JP2002082769A - 座標情報入力装置 - Google Patents

座標情報入力装置

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JP2002082769A
JP2002082769A JP2000269689A JP2000269689A JP2002082769A JP 2002082769 A JP2002082769 A JP 2002082769A JP 2000269689 A JP2000269689 A JP 2000269689A JP 2000269689 A JP2000269689 A JP 2000269689A JP 2002082769 A JP2002082769 A JP 2002082769A
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JP
Japan
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rotating
axis
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JP2000269689A
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Yoshio Tanaka
淑雄 田中
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部材の操作によって位置ずれを生じない
座標情報入力装置を提供する。 【解決手段】 操作部材10を揺動させたとき、操作部
材10の揺動に連れて第1,第2の回転部材30,20
が回転し、それに連動して第1,第2の回転板33,2
3が回転する。このとき、発光素子34,24から出射
された光は第1,第2の孔36,26を透過するが、第
1,第2の回転板33,23の回転にしたがって第1,
第2の孔36,26を透過する光量が変化し、受光素子
35,25で受光される光量が変化する。受光素子25
及び受光素子35の受光電流の変化に基いて操作部材1
0の回転方向及びXY軸方向の回転角度を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はジョイスティック
等の座標情報入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、座標情報入力装置としてジョイス
ティックが知られている。
【0003】図8は従来のジョイスティックの要部を示
す斜視図である。
【0004】このジョイスティックは、互いに直交する
X、Y軸方向へ揺動可能な座標情報入力用の操作部材2
10と、この操作部材210のY軸方向への揺動に連れ
てX軸周りへ正逆回転する第1の回転部材230と、操
作部材210のX軸方向への移動に連れてY軸周りへ正
逆転する第2の回転部材220と、第1の連動部材23
0の回転を検出する第1の検出部250と、第2の回転
部材220の回転を検出する第2の検出部240とを備
えている。
【0005】第1,第2の回転部材230,220の中
間部は円弧状に湾曲し、その長手方向にスリット23
1,221が形成されている。
【0006】両スリット221,231は交差し、その
交差部には操作部材210が係合している。
【0007】第2の検出部240は、第2の回転部材2
20に取り付けられた第2の円板241と、後述する投
光素子224a,224b及び受光素子225a,22
5bとで構成される。
【0008】投光素子224a,224bと受光素子2
25a,225bとは、第2の円板241を挟むように
配置されたほぼU字形の第2の支持部材245の対向す
る部分245a,245bにそれぞれ設けられている。
【0009】第2の円板241は第2の回転部材220
の一端部に取り付けられ、第2の回転部材220の他端
部には第2の回転軸222が取り付けられている。この
第2の回転軸222と第1の円板241の中心軸とはY
軸上にある。
【0010】第1の検出部250は、第1の回転部材2
30に取り付けられた第1の円板251と、図示しない
2組の投光素子と受光素子とで構成される。
【0011】投光素子と受光素子とは第1の円板251
を挟むように配置されたほぼU字形の第1の支持部材2
55の対向する部分255a,255bにそれぞれ設け
られている。
【0012】第1の円板251は第1の回転部材230
の一端部に取り付けられ、第1の回転部材230の他端
部には第1の回転軸232が取り付けられている。この
第1の回転軸232と第1の円板251の中心軸とはX
軸上にある。
【0013】図9は第2の検出部の構成を説明する図で
ある。
【0014】投光素子224aと受光素子225aとは
第2の円板241を介して対向配置され、第2の円板2
41に形成された孔241aを通じて受光素子225a
は投光素子224aからの光を受けることができる。
【0015】投光素子224bと受光素子225bとは
第2の円板241を介して対向配置され、第2の円板2
41に形成された孔241bを通じて受光素子225b
は投光素子224bからの光を受けることができる。
【0016】受光素子225a,225bの受光電流
は、例えば受光素子の受光量に応じた電圧信号に変換さ
れ、リミッタ回路、帯域通過フィルタ、検波回路、波形
整形回路等を介して所定の論理レベルの出力信号として
出力される。
【0017】なお、第1の検出部250の構成は第2の
検出部240と同じ構成であるのでその説明を省略す
る。
【0018】図10は第2の円板の一部を示す斜視図で
ある。
【0019】孔241bは軸部246を中心とする円周
上に複数個形成され、孔241aは軸部246を中心と
し、孔241bより大径の円周上に複数形成されてい
る。孔241bは、受光素子225a,225bから出
力される信号の位相が90度だけずれるように、孔24
1aに対して円周方向にずらされている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】図11は操作部材の傾
斜検出方法を説明するタイムチャートであり、同図
(a)は第2の円板が右回転したとき、同図(b)は第
2の円板が左回転したときの受光素子の出力信号を示す
図である。
【0021】Aは受光素子225aで受光された光量に
対応する所定の論理レベルの出力信号であり、Bは受光
素子225bで受光された光量に対応する所定の論理レ
ベルの出力信号である。
【0022】なお、Hは受光素子225a,225bで
光を受けたときを、Lは受光しないときを示す。
【0023】右回転のとき図11(a)に示すように、
出力信号Bの位相が出力信号Aに対して90度進み、左
回転のとき図11(b)に示すように、出力信号Aの位
相が出力信号Bに対して90度進む。
【0024】したがって、出力信号A,Bを検知するこ
とによって第2の円板241の回転方向、すなわち操作
部材210の回転方向を検出することができる。
【0025】また、出力信号A及び出力信号B(パルス
信号)をカウントすることによって操作部材210のX
方向の回転角度、すなわち操作部材210のX座標位置
を検出することができる。
【0026】同様に、第1の円板251の回転方向から
操作部材210の回転方向を検出できるとともに、第1
の検出部250の出力信号A及び出力信号Bをカウント
することによって操作部材210のY方向の回転角度を
検出することができる。
【0027】上記検出されたXY方向の回転方向及び回
転角度に基づいて操作部材210のXY座標位置が検出
される。
【0028】しかし、操作部材210の操作速度が高い
場合、投光素子224a,224bから出射された光を
受光素子225a,225bが確実に検出することがで
きないことがある。
【0029】そのため、操作部材210を基準位置から
揺動させたときと基準位置へ戻したときとでカウントさ
れるパルス数が一致せず、機械的には基準位置に戻って
いるにもかかわらず電気的に認識される基準位置がずれ
てしまうという問題があった。
【0030】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は正しい座標位置を検出することが
できる座標情報入力装置を提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明は、互いに直交するX,Y軸方向へ
移動可能な座標情報入力用の操作部材と、この操作部材
の前記Y軸方向への移動に連れて前記X軸周りへ正逆回
転する第1の回転部材と、前記操作部材の前記X軸方向
への移動に連れて前記Y軸周りへ正逆転する第2の回転
部材と、第1の投光手段と、この第1の投光手段から出
射された光を受光する第1の受光手段と、前記第1の回
転部材の回転角度及び方向に応じて前記第1の投光手段
から前記第1の受光手段へ届く光の量を調節する第1の
調節手段とを有する第1の検出手段と、第2の投光手段
と、この第2の投光手段から出射された光を受光する第
2の受光手段と、前記第2の回転部材の回転角度及び方
向に応じて前記第2の投光手段から前記第2の受光手段
へ届く光の量を調節する第2の調節手段とを有する第2
の検出手段とを備えていることを特徴とする。
【0032】操作部材をX軸方向へ操作したとき、第1
の回転部材の回転に伴って第1の調節手段を介して第1
の受光手段で検出される光量が変化し、操作部材をY軸
方向へ操作したとき、第2の回転部材の回転に伴って第
2の調節手段を介して第2の受光手段で検出される光量
が変化する。
【0033】請求項2記載に発明は、請求項1記載の座
標情報入力装置において、前記第1の調節手段が、前記
第1の回転部材の回転に連れて前記X軸周りへ正逆転す
る第1の回転板に形成され、かつ前記第1の投光手段か
らの光が前記第1の受光手段へ透過する第1の孔であ
り、前記第2の調節手段が、前記第2の回転部材の回転
に連れて前記Y軸周りへ正逆転する第2の回転板に形成
され、かつ前記第2の投光手段からの光が前記第2の受
光手段へ透過する第1の孔であり、前記第1の回転部材
の回転角度及び方向に応じて前記第1の受光手段の受光
量が変わるように前記第1の孔を前記第1の回転板の板
圧方向に対して斜めに形成し、前記第2の回転部材の回
転角度及び方向に応じて前記第2の受光手段の受光量が
変わるように前記第2の孔を前記第2の回転板の板圧方
向に対して斜めに形成したことを特徴とする。
【0034】第1の回転部材の回転に連動して第1の回
転板が回転したとき、第1の回転板の回転にしたがって
第1の孔を透過する光量が変化し、第2の回転部材の回
転に連動して第2の回転板が回転したとき、第2の回転
板の回転にしたがって第2の孔を透過する光量が変化す
る。
【0035】請求項3記載に発明は、請求項1記載の座
標情報入力装置において、前記第1の調節手段が、前記
第1の回転部材の回転に連れて前記X軸周りへ正逆転す
る第1の円板の外周面に形成され、かつ前記第1の投光
手段からの光を前記第1の受光手段へ反射させる第1の
反射面であり、前記第2の調節手段が、前記第2の回転
部材の回転に連れて前記Y軸周りへ正逆転する第2の円
板の外周面に形成され、かつ前記第2の投光手段からの
光を前記第2の受光手段へ反射させる第2の反射面であ
り、前記第1の回転部材の回転角度及び方向に応じて前
記第1の受光手段の受光量が変わるように前記第1の反
射面の面積を変化させ、前記第2の回転部材の回転角度
及び方向に応じて前記第2の受光手段の受光量が変わる
ように前記第2の反射面の面積を変化させたことを特徴
とする。
【0036】第1の回転部材の回転に連動して第1の回
転板が回転したとき、第1の回転板の回転にしたがって
第1の投光手段と対向する第1の反射面の面積が変化
し、第2の回転部材の回転に連動して第2の回転板が回
転したとき、第2の回転板の回転にしたがって第2の投
光手段と対向する第2の反射面の面積が変化する。
【0037】請求項4記載に発明は、請求項2記載の座
標情報入力装置において、前記第1の回転部材は、湾曲
部と、この湾曲部の両端部に形成された軸部とを有し、
前記第1の回転板が前記湾曲部によって形成されている
空間へ突出し、前記第2の回転部材は、湾曲部と、この
湾曲部の両端部に形成された軸部とを有し、前記第2の
回転板が前記湾曲部によって形成されている空間へ突出
していることを特徴とする。
【0038】第1の回転部材の湾曲部によって形成され
る空間より外方へ第1の回転板が突出せず、第2の回転
部材の湾曲部によって形成される空間より外方へ第2の
回転板が突出しない。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0040】図1はこの発明の第1実施形態に係るジョ
イスティックの要部を示す斜視図である。
【0041】このジョイスティック(座標情報入力装
置)は、操作部材10と、第2の回転部材20と、第1
の回転部材30と、第2の検出部40と、第1の検出部
50とを備えている。
【0042】操作部材10はスティック状である。操作
部材10の下端には図示しない軸受によって支持される
球状部11が形成されている。軸受は例えば互いに直交
するX、Y軸の交点に設けられる。
【0043】この球状部11によって操作部材10をX
軸方向及びY軸方向へ揺動させることができる。
【0044】また、操作部材10の上端には操作部材1
0を手でXY軸方向へ揺動するためのつまみ12が取り
付けられている。
【0045】第2の回転部材20の中間部は円弧状に湾
曲し、その長手方向に沿ってスリット21が形成されて
いる。
【0046】第1の回転部材30の中間部は円弧状に湾
曲し、その長手方向に沿ってスリット31が形成されて
いる。
【0047】第2の回転部材20と第1の回転部材30
とはスリット21,31が交差するように配置され、ス
リット21,31の交差部に操作部材10が摺動可能に
係合している。
【0048】湾曲部37の両端には第1の回転軸32
a,32bが形成されている。第1の回転軸32aには
第1の回転板33が形成されている。第1の回転軸32
bと第1の回転板33とは装置本体(図示せず)に正逆
回転可能に支持されている。
【0049】湾曲部27の両端には第2の回転軸22
a,22bが形成されている。第2の回転軸22aには
第2の回転板23が形成されている。第2の回転軸22
bと第2の回転板23とは装置本体(図示せず)に正逆
回転可能に支持されている。
【0050】操作部材10のY軸方向への揺動に連れて
第1の回転部材30がX軸周りへ正逆回転し、操作部材
10のX軸方向への揺動に連れて第2の回転部材20が
Y軸周りへ正逆回転する。
【0051】第2の回転軸22と第2の回転板23とは
Y軸周りに回転する。第2の回転板23は矩形状の板で
あり、この第2の回転板23には板厚方向に第2の孔
(第2の調節手段)26が形成されている。
【0052】第2の回転板23を挟んで投光素子(第2
の投光手段)24と受光素子(第2の受光手段)25と
が対向配置されている。
【0053】第1の回転軸32と第1の回転板33とは
X軸周りに回転する。第1の回転板33は矩形状の板で
あり、この第1の回転板33には板厚方向に第1の孔
(第1の調節手段)36が形成されている。
【0054】第1の回転板33を挟んで発光ダイオード
等の投光素子(第1の投光手段)34とホトダイオード
等の受光素子(第1の受光手段)35とが対向配置され
ている。
【0055】第2の孔26と投光素子24と受光素子2
5とで第2の検出部40が構成され、第1の孔36と投
光素子34と受光素子35とで第1の検出部50が構成
される。
【0056】図2は投光素子と第2の回転板と受光素子
との配置を説明する図であり、同図(a)は受光量が大
きいときを、同図(b)は受光量が中位であるときを、
同図(c)は受光量が小さいときをそれぞれ示す図であ
る。
【0057】第2の孔26は第2の回転板22の回転角
度及び方向に応じて第2の受光素子25の受光量が変わ
るように板厚方向に対して斜めに形成されている。第2
の孔26は一定の断面形状をしている。
【0058】投光素子24は発光ダイオード等を用い、
受光素子25はホトダイオード等を用いる。
【0059】なお、第1の検出部50は第2の検出部4
0と同じ構成であるので、投光素子34、第1の回転板
33、受光素子35及び第1の孔36を図中にカッコを
付けて示した。
【0060】図3(a)は第2の検出部を説明するブロ
ック構成図、図3(b)は出力電圧と光量との関係を説
明する図である。
【0061】発光素子24は、例えばnpnトランジス
タと投光電流を決定するエミッタ抵抗とからなる定電流
駆動部を備える(図示せず)。
【0062】第1の検出部40を構成する受光素子25
には増幅器60が接続されている。
【0063】受光素子25の受光電流は増幅器60で受
光素子25の光量に応じた電圧信号に変換・増幅して出
力される。この出力電圧は光量に比例する(図3(b)
参照)。
【0064】なお、図3(b)において、センターは図
1の状態に対応する。
【0065】また、第1の検出部50は第2の検出部4
0と同じブロック構成であるので、その図示を省略す
る。
【0066】操作部材10を揺動させたとき、操作部材
10の揺動に連れて第1,第2の回転部材30,20が
回転し、それに連動して第1,第2の回転板33,23
が回転する。
【0067】このとき、発光素子34,24から出射さ
れた光は第1,第2の孔36,26を透過するが、第
1,第2の回転板33,23の回転にしたがって第1,
第2の孔36,26を透過する光量が変化し、受光素子
35,25で受光される光量が変化する。
【0068】そのため、受光素子25及び受光素子35
の受光電流が変化するので、操作部材10の回転方向を
検出できるとともに、操作部材10のXY軸方向の回転
角度を検出できる。
【0069】この実施形態によれば、受光素子25,3
5で受光される光量によって操作部材10の回転角度及
び方向を検出することができるので、操作部材10の操
作速度を高くしたような場合であっても操作部材10の
絶対位置を認識することができ、操作部材10の正しい
座標位置を検出することができる。
【0070】また、第2の孔26及び第1の孔36は一
定の断面形状であるので、光量の変化を操作部材10の
揺動に対応させる等のセッティングが容易であるととも
に、受光素子25及び受光素子35で光量の変化を確実
に検出できる。
【0071】図4はこの発明の第1実施形態に係るジョ
イスティックの要部の変形例を示す斜視図である。
【0072】この変形例は第1の回転部材80と第2の
回転部材70とが以下の点で第1実施形態と異なる。
【0073】第1の回転部材80は、湾曲部87と、こ
の湾曲部87の両端部に形成された第1の回転軸(軸
部)82a,82bとを有する。湾曲部87の一端に形
成された第1の回転板83は湾曲部87によって形成さ
れている空間へ突出している。なお、第1の回転軸82
a,82bはX軸上にある。
【0074】第1の回転板83は矩形状の板であり、こ
の第1の回転板83には板厚方向に第1の孔86が形成
されている。なお、第1の孔86の形状は第1実施形態
の第1の孔36と同じである。
【0075】第2の回転部材70は、湾曲部77と、こ
の湾曲部77の両端部に形成された第2の回転軸(軸
部)72a,72bとを有する。湾曲部77の一端に形
成された第2の回転板73が湾曲部77によって形成さ
れている空間へ突出している。なお、第2の回転軸72
a,72bはY軸上にある。
【0076】第2の回転板73は矩形状の板であり、こ
の第2の回転板73には板厚方向に第2の孔76が形成
されている。なお、第2の孔76の形状は第1実施形態
の第2の孔26と同じである。
【0077】この変形例によれば、第1実施形態と同様
の効果を奏するとともに、第1の回転板83及び第2の
回転板73が空間から外方へ突出しないため、第1実施
形態より小型化を図ることができる。
【0078】図5はこの発明の第2実施形態に係るジョ
イスティックの要部を示す斜視図であり、第1実施形態
と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0079】このジョイスティック(座標情報入力装
置)は、操作部材10と、第2の回転部材120と、第
1の回転部材130と、第2の検出部140と、第1の
検出部150とを備えている。
【0080】第2の回転部材120の中間部は円弧状に
湾曲し、その長手方向に沿ってスリット121が形成さ
れている。
【0081】第1の回転部材130の中間部は円弧状に
湾曲し、その長手方向に沿ってスリット131が形成さ
れている。
【0082】第2の回転部材120と第1の回転部材1
30とはスリット121,131が交差するように配置
され、スリット121,131には操作部材10が係合
している。
【0083】湾曲部139の一端には第1の回転軸13
2が形成され、他端には第1の円板133が取り付けら
れている。第1の回転軸132と第1の円板133とは
装置本体(図示せず)に正逆回転可能に支持されてい
る。なお、第1の回転軸132と第1の円板133の中
心軸とはX軸上にある。
【0084】湾曲部129の一端には第2の回転軸12
2が形成され、他端には第2の円板123が取り付けら
れている。第2の回転軸122と第2の円板123とは
装置本体(図示せず)に正逆回転可能に支持されてい
る。なお、第2の回転軸122と第2の円板123の中
心軸とはY軸上にある。
【0085】操作部材10のY軸方向への揺動に連れて
第1の回転部材130がX軸回りへ正逆回転し、操作部
材10のX軸方向への揺動に連れて第2の回転部材12
0がY軸回りへ正逆回転する。
【0086】第2の円板123の下方には、発光ダイオ
ード等の投光素子(第2の投光手段)24と、発光素子
24から出射され、第2の円板123の外周面に形成さ
れた第2の反射面(第2の調節手段)127で反射され
た光を受光するホトダイオード等の受光素子(第2の受
光手段)25とが配置されている。
【0087】第1の円板133の下方には、発光ダイオ
ード等の投光素子(第1の投光手段)34と、発光素子
34から出射され、第1の円板133の外周面に形成さ
れた第1の反射面(第1の調節手段)137で反射され
た光を受光するホトダイオード等の受光素子(第1の受
光手段)35とが配置されている。
【0088】第2の反射面127と投光素子24と受光
素子25とで第2の検出部140が構成され、第1の反
射面137と投光素子34と受光素子35とで第1の検
出部150が構成される。
【0089】図6(a)は図5のa矢視図、図6(b)
は図5のb矢視図、図6(c)は図5のc矢視図、図6
(d)は図5のd矢視図、図6(e)は図5のe矢視図
である。
【0090】第2の円板123の上側の板厚は第2の円
板123の回転角度及び方向に応じて第2の反射面12
7の面積が変化するように下側の板厚より厚くなってい
る。
【0091】第2の円板123の外周面には全周に亘っ
て蒸着等により第2の反射面127が形成されている。
【0092】なお、第1の円板133の上側の板厚は下
側の板厚より薄い(図5参照)。
【0093】図7は投光素子と第1の回転板と受光素子
との配置を説明する図であり、同図(a)は受光量が大
きいときを、同図(b)は受光量が中位であるときを、
同図(c)は受光量が小さいときをそれぞれ示す図であ
る。
【0094】操作部材10を揺動させたとき、操作部材
10の揺動に連れて第1,第2の回転部材130,12
0が回転し、それに連動して第1,第2の円板133,
123が回転する。
【0095】このとき、発光素子34,24から出射さ
れた光は第1,第2の反射面137,127で反射され
るが、第1,第2の円板133,123の回転にしたが
って第1,第2の反射面137,127で反射される光
量が変化し、受光素子35,25で受光される光量が変
化する。
【0096】そのため、受光素子25及び受光素子35
の受光電流が変化するので、操作部材10の回転方向を
検出できるとともに、操作部材10のXY軸方向の回転
角度を検出できる。
【0097】なお、第2の検出部140及び第1の検出
部150が備える構成及び出力電圧と光量との関係は第
1実施形態と同様である。
【0098】また、上記実施形態では円板133,12
3の厚さを変化させることによって反射面137,12
7の面積を変化させるようにしたが、変形例として、円
板133,123の厚さを均一にし、円板133,12
3の外周面に形成する反射面137,127の面積だけ
を変えるようにしてもよい。
【0099】この実施形態によれば、第1実施形態と同
様の効果を奏する。
【0100】なお、上記各実施形態は本願発明をジョイ
スティックに適用した場合を説明したが、ジョイスティ
ック以外にスリットの交差部に操作部材が摺動可能に係
合するゲーム機器等の座標情報入力装置に適用できる。
【0101】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1に記載の
発明の座標情報入力装置によれば、X軸方向及びY方向
の光量の変化を検出することによって操作部材の絶対位
置を認識することができ、操作部材の正しい座標位置を
検出することができる。
【0102】請求項2に記載の発明の座標情報入力装置
によれば、第1の回転板及び第2の回転板が回転したと
き、回転にしたがって第1の孔及び第2の孔を透過する
光量が変化するので、第1の受光手段及び第2の受光手
段で光量の変化を確実に検出できる。
【0103】請求項3に記載の発明の座標情報入力装置
によれば、第1の回転板及び第2の回転板が回転したと
き、回転にしたがって第1の反射面及び第2の反射面で
反射される光量が変化するので、第1の受光手段及び第
2の受光手段で光量の変化を確実に検出できる。
【0104】請求項4に記載の発明の座標情報入力装置
によれば、小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係るジョイス
ティックの要部を示す斜視図である。
【図2】図2は投光素子と第2の回転板と受光素子との
配置を説明する図であり、同図(a)は受光量が大きい
ときを、同図(b)は受光量が中位であるときを、同図
(c)は受光量が小さいときをそれぞれ示す図である。
【図3】図3(a)は第2の検出部を説明するブロック
構成図、図3(b)は出力電圧と光量との関係を説明す
る図である。
【図4】図4はこの発明の第1実施形態に係るジョイス
ティックの要部の変形例を示す斜視図である。
【図5】図5はこの発明の第2実施形態に係るジョイス
ティックの要部を示す斜視図である。
【図6】図6(a)は図5のa矢視図、図6(b)は図
5のb矢視図、図6(c)は図5のc矢視図、図6
(d)は図5のd矢視図、図6(e)は図5のe矢視図
である。
【図7】図7は投光素子と第1の回転板と受光素子との
配置を説明する図であり、同図(a)は受光量が大きい
ときを、同図(b)は受光量が中位であるときを、同図
(c)は受光量が小さいときをそれぞれ示す図である。
【図8】図8は従来のジョイスティックの要部を示す斜
視図である。
【図9】図9は第2の検出部の構成を説明する図であ
る。
【図10】図10は第2の円板の一部を示す斜視図であ
る。
【図11】図11は操作部材の傾斜検出方法を説明する
タイムチャートであり、同図(a)は第2の円板が右回
転したとき、同図(b)は第2の円板が左回転したとき
の光学素子の出力信号波形を示す図である。
【符号の説明】
10 操作部材 20,70,120 第2の回転部材 23 第2の回転板 24,34 投光素子(投光手段) 25,35 受光素子(受光手段) 26 第2の孔(第2の調節手段) 27,37,77,87,129,139 湾曲部 30,80,130 第1の回転部材 33 第1の回転板 36 第1の孔(第1の調節手段) 40,140 第2の検出部 50,150 第1の検出部 123 第2の円板 127 第2の反射面(第2の調節手段) 133 第1の円板 137 第1の反射面(第1の調節手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交するX,Y軸方向へ移動可能
    な座標情報入力用の操作部材と、 この操作部材の前記Y軸方向への移動に連れて前記X軸
    周りへ正逆回転する第1の回転部材と、 前記操作部材の前記X軸方向への移動に連れて前記Y軸
    周りへ正逆転する第2の回転部材と、 第1の投光手段と、この第1の投光手段から出射された
    光を受光する第1の受光手段と、前記第1の回転部材の
    回転角度及び方向に応じて前記第1の投光手段から前記
    第1の受光手段へ届く光の量を調節する第1の調節手段
    とを有する第1の検出手段と、 第2の投光手段と、この第2の投光手段から出射された
    光を受光する第2の受光手段と、前記第2の回転部材の
    回転角度及び方向に応じて前記第2の投光手段から前記
    第2の受光手段へ届く光の量を調節する第2の調節手段
    とを有する第2の検出手段とを備えていることを特徴と
    する座標情報入力装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の調節手段が、前記第1の回転
    部材の回転に連れて前記X軸周りへ正逆転する第1の回
    転板に形成され、かつ前記第1の投光手段からの光が前
    記第1の受光手段へ透過する第1の孔であり、 前記第2の調節手段が、前記第2の回転部材の回転に連
    れて前記Y軸周りへ正逆転する第2の回転板に形成さ
    れ、かつ前記第2の投光手段からの光が前記第2の受光
    手段へ透過する第1の孔であり、 前記第1の回転部材の回転角度及び方向に応じて前記第
    1の受光手段の受光量が変わるように前記第1の孔を前
    記第1の回転板の板圧方向に対して斜めに形成し、 前記第2の回転部材の回転角度及び方向に応じて前記第
    2の受光手段の受光量が変わるように前記第2の孔を前
    記第2の回転板の板圧方向に対して斜めに形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の座標情報入力装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の調節手段が、前記第1の回転
    部材の回転に連れて前記X軸周りへ正逆転する第1の円
    板の外周面に形成され、かつ前記第1の投光手段からの
    光を前記第1の受光手段へ反射させる第1の反射面であ
    り、 前記第2の調節手段が、前記第2の回転部材の回転に連
    れて前記Y軸周りへ正逆転する第2の円板の外周面に形
    成され、かつ前記第2の投光手段からの光を前記第2の
    受光手段へ反射させる第2の反射面であり、 前記第1の回転部材の回転角度及び方向に応じて前記第
    1の受光手段の受光量が変わるように前記第1の反射面
    の面積を変化させ、 前記第2の回転部材の回転角度及び方向に応じて前記第
    2の受光手段の受光量が変わるように前記第2の反射面
    の面積を変化させたことを特徴とする請求項1記載の座
    標情報入力装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の回転部材は、湾曲部と、この
    湾曲部の両端部に形成された軸部とを有し、前記第1の
    回転板が前記湾曲部によって形成されている空間へ突出
    し、 前記第2の回転部材は、湾曲部と、この湾曲部の両端部
    に形成された軸部とを有し、前記第2の回転板が前記湾
    曲部によって形成されている空間へ突出していることを
    特徴とする請求項2記載の座標情報入力装置。
JP2000269689A 2000-09-06 2000-09-06 座標情報入力装置 Withdrawn JP2002082769A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007535738A (ja) * 2004-04-22 2007-12-06 プレー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 自動車用の操作要素

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