JPS605562Y2 - 可変コンデンサ - Google Patents

可変コンデンサ

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JPS605562Y2
JPS605562Y2 JP13605379U JP13605379U JPS605562Y2 JP S605562 Y2 JPS605562 Y2 JP S605562Y2 JP 13605379 U JP13605379 U JP 13605379U JP 13605379 U JP13605379 U JP 13605379U JP S605562 Y2 JPS605562 Y2 JP S605562Y2
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stator
rotor
electrode
variable capacitor
terminal
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JP13605379U
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JPS5653349U (ja
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博 佐藤
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ティーディーケイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可変磁器コンデンサに関する。
可変磁器コンデンサは、温度特性、周波数特性が非常に
良く、しかも小型かつ安価に製作できる利点があり、最
近、VHFもしくはUHFチューナ、FMチューナ等の
民生機器または通信機器の同調、発振回路、マツチング
回路、プローブ回路等の同調、容量補正用、さらには腕
時計の水晶発振回路用として広く使用されるようになっ
てきた。
可変磁器コンデンサは、一般に、第1図に示すように、
ステータ1の一面上に設けたステータ電極1aと該ステ
ータ1上に回転自在に軸止されるロータ2のロータ電極
2aとの重なり面積を、ステータ1に対するロータ2の
軸回転量に応じ変化させ、回転角度に応じた容量を取り
出す構造となっている。
この場合、従来は、最小容量をできるだけ小さく抑える
ために、ロータ電極2aおよびステータ電極1aは、内
端縁が軸孔1b、2bの軸心を通る直径方向の中心線0
に対して、ギャップg1.急だけ内側に位置するような
パターンとしてあった。
このような電極パターンであると、第2図に示すように
、ロータ電極2aがステータ電極1aから180度だけ
回転した場合、ロータ電極2aとステータ電極1aとの
間にギャップ(g1十g2)が生じ、両電極1a、2a
間の重なり面積が零になるから、最小取得容量をストレ
ー容量に依存した小さな値に設定することができる。
ところが、上述のような電極パターンであると、たとえ
ば水晶発振回路やチューナ回路などのように、固定コン
デンサと可変コンデンサの並列回路を必要とする場合、
それぞれ別個の単体として構成された固定コンデンサお
よび可変コンデンサを、回路基板上で並列接続すること
が必要となり、実装時の接続作業性が悪く、部品点数、
工数の増加によるコストアップを招き、高密度実装化に
限界を生じるという欠点を生じる。
また第1図、第2図からも明らかなように、ロータ電極
2a、ステータ電極1aは、その有効面積を172円以
下の小さい面積に定める必要があったから、最大取得容
量を大きくするためには、誘電率の大きいロータを使用
しなければならない。
このため、温度サイクル特性および回転調整後の経時的
容量変化が大きくなり、また単位角度当りの容量変化が
大きくなるため、調整し難くなるという欠点がある。
こうした欠点を除去する手段として、可変コンデンサに
固定コンデンサを一体に組込んだものも提案されたが、
固定コンデンサを省略できる訳ではないので、小型化や
コストの面で問題が残る。
本考案は上述する従来の欠点を除去腰固定コンデンサを
備えなくとも固定コンデンサを備えたと同様の機能を得
る小型かつ安価な可変コンデンサを提供することを目的
とする。
上記目的を遠戚するため、本考案は、−面上にステータ
電極を形成したステータと、該ステータの前記−面上に
対接して設けられ該−面側とは反対側の他面上にロータ
電極を形成したロータと、前記ステータ及び前記ロータ
の中心孔を貫通しロータ側の一端をロータ電極に固着し
た回転軸と、前記ステータの他面側に備えられ前記ステ
ータ側に突出する前記回転軸の端部を回転自在に挿着し
て前記ステータ及び前記ロータを圧接させる金属製のロ
ータ端子と、前記ステータに挿着され前記ステータ電極
に導通ずる金属製のステータ端子とを備える可変コンデ
ンサにおいて、前記ロータ電極及び前記ステータ電極は
、回転軸心を中心として半円以上に延長された電極パタ
ーンで成ることを特徴とする。
以下実施例たる添付図面を参照腰本考案の内容を具体的
に詳説する。
第3図は本考案に係る可変磁器コンデンサの分解斜視図
、第4図は同じく組立断面図である。
図のおいて、3は酸化チタン、チタン酸カルシウム系等
の、高誘電率の誘電体磁器を用いて円環状に形成された
ロータであり、中心孔3aのまわりに、半円弧よりは大
きい弧状のロータ電極3bを設けである。
ロータ電極3bは、たとへば銀焼付電極として構成され
る。
4はステータである。
該ステータ4は、ステアタイト、フォルステライトまた
はアルミナ等のように、誘電率が小さく、機械的強度の
大きい磁器によって構成しである。
このステータ4のロータ3と対面する面上には、中心孔
4aに対して同軸となるステータ電極4bおよびロータ
3との対接平行度をとるためのダミー電極4cを設ケチ
する。
このステータ電極4bは、半円弧よりは大きい弧状に形
成してあり、またその一部を延長して形成されたリード
パターン4dを有していテ、該リードパターン4dにス
テータ端子挿着のための貫通孔5を開口させである。
4eは切欠溝である。
なお、ステータ電極4b、ダミー電極4cおよびリード
パターン4dは、ステータ4の表面にニッケル無電解メ
ッキを施した後、これらに対応する所定パターンを残し
て他は化学的エツチング処理によって除去する方法によ
って形成するのが望ましい。
このような電極形成法を採用すると、複雑なパターンを
容易かつ正確に形成し得るし、また銀電極とした場合の
ようなシルバーマイグレーション現象を生じることがな
いからである。
6はステータ端子である。
該ステータ端子6は貫通孔5に適合する口形の挿入部6
aの下方に、これより幅広の位置決部6bおよび端子部
6cを順次段階的に連設して段付平板上に形成しである
前記挿入部6aには円孔7を設けてあり、挿入部6aを
貫通孔5内に挿着する際、該円孔7を押し潰して固定す
るようにしである。
挿入部6aを貫通孔5内に挿着した後、挿入部6aの先
端部を、ステータ4のリードパターン4d上に半田付け
することにより、ステータ端子6をリードパターン4d
を介してステータ電極4bに電気的に導通させる。
なお位置決部6bに設けた孔8は、当該可変磁器コンデ
ンサの完成品をプリント基板等に半田付けする際の熱放
散またはフラックス洗浄液もしくはフラックス洗浄液の
流通孔となり、ロータ3、ステータ4を半田過熱から保
護すると同時に、半田仕上げを良好にする作用効果があ
る。
9は弾性に富む金属材料によって構成されたロータ端子
であり、丸皿状に形成された弾性取付部9aの底部軸心
部に貫通孔9bを設けると共に、弾性取付部9aの上端
縁にほぼ直角方向へ折れ曲る端子部9cを一体に連設し
、該端子部9cの上部を切り起して逆方向に折り曲るこ
とにより、ステータ4の切欠溝4eに嵌合させる舌片9
dを形威しである。
10は金属材料によって構成された回転軸であり、頭部
10aにドライバ溝10bを刻設すると共に、直杆部1
0cの先端部内に中空部10dを設けた構造となってい
る。
該回転軸10は、ロータ3、ステータ4およびロータ端
子9を一体的に組立支持すると同時に、ロータ電極3b
をロータ端子9に電気的に導通させる導電体としても働
くもので、その頭部10aをロータ電極3b上に半田付
けなどの手段によって固着すると共に、直杆部10cを
ロータ3、ステータ4およびロータ端子9の中心孔3a
、4a、9bに順次貫通させ、ロータ端子9の弾性取付
部9aから突出する中空部10dの端縁を、図示しない
カシメ具により外側に開き、弾性取付部9aの上端縁を
ステータ4の下面に強く押圧しながらカシメる。
このとき、ロータ端子の舌片9dがステータ4の切欠溝
4eに嵌合し、ロータ端子9の廻り止めが施される。
したがって、第4図に示した組立状態では、ロータ3と
ステータ4との間、ステータ4とロータ端子9との間に
、回転軸10を介して弾性取付部9bの弾発力が加わり
、ロータ3がステータ4のステータ電極4bに圧接して
所定の回転トルクを持つようになる。
容量調整にあたって、回転軸10のドライバ溝10bに
ドライバを挿し込み、これを回転させると、ロータ電極
3bとステータ電極4bとの重なり面積が、その回転角
度に依存して変化腰容量がその回転角度に依存した値に
調整される。
次にロータ3の回転に伴う容量の変化を、第5図a〜e
を参照して詳細に説明する。
まず、第5図aに示すように、ロータ電極3bがステー
タ電極4b上に完全に重なる場合、両電極3b、4bの
重なり面積は最大となり、取得容量が最大となる。
このときロータ3の回転角度を0度とする。
次に第5図すに示すように、ロータ3を矢印P方向に回
転していった場合、回転角度αが大きくなるに従ってロ
ータ電極3bとステータ電極4bとの重なり面積が減少
してゆき、それにつれて取得容量も減少してゆく。
この容量は、ロータ電極3bの回転前方の端縁3b1が
ステータ電極4bの回転前方の端縁4b□に一致する回
転位置まで、減少し続ける。
次に、第5図Cに示すように、ロータ電極3bの前端縁
3b、が、ステータ電極4b□の端縁4b□に重なる位
置まで回転したとき、ロータ電極3b1の後端縁3b2
は、ステータ電極4b□の領域内にあり、したがってロ
ータ電極3bの後端縁3b2とステータ電極4bの端縁
4b2とによって、面積S1の重なり面積が形成され、
この重なり面積に応じた容量が取得される。
次に、第5図Cの位置から、第5図d、 eのように、
ロータ3を更に回転させていった場合、前記型なり面積
S□は、回転角度につれて減少してゆくが、ロータ電極
3bの前端縁3b、がステータ電極4bの領域内に入っ
てゆくので、ロータ3の回転前方に前記減少分と等しい
重なり面積S2が形成される。
したがって、ロータ3が第5図Cの位置から第5図eの
位置まで回転する間は、ロータ電極3bとステータ電極
4bとの間の重なり面積はほぼ一定の最小値に保たれ、
最小の容量CM、Nが取得される。
第5図eの位置から更に矢印P方向に回転させると、回
転角度が大きくなるにつれて重なり面積も増大腰最初の
第5図aの位置まで回転したとき、最大容量CMaxが
取得される。
第6図は上記の回転角度と容量変化との関係を示す図で
、曲線L1が本考案に係る可変コンデンサの回転角度−
容量変化特性曲線、曲線L2が第1図、第2図に示した
従来の可変コンデンサ回転角度−容量変化特性曲線であ
る。
図からも明らかなように、第5図Cの位置から第5図e
の位置までロータ3が回転して行く間、ロータ電極3b
とステータ電極4bとの間には、最小の重なり面積が形
成され、この重なり面積に応じた最小容量CMiNが取
得される。
したがって本考案に係る可変コンデンサは、第7図に示
すように、可変容量Cxに対して、前記最小容量CMI
Nを並列に接続した回路と実質的に同一になる。
この結果、たとえば水晶発振回路やチューナ回路などに
おいて要求される固定コンデンサと可変コンデンサの並
列回路を、単一の可変コンデンサによって実現すること
となるから、部品点数が少なく、小形で、高密度実装化
の要請に合い、コストの安価な可変コンデンサを提供す
ることとなる。
しかも、図からも明らかなように、ロータ電極3b、ス
テータ電極4bの有効面積が、第1図、第2図に示した
従来例より必然的に大きくなり、最大容量CMiLXが
増大するから、ロータ3を比較的誘電率の小さい誘電体
で構成しても充分大きな容量を取得でき、温度サイクル
特性および回転調整後の経時的容量変化の小さい高信頼
度の可変コンデンサを提供することが可能となる。
更に、全回転角度に対する容量変化が(CM、x−CM
iN)となり、単位角度当りの容量変化が小さくなるた
め、容量の微調整が容易になる。
第8図、第9図は本考案に係る可変コンデンサの他の実
施例におけるロータとステータの平面図をそれぞれ示し
ている。
まず第8図に示すものは、ロータ3およびステータ4の
軸孔3a、4aのまわりに、ロータ電極3b、ステータ
電極4bより導かれた半円状の弧状電極部3b3.4b
3を設け、該弧状電極部3b3゜4b3によって最小容
量を取得するようにしである。
次に第9図に示すものは、ロータ3およびステータ4の
外周部に沿って、ロータ電極3b、ステータ電極4bよ
り延長された半円状の弧状電極部3 b、+ 、4 b
4を設け、該弧状電極部3b4,4b4の面積の和に等
しい最小重なり面積によって最小容量を取得するように
しである。
なお、上記各実施例のいずれにおいても、ロータを誘電
体磁器によって構成したものを示したが、ロータをロー
タ電極パタンを有する金属材料によって構成腰このロー
タとステータとの間にロータとは別の誘電体を介在させ
るような構成であってもよい。
以上述べたように、本考案は、−面上にステータ電極を
形成したステータと、該ステータの前記−面上に対接し
て設けられ該−面側とは反対側の他面上にロータ電極を
形成したロータと、前記ステータ及び前記ロータの中心
孔を貫通しロータ側の一端をロータ電極に固着した回転
軸と、前記ステータの他面側に備えられ前記ステータ側
に突出する前記回転軸の端部を回転自在に挿着して前記
ステータ及び前記ロータを圧接させる金属性のロータ端
子と、前記ステータに挿着され前記ステータ電極に導通
する金属製のステータ端子とを備える可変コンデンサに
おいて、前記ロータ電極及び前記ステータ電極は、回転
軸心を中心として半円以上に延長された電極パターンで
戊ることを特徴とするから、ロータ電極とステータ電極
との最小重なり面積によって固定コンデンサに対応する
最小容量を取得し、固定コンデンサを備えなくとも、固
定コンデンサを備えたと同様の機能および特性を発揮す
る小型かつ安価な可変コンデンサを提供することができ
る。
また、ロータ電極およびステータ電極の最大重なり面積
が必然的に大きくなるから、最大取得容量が従来より大
きくなり、実質的な容量を定める誘電体を、比較的誘電
率の小さい誘電体で構成しても、充分に大きな容量を取
得できる。
この結果温度サイクル特性および回転調整後の経時的容
量変化の小さい高信頼度の可変コンデンサを提供するこ
ととなる。
更に、全回転角度に対する容量変化が最大取得容量と最
小取得容量の差で与えられるから、単位角度に対する容
量変化値が小さくなり、容量微調整が容易になる等々の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の可変コンデンサのロータとステータの構
造を説明する斜視図、第2図は同じくその動作を説明す
る図、第3図は本考案に係る可変コンデンサの分解斜視
図、第4図は同じくその組立断面図、第5図a ”=
eは同じく回転動作時のロータ電極とステータ電極の関
係を説明する図、第6図は同じくその回転角度−容量変
化特性図、第7図は同じくその等価回路図、第8図、第
9図は同じく他の実施例におけるロータとステータの平
面図をそれぞれ示している。 3・・・・・・ロータ、3b・・・・・・ロータ’KI
’L 4−−−−−−ステータ、4b・・・・・・ス
テータ電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一面上にステータ電極を形成したステータと、該ステー
    タの前記−面上に一面側を対接して設けられ反対側の他
    面上にロータ電極を形成したロータと、前記ステータ及
    び前記ロータの中心孔を貫通しロータ側の一端をロータ
    電極に固着した回転軸と、前記ステータの他面側に備え
    られ前記ステータ側に突出する前記回転軸の端部を回転
    自在に挿着して前記ステータ及び前記ロータを圧接させ
    る金属製のロータ端子と、前記ステータに挿着され前記
    ステータ電極に導通する金属製のステータ端子とを備え
    る可変コンデンサにおいて、前記ロータ電極及び前記ス
    テータ電極は、回転軸心を中心として半円以上に延長さ
    れた電極パターンで戊ることを特徴とする可変コンデン
    サ。
JP13605379U 1979-10-01 1979-10-01 可変コンデンサ Expired JPS605562Y2 (ja)

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JPS5653349U JPS5653349U (ja) 1981-05-11
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JP2002083736A (ja) * 2000-09-11 2002-03-22 Murata Mfg Co Ltd 可変コンデンサ

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JPS5653349U (ja) 1981-05-11

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