JP2002085768A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002085768A
JP2002085768A JP2000279263A JP2000279263A JP2002085768A JP 2002085768 A JP2002085768 A JP 2002085768A JP 2000279263 A JP2000279263 A JP 2000279263A JP 2000279263 A JP2000279263 A JP 2000279263A JP 2002085768 A JP2002085768 A JP 2002085768A
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sealing
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pin
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Application number
JP2000279263A
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English (en)
Inventor
Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板ケースの不正な交換を容易に検出できる
ようにすること、封止手段の破壊による基板の不正な交
換も容易に検出できるようにすること。 【解決手段】 主制御基板を収納した基板ケースは、本
体ケース15と、本体ケース15を着脱自在に覆うカバ
ーケース16と、カバーケース16を開放不能に本体ケ
ース15に封止する封止手段45a〜45dとを備え、
主制御基板とパチンコ機との対応関係が正しいか否かを
識別する情報を外部へ通信可能な情報通信器75a〜7
5dを、封止手段45a〜45dの切断部55a〜55
dに設けた。開封に際して封止に供している封止手段4
5aの切断部55aの切断と同時に情報通信器75aが
破壊されるため、情報通信器75aからの情報は通信さ
れなくなり、基板ケース8が差し替えられたか否か、主
制御基板が不正に交換されたか否かが容易に判明する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は遊技機に関し、特
に遊技制御用の基板の種類を識別可能な情報を記憶した
情報通信手段を基板ケースに設け、その情報通信手段か
ら情報を電磁波により外部に通信するようにしたものに
関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、パチンコ機等の弾球遊技機にお
いては、弾球遊技の為の制御を司るために、入賞手段へ
の入賞を検知したり、図柄始動手段に入賞したときに抽
選する為の抽選用数値を更新する等の遊技盤側の制御を
主に司る主制御部、発射ハンドル操作による遊技球の発
射制御を司る発射制御部、入賞手段への入賞に伴う遊技
球の払出しを制御する払出し制御部、図柄表示用ディス
プレイに設けられた図柄表示手段の複数の図柄表示部に
おける図柄を変動制御する図柄制御部、入賞時や大当た
り状態においてスピーカを鳴動させるけるサウンド制御
部やランプ点灯用のランプ制御部等、遊技制御の為の複
数の制御部が設けられている。
【0003】しかも、これら制御部を構成する制御基板
においては、遊技制御の為の制御プログラムをROMに
記憶しておき、そのROMやRAM等のIC素子を有す
るマイクロコンピュータにより迅速に制御可能になって
いる。ところで、この種の弾球遊技機では、制御基板を
収納した基板ケースの一部又は全部を透明な材料で構成
し、この基板ケースに、開封時の痕跡が残るように構成
された防犯用の封止手段を複数設けた封止手段付き基板
ケースが使用されている。この場合、複数の封止手段の
うちの1つにより基板ケースを封止しておき、監督官庁
等の検査機関による検査の際には、封止に供している封
止手段を破壊して基板ケースを開封し、検査後に未使用
の封止手段の何れかを用いて再度封止しておく。
【0004】このように、検査履歴、つまり破壊された
封止手段の数により開封状態を把握できるようになって
いる。それ故、封止手段を有する基板ケースを使用する
ことで、検査に際して基板ケースの開封と再封止が容易
であり、更に封止手段の開封痕跡と検査履歴とを照合し
て、検査回数等が容易に分かるとともに、制御基板のR
OM等の電子部品を交換する等の不正行為を目的とした
開封の有無を容易に判定することができる。ところで、
最近では、制御基板をその基板ケースとともに不正なも
のと交換するという犯罪が生じており、この場合には、
破壊された封止手段によりその不正を発見できないこと
になる。
【0005】そこで、遊技制御用基板の種類を認識する
ための情報を記憶し且つその情報を通信可能な情報通信
器を基板ケースのケース表面に、又はケース内に埋め込
んで設けるようにし、外部の情報読み出し装置から情報
通信指令信号をパチンコ機に通信する。その結果、情報
通信器から情報が電磁波により外部に通信されるので、
その通信された情報を情報読み出し装置で照合すること
で、不正基板との差し替えの有無を容易に検出可能であ
る。このとき、情報通信器を有していない基板ケースに
差し替えられたときには、情報が通信されないため、こ
の場合にも、不正基板との差し替えを容易に検出可能で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 前述したように、遊
技制御用基板の情報を記憶した情報通信器を基板ケース
のケース表面又はケース内に埋め込んで設けた場合、通
信された情報の有無又は情報の照合により不正基板との
差し替えを検出できる。しかし、基板ケースを交換しな
いで、封止手段を破壊して制御用基板だけが不正に交換
されたとき、またその封止手段を設けていない基板ケー
スから制御用基板が不正に交換されたときには、通信さ
れる情報が正しいため、その不正を発見できないことに
なる。
【0007】この場合、破壊された封止手段の数と検査
回数とを照合すればよいが、各パチンコ機毎に照合する
照合作業は、多大の照合時間を要するとともに、作業性
が低下するという問題がある。本発明の目的は、基板ケ
ースが不正に交換されたことを容易に検出できるように
すること、封止手段を破壊した不正な基板交換も容易に
検出できるようにすること、等である。
【0008】
【課題を解決するための手段】 請求項1の遊技機は、
基板と、この基板を収納する基板ケースとを備え、その
基板ケースを着脱可能に装着した弾球遊技機において、
基板ケースは、本体ケースと、本体ケースを着脱自在に
覆うカバーケースと、カバーケースを開放不能に本体ケ
ースに封止する封止手段とを備え、基板の情報を外部へ
通信可能な情報通信手段を、基板ケースに設けたもので
ある。
【0009】情報通信手段は、基板の情報を外部へ通信
可能であり、基板ケースを構成する本体ケースと、本体
ケースを着脱自在に覆うカバーケースと、カバーケース
を開放不能に本体ケースに封止する封止手段の何れかに
設けられており、必要に応じて情報を外部へ通信する。
それ故、情報の通信の有無により、又はその通信された
情報に基づいて、基板ケースや基板が不正に交換された
ことを容易に検出することができる。
【0010】ここで、前記情報通信手段から外部へ通信
される情報が、基板と遊技機との対応関係が正しいか否
かを識別するための情報を含む場合(請求項2)には、
情報通信手段から外部へ通信される情報に基づいて、基
板と遊技機との対応関係が正しいか否かを容易に識別す
ることができる。
【0011】また、前記情報通信手段が、封止手段に設
けられた場合(請求項3)には、封止手段を破壊した基
板の不正な交換を、封止手段が1つだけのときには、情
報通信手段から情報が通信されないことで容易に検出で
き、封止手段が複数のときには、破壊されていない封止
手段に設けた情報通信手段からの情報により容易に検出
できる。
【0012】また、前記情報通信手段が、外部の電子機
器からの通信要求に応動して情報を外部へ通信する場合
(請求項4)には、その情報が常に、又は定期的に出力
されるのではなく、必要なときにだけ情報が出力される
ため、その情報が関係者以外、つまり第三者に知られる
のを確実に防止することができる。
【0013】また、前記封止手段が、封止ピンと、本体
ケースに設けられ封止ピンを係止するピン係合部と、そ
のピン係合部に対向し封止ピンを保持するピン保持部
と、カバーケースとピン保持部の間及び本体ケースとピ
ン係合部の間の少なくとも一方に設けられた封止解除用
切断部とを備え、封止ピンを押し込んだとき、封止ピン
はその先端部がピン係合部に係合するとともに、ピン保
持部に離脱不能に係合するように構成され、情報通信手
段を封止解除用切断部に設けた場合(請求項5)には、
監督官庁の検査が済んだときに、封止ピンを押し込むだ
けで、封止ピンの先端部がピン係合部に係合し、更に封
止ピンはピン保持部に離脱不能に係合するため、封止を
解除するには、封止解除用切断部を切断する以外にな
く、この場合、その切断部の情報通信手段は確実に破壊
され、情報を通信することはない。
【0014】また、複数の封止手段が複数個所に設けら
れ、情報通信手段が複数設けられている場合(請求項
6)には、複数の封止手段の各々に設けられた情報通信
手段は、切断部が切断されない限り、情報を夫々通信す
る。この場合、複数の情報通信手段から通信される情報
を相互に異ならせるようにすれば、何れの封止手段が開
封されているのか、つまり監督官庁の検査以外に余分に
開封され、不正な基板交換が行なわれたか否かを容易に
検出することができる。
【0015】また、前記基板が、所定の遊技条件の成立
時に遊技者に有利な状態と不利な状態とを択一的に判定
する抽選手段と、抽選用に予め定められた複数の数値か
ら周期的に1つずつ抽出して抽選用数値を更新する抽選
用数値更新手段とを有する場合(請求項7)には、これ
ら抽選手段や抽選用数値更新手段等を有する基板が不正
に交換されたか否かを情報通信手段から通信される情報
により検出できる。それ故、一部の遊技者だけに多大の
利益を与えるような遊技の不公平を防止することができ
る。
【0016】また、前記情報通信手段を、基板ケースに
埋設させて設けた場合(請求項8)には、情報通信手段
を基板ケースに埋設するようにして容易に基板ケースに
設けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機(図示略)と複数
のパチンコ機とが交互に配設され、カード式球貸し機は
パチンコ機1に電気的に接続されている。
【0018】図1〜図4に示すように、カード式弾球遊
技機であるパチンコ機1は、矩形枠状の外枠2と、この
外枠2に開閉自在に枢着された前枠3とを有し、カード
式球貸し機をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠2
が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。前
枠3には、裏側から遊技盤が着脱自在に装着され、裏機
構板4により裏側から押圧して固定されている。遊技盤
には入賞手段、変動図柄表示手段等が装着されるととも
に、それらを裏側から覆う裏カバー5が裏側に装着され
ている。
【0019】裏機構板4は前枠3の裏側に開閉自在に枢
着され、4個のロックレバー6で前枠3の裏側に固定さ
れている。裏機構板4には、その中央部分に裏カバー5
が嵌合するように開口部7が形成されている。裏カバー
5は、遊技盤の入賞手段、変動図柄表示手段等を裏側か
ら覆うためのもので、遊技盤の裏側に着脱自在に装着さ
れている。裏カバー5には、矩形状の点検窓が形成さ
れ、その点検窓を塞ぐように、基板ケース8が上下各1
対の係止爪9等を介して裏カバー5に着脱自在に装着さ
れている。
【0020】遊技球を発射させる発射手段10は、前枠
3の裏側に装着された発射モータ11等を備え、前枠3
の前面側の発射ハンドルを操作したときに発射モータ1
1が作動して、発射レール上の遊技球を遊技盤の遊技領
域に発射するようになっている。裏機構板4の上側に球
タンク12と、これから延びるタンクレール13とが設
けられ、このタンクレール13に接続された払出し装置
14が裏機構板4の側部に設けられ、入賞時に球タンク
12からタンクレール13を経て供給される遊技球を球
受け皿に払出される。
【0021】基板ケース8は左右方向に長い矩形箱状で
あり、図2〜図4に示すように、矩形状の本体ケース1
5とカバーケース16とを開閉自在に備えるとともに、
その隣り合う一方の2辺に係合手段17,18を、隣り
合う他方の2辺の内側に封止ユニット19,20を夫々
備え、これら本体ケース15、カバーケース16、係合
手段17,18及び封止ユニット19,20を含む全体
が透明な合成樹脂材料により形成されている。そして、
基板ケース8の内部の基板格納領域21に主制御基板2
2が収納されている。
【0022】この主制御基板22上には、遊技盤に設け
られた種々の遊技部品や遊技球検出スイッチ等に対する
信号の入出力に関わる遊技制御を主として司る主制御手
段が構成されている。この主制御手段は、抽選用数値更
新手段、抽選手段や判定手段等を備えている。抽選用数
値更新手段により、抽選用カウンタを用いて微小な更新
周期(例えば、約2msec周期)で数値を所定の範囲(例
えば、0〜299)で更新するので、抽選手段により、図柄
始動手段に遊技球が入賞したときの数値を抽出し、当た
り外れに関する抽選を行なう。
【0023】本体ケース15には、図3、図4に示すよ
うに、略矩形板状の下底板23と、この下底板23の一
方の短辺及び長辺側から起立する長側板24,25と、
他方の短辺及び長辺側から起立する短側板26,27と
を一体に備えている。本体ケース15には、下底板23
の内側近傍にボス部等を介して主制御基板22が着脱自
在に固定され、また下底板23の外側にノイズ防止用の
導体板28が着脱自在に装着されている。尚、主制御基
板22を固定する場合、ビス等の金属製の固定具を使用
しても良いが、金属製の固定具を一切使用せずに、本体
ケース15と一体の係合爪等で固定するようにしても良
い。
【0024】カバーケース16は、略矩形板状の上底板
29と、この上底板29の一方の短辺及び長辺側から起
立する長側板30,31と、他方の短辺及び長辺側から
起立する短側板32,33とを一体に備え、その短側板
32,33の内側に嵌合リブ34,35が形成され、こ
の短側板32,33と嵌合リブ34,35との間に本体
ケース15の長側板24,25の上端側が嵌合してい
る。尚、本体ケース15及びカバーケース16の側板2
4〜27,30〜33は同じ高さでも良いし、本体ケー
ス15側の側板24〜27の全体を高くして、カバーケ
ース16側を偏平な板状に構成しても良い。
【0025】カバーケース16の長側板30,31は本
体ケース15の短側板26,27よりも内側にあり、こ
の各長側板30,31の外側に、その辺に沿ってコネク
タ挿入口37,38が形成されている。主制御基板22
は、各コネクタ挿入口37,38に対応してコネクタ
(図示略)を備えており、基板ケース8内に主制御基板
22を収納して封止した後に、このコネクタ挿入口3
7,38からリード線(図示略)のコネクタを挿入し
て、主制御基板22側のコネクタに接続するようになっ
ている。上底板29の外側には、図2に示すように、検
査履歴の記録紙等を貼付する貼付部39と、放熱用の多
数の小孔40とが設けられている。
【0026】係合手段17は基板ケース8の長手方向の
一端側にあり、図3,図4に示すように、本体ケース1
5の短側板26の先端から内側に屈曲形成された係合部
41と、カバーケース16のコネクタ挿入口37の外側
に突出する係合片42とを備え、係合片42を係合部4
1の下側に挿入して係脱自在に係合するようになってい
る。
【0027】係合手段18は幅方向の一端側にあり、図
5に示すように、本体ケース15の短側板の外側に長手
方向に沿って突条に形成された断面三角形状の係合爪部
43と、カバーケース16のコネクタ挿入口38の外側
に長手方向に沿って形成された長孔状の係合凹部44と
を備え、係合手段17側を支点としてケース蓋16を開
閉方向に回動させたときに、係合爪部43と係合凹部4
4とが係脱するようになっている。
【0028】図2〜図4に示すように、基板ケース8の
内部の基板格納領域21側において、封止ユニット19
は係合手段17と反対の短辺側に設けられ、本体ケース
15及びカバーケース16の側板24,25,32,3
3の近傍に、この側板24,25,32,33に沿って
列状に配置された4個の封止手段45a〜45dを備え
ている。封止ユニット20は係合手段18と反対の長辺
側に設けられ、本体ケース15及びカバーケース16の
側板24,25,32,33の近傍に、この側板24,
25,32,33に沿って列状に配置された4個の封止
手段45e〜45hを備えている。
【0029】つまり、4組の封止手段45a,45e、
45b,45f、45c,45g、45d,45hの何
れかにより封止し又は開封するため、最大4回までの開
封と封止が可能である。封止ユニット19,20は、図
6〜図11に示すように、本体ケース15側の係脱防止
板46と、カバーケース16の下側に固定された封止板
47とを備え、これら係脱防止板46、封止板47及び
カバーケース16の上底板29に跨がって4個一組の封
止手段45a〜45d,45e〜45hが夫々設けられ
ている。このように、主制御基板22の基板ケース8を
封止手段45a〜45hで封止して、図柄停止に関する
不正を防止するようにしている。
【0030】係脱防止板46は、図3、図4及び図9に
示すように、主制御基板22側との間に十分な間隙をお
いた位置で、本体ケース15の長側板24,25の上部
側から内側へと主制御基板22と略平行に一体に突出し
ており、各封止手段45a〜45hの両側に位置する複
数個の補強リブ48により下側から補強されている。封
止板47は4個の封止手段45a〜45d,45e〜4
5hを取り囲む平面視略コ字状であり、その両端がカバ
ーケース16の嵌合リブ34,35に当接するように、
カバーケース16の上底板29の下面に固着されてい
る。
【0031】尚、封止板47は、所定間隔おきに形成さ
れた取付け孔49に、カバーケース16の上底板29側
の突起50を夫々嵌合させて位置決めし、その各突起5
0の下端側を超音波溶着等にて溶着して、上底板29の
下面に離脱しないように固着されているが、接着などで
上底板29に固着してもよい。
【0032】各封止手段45a〜45hは、図6〜図1
1に示すように、離脱防止板46に形成された離脱防止
部51と、離脱防止板46上に当接して離脱防止部51
に対応する封止部52と、封止部52側から離脱防止部
51に貫通して両者を分離不能に封止する封止ピン53
と、封止前の封止ピン53を保持するピン保持部54
と、封止部52及びピン保持部54を封止板47に一体
に接続する切断部55a〜55h(封止解除用切断部に
相当する)と、カバーケース16の外側から封止ピン5
3を結合方向に押圧操作する操作用開口部56と、切断
部55a〜55hをカバーケース16の外側から切断す
る切断用開口部57とを備えている。
【0033】各離脱防止部51は、離脱防止板46に形
成された封止ピン53用の挿通スリット58と、この挿
通スリット58の両側で離脱防止板46と一体に形成さ
れた1対の弾性を有するピン係合部59とを備え、その
各ピン係合部59に封止ピン53の案内傾斜面が形成さ
れている。尚、離脱防止板46には、各挿通スリット5
8の両側に逃げ用スリット60が形成され、その隣り合
うスリット58,60間がピン係合部59となってい
る。
【0034】ピン保持部54は封止ピン53を封止前の
状態で保持するためのもので、角形の枠体により構成さ
れ、封止板47とカバーケース16の嵌合リブ34,3
5との間に配置されている。ピン保持部54は、その上
下方向の中間に係合凸部61が相対抗して設けられ、ま
た下端部に、本体ケース15とカバーケース16とを閉
じたときに、離脱防止板46に当接するように封止部5
2が一体に設けられている。封止部52は、角形のピン
挿入孔62を有する。
【0035】切断部55a〜55hはニッパー等の切断
具で容易に切断可能な板状部であって、ピン保持部54
の上部側中央と封止板47とを接続するように一体に形
成されている。切断部55a〜55hの上側には、この
切断部55a〜55hを切断した後に再度接合した場合
に、その接合跡が分かるように長手方向に山形状の突状
63が形成されている。封止板47には、この封止板4
7の内周側から各切断部55a〜55hの下方側へと斜
めに傾斜する傾斜部64が一体に形成されている。
【0036】この傾斜部64は、ピン保持部54、封止
部52及び切断部55a〜55d,55e〜55hをカ
バーケース16の内側から覆うとともに、基板ケース8
を閉じて封止したときに、下端側を離脱防止板46上の
突条部65に当接させて切断用開口部57の下方側を塞
ぐためのものである。封止ピン53は封止部52側から
離脱防止板46の離脱防止部51側に貫通して、両者を
封止状態で結合するためのもので、封止前の封止ピン5
3はピン保持部54内に保持されている。
【0037】封止ピン53は、断面矩形状の軸部66
と、軸部66の上端側の係合鍔部67と、軸部66の下
端側の台形状の係合頭部68と、係合鍔部67から上側
に突出する円柱状の被操作部69とを備え、適当な弾性
を有する合成樹脂材料により一体形成されている。係合
鍔部67はピン保持部54に嵌合する角形状であり、封
止前の状態では係合凸部61によりピン保持部54内に
係止され、また封止状態では封止部52に上側から係合
するようになっている。係合頭部68は封止前の状態で
は封止部52のピン挿入孔62に嵌合し、また封止状態
では離脱防止部51のピン係合部59に下側から離脱不
能に係合するようになっている。
【0038】カバーケース16は、上底板29の下側に
4個の嵌合枠部70を備え、嵌合枠部70にピン保持部
54が下側から嵌合している。ピン保持部54は嵌合枠
部70に所定の間隙をおいて遊嵌しており、切断部55
a〜55hが損壊されて離脱防止板46側に結合状態に
あるときに、嵌合枠部70に対して嵌脱自在である。嵌
合枠部70は、嵌合リブ34,35及び上底板29に一
体に形成され、また切断部55a〜55hに対応する位
置が開放状の切り欠き部71となっている。操作用開口
部56は、嵌合枠部70の中央で上底板29に形成さ
れ、この操作用開口部56に封止前の封止ピン53の被
操作部69が下側から嵌合している。
【0039】操作用開口部56は封止ピン53の被操作
部69に合わせた小径の丸孔であって、各操作用開口部
56の上側に、上方に向かって円錐面状に広がる案内部
72が形成されている。切断用開口部57は基板ケース
8を開封するときに、切断具を挿入して封止手段45の
切断部55a〜55hを切断するためのもので、カバー
ケース16の上底板29側に、各封止手段45の切断部
55a〜55hに跨がって長孔状に形成されており、こ
の切断用開口部57の下部側に突条63が嵌合してい
る。
【0040】ところで、各切断部55a〜55d内に埋
設された情報通信器75a〜75d(これらが情報通信
手段に相当する)について説明する。但し、これら情報
通信器75a〜75dは同様のものなので、切断部55
aに設けられた情報通信器75aについて説明する。図
12(a)に示すように、切断部55aの内部に、小型
で且つ薄形の情報通信器75aが埋設されている。この
情報通信器75aは、例えば、非接触型のICチップな
どからなり、図13に示すように、マイクロコンピュー
タ(M/C)75bと、情報送受信部75cと、電源部
75dと、アンテナ75e等から構成されている。
【0041】マイクロコンピュータ75bには、CP
U、制御プログラム等を記憶したROM、RAM、情報
やICチップのアドレス等を記憶する不揮発メモリのE
EPROM等が内蔵されている。情報送受信部75cに
は、同調回路や変復調回路、増幅回路などが設けられて
いる。アンテナ75eで受信した所定周波数の情報要求
信号は、情報送受信部75c内で整流されて電力が生成
され、電源部75dに供給される。この電力によりマイ
クロコンピュータ75bやその他の回路が作動する。更
に、情報送受信部75cは、受信信号から電力を生成す
るとともに、データを増幅したり復調し、マイクロコン
ピュータ75bへ出力する。
【0042】マイクロコンピュータ75bは、受信した
情報要求信号に含まれる通信先アドレスと、EEPRO
M内に記憶されているICチップ固有のアドレスとを照
合し、これらが一致する場合には、EEPROMに記憶
している情報とICチップ固有のアドレスを情報送受信
部75cに出力する。情報送受信部75cは、これらの
情報を変調したり増幅し、アンテナ75eから電波によ
り外部に通信出力する。この通信された情報は、図示外
の情報読み出し装置80(図1参照)に受信され、その
情報読み出し装置80により、受信した情報の正否を判
定する。
【0043】ところで、封止手段45aの切断部55a
を切断具により切断して破壊した場合、図12(b)に
示すように、その切断部55aに内蔵して設けられた情
報通信器75aも同時に破壊されるため、情報通信器7
5aの情報は通信されなくなる。この場合には、情報読
み出し装置80は、情報通信器75aからの情報を受信
できなくなる。但し、情報読み出し装置80は、破壊さ
れていない残りの切断部55b〜55dに設けた情報通
信器75b〜75dからの情報を順次受信することがで
きる。
【0044】次に、このように構成された基板ケース8
の封止ユニット19,20に設けた情報通信器75a〜
75dに基づいて、基板ケース8の不正な差し替えや主
制御基板22の不正な交換を検出する作用及び効果につ
いて説明する。マイクロコンピュータ75b等の電子部
品が実装された主制御基板22を裏カバー5側に装着す
る場合には、先ず主制御基板22を基板ケース8内に収
納し、次に基板ケース8を係合手段17,18と封止手
段45a,45eとで封止した状態で、その基板ケース
8を裏カバー5に装着する。
【0045】基板ケース8に主制御基板22を収納する
場合、先ず電子部品がカバーケース16側となるように
主制御基板22を本体ケース15の下底板23上に固定
する。次に、カバーケース16の係合片42を本体ケー
ス15の係合部41の下側に挿入し、カバーケース16
と本体ケース15とを嵌合せて、本体ケース15の開口
側をカバーケース16で閉じる。これにより、カバーケ
ース16側の封止板47の封止部52が離脱防止板46
の各離脱防止部51上に当接して、各封止手段45a〜
45h毎に封止部52と離脱防止部51とが上下に相対
応するため、封止ユニット19については封止手段45
aを使用するとともに、封止ユニット20については封
止手段45eを使用する。
【0046】この封止に当たっては、封止ピン53がピ
ン保持部54内にあるため、先ずカバーケース16の操
作用開口部56にドライバー等の工具73をセットし、
その工具73の先端を封止ピン53の被操作突起に当て
て下方に押圧する。その結果、封止ピン53の係合鍔部
67が弾性変形によりピン保持部54の係合凸部61を
通過するとともに、係合頭部68がピン係合部59を両
側に押し広げながら挿通スリット58内に嵌合する。
【0047】そして、封止ピン53の係合鍔部67が封
止部52に当接すると、係合頭部68が挿通スリット5
8を通過してピン係合部59の下側に係合するため、封
止ピン53の係合鍔部67と係合頭部68とで封止部5
2と離脱防止部51とを上下両側から挟み、離脱防止部
51で封止ピン53を離脱不能に係止する。この封止状
態のときに、図14に示すように、情報読み出し装置8
0から情報通信器75aに対して情報の通信を要求する
情報要求信号が通信される。その結果、情報通信器75
aは、通信された電波を受信して電力を生成し、受信タ
イミングよりも少し遅れて、情報とICチップ固有のア
ドレスとを通信し、情報通信が終了する所定時間後に通
信状態を停止する。
【0048】ここで、情報読み出し装置80は、図14
に示すように、情報要求信号の通信と、情報及びICチ
ップ固有のアドレスの受信を他の3つの情報通信器75
b〜75dに対して同様に行なう。この場合、情報読み
出し装置80は、4つの情報通信器75a〜75dから
順次送信される情報及びICチップ固有のアドレスを、
情報通信器75a〜75d毎に順次受信する。その結
果、情報読み出し装置80により、基板ケース8が差し
替えられていないだけでなく、4つの情報通信器75a
〜75dが破壊されず、主制御基板22が不正に交換さ
れていないことが判明する。但し、情報読み出し装置8
0には、4つの情報通信器75a〜75dに関する情報
及びICチップ固有のアドレスを予め記憶しているもの
とする。
【0049】ところで、主制御基板22の検査を行なう
場合には、カバーケース16の切断用開口部57からニ
ッパー等の切断具を挿入して封止状態の2個の封止手段
45a,45eの切断部55a,55eを切断する。そ
れ故、これら封止手段45a,45eのピン保持部5
4、封止部52が封板47から分離されるため、カバー
ケース16が本体ケース15から離脱可能になり基板ケ
ース8を開放できる。このとき、前述したように、切断
部55a,55eの切断と同時に、情報通信器75aが
破壊されるため(図12(b)参照)、情報通信器75
aから情報が通信されなくなる。そこで、情報読み出し
装置80により、前述したように、4つの情報通信器7
5a〜75dの各々について、順々に情報要求信号を通
信する。
【0050】その結果、破壊された切断部55aの情報
通信器75aからは、情報とICチップ固有のアドレス
を受信できないが、破壊されていない情報通信器75b
〜75dから、これら情報とICチップ固有のアドレス
を受信できるため、これら受信した情報及びICチップ
固有のアドレスと、検査回数等に基づいて、基板ケース
8が差し替えられたか否か、また主制御基板22が不正
に交換されたか否かが容易に且つ迅速に判明する。
【0051】前記実施形態を部分的に変更した変更形態
について説明する。 1〕図15に示すように、基板ケース8Aの本体ケース
15Aの上面部に収納凹部15aを形成し、この収納凹
部15a内に情報通信器75Aを埋設して設け、その外
側を接着剤77で接着してもよく、接着剤77に代えて
薄い合成樹脂板を熱融着により固定してもよい。 2〕また、図16に示すように、基板ケース8Bの本体
ケース15Bの上面部の角部に、二重の壁からなる収納
部15bを形成し、この収納部15b内に情報通信器7
5Bを埋設して設け、その外部を熱融着により取り出し
不能に塞いでもよい。
【0052】3〕情報読み出し装置80から1回だけ情
報要求信号を通信するだけで、情報通信器75a〜75
dから情報を順々に通信するようにしてもよい。 4〕封止手段45e〜45hの切断部55e〜55の内
部にも、情報通信器75e〜75hを夫々設けるように
してもよい。 5〕基板ケース8,8A,8Bには複数の封止ユニット
が設けられ、各封止ユニットには複数の封止手段45が
設けられたものであってもよい。 6〕本体ケース15とピン係合部59の間に、カバーケ
ース16の本体ケース15への封止を切断により解除す
る切断部を形成し、この切断部に情報通信器を設けても
よい。
【0053】7〕情報通信器75a〜75dから通信さ
れる情報は、基板ケース8,8A,8Bに収納された主
制御基板22のロット番号であってもよく、その主制御
基板22に取付けたROMの製造番号や品番等、基板2
2とパチンコ機1との対応関係が正しいか否かを識別す
る為の種々の情報であってもよい。 8〕本発明は、以上説明した実施形態や変更形態に限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変更を付加し、更に、パチンコ機1に限らず、アレ
ンジボール機、雀球機等の種々の弾球遊技機に本発明を
適用することが可能である。
【0054】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、基板と基板
ケースとを備え、基板ケースは、本体ケースと、本体ケ
ースを着脱自在に覆うカバーケースと、カバーケースを
開放不能に本体ケースに封止する封止手段とを備え、基
板の情報を外部へ通信可能な情報通信手段を、基板ケー
スに設けたので、情報通信手段が、基板ケースを構成す
る本体ケースと、本体ケースを着脱自在に覆うカバーケ
ースと、カバーケースを開放不能に本体ケースに封止す
る封止手段の何れかに設けられ、必要に応じて情報を外
部へ通信するため、情報の通信の有無により、又はその
通信された情報に基づいて、基板ケースや基板が不正に
交換されたことを容易に検出することができる。
【0055】請求項2の発明によれば、前記情報通信手
段から外部へ通信される情報は、基板と遊技機との対応
関係が正しいか否かを識別するための情報を含むので、
情報通信手段から外部へ通信される情報に基づいて、基
板と遊技機との対応関係が正しいか否かを容易に識別す
ることができる。その他請求項1と同様の効果を奏す
る。
【0056】請求項3の発明によれば、前記情報通信手
段は、封止手段に設けられたので、封止手段を破壊した
基板の不正な交換を、封止手段が1つだけのときには、
情報通信手段から情報が通信されないことで容易に検出
でき、封止手段が複数のときには、破壊されていない封
止手段に設けた情報通信手段からの情報により容易に検
出できる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏す
る。
【0057】請求項4の発明によれば、前記情報通信手
段は、外部の電子機器からの通信要求に応動して情報を
外部へ通信するので、その情報が常に、又は定期的に出
力されるのではなく、必要なときにだけ情報が出力され
るため、その情報が関係者以外、つまり第三者に知られ
るのを確実に防止することができる。その他請求項1〜
3の何れかと同様の効果を奏する。
【0058】請求項5の発明によれば、前記封止手段
は、封止ピンと、本体ケースに設けられ封止ピンを係止
するピン係合部と、そのピン係合部に対向し封止ピンを
保持するピン保持部と、カバーケースとピン保持部の間
及び本体ケースとピン係合部の間の少なくとも一方に設
けられた封止解除用切断部とを備え、封止ピンを押し込
んだとき、封止ピンはその先端部がピン係合部に係合す
るとともに、ピン保持部に離脱不能に係合するように構
成され、情報通信手段を封止解除用切断部に設けたの
で、監督官庁の検査が済んだときに、封止ピンを押し込
むだけで、封止ピンの先端部がピン係合部に係合し、更
に封止ピンはピン保持部に離脱不能に係合するため、封
止を解除するには、封止解除用切断部を切断する以外に
なく、この場合、その切断部の情報通信手段は確実に破
壊され、情報を通信することはない。その他請求項1〜
4の何れかと同様の効果を奏する。
【0059】請求項6の発明によれば、複数の封止手段
は複数個所に設けられ、情報通信手段が複数設けられて
いるので、複数の封止手段の各々に設けられた情報通信
手段は、切断部が切断されない限り、情報を夫々通信す
る。この場合、複数の情報通信手段から通信される情報
を相互に異ならせるようにすれば、何れの封止手段が開
封されているのか、つまり監督官庁の検査以外に余分に
開封され、不正な基板交換が行なわれたか否かを容易に
検出することができる。その他請求項5と同様の効果を
奏する。
【0060】請求項7の発明によれば、前記基板は、所
定の遊技条件の成立時に遊技者に有利な状態と不利な状
態とを択一的に判定する抽選手段と、抽選用に予め定め
られた複数の数値から周期的に1つずつ抽出して抽選用
数値を更新する抽選用数値更新手段とを有するので、こ
れら抽選手段や抽選用数値更新手段等を有する基板が不
正に交換されたか否かを情報通信手段から通信される情
報により検出できる。それ故、一部の遊技者だけに多大
の利益を与えるような遊技の不公平を防止することがで
きる。その他請求項1〜6の何れかと同様の効果を奏す
る。
【0061】請求項8の発明によれば、前記情報通信手
段を、基板ケースに埋設させて設けたので、情報通信手
段を基板ケースに埋設するようにして容易に基板ケース
に設けることができる。その他請求項1と同様の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る弾球遊技機の背面側の
斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る基板ケースの背面図で
ある。
【図3】図2のC−C線縦断面図である。
【図4】図2のD−D線縦断面図である。
【図5】基板ケースに設けた係合手段の拡大断面図であ
る。
【図6】封止ユニットの一部切り欠き分解斜視図であ
る。
【図7】封ユニットの要部縦断面図である。
【図8】封止ユニットの要部部分縦断背面図である。
【図9】封止ユニットの側面部分縦断面図である。
【図10】離脱防止板の縦断背面図である。
【図11】封止ユニットの要部縦断拡大断面図である。
【図12】(a)は封止状態の封止手段の縦断面図であ
り、(b)は切断部を切断した封止解除状態の封止手段
の縦断面図である。
【図13】情報通信器の制御系のブロック図である。
【図14】情報通信器の情報通信時のタイムチャートで
ある。
【図15】変更形態に係る本体ケースの要部断面図であ
る。
【図16】変更形態に係る本体ケースの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 パチンコ機(弾球遊技機) 8 基板ケース 15 本体ケース 16 カバーケース 22 制御基板(主制御基板) 19 封止ユニット 20 封止ユニット 45a〜45h 封止手段 75a〜75d 情報通信器 53 封止ピン 54 ピン保持部 59 ピン係合部 55a〜55h 切断部 8A 基板ケース 8B 基板ケース 15A 本体ケース 15B 本体ケース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(22)と、この基板(22)を収納する基
    板ケース(8,8A,8B)とを備え、その基板ケース(8,8A,8B)
    を着脱可能に装着した遊技機において、 前記基板ケース(8,8A,8B) は、本体ケース(15,15A,15B)
    と、前記本体ケース(15)を着脱自在に覆うカバーケース
    (16)と、前記カバーケース(16)を開放不能に本体ケース
    (15)に封止する封止手段(45a〜45h)とを備え、 前記基板(22)の情報を外部へ通信可能な情報通信手段(7
    5a〜75d)を、前記基板ケース(8,8A,8B) に設けたことを
    特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記情報通信手段(75a〜75d)から外部へ
    通信される情報は、前記基板(22)と遊技機(1) との対応
    関係が正しいか否かを識別するための情報を含むことを
    特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記情報通信手段(75a〜75d)は、前記封
    止手段(45a〜45h)に設けられたことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記情報通信手段(75a〜75d)は、外部の
    電子機器(80)からの通信要求に応動して前記情報を外部
    へ通信することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
    載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記封止手段(45a〜45h)は、 封止ピン(53)と、本体ケース(15)に設けられ封止ピン(5
    3)を係止するピン係合部(59)と、そのピン係合部(59)に
    対向し封止ピン(53)を保持するピン保持部(54)と、カバ
    ーケース(16)とピン保持部(54)の間及び本体ケース(15)
    とピン係合部(59)の間の少なくとも一方に設けられた封
    止解除用切断部(55a〜55d,55e 〜55h)とを備え、 封止ピン(53)を押し込んだとき、封止ピン(53)はその先
    端部がピン係合部(59)に係合するとともに、ピン保持部
    (54)に離脱不能に係合するように構成され、前記情報通
    信手段(75a〜75d)を封止解除用切断部(55a〜55d)に設け
    たことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技
    機。
  6. 【請求項6】 複数の前記封止手段(45a〜45h)は複数個
    所に設けられ、前記情報通信手段(75a〜75d)が複数設け
    られていることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記基板(22)は、所定の遊技条件の成立
    時に遊技者に有利な状態と不利な状態とを択一的に判定
    する抽選手段と、抽選用に予め定められた複数の数値か
    ら周期的に1つずつ抽出して抽選用数値を更新する抽選
    用数値更新手段とを有することを特徴とする請求項1〜
    6の何れかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記情報通信手段(75A,75B) を、前記基
    板ケース(8A,8B) に埋設させて設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の遊技機。
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