仕口金物 | |
JPH0932311A (ja) | 既設建物の補強構造 | |
JP3863322B2 (ja) | 鉄骨鉄筋コンクリート造の柱脚構造 | |
JP2002089200A (ja) | アーチトンネル用湾曲版の接合構造 | |
JP2002089196A (ja) | アーチトンネル用湾曲版及びその接合構造 | |
JPS6160947A (ja) | タイル打込pc板 | |
JPH0518981B2 (ja) | ||
JP2972673B2 (ja) | 柱におけるキャピタルおよびその構築方法 | |
JP2725572B2 (ja) | 鉄筋コンクリート造での小梁施工方法 | |
JP3763952B2 (ja) | 角波板製アーチ状構造物の基礎構造 | |
JPH09165861A (ja) | プレキャストコンクリート板及びその接合方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071204 |