JP2002086957A - カレンダーとその製本方法 - Google Patents
カレンダーとその製本方法Info
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Abstract
糸綴じによる綴じ合わせと厚紙被覆の併用によりカレン
ダーの綴じ合わせ部の強度を向上させたカレンダーを提
供する。 【解決手段】複数枚のカレンダー印刷物の上端部を綴じ
合わせ、該上端部を二つ折した厚紙で被覆固着してなる
カレンダーであって、前記カレンダー印刷物の上端左右
側面を複数本の糸綴じにて綴じ合わせ、前記上端部を二
つ折りしたカレンダー印刷物と同幅の厚紙により固着し
たことを特徴とするカレンダーとその製本方法である。
Description
ー、エコロジーカレンダー、縦長タイプカレンダー等、
カレンダーの製造の際に行われる一部づつの剥がし工程
を無くし、糸綴じにより製本されるカレンダーに関する
ものである。
刷、丁合、金具付け等の製本の前工程として、所定枚数
の丁合を行いこの印刷物を積層し、一箇所(通常天側)
の側面に接着剤を塗布して仮止めし、乾燥後、1丁合づ
つ(例えば、カレンダーは表紙と1月から12月迄の1
年分)に金属の薄板等を用いて分離(通常、剥がし作業
と称する)した後、金属等の綴じ用金具を用いてカレン
ダーを製本していた。しかし、このカレンダーを使い終
わった時点での綴じ金具の廃棄が難しく、また危険でも
あるため、近年、カレンダーの新しい綴じ込み方法が採
用されている。この方法は、カレンダーの表紙を除く各
月の印刷物の天側端に印刷インキによって帯状の固着層
の印刷をして、表紙及び各月の印刷物を丁合後、多数の
丁合済のカレンダー印刷物を積層し、この積層した印刷
物の天側面に接着剤を塗り固め、上述したように、金属
の薄板等を用いて1丁づつに分離(剥がし作業)を行っ
た後に、前記印刷インキによる帯状の固着層を熱圧着し
たカレンダーの綴じ込み方法である。この際、剥がし工
程を容易にするために、表紙の天側端に剥離層を印刷し
て剥がし作業の負担を軽減していることは公知である。
た表紙の天側端に形成した剥離層の印刷位置が、下に積
層した丁合済の月毎の印刷物の印刷インキによる帯状の
固着層と同位置の場合、通常、固着層を構成する印刷イ
ンキ中に微量ではあるが剥離剤を添加したものを使用い
るので表紙の同位置に剥離層を設けた場合、天側面に接
着剤を塗布しても一枚一枚がバラケてしまう可能性が大
である。すなわち、接着剤によるカレンダー印刷物の固
着は弱く、強い物にしようとすると大量の接着剤が必要
であったり、固着部分に穴や溝を掘って接着剤を注入す
る等、カレンダー製本工程が複雑となりエコロジー的で
ない。
端部を糸綴じする方式も採用されているが、平行に糸綴
じしただけでは月めくりの際に、力かげんで糸綴じに沿
ってカレンダー印刷用紙が切れてしまう。また、例えば
縦方向に重量がかかる縦長のカレンダー(例えば、縦方
向に1月、2月と表示されているもの)の場合、月のめ
くり始めよりカレンダー上部の左右両端が切れやすい問
題がある。そこで本発明は上記の問題に鑑みなされたも
ので、カレンダー印刷物の上端左右側面を糸綴じによる
綴じ合わせと厚紙被覆の併用によりカレンダーの綴じ合
わせ部の強度を向上させたカレンダーを提供する。
を達成するために、複数枚のカレンダー印刷物の上端部
を綴じ合わせ、該上端部を二つ折した厚紙で被覆固着し
てなるカレンダーであって、前記カレンダー印刷物の上
端部左右側面を糸綴じにて綴じ合わせ、前記上端部を二
つ折りした厚紙により固着したことを特徴とするカレン
ダーである。
に破断線を設けたことを特徴とするものである。
物を貫通する小孔を設けたことを特徴とするものであ
る。
た縦長カレンダー印刷物を横にして左横方向に搬送し、
一旦ストッパーで搬送を止め、このストッパーでカレン
ダー印刷物の上下、天地の位置を決めると同時に、この
印刷物の縦になった上端部の天地側面から糸綴じ機に設
けた二台の糸綴じ具により上端部内の中央に向かって複
数本の糸綴じを施すと共に、前記印刷物の上端部を覆う
ように二つ折した厚紙を接着することを特徴とするカレ
ンダーの製本方法である。
端左右側面を内側方向に向けて糸綴じにて綴じ合わせ、
このカレンダー印刷物の上端部を二つ折りしたカレンダ
ー印刷物と同幅の厚紙で被覆接着した強固な糸綴じ合わ
せ部を有するカレンダーである。
明する。図1は、本発明の一実施例におけるカレンダー
を示すもので、(A)は構成部材を示し、(B)は完成
図である。
0は、所定の位置に破断線14を設けた表紙等を含む複
数枚のカレンダー印刷物11を丁合し、この丁合したカ
レンダー印刷物のセットを天部を左横方向(機械によっ
ては右方向でも可)に搬送しながら、カレンダー印刷物
11の上端部12の左右側面を天地に設けた糸綴じ機に
設けた二台の糸綴じ具にかけ同時に糸綴じ15,15を
する。この際、図に示すように、カレンダー印刷物の天
端部と破断線14近傍との間に入るように複数本の糸綴
じを施すものである。また、この糸綴じ15,15は天
地方向に略5mm程度の間隔で複数本設けることがよ
く、しかも糸綴じの長さは10〜30mm程度で良い。
に、カレンダー印刷物の上端12内に綴じ糸が露出す
る。このままでは弱い綴じ合わせとなるので、カレンダ
ー印刷物11と同幅とした二つ折りした厚紙16の内側
に接着剤を塗布した後、この厚紙16をカレンダー印刷
物11の上端部12を覆うように貼ることにより、一部
を綴じ合わせた上端部が強固なカレンダーとなる。
カレンダー印刷物11を貫通する小孔kを設け、カレン
ダー10の繋止用とする。
2に示すように、所定の位置に破断線14を設けた丁合
された縦長カレンダー印刷物11を天部を横にして左横
方向に搬送し(機械の設定により右横方向でもよい)、
一旦ストッパーSで搬送を止めると共に、このストッパ
ーで丁合されたカレンダー印刷物の上下、天地の位置を
決めると同時に搬送しながらこの印刷物の縦になった上
端部12の天地側面の上下から糸綴じ機20に設けた二
台の糸綴じ具T,Tにより複数本の糸綴じ15,15を
施す。この際、糸綴じは、前述したように上端部内の中
央に向かって複数本の糸綴じを施すものである。なお、
カレンダー丁合機とこの糸綴じ機を連結することで、連
続的にカレンダー印刷物を流すことが可能となる。
接着、孔開け工程ラインへ搬送しカレンダーを仕上げ
る。なお、厚紙の接着及び孔開け工程は糸綴じ機に接続
することも可能であり、また、破断線14はカレンダー
製本前に設けても良いが、厚紙16を接着した後に、破
断線の加工を行うことで位置ズレ等の不良の発生が無く
なる。
タイプのカレンダー(例えば、カレンダーの横寸法が短
く、縦寸法が長いもの、1月、2月と縦方向に表示され
ているもの)の場合に好適な方法であるが、横長タイプ
のカレンダー(例えば、1月、2月と横方向に表示され
ているもの)にも使用可能である。
示す如き効果がある。すなわち、破断線(例えばミシン
目線)と平行してカレンダー印刷物の上端部の左右の側
面に糸綴じをすることによって強度が向上する。特に縦
長カレンダーの場合に効果的である。さらに、両側面に
糸綴じを施したカレンダー印刷物の上端部に二つ折りし
たカレンダー印刷物と同幅の厚紙を接着することによ
り、糸のほぐれを抑えることができ、かつ接着剤の使用
が少量なので、両側面からの接着剤のみ出しも無く、し
かも穴や溝を設けて接着剤で固める必要がないのでエコ
ロジーに叶う等の優れた効果を奏する。
ので、(A)は構成部材を示し、(B)は完成図であ
る。
法を示す説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】複数枚のカレンダー印刷物の上端部を綴じ
合わせ、該上端部を二つ折した厚紙で被覆固着してなる
カレンダーであって、前記カレンダー印刷物の上端部左
右側面を糸綴じにて綴じ合わせ、前記上端部を二つ折り
した厚紙により被覆接着したことを特徴とするカレンダ
ー。 - 【請求項2】前記被覆した厚紙下辺のカレンダー印刷物
に破断線を設けたことを特徴とする請求項1に記載のカ
レンダー。 - 【請求項3】前記厚紙の中央部にカレンダー印刷物を貫
通する小孔を設けたことを特徴とする請求項1又は2に
記載のカレンダー。 - 【請求項4】所定の位置に破断線を設けてなる丁合され
た縦長カレンダー印刷物を横にして左横方向に搬送し、
一旦ストッパーで搬送を止め、このストッパーでカレン
ダー印刷物の上下、天地の位置を決めると同時に、この
印刷物の天部が縦になった上端部の天地側面から糸綴じ
機に設けた二台の糸綴じ具により上端部内の中央に向か
って複数本の糸綴じを施すと共に、前記印刷物の上端部
を覆うように二つ折した厚紙を接着することを特徴とす
るカレンダーの製本方法。
Priority Applications (1)
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JP2000281794A JP4691766B2 (ja) | 2000-09-18 | 2000-09-18 | カレンダーとその製本方法 |
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JP4691766B2 JP4691766B2 (ja) | 2011-06-01 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0358324A (ja) * | 1989-07-25 | 1991-03-13 | Canon Inc | 光学ヘッド移送装置 |
JPH06316186A (ja) * | 1993-05-10 | 1994-11-15 | Aiseru Kk | シート体の加工装置 |
JPH07314941A (ja) * | 1994-05-27 | 1995-12-05 | Sakurai:Kk | 日捲りカレンダー |
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2000
- 2000-09-18 JP JP2000281794A patent/JP4691766B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07314941A (ja) * | 1994-05-27 | 1995-12-05 | Sakurai:Kk | 日捲りカレンダー |
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