JP2008289779A - 遊技機 - Google Patents

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雄一 庄田
Katsumi Matsushita
克己 松下
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尋康 伊藤
Naoyuki Watanabe
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Abstract

【課題】不正行為を容易かつ的確に検知して、遊技者に適切な遊技の提供を図ること。
【解決手段】基板ケース310における側面511に形成された受信アンテナ収容部601は、受信アンテナ331を収容する所定深さの凹部であり、縦横の長さ(開口径)は受信アンテナ331の外径形状とほぼ同じである。また、非接触ICタグ収容部602は、非接触ICタグ332aを収容する所定深さおよび縦横長さを有する空洞部である。また、制御基板550には、非接触ICタグ332bが設置されている。非接触ICタグ332a,332bは、受信アンテナ331から所定範囲内に設置され、それぞれ識別情報を受信アンテナ331に対して発信し、受信された各識別情報を用いて不正行為を検知する。
【選択図】図6

Description

この発明は、遊技機を識別するための非接触ICタグと、該非接触ICタグからの電波を受信する受信アンテナとが取り付けられる遊技機に関する。
従来より、パチンコ遊技機やスロット遊技機などの遊技機において、該遊技機を不正に改造して、遊技者が不当に遊技媒体を獲得する不正行為が後を絶たない。たとえば、遊技機の制御を司る主基板や該主基板に実装されているROMなどを不正なもの(いわゆる、裏ロムなど)に交換して、多くの遊技媒体を獲得する不正行為がおこなわれている。
これにより、パチンコホールなどの遊技場を営む店舗が被る被害が甚大なものとなっており、不正行為を防ぐために、各店舗において様々な不正対策がおこなわれている。たとえば、各店舗において、不正行為を監視するために、監視カメラを設置したり、従業員の数を増やしたりする対策が講じられている。
また、主基板や該主基板に実装されているROMに封印紙を貼付する技術が開示されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。これによれば、主基板やROMを不正なものに交換する場合などに、正規の主基板やROMに貼付されていた封印紙を剥がして、不正なものに貼りかえると封印紙が破れてしまうので、不正行為を把握することができ、被害の拡大を抑えることができる。
特開平10−216324号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の従来技術では、従業員が封印紙を目視チェックすることで不正行為を把握する構成であるため、裏ロムへの交換などの不正行為がなされてから従業員が封印紙を目視チェックするまでの間は、裏ロムによる不正な遊技がおこなわれてしまうこととなる。くわえて、裏ロムに精巧な偽造封印紙が貼付されてしまうと、不正行為がおこなわれたか否かを判断することは困難であるという問題があった。さらに、従業員が封印紙を目視チェックする場合、遊技機を開放して、該遊技機の内部に貼付されている封印紙を目視チェックする必要があるため、従業員の作業負担が増大してしまうという問題があった。
また、遊技機を開放せずに不正行為を把握するために、遊技機を識別するための非接触ICタグを主基板やROMを覆う基板ケースの内側などに貼付して、従業員が、非接触ICタグからの識別情報を受信する受信アンテナを有する読取装置によって、遊技機の表側から非接触ICタグの識別情報を読み取る方法が考えられる。
しかしながら、非接触ICタグを用いる場合であっても、裏ロムへの交換などの不正行為がなされてから非接触ICタグの識別情報を読み取るまでの間は、裏ロムによる不正な遊技がおこなわれてしまうこととなる。くわえて、従業員が遊技機ごとに非接触ICタグの通信可能範囲内まで読取装置を近づけて識別情報を読み取る構成であるため、多数の遊技機に対する読取作業には、多大な時間や手間がかかってしまうという問題がある。
また、非接触ICタグからの識別情報の読取作業の時間や手間を省くため、非接触ICタグの通信可能範囲内となるように、基板ケースの外側に受信アンテナを取り付けて、定期的に受信される識別情報を管理装置などで一括管理する方法も考えられる。
しかしながら、非接触ICタグや受信アンテナが取り付けられた状態のまま基板ケースを切り取り、切り取った開口部から裏ロムへの交換などの不正行為がなされる場合、非接触ICタグからの識別情報を正常に読み取ってしまうと、不正行為を検知できないという問題があった。すなわち、結局は不正行為がなされてから従業員が目視チェックするまで、裏ロムによる不正な遊技がおこなわれてしまうこととなる。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、不正行為を容易かつ的確に把握するために非接触ICタグと、受信アンテナとを取り付けることのできる遊技機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる遊技機は、遊技機を制御する制御基板に対して側面および上面を覆う基板ケースと、前記遊技機を識別するための非接触ICタグと、前記非接触ICタグからの電波を受信する受信アンテナと、を備え、前記非接触ICタグは、当該制御基板と、当該基板ケースとにそれぞれ1つ以上設置され、前記受信アンテナによって受信された電波に基づいて、前記遊技機に対する不正行為を検知する不正検知手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、制御基板に設置された非接触ICタグと、基板ケースに設置された非接触ICタグとから発信される電波によって、遊技機への不正行為を検知することができる。
また、上記発明において、前記基板ケースに前記非接触ICタグを収容する非接触ICタグ収容部を備え、前記非接触ICタグ収容部に前記非接触ICタグを収容することとしてもよい。
この発明によれば、基板ケースに設けられた非接触ICタグ収容部によって収容される非接触ICタグから発信される電波によって、遊技機への不正行為を検知することができる。
また、上記発明において、前記基板ケースは、前記受信アンテナを収容する受信アンテナ収容部を備え、前記受信アンテナ収容部は、前記非接触ICタグと、前記受信アンテナとが通信可能な所定範囲内に設けられたこととしてもよい。
この発明によれば、所定範囲内に設けられた非接触ICタグと、受信アンテナとが通信して、遊技機を識別することで不正行為を検知することができる。
また、上記発明において、前記非接触ICタグは、前記制御基板上に配設された監視対象となる監視対象電子部品に応じて、当該制御基板上に設置されることとしてもよい。
この発明によれば、制御基板に設置された非接触ICタグによって、監視対象電子部品に対する不正行為を検知することができる。
また、上記発明において、前記非接触ICタグ収容部は、前記基板ケースの側面に設けられることとしてもよい。
この発明によれば、非接触ICタグ収容部が前記基板ケースの側面に設けられているため、非接触ICタグによって基板ケースの内部の制御基板の目視確認を妨げることがない。
また、上記発明において、前記受信アンテナ収容部は、前記基板ケースの側面に設けられることとしてもよい。
この発明によれば、受信アンテナ収容部が前記基板ケースの側面に設けられているため、受信アンテナによって基板ケースの内部の制御基板の目視確認を妨げることがない。
また、上記発明において、前記制御基板に設置された前記非接触ICタグは、当該制御基板を識別する制御基板識別情報に関する電波を発信し、前記基板ケースに設置された前記非接触ICタグは、当該基板ケースを識別する基板ケース識別情報に関する電波を発信し、前記不正検知手段は、前記制御基板識別情報と、前記基板ケース識別情報との組合せの状態が変更された場合、前記遊技機に対する不正行為の発生を検知することとしてもよい。
この発明によれば、制御基板識別情報および基板ケース識別情報を用いて、該制御基板識別情報と、該基板ケース識別情報との組合せの変更によって、遊技機への不正行為の発生を検知することができる。
また、上記発明において、前記不正検知手段は、前記制御基板識別情報と、前記基板ケース識別情報とが、あらかじめ定められた組合せでない場合、前記遊技機に対する不正行為の発生を検知することとしてもよい。
この発明によれば、制御基板識別情報と、基板ケース識別情報との組合せを、あらかじめ定められた組合せと比較して、遊技機への不正行為の発生を検知することができる。
また、上記発明において、前記不正検知手段は、あらかじめ前記遊技機に応じて設定された遊技機識別情報と、前記制御基板識別情報および前記基板ケース識別情報とを比較することで、当該遊技機に対する不正行為の発生を検知することとしてもよい。
この発明によれば、遊技機に応じて設定された遊技機識別情報を用いて、該遊技機識別情報と、制御基板識別情報とが正当でない場合や、該遊技機識別情報と、基板ケース識別情報とが正当でない場合に、遊技機への不正行為の発生を検知することができる。
本発明にかかる遊技機によれば、遊技機への不正行為の発生を容易かつ的確に検知することで、遊技の提供者(たとえば、パチンコ事業者)に不正行為に対する対応を促すとともに適切な遊技の提供を図ることができるという効果を奏する。
(実施の形態1)
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる遊技機の好適な実施の形態1を詳細に説明する。
(遊技機の基本構成)
図1は、本発明の遊技機の遊技盤の一例を示す正面図である。遊技盤101の下部位置に配置された発射部(図2参照)の駆動によって発射された遊技球は、レール102a,102b間を上昇して遊技盤101の上部位置に達した後、遊技領域103内を落下する。遊技領域103には、図示を省略する複数の釘が設けられ、遊技球を各種の方向に向けて落下させるとともに、落下途中の位置には、遊技球の落下方向を変化させる風車や、入賞口が配設されている。
遊技盤101の遊技領域103の中央部分には、表示部104が配置されている。表示部104としては、たとえば、液晶表示器(LCD)が用いられる。表示部104の下方には、始動入賞させるための始動入賞口105が配設されている。表示部104の左右には、それぞれ入賞ゲート106が配設されている。入賞ゲート106は、遊技球の通過を検出し、始動入賞口105を一定時間だけ開放させる抽選をおこなうために設けられる。表示部104の側部や下方などには普通入賞口107が配設されている。普通入賞口107に遊技球が入賞すると、普通入賞時の賞球数(たとえば、10個)の払い出しをおこなう。遊技領域103の最下部には、どの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収する回収口108が設けられている。
上述した表示部104は、特定の入賞口に遊技球が入賞したとき(始動入賞時)に、複数の図柄の表示の変動を開始させ、所定時間後に図柄が停止する。この停止時に特定図柄(たとえば、「777」)が揃ったとき、大当たり状態となる。大当たり状態のとき、下方に位置する大入賞口109が一定の期間開放を所定ラウンド(たとえば、15ラウンド)繰り返し、入賞した遊技球に対応した賞球数を払い出す。
図2は、遊技機の制御部の内部構成を示すブロック図である。制御部200は、複数の制御部により構成されている。図示の例では、主制御部201と、演出制御部202と、賞球制御部203とを有する。主制御部201は、遊技機の遊技にかかる基本動作を制御する。演出制御部202は、遊技中の演出動作を制御する。賞球制御部203は、払い出す賞球数を制御する。
主制御部201は、ROM212に記憶されたプログラムに基づき、遊技内容の進行に伴う基本処理を実行するCPU211と、CPU211の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM213などを備えて構成される。主制御部201は、たとえば、主基板によってその機能を実現する。
この主制御部201の入力側には、始動入賞口105に入賞した遊技球を検出する始動入賞口検出部221と、入賞ゲート106を通過した遊技球を検出するゲート検出部222と、普通入賞口107に入賞した遊技球を検出する普通入賞口検出部223と、大入賞口109に入賞した遊技球を検出する大入賞口検出部224とが接続されている。これらの検出部としては、近接スイッチなどを用いて構成できる。
この主制御部201の出力側には、大入賞口開閉部231が接続され、この大入賞口開閉部231の開閉を制御する。大入賞口開閉部231は、大当たり時に大入賞口109を一定期間開放する機能であり、ソレノイドなどを用いて構成される。この大当たりは、生成した乱数に基づき所定の確率で発生するようあらかじめプログラムされている。
演出制御部202は、遊技中における演出制御をおこなう。この演出制御部202は、演出処理を実行するCPU241と、プログラムや背景画像、図柄画像、キャラクタ画像など各種画像データを記憶するROM242と、CPU241の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM243と、表示部104に表示させる画像データを書き込むVRAM244などを備えて構成される。
演出制御部202では、CPU241がROM242に記憶されたプログラムを読み込んで、背景画像表示処理、図柄画像表示/変動処理、キャラクタ画像表示処理など各種画像処理を実行し、必要な画像データをROM242から読み出してVRAM244に書き込む。背景画像、図柄画像、キャラクタ画像は、表示画面上において表示部104に重畳表示される。すなわち、図柄画像やキャラクタ画像は背景画像よりも手前に見えるように表示される。
この場合、同一位置に背景画像と図柄画像が重なる場合、Zバッファ法など周知の陰面消去法により各画像データのZバッファのZ値を参照することで、図柄画像を優先してVRAM244に記憶させる。演出制御部202は、たとえば、演出基板によってその機能を実現する。
この演出制御部202は、主制御部201から遊技中である各種データを受け取り、この遊技中における演出制御をおこなう。演出制御部202の出力側には、上述した表示部(LCD)104と、ランプ制御部251が接続されている。演出制御部202は、表示部(LCD)104に対しては、遊技中における演出内容、たとえば、図柄の移動表示や、リーチ(3つの図柄のうち2つが揃った状態)、および大当たり時の各種表示情報を生成して出力する。演出制御部202は、ランプ制御部251に対しては、遊技盤101や台枠などに設けられている各種ランプ262に対する点灯制御などをおこなうデータを出力する。
賞球制御部203は、ROM282に記憶されたプログラムに基づき、賞球制御をおこなう。この賞球制御部203は、賞球制御の処理を実行するCPU281と、CPU281の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM283などを備えて構成される。賞球制御部203は、たとえば、賞球基板によってその機能を実現する。
賞球制御部203は、接続される払出部291に対して入賞時の賞球数を払い出す制御をおこなう。また、発射部292に対する遊技球の発射の操作を検出し、遊技球の発射を制御する。払出部291は、遊技球の貯留部から所定数を払い出すためのモータなどからなる。賞球制御部203は、この払出部291に対して、各入賞口(始動入賞口105、普通入賞口107、大入賞口109)に入賞した遊技球に対応した賞球数を払い出す制御をおこなう。発射部292は、遊技のための遊技球を発射するものであり、遊技者による遊技操作を検出するセンサと、遊技球を発射させるソレノイドなどを備える。賞球制御部203は、発射部292のセンサにより遊技操作を検出すると、検出された遊技操作に対応してソレノイドなどを駆動させて遊技球を間欠的に発射させ、遊技盤101の遊技領域103に遊技球を送り出す。
上記構成の主制御部201と、演出制御部202と、賞球制御部203は、それぞれ異なるプリント基板(主基板、演出基板、賞球基板)に設けられる。これに限らず、たとえば、賞球制御部203は、主制御部201と同一のプリント基板上に設けることもできる。
(遊技機の基本動作)
上記構成による遊技機の基本動作の一例を説明する。主制御部201のCPU211により遊技中の制御がおこなわれ、各入賞口に対する遊技球の入賞状況を賞球制御部203に出力し、賞球制御部203は、入賞状況に対応した賞球数の払い出しをおこなう。
また、始動入賞口105に遊技球が入賞するごとに、対応する制御信号を演出制御部202に出力し、演出制御部202は、表示部104の図柄を変動表示させ、停止させることを繰り返す。大当たりの発生が決定しているときには、対応する制御信号を演出制御部202に出力し、演出制御部202は、所定の図柄で揃えて停止させる。このとき同時に、大入賞口109を開放する制御をおこなう。演出制御部202は、大当たり発生期間中、および大当たり発生までの間のリーチ時や、リーチ予告時などには、表示部104に対して、図柄の変動表示にくわえて各種の演出表示をおこなう。このほか、演出制御部202は、遊技中における演出内容や遊技状態に応じて、各種役物に対して特定の駆動をおこなったり、ランプ262の表示状態を変更するなどの演出をおこなう。
そして、大当たり発生時には、大入賞口109が複数回開放される。1回の開放が1ラウンドとして、たとえば、15回のラウンドが繰り返し実行される。1ラウンドの期間は、たとえば、遊技球が10個入賞したとき、あるいは所定期間(たとえば、30秒)とされている。この際、賞球制御部203は、大入賞口109に対する遊技球1個の入賞あたり15個の賞球数で払い出しをおこなう。大当たり終了後は、この大当たり状態が解除され、通常の遊技状態に復帰する。
(遊技機の背面構成)
ここで、図3を用いて、本発明の遊技機の背面について説明する。図3は、本発明の遊技機の背面図である。図3は、図1に示した遊技盤101を裏面から見た状態であり、図示の例では、遊技機300は、機枠301に嵌め込まれており、サンド装置302と接続されている。
サンド装置302は、遊技機300での遊技に使用する遊技球や遊技メダルなどの遊技媒体を貸し出すコンピュータ装置である。すなわち、サンド装置302は、たとえば、遊技者から投入されたカードなどに記憶されている入金情報に応じて、遊技媒体の貸し出しに関する信号を遊技機300に送信する機能を有する。
また、サンド装置302は、検知部334を備え、後述する受信アンテナ331によって受信される電波の状態に応じて、基板ケース310や各種制御基板への不正行為を検知する。なお、本発明の遊技機300の説明では、検知部334をサンド装置302に備える構成としたが、遊技機300本体に設けたり、その他外部機器に設ける構成としてもよい。
遊技機300は、図2に示した主制御部201、演出制御部202、賞球制御部203などを実現する各種制御基板を覆う基板ケース310(310a,310b,310c)と、該基板ケース310cを覆う裏カバー320と、を有している。
基板ケース310は、外部から主基板、演出基板、賞球基板などの各種制御基板の不正改造や、不正基板への交換などの不正行為ができないように該各種制御基板の上面および側面を覆う構成である。さらに、基板ケース310は、透明ケースによって形成されており、各種制御基板の不正改造や、不正基板への交換などの不正行為に対して目視確認ができる。より具体的には、たとえば、主基板は基板ケース310a、賞球基板は基板ケース310b、演出基板は基板ケース310cにそれぞれ覆われている。
また、裏カバー320は、透明ケースによって構成されており、基板ケース310cの外側に配設されている接続ケーブルを保護する。具体的には、裏カバー320によって、各種制御基板やその他遊技機の部品に接続される接続ケーブルが保護されている。
また、詳細は図4〜図8を用いて説明するが、本発明の遊技機300は、基板ケース310や各種制御基板に、非接触IC(Integrated Circuit)タグ332と、該非接触ICタグ332からの電波を受信する受信アンテナ331が設置されている。具体的には、非接触ICタグ332は、たとえば、遊技機を識別するための識別情報を含む電波を発信する。
識別情報は、たとえば、基板ケース310に設置された非接触ICタグ332であれば基板ケース310を識別する基板ケース識別情報、各種制御基板に設置された非接触ICタグ332であれば制御基板識別情報であってもよい。より具体的には、たとえば、基板ケース識別情報および制御基板識別情報は、所定の管理番号などでもよい。
受信アンテナ331は、ケーブル333によって検知部334と接続され、非接触ICタグ332から送信される遊技機300を識別する識別情報を含む電波を受信する。そして、受信アンテナ331は、受信された識別情報をケーブル333を介して検知部334へ出力する。具体的には、受信アンテナ331は、基板ケース310に設置された非接触ICタグ332からは基板ケース識別情報、各種制御基板に設置された非接触ICタグ332からは制御基板識別情報を受信することとしてもよい。
検知部334は、受信アンテナ331から出力される識別情報に基づいて、遊技機に対する不正行為を検知する。具体的には、たとえば、検知部334は、識別情報が入力されない場合、基板ケース310や各種制御基板への不正行為があったことを検知する構成でもよい。
また、検知部334は、たとえば、受信アンテナ331から出力される基板ケース識別情報と、制御基板識別情報との組合せの状態が変更された場合に不正行為の発生を検知する構成でもよい。具体的には、基板ケース識別情報と、制御基板識別情報とに異なる管理番号が設定されている場合、それまでに入力されていた管理番号の組合せに変更があった場合、いずれか一方の管理番号が入力されない場合に不正行為の発生を検知する。すなわち、不正行為によって基板ケース310あるいは制御基板が取り替えられたことを検知することができる。
また、検知部334は、図示しない記録部によって、あらかじめ定められた管理番号の組合せを記録して、記録された管理番号の組合せと、入力される管理番号の組合せが異なる場合に不正行為の発生を検知することとしてもよい。記録部は、たとえば、管理番号の組合せを記録する代わりに、遊技機300に対応する基板ケース識別情報および制御基板識別情報の管理番号を記録する構成としてもよい。この場合、検知部334は、入力される基板ケース識別情報と、記録された基板ケース識別情報とが異なるか否かによって、基板ケース310が不正に取り替えられたことを検知し、入力される制御基板識別情報と、記録された制御基板識別情報とが異なるか否かによって、制御基板が不正に取り替えられたことを検知することができる。
(受信アンテナおよび非接触ICタグの概要)
つぎに、図4を用いて、本発明の受信アンテナ331および非接触ICタグ332の概要について説明する。図4は、本発明の受信アンテナおよび非接触ICタグの概要を示す説明図である。
図4において、図3に示した受信アンテナ331は、アンテナ基板401と、アンテナコイル402と、ケーブル333と、から構成されている。また、非接触ICタグ332は、タグ基板411と、コイル412と、ICチップ413と、から構成されている。
受信アンテナ331は、アンテナ基板401上に形成されたアンテナコイル402によって、所定範囲内に設置される非接触ICタグ332と通信をおこなう。具体的には、受信アンテナ331は、図3に示した基板ケース310の表面に設置され、該基板ケース310内部に設置された非接触ICタグ332と通信をおこなう。ここで、所定範囲は、受信アンテナ331と非接触ICタグ332との通信特性によって決められ、たとえば、2.0cm以内の範囲に設定される。
アンテナコイル402は、アンテナ基板401の外縁に沿って、所定径を有する略四角状の環状に形成されており、ケーブル333と接続されている。また、アンテナコイル402は、アンテナ基板401の形状にもよるが、これ以外、楕円状や円状としてもよい。ケーブル333は、図3に示した検知部334に接続されている。具体的には、検知部334は、図示しないリードライト基板を備えており、ケーブル333によって該リードライト基板と、受信アンテナ331とが接続される構成としてもよい。
なお、図4では図示しないが、アンテナ基板401は、透明部材によって形成されたり、アンテナコイル402の内側における所定径の領域が開口された構成でもよい。このようにすることで、たとえば、図3に示した基板ケース310に受信アンテナ331を設置した場合でも、基板ケース310内部に設置された各種制御基板を、該基板ケース310の外側から目視することができる。
非接触ICタグ332は、タグ基板411上に設置されたICチップ413の制御にしたがって、コイル412を介して、所定範囲内に設置される受信アンテナ331と通信をおこなう。具体的には、非接触ICタグ332は、図3に示した基板ケース310や制御基板に設置され、該基板ケース310表面に設置された受信アンテナ331と通信をおこなう。
具体的には、非接触ICタグ332は、ICチップ413の制御にしたがって、遊技機300の識別情報を受信アンテナ331に送信する。すなわち、所定範囲内に受信アンテナ331がある場合、該受信アンテナ331によって非接触ICタグ332からの識別情報が受信されることとなり、所定範囲内に受信アンテナ331がない場合、識別情報が受信されない構成である。したがって、各種制御基板の不正改造や不正基板への交換などの不正行為の際、受信アンテナ331と、非接触ICタグ332との間の距離が所定範囲外となると、識別情報が受信できなくなり、図3に示した検知部334によって不正行為の発生を検知することができる。換言すれば、非接触ICタグ332からの電波が受信できずに遊技機300が識別できなくなることで、不正行為の発生を検知することができる。
また、非接触ICタグ332は、基板ケース310や各種制御基板に設置され、それぞれ識別情報として、基板ケース識別情報や制御基板識別情報を受信アンテナに送信する構成でもよい。このようにすれば、検知部334は、基板ケース識別情報や制御基板識別情報が受信できなかった場合に加え、受信された基板ケース識別情報や制御基板識別情報の組合せに応じても不正行為を検知することができ、不正行為の検知の精度を向上させることができる。
なお、図4では説明を省略したが、タグ基板411は透明部材(たとえば、シール)であってもよく、図3に示した基板ケース310(310a,310b,310c)にタグ基板411を貼付した場合であっても、基板ケース310内部に設置された各種制御基板を、該基板ケース310の外側から目視することができる。
(受信アンテナおよび非接触ICタグの設置の概要)
つぎに、図5および図6を用いて、本発明の実施の形態1にかかる受信アンテナ331および非接触ICタグ332の設置の概要について説明する。図5は、本発明の実施の形態1にかかる制御基板および制御基板を覆う基板ケースの一例を示す斜視図である。
図5において、制御基板550は、基板ケース310に覆われており、具体的には、遊技機300を制御する電子部品551を搭載した制御基板550の上面510および側面511を覆う構成である。
基板ケース310の上面510は、基板ケース310の内部に設置された制御基板550に対して略平行な面によって構成され、側面511は、制御基板550に対して略垂直な面によって構成されており、基板ケース310および制御基板550によって、いわゆる直方体を形成する。
ここで、基板ケース310において、制御基板550に向いている側の面を裏面530、制御基板550に向いていない側の面を表面520として説明する。すなわち、基板ケース310において、上面510および側面511の外側が表面520、該上面510および側面511の内側が裏面530である。
さらに、基板ケース310は、該基板ケース310の内部を外部から目視可能な透明部材によって形成されている。具体的には、基板ケース310は、基板ケース310の内部に設置された制御基板550に搭載された電子部品551や、該制御基板550そのものに不正行為がないか目視するため、透明部材によって形成される。
また、詳細は図6を用いて説明するが、基板ケース310は、図4に示した受信アンテナ331や非接触ICタグ332を収容する収容部を備えている。具体的には、収容部は、基板ケース310の側面511に設けられる構成でもよく、遊技機300を識別するため、図示しない受信アンテナ331や非接触ICタグ332を収容する。このように、収容部を側面511に設けることで、基板ケース310の内部を外部から適切に目視することができる。換言すれば、基板ケース310内部の目視を妨げることなく設けられた収容部によって、受信アンテナ331や非接触ICタグ332を収容することができる。
図6は、本発明の実施の形態1にかかる受信アンテナおよび非接触ICタグの収容の一例を示す説明図である。図6において、受信アンテナ収容部601、非接触ICタグ収容部602は、基板ケース310における側面511に形成されている。受信アンテナ収容部601は、所定深さの凹部であり、縦横の長さ(開口径)は受信アンテナ331の外径形状とほぼ同じである。また、非接触ICタグ収容部602は、基板ケース310の側面511に設けられた所定深さおよび縦横長さを有する空洞部である。
受信アンテナ収容部601は、受信アンテナ331を収容し、具体的には、図示しない爪部やネジ部や溝部や粘着テープなどを用いて受信アンテナ331を係止する。このように係止された受信アンテナ331は、非接触ICタグ332(332a,332b)の所定範囲内に保たれ、それぞれ識別情報を受信する構成である。ここで、所定範囲は、受信アンテナ331と非接触ICタグ332との通信特性によって設定することができる。
非接触ICタグ収容部602は、非接触ICタグ332aを収容し、図示しない爪部やネジ部や溝部や粘着テープなどを用いて非接触ICタグ332aを係止する。このように非接触ICタグ収容部602は、空洞部によって非接触ICタグ332aを収容するため、非接触ICタグ332aへの直接的な改造を防ぐことができる。そして、非接触ICタグ332aは、受信アンテナ331から所定範囲内に設置され、基板ケース310を識別する基板ケース識別情報を受信アンテナ331に対して発信する。
また、制御基板550には、非接触ICタグ332bが設置されている。具体的には、非接触ICタグ332bは、受信アンテナ331から所定範囲内に設置され、制御基板550を識別する制御基板識別情報を受信アンテナ331に対して発信する。
より具体的には、たとえば、非接触ICタグ332(332a,332b)は、AFI(Authority and Format Indentifier)を用いて、それぞれ識別情報を受信アンテナ331に対して発信し、受信アンテナ331は、受信した各識別情報を図3に示した検知部334へ出力する。このように、非接触ICタグ332に個別に対応した受信アンテナ331を用いずに、単数の受信アンテナ331によって複数の非接触ICタグ332から識別情報を受信する構成とすることで、部品点数の低減を図ることができる。
なお、図6の説明では、受信アンテナ331と、非接触ICタグ332とが平行となるようにしたが、受信アンテナ331が非接触ICタグ332からの電波を受信できる配置であればよく、非接触ICタグ332と、受信アンテナ331とが所定範囲内に設置される構成であればよい。また、図6の説明では、非接触ICタグ収容部602における空洞部によって非接触ICタグ332aを収容する構成としたが、空洞部を設けずに、受信アンテナ収容部601の裏面に非接触ICタグ332aを貼付する構成としてもよい。このようにすれば、側面511に空洞部を形成することなく、簡易に基板ケース310を識別する非接触ICタグ332aを係止することができる。
また、図6では説明を省略したが、受信アンテナ収容部601に係止された受信アンテナ331への直接的な改造を防ぐため、受信アンテナ331を収容した状態で受信アンテナ収容部601を覆う蓋(不図示)を設けることとしてもよい。このように、蓋を設けることで、受信アンテナ331に対する不正を防止することができる。
(受信アンテナおよび非接触ICタグの収容の別の例)
図7は、本発明の実施の形態1にかかる受信アンテナおよび非接触ICタグの収容の別の一例を示す説明図である。図6の説明では、受信アンテナ収容部601によって受信アンテナ331を収容する構成として説明したが、図7では、受信アンテナ331をアンテナケースに挿入する場合について説明する。
具体的には、図7において、受信アンテナ331および非接触ICタグ332の収容部701は、基板ケース310における側面511に形成された所定深さの凹部であり、縦横の長さ(開口径)は受信アンテナ331が挿入されるアンテナケース710の外径形状とほぼ同じである。アンテナケース710は、所定の深さを有し、外径形状(縦横の長さ)は、収容部701の縦横の長さ(開口径)とほぼ同じである。このアンテナケース710は、電気的に絶縁性を有するプラスチックなどの透明部材によって形成され、図示しない爪部やネジ部や溝部や粘着テープなどを用いて内部に受信アンテナ331を係止する。このように、内部に受信アンテナ331を係止することで、受信アンテナ331に対する直接的な改造を防ぐことができる。
収容部701は、アンテナケース710および非接触ICタグ332aを収容する。具体的には、図示しない爪部やネジ部や溝部や粘着テープなどを用いてアンテナケース710および非接触ICタグ332aを係止する。このように係止されたアンテナケース710および非接触ICタグ332aによって、受信アンテナ331は、非接触ICタグ332(332a,332b)の所定範囲内に保たれ、それぞれ識別情報を受信する構成である。
なお、図7では、非接触ICタグ332aを、収容部701における基板ケース310の表面520に設置させているが、基板ケース310の裏面530に設置する構成としてもよい。このようにすれば、非接触ICタグ332aに対して、基板ケース310の表面520側からの直接的な改造を防ぐことができる。
また、図7の説明では説明を省略したが、非接触ICタグ332をアンテナケース710の内部に設ける構成としてもよい。換言すれば、受信アンテナ331が挿入されるアンテナケース710を識別する非接触ICタグ332を設置して、受信アンテナ331によって、基板ケース310、制御基板550、アンテナケース710それぞれの識別情報を受信する構成でもよい。このようにすれば、検知部334は、基板ケース識別情報や制御基板識別情報にくわえ、アンテナケース識別情報を用いて不正行為を検知することができる。
以上説明したように、実施の形態1によれば、基板ケースおよび制御基板に設置された非接触ICタグからの識別情報を用いて、遊技機への不正行為を的確に検知することができる。さらに、基板ケースに設置された非接触ICタグおよび制御基板に設置された非接触ICタグからの識別情報を用いる構成であるため、基板ケースあるいは制御基板のいずれかに不正があった段階で不正行為を検知することができる。
換言すれば、基板ケースあるいは制御基板に対して不正があった段階で不正行為の発生を検知することができるため、不正行為が発生した順序や不正行為のなされた箇所などを特定することができる。特に、制御基板の各電子部品に対応して非接触ICタグを設置する場合、不正行為のなされた箇所を特定することで、適切な対応をとることができる。
くわえて、基板ケースや制御基板に対する不正行為を検知するため、受信アンテナおよび非接触ICタグを、基板ケースの側面を利用して容易に収容することができる。このように収容部を基板ケースの側面に設ける構成としたことで、基板ケースの内側を目視する場合であっても受信アンテナや非接触ICタグが妨げとなることがないため、使用者(たとえば、パチンコホールの従業員)は、適切な目視確認をおこなうことができる。
また、基板ケースに設置された非接触ICタグおよび制御基板に設置された非接触ICタグからの識別情報を用いる構成であるため、非接触ICタグや受信アンテナが取り付けられた状態のまま基板ケースを切り取り、切り取った開口部から裏ロムへの交換がされる場合であっても、制御基板に設置されているはずの正規の非接触ICタグからの電波が受信できなくなるため、不正行為を確実に検知して、使用者(たとえば、パチンコホールの従業員)に、適切な目視確認を促すことができる。
また、あらかじめ受信アンテナを基板ケース内部に組み込まなくてもよいため、サンド装置など外部機器から導出されている受信アンテナを利用することができる。すなわち、遊技機の機種の入れ替えがあっても同じ受信アンテナを使用できるため、入れ替えごとに受信アンテナを用意しなくてもよく、設備コストの低減を図ることができる。
また、図6および図7の説明では、非接触ICタグからの電波を受信する受信アンテナや非接触ICタグを収容する1つの収容部について説明したが、遊技機に複数の収容部を備える構成としてもよい。具体的には、図3に示した基板ケース310a,310b,310cのそれぞれに収容部を設ける構成とすれば、いずれかの制御基板(たとえば、主基板、演出基板、賞球基板など)に対する不正を的確に検知することができる。
また、アンテナケースに受信アンテナを挿入する構成とすれば、受信アンテナへの直接的な改造を防ぐことができる。くわえて、サンド装置など外部機器から導出されている受信アンテナをアンテナケースに挿入して基板ケースに取り付ける構成であるため、遊技機側の基板ケースと、サンド装置など外部機器との間の電気的な絶縁を実現することができる。
さらに、受信アンテナを挿入可能なアンテナケースであれば、形状を限定しなくてもよく、基板ケースの収容部におけるアンテナケースの収容の構成をフレキシブルに形成し、汎用性の向上を図ることができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。前述の実施の形態1では、基板ケース310の側面511に設けられた受信アンテナ収容部601、非接触ICタグ収容部602や収容部701によって受信アンテナ331および非接触ICタグ332を収容する場合について説明したが、本発明の実施の形態2では、基板ケース310の上面510に受信アンテナ331および非接触ICタグ332を収容する場合について説明する。
なお、本発明の実施の形態2にかかる遊技機の基本構成については図1、遊技機の制御部の内部構成については図2、遊技機の背面については図3、受信アンテナおよび非接触ICタグの概要については図4とそれぞれほぼ同様であるため説明を省略する。
(受信アンテナおよび非接触ICタグの設置の概要)
図8を用いて、本発明の実施の形態2にかかる受信アンテナ331および非接触ICタグ332の設置の概要について説明する。図8は、本発明の実施の形態2にかかる受信アンテナおよび非接触ICタグの収容の一例を示す説明図である。
図8において、受信アンテナ収容部801、非接触ICタグ収容部802は、基板ケース310における上面510に形成されている。受信アンテナ収容部801は、所定深さの凹部であり、縦横の長さ(開口径)は受信アンテナ331の外径形状とほぼ同じである。また、非接触ICタグ収容部802は、基板ケース310の上面510に設けられた所定深さおよび縦横長さを有する空洞部である。
受信アンテナ収容部801は、受信アンテナ331を収容し、具体的には、図示しない爪部やネジ部や溝部や粘着テープなどを用いて受信アンテナ331を係止する。このように係止された受信アンテナ331は、非接触ICタグ332(332a,332b)の所定範囲内に保たれ、それぞれ識別情報を受信する構成である。ここで、所定範囲は、受信アンテナ331と非接触ICタグ332との通信特性によって設定することができる。
非接触ICタグ収容部802は、非接触ICタグ332aを収容し、図示しない爪部やネジ部や溝部や粘着テープなどを用いて非接触ICタグ332aを係止する。このように非接触ICタグ収容部802は、空洞部によって非接触ICタグ332aを収容するため、非接触ICタグ332aへの直接的な改造を防ぐことができる。そして、非接触ICタグ332aは、受信アンテナ331から所定範囲内に設置され、基板ケース310を識別する基板ケース識別情報を受信アンテナ331に対して発信する。
また、制御基板550上には、非接触ICタグ332bが設置されている。具体的には、非接触ICタグ332bは、受信アンテナ331から所定範囲内に設置され、制御基板550を識別する制御基板識別情報を受信アンテナ331に対して発信する。より具体的には、非接触ICタグ332bは、制御基板550上における目視による監視対象となる電子部品551が配設されていない領域に設置される。すなわち、基板ケース310の上面510側から電子部品551を監視する場合であっても、受信アンテナ331および非接触ICタグ332が邪魔にならないように、受信アンテナ収容部801、非接触ICタグ収容部802を設け、受信アンテナ331および非接触ICタグ332が設置されることとなる。
また、図8では、非接触ICタグ332bを制御基板550上に設置することとしたが、CPUやその他電子部品551などに直接設置することとしてもよい。このようにすれば、CPUや電子部品551に対する不正行為を迅速かつ的確に検知することができる。
なお、図8では説明を省略したが、受信アンテナ331を収容する場合、図7に示したアンテナケース710を利用する構成でもよい。
以上説明したように、実施の形態2によれば、基板ケースの上面を有効利用して、基板ケース内部の目視を妨げることなく、受信アンテナおよび非接触ICタグを収容することができる。
以上説明したように、本発明によれば、基板ケースや制御基板に設置された受信アンテナおよび非接触ICタグによって、迅速に遊技機の不正を検知して、適切な目視を促すことができる。したがって、遊技の提供者(たとえば、パチンコ事業者)は、不正に迅速に対応して、遊技者に適切な遊技を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる遊技機は、パチンコ遊技機、スロット遊技機、その他各種遊技機に有用であり、特に、パチンコホールやゲームセンター(プレイランド)、家庭用ゲーム機での設置、使用に適している。
本発明の遊技機の遊技盤の一例を示す正面図である。 遊技機の制御部の内部構成を示すブロック図である。 本発明の遊技機の背面図である。 本発明の受信アンテナおよび非接触ICタグの概要を示す説明図である。 本発明の実施の形態1にかかる制御基板および制御基板を覆う基板ケースの一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる受信アンテナおよび非接触ICタグの収容の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1にかかる受信アンテナおよび非接触ICタグの収容の別の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2にかかる受信アンテナおよび非接触ICタグの収容の一例を示す説明図である。
符号の説明
300 遊技機
302 サンド装置
310(310a,310b,310c) 基板ケース
320 裏カバー
331 受信アンテナ
332(332a,332b) 非接触ICタグ
333 ケーブル
334 検知部
601,801 受信アンテナ収容部
602,802 非接触ICタグ収容部
701 収容部
710 アンテナケース

Claims (9)

  1. 遊技機を制御する制御基板に対して側面および上面を覆う基板ケースと、
    前記遊技機を識別するための非接触ICタグと、
    前記非接触ICタグからの電波を受信する受信アンテナと、を備え、
    前記非接触ICタグは、当該制御基板と、当該基板ケースとにそれぞれ1つ以上設置され、
    前記受信アンテナによって受信された電波に基づいて、前記遊技機に対する不正行為を検知する不正検知手段を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記基板ケースに前記非接触ICタグを収容する非接触ICタグ収容部を備え、
    前記非接触ICタグ収容部に前記非接触ICタグを収容することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記基板ケースは、前記受信アンテナを収容する受信アンテナ収容部を備え、
    前記受信アンテナ収容部は、前記非接触ICタグと、前記受信アンテナとが通信可能な所定範囲内に設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記非接触ICタグは、前記制御基板上に配設された監視対象となる監視対象電子部品に応じて、当該制御基板上に設置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の遊技機。
  5. 前記非接触ICタグ収容部は、前記基板ケースの側面に設けられることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の遊技機。
  6. 前記受信アンテナ収容部は、前記基板ケースの側面に設けられることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の遊技機。
  7. 前記制御基板に設置された前記非接触ICタグは、当該制御基板を識別する制御基板識別情報に関する電波を発信し、前記基板ケースに設置された前記非接触ICタグは、当該基板ケースを識別する基板ケース識別情報に関する電波を発信し、
    前記不正検知手段は、前記制御基板識別情報と、前記基板ケース識別情報との組合せの状態が変更された場合、前記遊技機に対する不正行為の発生を検知することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の遊技機。
  8. 前記不正検知手段は、前記制御基板識別情報と、前記基板ケース識別情報とが、あらかじめ定められた組合せでない場合、前記遊技機に対する不正行為の発生を検知することを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 前記不正検知手段は、あらかじめ前記遊技機に応じて設定された遊技機識別情報と、前記制御基板識別情報および前記基板ケース識別情報とを比較することで、当該遊技機に対する不正行為の発生を検知することを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
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JP2011138372A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Nec Personal Products Co Ltd 電子機器

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