JP2002083736A - 可変コンデンサ - Google Patents

可変コンデンサ

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JP2002083736A
JP2002083736A JP2000274371A JP2000274371A JP2002083736A JP 2002083736 A JP2002083736 A JP 2002083736A JP 2000274371 A JP2000274371 A JP 2000274371A JP 2000274371 A JP2000274371 A JP 2000274371A JP 2002083736 A JP2002083736 A JP 2002083736A
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rotor
stator
variable capacitor
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Kazu Kato
和 加藤
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G5/00Capacitors in which the capacitance is varied by mechanical means, e.g. by turning a shaft; Processes of their manufacture
    • H01G5/04Capacitors in which the capacitance is varied by mechanical means, e.g. by turning a shaft; Processes of their manufacture using variation of effective area of electrode
    • H01G5/06Capacitors in which the capacitance is varied by mechanical means, e.g. by turning a shaft; Processes of their manufacture using variation of effective area of electrode due to rotation of flat or substantially flat electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G5/00Capacitors in which the capacitance is varied by mechanical means, e.g. by turning a shaft; Processes of their manufacture
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ロータ電極およびステータ電極の形状を工夫す
ることにより、最小静電容量を小さくできる可変コンデ
ンサを提供する。 【解決手段】ステータ電極21およびこのステータ電極
21を覆うように形成された誘電体層25を有するステ
ータ20と、ステータ20上に回転可能に配置され、下
面に誘電体層25の表面に接するロータ電極31,32
を突出形成した導電性のロータ30とを備える。ロータ
電極は、ロータの回転中心Oと同心状の略半円形の主電
極31と、ロータの回転中心Oと同心状でかつ主電極よ
り小径な略半円形の補助電極32とを対向させて一体化
した電極形状を有し、主電極31はロータの回転に伴っ
てステータ電極21と誘電体層25を介して対向可能で
あり、補助電極32はロータの回転位置に関係なくステ
ータ電極21と対向しない。ステータ電極21は、ロー
タの回転中心Oを中心とし、主電極31の外周縁より小
径で、補助電極32の外周縁より大径な円弧状内周縁を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変コンデンサ、特
に、ロータをステータに対して回転させることにより、
静電容量を可変とした小型の可変コンデンサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の可変コンデンサとして、例えば
特開平10−321467号公報に記載のものが知られ
ている。図1〜図3はこの公報に記載された可変コンデ
ンサAを示しており、この可変コンデンサAは、大略、
ステータ2、ロータ3およびカバー4を備える。
【0003】ステータ2はその主要部がセラミック誘電
体で構成されたものであり、全体として長方形板状に形
成されている。ステータ2の表層部近傍の内部には、図
2に示すように、ステータ電極5,6が左右対称形状に
形成されている。これらステータ電極5,6にそれぞれ
電気的に接続されるように、ステータ2の長さ方向の両
端部外側面には、導電膜よりなるステータ端子7,8が
形成されている。ステータ2の表層部には、誘電体の一
部をもってステータ電極5,6を覆う誘電体層9が形成
されている。
【0004】なお、2つのステータ電極5,6および2
つのステータ端子7,8を形成したのは、ステータ2を
左右対称形状とし、可変コンデンサAの組立においてス
テータ2の方向性を無くすためである。この場合には、
後述するカバー端子18と接続されるステータ電極6お
よびステータ端子8が、ステータ電極および端子として
機能しないダミー電極およびダミー端子である。方向性
を無くす必要性がなければ、ステータ電極5,6のいず
れか一方およびステータ端子7,8のいずれか一方を省
略してもよい。
【0005】ロータ3はステータ2の上面に配置される
ものであって、黄銅のような金属材料で構成される。ロ
ータ3の下面には、図3に示すように、略半円状のロー
タ電極11が突出形成され、ロータ電極11がステータ
2の誘電体層9の表面に接触している。また、ロータ3
の下面には、ロータ電極11の高さと等しい高さを有す
る凸部12が突出形成され、ロータ3の傾きを規制して
いる。ロータ3の上面には、これを回転操作するための
ドライバ等の調整用治具を受け入れる係合溝13が形成
されている。なお、係合溝13に代えて上下に貫通する
係合穴を設けてもよい。
【0006】カバー4は、ロータ3の上面を覆うととも
にステータ2に固定されるもので、ステンレス鋼などの
ばね弾性のある金属で構成される。このカバー4によっ
て、ロータ3は、ステータ2に対して回転可能に保持さ
れる。カバー4には、ロータ3の係合溝13を露出させ
る窓穴14が形成されている。
【0007】窓穴14の周囲には、ロータ3の上面を押
圧し、ロータ3をステータ2に向かって圧接させるため
のばね作用部15が設けられている。ばね作用部15
は、窓穴14の周囲において、中心に向かって下方へ傾
斜するテーパ形状となっている。ばね作用部15の内周
縁部には、円周方向に等間隔に下方へ突出する複数の突
起部16が形成され、これら突起16がロータ3の上面
にほぼ点接触している。
【0008】カバー4には、ステータ2の側面に沿って
下方へ延びるカバー端子18が一体に設けられている。
カバー端子18は、ステータ2に設けられたステータ端
子8と対向する位置に延びており、これらカバー端子1
8とステータ端子8との間に半田(図示せず)を付与す
ることで、カバー4とステータ2とを強固に固定すると
ともに、ステータ端子8をカバー端子18として機能さ
せることができる。
【0009】可変コンデンサAの組立状態において、ロ
ータ電極11は、ステータ2の誘電体層9を介してステ
ータ電極5と対向し、静電容量を発生している。ロータ
3を回転操作すると、ロータ電極11とステータ電極5
との有効対向面積が変化し、静電容量を変化させること
ができる。この静電容量は、ステータ電極5に電気的に
接続されたステータ端子7と、ロータ電極11を有する
ロータ3に対して電気的に接続されたカバー4に設けら
れたカバー端子18との間で出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記のような構造の可
変コンデンサAにおいて、その最小静電容量が得られる
のは、ロータ3を、ロータ電極11とステータ電極5と
が対向しない位置へ回転させたときである。このとき、
ロータ3の下面に突設された凸部12がステータ電極5
と対向する。凸部12はステータ2の誘電体層9に接触
しているので、ステータ電極5と近い位置にあり、その
ため多少とも容量が発生するという問題がある。また、
ロータ3の回転安定性を高めるため、前記のような単一
の凸部12に代えて、複数の凸部を円弧状に配列した
り、あるいは円弧状に連続した凸部を形成することがあ
る(例えば特開平11−87174号公報)。この場合
には、凸部とステータ電極5との間で生じる容量も増大
するので、最小静電容量が大きくなってしまう。
【0011】そこで、本発明の目的は、ロータ電極およ
びステータ電極の形状を工夫することにより、最小静電
容量を小さくできる可変コンデンサを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ステータ電極およびこのス
テータ電極を覆うように形成された誘電体層を有するス
テータと、前記ステータ上に回転可能に配置され、下面
に前記誘電体層の表面に接するロータ電極を突出形成し
た導電性のロータとを備えた可変コンデンサにおいて、
前記ロータ電極を、ロータの回転中心と同心状の略半円
形の主電極と、ロータの回転中心と同心状でかつ主電極
より小径な略半円形の補助電極とを対向させて一体化し
た電極形状とし、前記ステータ電極を、前記ロータの回
転に伴って前記主電極と誘電体層を介して対向可能で、
かつ前記ロータの回転位置に関係なく前記補助電極と対
向しない形状としたことを特徴とする可変コンデンサを
提供する。
【0013】ロータの下面に形成されたロータ電極が、
大径な半円形の主電極と、小径な半円形の補助電極とを
対向させて一体化した電極形状であるので、小径な補助
電極がロータの傾きを規制し、ステータの誘電体層に対
して安定した接触を維持できる。また、最小静電容量を
得るため、主電極をステータ電極と対向しない位置へ回
転させた時も、補助電極とステータ電極とが対向しない
ので、最小静電容量を従来に比べて小さくすることがで
きる。そのため、静電容量値の可変幅が大きい可変コン
デンサを得ることができる。なお、主電極および補助電
極の形状は、完全な半円形である必要はなく、外周面に
凹凸などがあってもよく、全体的にみてほぼ半円形であ
ればよい。
【0014】請求項2のように、ステータ電極を、ロー
タの回転中心を中心とし、ロータ電極の主電極の外周縁
より小径で、補助電極の外周縁より大径な円弧状内周縁
を有する形状とするのがよい。この場合には、主電極と
ステータ電極とが対向可能で、かつ補助電極とステータ
電極とが常に対向しないようにすることができる。ま
た、ロータ電極の主電極とステータ電極との対向面積を
連続的に可変できるので、ロータの回転に伴う静電容量
値の変化の線型性が向上する。
【0015】請求項3のように、可変コンデンサは、前
記ロータ電極を誘電体層の表面に圧接させるばね手段を
さらに備え、ばね手段はロータの上面を、ロータの回転
中心を中心として円環状に押圧する押圧部を有するのが
望ましい。すなわち、ばね手段の押圧部がロータの上面
を円環状に押圧するので、ロータとステータとの接触性
が安定し、ロータの傾きを抑制できる。
【0016】請求項4では、ロータの上面には、調整用
治具が係合する係合溝が形成され、ロータ電極の補助電
極は係合溝の最長寸法より大きな直径を有するものであ
る。すなわち、補助電極の直径が係合溝の最長寸法と同
等またはそれより小さいと、係合溝がロータの底面まで
貫通したり、係合溝の底部と補助電極の外周部との厚み
が薄くなり、ロータの強度が低下する恐れがある。これ
に対し、補助電極の直径を係合溝の最長寸法より大きく
することで、係合溝の底部と補助電極の外周部との間に
所定の厚みを確保でき、ロータの強度低下を防止でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図4〜図8は本発明にかかる可変
コンデンサBの一実施形態を示す。この可変コンデンサ
Bは、大略、ステータ20、ロータ30およびカバー4
0を備える。
【0018】ステータ20はその主要部がセラミック誘
電体で構成されたものであり、全体として長方形板状に
形成されている。ステータ20の表層部近傍の内部に
は、図7に示すように、ステータ電極21,22が左右
対称形状に形成されている。ステータ電極21,22
は、ロータ30の回転中心Oを中心とする円弧状の内周
縁を有する対向電極部21a,22aと、ステータ20
の長手方向両端部に引き出された引出電極部21b,2
2bとを備えている。これらステータ電極21,22の
引出電極部21b,22bにそれぞれ電気的に接続され
るように、ステータ20の長さ方向の両端部外側面に
は、導電膜よりなるステータ端子23,24が形成され
ている。ステータ20の表層部には、誘電体の一部をも
ってステータ電極21,22を覆う誘電体層25が形成
されている。
【0019】ステータ20に左右対称形状の2つのステ
ータ電極21,22および2つのステータ端子23,2
4を形成したのは、ステータ20の方向性を無くすため
である。この場合には、カバー端子47と接続されるス
テータ電極22およびステータ端子24がダミー電極お
よびダミー端子である。方向性を無くす必要性がなけれ
ば、ステータ電極21,22のいずれか一方およびステ
ータ端子23,24のいずれか一方を省略してもよい。
【0020】ロータ30はステータ20の上面に配置さ
れるものであって、黄銅のような金属材料をエッチング
加工またはコイニング加工したものである。ロータ30
の下面には、図8に示すように、ステータ20の誘電体
層25の表面に接触するロータ電極31,32が突出形
成されている。ロータ電極31,32は、ロータ30の
回転中心Oと同心状の略半円状の主電極31と、同じく
ロータの回転中心Oと同心状でかつ主電極31より小径
な略半円状の補助電極32とを対向させて一体化したも
のである。主電極31の半径R1 はステータ電極21,
22の内周縁の半径Rsより大きく、補助電極32の半
径R2 はステータ電極21,22の内周縁の半径Rsよ
り小さい。補助電極32は、主電極31の高さと等しい
高さを有し、ロータ30の傾きを規制している。ロータ
30の上面には、これを回転操作するためのドライバ等
の調整用治具を受け入れる有底の係合溝33が形成され
ている。
【0021】カバー40は、ロータ30の上面を覆うと
ともにステータ20に固定されるもので、例えばステン
レス鋼やりん青銅などのばね弾性を有する導電性金属で
構成されている。このカバー40には、ロータ30の外
周面を回転可能に保持する円筒状のカバー部41が設け
られている。また、カバー40の上部には、ロータ30
の係合溝33を露出させる窓穴42が形成されている。
【0022】窓穴42の周囲には、ロータ30の上面を
押圧し、ロータ30をステータ20に向かって圧接させ
るためのばね作用部43が設けられている。ばね作用部
43は、窓穴42の周囲において、中心に向かって下方
へ傾斜するテーパ形状となっている。ばね作用部43の
内周縁部には、円周方向に等間隔に下方へ突出する複数
(ここでは3個)の押圧部44が形成され、これら押圧
部44がロータ30の上面にほぼ点接触している。押圧
部44を、ロータ30の半径方向において補助電極32
の外周縁と実質的に同径の部分を押圧するよう構成する
のが望ましい。
【0023】カバー40の両側部には、ステータ20の
長辺側の両側面に沿って下方へ延び、ステータ20の下
面側へ折り曲げられる係合爪45,46が設けられてい
る。これら係合爪45,46の内側面には、ステータ2
0の側面との間に空隙を形成するための突起45a,4
6aが形成されている。カバー40には、ステータ20
の短辺側の一側面に沿って下方へ延びるカバー端子47
が一体に設けられている。カバー端子47の途中には、
外側へ膨らんだ膨出部47aが形成されている。カバー
端子47は、ステータ20に設けられたステータ端子2
4と対向する位置に延びており、これらカバー端子47
とステータ端子24との間に半田(図示せず)を付与す
ることで、カバー40とステータ20とを強固に固定す
るとともに、ステータ端子24をカバー端子47として
機能させることができる。
【0024】可変コンデンサBの組立状態において、図
6に示されるように、ロータ30の主電極31は、ステ
ータ20の誘電体層25を介してステータ電極21と対
向し、静電容量を発生している。また、補助電極32は
ステータ電極21の内径より小径であるため、ロータ3
0をどの位置に回転させてもステータ電極21と対向す
ることがない。ロータ30を回転操作すると、主電極3
1とステータ電極21との有効対向面積が変化し、静電
容量を変化させることができる。主電極31がステータ
電極21と完全に対向しない位置へロータ30を回転さ
せると、その静電容量値は最小となるが、このとき、補
助電極32もステータ電極21と対向しないので、最小
静電容量は従来よりさらに低くなる。静電容量は、ステ
ータ電極21に電気的に接続されたステータ端子23
と、主電極31を有するロータ30に対して電気的に接
続されたカバー40に設けられたカバー端子47との間
で出力される。
【0025】図9は、本発明にかかる可変コンデンサB
と従来例の可変コンデンサAとの最小静電容量位置を示
したものである。従来の可変コンデンサAでは、ロータ
3の凸部12がステータ電極5と対向するため、この対
向部分で容量が発生し、最小静電容量値を小さくできな
い。これに対し、本発明の可変コンデンサBでは、主電
極31だけでなく補助電極32もステータ電極21と対
向しないので、容量を最小限にできる。
【0026】図10は、ロータの回転角度に対する容量
値の変化を、本発明Bと従来例Aとを比較して図示した
ものである。なお、ここでは両コンデンサA,Bの最大
容量値を等しくしてある。図10から明らかなように、
従来の可変コンデンサAでは最小静電容量値を1.0p
F以下にできなかったのに対し、本発明の可変コンデン
サBでは0.5pFまで低減できた。その結果、可変調
整範囲の広い可変コンデンサを得ることができた。
【0027】この種の可変コンデンサの場合、その最大
静電容量値は、例えば誘電体層25の厚みを薄くするな
どの方法によって、比較的容易に可変できる。これに対
し、最小静電容量値は、ロータ30のロータ電極31,
32とステータ電極21との対向面積で決定されるの
で、これら電極が対向する限り、ある値以下には調整で
きない。本発明では、最小静電容量位置において、ロー
タ電極31,32をステータ電極21と完全に対向しな
い形状とすることにより、最小静電容量を最小限度まで
小さくできる。
【0028】本発明は、前述のような実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の変形例が可能である。図示の実施形態で
は、ステータ20は誘電体からなり、その内部にステー
タ電極21および22を形成し、かつその外表面上に導
電膜をもってステータ端子23および24を形成した構
造を有していたが、これに代えて、ステータ電極をステ
ータの外表面上に形成し、誘電体をステータとは別の部
材で形成したり、ステータ電極およびステータ端子を金
属板等によって構成してもよい。本発明の可変コンデン
サは、ロータをステータに押しつけて取り付けるために
カバーを用いたが、カバーに代えて別のばね部材でロー
タをステータに押しつけてもよい。さらに、図示の実施
形態では、カバー40のばね作用部43に突起状の押圧
部44を形成し、この押圧部44をロータ30の上面に
直接接触させたが、ばね作用部43とロータ30との間
に導電性のワッシャを介装してもよい。また、ステータ
電極21は、ロータの回転中心Oを中心とし、主電極3
1の外周縁より小径で、補助電極32の外周縁より大径
な円弧状内周縁を有するものに限らず、少なくとも主電
極と対向可能で、かつ補助電極と対向しない形状であれ
ばよい。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に係る発明によれば、ロータ電極を大きな略半円形の主
電極と小さな略半円形の補助電極とを対向させて一体化
した形状としたので、補助電極がロータの傾きを規制
し、ステータの誘電体層に対して安定した接触を維持で
きる。また、ステータ電極を主電極と誘電体層を介して
対向可能で、かつ補助電極と対向しない形状としたの
で、最小静電容量を得るため、主電極をステータ電極と
対向しない位置へ回転させた時、補助電極とステータ電
極とが対向しないので、最小静電容量を従来に比べて小
さくすることができる。そのため、静電容量値の可変幅
が大きい可変コンデンサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の可変コンデンサの一例の断面図である。
【図2】図1の可変コンデンサにおけるステータ電極形
状を示す平面図である。
【図3】図1の可変コンデンサにおけるロータの底面図
である。
【図4】本発明にかかる可変コンデンサの一例の斜視図
である。
【図5】図4に示す可変コンデンサの平面図,正面図,
底面図および右側面図である。
【図6】図5のX−X線断面図である。
【図7】図4の可変コンデンサにおけるステータ電極形
状を示す平面図である。
【図8】図4の可変コンデンサにおけるロータの底面図
である。
【図9】本発明と従来例との最小静電容量位置における
比較図である。
【図10】本発明と従来例とのロータ回転角度に対する
容量値の比較図である。
【符号の説明】
B 可変コンデンサ 20 ステータ 21 ステータ電極 30 ロータ 31 主電極 32 補助電極 40 カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータ電極およびこのステータ電極を覆
    うように形成された誘電体層を有するステータと、前記
    ステータ上に回転可能に配置され、下面に前記誘電体層
    の表面に接するロータ電極を突出形成した導電性のロー
    タとを備えた可変コンデンサにおいて、前記ロータ電極
    を、ロータの回転中心と同心状の略半円形の主電極と、
    ロータの回転中心と同心状でかつ主電極より小径な略半
    円形の補助電極とを対向させて一体化した電極形状と
    し、前記ステータ電極を、前記ロータの回転に伴って前
    記主電極と誘電体層を介して対向可能で、かつ前記ロー
    タの回転位置に関係なく前記補助電極と対向しない形状
    としたことを特徴とする可変コンデンサ。
  2. 【請求項2】前記ステータ電極は、前記ロータの回転中
    心を中心とし、ロータ電極の主電極の外周縁より小径
    で、補助電極の外周縁より大径な円弧状内周縁を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の可変コンデンサ。
  3. 【請求項3】前記可変コンデンサは、前記ロータ電極を
    誘電体層の表面に圧接させるばね手段をさらに備え、前
    記ばね手段は前記ロータの上面を、ロータの回転中心を
    中心として円環状に押圧する押圧部を有することを特徴
    とする請求項1または2に記載の可変コンデンサ。
  4. 【請求項4】前記ロータの上面には、調整用治具が係合
    する係合溝が形成され、前記ロータ電極の補助電極は前
    記係合溝の最長寸法より大きな直径を有することを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載の可変コンデ
    ンサ。
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