JP2004129851A - 遊技用管理装置及び遊技用管理システム - Google Patents

遊技用管理装置及び遊技用管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】管理対象となる遊技場に設置された複数の遊技機メーカーの遊技機の搭載部品が正規のものであるか、或いは不正部品であるか、を判別できる遊技用管理装置及び遊技用管理システムを提供すること。
【解決手段】遊技場IDと、遊技機101に搭載されたCPUに付与されたチップIDと、CPUが実装された遊技制御基板が収納された基板ケースに付与されたユニットIDと、をホール端末104により読み出し、チップID及びユニットIDと、遊技場を識別可能な遊技場IDと、を含む認証要求を第三者機関等に設置されたID管理サーバ5に送信する。ID管理サーバ5は、受信した認証要求に含まれる各IDの組合せと、ID管理テーブルに登録されている各IDの組合せと、を照合して認証要求に含まれる各IDの組合せと一致するIDの組合せがID管理テーブルに存在するか否かを判定し、その判定結果をホール端末104に返信する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に搭載される遊技用演算処理装置や遊技制御基板等、遊技の制御を担う部品の搭載状況を管理する遊技用管理装置及び遊技用管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、遊技場に設置されたパチンコ機やスロットマシン等の遊技機に対する不正行為が問題とされている。特に、これら遊技機の制御を担う部品を不正に改造された部品、例えば、所定の手順にて遊技を行うことにより通常よりも大当りが発生しやすいように改造された部品に交換し、不当に利益を得る行為が後を絶たないのが実状である。
【0003】
これら不正部品は、正規の部品と非常に似通った外観を有するため、遊技場側で注意を払っても、改造された部品であるか正規の部品であるかの判別をすることが非常に困難であった。
【0004】
このため、遊技機の制御を担う遊技用演算処理装置の記憶部に、書き換え不能な固有の識別情報を読み出し可能に記憶したり、遊技用演算処理装置が実装された基板を収納する基板ケースに固有の識別情報が印刷されたシールを添付して、これら遊技用演算処理装置から読み出した識別情報や基板ケースの識別情報をメーカーに問い合わせ、問い合わせのあった識別情報とメーカーが管理するデータベースとを照合することにより、不正部品に交換されているか否かを判別する管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−85794号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような管理システムでは、遊技場からの問い合わせに応じてメーカーが識別情報の認証を行う構成とされているため、これら管理システムが構築されていないメーカーの遊技機に搭載されている部品については、その部品が正規のものであるか、或いは不正部品であるか、を判別することができないという問題があった。
【0007】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、管理対象となる遊技場に設置された複数の遊技機メーカーの遊技機の搭載部品が正規のものであるか、或いは不正部品であるか、を判別できる遊技用管理装置及び遊技用管理システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技用管理装置は、遊技場外に設置される遊技用管理装置であって、
管理対象の遊技場を個々に識別可能な第1の識別情報と、前記管理対象の遊技場に設置された遊技機であって、遊技に関する制御を実行する遊技制御ユニットが搭載された遊技機の前記遊技制御ユニットに付与された、該遊技制御ユニットを個々に識別可能な第2の識別情報と、を対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
前記管理対象の遊技場から送信された前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報を受付ける識別情報受付手段と、
前記識別情報受付手段にて受付けた各識別情報の組合せと、前記識別情報記憶手段に対応付けて記憶されている各識別情報の組合せと、を比較し、一致する組合せが存在するか否かを判定する識別情報判定手段と、
前記識別情報判定手段による判定結果を送信元の遊技場に返信する判定結果返信手段と、を備え、
前記識別情報記憶手段には、前記第1の識別情報と、前記管理対象の遊技場に設置された各種遊技機メーカーの遊技機の前記遊技制御ユニットに付与された前記第2の識別情報と、が対応付けて記憶されていることを特徴としている。
この特徴によれば、管理対象の遊技場から送信された、各遊技場を個々に識別可能な第1の識別情報と、該遊技場に設置される各種遊技機メーカーの遊技機に搭載された遊技制御ユニットに対して付与された第2の識別情報と、の組合せと一致する組合せが存在するか否か、によって該当する遊技機に不正部品が搭載されているか否かが判別されるため、各遊技機のメーカー毎に管理システムが構築されていない場合でも、例えば、遊技用管理装置を第三者機関等に設置することにより、管理対象となる遊技場に設置された複数の遊技機メーカーの遊技機を対象として、不正部品が搭載されているか否かを判別できる。
【0009】
本発明の遊技用管理装置の前記遊技制御ユニットは、遊技に関する制御を実行する遊技用演算処理装置と、該遊技用演算処理装置が実装された遊技制御基板を収納する基板ケースと、を備え、
前記第2の識別情報は、前記遊技用演算処理装置に付与された、該遊技用演算処理装置を個々に識別可能な処理装置識別情報と、前記基板ケースに付与された、該基板ケースを個々に識別可能なケース識別情報と、を含むことが好ましい。
このようにすれば、第1の識別情報に対して1つの識別情報が対応付けられている場合に比較して、遊技機に不正部品が搭載されているか否かを判定する際の精度を向上させることができる。
【0010】
本発明の遊技用管理装置の前記遊技制御ユニットは、遊技に関する制御を実行する遊技用演算処理装置と、該遊技用演算処理装置が実装された遊技制御基板と、を備え、
前記第2の識別情報は、前記遊技用演算処理装置に付与された、該遊技用演算処理装置を個々に識別可能な処理装置識別情報と、前記遊技制御基板に付与された、該遊技制御基板を個々に識別可能な基板識別情報と、を含むことが好ましい。このようにすれば、第1の識別情報に対して1つの識別情報が対応付けられている場合に比較して、遊技機に不正部品が搭載されているか否かを判定する際の精度を向上させることができる。
【0011】
本発明の遊技用管理装置は、前記請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用管理装置と、
前記管理対象の遊技場において前記第2の識別情報を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段にて読み出された第2の識別情報と、当該遊技機が設置されている遊技場を識別可能な前記第1の識別情報と、を前記遊技用管理装置に送信する識別情報送信手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、管理対象の遊技場から送信された、各遊技場を個々に識別可能な第1の識別情報と、該遊技場に設置される各種遊技機メーカーの遊技機に搭載された遊技制御ユニットに対して付与された第2の識別情報と、の組合せと一致する組合せが存在するか否か、によって該当する遊技機に不正部品が搭載されているか否かが判別されるため、各遊技機のメーカー毎に管理システムが構築されていない場合でも、例えば、遊技用管理装置を第三者機関等に設置することにより、管理対象となる遊技場に設置された複数の遊技機メーカーの遊技機を対象として、不正部品が搭載されているか否かを判別できる。
【0012】
本発明の遊技用管理システムは、前記読み出し手段が前記遊技機に対応して設けられているとともに、
前記読み出し手段に対して前記第2の識別情報の読み出しを指示する読み出し指示手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、読み出し指示手段により第2の識別情報の読み出しを指示するのみで各遊技機の識別情報の読み出しを行えるため、遊技場における第2の識別情報の読み出しに伴う労力を大幅に軽減できる。
【0013】
本発明の遊技用管理システムは、前記読み出し指示手段は、予め設定された間隔で前記第2の識別情報の読み出しを指示するとともに、該予め設定された間隔は、遊技場側で変更不可能な間隔とされ、
前記遊技用管理装置から前記各識別情報の組合せが存在する旨の判定結果の返信を受けた場合に、前記各識別情報の組合せが存在すると判定された遊技機に対して稼働を許諾する稼働許諾手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、遊技場側で変更不可能な間隔で第1の識別情報及び第2の識別情報が遊技用管理装置に対して送信され、これら識別情報の組合せに基づいて不正部品が搭載されているか否かが判定されるため、例えば、遊技場側が故意に不正部品に交換した場合でもその不正部品を判別できる。また、不正部品が搭載されている遊技機に対しては稼働が許諾されないため、不正部品が搭載されたままの状態で遊技機が稼働してしまうことを防止できる。
【0014】
本発明の遊技用管理システムは、前記遊技制御ユニットは、前記遊技機の遊技に関する制御を実行する遊技用演算処理装置が実装された遊技制御基板と、該遊技制御基板が収納される基板ケースと、から構成され、
前記基板ケースは、破壊しない限り開放を不可能とする複数の封止部を有し、該複数の封止部のうちの所定の封止部を封止状態とすることにより前記遊技制御基板が取り出し不可能に収納される構成とされており、
前記基板ケースの封止部のうち、封止状態にある封止部を検出する封止部検出手段を前記遊技機に対応して設けるとともに、
前記識別情報記憶手段は、前記第2の識別情報と、該第2の識別情報により識別される前記遊技制御ユニットの前記基板ケースの封止部のうち、封止状態にある封止部を特定可能な封止部特定情報と、を対応付けて記憶し、
前記識別情報送信手段は、前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報に加えて該当する遊技機の前記封止部検出手段の検出に基づく前記封止部特定情報を前記遊技用管理装置に対して送信し、
前記識別情報判定手段は、前記管理対象の遊技場から受付けた各識別情報及び前記封止部特定情報の組合せと、前記識別情報記憶手段に対応付けて記憶されている各識別情報及び前記封止部特定情報の組合せと、を比較し、一致する組合せが存在するか否かを判定することが好ましい。
このようにすれば、遊技制御基板を収納する基板ケースの開放、すなわち遊技制御基板やその搭載部品が不正基板や不正部品に交換された可能性が高いことを早期に発見できるため、これら不正基板や不正部品への交換に対して迅速に対処できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明が適用された遊技用管理システムの構成を示す図であり、本実施例の遊技用管理システムは、管理対象の遊技場に設置されたパチンコ機やスロットマシン等の遊技機101に搭載された遊技制御ユニット102と通信ケーブル103を介して接続され、これら接続された遊技制御ユニット102から後述するチップID(第2の識別情報、処理装置識別情報)及びユニットID(第2の識別情報、ケース識別情報)の読み出しを行うホール端末104(識別情報送信手段、読み出し指示手段、稼働許諾手段)と、遊技場外の第三者機関に設置されて、後述するチップID、ユニットID、及び管理対象の遊技場を個々に識別可能な遊技場ID(第1の識別情報)の管理を行うID管理サーバ5(遊技用管理装置)と、から構成されており、ホール端末104は、インターネット等の通信回線網6を介してID管理サーバ5とのデータの送受が可能とされている。
【0016】
まず、遊技機101に搭載される遊技制御ユニット102について説明すると、遊技制御ユニット102は、図2(a)(b)に示すように、遊技機101の遊技に関する制御を実行する制御部128が実装された遊技制御基板121と、この遊技制御基板121を収納する基板ケース120と、から構成されている。
【0017】
基板ケース120は、上面が開放する筺状に形成され、その開放面から遊技制御基板121が収容される下部基板ケース120bと、下部基板ケース120bの開放面のほぼ全体を被覆し、遊技制御基板121の取り出しを規制する上部基板ケース120aと、から構成されている。
【0018】
上部基板ケース120aの一方の端部には、先端にネジ孔が形成された封止片124が複数設けられているとともに、他方の端部には、外方に突出する係止片122が設けられている。また、上部基板ケース120aの所定位置、具体的には、収容される遊技制御基板121に実装された後述の送受信モジュール129の近傍となる位置に後述するICタグ127が埋設されている。
【0019】
下部基板ケース120bの一方の端部には、上部基板ケース120aが取付けられた際にその封止片124が対応する位置に、封止片124とほぼ同形状の封止片125が複数設けられているとともに、他方の端部には、上部基板ケース120aの係止片122に対応して係止孔123が形成されている。
【0020】
基板ケース120は、下部基板ケース120bに遊技制御基板121を収容した後、上部基板ケース120aの係止片122を下部基板ケース120bの係止孔123に係止させるとともに、上部基板ケース120aのいずれか1つの封止片124と下部基板ケース120bの対応する封止片125との双方をワンウェイネジ126により連結することで、遊技制御基板121が収納された一体のケースが形成されるようになっている。
【0021】
ワンウェイネジとは、一方向にしかねじ込むことができない、すなわち一度ねじ込むと逆方向に回転させて取外すことができないネジであり、上部基板ケース120aの封止片124と下部基板ケース120bの封止片125とをワンウェイネジ126で連結することで、他方の端部は係止片122が係止孔123により係止されているため、連結された封止片124、125を破壊しない限り、下部基板ケース120bの開放面から上部基板ケース120aを取り外せないようになっている。すなわち上部基板ケース120aと下部基板ケース120bとをワンウェイネジ126にて連結した場合には、封止片124、125を破壊しない限り、基板ケース120の内部に収納された遊技制御基板121が取り出せないようになっている。
【0022】
尚、本実施例の基板ケース120は、一方の端部のみを封止片124、125及びワンウェイネジ126により封止し、他方の端部を係止する構造とされているが、両方の端部を封止する構造としても良い。すなわち、他方の端部にも、前述した一方の端部と同一構造の封止片124、125を複数設け、これらの封止片124、125をワンウェイネジ126で連結するようにしても良い。この場合に基板ケース120は、一方の端部において上部基板ケース120aのいずれか1つの封止片124と下部基板ケース120bの対応する封止片125とをワンウェイネジ126により連結するとともに、他方の端部において上部基板ケース120aのいずれか1つの封止片124と下部基板ケース120bの対応する封止片125とをワンウェイネジ126により連結することで、一体のケースが形成されることとなる。
【0023】
図3は、遊技制御ユニット102の構成及び遊技制御基板121の構成を示すブロック図である。
【0024】
前述したように、基板ケース120を構成する上部基板ケース120aには、ICタグ127が設けられているとともに、各封止片124、125の連結状態(封止状態)、すなわち封止片124、125による基板ケース120のカシメ位置を検出するカシメ検出回路132が設けられている。
【0025】
ICタグ127は、制御回路、基板ケース120を個々に識別可能に付与されたユニットIDを格納する不揮発性ROM、コイルアンテナが内蔵された集積回路であり、後述する送受信モジュール129と不接触にてデータの送受が可能とされている。具体的には、送受信モジュール129から受信した読み出し要求に応じてROMに記憶されたユニットID及び前述したカシメ検出回路132によるカシメ位置(封止部特定情報)を送受信モジュール129に対して送信する制御を行うようになっている。
【0026】
カシメ検出回路132は、図4(a)に示すように構成されている。詳しくは、各封止片124に形成されたネジ孔内にICタグ127の端子に接続される検出端子133と、グラウンドに接続される検出端子134と、からなる一対の検出端子が非接続状態となるように設けられ、図4(b)に示すように、ワンウェイネジ126により封止片124、125が連結されることに伴い、ワンウェイネジ126を介して検出端子133、134が接続状態となって通電することにより、連結状態となった封止片124、125がICタグ127にて検出される構成とされており、ICタグ127において各封止片124、125の連結状態、すなわち各封止片124、125による基板ケース120のカシメ位置を検出できるようになっている。尚、図4(b)に示すように、封止片124、125が破壊された場合、すなわち封止片124、125の連結状態が解除された場合には、検出端子133、134の接続状態も解除されることとなるため、当該封止片124、125の連結状態の検出は非検出となる。
【0027】
遊技制御基板121は、コネクタ130(図2参照)に接続された通信ケーブル103を介してホール端末104と接続されている。また、遊技制御基板121には、遊技機101の遊技に関連した制御を実行する制御部128、ICタグ127と非接触にてデータの送受を行う送受信モジュール129及びID読み出し回路131が実装されている。尚、遊技制御基板121には、これら制御部128や送受信モジュール129、ID読み出し回路131の他にセンサやスイッチ類の検出を行うスイッチ回路や遊技に関連した各部の動作制御を行うための駆動回路等が実装されているが、ここでの詳細な説明は省略する。
【0028】
制御部128は、遊技に関連した動作を所定の手順で実行するCPU128aと、CPU128aの制御プログラム及び制御部128を個々に識別可能に付与されたチップIDを格納するROM128bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができるRAM128cと、CPU128aと外部回路との信号の整合性をとるためのI/Oポート128dとを含む1チップマイクロコンピュータであり、本発明の遊技用演算処理装置に該当する。
【0029】
送受信モジュール129は、前述のようにICタグ127と非接触にてデータの送受を行う回路であり、具体的には、ID読み出し回路131からの要求に応じてICタグ127に対して読み出し要求を送信し、これに基づき返信されたユニットID及びカシメ位置をID読み出し回路131に対して出力する制御を行う。
【0030】
ID読み出し回路131は、ホール端末104から読み出し要求を受信することに応じて、制御部128に対してチップIDの取得を要求するとともに、送受信モジュール129に対してユニットID及びカシメ位置の取得を要求し、これらの要求に応じて取得したチップID、ユニットID及びカシメ位置をホール端末104に対して送信する制御を行う。
【0031】
また、本実施例では、ID読み出し回路131がホール端末104から後述する稼働許諾を受信することで、制御部128に対して稼働有効化信号を出力する制御を行うようになっており、制御部128は、電源投入後、ID読み出し回路131より出力された稼働有効化信号を検出することに基づき遊技の制御動作を開始する、すなわち当該制御部128が搭載された遊技機101における遊技が実行できる状態に制御するようになっている。このように本実施例の遊技機101では、ID読み出し回路131がホール端末104から稼働許諾を受信することで遊技が実行可能に制御される構成とされており、稼働許諾を受信するまでは、遊技が行えないようになっている。
【0032】
図3(b)は、制御部128のROM128bに記憶されたチップID及びICタグ127の内部ROMに記憶されたユニットIDの構成を示す図である。
【0033】
チップID及びユニットIDは、図3(b)に示すように、IDの種別を示すID種別コード(CH=チップID、UN=ユニットID)、搭載される遊技機の種別を示す機種別コード(P=パチンコ機、S=スロットマシン)、当該部品の製造番号、製造した遊技機メーカーを示すメーカーコード、からなる文字列にて構成されている。
【0034】
これらチップID及びユニットIDは、当該部品が搭載される遊技機101を製造した遊技機メーカーに関わらず、一意に付与されたIDであるため、これらのIDが付与された部品を、製造した遊技機メーカーに関わらず個々に識別可能とされている。また、これらチップID及びユニットIDには、メーカーコードが含まれるため、これらIDが付与された部品を製造した遊技機メーカーを特定することも可能とされている。
【0035】
次いで、本実施例に適用したホール端末104について説明すると、ホール端末104は、図5に示すように、内部にてデータの送受を行うデータバス140に、このホール端末104が実施する各種処理(本発明における識別情報送信手段、読み出し指示手段、稼働許諾手段として機能する処理を含む)を行うCPU141、ワークメモリ等として使用されるRAM142、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC143、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置144、キーボードやマウス等の入力装置145、各種情報を表示出力する表示装置146、通信ケーブル103を介して接続された各遊技機101の遊技制御ユニット102(遊技制御基板121)とデータ通信を行う第1通信部147、通信回線網6と接続され、この通信回線網6を介して接続されたID管理サーバ5とデータ通信を行う第2通信部148、が接続された通常のコンピュータである。
【0036】
記憶装置144には、ホール端末104が各種処理(本発明における識別情報送信手段、読み出し指示手段、稼働許諾手段として機能する処理を含む)を行うための処理内容が記述された処理プログラムに加えて、遊技制御ユニット102から送信されたチップIDとユニットIDとカシメ位置と、これらの組合せの読み出し毎に生成した読み出しNo.と、これらの組合せを含む認証要求に応じてID管理サーバ5から返信された後述する認証結果レポートに基づく認証結果(OK=認証OK、NG1=ID組合せ違いによる認証NG、NG2=同一組合せによる認証NG、NG3=カシメ位置違いによる認証NG)と、を該当する遊技機101の台番号に対応付けて記憶する読み出しテーブルと、このホール端末104が設置された遊技場を識別可能な遊技場IDと、が記憶されている。
【0037】
ホール端末104は、後に詳述するが、遊技場側にて設定変更することが不可能に設定された所定間隔(例えば1日)毎に読み出しプログラムを起動するとともに、これに応じて該当する遊技機101の遊技制御ユニット102(ID読み出し回路131)に対して読み出し要求(読み出し指示)を送信し、これに基づき遊技制御ユニット102から送信されたチップID、ユニットID及びカシメ位置を読み出しテーブルに記憶する処理を行うとともに、これら遊技制御ユニット102から送信されて読み出しテーブルに記憶されたチップID、ユニットID及びカシメ位置、記憶装置144に記憶された遊技場ID、を含む認証要求を通信回線網6を介してID管理サーバ5に対して送信する処理を行う。更に、ID管理サーバ5から返信された認証結果レポートに基づき認証OKとされた遊技機101の遊技制御ユニット102に対して稼働許諾を送信する処理、すなわち認証OKとされた遊技機101の稼働を可能な状態とするための処理を行う。
【0038】
このように本実施例では、各遊技機101に搭載された遊技制御ユニット102を構成する遊技制御基板121にID読み出し回路131が実装されているとともに、ホール端末104から遊技制御ユニット102に対して読み出し要求が送信されることにより、ID読み出し回路131がチップID、ユニットID及びカシメ位置を取得し、ホール端末104に対して返信するようになっており、読み出しプログラムの起動により各遊技制御ユニット102に対してIDの読み出しを指示するのみで各遊技機101のチップID、ユニットID及びカシメ位置の読み出しを行えるため、遊技場における各IDの読み出しに伴う労力を大幅に軽減できる。
【0039】
次いで、本実施例における遊技用管理装置としてのID管理サーバ5について説明すると、ID管理サーバ5は、図6に示すように、内部にてデータの送受を行うデータバス50に、このID管理サーバ5が実施する各種処理(本発明における識別情報受付手段、識別情報判定手段、判定結果送信手段として機能する処理を含む)を行うCPU51、ワークメモリ等として使用されるRAM52、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC53、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置54、キーボードやマウス等の入力装置55、各種情報を表示出力する表示装置56、各種情報をプリント出力するプリンタ57、通信回線網6と接続され、この通信回線網6等を介して接続されたホール端末104とデータ通信を行う通信部58、が接続された通常のコンピュータである。
【0040】
記憶装置54には、ID管理サーバ5が各種処理(本発明における識別情報受付手段、識別情報判定手段、判定結果送信手段として機能する処理を含む)を行うための処理内容が記述された処理プログラムに加えて、管理対象の遊技場に設置された各種遊技機メーカーの遊技機101毎に、その遊技機101が設置されている遊技場を識別可能な遊技場IDと、その遊技機101に搭載された遊技制御基板121に実装されている制御部128に対して付与されたチップIDと、その遊技制御基板121が収納されている基板ケース120に対して付与されたユニットIDと、遊技場からの申請に基づき登録された当該基板ケース120のカシメ位置と、後述する設定時間「N」の範囲で当該組合せの認証要求を受付けた受付履歴と、が対応付けて記憶されたID管理テーブル(図7(a)参照)と、各遊技場ID毎に、当該遊技場IDから識別される遊技場のメールアドレスと、後述するID認証処理においてID漏洩と判定されたID漏洩履歴と、が対応付けて記憶された遊技場テーブル(図7(b)参照)と、から構成されるID管理データベースが記憶されている。尚、前述したID管理テーブルの登録データのうち、遊技場ID、チップID及びユニットIDの組合せは、該当する遊技機101が遊技場に納入された際に当該遊技機101を製造した各種遊技機メーカーから提供されたデータに基づき更新されるようになっている。
【0041】
以下、本実施例の遊技用管理システムにおいて、各遊技機101に搭載された遊技制御ユニット102におけるIDの認証を行う際の各部の動作状況を図8に基づいて説明する。
【0042】
まず、ホール端末104が遊技場側にて設定変更することが不可能に設定された所定間隔(例えば1日)毎にIDの読み出しを行うための読み出しプログラムを起動し、これに基づきホール端末104に接続された全ての遊技機101の遊技制御ユニット102に対して読み出し要求が送信される(読み出しを指示する)。
【0043】
この読み出し要求の送信により遊技制御ユニット102からチップID、ユニットID及びカシメ位置が返信された場合には、読み出しNo.を生成するとともに、この生成した読み出しNo.と、遊技制御ユニット102から返信されたチップID、ユニットID及びカシメ位置と、を該当する遊技機101の台番号に対応付けて、読み出しテーブルに記憶する。
【0044】
次いで、これら各遊技機101の遊技制御ユニット102から返信されて読み出しテーブルに記憶されたチップID、ユニットID及びカシメ位置と、記憶装置144に記憶されている当該遊技場を識別可能な遊技場IDと、を含む認証要求をID管理サーバ5に対して送信する。
【0045】
チップID、ユニットID、カシメ位置及び遊技場IDを含む認証要求を受付けたID管理サーバ5では、認証要求に含まれるチップID、ユニットID及びカシメ位置と遊技場IDとの組合せに基づく認証処理が実行され、その認証結果を示す認証結果レポートがホール端末104に対して返信されるようになっている。
【0046】
認証結果レポートの返信を受けたホール端末104は、返信された認証結果レポートに基づき読み出しテーブルにおける各遊技機101の台番号毎の認証結果を更新するとともに、この更新された認証結果に基づく、各遊技機101毎の認証結果が表示された台別認証結果画面を表示装置146にて表示出力する。
【0047】
また、この更新された認証結果が認証OKとされた台番号の遊技機101の遊技制御ユニット102に対して稼働許諾を送信し、当該遊技機101を稼働可能な状態とする。尚、認証NGとされた台番号の遊技機101の遊技制御ユニット102に対しては稼働許諾が送信されないため、その遊技機101は稼働が不可能な状態とされる。
【0048】
図9は、ID管理サーバ5がホール端末104より認証要求を受信した際に実行する認証処理の制御内容を示すフローチャートである。
【0049】
この認証処理では、まず、認証要求に含まれる遊技場IDと、チップID及びユニットIDと、の組合せの中に同一の組合せが存在するか否かを判定する(S1)。
【0050】
S1のステップにおいて認証要求に含まれるIDの組合せの中に同一の組合せが存在する場合には、同一の組合せとなる読み出しNo.のIDの組合せを認証NG、すなわち不正部品の可能性があると判定する(S2)。
【0051】
S1、S2のステップの終了後、認証要求に含まれる遊技場IDと、チップID、ユニットID及びカシメ位置と、の組合せを読み出しNo.の昇順に1つ抽出し、これら抽出した遊技場ID、ユニットID、チップID及びカシメ位置の組合せと、ID管理テーブルに記憶されている遊技場ID、ユニットID、チップID及びカシメ位置の組合せと、を照合し(S3)、これら認証要求から抽出した組合せと一致する組合せが存在か否かを判定する(S4)。
【0052】
S4のステップにおいて認証要求から抽出した組合せと一致する組合せが存在する場合には、当該組合せを含む認証要求が、設定値「N」時間以内に、設定値「M」回受付けたか否かを判定する(S5)。
【0053】
これら設定値「N」「M」は、表示装置56に図10に示す同一組合せ受付制限値設定画面を表示させ、この同一組合せ受付制限値設定画面にて同一組合せが、過去「N」時間に「M」回受付けた場合にNG判定を行うかを設定入力することにより設定されてS5のステップに適用される。例えば、「N」の設定値として24が設定され、「M」の設定値として1が設定された場合には、S5のステップにおいて過去24時間以内に1回以上同一組合せの認証要求を受付けたか否かが判定されることとなる。
【0054】
図9に戻って、S5のステップにおいて、S4のステップにおいて一致した組合せが設定値「N」時間以内に、設定値「M」回受付けていないと判定した場合には、当該組合せを認証OK、すなわち正規の組合せであると判定する(S6)。
【0055】
また、S5のステップにおいて、S4のステップにおいて一致した組合せが設定値「N」時間以内に、設定値「M」回受付けていると判定した場合には、当該組合せを認証NG、すなわち正規の組合せであるが、不正部品の可能性があると判定する(S7)。
【0056】
また、S4のステップにおいて認証要求から抽出した組合せと一致する組合せが存在しない場合には、当該組合せを認証NG、すなわち正規の組合せではないため、不正部品の可能性があると判定する(S8)。次いで、当該組合せのうちチップID及びユニットIDの組合せと一致する組合せが存在するか否かを判定する(S9)。
【0057】
S9のステップにおいてチップID及びユニットIDの組合せと一致する組合せが存在する場合には、一致する組合せに対応して登録されている遊技場ID、すなわち認証NGと判定されたチップID及びユニットIDの組合せの遊技機101が設置されている正規の遊技場を識別可能な遊技場IDを抽出し(S10)、この抽出した遊技場IDに対応して遊技場管理テーブルに登録されているメールアドレスに対して、図11に示すように、遊技機101のID、すなわちチップID及びユニットIDの組合せが漏洩している可能性がある旨を示す警告情報を電子メールとして送信する(S11)。
【0058】
S3のステップにおいて照合を行った組合せの判定が終了した場合には、認証要求に含まれる全ての組合せの照合が完了したか否かを判定する(S12)。
【0059】
S12のステップにおいて照合を行っていない組合せが残っていると判定された場合には、S3のステップに戻り、認証要求に含まれる全ての組合せの照合が完了するまで、S3〜S12のステップを繰り返し実行する。
【0060】
また、S12のステップにおいて認証要求に含まれる全ての組合せの照合が完了した場合には、認証を行った組合せの読み出しNo.毎の認証結果に基づく認証結果レポートを作成し(S13)、この作成した認証結果レポートを認証要求の送信を受けたホール端末104に対して返信する(S14)。
【0061】
図12は、ホール端末104がID管理サーバ5から認証結果レポートの返信を受けた際に表示装置146に表示出力される台別認証結果画面を示す図である。
【0062】
台別認証結果画面には、各遊技機101の台番号毎に、ID管理サーバ5による各遊技機101の認証結果(認証OKまたは認証NG)及び認証NGの理由となった項目(ID組合せ違いによるNGであるか、同一組合せによるNGであるか、カシメ位置違いによるNGであるか)が、一覧で表示される。
【0063】
このように本実施例の遊技用管理システムでは、遊技機101に搭載された遊技制御ユニット102から送信されたチップID、ユニットID及びカシメ位置と、当該遊技場の遊技場IDとを含む認証要求が、ホール端末104によりID管理サーバ5に送信され、これに基づきID管理サーバ5において、受信した認証要求に含まれる遊技場ID、チップID、ユニットID及びカシメ位置の組合せと、ID管理テーブルに記憶されている遊技場ID、チップID、ユニットID及びカシメ位置の組合せと、を照合し、これらの組合せが一致するか否かが認証され、その認証結果(認証OKか認証NGか)がホール端末104に返信され、その認証結果に基づく台別認証結果画面が表示装置146に表示出力されるため、この台別認証結果画面に表示された認証結果を確認することで当該遊技場の遊技機101に不正部品が搭載されている可能性があるか否かを確認できる。
【0064】
また、ホール端末104の表示装置146に表示出力される台別認証結果画面では、各遊技機101の認証結果が台番号毎に一覧表示されるため、認証NGとなった遊技機101、すなわち不正部品に交換されている可能性のある遊技機101を容易に特定できる。また、認証NGとされた遊技機101の遊技制御ユニット102に対しては稼働許諾が送信されることがないため、認証NGとなって稼働が不可能とされた遊技機101も容易に特定できる。
【0065】
また、本実施例の遊技用管理システムでは、制御部128に対して付与されたチップID及び基板ケース120に対して付与されたユニットIDの双方のIDを、これら制御部128及び基板ケース120を含む遊技制御ユニット120の識別情報として、ID管理サーバ5において認証を行うようになっており、遊技場IDに対して遊技制御ユニット102を識別可能な1つのIDを対応付けた場合に比較して、遊技機101に不正部品が搭載されているか否かを判定する際の精度を向上させることができる。
【0066】
また、本実施例の遊技用管理システムでは、遊技制御ユニット102を構成する基板ケース120のカシメ位置、すなわち各封止片124、125の連結状態を検出するカシメ検出回路132が遊技制御ユニット102に設けられ、このカシメ検出回路132により検出されたカシメ位置が、チップID及びユニットIDとともに、ホール端末104に対して送信され、ホール端末104では、各遊技制御ユニット102から送信されたチップID、ユニットID、カシメ位置を含む認証要求をID管理サーバ5に対して送信し、ID管理サーバ5では、認証要求に含まれる遊技場ID、チップID、ユニットIDの組合せに加えて、カシメ位置との組合せに基づく認証を行うようになっている。これにより、遊技制御基板121を収納する基板ケース120の開放、すなわち遊技制御基板121や実装された制御部128が不正な遊技制御基板や制御部に交換された可能性が高いことを早期に発見できるため、これら不正部品への交換に対して迅速に対処することができる。
【0067】
また、本実施例のホール端末104では、各遊技機101の遊技制御ユニット102に対する読み出し要求を、遊技場側で設定不可能に設定された間隔で行うとともに、これに基づき遊技制御ユニット102から返信されたチップID、ユニットID及びカシメ位置と、当該遊技場の遊技場IDと、を含む認証要求がID管理サーバ5に送信され、これら認証要求に含まれる遊技場ID、チップID、ユニットID及びカシメ位置の組合せの認証がID管理サーバ5において行われるため、例えば、遊技場側が遊技機101の搭載部品を故意に不正部品に交換した場合でも、その不正部品をID管理サーバ5による認証処理において判別できる。
【0068】
尚、本実施例では、ホール端末104が各遊技機101の遊技制御ユニット102に対して読み出し要求を送信する間隔、すなわち読み出しを指示する間隔が1日毎に設定されている例について説明しているが、ホール端末104が、例えば、2日毎、1週間毎等、その他の間隔にて読み出し指示を行うようにしても良い。更には、規則性のない不定期な間隔、すなわちランダムに設定される間隔で読み出し指示を行うようにしても良い。
【0069】
また、本実施例のホール端末104では、ID管理サーバ5から認証OKと判定された遊技機101の遊技制御ユニット102に対して稼働許諾を送信し、当該遊技機101を稼働可能な状態にさせるとともに、認証NGと判定された遊技機101の遊技制御ユニット102に対しては稼働許諾を送信しないようになっており、不正部品が搭載された可能性が高い遊技機101が、そのままの状態で稼働してしまうことを防止できるようになっている。
【0070】
また、本実施例のID管理サーバ5においては、認証要求に含まれる遊技場ID、チップID、ユニットID、カシメ位置の組合せのうち、チップID及びユニットIDの組合せのみ一致するIDの組合せが含まれる場合には、該当するチップID及びユニットIDの組合せに対応する正規の遊技場の遊技場IDがID管理テーブルより抽出され、抽出された遊技場IDの遊技場のメールアドレス宛に、チップID及びユニットIDの組合せが漏洩している可能性がある旨を示す警告情報を送信するようになっており、これらチップID及びユニットIDの組合せが漏洩している可能性がある遊技場に対して注意を促すことができる。
【0071】
また、本実施例のID管理サーバ5においては、認証要求に含まれる遊技場ID、チップID、ユニットID、カシメ位置の組合せに、同一のIDの組合せが含まれる場合には、ID管理テーブルに同一のIDの組合せが存在する場合でも、その組合せは認証NGと判定されるようになっており、チップID及びユニットIDの組合せが漏洩した遊技場において、これら漏洩した正規のIDの組合せのIDに基づき製造された不正部品が当該遊技場の遊技機101に取付けられた場合でも、その不正部品を判別できるようになっている。
【0072】
また、ID管理サーバ5においては、認証要求に含まれる遊技場ID、チップID、ユニットID、カシメ位置の組合せに、過去「N」時間以内に「M」回以上(例えば、過去24時間以内に1回以上)受付けた組合せが含まれている場合には、ID管理テーブルに同一の組合せが存在する場合でも、その組合せは認証NGと判定されるようになっており、チップID及びユニットIDの組合せが漏洩した遊技場において、これら漏洩した正規のIDの組合せのIDに基づき製造された不正部品が当該遊技場の遊技機101に取付けられた場合でも、その不正部品を判別できるようになっている。
【0073】
また、本実施例のID管理サーバ5では、表示装置56に図13に示す要注意遊技場抽出条件設定画面を表示させ、その要注意遊技場抽出条件設定画面にて、要注意遊技場抽出条件を設定入力することにより、その抽出条件に一致する遊技場IDと、ID漏洩履歴と、が抽出され、図14に示す要注意遊技場抽出結果画面として出力されるようになっている。
【0074】
具体的には、図13に示すように、要注意遊技場抽出条件設定画面にて、何回以上、ID漏洩している遊技場を抽出するかを設定入力することにより、遊技場テーブルから漏洩回数が設定された回数に到達した遊技場ID及びその漏洩履歴を抽出され、これら抽出されたデータに基づいて、IDの漏洩回数が設定された漏洩回数に到達している遊技場の遊技場IDと、当該遊技場のIDの漏洩履歴と、が対応付けて表示される要注意遊技場抽出結果画面が、表示装置56に表示出力されるようになっている。
【0075】
このように本実施例のID管理サーバ5では、IDの漏洩回数が設定された回数に到達した遊技場IDを抽出して出力できるようになっており、チップID及びユニットIDの組合せの漏洩が複数回発生している要注意の遊技場、例えば店員が漏洩に関与している可能性が考えられるような要注意の遊技場を特定できるようになっている。
【0076】
以上説明したように、本実施例のID管理サーバ5及びID管理サーバ5を含む遊技用管理システムにおいては、管理対象の遊技場から送信された、各遊技場を個々に識別可能な遊技場IDと、その遊技場に設置される各種遊技機メーカーの遊技機101に搭載された遊技制御ユニット102に対して付与されたチップID及びユニットIDと、の組合せと一致する組合せが存在するか否か、によって該当する遊技機101に不正部品が搭載されているか否かが判別されるため、各遊技機101のメーカー毎に管理システムが構築されていない場合でも、第三者機関に設置されたID管理サーバ5により、管理対象となる遊技場に設置された複数の遊技機メーカーの遊技機101を対象として、不正部品が搭載されているか否かを判別できる。
【0077】
次いで、本発明が適用された遊技用管理システムの第2の実施例を図15〜図23に基づいて説明する。尚、本実施例の遊技用管理システムに用いる遊技用管理装置としてのID管理サーバは、前述した第1の実施例に用いたID管理サーバ5と同一構成であるため、本実施例では同一の符号を用いることでここでの説明は省略する。
【0078】
図15は、本実施例の遊技用管理システムの構成を示す図であり、本実施例の遊技用管理システムは、ブラウザ機能を搭載した携帯電話3(識別情報送信手段)に装着することにより、遊技場に設置されたパチンコ機やスロットマシン等の遊技機1に搭載された遊技制御ユニット2から後述するチップID(第2の識別情報、処理装置識別情報)及びユニットID(第2の識別情報、ケース識別情報)の読み出しを非接触にて行うリーダモジュール4(読み出し手段)と、第三者機関に設置されて、後述するチップID、ユニットID、カシメ位置及び各遊技場を識別可能な遊技場ID(第1の識別情報)の管理を行うID管理サーバ5(遊技用管理装置)と、から構成されており、リーダモジュール4は、携帯電話3に装着されることで、この携帯電話3の通信網及びインターネット等の通信回線網6を介してID管理サーバ5とのデータの送受が可能とされている。
【0079】
まず、遊技機1に搭載される遊技制御ユニット2について説明すると、遊技制御ユニット2は、図16(a)(b)に示すように、遊技機1の遊技に関する制御を実行する制御部28(遊技用演算処理装置)が実装された遊技制御基板21と、この遊技制御基板21を収納する基板ケース20と、から構成されている。
【0080】
基板ケース20は、上面が開放する筺状に形成され、その開放面から遊技制御基板21が収容される下部基板ケース20bと、下部基板ケース20bの開放面のほぼ全体を被覆し、遊技制御基板21の取り出しを規制する上部基板ケース20aと、から構成されている。
【0081】
上部基板ケース20aの一方の端部には、先端にネジ孔が形成された封止片24が複数設けられているとともに、他方の端部には、外方に突出する係止片22が設けられている。また、上部基板ケース20aの図中左側の端部近傍、具体的には、収容される遊技制御基板21に実装された後述の送受信モジュール29の近傍となる位置に後述するICタグ27が埋設されている。
【0082】
下部基板ケース20bの一方の端部には、上部基板ケース20aが取付けられた際にその封止片24が対応する位置に、封止片24とほぼ同形状の封止片25が複数設けられているとともに、他方の端部には、上部基板ケース20aの係止片22に対応して係止孔23が形成されている。
【0083】
基板ケース20は、下部基板ケース20bに遊技制御基板21を収容した後、上部基板ケース20aの係止片22を下部基板ケース20bの係止孔23に係止させるとともに、上部基板ケース20aのいずれか1つの封止片24と下部基板ケース20bの対応する封止片25との双方をワンウェイネジ26により連結することで、遊技制御基板21が収納された一体のケースが形成されるようになっている。
【0084】
ワンウェイネジ26は、第1の実施例において適用したワンウェイネジ126と同一であり、上部基板ケース20aの封止片24と下部基板ケース20bの封止片25とをワンウェイネジ26で連結することで、他方の端部は係止片22が係止孔23により係止されているため、連結された封止片24、25を破壊しない限り、下部基板ケース20bの開放面から上部基板ケース20aを取り外せないようになっている。すなわち上部基板ケース20aと下部基板ケース20bとをワンウェイネジ26にて連結した場合には、封止片24、25を破壊しない限り、基板ケース20の内部に収納された遊技制御基板21が取り出せないようになっている。
【0085】
尚、本実施例の基板ケース20についても、一方の端部のみを封止片24、25及びワンウェイネジ26により封止し、他方の端部を係止する構造とされているが、両方の端部を封止する構造としても良い。
【0086】
図17は、遊技制御ユニット2の構成及び遊技制御基板21の構成を示すブロック図である。
【0087】
前述したように、基板ケース20を構成する上部基板ケース20aには、ICタグ27が設けられているとともに、各封止片24、25の連結状態(封止状態)、すなわち封止片24、25による基板ケース20のカシメ位置を検出するカシメ検出回路32が設けられている。
【0088】
ICタグ27は、制御回路、基板ケース20を個々に識別可能に付与されたユニットIDを格納する不揮発性ROM、コイルアンテナが内蔵された集積回路であり、前述したリーダモジュール4と不接触にてデータの送受が可能とされている。具体的には、リーダモジュール4から受信した読み出し要求に応じてROMに記憶されたユニットID及び前述したカシメ検出回路32によるカシメ位置をリーダモジュール4に対して送信する制御を行うようになっている。
【0089】
カシメ検出回路32は、前述した第1の実施例のカシメ検出回路132と同一構成であるため、ここでの説明は省略する。
【0090】
遊技制御基板21には、遊技機1の遊技に関連した制御を実行する制御部28及びリーダモジュール4と非接触にてデータの送受を行う送受信モジュール29が実装されている。尚、遊技制御基板21には、これら制御部28や送受信モジュール29の他にセンサやスイッチ類の検出を行うスイッチ回路や遊技に関連した各部の動作制御を行うための駆動回路等が実装されているが、ここでの詳細な説明は省略する。
【0091】
制御部28は、遊技に関連した動作を所定の手順で実行するCPU28aと、CPU28aの制御プログラム及び制御部28を個々に識別可能に付与されたチップIDを格納するROM28bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができるRAM28cと、CPU28aと外部回路との信号の整合性をとるためのI/Oポート28dとを含む1チップマイクロコンピュータであり、本発明の遊技用演算処理装置に該当する。
【0092】
送受信モジュール29は、前述のようにリーダモジュール4と非接触にてデータの送受を行う回路であり、具体的には、リーダモジュール4から受信した読み出し要求に応じてROM28bに格納されたチップIDを制御部28より取得し、取得したチップIDをリーダモジュール4に対して送信する制御を行うようになっている。
【0093】
また、本実施例の遊技制御ユニット2では、前述したようにICタグ27が、送受信モジュール29の近傍に位置する構成とされており、これらICタグ27及び送受信モジュール29の双方がリーダモジュール4の送受信圏内となるため、リーダモジュール4からの読み出し要求に応じて、チップID、ユニットID及びカシメ位置が同時に読み出させるようになっている。
【0094】
尚、本実施例の制御部28のROM28bに記憶されたチップID及びICタグ27の内部ROMに記憶されたユニットIDの構成は、前述した第1の実施例において適用したチップID及びユニットIDと同一の構成であるため、ここでの説明は省略する。
【0095】
本実施例に適用したリーダモジュール4は、図18に示すように、その端部にブラウザ機能、すなわちインターネット等の閲覧機能を有する携帯電話3に形成されたシリアル通信用のソケット30に装着可能とされた接続端子40が設けられている。
【0096】
リーダモジュール4の内部には、図19に示すように、接続端子40が携帯電話3のソケット30に装着された際に、携帯電話3に内蔵されているシリアルインターフェイス31との間において、データの送受を可能とする制御IC41と、制御ICのワークメモリとして使用されるワーク領域と前述した遊技制御ユニット2から読み出されたチップIDとユニットIDとカシメ位置との組合せを読み出し毎に生成した読み出しNo.毎に記憶するID記憶領域とが形成されたRAM43と、制御プログラムやこのリーダモジュール4が使用される遊技場を識別可能な遊技場IDが格納されたROM44と、遊技制御ユニット2を構成する遊技制御基板21に設けられた送受信モジュール29及び基板ケース20に設けられたICタグ27とのデータの送受を、電波を用いることにより非接触にて行う送受信モジュール42と、が内蔵されている。
【0097】
リーダモジュール4は、後に詳述するが、携帯電話3に装着されることにより、読み出しプログラムを起動するとともに、携帯電話3からの読み出し要求コマンド、すなわち携帯電話3のキー操作に応じて遊技制御ユニット2に対して読み出し要求を送信し、これに基づき遊技制御ユニット2から送信されたチップID、ユニットID及びカシメ位置をRAM43のID記憶領域に記憶する処理を行う。また、携帯電話3からの送信要求コマンドに応じてID記憶領域内のデータを携帯電話3に対して出力するとともに、この出力データを携帯電話3の通信網及び通信回線網6を介してID管理サーバ5に対して送信させる処理を行う。
【0098】
このように、本実施例では読み出し手段として、携帯電話3に装着することで遊技制御ユニット2からチップID、ユニットID及びカシメ位置を読み出すリーダモジュール4、すなわち携行可能な携帯ユニットにて構成された読み出し手段が適用されており、携帯電話3に装着したリーダモジュール4によりチップID、ユニットID及びカシメ位置の全ての読み出しを行うことができるため、遊技場に設置された各遊技機1に搭載された遊技制御ユニット2の各ID及びカシメ位置の読み出しに伴う労力を軽減できる。
【0099】
尚、本実施例では、携行可能な読み出し手段として携帯電話3に装着して使用するリーダモジュール4が適用されているが、例えば、通信機能付きのリーダモジュールを適用し、携帯電話3に装着せずとも使用できるようにしても良い。また、リーダモジュール単体でチップID、ユニットID及びカシメ位置の読み出しを実施し、このリーダモジュールを通信モデム等の通信機能を備えるコンピュータ端末に接続し、このコンピュータ端末を介してID管理サーバ5に対して読み出したチップID、ユニットID、カシメ位置及び遊技場IDを送信できるようにしても良い。
【0100】
また、本実施例のリーダモジュール4では、制御部28のチップID、基板ケース20のユニットID、基板ケース20のカシメ位置を電波を用いることにより非接触にて読み出す構成としているが、その他の通信手段、例えば赤外線を用いることによりチップID、ユニットID及びカシメ位置を非接触にて読み出せるようにしても良い。更には、ハーネス等を遊技制御ユニット2に接続することによりチップID、ユニットID及びカシメ位置を読み出せるようにしても良い。
【0101】
また、本実施例では、遊技制御基板21に実装された制御部28のROM28bに、各制御部28を個々に識別可能に付与されたチップIDが記憶されており、リーダモジュール4にてこのチップIDが読み出される構成とされているが、例えば、制御部28に印刷されたバーコード等の情報シンボルをバーコードリーダ等の読み出し手段により読み取ることによりチップIDを読み出せるようにしても良い。
【0102】
また、本実施例では、基板ケース20に埋設されたICタグ27の内部ROMに、基板ケース20を個々に識別可能に付与されたユニットIDが記憶されており、リーダモジュール4にてこのユニットIDが読み出される構成とされているが、例えば、基板ケースに印刷されたバーコード等の情報シンボルをバーコードリーダ等の読み出し手段により読み取ることによりユニットIDを読み出せるようにしても良い。
【0103】
以下、本実施例の遊技用管理システムにおいて、各遊技機1に搭載された遊技制御ユニット2におけるIDの認証を行う際の各部の動作状況について説明する。
【0104】
まず、IDの認証を行う際には、携帯電話3に装着されたリーダモジュール4により遊技機1に搭載された遊技制御ユニット2のチップID、ユニットID及びカシメ位置を読み出す作業を行う。
【0105】
この読み出し作業を図20及び図21に基づいて詳細に説明すると、携帯電話3にリーダモジュール4を装着することにより、リーダモジュール4にて読み出しプログラムが起動し、図20(a)に示すように、携帯電話3の画面に読み出し画面(デフォルト画面)が表示される。
【0106】
この状態で、携帯電話3のキー操作により読み出し入力が行われることにより、図20に示すように、リーダモジュール4の送受信圏内にある遊技機1の遊技制御ユニット2に対して読み出し要求を送信する。
【0107】
この読み出し要求の送信により遊技制御ユニット2からチップID、ユニットID及びカシメ位置が返信された場合には、図21(b)に示すように、読み出しNo.を生成し、この生成した読み出しNo.に対応付けて、返信されたチップID、ユニットID及びカシメ位置をID記憶領域に記憶するとともに、読み出し結果を携帯電話3の画面に表示させる。
【0108】
更に、これらの作業を繰り返し行うことにより、図21(c)に示すように、読み出し毎に生成した読み出しNo.に対応付けて、チップID、ユニットID及びカシメ位置をID記憶領域に記憶するとともに、読み出し結果を携帯電話3の画面に追加表示させる。
【0109】
次いで、図22に示すように、これら読み出し作業により読み出したチップID、ユニットID及びカシメ位置と、リーダモジュール4に記憶されている当該遊技場を識別可能な遊技場IDと、を含む認証要求をID管理サーバ5に対して送信する。具体的には、携帯電話3のキー操作による送信入力が行われることにより、ID記憶領域に読み出しNo.毎に対応付けて記憶されているチップID、ユニットID及びカシメ位置と、当該遊技場を識別可能な遊技場IDと、を含む認証要求をID管理サーバ5に対して送信する。
【0110】
チップID、ユニットID、カシメ位置及び遊技場IDを含む認証要求を受付けたID管理サーバ5では、認証要求に含まれるチップID、ユニットID及びカシメ位置と遊技場IDとの組合せに基づく認証処理を実行し、その認証結果を示す認証結果レポートが携帯電話3に対して返信するようになっている。
【0111】
図23(a)〜(e)は、認証結果レポートの返信を受けた携帯電話3の画面の表示例を示す図である。
【0112】
ID管理サーバ5における認証処理において認証要求に含まれる全ての組合せが認証OKと判定され、携帯電話3がその旨を示す認証結果レポートの返信を受けた場合には、携帯電話3の画面には、図23(a)に示すように、全ての組合せが存在する旨を示す「認証OK」画面が表示される。
【0113】
また、認証要求に含まれる組合せに、存在しない組合せがあると判定された組合せが含まれているために認証NGが判定され、携帯電話3がその旨を示す認証結果レポートの返信を受けた場合には、図23(b)に示すように、組合せが存在しなかった組合せの読み出しNo.と、不正部品の可能性がある旨と、を示す「認証NG」画面が表示される。
【0114】
また、認証要求に含まれる組合せの中に同一の組合せが含まれているために認証NGが判定され、携帯電話3がその旨を示す認証結果レポートの返信を受けた場合には、図23(c)に示すように、同一の組合せとなる読み出しNo.と、不正部品の可能性がある旨と、を示す「認証NG」画面が表示される。
【0115】
また、認証要求に含まれる組合せに、過去「N」時間以内に「M」回以上受付けた組合せが含まれているために認証NGが判定され、携帯電話3がその旨を示す認証結果レポートの返信を受けた場合には、図23(d)に示すように、過去「N」時間以内に「M」回以上受付けた組合せの読み出しNo.と、正規の組合せであるが、不正部品の可能性がある旨と、を示す「認証NG」画面が表示される。
【0116】
また、認証要求に含まれるカシメ位置が登録されているカシメ位置と異なるために認証NGが判定され、携帯電話3がその旨を示す認証結果レポートの返信を受けた場合には、図23(e)に示すように、カシメ位置が異なる組合せの読み出しNo.と、不正部品の可能性がある旨と、を示す「認証NG」画面が表示される。
【0117】
このように本実施例の遊技用管理システムでは、管理対象の遊技場から送信された、各遊技場を個々に識別可能な遊技場IDと、その遊技場に設置される各種遊技機メーカーの遊技機1に搭載された遊技制御ユニット2に対して付与されたチップID及びユニットIDと、の組合せと一致する組合せが存在するか否か、によって該当する遊技機1に不正部品が搭載されているか否かが判別されるため、各遊技機1のメーカー毎に管理システムが構築されていない場合でも、第三者機関に設置されたID管理サーバ5により、管理対象となる遊技場に設置された複数の遊技機メーカーの遊技機1を対象として、不正部品が搭載されているか否かを判別できる。
【0118】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0119】
例えば、前記実施例では、第2の識別情報として制御部28、128に対して付与されたチップIDと、制御部28、128が実装された遊技制御基板21、121が収納される基板ケース20、120に対して付与されたユニットIDの双方を適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも第2の識別情報は、遊技制御ユニットを個々に識別可能に付与された識別情報であれば良く、第2の識別情報として、これらチップIDまたはユニットIDのいずれか一方を適用しても良い。
【0120】
更には、前述したチップIDと、遊技制御基板21、121に対して付与されたユニットID(基板識別情報)との双方を第2の識別情報として適用したり、遊技制御基板21、121に対して付与されたユニットID(基板識別情報)のみを第2の識別情報として適用しても良い。
【0121】
尚、この場合には、遊技制御基板21、121自体にユニットIDを記憶したICタグを実装して、このICタグからユニットIDを読み出せるようにしたり、遊技制御基板21、121にユニットIDを特定可能なバーコード等の情報シンボルを表示してユニットIDを読み出せるようにすれば良い。
【0122】
また、前記実施例の遊技用管理装置である管理サーバ5は、読み出し手段であるリーダモジュール4にて読み出したチップID、ユニットID及びカシメ位置や読み出し指示手段であるホール端末104の読み出し要求に基づき各遊技機101の遊技制御ユニット102から送信されたチップID、ユニットID及びカシメ位置と、当該遊技場の遊技場IDと、を含む認証要求を受付けて認証を行う構成とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、各遊技制御ユニットから人手により読み出されて入力されたチップID、ユニットID及びカシメ位置の組合せと、当該遊技場の遊技場IDと、を含む認証要求を受付けて認証を行うようにしても良い。
【0123】
また、前記実施例の管理サーバ5のID管理テーブルには、各遊技機1、101毎のチップID、ユニットID及び遊技場IDに加えてカシメ位置の組合せを記憶しているとともに、このカシメ位置についても認証の対象としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくともチップIDやユニットID等、遊技機1、101に搭載された遊技制御ユニット2、102を識別可能な識別情報と、その遊技機が設置されている遊技場を識別可能な遊技場ID等の識別情報と、の組合せを認証の対象とすれば良く、例えば、ID管理テーブルにチップIDまたはユニットIDと遊技場IDとの組合せを各遊技機毎に記憶し、これらチップIDまたはユニットIDと遊技場IDとの組合せを対象として認証を行うようにしても良い。
【0124】
また前記実施例においては、遊技機の一例としてパチンコ機やスロットマシンを適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の遊技機を適用しても良い。
【0125】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0126】
本発明の請求項1は、遊技場外に設置される遊技用管理装置(ID管理サーバ5)であって、管理対象の遊技場を個々に識別可能な第1の識別情報(遊技場ID)と、前記管理対象の遊技場に設置された遊技機1、101であって、遊技に関する制御を実行する遊技制御ユニット2、102が搭載された遊技機1、101の前記遊技制御ユニット2、102に付与された、該遊技制御ユニット2、102を個々に識別可能な第2の識別情報(チップID、ユニットID)と、を対応付けて記憶する識別情報記憶手段(ID管理テーブル)と、前記管理対象の遊技場から送信された前記第1の識別情報(遊技場ID)及び前記第2の識別情報(チップID、ユニットID)を受付ける識別情報受付手段(CPU51、処理プログラム)と、前記識別情報受付手段(CPU51、処理プログラム)にて受付けた各識別情報(遊技場ID、チップID、ユニットID)の組合せと、前記識別情報記憶手段(ID管理テーブル)に対応付けて記憶されている各識別情報(遊技場ID、チップID、ユニットID)の組合せと、を比較し、一致する組合せが存在するか否かを判定する識別情報判定手段(CPU51、処理プログラム(認証処理))と、前記識別情報判定手段(CPU51、処理プログラム(認証処理))による判定結果(認証結果レポート)を送信元の遊技場に返信する判定結果返信手段(CPU51、処理プログラム(認証処理))と、を備え、前記識別情報記憶手段(ID管理テーブル)には、前記第1の識別情報(遊技場ID)と、前記管理対象の遊技場に設置された各種遊技機メーカーの遊技機1、101の前記遊技制御ユニット2、102に付与された前記第2の識別情報(チップID、ユニットID)と、が対応付けて記憶されている。
【0127】
本発明の請求項2は、前記遊技制御ユニット2、102は、遊技に関する制御を実行する遊技用演算処理装置(制御部28、128)と、該遊技用演算処理装置(制御部28、128)が実装された遊技制御基板21、121を収納する基板ケース20、120と、を備え、前記第2の識別情報は、前記遊技用演算処理装置(制御部28、128)に付与された、該遊技用演算処理装置(制御部28、128)を個々に識別可能な処理装置識別情報(チップID)と、前記基板ケース20、120に付与された、該基板ケース20、120を個々に識別可能なケース識別情報(ユニットID)と、を含む。
【0128】
本発明の請求項3は、前記遊技制御ユニット2、102は、遊技に関する制御を実行する遊技用演算処理装置(制御部28、128)と、該遊技用演算処理装置(制御部28、128)が実装された遊技制御基板21、121と、を備え、前記第2の識別情報は、前記遊技用演算処理装置(制御部28、128)に付与された、該遊技用演算処理装置(制御部28、128)を個々に識別可能な処理装置識別情報(チップID)と、前記遊技制御基板21、121に付与された、該遊技制御基板21、121を個々に識別可能な基板識別情報(ユニットID)と、を含む。
【0129】
本発明の請求項4は、前記請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用管理装置(ID管理サーバ5)と、前記管理対象の遊技場において前記第2の識別情報(チップID、ユニットID)を読み出す読み出し手段(リーダモジュール4、ID読み出し回路131)と、前記読み出し手段(リーダモジュール4、ID読み出し回路131)にて読み出された第2の識別情報(チップID、ユニットID)と、当該遊技機1、101が設置されている遊技場を識別可能な前記第1の識別情報(遊技場ID)と、を前記遊技用管理装置(ID管理サーバ5)に送信する識別情報送信手段(携帯電話3、ホール端末104)と、を備える。
【0130】
本発明の請求項5は、前記読み出し手段(ID読み出し回路131)が前記遊技機101に対応して設けられているとともに、前記読み出し手段(ID読み出し回路131)に対して前記第2の識別情報(チップID、ユニットID)の読み出しを指示する読み出し指示手段(ホール端末104)を備える。
【0131】
本発明の請求項6は、前記読み出し指示手段(ホール端末104)は、予め設定された間隔(1日毎)で前記第2の識別情報(チップID、ユニットID)の読み出しを指示するとともに、該予め設定された間隔は、遊技場側で変更不可能な間隔とされ、前記遊技用管理装置(ID管理サーバ5)から前記各識別情報(遊技場ID、チップID、ユニットID)の組合せが存在する旨の判定結果(認証結果レポート)の返信を受けた場合に、前記各識別情報(遊技場ID、チップID、ユニットID)の組合せが存在すると判定された遊技機101に対して稼働を許諾する稼働許諾手段(CPU141、処理プログラム)を備える。
【0132】
本発明の請求項7は、前記遊技制御ユニット2、102は、前記遊技機1、101の遊技に関する制御を実行する遊技用演算処理装置(制御部28、128)が実装された遊技制御基板21、121と、該遊技制御基板21、121が収納される基板ケース20、120と、から構成され、前記基板ケース20、120は、破壊しない限り開放を不可能とする複数の封止部(封止片24、25、124、125)を有し、該封止部(封止片24、25、124、125)のうちの所定の封止部(封止片24、25、124、125)を封止状態(連結状態)とすることにより前記遊技制御基板21、121が取り出し不可能に収納される構成とされており、前記基板ケース20、120の封止部(封止片24、25、124、125)のうち、封止状態(連結状態)にある封止部(封止片24、25、124、125)を検出する封止部検出手段(カシメ検出回路32、132)を前記遊技機1、101に対応して設けるとともに、前記識別情報記憶手段(ID管理テーブル)は、前記第2の識別情報(チップID、ユニットID)と、該第2の識別情報(チップID、ユニットID)により識別される前記遊技制御ユニット2、102の前記基板ケース20、120の封止部(封止片24、25、124、125)のうち、封止状態(連結状態)にある封止部(封止片24、25、124、125)を特定可能な封止部特定情報(カシメ位置)と、を対応付けて記憶し、前記識別情報送信手段(ホール端末4)は、前記第1の識別情報(遊技場ID)及び前記第2の識別情報(チップID、ユニットID)に加えて該当する遊技機1、101の前記封止部検出手段(カシメ検出回路32、132)の検出に基づく前記封止部特定情報(カシメ位置)を前記遊技用管理装置(ID管理サーバ5)に対して送信し、前記識別情報判定手段(CPU51、処理プログラム(認証処理))は、前記管理対象の遊技場から受付けた各識別情報(遊技場ID、チップID、ユニットID)及び前記封止部特定情報(カシメ位置)の組合せと、前記識別情報記憶手段(ID管理テーブル)に対応付けて記憶されている各識別情報(遊技場ID、チップID、ユニットID)及び前記封止部特定情報(カシメ位置)の組合せと、を比較し、一致する組合せが存在するか否かを判定する。
【0133】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0134】
(a)請求項1の発明によれば、管理対象の遊技場から送信された、各遊技場を個々に識別可能な第1の識別情報と、該遊技場に設置される各種遊技機メーカーの遊技機に搭載された遊技制御ユニットに対して付与された第2の識別情報と、の組合せが一致する組合せが存在するか否か、によって該当する遊技機に不正部品が搭載されているか否かが判別されるため、各遊技機のメーカー毎に管理システムが構築されていない場合でも、例えば、遊技用管理装置を第三者機関等に設置することにより、管理対象となる遊技場に設置された複数の遊技機メーカーの遊技機を対象として、不正部品が搭載されているか否かを判別できる。
【0135】
(b)請求項2の発明によれば、第1の識別情報に対して1つの識別情報が対応付けられている場合に比較して、遊技機に不正部品が搭載されているか否かを判定する際の精度を向上させることができる。
【0136】
(c)請求項3の発明によれば、第1の識別情報に対して1つの識別情報が対応付けられている場合に比較して、遊技機に不正部品が搭載されているか否かを判定する際の精度を向上させることができる。
【0137】
(d)請求項4の発明によれば、管理対象の遊技場から送信された、各遊技場を個々に識別可能な第1の識別情報と、該遊技場に設置される各種遊技機メーカーの遊技機に搭載された遊技制御ユニットに対して付与された第2の識別情報と、の組合せが一致する組合せが存在するか否か、によって該当する遊技機に不正部品が搭載されているか否かが判別されるため、各遊技機のメーカー毎に管理システムが構築されていない場合でも、例えば、遊技用管理装置を第三者機関等に設置することにより、管理対象となる遊技場に設置された複数の遊技機メーカーの遊技機を対象として、不正部品が搭載されているか否かを判別できる。
【0138】
(e)請求項5の発明によれば、読み出し指示手段により第2の識別情報の読み出しを指示するのみで各遊技機の識別情報の読み出しを行えるため、遊技場における第2の識別情報の読み出しに伴う労力を大幅に軽減できる。
【0139】
(f)請求項6の発明によれば、遊技場側で変更不可能な間隔で第1の識別情報及び第2の識別情報が遊技用管理装置に対して送信され、これら識別情報の組合せに基づいて不正部品が搭載されているか否かが判定されるため、例えば、遊技場側が故意に不正部品に交換した場合でもその不正部品を判別できる。また、不正部品が搭載されている遊技機に対しては稼働が許諾されないため、不正部品が搭載されたままの状態で遊技機が稼働してしまうことを防止できる。
【0140】
(g)請求項7の発明によれば、遊技制御基板を収納する基板ケースの開放、すなわち遊技制御基板やその搭載部品が不正基板や不正部品に交換された可能性が高いことを早期に発見できるため、これら不正基板や不正部品への交換に対して迅速に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における遊技用管理装置及び遊技用管理システムの構成を示す図である。
【図2】(a)(b)は、本発明の第1の実施例において用いた遊技制御ユニットの上面図及び断面図である。
【図3】(a)は、本発明の第1の実施例において用いた遊技制御ユニットの構成を示すブロック図であり、(b)は、遊技制御ユニットを構成する制御部及び基板ケースに対して付与されたチップID及びユニットIDの構成を示す図である。
【図4】(a)(b)は、本発明の第1の実施例において用いた遊技制御ユニットに設けられたカシメ検出回路の構成を示す回路図である。
【図5】(a)は、本発明の第1の実施例におけるホール端末の構成を示すブロック図であり、(b)は、ホール端末が備える読み出しテーブルの登録状況を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例及び第2の実施例におけるID管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図7】(a)、(b)は、本発明の第1の実施例及び第2の実施例に用いたID管理サーバにおけるID管理DBを構成するID管理テーブル、遊技場テーブルの登録状況を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施例における遊技用管理システムにおける遊技制御ユニット、ホール端末、ID管理サーバ、のデータのやりとり等を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施例及び第2の実施例においてID管理サーバが行う認証処理の制御内容を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施例及び第2の実施例におけるID管理サーバの表示装置に表示される同一組合せ受付制限値設定画面を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施例においてID管理サーバが送信する警告情報の内容を示す図である。
【図12】本発明の第1の実施例及び第2の実施例におけるID管理サーバの表示装置に表示される台別認証結果画面を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施例及び第2の実施例におけるID管理サーバの表示装置に表示される要注意遊技場抽出条件設定画面を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施例及び第2の実施例におけるID管理サーバの表示装置に表示される要注意遊技場抽出結果画面を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施例における遊技用管理装置及び遊技用管理システムの構成を示す図である。
【図16】(a)(b)は、本発明の第2の実施例において用いた遊技制御ユニットの上面図及び断面図である。
【図17】本発明の第2の実施例において用いた遊技制御ユニットの構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の第2の実施例の遊技用管理システムを構成するリーダモジュールの外観並びに携帯電話への接続状況を示す斜視図である。
【図19】図17に示すリーダモジュールの構成並びに携帯電話への接続状況を示すブロック図である。
【図20】本発明の第2の実施例における、携帯電話に装着されたリーダモジュールと遊技制御ユニットとのデータのやりとりを示す図である。
【図21】(a)〜(c)は、本発明の第2の実施例において携帯電話に装着されたリーダモジュールにて遊技制御ユニットからIDを読み出す際の携帯電話の画面の表示状況及びリーダモジュールのID記憶領域の記憶状況を示す図である。
【図22】本発明の第2の実施例における、リーダモジュールが装着された携帯電話とID管理サーバとのデータのやりとり等を示す図である。
【図23】(a)〜(e)は、本発明の第2の実施例においてリーダモジュールが装着された携帯電話がID管理サーバから認証結果レポートを受信した際の携帯電話の画面の表示状況を示す図である。
【符号の説明】
1    遊技機
2    遊技制御ユニット
3    携帯電話
4    リーダモジュール
5    ID管理サーバ
6    通信回線網
20   基板ケース
20a  上部基板ケース
20b  下部基板ケース
21   遊技制御基板
22   係止片
23   係止孔
24   封止片
25   封止片
26   ワンウェイネジ
27   ICタグ
28   制御部
28a  CPU
28b  ROM
28c  RAM
28d  I/Oポート
29   送受信モジュール
30   ソケット
31   シリアルインターフェイス
32   カシメ検出回路
40   接続端子
41   制御IC
42   送受信モジュール
43   RAM
44   ROM
50   データバス
51   CPU
52   RAM
53   RTC
54   記憶装置
55   入力装置
56   表示装置
57   プリンタ
58   通信部
101  遊技機
102  遊技制御ユニット
103  通信ケーブル
104  ホール端末
120  基板ケース
120a 上部基板ケース
120b 下部基板ケース
121  遊技制御基板
122  係止片
123  係止孔
124  封止片
125  封止片
126  ワンウェイネジ
127  ICタグ
128  制御部
128a CPU
128b ROM
128c RAM
128d I/Oポート
129  送受信モジュール
130  コネクタ
131  ID読み出し回路
132  カシメ検出回路
133  検出端子
134  検出端子
140  データバス
141  CPU
142  RAM
143  RTC
144  記憶装置
145  入力装置
146  表示装置
147  第1通信部
148  第2通信部

Claims (7)

  1. 遊技場外に設置される遊技用管理装置であって、
    管理対象の遊技場を個々に識別可能な第1の識別情報と、前記管理対象の遊技場に設置された遊技機であって、遊技に関する制御を実行する遊技制御ユニットが搭載された遊技機の前記遊技制御ユニットに付与された、該遊技制御ユニットを個々に識別可能な第2の識別情報と、を対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
    前記管理対象の遊技場から送信された前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報を受付ける識別情報受付手段と、
    前記識別情報受付手段にて受付けた各識別情報の組合せと、前記識別情報記憶手段に対応付けて記憶されている各識別情報の組合せと、を比較し、一致する組合せが存在するか否かを判定する識別情報判定手段と、
    前記識別情報判定手段による判定結果を送信元の遊技場に返信する判定結果返信手段と、を備え、
    前記識別情報記憶手段には、前記第1の識別情報と、前記管理対象の遊技場に設置された各種遊技機メーカーの遊技機の前記遊技制御ユニットに付与された前記第2の識別情報と、が対応付けて記憶されていることを特徴とする遊技用管理装置。
  2. 前記遊技制御ユニットは、遊技に関する制御を実行する遊技用演算処理装置と、該遊技用演算処理装置が実装された遊技制御基板を収納する基板ケースと、を備え、
    前記第2の識別情報は、前記遊技用演算処理装置に付与された、該遊技用演算処理装置を個々に識別可能な処理装置識別情報と、前記基板ケースに付与された、該基板ケースを個々に識別可能なケース識別情報と、を含む請求項1に記載の遊技用管理装置。
  3. 前記遊技制御ユニットは、遊技に関する制御を実行する遊技用演算処理装置と、該遊技用演算処理装置が実装された遊技制御基板と、を備え、
    前記第2の識別情報は、前記遊技用演算処理装置に付与された、該遊技用演算処理装置を個々に識別可能な処理装置識別情報と、前記遊技制御基板に付与された、該遊技制御基板を個々に識別可能な基板識別情報と、を含む請求項1に記載の遊技用管理装置。
  4. 前記請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用管理装置と、
    前記管理対象の遊技場において前記第2の識別情報を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段にて読み出された第2の識別情報と、当該遊技機が設置されている遊技場を識別可能な前記第1の識別情報と、を前記遊技用管理装置に送信する識別情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする遊技用管理システム。
  5. 前記読み出し手段が前記遊技機に対応して設けられているとともに、
    前記読み出し手段に対して前記第2の識別情報の読み出しを指示する読み出し指示手段を備える請求項4に記載の遊技用管理システム。
  6. 前記読み出し指示手段は、予め設定された間隔で前記第2の識別情報の読み出しを指示するとともに、該予め設定された間隔は、遊技場側で変更不可能な間隔とされ、
    前記遊技用管理装置から前記各識別情報の組合せが存在する旨の判定結果の返信を受けた場合に、前記各識別情報の組合せが存在すると判定された遊技機に対して稼働を許諾する稼働許諾手段を備える請求項5に記載の遊技用管理システム。
  7. 前記遊技制御ユニットは、前記遊技機の遊技に関する制御を実行する遊技用演算処理装置が実装された遊技制御基板と、該遊技制御基板が収納される基板ケースと、から構成され、
    前記基板ケースは、破壊しない限り開放を不可能とする複数の封止部を有し、該複数の封止部のうちの所定の封止部を封止状態とすることにより前記遊技制御基板が取り出し不可能に収納される構成とされており、
    前記基板ケースの封止部のうち、封止状態にある封止部を検出する封止部検出手段を前記遊技機に対応して設けるとともに、
    前記識別情報記憶手段は、前記第2の識別情報と、該第2の識別情報により識別される前記遊技制御ユニットの前記基板ケースの封止部のうち、封止状態にある封止部を特定可能な封止部特定情報と、を対応付けて記憶し、
    前記識別情報送信手段は、前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報に加えて該当する遊技機の前記封止部検出手段の検出に基づく前記封止部特定情報を前記遊技用管理装置に対して送信し、
    前記識別情報判定手段は、前記管理対象の遊技場から受付けた各識別情報及び前記封止部特定情報の組合せと、前記識別情報記憶手段に対応付けて記憶されている各識別情報及び前記封止部特定情報の組合せと、を比較し、一致する組合せが存在するか否かを判定する請求項4〜6のいずれかに記載の遊技用管理システム。
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