JP2002087094A - 4輪駆動車の前後輪トルク配分制御装置 - Google Patents

4輪駆動車の前後輪トルク配分制御装置

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JP2002087094A
JP2002087094A JP2000282897A JP2000282897A JP2002087094A JP 2002087094 A JP2002087094 A JP 2002087094A JP 2000282897 A JP2000282897 A JP 2000282897A JP 2000282897 A JP2000282897 A JP 2000282897A JP 2002087094 A JP2002087094 A JP 2002087094A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックモード性能の確保と、ロックモード選
択時における異音発生の防止との両立を図ることができ
る4輪駆動車の前後輪トルク配分制御装置を提供するこ
と。 【解決手段】 前後輪に伝達されるトルク配分を制御す
る電子制御クラッチを有した4輪駆動車において、ロッ
クモードが選択されているとき、検出される車速が車両
が停止状態であると判断する停止判断車速未満になると
電子制御クラッチを解放する停止時制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子制御クラッチ
の締結トルクを制御することにより前後輪への駆動トル
ク配分を可変に制御する4輪駆動車に適用される前後輪
トルク配分制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、前後輪に伝達されるトルク配分を
制御する電子制御クラッチを有し、2WDモード(クラ
ッチ解放)、LOCKモード(クラッチ締結トルク固
定)、AUTOモード(走行状態に応じて前後輪トルク
配分を自動的に変更制御するモード)を持ち、手動スイ
ッチ操作によるモード切り替えが可能な4輪駆動車とし
ては、例えば、特開昭63−170129号公報に記載
のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来公報に記載さ
れている電子制御クラッチは、電子制御により制御油圧
を得て、この制御油圧により多板クラッチを押し付けて
締結するタイプのクラッチであり、締結トルクの発生媒
体が作動油であるため、LOCKモードを選択し、右も
しくは左にフル転舵した状態で、前進または後退を行う
走行シーンにおいて、クラッチの締結、ドライブシャフ
ト、プロペラシャフトのねじり等により、4輪駆動ユニ
ットにトルクがこもっても異音が発生するという問題は
生じない。
【0004】しかしながら、油圧を媒体とせずに直接多
板クラッチを押し付けて締結するタイプの電子制御クラ
ッチの場合、締結トルクを機械的なカム機構により得る
ようにしているため、LOCKモードを選択し、右もし
くは左にフル転舵した状態で、前進または後退を行う走
行シーンにおいて、電子制御クラッチが収められた4輪
駆動ユニットに締結トルクがこもることにより異音が発
生するという問題がある。
【0005】すなわち、LOCKモードを選択した時、
常にエンジン駆動トルクが前後輪へ50:50の配分で
伝達されるため、LOCKモードの前進(または後退)
で、ゆっくりフル転舵旋回していると、ドライブシャフ
トやプロペラシャフトのねじれ等により、4輪駆動ユニ
ットにトルクがこもる。この状態で後退(または前進)
に移行した際に、ねじれが急激に戻されることにより、
異音が発生する。
【0006】ちなみに、電子制御クラッチのカム機構に
着目すると、LOCKモードを選択した時には、図3の
白抜き矢印に示すように、コントロールカムはロックで
車両後方に引かれ、メインカムはロックで車両前方に押
されることになり、カム溝に配置されているボールは、
カム溝が広がることで拘束力が取り除かれ、遠心力によ
り半径方向の外側に押し出される。その後、ねじれが急
激に戻されると、この拘束力の無い不安定な状態のボー
ルと閉じようとするカム溝とが衝突することで打音が発
生し、これが4輪駆動ユニットの異音となる。
【0007】そこで、上記問題点に対し、前進で停止し
て後退に移行するまでに前記トルクを解放し、トルクの
こもりを取り除くために、車両の停止状態を判断して締
結トルクを解放する対策を施した。
【0008】しかし、前進(または後退)で停止状態を
判断して後退(または前進)に移行するまでに締結トル
クを解放しないと異音が消えないという問題が残ってい
た。
【0009】本発明は、上記問題点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、ロックモード性能の
確保と、ロックモード選択時における異音発生の防止と
の両立を図ることができる4輪駆動車の前後輪トルク配
分制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、前後輪に伝達されるトル
ク配分を制御する電子制御クラッチを有した4輪駆動車
において、制御モードとして、少なくとも、クラッチ締
結トルクを固定するロックモードと、走行状態に応じて
前後輪トルク配分を自動的に変更制御するオートモード
とを有し、これらのモードの中から手動操作によりモー
ド切り替え選択が可能なモード切替スイッチと、車速を
検出する車速検出手段と、前記モード切替スイッチによ
りロックモードが選択されているとき、検出される車速
が車両が停止状態であると判断する停止判断車速未満に
なると前記電子制御クラッチを解放する停止時制御手段
と、を備えていることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1に記載
の4輪駆動車の前後輪トルク配分制御装置において、ア
クセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、ロック
モード選択時で、前記停止時制御手段により電子制御ク
ラッチが解放されているとき、検出されるアクセル開度
がアクセルオン判断開度以上になると、前記電子制御ク
ラッチに対し締結トルクを得る指令を出力するアクセル
踏み込み発進時制御手段を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2に記載の4輪駆動車の前後輪トルク配分制御装
置において、前記4輪駆動車を、トルクコンバータを有
する自動変速機がドライブトレーンに搭載された車両と
し、ロックモード選択時で、前記停止時制御手段により
電子制御クラッチが解放され、且つ、検出されるアクセ
ル開度がアクセルオン判断開度未満であるとき、検出さ
れる車速が停止判断車速よりも高いクリープ発進判断車
速となるまでは電子制御クラッチの解放を維持するクリ
ープ発進時制御手段を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明では、請求項1に記載
の4輪駆動車の前後輪トルク配分制御装置において、前
記停止時制御手段は、前記モード切替スイッチによりロ
ックモードが選択されているとき、検出される車速が設
定車速未満で、停止意志が判断されると、前記電子制御
クラッチに対し車速の低下と共に段階的もしくは無段階
に締結トルクを低下させる指令を出力し、検出される車
速が停止判断車速未満になると前記電子制御クラッチを
解放する手段としたことを特徴とする。
【0014】
【発明の作用および効果】請求項1記載の発明にあって
は、モード切替スイッチによりクラッチ締結トルクを固
定するロックモードが選択されているとき、停止時制御
手段において、車速検出手段により検出される車速が車
両が停止状態であると判断する停止判断車速未満になる
と電子制御クラッチを解放する制御が行われる。すなわ
ち、LOCKモードを選択し、右もしくは左にフル転舵
した状態で、前進または後退を行う走行シーンにおい
て、電子制御クラッチの締結トルクを保ったままにして
おくと、電子制御クラッチが収められた4輪駆動ユニッ
トにトルクがこもることで異音が発生するし、また、電
子制御クラッチを車両の停止判断に基づいて解放しても
前進または後退に移行するまでに解放しないと異音が消
えない。これに対し、ロックモード時に走行状態から停
止に移行する時、車両がほぼ停止状態であることを示す
車速が停止判断車速未満という判断条件が成立すると、
電子制御クラッチを解放する制御が行われることで、車
両が停止状態であることを確認してからクラッチ解放す
る場合のように、クラッチの解放タイミングが遅れるこ
となく、確実に異音発生を防止することができる。よっ
て、車両がほぼ停止状態になるまでは締結トルクが保た
れることによるロックモード性能の確保と、適切なクラ
ッチ解放タイミングによるロックモード選択時における
異音発生の防止との両立を図ることができる。
【0015】請求項2記載の発明にあっては、ロックモ
ード選択時で、停止時制御手段により電子制御クラッチ
が解放されているとき、アクセル踏み込み発進時制御手
段において、アクセル開度検出手段により検出されるア
クセル開度がアクセルオン判断開度以上になると、電子
制御クラッチに対し締結トルクを得る指令が出力され
る。すなわち、停止状態から発進に移行する時、例え
ば、停止時制御と同様に、車速条件により電子制御クラ
ッチを締結すると、車速が設定された車速となるまでは
2WD状態のままであり、ロックモードによる4輪駆動
性能を生かした良好な発進性が得られない。これに対
し、アクセル開度がアクセルオン判断開度以上というア
クセル開度条件によって、ドライバの発進意志に沿うよ
うに、停止状態から発進に移行する時、発進意志が確認
されたら直ちにクラッチ締結によるロックモードに復帰
させることで、ロックモードによる4輪駆動性能を生か
した良好な発進性を得ることができる。
【0016】請求項3記載の発明にあっては、4輪駆動
車が、トルクコンバータを有する自動変速機がドライブ
トレーンに搭載された車両であり、ロックモード選択時
で、停止時制御手段により電子制御クラッチが解放さ
れ、且つ、検出されるアクセル開度がアクセルオン判断
開度未満であるとき、クリープ発進時制御手段におい
て、検出される車速が停止判断車速よりも高いクリープ
発進判断車速となるまでは電子制御クラッチの解放が維
持される。よって、トルクコンバータのクリープトルク
によるクリープ発進時、クリープ発進判断車速となるま
では電子制御クラッチの解放が維持されることで、フル
転舵した状態であってもクラッチ締結により発生するド
ライブトレーンのねじれによる車両姿勢の変化を防止す
ることができる。
【0017】請求項4記載の発明にあっては、停止時制
御手段において、モード切替スイッチによりロックモー
ドが選択されているとき、検出される車速が設定車速未
満で、停止意志が判断されると、電子制御クラッチに対
し車速の低下と共に段階的もしくは無段階に締結トルク
を低下させる指令が出力され、検出される車速が車両が
停止状態であると判断する停止判断車速未満になると電
子制御クラッチが解放される。すなわち、車両がほぼ停
止状態であることを判断して素早く締結トルクを解放す
ると異音は消えるが、高い締結トルクから一気にトルク
をゼロにするクラッチ解放動作により、ドライブトレー
ンでねじれトルクが急激に無くなり、この戻り反力によ
り車体を揺れさせてしまう。これに対し、アクセル足離
し操作や制動操作等により停止意志が判断されると、予
め高い車速から車速の低下と共に段階的もしくは無段階
に締結トルクを低下させるようにしているため、最終的
に電子制御クラッチを解放させるときにトルク変化幅が
小さく抑えられる。よって、ロックモード時に走行状態
から停止に移行する時、車体の揺れを防止しながら電子
制御クラッチを解放させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。
【0019】(実施の形態1)まず、構成を説明する。
図1は実施の形態1における4輪駆動車の前後輪トルク
配分制御装置を示す全体システム図であり、1はエンジ
ン、2はトランスミッション、3はフロントディファレ
ンシャル、4,5はフロント側ドライブシャフト、6,
7は左右の前輪、8はトランスファー、9はプロペラシ
ャフト、10は電子制御クラッチ、11はリアディファ
レンシャル、12,13はリア側ドライブシャフト、1
4,15は左右の後輪である。なお、トランスミッショ
ン2にはトルクコンバータ2aを有する。
【0020】すなわち、エンジン1及びトランスミッシ
ョン2を経過した駆動トルクを、前輪6,7側に伝達す
るFF車(フロントエンジン・フロントドライブ車)を
ベースとし、電子制御クラッチ10を介して後輪14,
15にエンジン駆動トルクの一部を伝達する4輪駆動車
であり、駆動力配分比(%)は、電子制御クラッチ10
が締結解放状態では、前輪:後輪=100:0(%)の
前後輪駆動配分比であり、電子制御クラッチ10が完全
締結状態では、前輪:後輪=50:50(%)の前後輪
等配分比であり、電子制御クラッチ10の締結度合いに
応じて後輪配分比が0%〜50%まで無段階に制御され
る。ちなみに、本実施の形態1の場合は、制御モードと
して、2WDモードとLOCKモードとAUTOモード
とを持ち、2WDモードでは、電子制御クラッチ10が
解放された前輪駆動車状態となり、LOCKモードで
は、基本的に電子制御クラッチ10が固定された締結ト
ルクにより締結された完全4輪駆動状態となり、AUT
Oモードでは、前後輪回転速度差やアクセル開度や車速
等の走行状態に応じて前後輪トルク配分を自動的に変更
制御され、これらのモードは、モード切替スイッチ17
により切り替え選択される。
【0021】前記電子制御クラッチ10は、4WDコン
トローラ16からの駆動電流により制御され、4WDコ
ントローラ16には、モード切替スイッチ17からのモ
ードスイッチ信号と、エンジン回転数センサ18からの
エンジン回転数信号と、アクセル開度センサ19からの
アクセル開度信号と、左前輪速センサ20からの左前輪
速信号と、右前輪速センサ21からの右前輪速信号と、
左後輪速センサ22からの左後輪速信号と、右後輪速セ
ンサ23からの右後輪速信号が入力され、4WDコント
ローラ16からは、電子制御クラッチ10の電磁ソレノ
イド24に対し駆動電流が出力されると共に、インジケ
ータ25に対し表示指令が出力され、警告灯&警報26
に対し点灯警報指令が出力される。
【0022】図2は電子制御クラッチ10を示す概略図
であり、図3は電子制御クラッチ10のカム機構を示す
斜視図及び作用説明図である。図2及び図3において、
24は電磁ソレノイド、27はクラッチ入力軸、28は
クラッチ出力軸、29はクラッチハウジング、30はア
ーマチュア、31はコントロールクラッチ、32はコン
トロールカム、33はメインカム、34はボール、35
はメインクラッチ、36はカム溝である。
【0023】前記クラッチ入力軸27は、一端部が前記
プロペラシャフト9に連結され、他端部がクラッチハウ
ジング29に固定され、前記クラッチ出力軸28は、前
記リアディファレンシャル11の入力ギアに固定されて
いる。
【0024】前記コントロールクラッチ31は、クラッ
チハウジング29とコントロールカム32との間に介装
されたクラッチで、前記メインクラッチ35は、クラッ
チハウジング29とクラッチ出力軸28との間に介装さ
れたクラッチである。
【0025】前記コントロールカム32と、メインカム
33と、両カム32,33に形成されたカム溝36,3
6の間に挟持されたボール34により、図3に示すよう
にカム機構が構成される。
【0026】ここで、電子制御クラッチ10の締結作動
について説明する。まず、4WDコントローラ16から
の指令により、電磁ソレノイド24に電流が流される
と、電磁ソレノイド24の回りに磁界が発生し、アーマ
チュア30をコントロールクラッチ31側に引き寄せ
る。この引き寄せられたアーマチュア30に押され、コ
ントロールクラッチ31で摩擦トルクが発生し、コント
ロールクラッチ31で発生した摩擦トルクは、カム機構
のコントロールカム32に伝達される。コントロールカ
ム32に伝達されたトルクは、カム溝36,36及びボ
ール34を介してメインカム33をフロント方向に押し
付ける。メインカム33がメインクラッチ35を押し、
メインクラッチ35に電流値に比例した摩擦トルクが発
生する。メインクラッチ35で発生したトルクは、クラ
ッチ出力軸28を経過し、駆動トルクとしてリアディフ
ァレンシャル11へと伝達される。
【0027】次に、作用を説明する。
【0028】[LOCKモード制御処理]図4は4WD
コントローラ16で実行されるLOCKモード制御処理
の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップにつ
いて説明する。
【0029】ステップ40では、モード切替スイッチ1
7からのモードスイッチ信号と、左後輪速センサ22か
らの左後輪速VRLと、右後輪速センサ23からの右後輪
速VRRと、アクセル開度センサ19からのアクセル開度
Aが読み込まれる。
【0030】ステップ41では、選択されている制御モ
ードがLOCKモードか、2WDモードか、AUTOモ
ードかが判断される。この判断で、2WDモードの場合
には、ステップ42へ進み、電子制御クラッチ10を解
放する2WDモード制御が実行される。また、AUTO
モードの場合には、ステップ43へ進み、走行状態に応
じて電子制御クラッチ10の締結トルクが制御される。
LOCKモードの場合は、ステップ44以降の流れに進
む。
【0031】ステップ44では、走行モードフラグFL
GSが、FLGS=0かどうかが判断され、YESの時
にはステップ45以降の停止時制御処理へ進み、NOの
時にはステップ54以降の発進時制御処理へ進む。な
お、FLGS=0は走行状態を示し、FLGS=1は停
止状態を示す。
【0032】ステップ45では、車速Vが設定車速Vc
(例えば、20km/h)以上かどうかが判断され、V≧V
cの場合にはステップ43へ進み、V<Vcの場合には
ステップ47へ進む。ここで、車速Vは、左後輪速VRL
と右後輪速VRRのうち高い方が選択される(セレクトハ
イ)。
【0033】ステップ46では、締結トルクTとして、
T=TL1(例えば、65kgm)が得られる指令が出力さ
れる。
【0034】ステップ47では、アクセル開度Aがアク
セルON判断開度Aon(例えば、5%)未満かどうか、
すなわち、停止意志があるかどうかが判断され、A≧A
onで停止意志が無いと判断された場合はステップ46へ
進み、A<Aonで停止意志があると判断された場合はス
テップ48へ進む。
【0035】ステップ48では、車速Vが設定車速Vb
(例えば、10km/h)以上かどうかが判断され、V≧V
bの場合にはステップ49へ進み、V<Vbの場合には
ステップ50へ進む。
【0036】ステップ49では、締結トルクTとして、
T=TL2(例えば、30kgm)が得られる指令が出力さ
れる。
【0037】ステップ50では、車速Vが停止判断車速
Va(例えば、2.75km/h)以上かどうかが判断さ
れ、V≧Vaの場合にはステップ51へ進み、V<Va
の場合にはステップ52へ進む。
【0038】ステップ51では、締結トルクTとして、
T=TL3(例えば、10kgm)が得られる指令が出力さ
れる。
【0039】ステップ52では、締結トルクTとして、
T=0(クラッチ解放)が得られる指令が出力される。
【0040】ステップ53では、走行モードフラグFL
GSが、FLGS=0からFLGS=1に書き換えられ
る。
【0041】ステップ54では、アクセル開度Aがアク
セルON判断開度Aon(例えば、5%)以上かどうか、
すなわち、発進意志を持って踏み込まれているかどうか
が判断され、A≧Aonで発進意志有りと判断された場合
はステップ55へ進み、A<Aonで発進意志無しと判断
された場合はステップ57へ進む。
【0042】ステップ55では、締結トルクTとして、
T=TL1(例えば、65kgm)が得られる指令が出力さ
れる。
【0043】ステップ56では、走行モードフラグFL
GSが、FLGS=1からFLGS=0に書き換えられ
る。
【0044】ステップ57では、車速Vがクリープ発進
を判断する設定車速Vb(例えば、10km/h)以上かど
うかが判断され、V≧Vbの場合にはステップ58へ進
み、V<Vbの場合にはステップ59へ進む。
【0045】ステップ58では、締結トルクTとして、
T=TL2(例えば、30kgm)が得られる指令が出力さ
れる。
【0046】ステップ59では、締結トルクTとして、
T=0(クラッチ解放)が得られる指令が出力される。
【0047】[基本的な停止時制御作用]モード切替ス
イッチ17によりクラッチ締結トルクをTL1に固定する
LOCKモードが選択されているとき、図4のフローチ
ャートにおいて、ステップ50で車速Vが停止判断車速
Va未満と判断されると、ステップ52へ進み、締結ト
ルクTをT=0、つまり、電子制御クラッチ10を解放
する制御が行われる。
【0048】すなわち、LOCKモードを選択し、右も
しくは左にフル転舵した状態で、前進または後退を行う
走行シーンにおいて、図5の(イ)に示すように、電子
制御クラッチを締結トルクTLにより締結を保ったまま
にしておくと、電子制御クラッチが収められた4輪駆動
ユニットにトルクがこもることによって異音が発生す
る。
【0049】これに対し、LOCKモード時に走行状態
から停止に移行する時、車両がほぼ停止状態であること
を示す車速Vが停止判断車速Va未満という判断条件が
成立すると、図5の(ロ)に示すように、電子制御クラ
ッチ10を解放する制御が行われることで、車両が停止
状態であることを確認してからクラッチ解放する場合の
ように、クラッチ解放タイミングが遅れることなく、確
実に異音発生を防止することができる。
【0050】よって、車両がほぼ停止状態になるまでは
締結トルクTL1による締結が保たれることによるLOC
Kモード性能の確保と、適切なクラッチ解放タイミング
によるLOCKモード選択時における異音発生の防止と
の両立を図ることができる。
【0051】[アクセル踏み込み発進時制御作用]LO
CKモード選択時で、停止時制御により電子制御クラッ
チ10が解放されているとき、図4のフローチャートで
ステップ44からステップ54へ進み、ステップ54に
おいて、アクセル開度AがアクセルON判断開度Aon以
上になると、ステップ55へ進み、電子制御クラッチ1
0に対し締結トルクTL1を得る指令が出力される。
【0052】すなわち、停止状態から発進に移行する
時、図6の(イ)に示すように、電子制御クラッチを締
結トルクTLにより締結を保ったままにしておくと、上
記のように異音が発生するという問題が生じる。
【0053】そこで、停止状態から発進に移行する時、
例えば、停止時制御と同様に、車速条件により電子制御
クラッチを締結すると、車速が設定された車速となるま
では2輪駆動状態のままであり、LOCKモードによる
4輪駆動性能を生かした良好な発進性が得られない。
【0054】これに対し、アクセル開度AがアクセルO
N判断開度Aon以上というアクセル開度条件は、ドライ
バの発進意志を表し、図6の(ロ)に示すように、ドラ
イバの発進意志を検出すると、直ちに締結トルクTL1を
得てLOCKモードに入るようにしている。
【0055】よって、停止状態から発進に移行する時、
発進意志が確認されたら直ちにクラッチ締結によるLO
CKモードに復帰させることで、LOCKモードによる
4輪駆動性能を生かした良好な発進性を得ることができ
る。
【0056】[クリープ発進時制御作用]まず、適用さ
れる4輪駆動車は、図1に示すように、トルクコンバー
タ2aを有するトランスミッション2がドライブトレー
ンに搭載された車両である。
【0057】LOCKモード選択時で、停止時制御によ
り電子制御クラッチ10が解放され、且つ、検出される
アクセル開度Aがアクセルオン判断開度Aon未満である
とき、図4のフローチャートでステップ54→ステップ
57へ進む流れとなり、ステップ57において、車速V
が停止判断車速Vaよりも高いクリープ発進を判断する
設定車速Vb以上と判断されるまでは、電子制御クラッ
チ10の解放が維持される。
【0058】すなわち、停止状態からクリープ発進に移
行する時、図7の(イ)に示すように、電子制御クラッ
チを締結トルクTLにより締結を保ったままにしておく
と、上記のように異音が発生するという問題が生じる。
【0059】また、停止状態からクリープ発進に移行す
る時、解放されている電子制御クラッチ10を車速Vが
停止判断車速Vaを超えると直ちに締結すると、クラッ
チ締結により発生するドライブトレーンのねじれによる
車両姿勢の変化が生じる。
【0060】これに対し、図7の(ロ)に示すように、
車速Vが停止判断車速Vaよりも高いクリープ発進を判
断する設定車速Vb以上と判断されるまでは、電子制御
クラッチ10の解放を維持するようにした。
【0061】よって、トルクコンバータのクリープトル
クによるクリープ発進時、クリープ発進を判断する設定
車速Vbとなるまでは電子制御クラッチ10の解放が維
持されることで、クラッチ締結による車両姿勢の変化を
防止することができる。
【0062】[停止時制御作用]LOCKモードでの停
止時制御において、図4のフローチャートで、車速Vが
設定車速Vc未満であると、ステップ45からステップ
47へ進み、ステップ47において、アクセルOFF操
作により停止意志が判断されると、電子制御クラッチ1
0に対し車速の低下と共に締結トルクTをTL1→TL2→
TL3というように段階的に低下させる指令が出力され、
ステップ50において、車速Vが停止判断車速Va未満
になるとステップ52へ進み、電子制御クラッチ10が
解放される。
【0063】すなわち、LOCKモードを選択し、右も
しくは左にフル転舵した状態で、前進または後退を行う
走行シーンにおいて、図8の(イ)に示すように、電子
制御クラッチを締結トルクTLにより締結を保ったまま
にしておくと、電子制御クラッチが収められた4輪駆動
ユニットにトルクがこもることにより異音が発生する。
【0064】そこで、車両がほぼ停止状態であることを
判断して素早く締結トルクを解放すると異音は消える
が、高い締結トルクから一気にトルクをゼロにするクラ
ッチ解放動作により、ドライブトレーンでねじれトルク
が急激に無くなり、この戻り反力により車体を揺れさせ
てしまう。
【0065】これに対し、図8の(ロ)に示すように、
アクセルOFF操作(アクセル足離し操作)により停止
意志が判断されると、予め高い車速Vcから車速がVb
→Vaへと降下すると共に段階的に締結トルクTをTL1
→TL2→TL3へと低下させるようにしているため、最終
的に電子制御クラッチ10を解放させるときにトルク変
化幅が小さく抑えられる。
【0066】よって、LOCKモード時に走行状態から
停止に移行する時、車体の揺れを防止しながら電子制御
クラッチ10を解放させることができる。
【0067】[LOCKモードでの走行シーン]次に、
アクセルONで発進する場合と、クリープで発進する場
合での締結トルク変動特性について図9により説明す
る。
【0068】1.アクセルON(アクセル開度5%以
上)で発進する場合 1) 停止→アクセルONで発進(−間)→アクセ
ルONのまま走行(−間)→車速Vc以上はAUT
Oモードに切り替わる。ただし、モードインジケータは
LOCKのまま(以降) 2) 停止→アクセルONで発進(−間)→アクセ
ルONのまま走行(−間)→車速Vb〜Vc未満、
アクセルOFF(−間)→車速Vb〜Vc間をアク
セルOFFで走行(−間)→車速Va〜Vb未満、
アクセルOFFで走行(→−間)→車速0〜V
a、停止(→) 3) 停止→アクセルONで発進(−間)→車速
Va〜Vb未満、アクセルONのまま走行(−間
で、車速Va〜Vb)→車速Va〜Vb未満、アクセル
OFF(→−間)→車速0〜Va、停止(→
)。
【0069】2.クリープ(アクセルOFF(アクセル
開度5%未満))で発進する場合 1) 停止→アクセルOFFでクリープ発進(−
間)→車速Va〜Vb未満、アクセルOFF(−
間)→車速Vb〜Vc、アクセルOFF(→−(10)
間)→車速Vc以上、アクセルOFFでAUTOモード
に切り替わる。(ただし、モードインジケータはLOC
Kのまま) 上記のケースでは、ドライ路面で、LOCKモード、フ
ル転舵状態で走行する時に、アクセルONではタイトコ
ーナブレーキで車が失速する。アクセルOFFではタイ
トコーナブレーキにより一旦失速するが、停止を判断す
ると(非駆動輪の外側がVa未満になった時)、駆動ト
ルクを解放するため、2輪駆動状態となり、フル転舵、
クリープで走行することができる。 2) 停止→アクセルOFFでクリープ発進(−
間)→車速Va〜Vb未満、アクセルOFF(−
間)→車速Va〜Vb、アクセルON(−間にジャ
ンプ)→車速Va〜Vb未満、アクセルOFF(→
−間)→車速0〜Va、停止(→)。
【0070】次に、効果を説明する。
【0071】(1) LOCKモード選択時、車速Vが停止
判断車速Va未満になると電子制御クラッチ10を解放
する制御が行われるため、車両がほぼ停止状態になるま
では締結トルクTL1による締結が保たれることによるL
OCKモード性能の確保と、適切なクラッチ解放タイミ
ングによるLOCKモード選択時における異音発生の防
止との両立を図ることができる。
【0072】(2) LOCKモード選択時で、停止時制御
により電子制御クラッチ10が解放されているとき、ア
クセル開度AがアクセルON判断開度Aon以上になる
と、電子制御クラッチ10に対し締結トルクTL1を得る
指令が出力されるため、停止状態から発進に移行する
時、発進意志が確認されたら直ちにクラッチ締結による
ロックモードに復帰させることで、LOCKモードによ
る4輪駆動性能を生かした良好な発進性を得ることがで
きる。
【0073】(3) LOCKモード選択時で、停止時制御
により電子制御クラッチ10が解放され、且つ、アクセ
ル開度AがアクセルON判断開度Aon未満であるとき、
車速Vがクリープ発進を判断する設定車速Vbとなるま
では電子制御クラッチ10の解放が維持されるため、ク
リープ発進時、クラッチ締結により発生するドライブト
レーンのねじれによる車両姿勢の変化を防止することが
できる。
【0074】(4) LOCKモード選択時、車速Vが設定
車速Vc未満で、停止意志が判断されると、電子制御ク
ラッチ10に対し車速の低下と共に段階的に締結トルク
Tを低下させる指令が出力され、車速Vが停止判断車速
Va未満になると電子制御クラッチ10が解放されるた
め、LOCKモード時に走行状態から停止に移行する
時、車体の揺れを防止しながら電子制御クラッチ10を
解放させることができる。
【0075】(他の実施の形態)実施の形態1では、前
輪駆動ベースによる前後輪トルク配分制御装置の例を示
したが、後輪駆動ベースによる前後輪トルク配分制御装
置や、前輪駆動系と後輪駆動系にそれぞれ電子制御クラ
ッチを設けて前後輪のトルク配分を制御する装置にも適
用することができる。
【0076】実施の形態1では、電子制御クラッチとし
て、電磁ソレノイドにより作動するコントロールクラッ
チと、カム機構を介して締結されるメインクラッチを用
いたクラッチの例を示したが、コントロールクラッチと
して、制御油圧により締結される多板クラッチを用いた
ものや、カム溝とボールによるカム機構以外のカム機構
にも適用することができる。
【0077】実施の形態1では、LOCKモード選択
時、車速Vが設定車速Vc未満で、停止意志が判断され
ると車速の低下と共に段階的に締結トルクを低下させる
例を示したが、車速の低下と共に無段階に締結トルクを
低下させるようにしても良い。
【0078】実施の形態1では、アクセルOFF操作に
より停止意志を判断する例を示したが、ブレーキ操作や
車速等を1つまたは複数組み合わせることで、停止意志
を判断するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における4輪駆動車の前後輪トル
ク配分制御装置を示す全体システム図である。
【図2】4輪駆動車の前後輪トルク配分制御装置に用い
られた電子制御クラッチを示す概略図である。
【図3】4輪駆動車の前後輪トルク配分制御装置に用い
られた電子制御クラッチのカム機構を示す斜視図であ
る。
【図4】4輪駆動車の前後輪トルク配分制御装置に用い
られた4WDコントローラで行われるLOCKモード制
御処理を示すフローチャートである。
【図5】LOCKモード時における基本的な停止時制御
を表す対策前の従来と対策後の本実施の形態1との対比
タイムチャートである。
【図6】LOCKモード時におけるアクセル踏み込み発
進時制御を表す対策前の従来と対策後の本実施の形態1
との対比タイムチャートである。
【図7】LOCKモード時におけるクリープ発進時制御
を表す対策前の従来と対策後の本実施の形態1との対比
タイムチャートである。
【図8】LOCKモード時における具体的な停止時制御
を表す対策前の従来と対策後の本実施の形態1との対比
タイムチャートである。
【図9】LOCKモード時における締結トルク変動特性
を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 トランスミッション 2a トルクコンバータ 3 フロントディファレンシャル 4,5 フロント側ドライブシャフト 6,7 左右の前輪 8 トランスファー 9 プロペラシャフト 10 電子制御クラッチ 11 リアディファレンシャル 12,13 リア側ドライブシャフト 14,15 左右の後輪 16 4WDコントローラ 17 モード切替スイッチ 18 エンジン回転数センサ 19 アクセル開度センサ 20 左前輪速センサ 21 右前輪速センサ 22 左後輪速センサ 23 右後輪速センサ 24 電磁ソレノイド 25 インジケータ 26 警告灯&警報 27 クラッチ入力軸 28 クラッチ出力軸 29 クラッチハウジング 30 アーマチュア 31 コントロールクラッチ 32 コントロールカム 33 メインカム 34 ボール 35 メインクラッチ 36 カム溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後輪に伝達されるトルク配分を制御す
    る電子制御クラッチを有した4輪駆動車において、 制御モードとして、少なくとも、クラッチ締結トルクを
    固定するロックモードと、走行状態に応じて前後輪トル
    ク配分を自動的に変更制御するオートモードとを有し、
    これらのモードの中から手動操作によりモード切り替え
    選択が可能なモード切替スイッチと、 車速を検出する車速検出手段と、 前記モード切替スイッチによりロックモードが選択され
    ているとき、検出される車速が車両が停止状態であると
    判断する停止判断車速未満になると前記電子制御クラッ
    チを解放する停止時制御手段と、 を備えていることを特徴とする4輪駆動車の前後輪トル
    ク配分制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の4輪駆動車の前後輪ト
    ルク配分制御装置において、 アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、 ロックモード選択時で、前記停止時制御手段により電子
    制御クラッチが解放されているとき、検出されるアクセ
    ル開度がアクセルオン判断開度以上になると、前記電子
    制御クラッチに対し締結トルクを得る指令を出力するア
    クセル踏み込み発進時制御手段を設けたことを特徴とす
    る4輪駆動車の前後輪トルク配分制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の4輪駆
    動車の前後輪トルク配分制御装置において、 前記4輪駆動車を、トルクコンバータを有する自動変速
    機がドライブトレーンに搭載された車両とし、 ロックモード選択時で、前記停止時制御手段により電子
    制御クラッチが解放され、且つ、検出されるアクセル開
    度がアクセルオン判断開度未満であるとき、検出される
    車速が停止判断車速よりも高いクリープ発進判断車速と
    なるまでは電子制御クラッチの解放を維持するクリープ
    発進時制御手段を設けたことを特徴とする4輪駆動車の
    前後輪トルク配分制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の4輪駆動車の前後輪ト
    ルク配分制御装置において、 前記停止時制御手段は、前記モード切替スイッチにより
    ロックモードが選択されているとき、検出される車速が
    設定車速未満で、停止意志が判断されると、前記電子制
    御クラッチに対し車速の低下と共に段階的もしくは無段
    階に締結トルクを低下させる指令を出力し、検出される
    車速が停止判断車速未満になると前記電子制御クラッチ
    を解放する手段としたことを特徴とする4輪駆動車の前
    後輪トルク配分制御装置。
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